JPH075631Y2 - 縦型炉 - Google Patents

縦型炉

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JPH075631Y2
JPH075631Y2 JP1987012942U JP1294287U JPH075631Y2 JP H075631 Y2 JPH075631 Y2 JP H075631Y2 JP 1987012942 U JP1987012942 U JP 1987012942U JP 1294287 U JP1294287 U JP 1294287U JP H075631 Y2 JPH075631 Y2 JP H075631Y2
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JP
Japan
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thermocouple
tube
sic
heater
soaking
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JP1987012942U
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JPS63121431U (ja
Inventor
秀夫 小林
増雄 鈴木
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国際電気株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は半導体デバイス製造に使用する縦型拡散装置,C
VD装置等の縦型炉のヒータ内温度を検知するための熱電
対を使用した縦型炉に関する。
〔従来技術〕
一般に実際に処理の行われるウェーハーの温度を監視し
たいが、ウェーハーに熱電対を取付けるわけにはいかな
いので、出来るだけウェーハーの近傍に熱電対を置き、
その温度を検知することによりウェーハーの温度を推定
することが行われている。炉の温度が安定した状態では
ウェーハー温度との差は±0.5℃以内である。従ってウ
ェーハー近傍の温度を監視し、温度調節計にフィードバ
ックをかけてカスケード制御及びウェーハーの温度の監
視を行うことが可能になる。
従来においては、第4図示のようにボート8に積載され
たウェーハー9の積載長の方向に設定された位置にジヤ
ンクション位置がくるよう第5図示のような熱電対2を
複数個、第4図の例では4本,1列に並べて反応管7内に
挿入配置し、各熱電対2によりヒータ内温度、即ちウェ
ーハー近傍の各設定点温度を検知するようにしていた。
第4図において5はヒータ、11はヒータベース、6は均
熱管、10は反応管7のキヤップで、ボート8を支持する
役目もある。
また第5図において1は熱電対素線、12は石英製の熱電
対保護管、3は石英製またはアルミナ製の熱電対絶縁
管、4は断熱材製の絶縁管固定部である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記従来例にあっては、反応管7の着脱
時に熱電対2も着脱する必要があるため、着脱回数が多
くなり、着脱によるジヤンクション位置を一定にするこ
とが難しく再現性が悪く、メンテナンスが難しくなる。
保護管12が石英製であるため、1100℃以上の温度領域
で保護管12が軟化し変形する。また1100℃以下の温度
領域でも長期間使用すると変形が大きくなり、ボート8
に接触する等の問題点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は反応管7の着脱時に熱電対2を着脱する必要が
なく、着脱回数を極めて少なくでき、着脱によるジヤン
クション位置が変化し難くなり、再現性が良く、メンテ
ナンスを容易にできると共に、高温領域でも変形しない
熱電対を使用した縦型炉を提供しようとするものであ
る。
即ち、本考案縦型炉は、第1図示のように熱電対2の保
護管13をSiC製とし、このSiC製保護管13を使用した熱電
対2を均熱管6と反応管7との間に挿入配置し、SiC製
保護管13の下部に取り付けられる断面L字型の熱電対固
定金具14を縦型炉のヒータベース11に取り付ける構造と
したものである。
〔作用〕
均熱管6と反応管7との間にSiC製保護管13を使用した
熱電対2が挿入配置されているので、反応管7の着脱時
に熱電対2を着脱する必要がない。1度、熱電対2を設
置すれば均熱管6を取外す時以外、着脱する必要がな
く、着脱による熱電対2のジヤンクション位置が変化し
難い。さらに保護管13が断面L字型の熱電対固定金具14
によって縦型炉のヒータベース11に取り付けられるた
め、熱電対2のジャンクション位置を縦型炉に対し保持
することができる。そのため、反応管7の着脱時にも熱
電対2は移動することがなく、メンテナンスがさらに容
易になる。保護管13をSiC製としたので、1200℃以上の
高温領域で使用しても変形が大巾に少なくなる。
〔実施例〕
以下図面により本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案縦型炉の一実施例を示す簡略断面図、第
2図(a),(b)は本考案における熱電対の例を示す
簡略断面図、第3図(a),(b)はそれぞれ第2図
(a)示の本考案における熱電対の使用例を示す斜視図
及びその簡略断面図である。
第1図において5はヒータ、11はヒータベース、6は均
