JP3887198B2 - コネクタのスペーサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電線の接続等に使用されるコネクタのスペーサに関する。
【0002】
【従来の技術】
移動体としての自動車には、多種多様な電子機器が搭載される。前記自動車は、前記電子機器に電力や制御信号などを伝えるために、ワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、複数の電線と、コネクタと、を備えている。電線は、導電性の芯線と、該芯線を被覆する絶縁性の被覆部と、を備えた所謂被覆電線である。
【0003】
コネクタは、導電性の端子金具と、絶縁性のコネクタハウジングと、を備えている。端子金具は、導電性の板金を折り曲げて得られる。コネクタハウジングは、箱状に形成されかつ端子金具を収容する。コネクタは、前記電子機器のコネクタとコネクタ結合する。前述した構成のワイヤハーネスは、前記コネクタが電子機器のコネクタにコネクタ結合して、これらの電子機器に前述した電力や制御信号を伝える。
【0004】
前述したコネクタとして、前記端子金具がコネクタハウジングから抜け出ることを防止するスペーサを備えたものを用いることがある。この種のコネクタは、端子金具と、該端子金具を収容するコネクタハウジングと、スペーサと、を備えている。コネクタハウジングは、端子金具を収容する本体部と、筒状の筒部と、を一体に備えている。筒部は、内側に本体部を収容している。
【0005】
また、コネクタは、筒部の外壁を貫通した孔を備えている。スペーサは、前記孔を通してコネクタハウジング内に挿入されて、本体部に係止する。スペーサは、本体部に係止する一対の係止片と、前記係止片が本体部に係止すると前記本体部内に侵入する抜け防止片と、前記係止片が本体部に係止すると前記孔が設けられた外壁と平行になる面部と、を備えている。
【0006】
係止片は、面部の両縁に設けられている。係止片は、前記本体部の外面に係止する。抜け防止片は、一対の係止片相互間に設けられている。抜け防止片は、一対の係止片の中央より一方の係止片寄りに設けられている。
【0007】
また、スペーサは、係止片が本体部に係止して、抜け防止片が本体部への端子金具の侵入を許容する許容位置と、抜け防止片が本体部から端子金具が抜け出ることを防止する抜け防止位置と、に亘って変位自在である。
【0008】
係止片をコネクタハウジングの本体部に係止させて、スペーサを許容位置に位置させる。そして、本体部内に端子金具を挿入する。本体部内に端子金具を収容した後、スペーサを抜け防止位置に変位する。こうして、前述したコネクタが組み立てられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前述したコネクタのスペーサでは、抜け防止片が一対の係止片相互間の中央より一方の係止片寄りに配されている。このため、一つのスペーサの他方の係止片が、他のスペーサの一方の係止片と抜け防止片との間に侵入すると、これらのスペーサが互いに絡み合うことがあった。このとき、抜け防止片が一方の係止片寄りに配されているので、互いに絡み合ったスペーサ同士が外れにくかった。
【0010】
このため、作業員が前記スペーサをコネクタハウジングに装着しにくかった。さらに、前記スペーサをコネクタハウジングに装着する作業を自動化するための障害となっていた。このように、前述したスペーサでは、コネクタを組み立てにくくなる傾向であった。
【0011】
また、前記コネクタハウジングには、収容する端子金具の数が互いに異なる複数の品番が存在する。このため、前記スペーサも装着されるコネクタハウジングに応じて複数の品番が存在する。しかしながら、前記スペーサは、装着されるコネクタハウジングの品番が異なっても、前記抜け防止片の長さが異なるだけである場合が多い。
【0012】
このため、特に、収容する端子金具の少ないコネクタハウジングに装着されるスペーサを、収容する端子金具の多いコネクタハウジングに装着する場合がある。この場合、装着後では、作業員がスペーサを誤装着したことを認識できない虞があった。このように、前述したスペーサでは、誤った品番のコネクタハウジングに装着される虞があった。
【0013】
したがって、本発明の第1の目的は、コネクタを組み立て易くするコネクタのスペーサを提供することにある。第2の目的は、誤った品番のコネクタハウジングに取り付けられることを防止できるコネクタのスペーサを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前述した第1の目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のコネクタのスペーサは、端子金具を収容するコネクタハウジングの本体部に取り付けられて、前記端子金具が前記本体部から抜け出ることを防止するコネクタのスペーサにおいて、前記本体部に取り付けられると前記コネクタハウジングの外壁と平行になる面部と、前記面部の互いに逆側に位置する両縁から互いに同方向に立設した一対の係止片と、一対の係止片それぞれの前記面部から離れた側の端部に設けられかつ前記本体部の外面に係止可能な係止爪と、一対の係止片相互間の中央より一方の係止片寄りに設けられかつ前記面部から前記一対の係止片と同方向に立設しているとともに前記係止爪が前記本体部の外面に係止すると前記本体部内に侵入して該本体部内から端子金具が抜け出ることを防止可能な抜け防止片と、前記一方の係止片の前記端部から前記面部に向かって前記一方の係止片の一部を切り欠いた切欠き部と、を備えたことを特徴としている。
