JPH0756568Y2 - 電気接続箱 - Google Patents
電気接続箱Info
- Publication number
- JPH0756568Y2 JPH0756568Y2 JP4666090U JP4666090U JPH0756568Y2 JP H0756568 Y2 JPH0756568 Y2 JP H0756568Y2 JP 4666090 U JP4666090 U JP 4666090U JP 4666090 U JP4666090 U JP 4666090U JP H0756568 Y2 JPH0756568 Y2 JP H0756568Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lower case
- slits
- junction box
- upper case
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主として自動車の電装回路の接続に用いられ
る電気接続箱に関し、とくに箱内に並列収容される縦ブ
スバー間のリーク防止構造に改良を施したものである。
る電気接続箱に関し、とくに箱内に並列収容される縦ブ
スバー間のリーク防止構造に改良を施したものである。
第3図は分岐接続箱として形成された従来の電気接続箱
の一例を示す。1は上部ケース、2は下部ケースであっ
て、両ケースの突合わせ対向面には、第4図のように複
数のスリット3,4がそれぞれ所定の間隔で並設され、内
部回路を構成する分岐用のブスバー5をその巾方向を縦
にして上下のスリット3,4に挿し込んだ状態で両ケース
1,2間に挟持する構造になっている。
の一例を示す。1は上部ケース、2は下部ケースであっ
て、両ケースの突合わせ対向面には、第4図のように複
数のスリット3,4がそれぞれ所定の間隔で並設され、内
部回路を構成する分岐用のブスバー5をその巾方向を縦
にして上下のスリット3,4に挿し込んだ状態で両ケース
1,2間に挟持する構造になっている。
6は上部ケース1に設けられたコネクタ差込部、7はブ
スバー5の面と直交して突設された分岐タであり、タブ
挿通孔8からコネクタ端子として差込部7内に突出させ
る。また、下部ケース2は外周壁にロック爪9を備え、
上部ケース1はロック爪9と係合する可撓性の係止部10
を備えている。
スバー5の面と直交して突設された分岐タであり、タブ
挿通孔8からコネクタ端子として差込部7内に突出させ
る。また、下部ケース2は外周壁にロック爪9を備え、
上部ケース1はロック爪9と係合する可撓性の係止部10
を備えている。
従来の電気接続箱では、第4図のように、上部ケース1
と下部ケース2の突合わせ面1a,2aは、平面部を互いに
合わせただけとなっている。
と下部ケース2の突合わせ面1a,2aは、平面部を互いに
合わせただけとなっている。
その場合、ロック爪9を可撓性の係止部10と係合させて
ロックする際に、ロックが確実になされるように、ロッ
ク爪9と係止部10との間にはオーバーストローク分の隙
間Dを設けてある。そのために、両ケースの突合わせ面
1a,2a間にも隙間D′が生じてしまう。
ロックする際に、ロックが確実になされるように、ロッ
ク爪9と係止部10との間にはオーバーストローク分の隙
間Dを設けてある。そのために、両ケースの突合わせ面
1a,2a間にも隙間D′が生じてしまう。
従って、電気接続箱内に何らかの原因(例えば高圧水に
よる洗車時)で水が浸入すると、上記の隙間D′により
ブスバー5間にリークが発生しやすくなる。
よる洗車時)で水が浸入すると、上記の隙間D′により
ブスバー5間にリークが発生しやすくなる。
これを防止するため、第5図のように、上下ケース1,2
のスリット3,4間に適宜の空洞部Vを設けることが考え
られる。しかし、一旦水が浸入すると、そこに水がたま
ってしまうから逆効果になる。
のスリット3,4間に適宜の空洞部Vを設けることが考え
られる。しかし、一旦水が浸入すると、そこに水がたま
ってしまうから逆効果になる。
本考案は上記の問題点に着目してなされたものであり、
ブスバー間のリークを確実に防止できる構造の電気接続
箱を提供することを課題とする。
ブスバー間のリークを確実に防止できる構造の電気接続
箱を提供することを課題とする。
前記の課題を達成するため、本考案にあっては、上部ケ
ースと下部ケースの突合わせ対向面に複数のスリットを
所定の間隔で並設し、該スリットに分岐用のブスバーを
その巾方向に縦に挿し込んで上部ケースと下部ケースと
の間で挟持する構造の電気接続箱において、前記上部ケ
ースと下部ケースの対向面の各スリット間に互いに嵌ま
り合う凸壁と凹壁をスリットに沿って設けたことを特徴
とする。
ースと下部ケースの突合わせ対向面に複数のスリットを
所定の間隔で並設し、該スリットに分岐用のブスバーを
