JPH0756143B2 - 植生用ネット - Google Patents

植生用ネット

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JPH0756143B2
JPH0756143B2 JP31666192A JP31666192A JPH0756143B2 JP H0756143 B2 JPH0756143 B2 JP H0756143B2 JP 31666192 A JP31666192 A JP 31666192A JP 31666192 A JP31666192 A JP 31666192A JP H0756143 B2 JPH0756143 B2 JP H0756143B2
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warp
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三千兵 坂手
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Nisshoku Corp
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、法面の保護及び緑化に
使用する植生用ネットに関し、詳しくは、緯糸と緯糸間
隔よりも広い間隔ごとに設けた多数の経糸とによる平織
又は絡み織とされ、経糸の約半数を縦方向適当間隔毎に
緯糸から遊離させると共に、遊離させた経糸に別の緯糸
を前記緯糸間隔と同間隔に編み込むことにより、経糸を
遊離させた二重部分が袋体収容部に形成され、当該袋体
収容部に植生材料の入った袋体が収容された植生用ネッ
トの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9に示すように、緯糸1と緯糸間隔よ
りも広い間隔Lごとに設けた多数の経糸2とによる平織
又は絡み織とされ、経糸2の約半数を縦方向適当間隔毎
に緯糸1から遊離させると共に、遊離させた経糸2’に
別の緯糸1’を前記緯糸間隔と同間隔に編み込むことに
より、経糸を遊離させた二重部分が袋体収容部3に形成
され、当該袋体収容部3に植生材料aの入った袋体4が
収容された植生用ネットは、特開平3−113040号
公報によって、既に知られている。
【0003】この植生用ネットは、ラッセル機により編
成される表裏二枚のネット(フロントネットとバックネ
ット)を重ね合わせ、縦方向適宜間隔毎に表裏を編み込
まない部分を設けて、この部分を肥料袋等の袋体収容部
に形成した旧来の植生用ネットに比べると、袋体収容部
3の緯糸1,1’だけが二重となった、言わば、部分的
な二重網構造を有する一重ネット(部分二重ネット)で
あるため、使用材料が少なくて済み、軽量化が可能であ
ると共に、コスト面で非常に有利であり、さらには、使
用材料が少ないため、地表面へのなじみが良くて、ネッ
ト自体による地表面のエロージョン防止効果が期待でき
る等々の顕著な利点を有している。しかしながら、従来
例においては、、次の点に改良の余地があった。 袋体収容部3の両端が開口しており、この開口から
袋体4を挿入する構造であるため、植生用ネットの現地
への搬送途中や法面への敷設作業中に、袋体4が不測に
抜け落ちることがあった。 僅かな力によっても、緯糸1,1’の端部が経糸群
から抜け出してしまい、ネット両端部がほつれやすかっ
た。 袋体4の端部を袋体収容部3の端部にボステッチ止
めしても、緯糸1,1’の端部が経糸群から容易に滑り
抜けるため、経糸2がボステッチの外れ止めとして機能
せず、袋体4の固定には、さほど効果がなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の点を
改良したものであって、その目的とするところは、ネッ
ト両端部(緯糸端部)がほつれず、且つ、袋体の抜落ち
を確実に防止できるようにした植生用ネットを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明が講じた技術的手段は次のとおりである。即
ち、本発明の特徴は、緯糸と緯糸間隔よりも広い間隔ご
とに設けた多数の経糸とによる平織又は絡み織とされ、
経糸の約半数を縦方向適当間隔毎に緯糸から遊離させる
と共に、遊離させた経糸に別の緯糸を前記緯糸間隔と同
間隔に編み込むことにより、経糸を遊離させた二重部分
が袋体収容部に形成され、当該袋体収容部に植生材料の
入った袋体が収容された植生用ネットにおいて、前記各
緯糸の両端部を折り返して両端の経糸群に編み込んで固
定する一方、両端の経糸群を除く少なくとも一箇所の経
糸は、全ての経糸を袋体収容部の裏面側の緯糸と編織し
て、袋体収容部の表面側に当該袋体収容部への袋体挿入
口を形成した点にある。
【0006】