【0015】
第1の目的を達成するために、請求項2に記載の本発明のコネクタのスペーサは、端子金具を収容するコネクタハウジングの本体部に取り付けられて、前記端子金具が前記本体部から抜け出ることを防止するコネクタのスペーサにおいて、前記本体部に取り付けられると前記コネクタハウジングの外壁と平行になる面部と、前記面部の互いに逆側に位置する両縁から互いに同方向に立設した一対の係止片と、一対の係止片それぞれの前記面部から離れた側の端部に設けられかつ前記本体部の外面に係止可能な係止爪と、一対の係止片相互間の中央より一方の係止片寄りに設けられかつ前記面部から前記一対の係止片と同方向に立設しているとともに前記係止爪が前記本体部の外面に係止すると前記本体部内に侵入して該本体部内から端子金具が抜け出ることを防止可能な抜け防止片と、前記一方の係止片と前記抜け防止片との間隔を、他方の係止片の厚みより小さくする間隔縮小手段と、を備えたことを特徴としている。
【0016】
第1の目的を達成するために、請求項3に記載の本発明のコネクタのスペーサは、端子金具を収容するコネクタハウジングの本体部に取り付けられて、前記端子金具が前記本体部から抜け出ることを防止するコネクタのスペーサにおいて、前記本体部に取り付けられると前記コネクタハウジングの外壁と平行になる面部と、前記面部の互いに逆側に位置する両縁から互いに同方向に立設した一対の係止片と、一対の係止片それぞれの前記面部から離れた側の端部に設けられかつ前記本体部の外面に係止可能な係止爪と、一対の係止片相互間の中央より一方の係止片寄りに設けられかつ前記面部から前記一対の係止片と同方向に立設しているとともに前記係止爪が前記本体部の外面に係止すると前記本体部内に侵入して該本体部内から端子金具が抜け出ることを防止可能な抜け防止片と、前記一方の係止片の前記端部から前記面部に向かって前記一方の係止片の一部を切り欠いた切欠き部と、前記一方の係止片と前記抜け防止片との間隔を、他方の係止片の厚みより小さくする間隔縮小手段と、を備えたことを特徴としている。
【0017】
第1の目的を達成するために、請求項4に記載の本発明のコネクタのスペーサは、請求項2または請求項3に記載のコネクタのスペーサにおいて、前記間隔縮小手段は、前記一方の係止片と抜け防止片とのうち少なくとも一方から、これらの一方の係止片と抜け防止片とが互いに近づく方向に突出した突起であることを特徴としている。
【0018】
前述した第1の目的にくわえ、第2の目的を達成するために、請求項5に記載の本発明のコネクタのスペーサは、請求項4に記載のコネクタのスペーサにおいて、収容する端子金具の数が互いに異なる複数の品番のコネクタハウジングがあるとともに、装着されるコネクタハウジングの品番が異なると前記突起の前記コネクタハウジングへの装着方向に交差する方向の幅が互いに異なることを特徴としている。
【0019】
第1の目的と第2の目的との双方を達成するために、請求項6に記載の本発明のコネクタのスペーサは、請求項5に記載のコネクタのスペーサにおいて、取り付けられるコネクタハウジングが収容する端子金具が増加するのにしたがって、前記突起の幅が小さくなることを特徴としている。
【0020】
請求項1に記載した本発明のコネクタのスペーサによれば、一方の係止片の端部から面部に向かって一方の係止片を切り欠いた切欠き部を備えている。このため、一つのスペーサの他方の係止片が、他のスペーサの一方の係止片と抜け防止片との間に侵入しにくくなる。
【0021】
請求項2に記載した本発明のコネクタのスペーサによれば、一方の係止片と抜け防止片との間隔を、他方の係止片の厚みより小さくする間隔縮小手段を備えている。このため、一つのスペーサの他方の係止片が、他のスペーサの一方の係止片と抜け防止片との間に侵入できない。したがって、これらのスペーサが、互いに絡み合うことを防止できる。
【0022】
請求項3に記載した本発明のコネクタのスペーサによれば、一方の係止片の端部から面部に向かって一方の係止片を切り欠いた切欠き部を備えている。一方の係止片と抜け防止片との間隔を、他方の係止片の厚みより小さくする間隔縮小手段を備えている。
【0023】
このため、一つのスペーサの他方の係止片が、他のスペーサの一方の係止片と抜け防止片との間に侵入できない。したがって、これらのスペーサが、互いに絡み合うことを防止できる。また、一つのスペーサの他方の係止片が、他のスペーサの一方の係止片と抜け防止片との間に侵入した場合でも、切欠き部が設けられているので、これらのスペーサは容易に分離可能となる。
【0024】
請求項4に記載した本発明のコネクタのスペーサによれば、間隔縮小手段が一方の係止片と抜け防止片とのうち少なくとも一方から突出した突起である。このため、一方の係止片と抜け防止片との間隔が、他方の係止片の厚みより確実に小さくなる。このため、一つのスペーサの他方の係止片が、他のスペーサの一方の係止片と抜け防止片との間に侵入できない。したがって、これらのスペーサが、互いに絡み合うことをより確実に防止できる。
