JPH065319U - プロテクタ - Google Patents

プロテクタ

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JPH065319U
JPH065319U JP4126692U JP4126692U JPH065319U JP H065319 U JPH065319 U JP H065319U JP 4126692 U JP4126692 U JP 4126692U JP 4126692 U JP4126692 U JP 4126692U JP H065319 U JPH065319 U JP H065319U
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Japan
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protector
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clamp
bottom wall
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JP4126692U
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秀司 上野
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両のパネル等の取付孔にプロテクタのクラ
ンプを容易に挿入係止できる。 【構成】 底壁21の両端に対向する側壁22を立設し
樋状をなしたプロテクタ本体20と、前記プロテクタ本
体20に係止機構により係止されるカバー30とを有
し、前記プロテクタ本体20の底壁21外側にクランプ
23が立設されたプロテクタにおいて、前記クランプ2
3に対応する前記プロテクタ本体20の底壁21内側か
ら、先端部が前記カバー30を貫通してカバー30上面
に望む支柱24を立設した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、クランプを有したプロテクタに関し、特に車両のパネル等の取付孔 にクランプを容易に挿入係止できるプロテクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のプロテクタとしては、例えば実開昭64−37315号公報に 開示されたものがある。すなわち図4(a)及び図4(b)に示すように、この 従来のプロテクタは、底壁11の両端に対向する側壁12を立設し樋状をなした プロテクタ本体10と、このプロテクタ本体10の側壁12に係止機構により係 止されたカバー20とを有している。なお、この係止機構はプロテクタ本体10 の両側壁12の外面に設けられた係止突起15と、この係止突起15を嵌入係止 するカバー20に設けられた係止孔21とにより形成される。さらに、この従来 のプロテクタは、プロテクタ本体10の底壁11外側にクランプ13を立設する と共に、プロテクタ本体10の底壁11内側のクランプ13に対応する位置に先 端部がカバー20に当接する支柱14を立設している。そしてプロテクタ本体1 0にワイヤハーネスWを入れカバー20を冠着した後、支柱14とカバー20が 当接する部分をカバー20の外側から車両のパネル等に穿設された所定の取付孔 に向って押圧すると、クランプ13がその取付孔に係止されプロテクタを車両の パネル等に取付けできるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のプロテクタでは、クランプ13を車両のパネ ル等の取付孔に当接し、プロテクタを車両のパネル等に取付ける際、図5に示す ように支柱14とカバー20の間にワイヤハーネスWを噛み込んだ状態でカバー 20を矢印Fの方向へ押圧すると、ワイヤハーネスWを損傷してしまう虞れがあ り、さらに図6に示すようにワイヤハーネスWをプロテクタ内に一杯に詰め込ん だ状態でカバー20を矢印Fの方向へ押圧する場合や、また図7に示すようにカ バー20を矢印Fの方向へ押圧する際、支柱14が屈曲して倒れてしまう場合は 、カバー20を押圧してもクランプ13に直接、圧力が作用せず、クランプ13 を車両のパネル等の取付孔に容易に挿入係止できず、またはクランプ13が半挿 入状態となってしまうという虞れがあった。
【0004】 本考案は上記の点に着目してなされたもので、プロテクタを車両のパネル等に 取付ける際に、プロテクタ本体の支柱とカバーの間にワイヤハーネスを噛み込む ことなく、クランプを車両のパネル等の取付孔に容易に挿入係止できるプロテク タの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案では、底壁の両端に対向する側壁を立設し樋 状をなしたプロテクタ本体と、前記プロテクタ本体に係止機構により係止される カバーとを有し、前記プロテクタ本体の底壁外側にクランプが立設されたプロテ クタにおいて、前記クランプに対応する前記プロテクタ本体の底壁内側から、先 端部が前記カバーを貫通してカバー上面に望む支柱を立設することとした。
【0006】
【作用】
ワイヤハーネスを収容しカバーを取付けたプロテクタのクランプを車両のパネ ル等に設けられた取付孔に当接し、この取付孔に向ってプロテクタの支柱の先端 を押圧すると、圧力が支柱を介して直接にクランプに伝達され、クランプを車両 のパネル等の取付孔に挿入係止できる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0008】 図1(a)、図1(b)及び図2は本考案に係るプロテクタの一実施例を示す 。図中、プロテクタP1 は底壁21の両端に対向する側壁22を立設し樋状をな したプロテクタ本体20と、このプロテクタ本体20の開口部を覆うカバー30 とで構成される。
【0009】 プロテクタ本体20は、底壁21の外側に下方に突出したクランプ23を立設 すると共に、底壁21の内側にクランプ23に対応する位置に側壁22の高さを 越えて上方へ延びた支柱24を立設し、さらに、この支柱24の先端部に一対の 係止突起25を設けている。
【0010】 カバー30には、プロテクタ本体20にカバー30を被せたとき、支柱24の 先端部がカバー30を貫通してカバー30の外面から突出し、その先端部の一対 の突起25が係止し得る係止孔31を設けている。なお、支柱24の突起25と カバー30の係止孔31とによりカバー30をプロテクタ本体20に係止する係 止機構を形成している。
【0011】 このような構成のプロテクタP1 を車両のパネル等の取付孔に取付けるには、 まずプロテクタ本体20にワイヤハーネスWを入れ、カバー30の係止孔31を プロテクタ本体20の支柱24の先端に当接し、カバー30をプロテクタ本体2 0に向って押圧する。このとき、支柱24の先端部の係止突起25がカバー30 の係止孔31を貫通し係止孔31に係止され、カバー30をプロテクタ本体20 に取付けることができる。
