JPH0732883U - 多極平型電線 - Google Patents
多極平型電線Info
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- JPH0732883U JPH0732883U JP696894U JP696894U JPH0732883U JP H0732883 U JPH0732883 U JP H0732883U JP 696894 U JP696894 U JP 696894U JP 696894 U JP696894 U JP 696894U JP H0732883 U JPH0732883 U JP H0732883U
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- connector
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- type electric
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コネクタへの挿入,抜去時における端子部へ
の悪影響を完全に防止することが出来るとゝもに、コネ
クタへの挿入時の手応えを明確に確認することができ、
接続不完全な状態を防止することができる多極平型電線
を提供することを目的としたものである。 【構成】 多極平型電線1の端子部4の側端部5にコネ
クタの係合突起と係合する係合凹部9と凸部8とを先端
に向け順次形成するとゝもに、前記凸部8の内側近傍に
前記端子部4の前端部6から長溝11を形成してなり、
前記凸部8を前記端子部4の巾方向へ弾性力を付与する
とゝもに前記端子部4の屈曲変形を防止するようにした
ことを特徴とする多極平型電線。
の悪影響を完全に防止することが出来るとゝもに、コネ
クタへの挿入時の手応えを明確に確認することができ、
接続不完全な状態を防止することができる多極平型電線
を提供することを目的としたものである。 【構成】 多極平型電線1の端子部4の側端部5にコネ
クタの係合突起と係合する係合凹部9と凸部8とを先端
に向け順次形成するとゝもに、前記凸部8の内側近傍に
前記端子部4の前端部6から長溝11を形成してなり、
前記凸部8を前記端子部4の巾方向へ弾性力を付与する
とゝもに前記端子部4の屈曲変形を防止するようにした
ことを特徴とする多極平型電線。
Description
【0001】
本考案は、フレキシブルフラットケーブル(Flexible Flat Cable )やフレキ シブルプリンテッドサーキット(Flexible Printed Circuit)のような多極平型 電線、更に詳しくは多極平型電線とコネクタとのロック構造に関する。
【0002】
従来、この種多極平型電線とコネクタとのロック構造として、実開昭62−2 6882号公報に開示されているものがある。すなわち、この考案は、図8及び 図9に示すように、多極平型電線1は上下の帯形状フィルム2間に複数本の平板 導体3を並列配置し、片面フィルム2の端部を所定長だけ剥離し平板導体3を露 呈して端子部4とした構成のものであり、この多極平型電線1が挿入接続される コネクタ5内には、前記端子部4と電気接続される複数本の接続子6が並列に内 蔵されている。そして、上記多極平型電線1とコネクタ5との嵌合時の抜け止め 防止のため、多極平型電線1の端子部4には、長手方向の左右側端部7に円弧状 の切欠部8が形成されており、コネクタ5内部には上記切欠部8と嵌合自在な円 弧状の突起部9が形成されている。
【0003】
而して、上記コネクタ5に対して多極平型電線1を挿入する時には、多極平型 電線1の端子部4の切欠部8より前位置の側端部7aは、コネクタ5の突起部9 により互いに内側方向に強制的に変形された後、多極平型電線1の切欠部8がコ ネクタ5の突起部9に嵌合する。従って、多極平型電線1の挿抜を繰り返すこと により、端子部4の側端部7aや切欠部8が損傷変形し、抜け止め防止効果が低 下するとゝもに、端子部4の屈曲変形による損傷によって平板導体3とコネクタ 5の接続子6とが接触不良を起こす虞れがある。そして又、多極平型電線1の切 欠部8が損傷し変形すると、挿入時に両者が確実に嵌合したか否かの手応えが明 瞭に確認できなくなるとゝもに、多極平型電線1の挿入不完全により接触不能等 を起こす場合もあるといった諸問題点がある。
【0004】 なお、実開昭56−162882号公報の第4図には、ハウジングの両側にプ リント基板の穴から取り外し困難となる突起を設けた脚を設けるとゝもに、該脚 の内側に巾方向への弾性力を付与する長溝を設けたコネクタが開示されている。
【0005】 しかし、この考案は、コネクタのハウジングであって、この対象物は本考案に 係る多極平型電線とは異なること、前記長溝は脚に弾性力を付与するためだけに 設けられたものであり、前記従来例で説明したように、端子部4の側端部7aや 切欠部8が損傷変形するとゝもに、コネクタ5の突起部9により互いに内側方向 に強制的に変形されることによる端子部4の屈曲変形による損傷が発生し、平板 導体3とコネクタ5の接続子6とが接触不良を起こす虞れがある、といった前記 のような諸問題点を解決するための手段は何ら施されていない。
【0006】