【0025】
請求項5に記載した本発明のコネクタのスペーサによれば、コネクタハウジングへの装着方向に交差する方向の突起の幅が品番ごとに異なる。このため、誤った品番のコネクタハウジングに装着されることを防止できる。
【0026】
また、突起によって一方の係止片と抜け防止片との間隔が、他方の係止片の厚みより小さくなっている。このため、一つのスペーサの他方の係止片が、他のスペーサの一方の係止片と抜け防止片との間に侵入できない。したがって、これらのスペーサが、互いに絡み合うことをより確実に防止できる。
【0027】
請求項6に記載した本発明のコネクタのスペーサによれば、取り付けられるコネクタハウジングが収容する端子金具が増加するにしたがって、突起の幅が小さくなる。このため、収容する端子金具の少ないコネクタハウジングに取り付けられるスペーサの突起の幅が、収容する端子金具の多いコネクタハウジングに取り付けられるスペーサの突起の幅より大きい。したがって、コネクタハウジングへの装着方向に交差する方向の突起の幅が品番ごとに異なる。
【0028】
このため、コネクタハウジングに装着されるべき品番のスペーサの突起の外形に沿った孔を設けておくことによって、スペーサを取り付けられるべきコネクタハウジングより収容する端子金具が多いコネクタハウジングに装着されることを防止できる。したがって、誤った品番のコネクタハウジングに装着されることを防止できる。
【0029】
なお、本発明では、例えば端子金具を二つ収容するコネクタハウジングに取り付けられるスペーサの突起の幅を、端子金具を四つ収容するコネクタハウジングに取り付けられるスペーサの突起の幅より大きくすることが望ましい。端子金具を四つ収容するコネクタハウジングに取り付けられるスペーサの突起の幅を、端子金具を八つ収容するコネクタハウジングに取り付けられるスペーサの突起の幅より大きくすることが望ましい。このように、本発明では、取り付けられるコネクタハウジングが収容する端子金具の数が増加するにしたがって、前記突起の幅を小さくするのが望ましい。
【0030】
また、突起によって一方の係止片と抜け防止片との間隔が、他方の係止片の厚みより小さくなっている。このため、一つのスペーサの他方の係止片が、他のスペーサの一方の係止片と抜け防止片との間に侵入できない。したがって、これらのスペーサが、互いに絡み合うことをより確実に防止できる。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施形態にかかるコネクタのスペーサを図1ないし図9を参照して説明する。本発明の第1の実施形態にかかるコネクタのスペーサとしてのスペーサ4(図6などに示す)は、図1などに示すコネクタ1を構成する。図1などに示すコネクタ1は、自動車などに配索されるワイヤハーネスを構成する。コネクタ1は、図1などに示すように、端子金具3(図2及び図3に示す)と、コネクタハウジング2と、前記スペーサ4とを備えている。
【0032】
端子金具3は、導電性の板金などを折り曲げて得られる。端子金具3は、ワイヤハーネスを構成する電線5(図2及び図3に示す)の端部などに取り付けられる。端子金具3は、電線5の芯線と電気的に接続される。コネクタハウジング2は、合成樹脂からなる。コネクタハウジング2は、本体部10と、筒状の筒部11と、を備えている。
【0033】
本体部10は、箱状に形成されている。本体部10は、電線5の端部などが取り付けられた端子金具3を収容する。本体部10は、互いに並設された端子収容室12を複数備えている。端子収容室12は、それぞれ、直線状に延びており、前述した端子金具3を収容する。本実施形態では、コネクタハウジング2は、端子金具3を二つ収容する。
【0034】
本体部10の外面10aには、一対の第1の溝13と、一対の第2の溝14とが、設けられている。これらの溝13,14は、それぞれ、外面10aから凹に形成されている。また、これらの溝13,14は、本体部10内に収容する端子金具3の長手方向に沿って延びている。これらの溝13,14は、それぞれ、図1中上側と下側に位置する本体部10の外面10aに一つずつ設けられている。第1の溝13は、第2の溝14より後述する孔24寄りに配されている。
【0035】
また、本体部10の後述する孔24と相対する外面10aには、通し孔15が開口している。通し孔15は、本体部10の外側と内側とを連通している。通し孔15は、板部通し部15aと、しきり片通し部15bと、突起通し部15cと、を備えている。板部通し部15aと、しきり片通し部15bと、突起通し部15cとは互いに連通している。板部通し部15aは、スペーサ4の後述する抜け防止片32の板部32aの外形に沿っている。しきり片通し部15bは、スペーサ4の後述する抜け防止片32のしきり片32bの外形に沿っている。突起通し部15cは、スペーサ4の後述する抜け防止片32の突起32cの外形に沿っている。
【0036】
