JP2586270Y2 - プロテクタ - Google Patents

プロテクタ

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JP2586270Y2
JP2586270Y2 JP1992041266U JP4126692U JP2586270Y2 JP 2586270 Y2 JP2586270 Y2 JP 2586270Y2 JP 1992041266 U JP1992041266 U JP 1992041266U JP 4126692 U JP4126692 U JP 4126692U JP 2586270 Y2 JP2586270 Y2 JP 2586270Y2
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JP
Japan
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protector
cover
clamp
bottom wall
locking
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1992041266U
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English (en)
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JPH065319U (ja
Inventor
秀司 上野
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Publication of JPH065319U publication Critical patent/JPH065319U/ja
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  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、クランプを有したプロ
テクタに関し、特に車両のパネル等の取付孔にクランプ
を容易に挿入係止できるプロテクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のプロテクタとしては、例
えば実開昭64−37315号公報に開示されたものが
ある。すなわち図4(a)及び図4(b)に示すよう
に、この従来のプロテクタは、底壁11の両端に対向す
る側壁12を立設し樋状をなしたプロテクタ本体10
と、このプロテクタ本体10の側壁12に係止機構によ
り係止されたカバー20とを有している。なお、この係
止機構はプロテクタ本体10の両側壁12の外面に設け
られた係止突起15と、この係止突起15を嵌入係止す
るカバー20に設けられた係止孔21とにより形成され
る。さらに、この従来のプロテクタは、プロテクタ本体
10の底壁11外側にクランプ13を立設すると共に、
プロテクタ本体10の底壁11内側のクランプ13に対
応する位置に先端部がカバー20に当接する支柱14を
立設している。そしてプロテクタ本体10にワイヤハー
ネスWを入れカバー20を冠着した後、支柱14とカバ
ー20が当接する部分をカバー20の外側から車両のパ
ネル等に穿設された所定の取付孔に向って押圧すると、
クランプ13がその取付孔に係止されプロテクタを車両
のパネル等に取付けできるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のプロテクタでは、クランプ13を車両のパネ
ル等の取付孔に当接し、プロテクタを車両のパネル等に
取付ける際、図5に示すように支柱14とカバー20の
間にワイヤハーネスWを噛み込んだ状態でカバー20を
矢印Fの方向へ押圧すると、ワイヤハーネスWを損傷し
てしまう虞れがあり、さらに図6に示すようにワイヤハ
ーネスWをプロテクタ内に一杯に詰め込んだ状態でカバ
ー20を矢印Fの方向へ押圧する場合や、また図7に示
すようにカバー20を矢印Fの方向へ押圧する際、支柱
14が屈曲して倒れてしまう場合は、カバー20を押圧
してもクランプ13に直接、圧力が作用せず、クランプ
13を車両のパネル等の取付孔に容易に挿入係止でき
ず、またはクランプ13が半挿入状態となってしまうと
いう虞れがあった。
【0004】本考案は上記の点に着目してなされたもの
で、プロテクタを車両のパネル等に取付ける際に、プロ
テクタ本体の支柱とカバーの間にワイヤハーネスを噛み
込むことなく、クランプを車両のパネル等の取付孔に容
易に挿入係止できるプロテクタの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案では、底壁とこの底壁の両側から同方向に立設
されて互いに対向する一対の側壁とで樋状に形成された