本考案は、上記のような従来の諸問題点を解決するために成されたもので、コ ネクタに対する多極平型電線の抜け止め防止及び挿入時の多極平型電線の係合凹 部とコネクタの係合突起との嵌合時の手応えを常時明確に確認できるものを提供 することを目的としたものであり、その要旨は、多極平型電線の端子部の側端部 にコネクタの係合突起と係合する係合凹部と凸部とを先端に向け順次形成すると ゝもに、前記凸部の内側近傍に前記端子部の前端部から長溝を形成してなり、前 記凸部を前記端子部の巾方向へ弾性力を付与するとゝもに前記端子部の屈曲変形 を防止するようにしたことを特徴とする多極平型電線にある。
【0007】
以下、本考案を図1乃至図4に示す実施例により詳細に説明する。なお、図1 は本考案に係る多極平型電線の斜視図で、図2は同多極平型電線とコネクタとの 接続時の一部を切除した平面図、図3は図2のII− II 線断面図、図4の(イ) (ロ)(ハ)はそれぞれ上記多極平型電線とコネクタとの接続過程の作用説明図 である。
【0008】 図1乃至図4において、1は多極平型電線で、上下の帯形状フィルム2,2間 に複数本の平板導体3,3を並列に離間配置すると共に、片面フィルム2の端部 を所定長だけ剥離して平板導体3を露呈し、ここを端子部4としたものである。
【0009】 5は前記多極平型電線1の端子部4における長手方向左右側端部で、該側端部 5には抜け止め防止のため、前記端子部4の前端部6から後方に向かって、挿入 切欠部7,凸部8,係合凹部9と順次設け、前記挿入切欠部7と前端部6との偶 角部は挿入を容易にするための隅取10が施されている。
【0010】 11は前記端子部4の前端部6から後方に向かって延びた長溝で、前記凸部8 の近傍内側に形成されており、この長溝11によって凸部8の巾方向への弾性変 形を容易ならしめて後述するコネクタとの嵌合を確実なものとするとゝもに、前 記端子部4にかかる巾方向の外力により端子部4が屈曲変形することを防止して いる。尚、上記凸部8の山面8a,8a間の幅は左右側端部5,5間の幅と同一 に設定されている。
【0011】 12は前記多極平型電線1が挿入され接続されるコネクタで、該コネクタ12 内には、前記端子部4が挿入されるスリット13が形成されているとゝもに、該 スリット13内には前記端子部4の平板導体3と各別に電気接続される複数本の 接続子14が並列に収納されている。
【0012】 この接続子14は端子部4を挟着状態で弾接するスイングフレックス型のもの で、端子部4の平板導体3に直接電気接続される下位の接続子14aの後半部は コネクタ12の後面から垂下されて端子部14bとなっている。又、前記スリッ ト13の左右内側壁には、前記係合凹部9と係合自在な同一形状の係合突起15 が突設しており、該係合突起15の挿入側は傾斜面15aに形成されている。
【0013】 次に、前記コネクタ12に多極平型電線1を挿入する際の状態について、図4 の(イ)(ロ)及び(ハ)を参照して説明するに、先ず多極平型電線1の端子部 4の平板導体3を下向きにして、図4の(イ)に示すように、コネクタ12のス リット13内へ多極平型電線1の端子部4をその挿入切欠部7側からを挿入し、 更に多極平型電線1を押入すると、図4の(ロ)に示すように、前記端子部4の 挿入切欠部7の傾斜面がスリット13の左右内側壁に形成した係合突起15の傾 斜面15aを摺動し、端子部4の凸部8は内側方向に押動された後スリット13 の係合突起15を乗り越える。この際、前記凸部8の近傍内側には長溝11が形 成されているので、該凸部8は長溝11の変形により内側方向に容易に弾性変形 し、残余の力が前記端子部4に影響を与えることなく移動する。
【0014】 そして、凸部8がスリット13の係合突起15を乗り越えると、図4の(ハ) に示すように、前記凸部8は原位置に弾性復元し、同時に多極平型電線1の端子 部4の係合凹部9はコネクタ12の係合突起15と係合して抜け止めされる。こ の場合、多極平型電線1の係合凹部9とコネクタ12の突起部15との係合は、 凸部8がスリット13の係合突起15を乗り越えた時の凸部8の弾性復元時にお ける手応えがあるので、係合の完了を確認することができる。
【0015】 また、多極平型電線1をコネクタ12から抜去するときにも、上記挿入の場合 と同様に、凸部8は長穴11により内側方向に弾性変形し移動するので、残余の 端子部4に影響を与えることなくことなく抜去することができる。なお、上記実 施例の多極平型電線1は、端子部4の平板導体3が片側のみに露出しているが、 これに限定されることなく、両面に露出した場合でも同様の効果を奏すること勿 論である。
【0016】
本考案に係る多極平型電線は、上記のように、多極平型電線の端子部の側端部 にコネクタの係合突起と係合する係合凹部と凸部とを先端に向け順次形成すると ゝもに、前記凸部の内側近傍に前記端子部の前端部から長溝を形成してなり、前 記凸部を前記端子部の巾方向へ弾性力を付与するとゝもに前記端子部の屈曲変形 を防止するようにした構成であるから、多極平型電線のコネクタへの挿入,抜去 時における端子部への悪影響を完全に防止することが出来るとゝもに、多極平型 電線のコネクタへの挿入時の手応えを明確に確認することができ、接続不完全な 状態を防止することができるといった諸効果がある。
【図1】本考案に係る多極平型電線の斜視図である。
【図2】同多極平型電線とコネクタとの接続時の一部を
切除した平面図である。
