JP2515847Y2 - 多極平型電線 - Google Patents

多極平型電線

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JP2515847Y2
JP2515847Y2 JP696894U JP696894U JP2515847Y2 JP 2515847 Y2 JP2515847 Y2 JP 2515847Y2 JP 696894 U JP696894 U JP 696894U JP 696894 U JP696894 U JP 696894U JP 2515847 Y2 JP2515847 Y2 JP 2515847Y2
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electric wire
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恭浩 小野
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大宏電機株式会社
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フレキシブルフラット
ケーブル(Flexible Flat Cable )やフレキシブルプリ
ンテッドサーキット(Flexible Printed Circuit)のよ
うな多極平型電線、更に詳しくは多極平型電線とコネク
タとのロック構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種多極平型電線とコネクタと
のロック構造として、実開昭62−26882号公報に
開示されているものがある。すなわち、この考案は、図
8及び図9に示すように、多極平型電線1は上下の帯形
状フィルム2間に複数本の平板導体3を並列配置し、片
面フィルム2の端部を所定長だけ剥離し平板導体3を露
呈して端子部4とした構成のものであり、この多極平型
電線1が挿入接続されるコネクタ5内には、前記端子部
4と電気接続される複数本の接続子6が並列に内蔵され
ている。そして、上記多極平型電線1とコネクタ5との
嵌合時の抜け止め防止のため、多極平型電線1の端子部
4には、長手方向の左右側端部7に円弧状の切欠部8が
形成されており、コネクタ5内部には上記切欠部8と嵌
合自在な円弧状の突起部9が形成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】而して、上記コネク
タ5に対して多極平型電線1を挿入する時には、多極平
型電線1の端子部4の切欠部8より前位置の側端部7a
は、コネクタ5の突起部9により互いに内側方向に強制
的に変形された後、多極平型電線1の切欠部8がコネク
タ5の突起部9に嵌合する。従って、多極平型電線1の
挿抜を繰り返すことにより、端子部4の側端部7aや切
欠部8が損傷変形し、抜け止め防止効果が低下するとゝ
もに、端子部4の屈曲変形による損傷によって平板導体
3とコネクタ5の接続子6とが接触不良を起こす虞れが
ある。そして又、多極平型電線1の切欠部8が損傷し変
形すると、挿入時に両者が確実に嵌合したか否かの手応
えが明瞭に確認できなくなるとゝもに、多極平型電線1
の挿入不完全により接触不能等を起こす場合もあるとい
った諸問題点がある。
【0004】なお、実開昭56−162882号公報の
第4図には、ハウジングの両側にプリント基板の穴から
取り外し困難となる突起を設けた脚を設けるとゝもに、
該脚の内側に巾方向への弾性力を付与する長溝を設けた
コネクタが開示されている。
【0005】しかし、この考案は、コネクタのハウジン
グであって、この対象物は本考案に係る多極平型電線と
は異なること、前記長溝は脚に弾性力を付与するためだ
けに設けられたものであり、前記従来例で説明したよう
に、端子部4の側端部7aや切欠部8が損傷変形すると
ゝもに、コネクタ5の突起部9により互いに内側方向に
強制的に変形されることによる端子部4の屈曲変形によ
る損傷が発生し、平板導体3とコネクタ5の接続子6と
が接触不良を起こす虞れがある、といった前記のような
諸問題点を解決するための手段は何ら施されていない。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本考案は、上記のよう
な従来の諸問題点を解決するために成されたもので、コ
ネクタに対する多極平型電線の抜け止め防止及び挿入時
の多極平型電線の係合凹部とコネクタの係合突起との嵌
合時の手応えを常時明確に確認できるものを提供するこ
とを目的としたものであり、その要旨は、多極平型電線
の端子部の側端部にコネクタの係合突起と係合する係合
凹部と凸部とを先端に向け順次形成するとゝもに、前記
凸部の内側近傍に前記端子部の前端部から長溝を形成し
てなり、前記凸部を前記端子部の巾方向へ弾性力を付与
するとゝもに前記端子部の屈曲変形を防止するようにし
たことを特徴とする多極平型電線にある。
【0007】
【実施例】以下、本考案を図1乃至図4に示す実施例に
より詳細に説明する。なお、図1は本考案に係る多極平
型電線の斜視図で、図2は同多極平型電線とコネクタと
の接続時の一部を切除した平面図、図3は図2のII− I
I 線断面図、図4の(イ)(ロ)(ハ)はそれぞれ上記
多極平型電線とコネクタとの接続過程の作用説明図であ
る。
【0008】図1乃至図4において、1は多極平型電線
で、上下の帯形状フィルム2,2間に複数本の平板導体
3,3を並列に離間配置すると共に、片面フィルム2の
