JPH08261844A - 高温炉用の炉内温度測定器 - Google Patents
高温炉用の炉内温度測定器Info
- Publication number
- JPH08261844A JPH08261844A JP7086112A JP8611295A JPH08261844A JP H08261844 A JPH08261844 A JP H08261844A JP 7086112 A JP7086112 A JP 7086112A JP 8611295 A JP8611295 A JP 8611295A JP H08261844 A JPH08261844 A JP H08261844A
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- JP
- Japan
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- furnace
- temperature
- measuring device
- temperature measuring
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 1000℃以上の高温に加熱される高温炉内
の温度も正確に測定できる炉内温度測定器を提供する。 【構成】 炉体11の外側に加熱ヒータ12と炉外温度
測定器15を、炉体11内に炉内温度測定器20を設
け、製造運転に先立って、加熱ヒータ12により炉体1
1を加熱して炉体11内外の温度を測定して校正データ
を作成し、実際の製造運転では炉外温度測定器15のみ
の計測温度により加熱制御が行われる加熱炉であって、
炉内温度測定器20を、炉炭化ケイ素またはアルミナか
らなる保護管21を炉体11内部に突設し、この保護管
21内に熱電対素線22a,22bを絶縁管23a,2
3bにより被覆して挿通して構成した。
の温度も正確に測定できる炉内温度測定器を提供する。 【構成】 炉体11の外側に加熱ヒータ12と炉外温度
測定器15を、炉体11内に炉内温度測定器20を設
け、製造運転に先立って、加熱ヒータ12により炉体1
1を加熱して炉体11内外の温度を測定して校正データ
を作成し、実際の製造運転では炉外温度測定器15のみ
の計測温度により加熱制御が行われる加熱炉であって、
炉内温度測定器20を、炉炭化ケイ素またはアルミナか
らなる保護管21を炉体11内部に突設し、この保護管
21内に熱電対素線22a,22bを絶縁管23a,2
3bにより被覆して挿通して構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高温炉用の炉内温度
測定器、特に、半導体製造用のCVD装置や拡散装置等
に用いられる高温炉に適した炉内温度測定器に関する。
測定器、特に、半導体製造用のCVD装置や拡散装置等
に用いられる高温炉に適した炉内温度測定器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体製造用の拡散装置にあっ
ては、高温炉にシリコンウェーハ等の基板を収容し、こ
の基板に不純物原子を熱的に拡散させる処理が行われ
る。このような拡散装置にあっては、炉内温度が重要な
要素で炉内温度を正確に制御することが求められるが、
炉内を気密的に封止するため製造運転(拡散)時の炉内
温度の直接測定が困難である。
ては、高温炉にシリコンウェーハ等の基板を収容し、こ
の基板に不純物原子を熱的に拡散させる処理が行われ
る。このような拡散装置にあっては、炉内温度が重要な
要素で炉内温度を正確に制御することが求められるが、
炉内を気密的に封止するため製造運転(拡散)時の炉内
温度の直接測定が困難である。
【0003】そこで、このような拡散装置にあっては、
予め求めた校正データを用いて高温炉の炉内温度を炉外
温度から測定することが行われている。すなわち、炉内
には炉内温度測定器を設ける一方、炉外には炉外温度測
定器とを設け、拡散(実際の製造運転)に先立って、加
熱時の炉内温度と炉外温度とをそれぞれ炉内温度測定器
と炉外温度測定器とにより測定し、炉外温度と炉内温度
との関係を校正データとして求めておく。そして、実際
の拡散に際しては、炉内温度測定器を取り去って炉外温
度測定器の計測温度のみを用い、この炉外温度測定器で
測定した炉外温度を校正データに基づき校正して炉内温
度を求め、これに基づいて高温炉の加熱制御を行ってい
る。
予め求めた校正データを用いて高温炉の炉内温度を炉外
温度から測定することが行われている。すなわち、炉内
には炉内温度測定器を設ける一方、炉外には炉外温度測
定器とを設け、拡散(実際の製造運転)に先立って、加
熱時の炉内温度と炉外温度とをそれぞれ炉内温度測定器
と炉外温度測定器とにより測定し、炉外温度と炉内温度
との関係を校正データとして求めておく。そして、実際
の拡散に際しては、炉内温度測定器を取り去って炉外温
度測定器の計測温度のみを用い、この炉外温度測定器で
測定した炉外温度を校正データに基づき校正して炉内温
