JPH1070083A - 縦型炉 - Google Patents
縦型炉Info
- Publication number
- JPH1070083A JPH1070083A JP24408896A JP24408896A JPH1070083A JP H1070083 A JPH1070083 A JP H1070083A JP 24408896 A JP24408896 A JP 24408896A JP 24408896 A JP24408896 A JP 24408896A JP H1070083 A JPH1070083 A JP H1070083A
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- JP
- Japan
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- furnace
- tube
- temperature
- vertical
- vertical furnace
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高温領域での使用が継続しても正確な温度測定
が可能な縦型炉を提供する。 【解決手段】内部に熱電対10が挿入された保護管12
が炉内に立設され、前記熱電対を介して炉内の温度測定
が行われる縦型炉に於いて、前記保護管がセラミック製
の固定ブロック20により支持され、又固定ブロックは
セラミック製であるので、高温下でも軟化し変形するこ
とがなく、固定ブロックに支持されている保護管が傾く
ことがなく、保護管が均熱管、反応管等の炉構成物に接
触して温度測定に影響を与えることがない。
が可能な縦型炉を提供する。 【解決手段】内部に熱電対10が挿入された保護管12
が炉内に立設され、前記熱電対を介して炉内の温度測定
が行われる縦型炉に於いて、前記保護管がセラミック製
の固定ブロック20により支持され、又固定ブロックは
セラミック製であるので、高温下でも軟化し変形するこ
とがなく、固定ブロックに支持されている保護管が傾く
ことがなく、保護管が均熱管、反応管等の炉構成物に接
触して温度測定に影響を与えることがない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体デバイスを製
造する縦型拡散装置、縦型CVD装置等の装置を具備す
る縦型炉に関するものである。
造する縦型拡散装置、縦型CVD装置等の装置を具備す
る縦型炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3〜図5に於いて縦型炉の概略を説明
する。
する。
【0003】中空のヒータ1内に均熱管2が立設され、
該均熱管2内に反応管3が設けられ、前記ヒータ1はヒ
ータベース7に立設されている。該反応管3内にボート
4が図示しないボートエレベータにより昇降され、装
入、引出しされる様になっており、前記ボート4はボー
トキャップ5を介して炉口蓋(図示せず)に立設され、
該炉口蓋はボートエレベータに支持されている。
該均熱管2内に反応管3が設けられ、前記ヒータ1はヒ
ータベース7に立設されている。該反応管3内にボート
4が図示しないボートエレベータにより昇降され、装
入、引出しされる様になっており、前記ボート4はボー
トキャップ5を介して炉口蓋(図示せず)に立設され、
該炉口蓋はボートエレベータに支持されている。
【0004】前記ボート4には水平姿勢でウェーハ6が
多段に装填され、該ウェーハ6は前記ボート4に装填さ
れた状態で不純物拡散、薄膜生成が行われる。
多段に装填され、該ウェーハ6は前記ボート4に装填さ
れた状態で不純物拡散、薄膜生成が行われる。
【0005】ウェーハへの不純物拡散、薄膜の生成等の
工程に於いて、温度管理は膜質の均一性、即ち製品品
質、歩留まりに大きく影響する。従って、ウェーハの温
度が測定され、測定温度が温度制御装置にフィードバッ
クされている。
工程に於いて、温度管理は膜質の均一性、即ち製品品
質、歩留まりに大きく影響する。従って、ウェーハの温
度が測定され、測定温度が温度制御装置にフィードバッ
クされている。
【0006】前記ウェーハ6処理中の温度は直接測定す
ることは現実としてできないが、定常状態となった場合
には、ウェーハの温度と周囲との温度差は±0.5℃程
度以内となる為、図3に示される様に熱電対10を前記
均熱管2と前記反応管3との間に挿入配設して、ウェー
ハ周囲の温度を検出している。
ることは現実としてできないが、定常状態となった場合
には、ウェーハの温度と周囲との温度差は±0.5℃程
度以内となる為、図3に示される様に熱電対10を前記
均熱管2と前記反応管3との間に挿入配設して、ウェー
ハ周囲の温度を検出している。
【0007】前記熱電対10のリード線8,9は石英
製、又はアルミナ製の絶縁管11に被覆されており、前
記被覆されたリード線8,9は更にSiC製の保護管1
2に挿入されている。該保護管12は下端を金属製の固
定ブロック13に支持され、前記均熱管2と前記反応管
3との間に立設されている。
製、又はアルミナ製の絶縁管11に被覆されており、前
記被覆されたリード線8,9は更にSiC製の保護管1
2に挿入されている。該保護管12は下端を金属製の固
定ブロック13に支持され、前記均熱管2と前記反応管
3との間に立設されている。
【0008】前記固定ブロック13は中空の箱体であ
り、前記ヒータベース7に固着され、前記固定ブロック
13の上面には保持管14が複数立設されており、該保
持管14に前記保護管12の下端部を嵌合させることで
前記保持管14が支持される。図4では前記保護管12
の長さは同一としてあるが、該保護管12の長さを変え
ることで縦方向の測定位置を変えることができ、炉内の
縦方向の温度分布が検出される。又、該保護管12に挿
入する前記熱電対10の長さを変えることで同様に炉内
の縦方向の温度分布が検出される。前記リード線8,9
の保護管12から延出する部分は耐熱絶縁チューブ15
で被覆されている。
り、前記ヒータベース7に固着され、前記固定ブロック
13の上面には保持管14が複数立設されており、該保
持管14に前記保護管12の下端部を嵌合させることで
前記保持管14が支持される。図4では前記保護管12
の長さは同一としてあるが、該保護管12の長さを変え
ることで縦方向の測定位置を変えることができ、炉内の
縦方向の温度分布が検出される。又、該保護管12に挿
入する前記熱電対10の長さを変えることで同様に炉内
の縦方向の温度分布が検出される。前記リード線8,9
の保護管12から延出する部分は耐熱絶縁チューブ15
で被覆されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述した縦型炉に於い
ては前記保護管12を支持する前記固定ブロック13が
金属製である為、温度が1100℃以上の領域では軟化
する。又、1100℃以下の領域であっても長時間荷重
が作用すると熱クリープ現象の為、経時的な変形を生ず
る。前記固定ブロック13の保護管12を支持する部分
が変形すると、変形に伴い該保護管12が傾き前記均熱
管2、前記反応管3に接触し、正確な温度が測定できな
いという問題があった。
ては前記保護管12を支持する前記固定ブロック13が
金属製である為、温度が1100℃以上の領域では軟化
する。又、1100℃以下の領域であっても長時間荷重
が作用すると熱クリープ現象の為、経時的な変形を生ず
る。前記固定ブロック13の保護管12を支持する部分
が変形すると、変形に伴い該保護管12が傾き前記均熱
管2、前記反応管3に接触し、正確な温度が測定できな
いという問題があった。
【0010】本発明は斯かる実情に鑑み、高温領域での
使用が継続しても正確な温度測定が可能な縦型炉を提供
しようとするものである。
使用が継続しても正確な温度測定が可能な縦型炉を提供
しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、内部に熱電対
が挿入された保護管が炉内に立設され、前記熱電対を介
して炉内の温度測定が行われる縦型炉に於いて、前記保
護管がセラミック製の固定ブロックにより支持されるこ
とを特徴とするものであり、固定ブロックをセラミック
材で成形した為、高温下でも軟化し変形することがな
く、固定ブロックに支持されている保護管が傾くことが
ないので、保護管が均熱管、反応管等の炉構成物に接触
して温度測定に影響を与えることがない。
が挿入された保護管が炉内に立設され、前記熱電対を介
して炉内の温度測定が行われる縦型炉に於いて、前記保
護管がセラミック製の固定ブロックにより支持されるこ
とを特徴とするものであり、固定ブロックをセラミック
材で成形した為、高温下でも軟化し変形することがな
く、固定ブロックに支持されている保護管が傾くことが
ないので、保護管が均熱管、反応管等の炉構成物に接触
して温度測定に影響を与えることがない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。
実施の形態を説明する。
【0013】図1、図2中、図4、図5中で示したもの
と同様のものには同符号を付してあり、縦型炉自体の構
成は前述した従来例と同様であるので説明は省略する。
と同様のものには同符号を付してあり、縦型炉自体の構
成は前述した従来例と同様であるので説明は省略する。
【0014】中空箱体の固定ブロック20はセラミック
材、好ましくは超高温耐熱用超繊維セラミック材で成形
され、該固定ブロック20に超高温耐熱用超繊維セラミ
ック材で成形した保持管21が複数立設される。該保持
管21にSiC製の保護管12の下端部を嵌合させ、該
保護管12を立設支持する。前記固定ブロック20はヒ
ータベースに固定されている。
材、好ましくは超高温耐熱用超繊維セラミック材で成形
され、該固定ブロック20に超高温耐熱用超繊維セラミ
ック材で成形した保持管21が複数立設される。該保持
管21にSiC製の保護管12の下端部を嵌合させ、該
保護管12を立設支持する。前記固定ブロック20はヒ
ータベースに固定されている。
【0015】前記保護管12にはリード線8,9がアル
ミナ製の絶縁管11に被覆された熱電対10が挿入され
ており、前記リード線8,9の長さは各保護管12によ
り異なっており、縦型炉内部の縦方向の異なった位置で
の温度測定が可能となっている。前記リード線8,9は
図示しない増幅器等信号処理器を介して制御装置にフィ
ードバックされ、該制御装置は前記ヒータ1をゾーンコ
ントロールし炉内温度を均一化している。
ミナ製の絶縁管11に被覆された熱電対10が挿入され
ており、前記リード線8,9の長さは各保護管12によ
り異なっており、縦型炉内部の縦方向の異なった位置で
の温度測定が可能となっている。前記リード線8,9は
図示しない増幅器等信号処理器を介して制御装置にフィ
ードバックされ、該制御装置は前記ヒータ1をゾーンコ
ントロールし炉内温度を均一化している。
【0016】上記した様に前記固定ブロック20をセラ
ミック材で成形したので、高温下でも軟化し変形するこ
とがなく、該固定ブロック20に立設されている保護管
12が傾くことがなく、前記保護管12が前記均熱管
2、前記反応管3に接触して温度測定に影響を与えるこ
とがない。
ミック材で成形したので、高温下でも軟化し変形するこ
とがなく、該固定ブロック20に立設されている保護管
12が傾くことがなく、前記保護管12が前記均熱管
2、前記反応管3に接触して温度測定に影響を与えるこ
とがない。
【0017】尚、前記固定ブロック20は必ずしも中空
箱体である必要はなく、又前記保護管12を介すること
なく前記絶縁管11を直接支持する構成であってもよ
い。
箱体である必要はなく、又前記保護管12を介すること
なく前記絶縁管11を直接支持する構成であってもよ
い。
【0018】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、固定ブ
ロックをセラミック製とし、固定ブロックの熱変形を防
止したので、熱電対が内設されている保護管の傾斜が防
止され、位置変化がなくなり、温度測定の再現性が向上
し、又保護管の均熱管、反応管等炉内の構成物に接触す
ることが防止される等の優れた効果を発揮する。
ロックをセラミック製とし、固定ブロックの熱変形を防
止したので、熱電対が内設されている保護管の傾斜が防
止され、位置変化がなくなり、温度測定の再現性が向上
し、又保護管の均熱管、反応管等炉内の構成物に接触す
ることが防止される等の優れた効果を発揮する。
【図1】本発明の実施の形態の要部を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】同前本発明の実施の形態の要部断面図である。
【図3】縦型炉の概要を示す立断面図である。
【図4】従来例の要部を示す斜視図である。
【図5】従来例の要部を示す断面図である。
1 ヒータ 2 均熱管 3 反応管 4 ボート 6 ウェーハ 7 ヒータベース 10 熱電対 11 絶縁管 12 保護管 20 固定ブロック 21 保持管
Claims (1)
- 【請求項1】 内部に熱電対が挿入された保護管が炉内
に立設され、前記熱電対を介して炉内の温度測定が行わ
れる縦型炉に於いて、前記保護管がセラミック製の固定
ブロックにより支持されることを特徴とする縦型炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24408896A JPH1070083A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 縦型炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24408896A JPH1070083A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 縦型炉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1070083A true JPH1070083A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=17113567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24408896A Pending JPH1070083A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 縦型炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1070083A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001522138A (ja) * | 1997-11-03 | 2001-11-13 | エーエスエム アメリカ インコーポレイテッド | 長寿命高温プロセスチャンバ |
EP1544900A1 (en) * | 2002-09-24 | 2005-06-22 | Tokyo Electron Limited | Heat treatment apparatus |
-
1996
- 1996-08-27 JP JP24408896A patent/JPH1070083A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001522138A (ja) * | 1997-11-03 | 2001-11-13 | エーエスエム アメリカ インコーポレイテッド | 長寿命高温プロセスチャンバ |
EP1544900A1 (en) * | 2002-09-24 | 2005-06-22 | Tokyo Electron Limited | Heat treatment apparatus |
EP1544900A4 (en) * | 2002-09-24 | 2008-08-13 | Tokyo Electron Ltd | HEAT TREATMENT DEVICE |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040713 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040831 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050104 |