JPH065320U - プロテクタ - Google Patents

プロテクタ

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JPH065320U
JPH065320U JP4156292U JP4156292U JPH065320U JP H065320 U JPH065320 U JP H065320U JP 4156292 U JP4156292 U JP 4156292U JP 4156292 U JP4156292 U JP 4156292U JP H065320 U JPH065320 U JP H065320U
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side wall
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一弘 池田
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プロテクタ本体にカバーを嵌合係止させる
際、プロテクタ本体とカバーによるワイヤハーネスの噛
み込みを防止できる。 【構成】 底壁11の両端に対向し立設された側壁12
を有し樋状をなしたプロテクタ本体10と該プロテクタ
本体10の開口部13を覆うカバー20とから成り、プ
ロテクタ本体10の側壁12にはカバー20の係止部2
3と係合する被係止部14を有し、内部にワイヤハーネ
スWを収容するプロテクタPにおいて、係止部23に被
係止部14を係止させた状態で側壁12の頂部とカバー
20との間にワイヤハーネスWを収容するスペースSを
設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プロテクタ本体にカバーを被せる際、プロテクタ本体とカバーによ るワイヤハーネスの噛み込みを防止し得るプロテクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のプロテクタとしては、例えば実開昭63−138822号公報 に開示されたものがある。すなわち、この従来のプロテクタは、図3(a)に示 すように、底壁1aの両端に対向する側壁1bを立設し樋状をなしたプロテクタ 本体1と、このプロテクタ本体1の開口部を覆うカバー2とを有し、さらにプロ テクタ本体1の側壁1bの上縁にプロテクタ本体1の内側に倒伏可能なワイヤハ ーネスガイド壁1cを立設している。そしてプロテクタ本体1にカバー2を被せ る際、ワイヤハーネスWが側壁1bからこぼれ側壁1bとカバー2の間に噛み込 まないように、図3(b)に示すように、ワイヤハーネスWをプロテクタ本体1 内に入れた後、ワイヤハーネスWがプロテクタ本体1外へはみ出さないようにワ イヤハーネスガイド壁1cを内側へ倒しワイヤハーネスWを押え、カバー2をプ ロテクタ本体1に被せている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来のプロテクタでは、ワイヤハーネスWの噛み込みを防 止するために、ワイヤハーネスガイド壁1cを複数個ないし全側壁1bに渡って 設置しなければならない。このため、プロテクタの構造が複雑となり、またプロ テクタの組み付け作業性を低下させてしまうという問題があった。
【0004】 本考案は上記の点に着目しなされたもので、カバーをプロテクタ本体に被せる 際、プロテクタ本体とカバーによるワイヤハーネスの噛み込みを防止でき、かつ 構造が簡潔で組付け作業が容易なプロテクタの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案では、底壁の両端に対向し立設された側壁を 有し樋状をなしたプロテクタ本体と該プロテクタ本体の開口部を覆うカバーとか ら成り、前記プロテクタ本体の側壁には前記カバーの係止部と係合する被係止部 を有し、内部にワイヤハーネスを収容するプロテクタにおいて、前記係止部に前 記被係止部を係止させた状態で前記側壁の頂部と前記カバーとの間にスペースを 設けることとした。
【0006】
【作用】
カバーをプロテクタ本体に嵌合係止させると、プロテクタ本体の側壁とカバー との間にワイヤハーネスを収容するスペースを生じうる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0008】 図1は本考案に係るプロテクタの一実施例を示す。図中、プロテクタPは、底 壁11の両端に対向する側壁12を立設し樋状をなしたプロテクタ本体10と、 このプロテクタ本体10と分離構成され、上板21の両端に対向する側板22を 立設し樋状をなし、前記プロテクタ本体10の開口部13を覆うカバー20とで 構成される。
【0009】 プロテクタ本体10は、側壁12の外面に上下方向(すなわち底壁11に垂直 方向)へ伸び外方へ突出した突片14aを、ワイヤハーネスWの配索方向へ所定 の間隔Xをもって一対、立設し、その突片14aの上部先端をワイヤハーネスW の配索方向に沿った上部係止部材14bで連結すると共に、この上部係止部材1 4bから離間した突片14aの下部を側壁12の外面から突出した下部係止部材 14cで連結して被係止部14を形成している。従って、側壁12の外面には、 一対の突片14aと上部係止部材14bとにより囲まれ上下方向に貫通された係 止孔14dを形成している。
【0010】 カバー20は、側板22にその先端から上板21へ向って所定の長さ切欠かれ 、ワイヤハーネスWの配索方向へ所定の間隔Xをもった一対のスリット23aを 設け、このスリット23aの間の側板22の先端部に外方へ突出した係止突起2 3bを設けて係止部23を形成している。そして一対のスリット23aがプロテ クタ本体10の一対の突片14aに嵌入可能となっており、カバー20の係止突 起23bがプロテクタ本体10の係止孔14dを貫通して上部係止部材14bと 下部係止部材14cの間に嵌合可能になっている。