筒部11は、本体部10の外縁に連なる周壁20a,20b,20c,20dを複数備えて、箱状(筒状)に形成されている。なお、周壁20a,20b,20c,20dは、本明細書に記した外壁をなしている。即ち、筒部11は、本体部10に連なっている。筒部11は、内側に本体部10を収容している。周壁20a,20b,20c,20dの図1中手前側に位置する縁部は、図示しない相手側のコネクタハウジングを受け入れるための開口部21を形成している。また、開口部21内に相手側のコネクタハウジングが侵入すると、前記本体部10は、前記相手側のコネクタハウジング内に侵入する。
【0037】
筒部11の図1中上側に位置する一つの周壁20aには、ロックアーム22と、解除アーム23とが取り付けられている。ロックアーム22と解除アーム23とは、周壁20aに一体に形成されている。ロックアーム22は、相手側のコネクタハウジングの図示しないロック突起に係合可能である。解除アーム23は、端部23aを図1中下側に押されることによって、ロック突起に係合したロックアーム22を弾性変形させて、該ロックアーム22のロック突起への係合を解除する。
【0038】
また、筒部11の図1中手前側に位置する他の周壁20bには、孔24が設けられている。即ち、コネクタ1は孔24を備えている。孔24は、周壁20bを貫通しており、筒部11の内外を連通している。孔24は、図1ないし図3に示すように、スペーサ収容部25と、該スペーサ収容部25と連通する連通部26と、を備えている。スペーサ収容部25は、直線状の内縁部25a,25b,25c,25dを四つ備えて、平面形状が略矩形状に形成されている。スペーサ収容部25は、平面形状がスペーサ4の後述する面部30と同形状である。スペーサ収容部25は、スペーサ4の面部30の平面形状に沿っている。
【0039】
連通部26は、スペーサ収容部25の一つの内縁部25bに位置する周壁20bの母材を切り欠いている。こうして、連通部26は、スペーサ収容部25の内縁部25bを切り欠いている。図示例では、連通部26は、四つの内縁部25a,25b,25c,25dのうち最も開口部21寄りの内縁部25bを切り欠いている。なお、図中には、スペーサ収容部25と連通部26との境界即ち内縁部25bを点線で示している。しかし、実際には、スペーサ収容部25と連通部26とは連通しており、前述した境界即ち内縁部25bを目視できない。連通部26は、スペーサ収容部25の互いに隣り合う二つの隅25eに連なっている。連通部26は、スペーサ収容部25の二つの隅25eから離れるのにしたがって、内縁部25bの切欠き量が徐々に増加している。切欠き部25bは、前記隅25eに連なる一対の傾斜縁27と、一つの連結縁28とを備えている。
【0040】
傾斜縁27は、それぞれ、一端が前記隅25eに連なっている。傾斜縁27は、それぞれ、前記隅25eから離れるのにしたがって徐々に開口部21に近づく方向に傾斜している。一対の傾斜縁27は、スペーサ収容部25の全ての内縁部25a,25b,25c,25dと交差している。連結縁28は、一対の傾斜縁27の他端を互いに連結している。連結縁28は、スペーサ収容部25の連通部26が形成された内縁部25bと平行である。前述したように、孔24は、スペーサ収容部25と連通部26とを備えて、スペーサ4の面部30より十分に大きく形成されている。
【0041】
スペーサ4は、図6ないし図9に示すように、面部30と、一対の係止片31と、一対の係止爪33と、一つの抜け防止片32と、を一体に備えている。面部30は、略平坦な平板状である。面部30は、平面形状が矩形状である。面部30は、スペーサ収容部25を塞ぐ格好で孔24内に、図1中の矢印Hに沿って挿入される。この矢印Hは、本体部10内に収容される端子金具3の長手方向に対し交差(直交)している。矢印Hは、スペーサ4のコネクタハウジング2への装着方向である。
【0042】
一対の係止片31は、面部30の互いに逆側に位置する一対の外縁に連なっている。なお、これらの一対の外縁は、本明細書に記した両縁である。一対の係止片31は、面部30の外縁から立設している。一対の係止片31は、面部30の外縁から互いに同方向に延びている。
【0043】
係止爪33は、係止片31の面部30から最も離れた先端部35に設けられている。なお、先端部35は、係止片31の面部30から離れた側の端部である。係止爪33は、先端部35から一対の係止片31が互いに近づく方向に突出している。係止爪33は、第1の溝13と第2の溝14との双方に係止可能である。係止爪33は、溝13,14に係止することによって、本体部10の外面10aに係止する。スペーサ4は、面部30と一対の係止片31とで、コ字状に形成されている。
【0044】
抜け防止片32は、一対の係止片31の相互間に配されている。抜け防止片32は、一対の係止片31相互間の中央より図1中下方に位置する一方の係止片31(以下符号31aで示す)寄りに配されている。抜け防止片32は、板部32aと、しきり片32bと、間隔縮小手段としての突起32cと、を一体に備えている。
【0045】