プロテクタ本体と、このプロテクタ本体に係止機構によ
り係止されてプロテクタ本体の上部開口を閉鎖するカバ
ーと、前記底壁の外側面から立設されてパネル取付孔に
挿入・係止されるクランプとを有するプロテクタであっ
て、前記プロテクタ本体の上部開口を閉鎖した状態のカ
バーを先端部が挿通する支柱を、前記クランプが立設さ
れた底壁の立設位置の内側面から立設することとした。
【0006】
【作用】ワイヤハーネスをプロテクタ本体内に収容し、
プロテクタ本体の上部開口をカバーで閉鎖した状態で、
底壁の外側面から立設されたクランプを車両等のパネル
取付孔に当接させる。そして、この取付孔に向かってカ
バーを挿通している支柱の先端部を押圧すると、この押
圧力が支柱を介して直接クランプに伝達され、クランプ
がパネル取付孔内に挿入・係止する。この際、底壁から
支柱が立設されているので、カバーでプロテクタ本体の
上部開口を閉鎖する際に、支柱を電線間に挿入する手間
がなくなり、作業性が向上する。さらに、底壁に支柱を
案内するための筒状部等を設ける必要がないので、プロ
テクタ全体の大型化が防止できる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0008】図1(a)、図1(b)及び図2は本考案
に係るプロテクタの一実施例を示す。図中、プロテクタ
1 は底壁21の両端に対向する側壁22を立設し樋状
をなしたプロテクタ本体20と、このプロテクタ本体2
0の開口部を覆うカバー30とで構成される。
【0009】プロテクタ20は、底壁21の外側面から
下方に突出したクランプ23を立設するとともに、クラ
ンプ23が立設された立設位置の底壁の内側面から、側
壁22の高さを越えて上方へ延びた支柱24を立設し、
さらに、この支柱24の先端部に一対の係止突起25を
設けている。
【0010】カバー30には、プロテクタ本体20にカ
バー30を被せたとき、支柱24の先端部がカバー30
を貫通してカバー30の外面から突出し、その先端部の
一対の突起25が係止し得る係止孔31を設けている。
なお、支柱24の突起25とカバー30の係止孔31と
によりカバー30をプロテクタ本体20に係止する係止
機構を形成している。
【0011】このような構成のプロテクタP1 を車両の
パネル等の取付孔に取付けるには、まずプロテクタ本体
20にワイヤハーネスWを入れ、カバー30の係止孔3
1をプロテクタ本体20の支柱24の先端に当接し、カ
バー30をプロテクタ本体20に向って押圧する。この
とき、支柱24の先端部の係止突起25がカバー30の
係止孔31を貫通し係止孔31に係止され、カバー30
をプロテクタ本体20に取付けることができる。
【0012】次に、プロテクタ本体20のクランプ23
を車両のパネル等の取付孔に当接し、さらにカバー30
を貫通したプロテクタ本体20の支柱24の先端を車両
のパネル等の取付孔に向けて押圧する。このとき、圧力
が直接に支柱24を介してクランプ23に伝達されて、
クランプ23を車両のパネル等の取付孔に挿入係止する
ことができ、プロテクタPの車両のパネル等への取付け
が完了される。
【0013】このように本実施例では、プロテクタP1
を車両のパネル等の取付孔に取付ける際、プロテクタ本
体20の支柱24をカバー30を貫通してカバー30の
外面から突出させたので、支柱24の先端とカバー30
の間でワイヤーハーネスWの噛み込みを防止でき、さら
に支柱24の倒れを防止できる。
【0014】また、支柱24の先端を車両のパネル等の
取付孔に向けて押圧するとき、圧力が支柱24を介して
クランプ23に直接に伝達されるので、クランプ23の
車両のパネル等の取付孔への挿入係止が容易となり、ク
ランプ23の半挿入係止を防止でき、さらにワイヤーハ
ーネスWをプロテクタP1 内に一杯に入れた場合でも、
クランプ23を車両のパネル等の取付孔に容易に挿入係
止できる。
【0015】図3(a)及び図3(b)は本考案に係る
プロテクタの他の実施例を示す。
【0016】これらの図において、図3の実施例が図1
の実施例と相異するところは、プロテクタ本体40の支
柱44の先端部に係止機構を設けずに、新たにプロテク
タ本体40の対向する側壁42に係止機構を設けたこと
である。すなわち、支柱44の先端部に係止突起を設け
ずに単に支柱44の先端をカバー50の挿通孔51に貫
通しカバー50の外面から突出させておき、新たにプロ
テクタ本体40の両側壁42の外面に係止突起45を設
けると共に、カバー50の両端にプロテクタ本体40の
側壁42に沿って立設され対向する側板52に、両側壁
42の係止突起45が嵌入係止し得る係止孔53を穿設
したことである。その他の部分については、図3の実施
例は図1の実施例と同様である。
【0017】このような構成のプロテクタP2 を車両の
パネル等に取付けるには、まずプロテクタ本体40にワ