【0012】 次に、プロテクタ本体20のクランプ23を車両のパネル等の取付孔に当接し 、さらにカバー30を貫通したプロテクタ本体20の支柱24の先端を車両のパ ネル等の取付孔に向けて押圧する。このとき、圧力が直接に支柱24を介してク ランプ23に伝達されて、クランプ23を車両のパネル等の取付孔に挿入係止す ることができ、プロテクタPの車両のパネル等への取付けが完了される。
【0013】 このように本実施例では、プロテクタP1 を車両のパネル等の取付孔に取付け る際、プロテクタ本体20の支柱24をカバー30を貫通してカバー30の外面 から突出させたので、支柱24の先端とカバー30の間でワイヤーハーネスWの 噛み込みを防止でき、さらに支柱24の倒れを防止できる。
【0014】 また、支柱24の先端を車両のパネル等の取付孔に向けて押圧するとき、圧力 が支柱24を介してクランプ23に直接に伝達されるので、クランプ23の車両 のパネル等の取付孔への挿入係止が容易となり、クランプ23の半挿入係止を防 止でき、さらにワイヤーハーネスWをプロテクタP1 内に一杯に入れた場合でも 、クランプ23を車両のパネル等の取付孔に容易に挿入係止できる。
【0015】 図3(a)及び図3(b)は本考案に係るプロテクタの他の実施例を示す。
【0016】 これらの図において、図3の実施例が図1の実施例と相異するところは、プロ テクタ本体40の支柱44の先端部に係止機構を設けずに、新たにプロテクタ本 体40の対向する側壁42に係止機構を設けたことである。すなわち、支柱44 の先端部に係止突起を設けずに単に支柱44の先端をカバー50の挿通孔51に 貫通しカバー50の外面から突出させておき、新たにプロテクタ本体40の両側 壁42の外面に係止突起45を設けると共に、カバー50の両端にプロテクタ本 体40の側壁42に沿って立設され対向する側板52に、両側壁42の係止突起 45が嵌入係止し得る係止孔53を穿設したことである。その他の部分について は、図3の実施例は図1の実施例と同様である。
【0017】 このような構成のプロテクタP2 を車両のパネル等に取付けるには、まずプロ テクタ本体40にワイヤハーネスWを入れ、カバー50の挿通孔51がプロテク タ本体40の支柱44に挿入し得るように、カバー50の側板52先端をプロテ クタ本体40の係止突起45に当接し、カバー50をプロテクタ本体40に向け て押圧する。このとき、カバー50の挿通孔51がプロテクタ本体40の支柱4 4の先端に挿入されると共に、カバー50の両側板52の係止孔53がプロテク タ本体50の両側壁52の係止突起45に嵌入係止されて、カバー50をプロテ クタ本体40に取付けることができる。
【0018】 さらに、カバー50を取付けられたプロテクタP2 を車両のパネル等の取付孔 へ取付けるには、前述した図1の実施例の場合と同様にして行うことができる。
【0019】 また、このような図3の実施例では、前述した図1の実施例の場合と同様な効 果を有する。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、プロテクタ本体の支柱の先端部をカバー を貫通してカバーの外面から突出させたので、プロテクタのクランプを車両のパ ネル等の取付孔に挿入係止する際、クランプを取付孔に容易に挿入係止でき、延 いてはクランプの取付作業を向上できる。
【0021】 また、支柱とカバーの間にワイヤハーネスの噛み込みを防止でき、さらにクラ ンプの車両のパネル等の取付孔への半挿入状態を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本考案に係るプロテクタの一実施例を示
す断面図である。 (b)図1(a)のプロテクタの組立斜視図である。
【図2】図1のプロテクタのクランプ部分を示す一部破
断斜視図である。
【図3】(a)本考案に係るプロテクタの他の実施例を
示す断面図である。 (b)図3(a)のプロテクタの組立斜視図である。
【図4】(a)従来のプロテクタの一例を示す断面図で
ある。 (b)図4(a)のプロテクタの組立斜視図である。
【図5】図4のプロテクタの使用状態を示す断面図であ
る。
【図6】図4のプロテクタの使用状態を示す断面図であ
る。
【図7】図4のプロテクタの使用状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ,P2 プロテクタ 20,40 プロテクタ本体 21,41 底壁 22,42 側壁 23,43 クランプ 24,44 支柱 25,45 係止突起 30,50 カバー 31,53 係止孔 51 挿通孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁の両端に対向する側壁を立設し樋状
    をなしたプロテクタ本体と、前記プロテクタ本体に係止
    機構により係止されるカバーとを有し、前記プロテクタ
    本体の底壁外側にクランプが立設されたプロテクタにお
    いて、 前記クランプに対応する前記プロテクタ本体の底壁内側
    から、先端部が前記カバーを貫通してカバー上面に望む
    支柱を立設したことを特徴とするプロテクタ。
JP1992041266U 1992-06-16 1992-06-16 プロテクタ Expired - Lifetime JP2586270Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1992041266U JP2586270Y2 (ja) 1992-06-16 1992-06-16 プロテクタ

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JP1992041266U JP2586270Y2 (ja) 1992-06-16 1992-06-16 プロテクタ

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JPH065319U true JPH065319U (ja) 1994-01-21
JP2586270Y2 JP2586270Y2 (ja) 1998-12-02

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6437315U (ja) * 1987-08-31 1989-03-07
JPH02118418U (ja) * 1989-03-03 1990-09-21

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6437315U (ja) * 1987-08-31 1989-03-07
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