【0011】 さらに、図2(b)に示すように係止突起23bを上部係止部材14bと下部 係止部材14cの間に係止してカバー20をプロテクタ本体10に嵌合係止させ たとき、プロテクタ本体10の開口部13すなわちプロテクタ本体10の両側壁 12の先端を含む平面と、カバー20の内面の間にスペースSを設けワイヤハー ネスWの収容部を増大してある。
【0012】 なお、カバー20の係止部23は、カバー20をプロテクタ本体10に冠着可 能なように、プロテクタ本体10の被係止部14に対向する位置にカバー20の 各側板21にそれぞれ2箇所、設けている。
【0013】 このような構成において、カバー20をプロテクタ本体10に嵌合係止させる には、図2に示すように、まずカバー20の係止部23の先端(すなわち、一対 のスリット23aの間の側板22の先端)をプロテクタ本体10の被係止部14 の係止孔14dに位置させ、カバー20をプロテクタ本体10の底壁11に向っ て押圧する。このとき、カバー20の係止突起23bがプロテクタ本体10の上 部係止部材14bを外方へ彎曲させて係止孔14dを貫通し、カバー20の係止 部23の先端がプロテクタ本体10の下部係止部材14cに当接することができ る。なお、係止突起23bが係止孔14dを貫通し終えると、下部係止部材14 cがプロテクタ本体10の側壁12に向って変形し、係止孔14dが係止突起2 3bの貫通前の状態に復元する。
【0014】 従って、係止突起23bを上部係止部材14bと下部係止部材14cの間に挟 持し、すなわち係止部23を被係止部14に係止してカバー10をプロテクタ本 体20に嵌合係止させることができる。
【0015】 このように本実施例では、カバー20をプロテクタ本体10に被せる際、図2 に示すようにワイヤハーネスWをプロテクタ本体10の側壁12を越えて入れ、 またはワイヤハーネスWを側壁12を越えて屈曲した場合でも、側壁12を越え たワイヤハーネスWが側壁12の頂部12aとカバー20の間のスペースSに収 容され得るので、側壁12の頂部12aとカバー20の間にワイヤハーネスWを 噛み込む虞れがない。
【0016】 また、前述した従来例のようなワイヤハーネスガイド壁1cを有しないので、 構造が簡潔となると共に、プロテクタの組付け作業が容易となる。
【0017】 なお、カバー20の係止部23をプロテクタ本体10の被係止部14に係止す るために、本実施例では係止突起23bが係止孔14dを貫通すると共に、係止 部23の先端を被係止部14の下部係止部材14cに当接するようにしたが、こ れに限定されるものではなく、例えば、係止突起23bが係止孔14dを貫通す ると共に、カバー20のスリット23aの上端Aをプロテクタ本体10の突片1 4aの上端Bに当接することもできる。さらに、被係止部14外の側壁12に新 たに外方へ突出した係止部材15を設け(図示せず)、係止突起23bが係止孔 14dを貫通すると共に、カバー側板12の先端をこの新設の係止部材15に当 接することもできる。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、カバーをプロテクタ本体に嵌合係止させ たとき、プロテクタ本体の側壁の頂部とカバーの間にスペースを有するため、ワ イヤハーネスをプロテクタ本体にその側壁を越えて入れ、またはワイヤハーネス がプロテクタ本体の側壁を越えて屈曲した場合でも、プロテクタ本体の側壁とカ バーによるワイヤハーネスの噛み込みを防止できる。
【0019】 また、構造が簡潔なので、プロテクタの製造コストを低減できると共に、プロ テクタの組付作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るプロテクタの一実施例を示す斜視
図である。
【図2】(a) 図1のプロテクタのプロテクタ本体内
にワイヤハーネスを入れ、カバーをプロテクタ本体に嵌
合係止させる前の状態を示す断面図である。 (b) 図2(a)の状態のプロテクタ本体にカバーを
嵌合係止させた状態を示す断面図である。
【図3】(a) 従来のプロテクタの一例を示す斜視図
である。 (b) 図3(a)のプロテクタにワイヤハーネスを入
れ、プロテクタ本体にカバーを被せた状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
10 プロテクタ本体 11 底壁 12 側壁 13 開口部 14 被係止部 20 カバー 23 係止部 P プロテクタ S スペース W ワイヤハーネス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁の両端に対向し立設された側壁を有
    し樋状をなしたプロテクタ本体と該プロテクタ本体の開
    口部を覆うカバーとから成り、前記プロテクタ本体の側
    壁には前記カバーの係止部と係合する被係止部を有し、
    内部にワイヤハーネスを収容するプロテクタにおいて、
    前記係止部に前記被係止部を係止させた状態で前記側壁
    の頂部と前記カバーとの間にスペースを設けることによ
    りプロテクタ本体とカバーによるワイヤハーネスの噛み
    込みを防止したことを特徴とするプロテクタ。
JP1992041562U 1992-06-17 1992-06-17 プロテクタ Expired - Fee Related JP2571442Y2 (ja)

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