度を求め、これに基づいて高温炉の加熱制御を行ってい
る。
【0004】そして、上述した校正データを求めるため
に用いられる炉内温度測定器としては、高温炉内に挿入
して突設される保護管と、この保護管内に絶縁管等によ
り被覆されて配索された一対の熱電対素線とを有したも
のが用いられ、この保護管は耐熱性材料として従来より
一般的に用いられる石英から形成していた。
に用いられる炉内温度測定器としては、高温炉内に挿入
して突設される保護管と、この保護管内に絶縁管等によ
り被覆されて配索された一対の熱電対素線とを有したも
のが用いられ、この保護管は耐熱性材料として従来より
一般的に用いられる石英から形成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の炉内温度測定器にあっては、保護管が石英から
構成されるため、炉内温度が極めて高温、例えば、10
00℃以上の高温に加熱されると保護管が熱変形し、正
確な温度測定が困難になったり、炉内温度測定器の再度
の使用が不可能となるという問題があった。また、この
ようなことから、高温域での校正データが得られず、炉
内温度を高温域で正確に制御できないという問題があっ
た。
た従来の炉内温度測定器にあっては、保護管が石英から
構成されるため、炉内温度が極めて高温、例えば、10
00℃以上の高温に加熱されると保護管が熱変形し、正
確な温度測定が困難になったり、炉内温度測定器の再度
の使用が不可能となるという問題があった。また、この
ようなことから、高温域での校正データが得られず、炉
内温度を高温域で正確に制御できないという問題があっ
た。
【0006】この発明は、上記問題に鑑みてなされたも
ので、炉内温度が高温であっても熱変形することを防止
して、従来の問題点を合理的に解決する高温炉用の炉内
温度測定器を提供することを目的とする。
ので、炉内温度が高温であっても熱変形することを防止
して、従来の問題点を合理的に解決する高温炉用の炉内
温度測定器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、炉体内部に保護管を突設し、該保護管
内に挿入した熱電対により炉内温度を測定する高温炉用
の炉内温度測定器において、前記保護管を炭化ケイ素ま
たはアルミナから形成した。
め、この発明は、炉体内部に保護管を突設し、該保護管
内に挿入した熱電対により炉内温度を測定する高温炉用
の炉内温度測定器において、前記保護管を炭化ケイ素ま
たはアルミナから形成した。
【0008】
【作用】この発明の高温炉用の炉内温度測定器によれ
ば、保護管が炭化ケイ素(SiC)あるいはアルミナか
ら構成されるため、1000℃以上のかなりの高温環境
下であっても熱変形を生じることが無く、また、炉内を
汚染することもない。なお、この発明の保護管は、炉内
の汚染をより有効に防止するため、炭化ケイ素からなる
場合は表面をCVD法等により炭化ケイ素の薄膜を形成
してコーティングし、また、アルミナからなる場合は表
面をアルマイト処理することが望ましい。
ば、保護管が炭化ケイ素(SiC)あるいはアルミナか
ら構成されるため、1000℃以上のかなりの高温環境
下であっても熱変形を生じることが無く、また、炉内を
汚染することもない。なお、この発明の保護管は、炉内
の汚染をより有効に防止するため、炭化ケイ素からなる
場合は表面をCVD法等により炭化ケイ素の薄膜を形成
してコーティングし、また、アルミナからなる場合は表
面をアルマイト処理することが望ましい。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1から図3はこの発明の一実施例にかかる高
温炉用の炉内温度測定器を表し、図1が高温炉の全体模
式断面図、図2が炉内温度測定器の断面図、図3
(a),(b)がそれぞれ炉内温度測定器の一部の拡大
図である。
明する。図1から図3はこの発明の一実施例にかかる高
温炉用の炉内温度測定器を表し、図1が高温炉の全体模
式断面図、図2が炉内温度測定器の断面図、図3
(a),(b)がそれぞれ炉内温度測定器の一部の拡大
図である。
【0010】図1において、11は高温炉の炉体、12
は炉体11の外側に設けられた加熱ヒータである。炉体
11は、一端が開口した有底筒状をなし、開口が炉口キ
ャップ13により閉止される。周知のように、拡散装置
にあっては、炉体11内には処理対象となるシリコンウ
ェーハ等の基板が収容され、この基板に不純物原子が熱
拡散される。加熱ヒータ12は、図外のコントローラに
接続され、このコントローラにより制御されて炉体11
内を加熱する。
は炉体11の外側に設けられた加熱ヒータである。炉体
11は、一端が開口した有底筒状をなし、開口が炉口キ
ャップ13により閉止される。周知のように、拡散装置
にあっては、炉体11内には処理対象となるシリコンウ
ェーハ等の基板が収容され、この基板に不純物原子が熱
拡散される。加熱ヒータ12は、図外のコントローラに