その巾方向に縦に挿し込んで上部ケースと下部ケースと
の間で挟持する構造の電気接続箱において、前記上部ケ
ースと下部ケースの対向面の各スリット間に互いに嵌ま
り合う凸壁と凹壁をスリットに沿って設けたことを特徴
とする。
本考案によれば、隣り合うブスバーが、その間に設けら
れた凸壁と凹壁との嵌合によって互いに隔絶されるか
ら、電気接続箱に浸水しても確実にリークを防止するこ
とができる。
れた凸壁と凹壁との嵌合によって互いに隔絶されるか
ら、電気接続箱に浸水しても確実にリークを防止するこ
とができる。
以下、上記構成および作用を実施例を示す図面を参照し
て具体的に説明する。
て具体的に説明する。
第1図に本考案による電気接続箱の分解斜視図、第2図
にその組立状態の断面図を示した。なお、従来と同一の
構成部材には同一の符号を用いて説明の一部を省略す
る。
にその組立状態の断面図を示した。なお、従来と同一の
構成部材には同一の符号を用いて説明の一部を省略す
る。
第1図および第2図において、下部ケース2の突合わせ
面2aには、3種の凸壁11,11′および11″がスリット4
に沿って設けられている。
面2aには、3種の凸壁11,11′および11″がスリット4
に沿って設けられている。
凸壁11は2つのスリット4,4間の中央に設けられ、凸壁1
1′は下部ケース2内に設けた空洞部Vの両側に、ま
た、凸壁11″は下部ケース2の外縁に設けられたもので
ある。
1′は下部ケース2内に設けた空洞部Vの両側に、ま
た、凸壁11″は下部ケース2の外縁に設けられたもので
ある。
そして、上部ケース1の突合わせ面1aには、各凸壁11,1
1′,11″が嵌合する凹壁12,12′,12″が設けられてい
る。
1′,11″が嵌合する凹壁12,12′,12″が設けられてい
る。
各凸壁の突合わせ面2aからの高さは、凹壁との嵌合深度
がロック部を構成するロック爪9と係止部10とのオーバ
ーストロックDよりも大きくなるように、十分高くと
る。また、各凸壁(11,11′,11″)の巾、および各凹壁
(12,12′,12″)の巾はそれぞれ等しくすると共に、凸
壁と凹壁とは互いに密接或いは圧入状態で嵌合できる寸
法にとるのが好ましい。
がロック部を構成するロック爪9と係止部10とのオーバ
ーストロックDよりも大きくなるように、十分高くと
る。また、各凸壁(11,11′,11″)の巾、および各凹壁
(12,12′,12″)の巾はそれぞれ等しくすると共に、凸
壁と凹壁とは互いに密接或いは圧入状態で嵌合できる寸
法にとるのが好ましい。
上記構造によれば、電気接続箱内にたとえ水が浸入して
も、隣り合うブスバー5は互いに凸壁11または11′と嵌
合する凹壁12,12′によって隔絶されているから、リー
クが防止される。
も、隣り合うブスバー5は互いに凸壁11または11′と嵌
合する凹壁12,12′によって隔絶されているから、リー
クが防止される。
この凸壁11(11′,11″)と凹壁12(12′,12″)は、水
の進入経路を考えると、一つのスリット4から隣りのス
リット4へ進むための沿面距離を長くする効果があり、
浸水を遅らせ、かつ浸水を一部で阻止する作用をする。
の進入経路を考えると、一つのスリット4から隣りのス
リット4へ進むための沿面距離を長くする効果があり、
浸水を遅らせ、かつ浸水を一部で阻止する作用をする。
以上は各凸壁を下部ケース2側に、対応する凹壁を上部
ケース1側に設けた例であるが、逆にしてもよく、或い
は両者を互いに混在させて設けてもよい。
ケース1側に設けた例であるが、逆にしてもよく、或い
は両者を互いに混在させて設けてもよい。
以上説明したように、本考案によれば、いわゆる縦ブス
バーを内部回路構成部材として収容する電気接続箱にお
いて、ブスバー間のリークを確実に防止することができ
る。
バーを内部回路構成部材として収容する電気接続箱にお
いて、ブスバー間のリークを確実に防止することができ
る。
第1図は本考案の電気接続箱の一実施例を示す分離状態
の斜視図、 第2図は同上の組立状態の要部断面図、 第3図は従来の電気接続箱の分離状態の斜視図、 第4図は同上の組立状態の要部断面図、 第5図は同じく従来の電気接続箱の他の例を示す要部断
面図である。 1…上部ケース、2…下部ケース、1a,2a…突合わせ
面、3,4…スリット、5…ブスバー、9…ロック爪、10
…係止部、11,11′,11″…凸壁、12,12′,12″…凹壁。
の斜視図、 第2図は同上の組立状態の要部断面図、 第3図は従来の電気接続箱の分離状態の斜視図、 第4図は同上の組立状態の要部断面図、 第5図は同じく従来の電気接続箱の他の例を示す要部断
面図である。 1…上部ケース、2…下部ケース、1a,2a…突合わせ
面、3,4…スリット、5…ブスバー、9…ロック爪、10
…係止部、11,11′,11″…凸壁、12,12′,12″…凹壁。
Claims (2)