イヤハーネスWを入れ、カバー50の挿通孔51がプロ
テクタ本体40の支柱44に挿入し得るように、カバー
50の側板52先端をプロテクタ本体40の係止突起4
5に当接し、カバー50をプロテクタ本体40に向けて
押圧する。このとき、カバー50の挿通孔51がプロテ
クタ本体40の支柱44の先端に挿入されると共に、カ
バー50の両側板52の係止孔53がプロテクタ本体5
0の両側壁52の係止突起45に嵌入係止されて、カバ
ー50をプロテクタ本体40に取付けることができる。
【0018】さらに、カバー50を取付けられたプロテ
クタP2 を車両のパネル等の取付孔へ取付けるには、前
述した図1の実施例の場合と同様にして行うことができ
る。
【0019】また、このような図3の実施例では、前述
した図1の実施例の場合と同様な効果を有する。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、プ
ロテクタ本体の支柱の先端部をカバーを貫通してカバー
の外面から突出させたので、プロテクタのクランプを車
両のパネル等の取付孔に挿入係止する際、クランプを取
付孔に容易に挿入係止でき、延いてはクランプの取付作
業を向上できる。
【0021】また、支柱を底壁から立設することによ
り、プロテクタ本体の上部開口をカバーで閉鎖する際
に、プロテクタ本体内に収容された複数本の電線間に支
柱を挿入するような手間が掛からず、また、プロテクタ
本体内に電線を配索する場合にも支柱を避けて容易に配
索することができるので、プロテクタへのワイヤーハー
ネスの収容作業性を向上することができる。さらに、支
柱を底壁から立設することにより、底壁に支柱を案内す
るための筒状部等を設ける必要がないので、プロテクタ
全体の大型化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本考案に係るプロテクタの一実施例を示
す断面図である。 (b)図1(a)のプロテクタの組立斜視図である。
【図2】図1のプロテクタのクランプ部分を示す一部破
断斜視図である。
【図3】(a)本考案に係るプロテクタの他の実施例を
示す断面図である。 (b)図3(a)のプロテクタの組立斜視図である。
【図4】(a)従来のプロテクタの一例を示す断面図で
ある。 (b)図4(a)のプロテクタの組立斜視図である。
【図5】図4のプロテクタの使用状態を示す断面図であ
る。
【図6】図4のプロテクタの使用状態を示す断面図であ
る。
【図7】図4のプロテクタの使用状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ,P2 プロテクタ 20,40 プロテクタ本体 21,41 底壁 22,42 側壁 23,43 クランプ 24,44 支柱 25,45 係止突起 30,50 カバー 31,53 係止孔 51 挿通孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁とこの底壁の両側から同方向に立設
    されて互いに対向する一対の側壁とで樋状に形成された
    プロテクタ本体と、このプロテクタ本体に係止機構によ
    り係止されてプロテクタ本体の上部開口を閉鎖するカバ
    ーと、前記底壁の外側面から立設されてパネル取付孔に
    挿入・係止されるクランプとを有するプロテクタであっ
    て、前記クランプが立設された底壁の内側面から立設さ
    れると共に、先端部が前記プロテクタ本体の上部開口を
    閉鎖した状態のカバーを挿通する支柱を有することを特
    徴とするプロテクタ。
JP1992041266U 1992-06-16 1992-06-16 プロテクタ Expired - Lifetime JP2586270Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1992041266U JP2586270Y2 (ja) 1992-06-16 1992-06-16 プロテクタ

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JPH065319U JPH065319U (ja) 1994-01-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0521929Y2 (ja) * 1987-08-31 1993-06-04
JPH087782Y2 (ja) * 1989-03-03 1996-03-04 矢崎総業株式会社 プロテクタのクランプ構造

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JPH065319U (ja) 1994-01-21

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