JP2571442Y2 - プロテクタ - Google Patents

プロテクタ

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JP2571442Y2
JP2571442Y2 JP1992041562U JP4156292U JP2571442Y2 JP 2571442 Y2 JP2571442 Y2 JP 2571442Y2 JP 1992041562 U JP1992041562 U JP 1992041562U JP 4156292 U JP4156292 U JP 4156292U JP 2571442 Y2 JP2571442 Y2 JP 2571442Y2
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一弘 池田
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Yazaki Corp
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  • Insulated Conductors (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プロテクタ本体にカバ
ーを被せる際、プロテクタ本体とカバーによるワイヤハ
ーネスの噛み込みを防止し得るプロテクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のプロテクタとしては、例
えば実開昭63−138822号公報に開示されたもの
がある。すなわち、この従来のプロテクタは、図3
(a)に示すように、底壁1aの両端に対向する側壁1
bを立設し樋状をなしたプロテクタ本体1と、このプロ
テクタ本体1の開口部を覆うカバー2とを有し、さらに
プロテクタ本体1の側壁1bの上縁にプロテクタ本体1
の内側に倒伏可能なワイヤハーネスガイド壁1cを立設
している。そしてプロテクタ本体1にカバー2を被せる
際、ワイヤハーネスWが側壁1bからこぼれ側壁1bと
カバー2の間に噛み込まないように、図3(b)に示す
ように、ワイヤハーネスWをプロテクタ本体1内に入れ
た後、ワイヤハーネスWがプロテクタ本体1外へはみ出
さないようにワイヤハーネスガイド壁1cを内側へ倒し
ワイヤハーネスWを押え、カバー2をプロテクタ本体1
に被せている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のプロテクタでは、ワイヤハーネスWの噛み込みを防
止するために、ワイヤハーネスガイド壁1cを複数個な
いし全側壁1bに渡って設置しなければならない。この
ため、プロテクタの構造が複雑となり、またプロテクタ
の組み付け作業性を低下させてしまうという問題があっ
た。
【0004】本考案は上記の点に着目しなされたもの
で、カバーをプロテクタ本体に被せる際、プロテクタ本
体とカバーによるワイヤハーネスの噛み込みを防止で
き、かつ構造が簡潔で組付け作業が容易なプロテクタの
提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案では、底壁とこの底壁の両側から同方向に立設
されて互いに対向する一対の側壁とで樋状に形成され内
部にワイヤハーネスが収容されるプロテクタ本体と、前
記一対の側壁間の上部開口を閉鎖可能な上板とこの上板
の両側から同方向に立設されて互いに対向すると共に前
記上板が一対の側壁間の上部開口を閉鎖した状態で一対
の側壁間の両側にそれぞれ位置する一対の側板とからな
るカバーと、前記カバーに設けられた係止部と、前記プ
ロテクタ本体に設けられて前記係止部と係合する被係止
部とを備えたプロテクタであって、前記係止部が前記側
板の端面から上板側に向けて所定の間隔をあけて設けら
れた一対のスリットと、このスリット間の側板から突設
された係止突起とで形成され、前記被係止部が、前記ス
リット間の側板が挿入可能な間隔をあけて前記側壁に設
けられた一対の突片と、この突片間の上部開口側を連結
する上部係止部材と、この上部係止部材と側壁と一対の
突片とで囲まれる内部に設けられて前記スリット間の側
板が挿通される係止孔と、前記突片間の前記底壁側を連
結すると共に前記係止孔を挿通したスリット間の側板の
端面が当接する下部係止部材とで形成され、前記プロテ
クタ本体の上部開口を前記カバーで閉鎖し、前記スリッ
ト間の側板を前記係止孔内に挿通させて前記係止突起を
上部係止部材に係合させると共に、前記スリット間の側
板を前記下部係止部材に当接させた状態で前記側壁の頂
部とカバーとの間にワイヤハーネス噛み込み防止用の隙
間が形成されていることを特徴としている。
【0006】
【作用】プロテクタ本体の上部開口を上板で閉鎖した状
態で、一対のスリット間の側板が係止孔内を挿通し、そ
の端面が下部係止部材に当接することで、一対の側壁の
頂部とカバーとの間にワイヤハーネス噛み込み防止用の
隙間が形成される。この場合、側板の端面が下部係止部
材に当接することで隙間を確保することができ、カバー
を押圧してもこの隙間が狭くなることがない。また、係
止孔が側壁と一対の突片と上部係止部材とで囲まれる内
部に形成されているので、係止孔内に挿通した側板の外
側への撓みを確実に規制することができ、カバーのプロ
テクタ本体からの不用意な脱落を防止できる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0008】図1は本考案に係るプロテクタの一実施例
を示す。図中、プロテクタPは、底壁11の両端に対向
する側壁12を立設し樋状をなしたプロテクタ本体10
と、このプロテクタ本体10と分離構成され、上板21
の両端に対向する側板22を立設し樋状をなし、前記プ
ロテクタ本体10の開口部13を覆うカバー20とで構
成される。
【0009】プロテクタ本体10は、側壁12の外面に
上下方向(すなわち底壁11に垂直方向)へ伸び外方へ
突出した突片14aを、ワイヤハーネスWの配索方向へ
所定の間隔Xをもって一対、立設し、その突片14aの