- 【請求項1】上部ケースと下部ケースの突合わせ対向面
に複数のスリットを所定の間隔で並設し、該スリットに
分岐用のブスバーをその巾方向に縦に挿し込んで上部ケ
ースと下部ケースとの間で挟持する構造の電気接続箱に
おいて、 前記上部ケースと下部ケースの対向面の各スリット間に
互いに嵌まり合う凸壁と凹壁をスリットに沿って設けた
ことを特徴とする電気接続箱。 - 【請求項2】凸壁と凹壁の嵌合深度が上部ケースと下部
ケースのロック部のオーバーストロークよりも大きく形
成されている請求項(1)の電気接続箱。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4666090U JPH0756568Y2 (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | 電気接続箱 |
EP91100419A EP0438120B1 (en) | 1990-01-16 | 1991-01-15 | Branch junction box and busbars for branch connection |
DE69103028T DE69103028T2 (de) | 1990-01-16 | 1991-01-15 | Abzweigverbindergehäuse und Sammelschiene für eine Abzweigverbindung. |
US07/841,778 US5160274A (en) | 1990-01-16 | 1992-03-02 | Branch junction box and busbars for branch connection |
US07/913,424 US5207591A (en) | 1990-01-16 | 1992-07-15 | Branch junction box and busbars for branch connection |
US08/027,775 US5295847A (en) | 1990-01-16 | 1993-03-08 | Branch junction box and busbars for branch connection |
US08/097,238 US5322445A (en) | 1990-01-16 | 1993-07-27 | Branch junction box and busbars for branch connection |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4666090U JPH0756568Y2 (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | 電気接続箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH046214U JPH046214U (ja) | 1992-01-21 |
JPH0756568Y2 true JPH0756568Y2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=31561933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4666090U Expired - Lifetime JPH0756568Y2 (ja) | 1990-01-16 | 1990-05-02 | 電気接続箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0756568Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2600616B2 (ja) * | 1994-09-08 | 1997-04-16 | 日本電気株式会社 | 光結合装置 |
JP3454709B2 (ja) * | 1998-04-07 | 2003-10-06 | 矢崎総業株式会社 | 圧接コネクタ |
JP4582714B2 (ja) * | 2005-09-02 | 2010-11-17 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 電気接続箱 |
JP2007200567A (ja) * | 2006-01-23 | 2007-08-09 | Smk Corp | 高電圧コネクタ |
-
1990
- 1990-05-02 JP JP4666090U patent/JPH0756568Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH046214U (ja) | 1992-01-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |