JP2002010442A - 電気接続箱のワイヤハーネス固定構造 - Google Patents
電気接続箱のワイヤハーネス固定構造Info
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- JP2002010442A JP2002010442A JP2000184418A JP2000184418A JP2002010442A JP 2002010442 A JP2002010442 A JP 2002010442A JP 2000184418 A JP2000184418 A JP 2000184418A JP 2000184418 A JP2000184418 A JP 2000184418A JP 2002010442 A JP2002010442 A JP 2002010442A
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- Connection Or Junction Boxes (AREA)
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Abstract
る。 【解決手段】 ワイヤハーネス24が内外に跨って設け
られる箱本体22と、その箱本体22に係合するカバー
23とを備えた電気接続箱21は、引き出し部28とハ
ーネス固定部29とを有する。引き出し部28は、カバ
ー23が係合する箱本体22の一壁27の端部を切り欠
いて形成され、ハーネス固定部29はワイヤハーネス2
4を固定するように構成される。ハーネス固定部29
は、一壁27の外面において引き出し部28よりもその
切り欠き方向Pの側に位置し、一対の壁33、34と、
壁33の突出方向の端部から壁34に向けて連成される
係止片35と、ワイヤハーネス24が通過する通路36
とが形成される。
Description
体から引き出されたワイヤハーネスをその箱本体の外側
で固定するための電気接続箱のワイヤハーネス固定構造
に関する。
配線を合理的かつ経済的に分岐接続する電気接続箱が搭
載されている。電気接続箱は、種々の形態のものが知ら
れており、例えば図6に示されるような電気接続箱1で
は、ヒューズやリレー等を収容した箱本体2と、その箱
本体2に係合するカバー3とが備えられている。また、
電気接続箱1には、ワイヤハーネス4が箱本体2の内外
を跨るようにして設けられている。
照、以下同様)にカバー3が係合するように構成されて
おり、周壁5のうちの一壁7には、上記縁部6を切り欠
いた引き出し部8と、ハーネス固定部9とが形成されて
いる。
出し部8は、矩形形状に開口するように切り欠き形成さ
れており、そこからワイヤハーネス4が引き出されてい
る。また、ハーネス固定部9は一壁7の外面に形成され
ており、引き出し部8から引き出されたワイヤハーネス
4がそこに固定されている。
壁10、10を引き出し部8の両側に有している。その
一方の壁10には、他方の壁10に向けて突出する係止
片11が形成されている。係止片11は短冊片状に形成
されており、周壁5の基端12からの高さでは、その係
止片11の平面部分が周壁5の縁部6までの高さに近い
高さを有するように形成されている。
にあっては、矢線Q方向に外力が掛かりワイヤハーネス
4が振れてしまうと、図9に示されるようにワイヤハー
ネス4が係止片11に引っかからずにハーネス固定部9
から外れてしまう恐れがあった。言い換えれば、係止片
11は、その形成される位置によってワイヤハーネス4
を十分に固定することができなかった。
部9から外れているのを知らずにカバー3を箱本体2に
係合させてしまうと、上記縁部6の位置でワイヤハーネ
ス4の噛み込みが発生してしまうことになる。
もので、ワイヤハーネスの噛み込みを確実に防止する電
気接続箱のワイヤハーネス固定構造を提供することを課
題とする。
なされた請求項1記載の本発明の電気接続箱のワイヤハ
ーネス固定構造は、ワイヤハーネスが内外に跨って設け
られる箱本体と、該箱本体に係合するカバーと、を備え
た電気接続箱のワイヤハーネス固定構造であって、前記
カバーが係合する前記箱本体の一壁の端部を切り欠い
て、前記ワイヤハーネスを前記箱本体の内外に跨るよう
に位置させる引き出し部を形成し、前記一壁の外面に
は、前記引き出し部よりもその切り欠き方向の側に位置
するハーネス固定部を形成し、該ハーネス固定部には、
突出し対向する第一の壁及び第二の壁と、前記第一の壁
の突出方向の端部から前記第二の壁に向けて前記切り欠
き方向を交差するように連成される係止部材と、該係止
部材の縁部及び前記第二の壁の突出方向の端部によって
形成され前記ワイヤハーネスが通過する通路と、を形成
したことを特徴としている。
ヤハーネス固定構造は、請求項1に記載の電気接続箱の
ワイヤハーネス固定構造において、前記係止部材に、前
記縁部を凹ませて前記ワイヤハーネスを引っかける凹部
を形成したことを特徴としている。
ヤハーネス固定構造は、請求項1又は請求項2に記載の
電気接続箱のワイヤハーネス固定構造において、前記通
路の幅を、少なくとも部分的に、前記ワイヤハーネスの
直径に一致する大きさ又は該直径よりも若干大きくなる
大きさで形成したことを特徴としている。
ヤハーネス固定構造は、請求項1ないし請求項3いずれ
か記載の電気接続箱のワイヤハーネス固定構造におい
て、前記通路を屈曲させ、少なくとも第一の通路と第二
の通路とで構成したことを特徴としている。
本体の一壁の外面に形成されるハーネス固定部は、その
一壁の端部を切り欠き形成した引き出し部よりもその切
り欠き方向の側に位置することから、引き出し部から引
き出されたワイヤハーネスは、固定の際に即、ハーネス
固定部に向けて曲げられる。これによりワイヤハーネス
には元の状態の戻ろうとする反力が生じ、係止部材に引
っかけられるとその係止部材を押し付けるように反力が
作用する。係止部材にワイヤハーネスが押し付けられる
から、そこから、即ち言い換えればハーネス固定部から
ワイヤハーネスが外れ難くなる。仮に反力が生じなくて
も係止部材の位置が引き出し部よりもその切り欠き方向
の側に位置することから、ワイヤハーネスが外れ難くな
る。一方、ハーネス固定部は、ワイヤハーネスが通過す
る通路を有することから、そこを通過しなければワイヤ
ハーネスが外れてしまうことはない。一層、ハーネス固
定部から外れ難くなる。従って、ワイヤハーネスはハー
ネス固定部に確実に固定される。そして、カバーを箱本
体に係合させてもワイヤハーネスの噛み込みが発生する
ことはない。
イヤハーネスは係止部材の縁部を凹ませて形成した凹部
に引っかけられることから、ハーネス固定部から一層外
れ難くなる。
ーネス固定部の通路は、その幅が少なくとも部分的に、
ワイヤハーネスの直径に一致する大きさ又はその直径よ
りも若干大きくなる大きさで形成されることから、ワイ
ヤハーネスが通路を通過し難くなる。ワイヤハーネスが
ハーネス固定部から一層外れ難くなる。
路は少なくとも第一の通路と第二の通路とで屈曲した状
態に構成されることから、組付作業により確実に凹部に
引っかけられる。
実施の形態を説明する。図1は本発明の電気接続箱のワ
イヤハーネス固定構造の一実施の形態を示す斜視図であ
る。また、図2は箱本体の一壁の正面図、図3は電気接
続箱の正面図、図4は電気接続箱の平面図、図5は図4
のA−A線断面図を示している。
る電気接続箱21は、例えばヒューズやリレー等が収容
される箱本体22と、その箱本体22に係合するカバー
23とを備えている。また、電気接続箱21には、ワイ
ヤハーネス24が箱本体22の内外に跨って設けられて
いる。
壁26(図5参照)とで外観形状が有底の矩形箱状にな
るように形成されている。また、箱本体22は、その周
壁25のうちの一壁27に引き出し部28とハーネス固
定部29とを有している。カバー23は、浅底であって
箱本体22の周壁25に合わせて形成されており、その
周壁30が箱本体22の周壁25の端部31(図2及び
図5参照、以下同様)に係合するように構成されてい
る。ワイヤハーネス24は、引き出し部28を介して箱
本体22の内部から引き出され、下方に向けて曲げられ
た後にハーネス固定部29に固定されている(図5参
照)。ハーネス固定部29に対しては、引っかけられる
ようにして固定されている。図示されたワイヤハーネス
24はテープ巻きが施されている。
上、底壁26側を下と定義して説明する。
一壁27の端部31を下方に切り欠いて形成されている
(矢線Pを切り欠き方向とする)。また、本形態におい
ては凹状に開口するように形成されている(カバー23
が係合すると図3に示される如く矩形に開口する)。さ
らに、引き出し部28は、その切り欠きの終端が一壁2
7の中央よりもいくらか上方で終わる深さを有して形成
されている。尚、切り欠き方向Pに対して直交する方向
(左右方向)の位置は、箱本体22の内部構成によって
変わり得ることから、図中に示される位置を一例とす
る。
いずれかに示される如く、一壁27の外面であって引き
出し部28の真下(多少左右にずれていても可)に形成
されている。また、ハーネス固定部29は、一対の壁3
3、34と、係止片35と、通路36とを有して一壁2
7の外面から突出するように構成されている。壁33は
特許請求の範囲に記載した第一の壁、壁34は特許請求
の範囲に記載した第二の壁に相当するものとする。ま
た、係止片35は特許請求の範囲に記載した係止部材に
相当するものとする。
垂直に突出形成されており、突出方向の各端部37、3
8が同一平面上に位置するように形成されている。ま
た、切り欠き方向Pに沿って形成されている。さらに、
壁33、34は、引き出し部28の左右方向の幅分だけ
間隔をあけて互いに対向するように配置形成されてい
る。壁33、34の突出方向の長さは、ワイヤハーネス
24の剛性を考慮して形成されるものとする。
(これに限られるものではない。ワイヤハーネス24を
引っかけることができ且つ後述する通路36を形成する
ことができるものであればよいものとする)であって、
壁33の端部37の引き出し部28側に連成されてい
る。また、係止片35は、壁33の端部37から壁34
の端部38に向けて切り欠き方向Pを交差するように形
成されている。その交差方向(上記左右方向に一致す
る)の長さは、ワイヤハーネス24の直径よりも長くワ
イヤハーネス24を引っかけることができるようになっ
ている。
内するためのテーパ39と、ワイヤハーネス24を引っ
かけるための凹部40とが形成されている。テーパ39
は、引き出し部28側の縁部(側方の縁部)に連続して
形成されており、凹部40はその反対側の縁部(側方の
縁部)を略半月状に凹ませて形成されている。
る部分であって連続する第一の通路41と第二の通路4
2とを有している。また、係止片35の先端部分の縁部
と、壁34の端部38と、その端部38に連成される突
出片43とで屈曲する経路を有するように形成されてい
る(例えば第三の通路を形成してより屈曲させることも
可能である)。
の縁部と、壁34の端部38とで長方形の通路に形成さ
れており、第二の通路42は、係止片35の先端部分の
下側角部44と突出片43の側方の縁部45とで三角形
の通路に形成されている。通路36の間隔は、少なくと
も部分的にワイヤハーネス24の直径に一致する大きさ
又はその直径よりも若干大きな大きさで形成されてお
り、通路36を通過して固定された(凹部40に引っか
けられた)ワイヤハーネス24が、その通路36を逆戻
りしてハーネス固定部29から容易に外れてしまわない
ようになっている。
出し部28を介してワイヤハーネス24を箱本体22の
内部から引き出しハーネス固定部29に固定させた後に
カバー23を箱本体22に係合させて組み立てられてい
る。そして、ワイヤハーネス24に対する固定構造につ
いてもう少し詳しく説明すれば、電気接続箱21は、箱
本体22の内部から引き出され、下方に向けて曲げられ
たワイヤハーネス24をテーパ39に拾わせながら第一
の通路41及び第二の通路42を通過させ、凹部40に
引っかけるようにしたワイヤハーネス固定構造を有して
いる。
より反力が生じて係止片35を押し付けるように作用す
ることから、そのワイヤハーネス24がハーネス固定部
29から容易に外れてしまうことはない(仮に反力が生
じなくても係止片35の位置が引き出し部28よりも下
側に位置することから、ワイヤハーネス24が外れ難く
なる)。また、図5に示される如く、矢線Q方向に外力
が掛かりワイヤハーネス24が振れようとしてもそのワ
イヤハーネス24が係止片35に引っかかってハーネス
固定部29から容易に外れてしまうことはない。
固定部29に確実に固定され、カバー23を箱本体22
に係合させてもワイヤハーネス24の噛み込みが発生す
ることはない。
れた本発明によれば、ハーネス固定部の位置及び構成に
よってワイヤハーネスがハーネス固定部に確実に固定さ
れる。そして、カバーを箱本体に係合させてもワイヤハ
ーネスの噛み込みが発生することはない。従って、ワイ
ヤハーネスの噛み込みを確実に防止することができると
いう効果を奏する。その他の効果として、ワイヤハーネ
ス固定部と入口部の落差によりワイヤハーネスを伝って
の水の浸入が防止できる。
止部材の凹部によってワイヤハーネスをハーネス固定部
から一層外れ難くすることができるという効果を奏す
る。
ーネス固定部の通路の幅を規制することによってワイヤ
ハーネスをハーネス固定部から一層外れ難くすることが
できるという効果を奏する。
ーネス固定部の通路を少なくとも第一の通路と第二の通
路とで屈曲した状態に構成することによってワイヤハー
ネスをハーネス固定部から一層外れ難くすることができ
るという効果を奏する。
構造の一実施の形態を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