熱管、7は石英製の反応管、8は多数のウェーハー9を
積載したボート、10は反応管7のキヤップで、ボート8
を支持する役目も果たす。
熱電対2の保護管13をSiC製とし、このSiC製保護管13を
使用した熱電対2を均熱管6と反応管7との間に挿入配
置し、第1図の下部挿入式縦型炉の例ではSiC製保護管1
3の下部をヒータベース11に取付ける。
熱電対2の使用数は、ボート8に積載されたウェーハー
9の積載長の方向に設定する設定点数(測温したい位置
に設定される数)によって定められ、第1図例のように
設定点数が4箇所の場合は、第3図(a),(b)に示
すように各設定点にジヤンクション位置がくるように熱
電対2を4本、1列に並べて均熱管6と反応管7との間
に挿入配置することになる。
第2図(a)は上面閉塞型のSiC製保護管を使用した熱
電対の例で、第1図及び第3図(a),(b)に示した
ものと同じである。第2図(b)は上面開放型のSiC製
保護管を使用した熱電対の例である。
第2図において1は熱電対素線、3は石英製またはアル
ミナ製の絶縁管、4は絶縁管3とSiC製保護管13とを固
定する断熱材製の固定部である。14は保護管13の下部に
取付けられたL字型の熱電対固定金具で、この固定金具
14によりヒータベース11に取付けられる(第1図参
照)。15は熱電対素線1の保護管13より引き出された部
分に被覆された耐熱性のフレキシブル断熱材製絶縁チュ
ーブである。
第1図,第2図(a)及び第3図(a),(b)に示し
た上面閉塞型のSiC製保護管13を使用した熱電対2を用
いるときは、熱電対素線1及びアルミナ製絶縁管3から
の粉体がボート8,これに積載されたウェーハー9は言う
に及ばず、反応管7を汚染することがないので好まし
い。
本考案における熱電対2の取付け及びヒータ内温度の測
定は次のようにして行う。
即ち、まず、ヒータ5内に均熱管6を挿入し、ヒータベ
ース11に固定する。しかる後、均熱管6内に熱電対2を
挿入配置し、そのSiC製保護管13の下部をL字型の熱電
対固定金具14でヒータベース11に取付ける。そして反応
管7を熱電対2のSiC製保護管13に接触しないように挿
入し、多数のウェーハー9を積載したボート8を反応管
7内に挿入すれば、ヒータ内温度測定の準備が完了す
る。
本実施例は上記のようにSiC製保護管13を使用した熱電
対2を測温したい設定点数に従って複数本,この例では
4本を1列に並べてL字型の熱電対固定金具14に固定
し、この4本の熱電対2を均熱管6と反応管7との間に
挿入配置し、当該固定金具14によってヒータベース11に
取付けた構成であるから、測温設定点のヒータ内温度を
各熱電対2で検知することができ、これによってウェー
ハー9の温度を知ることができる。反応管7の着脱時に
熱電対2を着脱する必要がなくなる。1度、熱電対2を
設置すれば、均熱管6を取外す時以外、着脱する必要が
ない。また、保護管13をSiC製としたので、1200℃以上
の高温領域で使用しても変形が大巾に少なくなる。
〔考案の効果〕
上述のように本考案によれば、反応管7の着脱時に熱
電対2を着脱する必要がないので、メンテナンスが容易
になる。1度、熱電対を設置すればその位置は縦型炉
に対して保持され、また、均熱管6を取外す時以外、着
脱する必要がないので、熱電対2の着脱回数が極めて少
なくなり、着脱による熱電対2のジヤンクション位置が
変化し難くなり、再現性が良くなる。熱電対2を着脱
する回数が極めて少なくなるので、熱電対2の配線を動
かす機会がそれだけ少なくなり、その部分の耐久性が向
上する。熱電対2の保護管13をSiC製としたので、120
0℃以上の高温領域で使用しても変形を大巾に少なくで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案縦型炉の一実施例を示す簡略断面図、第
2図(a),(b)は本考案における熱電対の例を示す
簡略断面図、第3図(a),(b)はそれぞれ第2図
(a)示の本考案における熱電対の使用例を示す斜視図
及びその簡略断面図、第4図は従来熱電対の取付け構造
の一例を示す簡略断面図、第5図は第4図で使用する熱
電対の一例を示す断面図である。 2……熱電対、6……均熱管、7……反応管、11……ヒ
ータベース、13……SiC製保護管、14……L字型の熱電
対固定金具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱処理を行う空間を形成する反応管(7)
    と、反応管(7)の周囲を覆う均熱管(6)と、均熱管
    (6)の周囲を覆うヒータ(5)と、ヒータ(5)を支
    持するヒータベース(11)とを備える縦型炉において、 熱電対(2)の保護管(13)をSiC製とし、 該SiC製保護管(13)を使用した熱電対(2)を均熱管
    (6)と反応管(7)との間に挿入配置し、 該SiC製保護管(13)の下部に取付けられる断面L字型
    の熱電対固定金具(14)をヒータベース(11)に取り付
    けることを特徴とする縦型炉。
JP1987012942U 1987-01-30 1987-01-30 縦型炉 Expired - Lifetime JPH075631Y2 (ja)

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JPS63121431U JPS63121431U (ja) 1988-08-05
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