板部32aは、板状に形成されているとともに、面部30から立設している。板部32a即ち抜け防止片32は、面部30から一対の係止片31と同方向に延びている(立設している)。板部32aの長手方向は、前述した矢印Hと平行である。しきり片32bは、前記コネクタハウジング2の本体部10内に収容される端子金具3と同数設けられている。しきり片32bは、板部32aの長手方向に沿って等間隔に並べられている。しきり片32bは、板部32aから図1中上側に位置する他方の係止片31(以下符号31bで示す)に向かって立設している。突起32cは、板部32aから一方の係止片31aに向かって突出している。突起32cの板部32aから離れた側の端面32dは、前記矢印Hに沿って平坦である。
【0046】
抜け防止片32は、通し孔15を通って、本体部10内に侵入可能である。板部32aが板部通し部15a内を通り、しきり片32bがしきり片通し部15b内を通り、突起32cが突起通し部15c内を通る。抜け防止片32は、通し孔15を通って、本体部10内に侵入すると、本体部10内に収容された端子金具3が、本体部10から抜け出ることを防止可能である。
【0047】
また、前述したスペーサ4は、切欠き部36を備えている。切欠き部36は、一方の係止片31aの先端部35から面部30に向かって、該一方の係止片31aを構成する母材を切り欠いている。即ち、切欠き部36は、先端部35から面部30に向かって一方の係止片31aの一部を切り欠いている。切欠き部36は、一方の係止片31aと抜け防止片32とが相対する方向に沿って、図9に示すように、突起32cと相対している。切欠き部36は、図8に示すように、平面形状が矩形状に形成されている。
【0048】
さらに、前述したスペーサ4では、一方の係止片31aと突起32cの端面32dとの間隔T1は、一対の係止片31a,31bが互いに相対する方向に沿った他方の係止片31bの厚みT2より小さい。なお、前記間隔T1は、一方の係止片31aと抜け防止片32との間隔をなしている。また、図7に示すように、一方の係止片31aと抜け防止片32とが相対する方向に沿って、一方の係止片31aに設けられた係止爪33と抜け防止片32の板部32aとが重なっている。また、前記突起32cは、端子金具3の長手方向に沿った幅W1に形成されている。なお、この幅W1は、突起32cのスペーサ4のコネクタハウジング2への装着方向に交差する方向の幅である。さらに、一方の係止片31aから突出した係止爪33と抜け防止片32との間隔T3(図7に示す)は、他方の係止片31bの厚みT2より小さい。
【0049】
前述した構成のスペーサ4は、周壁20bと平行な状態で面部30がスペーサ収容部25を塞ぐ格好で、孔24内に矢印Hに沿って挿入される。そして、一対の係止片31それぞれの係止爪33が、第1の溝13に係止する。係止爪33が第1の溝13に係止した状態では、抜け防止片32即ちスペーサ4は、本体部10内に端子金具3が侵入することを許容する。なお、係止爪33が第1の溝13に係止した位置(図4に示す)を、許容位置と呼ぶ。
【0050】
面部30が本体部10に向かって即ちコネクタハウジング2の奥に向かって押されると、係止爪33が、第2の溝14に係止する。係止爪33が第2の溝14に係止した状態では、抜け防止片32即ちスペーサ4は、本体部10内に収容した端子金具3が該本体部10から抜け出ることを防止する。なお、係止爪33が第2の溝14に係止した位置(図5に示す)を、抜け防止位置と呼ぶ。こうして、スペーサ4は、前述した許容位置と抜け防止位置とに亘って、変位自在となっている。
【0051】
前述した構成のコネクタ1は、以下のように組み立てられる。コネクタハウジング2の孔24内にスペーサ4が挿入される。そして、該スペーサ4は、許容位置に保たれる。そして、本体部10内に端子金具3が挿入される。コネクタハウジング2に前記端子金具3などが取り付けられる。その後、作業員の指先などによって、孔24を通して面部30を本体部10即ちコネクタハウジング2の奥に向かって押す。
【0052】
そして、スペーサ4を前述した抜け防止位置に変位させる。端子金具3のコネクタハウジング2からの脱落が防止されるとともに、係止爪33が第2の溝14に係止してスペーサ4のコネクタハウジング2からの脱落が防止される。こうして、前述した構成のコネクタ1が組み立てられる。
【0053】
本実施形態によれば、一方の係止片31aの先端部35から面部30に向かって一方の係止片31aを切り欠いた切欠き部36を備えている。突起32cが、一方の係止片31aと抜け防止片32との間隔T1を、他方の係止片31bの厚みT2より小さくしている。さらに、一方の係止片31aから突出した係止爪33と抜け防止片32との間隔T3を、他方の係止片31bの厚みT2より小さくしている。このため、一つのスペーサ4の他方の係止片31bが、他のスペーサ4の一方の係止片31aと抜け防止片32との間に侵入できない。したがって、これらのスペーサ4が、互いに絡み合うことを防止できる。
【0054】
また、一つのスペーサ4の他方の係止片31bが、他のスペーサ4の一方の係止片31aと抜け防止片32との間に侵入した場合でも、切欠き部36が設けられているので、これらのスペーサ4は容易に分離可能となる。したがって、スペーサ4をコネクタハウジング2に取り付ける際にかかる所要時間を抑制でき、コネクタ1を容易に組み立てることができる。
【0055】
さらに、孔24が、スペーサ収容部25と連通部26とを備えて、スペーサ4の面部30より大きく形成されている。このため、孔24を通して、スペーサ4の面部30をコネクタハウジング2の奥に向かって押し込み易くなる。したがって、コネクタ1は、組み立て易くなる。
【0056】
スぺーサ収容部25の二つの隅25eから離れるのにしたがって、連通部26の内縁部25bの切欠き量が徐々に増加している。連通部26がスぺーサ収容部25の全ての内縁部25a,25b,25c,25dに対し交差する傾斜縁27を二つ備えている。このため、孔24は、スペーサ4の面部30より確実に大きくなる。このため、孔24を通して、スペーサ4の面部30をコネクタハウジング2の奥に向かって、より確実に押し込み易くなる。したがって、コネクタ1は、より確実に組み立て易くなる。
【0057】
また、スぺーサ収容部25の二つの隅25eから離れるのにしたがって、連通部26の内縁部25bの切欠き量が徐々に増加している。また、傾斜縁27が、スペーサ収容部25の内縁部25a,25b,25c,25dに交差している。このため、図1中の上下方向にコネクタ1を圧縮しても、スペーサ収容部25の隅25eなどからコネクタハウジング2が破損することを防止できる。したがって、コネクタハウジング2の機械的な強度が低下することを防止できる。
【0058】
さらに、本体部10の外面10aに溝13,14を設け、スペーサ4の係止片31a,31bに係止爪33を設けている。係止爪33を溝13,14に係止させて、スペーサ4を本体部10即ちコネクタハウジング2に取り付けている。このため、係止片31a,31bに溝を設け、外面10aに突起を設ける場合に比較して、スペーサ4の係止片31a,31bを薄くできる。したがって、スペーサ4の小型化を図ることが可能となり、コネクタ1の小型化を図ることが可能となる。
【0059】
次に本発明の第2の実施形態にかかるコネクタのスペーサを図10ないし図15を参照して説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。本実施形態のコネクタのスペーサとしてのスペーサ4a(図12に示す)は、図10に示すコネクタ1aを構成する。図10に示されたコネクタ1aは、前述した第1の実施形態のコネクタ1と品番が異なるコネクタである。このため、コネクタハウジング2aと前記スペーサ4aも、前述した第1の実施形態とは品番の異なるものである。
【0060】
本実施形態のコネクタ1aは、図10に示すように、コネクタハウジング2aと、端子金具(図11に示す)3と、前記スペーサ4aと、を備えている。コネクタハウジング2aは、端子金具3を四つ収容する。また、スペーサ4aは、図12ないし図15に示すように、面部30と、一対の係止片31と、一対の係止爪33と、一つの抜け防止片32と、を一体に備えている。
【0061】
本実施形態では、抜け防止片32が、前述した第1の実施形態より長い。また、しきり片32bが四つ設けられている。さらに、突起32cの端子金具3の長手方向に沿った幅W2は、前述した第1の実施形態の突起32cの幅W1より小さい。
【0062】
本実施形態によれば、突起32cによって一方の係止片31aと抜け防止片32との間隔T1が、他方の係止片31bの厚みT2より小さくなっている。一方の係止片31aから突出した係止爪33と抜け防止片32との間隔T3が、他方の係止片31bの厚みT2より小さくなっている。さらに、切欠き部36を備えている。このため、一つのスペーサ4aの他方の係止片31bが、他のスペーサ4aの一方の係止片31aと抜け防止片32との間に侵入することができない。したがって、これらのスペーサ4aが、互いに絡み合うことをより確実に防止できる。したがって、スペーサ4aをコネクタハウジング2aに取り付ける際にかかる所要時間を抑制でき、コネクタ1aを容易に組み立てることができる。
【0063】
また、本発明では、品番の異なるスペーサ4,4aの突起32cの矢印Hに対し交差する方向の幅W1,W2が、互いに異なる。さらに、収容する端子金具3が増えると、前記突起32cの幅が小さくなる。
【0064】
本発明によれば、コネクタハウジング2,2aへの装着方向に交差する方向の突起32cの幅W1,W2が品番ごとに異なる。収容する端子金具3の数の少ないコネクタハウジング2に取り付けられるスペーサ4の突起32cの幅W1が、収容する端子金具3の数の多いコネクタハウジング2aに取り付けられるスペーサ4aの突起32cの幅W2より大きい。
【0065】
このため、コネクタハウジング2,2aに装着する品番のスペーサ4,4aの突起32cなどの外形に沿った通し孔15を設けておくことによって、スペーサ4を取り付けられるべきコネクタハウジング2より収容する端子金具3の多いコネクタハウジング2aに装着されることを防止できる。したがって、コネクタハウジング2,2aへの装着方向に交差する方向の突起32cの幅W1,W2が品番ごとに異なる。このため、スペーサ4は、誤った品番のコネクタハウジング2aに装着されることを防止できる。本発明では、取り付けられるコネクタハウジング2,2aが収容する端子金具3が増加するにしたがって、スペーサ4,4aの突起32cの幅W1,W2を小さくするのが望ましい。
【0066】
