JPH0626179U - 多極平型電線とコネクタとの接続構造 - Google Patents

多極平型電線とコネクタとの接続構造

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JPH0626179U
JPH0626179U JP6685292U JP6685292U JPH0626179U JP H0626179 U JPH0626179 U JP H0626179U JP 6685292 U JP6685292 U JP 6685292U JP 6685292 U JP6685292 U JP 6685292U JP H0626179 U JPH0626179 U JP H0626179U
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connector
electric wire
type electric
flat
terminal portion
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Application number
JP6685292U
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Inventor
恭浩 小野
Original Assignee
大宏電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多極平型電線のコネクタへの逆挿入を確実に
防止することができるとゝもに、端子部の平板導体とコ
ネクタ内の接続子との間の位置ずれの発生がなく且つ安
定した接続が確保できるものを提供することにある。 【構成】 多極平型電線1の端子部4における巾方向の
非対称位置に前端部6に開口したキー溝5を形成すると
ゝもに、前記端子部4の左右側端部7に係合凹部8を形
成し、この多極平型電線1と接続するコネクタ13内部
には、前記端子部4の平板導体3に接続される接続子1
5と、前記キー溝5が嵌合する位置決め立壁部16及び
前記係合凹部8と係合する係合突起17とを夫々備えた
ことを特徴とする多極平型電線とコネクタとの接続構
造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フレキシブルフラットケーブル(Flexible Flat Cable )やフレキ シブルプリンテッドサーキット(Flexible Printed Circuit)のような多極平型 電線と該多極平型電線とコネクタとの接続構造、更に詳しくは、多極平型電線の コネクタへの誤挿入を規制する接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種多極平型電線とコネクタとの接続構造として、実開昭59−26 885号公報や、実開昭63−9772号公報が、またこの種多極平型電線とコ ネクタとのロック構造として、特開昭54−157001号公報や、実開昭62 −26882号公報などに開示されたものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
しかし、前記のような従来ものはそのいずれも、多極平型電線をその上下面が 逆の場合であってもコネクタ内に挿入することが可能である。従って、端子部の 平板導体が上下逆向きでコネクタ内に挿入された場合には、コネクタ内の接続子 と電気接続されない事態が発生する。そのため従来は、挿入の都度、多極平型電 線の端子部における平板導体の向きを確認しなければならず、非能率的であると いった問題点があった。特に、実開昭62−26882号公報の考案のように、 多極平型電線の端子部の側端縁に係合凹部を形成するとゝもに、コネクタには前 記係合凹部と係合する係合突起を形成したものでは、多極平型電線とコネクタと の係合部の不完全なロックにより、端子部の平板導体とコネクタ内の接続子との 間に位置ずれが起こり、安定した接続が確保でき難いといった問題点もある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】
本考案は、上記のような従来の問題点を解決するために成されたもので、多極 平型電線のコネクタへの逆挿入を確実に防止することができるものを提供するこ とを目的としたものであり、その要旨は、多極平型電線の端子部における巾方向 の非対称位置に前端部に開口したキー溝を形成するとゝもに、前記端子部の左右 側端部に係合凹部を形成し、この多極平型電線と接続するコネクタ内部には、前 記端子部の平板導体に接続される接触子と、前記キー溝が嵌合する位置決め立壁 部及び前記係合凹部と係合する係合突起とを夫々備えたことを特徴とする多極平 型電線とコネクタとの接続構造にある。
【0005】
【実施例】
以下、本考案を図1乃至図5に示す実施例により詳細に説明する。なお、図1 は本考案に係る多極平型電線の斜視図、図2はコネクタの裏面からの斜視図で、 図3は同多極平型電線とコネクタとの接続時の一部を切除した平面図、図4は図 3のII−II線断面図、図5は多極平型電線の他実施例の斜視図である。
【0006】 図1乃至図4において、1は多極平型電線で、上下の帯形状フィルム2,2間 に複数本の平板導体3,3を並列に離間配置するとゝもに、片面フィルム2の端 部を所定長だけ剥離して平板導体3を露呈し、ここを端子部4とした構成のもの である。また、上記端子部4には、幅方向の非対称位置に平板導体3と略同一幅 のキー溝5を前端部6に開口して形成されているとゝもに、前記端子部4の長手 方向左右側端部7には、抜け止め防止のため、上記端子部4の後方から前端部6 に向かって順次、係合凹部8,凸部9,挿入切欠部10とを設け、該挿入切欠部 10と前端部6との偶角部は、挿入を容易にするための隅取り11が施こされて いる。また、上記端子部4内には凸部9の近傍に長穴12を設けてあり、該凸部 9の内外方向(端子部4の巾方向)への弾性変形が可能となっている。