ネスがハーネス固定部から外れている状態を示した説明
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ワイヤハーネスが内外に跨って設けられ
る箱本体と、該箱本体に係合するカバーと、を備えた電
気接続箱のワイヤハーネス固定構造であって、 前記カバーが係合する前記箱本体の一壁の端部を切り欠
いて、前記ワイヤハーネスを前記箱本体の内外に跨るよ
うに位置させる引き出し部を形成し、 前記一壁の外面には、前記引き出し部よりもその切り欠
き方向の側に位置するハーネス固定部を形成し、 該ハーネス固定部には、突出し対向する第一の壁及び第
二の壁と、前記第一の壁の突出方向の端部から前記第二
の壁に向けて前記切り欠き方向を交差するように連成さ
れる係止部材と、該係止部材の縁部及び前記第二の壁の
突出方向の端部によって形成され前記ワイヤハーネスが
通過する通路と、を形成したことを特徴とする電気接続
箱のワイヤハーネス固定構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載の電気接続箱のワイヤハ
ーネス固定構造において、 前記係止部材に、前記縁部を凹ませて前記ワイヤハーネ
スを引っかける凹部を形成したことを特徴とする電気接
続箱のワイヤハーネス固定構造。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の電気接続
箱のワイヤハーネス固定構造において、 前記通路の幅を、少なくとも部分的に、前記ワイヤハー
ネスの直径に一致する大きさ又は該直径よりも若干大き
くなる大きさで形成したことを特徴とする電気接続箱の
ワイヤハーネス固定構造。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3いずれか記載の
電気接続箱のワイヤハーネス固定構造において、 前記通路を屈曲させ、少なくとも第一の通路と第二の通
路とで構成したことを特徴とする電気接続箱のワイヤハ
ーネス固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000184418A JP2002010442A (ja) | 2000-06-20 | 2000-06-20 | 電気接続箱のワイヤハーネス固定構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000184418A JP2002010442A (ja) | 2000-06-20 | 2000-06-20 | 電気接続箱のワイヤハーネス固定構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=18684863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000184418A Pending JP2002010442A (ja) | 2000-06-20 | 2000-06-20 | 電気接続箱のワイヤハーネス固定構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002010442A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007053208A (ja) * | 2005-08-17 | 2007-03-01 | Yazaki Corp | 筐体 |
JP2007330005A (ja) * | 2006-06-07 | 2007-12-20 | Yazaki Corp | プロテクタ、電線の配索方法および配索構造 |
JP2008061410A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Yazaki Corp | 電気接続箱 |
US10122159B2 (en) | 2014-09-12 | 2018-11-06 | Yazaki Corporation | Electric connection box |
JP2020137202A (ja) * | 2019-02-15 | 2020-08-31 | トヨタ車体株式会社 | ワイヤハーネス用の止水具、コネクタホルダ、及びワイヤハーネスの止水構造 |
-
2000
- 2000-06-20 JP JP2000184418A patent/JP2002010442A/ja active Pending
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