また、前述した実施形態では、抜け防止片32から突起32cを突出させている。しかしながら本発明では、一方の係止片31aから突起32cを突出させても良い。一方の係止片31aと抜け防止片32との双方から突起32cを突出させても良い。要するに、本発明では、一方の係止片31aと抜け防止片32との少なくとも一方から、一方の係止片31aと抜け防止片32とが互いに近づく方向に突起32cを突出させれば良い。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の本発明は、一方の係止片の端部から面部に向かって一方の係止片を切り欠いた切欠き部を備えている。このため、一つのスペーサの他方の係止片が、他のスペーサの一方の係止片と抜け防止片との間に侵入しても、これらのスペーサは容易に分離可能となる。したがって、スペーサをコネクタハウジングに取り付ける際にかかる所要時間を抑制でき、コネクタを容易に組み立てることができる。
【0068】
請求項2に記載の本発明は、一方の係止片と抜け防止片との間隔を他方の係止片の厚みより小さくする間隔縮小手段を備えている。このため、一つのスペーサの他方の係止片が、他のスペーサの一方の係止片と抜け防止片との間に侵入できない。したがって、これらのスペーサが、互いに絡み合うことを防止できる。したがって、スペーサをコネクタハウジングに取り付ける際にかかる所要時間を抑制でき、コネクタを容易に組み立てることができる。
【0069】
請求項3に記載の本発明は、一方の係止片の端部から面部に向かって一方の係止片を切り欠いた切欠き部を備えている。一方の係止片と抜け防止片との間隔を、他方の係止片の厚みより小さくする間隔縮小手段を備えている。このため、一つのスペーサの他方の係止片が、他のスペーサの一方の係止片と抜け防止片との間に侵入できない。したがって、これらのスペーサが、互いに絡み合うことを防止できる。
【0070】
また、一つのスペーサの他方の係止片が、他のスペーサの一方の係止片と抜け防止片との間に侵入した場合でも、切欠き部が設けられているので、これらのスペーサは容易に分離可能となる。したがって、スペーサをコネクタハウジングに取り付ける際にかかる所要時間を抑制でき、コネクタを容易に組み立てることができる。
【0071】
請求項4に記載の本発明は、間隔縮小手段が一方の係止片と抜け防止片とのうち少なくとも一方から突出した突起である。このため、一方の係止片と抜け防止片との間隔が、他方の係止片の厚みより確実に小さくなる。このため、一つのスペーサの他方の係止片が、他のスペーサの一方の係止片と抜け防止片との間に侵入できない。したがって、これらのスペーサが、互いに絡み合うことをより確実に防止できる。したがって、スペーサをコネクタハウジングに取り付ける際にかかる所要時間を抑制でき、コネクタを容易に組み立てることができる。
【0072】
請求項5に記載の本発明は、コネクタハウジングへの装着方向に交差する方向の突起の幅が品番ごとに異なる。このため、誤った品番のコネクタハウジングに装着されることを防止できる。
【0073】
また、突起によって一方の係止片と抜け防止片との間隔が、他方の係止片の厚みより小さくなっている。このため、一つのスペーサの他方の係止片が、他のスペーサの一方の係止片と抜け防止片との間に侵入できない。したがって、これらのスペーサが、互いに絡み合うことをより確実に防止できる。したがって、スペーサをコネクタハウジングに取り付ける際にかかる所要時間を抑制でき、コネクタを容易に組み立てることができる。
【0074】
請求項6に記載の本発明は、収容する端子金具の少ないコネクタハウジングに取り付けられるスペーサの突起の幅が、収容する端子金具の多いコネクタハウジングに取り付けられるスペーサの突起の幅より大きい。したがって、コネクタハウジングへの装着方向に交差する方向の突起の幅が品番ごとに異なる。
【0075】
このため、コネクタハウジングに装着されるべき品番のスペーサの突起の外形に沿った孔を設けておくことによって、取り付けられるべきコネクタハウジングより収容する端子金具が多いコネクタハウジングに装着されることを防止できる。したがって、誤った品番のコネクタハウジングに装着されることを防止できる。本発明では、取り付けられるコネクタハウジングが収容する端子金具の数が増加するにしたがって、前記突起の幅を小さくするのが望ましい。
【0076】
また、突起によって一方の係止片と抜け防止片との間隔が、他方の係止片の厚みより小さくなっている。このため、一つのスペーサの他方の係止片が、他のスペーサの一方の係止片と抜け防止片との間に侵入できない。したがって、これらのスペーサが、互いに絡み合うことをより確実に防止できる。したがって、スペーサをコネクタハウジングに取り付ける際にかかる所要時間を抑制でき、コネクタを容易に組み立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかるスペーサを備えたコネクタを分解して示す斜視図である。
【図2】図1に示されたコネクタのコネクタハウジングの側面図である。
【図3】図1に示されたコネクタの側面図である。
【図4】図1に示されたスペーサを許容位置に位置させた状態を示すコネクタの正面図である。
【図5】図1に示されたスペーサを抜け防止位置に位置させた状態を示すコネクタの正面図である。
【図6】図1に示されたスペーサの正面図である。
【図7】図6中の矢印VII方向からみたスペーサの側面図である。
【図8】図6中の矢印VIII方向からみたスペーサの平面図である。
【図9】図6中のIX−IX線に沿う断面図である。
【図10】本発明の第2の実施形態にかかるスペーサを備えたコネクタを分解して示す斜視図である。
【図11】図10に示されたコネクタのコネクタハウジングの側面図である。
【図12】図10に示されたスペーサの正面図である。
【図13】図12中の矢印XIII方向からみたスペーサの側面図である。
【図14】図12中の矢印XIV方向からみたスペーサの平面図である。
【図15】図12中のXV−XV線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1,1a コネクタ
2,2a コネクタハウジング
3 端子金具
4,4a スペーサ
10 本体部
10a 外面
20a,20b,20c,20d 周壁(外壁)
30 面部
31 係止片
31a 一方の係止片
31b 他方の係止片
32 抜け防止片
32c 突起(間隔縮小手段)
33 係止爪
35 先端部(面部から離れた側の端部)
36 切欠き部
T1 一方の係止片と突起の端面との間隔(一方の係止片と抜け防止片との間隔)
T2 他方の係止片の厚み
H スペーサのコネクタハウジングへの装着方向
W1,W2 突起の幅

Claims (6)

  1. 端子金具を収容するコネクタハウジングの本体部に取り付けられて、前記端子金具が前記本体部から抜け出ることを防止するコネクタのスペーサにおいて、
    前記本体部に取り付けられると前記コネクタハウジングの外壁と平行になる面部と、
    前記面部の互いに逆側に位置する両縁から互いに同方向に立設した一対の係止片と、
    一対の係止片それぞれの前記面部から離れた側の端部に設けられかつ前記本体部の外面に係止可能な係止爪と、
    一対の係止片相互間の中央より一方の係止片寄りに設けられかつ前記面部から前記一対の係止片と同方向に立設しているとともに前記係止爪が前記本体部の外面に係止すると前記本体部内に侵入して該本体部内から端子金具が抜け出ることを防止可能な抜け防止片と、
    前記一方の係止片の前記端部から前記面部に向かって前記一方の係止片の一部を切り欠いた切欠き部と、
    を備えたことを特徴とするコネクタのスペーサ。
  2. 端子金具を収容するコネクタハウジングの本体部に取り付けられて、前記端子金具が前記本体部から抜け出ることを防止するコネクタのスペーサにおいて、
    前記本体部に取り付けられると前記コネクタハウジングの外壁と平行になる面部と、
    前記面部の互いに逆側に位置する両縁から互いに同方向に立設した一対の係止片と、
    一対の係止片それぞれの前記面部から離れた側の端部に設けられかつ前記本体部の外面に係止可能な係止爪と、
    一対の係止片相互間の中央より一方の係止片寄りに設けられかつ前記面部から前記一対の係止片と同方向に立設しているとともに前記係止爪が前記本体部の外面に係止すると前記本体部内に侵入して該本体部内から端子金具が抜け出ることを防止可能な抜け防止片と、
    前記一方の係止片と前記抜け防止片との間隔を、他方の係止片の厚みより小さくする間隔縮小手段と、
    を備えたことを特徴とするコネクタのスペーサ。
  3. 端子金具を収容するコネクタハウジングの本体部に取り付けられて、前記端子金具が前記本体部から抜け出ることを防止するコネクタのスペーサにおいて、
    前記本体部に取り付けられると前記コネクタハウジングの外壁と平行になる面部と、
    前記面部の互いに逆側に位置する両縁から互いに同方向に立設した一対の係止片と、
    一対の係止片それぞれの前記面部から離れた側の端部に設けられかつ前記本体部の外面に係止可能な係止爪と、
    一対の係止片相互間の中央より一方の係止片寄りに設けられかつ前記面部から前記一対の係止片と同方向に立設しているとともに前記係止爪が前記本体部の外面に係止すると前記本体部内に侵入して該本体部内から端子金具が抜け出ることを防止可能な抜け防止片と、
    前記一方の係止片の前記端部から前記面部に向かって前記一方の係止片の一部を切り欠いた切欠き部と、
    前記一方の係止片と前記抜け防止片との間隔を、他方の係止片の厚みより小さくする間隔縮小手段と、
    を備えたことを特徴とするコネクタのスペーサ。
  4. 前記間隔縮小手段は、前記一方の係止片と抜け防止片とのうち少なくとも一方から、これらの一方の係止片と抜け防止片とが互いに近づく方向に突出した突起であることを特徴とする請求項2または請求項3記載のコネクタのスペーサ。
  5. 収容する端子金具の数が互いに異なる複数の品番のコネクタハウジングがあるとともに、
    装着されるコネクタハウジングの品番が異なると前記突起の前記コネクタハウジングへの装着方向に交差する方向の幅が互いに異なることを特徴とする請求項4記載のコネクタのスペーサ。
  6. 取り付けられるコネクタハウジングが収容する端子金具が増加するのにしたがって、前記突起の幅が小さくなることを特徴とする請求項5記載のコネクタのスペーサ。
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