【0007】 一方、上記多極平型電線1が挿入され接続されるコネクタ13内には、前記端 子部4が挿入されるスリット14が形成されているとゝもに、該スリット14に は前記端子部4の平板導体3と各別に電気接続される複数本の接続子15,15 が並列に収納されている。この接続子15は端子部4を挟着状態で弾接するスイ ングフレックス型のもので、端子部4の平板導体3に直接電気接続される下位の 接続子14aの後半部は、コネクタ13の後面から垂下されて端子部14bとな っている。
【0008】 また、前記スリット14内には、前記キー溝5と対応する位置に、該キー溝5 が嵌合する位置決め立壁部16が立設されているとゝもに、スリット14の左右 内側壁には、上記係合凹部8と嵌合自在な同一形状の係合突起部17が突設され ており、更に前記コネクタ13の上面には、上記位置決め立壁部16と対応する 位置に目印用の三角溝18が形成されている。
【0009】 次に、前記コネクタ13に多極平型電線1を挿入する際には、先ず多極平型電 線1の端子部4のキー溝5をコネクタ13の上面の三角溝18に合わせると、端 子部4の平板導体3は下向きとなり極平型電線1の正常な挿入状態となる。そこ で、この状態で多極平型電線1をコネクタ13のスリット14に挿入すると、端 子部4のキー溝5はスリット13の位置決め立壁部16に嵌合して位置決めがな され、該端子部4の凸部9がコネクタ13の係合突起17と衝当する。
【0010】 そして、更に多極平型電線1をコネクタ13のスリット14に押入すると、凸 部9は長穴12の部分において内側方向に弾性変形し、係合突起17を乗り越え た後、復元して多極平型電線1の端子部4の係合凹部8がコネクタ13の係合突 起17と係合し抜け止めされる。同時に、多極平型電線1の端子部4の平板導体 3はコネクタ13の接続子15の下側に電気接続される。次に、多極平型電線1 を抜去するときは、上記挿入の場合と同様に、凸部9が弾性変形するので、容易 にコネクタ13から抜去することができる。
【0011】 図5に示すものは多極平型電線の他実施例で、多極平型電線1の端子部4の長 手方向左右側端部7には、抜け止め防止のため、前記端子部4の後方から前端部 6に向かって順次係合凹部8と凸部9とを設けるとゝもに、該凸部9と前端部6 との偶角部は、挿入を容易にするため隅取り11が施されており、更に前記端子 部4内には、凸部9の近傍に前端部6に開口した長さ方向にのびる溝穴19が形 成されていて、該凸部9の内外方向(端子部4の巾方向)への弾性変形が可能と なっている。
【0012】 そこで、コネクタ13のスリット14に内に多極平型電線1を押入すると、該 多極平型電線1の係合凹部8はコネクタ13の係合突起17に嵌合して抜け止め されるが、挿入時に多極平型電線1の凸部9はその近傍内側に設けた溝穴19の 変形により内側に弾性変形し、残余の端子部4に影響を与えることなくスリット 14内の係合突起部17を乗り越える。したがって、多極平型電線1の挿抜を繰 り返しても端子部4に何らの悪影響を及ぼさないので、多極平型電線1の耐久性 が向上する。その他の点は上記実施例と同様である。
【0013】
【考案の効果】
本考案に係る多極平型電線とコネクタとの接続構造は、上記のように、多極平 型電線の端子部における巾方向の非対称位置に前端部に開口したキー溝を形成す るとゝもに、前記端子部の左右側端部に係合凹部を形成し、この多極平型電線と 接続するコネクタ内部には、前記端子部の平板導体に接続される接触子と、前記 キー溝が嵌合する位置決め立壁部及び前記係合凹部と係合する係合突起とを夫々 備えた構成であるから、多極平型電線のコネクタへの逆挿入を確実に防止するこ とができるとゝもに、端子部の平板導体とコネクタ内の接続子との間の位置ずれ の発生がなく、安定した接続が確保できるといった諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る多極平型電線の斜視図である。
【図2】本考案に係るコネクタの裏面からの斜視図であ
る。
【図3】同多極平型電線とコネクタとの接続時の一部を
切除した平面図である。
【図4】図3のI−I線断面図である。
【図5】多極平型電線の他実施例の斜視図である。
【符号の説明】 1 多極平型電線 3 平板導体 4 端子部 5 キー溝 6 前端部 7 側端部 8 係合凹部 9 凸部 10 挿入切欠部 12 長穴 13 コネクタ 14 スリット 15 接続子 16 位置決め立壁部 17 係合突起 18 三角溝 19 溝穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多極平型電線の端子部における巾方向の
    非対称位置に前端部に開口したキー溝を形成するとゝも
    に、前記端子部の左右側端部に係合凹部を形成し、この
    多極平型電線と接続するコネクタ内部には、前記端子部
    の平板導体に接続される接触子と、前記キー溝が嵌合す
    る位置決め立壁部及び前記係合凹部と係合する係合突起
    とを夫々備えたことを特徴とする多極平型電線とコネク
    タとの接続構造。
JP6685292U 1992-08-31 1992-08-31 多極平型電線とコネクタとの接続構造 Pending JPH0626179U (ja)

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