端部を所定長だけ剥離して平板導体3を露呈し、ここを
端子部4としたものである。
【0009】5は前記多極平型電線1の端子部4におけ
る長手方向左右側端部で、該側端部5には抜け止め防止
のため、前記端子部4の前端部6から後方に向かって、
挿入切欠部7,凸部8,係合凹部9と順次設け、前記挿
入切欠部7と前端部6との偶角部は挿入を容易にするた
めの隅取10が施されている。
【0010】11は前記端子部4の前端部6から後方に
向かって延びた長溝で、前記凸部8の近傍内側に形成さ
れており、この長溝11によって凸部8の巾方向への弾
性変形を容易ならしめて後述するコネクタとの嵌合を確
実なものとするとゝもに、前記端子部4にかかる巾方向
の外力により端子部4が屈曲変形することを防止してい
る。尚、上記凸部8の山面8a,8a間の幅は左右側端
部5,5間の幅と同一に設定されている。
【0011】12は前記多極平型電線1が挿入され接続
されるコネクタで、該コネクタ12内には、前記端子部
4が挿入されるスリット13が形成されているとゝも
に、該スリット13内には前記端子部4の平板導体3と
各別に電気接続される複数本の接続子14が並列に収納
されている。
【0012】この接続子14は端子部4を挟着状態で弾
接するスイングフレックス型のもので、端子部4の平板
導体3に直接電気接続される下位の接続子14aの後半
部はコネクタ12の後面から垂下されて端子部14bと
なっている。又、前記スリット13の左右内側壁には、
前記係合凹部9と係合自在な同一形状の係合突起15が
突設しており、該係合突起15の挿入側は傾斜面15a
に形成されている。
【0013】次に、前記コネクタ12に多極平型電線1
を挿入する際の状態について、図4の(イ)(ロ)及び
(ハ)を参照して説明するに、先ず多極平型電線1の端
子部4の平板導体3を下向きにして、図4の(イ)に示
すように、コネクタ12のスリット13内へ多極平型電
線1の端子部4をその挿入切欠部7側からを挿入し、更
に多極平型電線1を押入すると、図4の(ロ)に示すよ
うに、前記端子部4の挿入切欠部7の傾斜面がスリット
13の左右内側壁に形成した係合突起15の傾斜面15
aを摺動し、端子部4の凸部8は内側方向に押動された
後スリット13の係合突起15を乗り越える。この際、
前記凸部8の近傍内側には長溝11が形成されているの
で、該凸部8は長溝11の変形により内側方向に容易に
弾性変形し、残余の力が前記端子部4に影響を与えるこ
となく移動する。
【0014】そして、凸部8がスリット13の係合突起
15を乗り越えると、図4の(ハ)に示すように、前記
凸部8は原位置に弾性復元し、同時に多極平型電線1の
端子部4の係合凹部9はコネクタ12の係合突起15と
係合して抜け止めされる。この場合、多極平型電線1の
係合凹部9とコネクタ12の突起部15との係合は、凸
部8がスリット13の係合突起15を乗り越えた時の凸
部8の弾性復元時における手応えがあるので、係合の完
了を確認することができる。
【0015】また、多極平型電線1をコネクタ12から
抜去するときにも、上記挿入の場合と同様に、凸部8は
長穴11により内側方向に弾性変形し移動するので、残
余の端子部4に影響を与えることなくことなく抜去する
ことができる。なお、上記実施例の多極平型電線1は、
端子部4の平板導体3が片側のみに露出しているが、こ
れに限定されることなく、両面に露出した場合でも同様
の効果を奏すること勿論である。
【0016】
【考案の効果】本考案に係る多極平型電線は、上記のよ
うに、多極平型電線の端子部の側端部にコネクタの係合
突起と係合する係合凹部と凸部とを先端に向け順次形成
するとゝもに、前記凸部の内側近傍に前記端子部の前端
部から長溝を形成してなり、前記凸部を前記端子部の巾
方向へ弾性力を付与するとゝもに前記端子部の屈曲変形
を防止するようにした構成であるから、多極平型電線の
コネクタへの挿入,抜去時における端子部への悪影響を
完全に防止することが出来るとゝもに、多極平型電線の
コネクタへの挿入時の手応えを明確に確認することがで
き、接続不完全な状態を防止することができるといった
諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る多極平型電線の斜視図である。
【図2】同多極平型電線とコネクタとの接続時の一部を
切除した平面図である。
【図3】図2のII− II 線断面図である。
【図4】多極平型電線とコネクタとの接続過程の作用説
明図である。
【図5】従来の多極平型電線の斜視図である。
【図6】同多極平型電線とコネクタとの接続時の一部を
切除した平面図である。
【符号の説明】
1 多極平型電線 2 帯形状フイルム 3 平板導体 4 端子部 5 側端部 6 前端部 7 挿入切欠部 8 凸部 9 係合凹部 11 長溝 12 コネクタ 13 スリット 14 接続端子 15 係合突起

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多極平型電線の端子部の側端部にコネク
    タの係合突起と係合する係合凹部と凸部とを先端に向け
    順次形成するとゝもに、前記凸部の内側近傍に前記端子
    部の前端部から長溝を形成してなり、前記凸部を前記端
    子部の巾方向へ弾性力を付与するとゝもに前記端子部の
    屈曲変形を防止するようにしたことを特徴とする多極平
    型電線。
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