上部先端をワイヤハーネスWの配索方向に沿った上部係
止部材14bで連結すると共に、この上部係止部材14
bから離間した突片14aの下部を側壁12の外面から
突出した下部係止部材14cで連結して被係止部14を
形成している。従って、側壁12の外面には、一対の突
片14aと上部係止部材14bとにより囲まれ上下方向
に貫通された係止孔14dを形成している。
【0010】カバー20は、側板22にその先端から上
板21へ向って所定の長さ切欠かれ、ワイヤハーネスW
の配索方向へ所定の間隔Xをもった一対のスリット23
aを設け、このスリット23aの間の側板22の先端部
に外方へ突出した係止突起23bを設けて係止部23を
形成している。そして一対のスリット23aがプロテク
タ本体10の一対の突片14aに嵌入可能となってお
り、カバー20の係止突起23bがプロテクタ本体10
の係止孔14dを貫通して上部係止部材14bと下部係
止部材14cの間に嵌合可能になっている。
【0011】さらに、図2(b)に示すように係止突起
23bを上部係止部材14bと下部係止部材14cの間
に係止してカバー20をプロテクタ本体10に嵌合係止
させたとき、プロテクタ本体10の開口部13すなわち
プロテクタ本体10の両側壁12の先端を含む平面と、
カバー20の内面の間にスペースSを設けワイヤハーネ
スWの収容部を増大してある。
【0012】なお、カバー20の係止部23は、カバー
20をプロテクタ本体10に冠着可能なように、プロテ
クタ本体10の被係止部14に対向する位置にカバー2
0の各側板21にそれぞれ2箇所、設けている。
【0013】このような構成において、カバー20をプ
ロテクタ本体10に嵌合係止させるには、図2に示すよ
うに、まずカバー20の係止部23の先端(すなわち、
一対のスリット23aの間の側板22の先端)をプロテ
クタ本体10の被係止部14の係止孔14dに位置さ
せ、カバー20をプロテクタ本体10の底壁11に向っ
て押圧する。このとき、カバー20の係止突起23bが
プロテクタ本体10の上部係止部材14bを外方へ彎曲
させて係止孔14dを貫通し、カバー20の係止部23
の先端がプロテクタ本体10の下部係止部材14cに当
接することができる。なお、係止突起23bが係止孔1
4dを貫通し終えると、下部係止部材14cがプロテク
タ本体10の側壁12に向って変形し、係止孔14dが
係止突起23bの貫通前の状態に復元する。
【0014】従って、係止突起23bを上部係止部材1
4bと下部係止部材14cの間に挟持し、すなわち係止
部23を被係止部14に係止してカバー10をプロテク
タ本体20に嵌合係止させることができる。
【0015】このように本実施例では、カバー20をプ
ロテクタ本体10に被せる際、図2に示すようにワイヤ
ハーネスWをプロテクタ本体10の側壁12を越えて入
れ、またはワイヤハーネスWを側壁12を越えて屈曲し
た場合でも、側壁12を越えたワイヤハーネスWが側壁
12の頂部12aとカバー20の間のスペースSに収容
され得るので、側壁12の頂部12aとカバー20の間
にワイヤハーネスWを噛み込む虞れがない。
【0016】また、前述した従来例のようなワイヤハー
ネスガイド壁1cを有しないので、構造が簡潔となると
共に、プロテクタの組付け作業が容易となる。
【0017】また、本実施例によれば、一対のスリット
23a、23a間の側板22の端面を下部係止部材14
cに当接させることで、カバー20上から押圧してもカ
バー20が側壁12の頂部側へ移動することがなく、ま
た、係止突起23bが上部係止部材14bに係合するこ
とでカバー20がプロテクタ本体10から不用意に外れ
ることがなく、カバー20と側壁12の頂部との間にワ
イヤハーネス噛み込み用のスペースSを確実に確保する
ことができる。さらに、係止孔14dが、上部係止部材
14bと側壁12と一対の突片14a、14aとで囲ま
れる内部に設けられているので、この係止孔14d内に
挿通した一対のスリット23a、23a間の側板22の
外側への撓みが確実に規制され、カバー20をプロテク
タ本体10に確実に固定することができる。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、プ
ロテクタ本体の側壁の頂部を越えてワイヤハーネスを収
容した状態でカバーでプロテクタ本体の上部開口を閉鎖
しても、カバーと側壁の頂部との間にスペースが確保さ
れているので、カバーによるワイヤハーネスの噛み込み
を防止することができる。また、一対のスリット間の側
板の端面を下部係止部材に当接させることで、カバー上
から押圧してもカバーが側壁の頂部側へ移動することが
なく、また、係止突起が上部係止部材に係合することで
カバーがプロテクタ本体から不用意に外れることがな
く、カバーと側壁の頂部との間にワイヤハーネス噛み込
み用のスペースを確実に確保することができる。さら
に、係止孔が、上部係止部材と側壁と一対の突片とで囲
まれる内部に設けられているので、この係止孔内に挿通
した一対のスリット間の側板の外側への撓みが確実に規
制され、カバーをプロテクタ本体に確実に固定すること
ができる。
【0019】また、構造が簡潔なので、プロテクタの製
造コストを低減できると共に、プロテクタの組付作業性
を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るプロテクタの一実施例を示す斜視
図である。
【図2】(a) 図1のプロテクタのプロテクタ本体内
にワイヤハーネスを入れ、カバーをプロテクタ本体に嵌
合係止させる前の状態を示す断面図である。 (b) 図2(a)の状態のプロテクタ本体にカバーを
嵌合係止させた状態を示す断面図である。
【図3】(a) 従来のプロテクタの一例を示す斜視図
である。 (b) 図3(a)のプロテクタにワイヤハーネスを入
れ、プロテクタ本体にカバーを被せた状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
10 プロテクタ本体 11 底壁 12 側壁 13 開口部 14 被係止部 20 カバー 23 係止部 P プロテクタ S スペース W ワイヤハーネス