切除した平面図である。
【図3】図2のII− II 線断面図である。
【図4】多極平型電線とコネクタとの接続過程の作用説
明図である。
明図である。
【図5】従来の多極平型電線の斜視図である。
【図6】同多極平型電線とコネクタとの接続時の一部を
切除した平面図である。
切除した平面図である。
1 多極平型電線 2 帯形状フイルム 3 平板導体 4 端子部 5 側端部 6 前端部 7 挿入切欠部 8 凸部 9 係合凹部 11 長溝 12 コネクタ 13 スリット 14 接続端子 15 係合突起
Claims (1)
- 【請求項1】 多極平型電線の端子部の側端部にコネク
タの係合突起と係合する係合凹部と凸部とを先端に向け
順次形成するとゝもに、前記凸部の内側近傍に前記端子
部の前端部から長溝を形成してなり、前記凸部を前記端
子部の巾方向へ弾性力を付与するとゝもに前記端子部の
屈曲変形を防止するようにしたことを特徴とする多極平
型電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP696894U JP2515847Y2 (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 多極平型電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP696894U JP2515847Y2 (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 多極平型電線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0732883U true JPH0732883U (ja) | 1995-06-16 |
JP2515847Y2 JP2515847Y2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=11653008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP696894U Expired - Fee Related JP2515847Y2 (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 多極平型電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2515847Y2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005051169A (ja) * | 2003-07-31 | 2005-02-24 | Denso Corp | コネクタ付き多層基板 |
KR100640702B1 (ko) * | 2001-10-18 | 2006-10-31 | 히로세덴끼 가부시끼가이샤 | 플렉시블 회로기판 접속장치 |
JP2008186625A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-08-14 | Smk Corp | コネクタ |
JP2009245759A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Mitsubishi Electric Corp | 電気配線の抜け防止構造 |
JP2013037958A (ja) * | 2011-08-09 | 2013-02-21 | Daiichi Seiko Co Ltd | 電気コネクタ及び電気コネクタ装置 |
KR101516424B1 (ko) * | 2014-05-27 | 2015-05-04 | 주식회사 켐트로닉스 | 전기접속용 커넥터 |
-
1994
- 1994-05-23 JP JP696894U patent/JP2515847Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100640702B1 (ko) * | 2001-10-18 | 2006-10-31 | 히로세덴끼 가부시끼가이샤 | 플렉시블 회로기판 접속장치 |
JP2005051169A (ja) * | 2003-07-31 | 2005-02-24 | Denso Corp | コネクタ付き多層基板 |
JP2008186625A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-08-14 | Smk Corp | コネクタ |
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KR101516424B1 (ko) * | 2014-05-27 | 2015-05-04 | 주식회사 켐트로닉스 | 전기접속용 커넥터 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2515847Y2 (ja) | 1996-10-30 |
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Legal Events
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