接続され、このコントローラにより制御されて炉体11
内を加熱する。
【0011】加熱ヒータ12には熱電対からなる周知の
炉外温度測定器15が、また、炉口キャップ13には炉
内温度測定器20が設けられ、これら温度測定器15,
20が上述したコントローラに接続される。なお、炉外
温度測定器15についての詳細な説明は割愛するが、炉
外温度測定器15は熱電対等の周知の温度センサから構
成される。
炉外温度測定器15が、また、炉口キャップ13には炉
内温度測定器20が設けられ、これら温度測定器15,
20が上述したコントローラに接続される。なお、炉外
温度測定器15についての詳細な説明は割愛するが、炉
外温度測定器15は熱電対等の周知の温度センサから構
成される。
【0012】炉内温度測定器20は、図2に詳示するよ
うに、炉体11内に挿入して突設した保護管21内に一
対の熱電対素線(熱電対)22a,22bを配索して構
成される。保護管21は、高温において熱変形を生じな
い材料である炭化ケイ素(SiC)またはアルミナから
構成され、炉口キャップ13に設けられたブッシュ16
を気密的に貫通する。この保護管21は、先端が閉止、
基端が開口し、閉止先端が炉体11内に位置し、基端が
炉体11外で開口し、この基端開口がキャップ部材28
により閉止される。
うに、炉体11内に挿入して突設した保護管21内に一
対の熱電対素線(熱電対)22a,22bを配索して構
成される。保護管21は、高温において熱変形を生じな
い材料である炭化ケイ素(SiC)またはアルミナから
構成され、炉口キャップ13に設けられたブッシュ16
を気密的に貫通する。この保護管21は、先端が閉止、
基端が開口し、閉止先端が炉体11内に位置し、基端が
炉体11外で開口し、この基端開口がキャップ部材28
により閉止される。
【0013】なお、27はフッ素樹脂からなる収縮チュ
ーブであり、キャップ部材28を被覆する。ここで、こ
の保護管21は、炉内汚染をかなり厳しく防止しようと
するときには、炭化ケイ素からなる場合はCVD法等に
より表面を炭化ケイ素の薄膜でコーティングし、また、
アルミナから構成される場合は表面にアルマイト処理を
施すことが望ましい。
ーブであり、キャップ部材28を被覆する。ここで、こ
の保護管21は、炉内汚染をかなり厳しく防止しようと
するときには、炭化ケイ素からなる場合はCVD法等に
より表面を炭化ケイ素の薄膜でコーティングし、また、
アルミナから構成される場合は表面にアルマイト処理を
施すことが望ましい。
【0014】熱電対素線22a,22bは、それぞれ保
護管21内において複数の絶縁管23a,23bを挿通
して互いに電気的に絶縁され、キャップ部材28を通り
保護管21の外部へ引き出される。絶縁管23a,23
bは約1cm程度の長さのものを複数用いるが、図3
(a)に詳示するように、各絶縁管23a,23b間の
継ぎ目が素線22aと素線22bとで異なるように配置
され、素線22a,22bの接触が防止される。
護管21内において複数の絶縁管23a,23bを挿通
して互いに電気的に絶縁され、キャップ部材28を通り
保護管21の外部へ引き出される。絶縁管23a,23
bは約1cm程度の長さのものを複数用いるが、図3
(a)に詳示するように、各絶縁管23a,23b間の
継ぎ目が素線22aと素線22bとで異なるように配置
され、素線22a,22bの接触が防止される。
【0015】キャップ部材28から引き出された素線2
2a,22bは、フッ素樹脂のスリーブ31により被覆
保護され、圧着端子25によりリード線26と結線され
る。圧着端子25は、図3(b)に示すように、シリコ
ンチューブ32により被覆される。リード線26は、端
子コネクタ33が取り付けられ、この端子コネクタ33
によりコントローラに接続される。
2a,22bは、フッ素樹脂のスリーブ31により被覆
保護され、圧着端子25によりリード線26と結線され
る。圧着端子25は、図3(b)に示すように、シリコ
ンチューブ32により被覆される。リード線26は、端
子コネクタ33が取り付けられ、この端子コネクタ33
によりコントローラに接続される。
【0016】このような炉内温度測定器20は、ブッシ
ュ16を気密に貫通させて炉体11内に突設して設けら
れる。そして、製造運転に先立って、炉体11を加熱ヒ
ータ12により加熱し、この場合の炉体11の外側の温
度を炉外温度測定器15により測定しつつ、併せて、炉
体11内の温度を炉内温度測定器20により測定し、こ
れら温度測定器15,20の測定データから校正データ
を予め作成してする(校正データの作成)。また、その
後の製造運転に際しては、炉内温度測定器20を取り去
ってブッシュ16部分の孔を塞ぎ、炉外温度測定器15
のみで温度を測定する。そして、この炉外温度測定器1
5の測定温度を校正データに基づいて炉体11内部の温
度データに校正し、この校正したデータにより加熱ヒー
タ12を制御する。
ュ16を気密に貫通させて炉体11内に突設して設けら
れる。そして、製造運転に先立って、炉体11を加熱ヒ
ータ12により加熱し、この場合の炉体11の外側の温
度を炉外温度測定器15により測定しつつ、併せて、炉
体11内の温度を炉内温度測定器20により測定し、こ
れら温度測定器15,20の測定データから校正データ
を予め作成してする(校正データの作成)。また、その
後の製造運転に際しては、炉内温度測定器20を取り去
ってブッシュ16部分の孔を塞ぎ、炉外温度測定器15
のみで温度を測定する。そして、この炉外温度測定器1
5の測定温度を校正データに基づいて炉体11内部の温
度データに校正し、この校正したデータにより加熱ヒー
タ12を制御する。
【0017】この実施例にあっては、保護管21が炭化
ケイ素またはアルミナからなるため、炉体11内を10
00℃以上の高温に加熱しても保護管21が熱変形を生
じることが無く、炉体11内の温度を正確かつ確実に測
定することができる。特に、この保護管21は、炭化ケ
イ素から構成した場合はCVD等による炭化ケイ素の薄
膜を形成することで、また、アルミナからなる場合は表
面にアルマイト処理を施すことで、表面からの微粉末の
発生も防止でき、炉体11内部の汚染も有効に防止でき
る。
ケイ素またはアルミナからなるため、炉体11内を10
00℃以上の高温に加熱しても保護管21が熱変形を生
じることが無く、炉体11内の温度を正確かつ確実に測
定することができる。特に、この保護管21は、炭化ケ
イ素から構成した場合はCVD等による炭化ケイ素の薄
膜を形成することで、また、アルミナからなる場合は表
面にアルマイト処理を施すことで、表面からの微粉末の
発生も防止でき、炉体11内部の汚染も有効に防止でき
る。
【0018】図4はこの発明の他の実施例にかかる高温
炉用の炉内温度測定器20を示す断面図である。なお、
上述した実施例と同一の部分には同一の番号を付して説
明を省略する。
炉用の炉内温度測定器20を示す断面図である。なお、
上述した実施例と同一の部分には同一の番号を付して説
明を省略する。
【0019】この実施例は、両端が開口した保護管41
を用い、この保護管41の先端開口を略半球殻状のプラ
グ42により気密的に閉止し、また、保護管41の基端
側に外径が大きな大径部41aを形成し、この大径部4
1aがブッシュ16に気密的に嵌合するように構成した
ものである。これら保護管41とプラグ42も炭化ケイ
素またはアルミナから構成され、望ましくは、高ケイ素
からなる場合はCVDによる炭化ケイ素の薄膜を形成
し、また、アルミナからなる場合はアルマイト処理を施
す。
を用い、この保護管41の先端開口を略半球殻状のプラ
グ42により気密的に閉止し、また、保護管41の基端
側に外径が大きな大径部41aを形成し、この大径部4
1aがブッシュ16に気密的に嵌合するように構成した
ものである。これら保護管41とプラグ42も炭化ケイ
素またはアルミナから構成され、望ましくは、高ケイ素
からなる場合はCVDによる炭化ケイ素の薄膜を形成
し、また、アルミナからなる場合はアルマイト処理を施
す。
【0020】この実施例の炉内温度測定器20にあって
も、上述した実施例を同様にして用いられ、炉体11内
が1000℃以上の高温に加熱されても、保護管41と
プラグ42が熱変形を生じないため、炉体11内の温度
測定を正確かつ確実に行なって校正データを得ることが
できる。そして、この実施例にあっては、保護管41を
両端が開口したパイプ状のものとして形成し、その一端
をプラグ42で閉止することにより構成されるため、比
較的脆い性質の炭化ケイ素やアルミナによっても容易に
保護管41を形成することができる。
も、上述した実施例を同様にして用いられ、炉体11内
が1000℃以上の高温に加熱されても、保護管41と
プラグ42が熱変形を生じないため、炉体11内の温度
測定を正確かつ確実に行なって校正データを得ることが
できる。そして、この実施例にあっては、保護管41を
両端が開口したパイプ状のものとして形成し、その一端
をプラグ42で閉止することにより構成されるため、比
較的脆い性質の炭化ケイ素やアルミナによっても容易に
保護管41を形成することができる。
【0021】なお、上述した各実施例では拡散装置の高
温炉に適用したものを例にとって説明したが、CVD装
置等の加熱炉(高温炉)にも適用でき、これらの形式も
縦型であると横型であるとを問わず適用することができ
る。また、述べるまでもないが、本発明は熱電対(素
線)の形式には限定されず、種々の熱電対を使用するこ
とができる。また、上述した実施例では、炉内温度測定
器を校正データの作成にのみ用いるものとして説明した
が、製造運転時にも炉内温度測定器を炉体内に挿入して
取り付けておき、製造運転時における炉内温度制御用と
して用いることも可能である。また、上述した実施例で
は、保護管内に一対の熱電対素線を配索して構成される
とあるが、炉内温度制御数に応じて複数対の熱電対素線
を設けることも可能である。
温炉に適用したものを例にとって説明したが、CVD装
置等の加熱炉(高温炉)にも適用でき、これらの形式も
縦型であると横型であるとを問わず適用することができ
る。また、述べるまでもないが、本発明は熱電対(素
線)の形式には限定されず、種々の熱電対を使用するこ
とができる。また、上述した実施例では、炉内温度測定
器を校正データの作成にのみ用いるものとして説明した
が、製造運転時にも炉内温度測定器を炉体内に挿入して
取り付けておき、製造運転時における炉内温度制御用と
して用いることも可能である。また、上述した実施例で
は、保護管内に一対の熱電対素線を配索して構成される
とあるが、炉内温度制御数に応じて複数対の熱電対素線
を設けることも可能である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
高温炉の炉内温度測定器によれば、炉体内部に突設され
た炭化ケイ素またはアルミナの保護管内に熱電対を配索
して構成したため、炉体内部を1000℃以上の高温に
加熱しても保護管が熱変形を生じることが無く、炉体内
温度を正確かつ確実に測定でき、炉体内の温度をかなり
の高温領域にまで正確に制御できるようになる。また、
保護管の熱変形が防止されることから炉内温度測定器の
寿命が延び、総じてコストの削減が図られるようにな
る。
高温炉の炉内温度測定器によれば、炉体内部に突設され
た炭化ケイ素またはアルミナの保護管内に熱電対を配索
して構成したため、炉体内部を1000℃以上の高温に
加熱しても保護管が熱変形を生じることが無く、炉体内
温度を正確かつ確実に測定でき、炉体内の温度をかなり
の高温領域にまで正確に制御できるようになる。また、
保護管の熱変形が防止されることから炉内温度測定器の
寿命が延び、総じてコストの削減が図られるようにな
る。
【図1】この発明の一実施例にかかる高温炉の炉内温度
測定器の全体模式断面図である。
測定器の全体模式断面図である。
【図2】同炉内温度測定器の断面図である。
【図3】同炉内温度測定器の一部の拡大図であり、
(a)が熱電対を保護する絶縁管を、(b)が熱電対と
リード線との接続部分を示す。
(a)が熱電対を保護する絶縁管を、(b)が熱電対と
リード線との接続部分を示す。
【図4】この発明の他の実施例にかかる高温炉の炉内温
度測定器の断面図である。
度測定器の断面図である。
11 炉体 12 加熱ヒータ 13 炉口キャップ 15 炉外温度測定器 16 ブッシュ 20 炉内温度測定器 21,41 保護管 22a,22b 熱電対素線 23a,23b 絶縁管
Claims (1)
- 【請求項1】 炉体内部に保護管を突設し、該保護管内
に挿入した熱電対により炉内温度を測定する高温炉用の
炉内温度測定器において、前記保護管を炭化ケイ素また
はアルミナから形成したことを特徴とする高温炉用の炉
内温度測定器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7086112A JPH08261844A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 高温炉用の炉内温度測定器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7086112A JPH08261844A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 高温炉用の炉内温度測定器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08261844A true JPH08261844A (ja) | 1996-10-11 |
Family
ID=13877627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7086112A Pending JPH08261844A (ja) | 1995-03-17 | 1995-03-17 | 高温炉用の炉内温度測定器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08261844A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010117206A (ja) * | 2008-11-12 | 2010-05-27 | Saginomiya Seisakusho Inc | 温度測定センサーおよび温度測定センサーの製造方法 |
KR20130001905A (ko) * | 2011-06-28 | 2013-01-07 | 엘지이노텍 주식회사 | 진공 열처리 장치 |
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JPH0346527A (ja) * | 1989-07-15 | 1991-02-27 | Toshiba Ceramics Co Ltd | 熱電対用SiC製保護管 |
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