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁とこの底壁の両側から同方向に立設
    されて互いに対向する一対の側壁とで樋状に形成され内
    部にワイヤハーネスが収容されるプロテクタ本体と、前
    記一対の側壁間の上部開口を閉鎖可能な上板とこの上板
    の両側から同方向に立設されて互いに対向すると共に前
    記上板が一対の側壁間の上部開口を閉鎖した状態で一対
    の側壁間の両側にそれぞれ位置する一対の側板とからな
    るカバーと、前記カバーに設けられた係止部と、前記プ
    ロテクタ本体に設けられて前記係止部と係合する被係止
    部とを備えたプロテクタであって、前記係止部が前記側
    板の端面から上板側に向けて所定の間隔をあけて設けら
    れた一対のスリットと、このスリット間の側板から突設
    された係止突起とで形成され、前記被係止部が、前記ス
    リット間の側板が挿入可能な間隔をあけて前記側壁に設
    けられた一対の突片と、この突片間の上部開口側を連結
    する上部係止部材と、この上部係止部材と側壁と一対の
    突片とで囲まれる内部に設けられて前記スリット間の側
    板が挿通される係止孔と、前記突片間の前記底壁側を連
    結すると共に前記係止孔を挿通したスリット間の側板の
    端面が当接する下部係止部材とで形成され、前記プロテ
    クタ本体の上部開口を前記カバーで閉鎖し、前記スリッ
    ト間の側板を前記係止孔内に挿通させて前記係止突起を
    上部係止部材に係合させると共に、前記スリット間の側
    板を前記下部係止部材に当接させた状態で前記側壁の頂
    部とカバーとの間にワイヤハーネス噛み込み防止用の隙
    間が形成されていることを特徴とするプロテクタ。
JP1992041562U 1992-06-17 1992-06-17 プロテクタ Expired - Fee Related JP2571442Y2 (ja)

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KR100507171B1 (ko) * 2002-11-13 2005-08-11 현대자동차주식회사 와이어링 클립
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JPS59132317U (ja) * 1983-02-23 1984-09-05 株式会社安川電機 配線ダクト

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