【作用】上記の構成によれば、緯糸の両端部を折り返
し、両端の経糸群に編み込んで固定してあるので、換言
すれば、緯糸端部が全てタックインされているので、ネ
ット両端部がほつれることがない。また、袋体収容部の
両端が経糸群で閉じられているが、この両端の経糸群を
除く少なくとも一箇所の経糸は、全ての経糸を袋体収容
部の裏面側の緯糸と編織して、袋体収容部の表面側に当
該袋体収容部への袋体挿入口を形成したので、袋体の挿
入を支障なく行え、袋体を挿入した状態においては、袋
体収容部の両端を閉じた部分によって、袋体の横方向へ
の移動が阻止されるから、植生用ネットの現地への搬送
途中や法面への敷設作業中における袋体の不測な抜落ち
が防止されることになる。また、収容した袋体の端部を
袋体収容部の端部にボステッチ止めした場合、経糸がボ
ステッチの外れ止めとして機能することになり、袋体の
抜止めをより一層確実に行えることになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図4において、Aは本発明に係る植生用ネ
ットであり、小間隔に配置された緯糸1と緯糸間隔より
も広い間隔Lごとに設けた多数の経糸2とによる平織又
は絡み織(図示の実施例では絡み織)とされている。経
糸2の約半数は縦方向適当間隔毎に緯糸1から遊離させ
てあり、この遊離させた経糸2’に別の緯糸1’を前記
緯糸間隔と同間隔に編み込むことにより、経糸2’を遊
離させた二重部分が袋体収容部3に形成されている。袋
体収容部3には、植生材料aの入った袋体4が収容され
ている。袋体収容部3の両端は経糸群で閉じられてい
る。
【0008】袋体4に入れる植生材料aとして、この実
施例では、植生基材(遅効性,緩効性,即効性肥料の一
種以上、又は、それを無機質系あるいは有機質系保水材
やその他の土壌改良材と混合したもの)が使用されてい
るが、上記の植生基材に種子を加えたものでもよい。
【0009】前記各緯糸1,1’の両端部は、タックイ
ンされており、つまり、植生用ネットAの左右両端部で
折り返し、両端の経糸群に編み込んで固定されており、
両端の経糸群を除く少なくとも一箇所の経糸群は、全て
の経糸2を袋体収容部3の裏面側の緯糸1と編織するこ
とにより、袋体収容部3の表面側に当該袋体収容部3へ
の袋体挿入口5を形成してある。全ての経糸2を袋体収
容部3の裏面側の緯糸1と編織する経糸群としては、緯
糸1,1’をタックインする両端の経糸群以外であれ
ば、どの経糸群であってもよいが、図示の実施例では、
袋体4をその長手方向一端から容易に挿入できるよう
に、両端から1列目の経糸群としてある。植生用ネット
Aの裏面には、スフ等の薄綿6が貼着され、その上に種
子bと肥料cとがポリビニルアルコール等の水溶性糊剤
で貼着されている。ネット裏面に貼着する種子bとして
は、例えば、牧草,花,樹木,野草の種子のうち少なく
とも一種類が用いられている。
【0010】牧草種子としては、グリーピングレッドフ
ェスク、ハイランドベントグラス、レッドドップ、バミ
ューダグラス、ケンタッキーブルーグラスなどがあり、
これらを適宜選択して袋に収容すればよい。花植物種子
としては、黄デージー、フランス菊、大錦鶏菊、ノコギ
リソウ、ハエトリナデシコ、カリフォルニアポピー、ム
ラサキハナナ、カスミソウ、コスモス、ケイトウ、カワ
ラナデシコ、テンニンギクなどがあり、野草種子として
は、ヨモギ、ススキ、メドハギ、イタドリなどがある。
樹木種子としては、アカマツ、ヤシャブシ、イタチハ
ギ、ヤマハギ、コマツナギなどがある。
【0011】緯糸1,1’、経糸2、袋体4の素材とし
ては、ポリエチレンやポリプロピレンなどのような耐腐
蝕性に優れたものや、麻やジュートなどの植物性繊維あ
るいは水溶性の紙やビスコースレーヨンなどのように比
較的短期間で腐蝕されるようなものなど、従来からの素
材の他、次のようなものを用いることができる。すなわ
ち、強力レーヨンや、防腐処理を施した腐蝕性素材(こ
れらの素材を用いたネットの例としては、本願出願人に
係る特願平3−340167号がある)や、腐蝕性繊維
と合成繊維とからなる混紡繊維や、高分子エマルジョン
又は水溶性ポリマーのうち少なくとも一方をビスコース
溶液に内添した混繊レーヨン(これらの素材を用いたネ
ットの例としては、本願出願人に係る特願平4−116
854号がある)を用いて、植生用ネットAの腐蝕時期
を調整できるようにしてもよい。
【0012】素材として腐蝕性のものを使用する場合、
腐蝕、分解があまりに早すぎると、施工初期のネット自
体による法面安定効果が期待できなくなるので、上記の
種子bが発芽生育し、法面の緑化、安定化が達成された
時点で、植生用ネットAの全体が腐蝕、分解して環境に
溶け込むように、適度の腐蝕性を有せしめることが望ま
しい。
【0013】そのため、この実施例では、前記緯糸1と
して、適度な腐蝕性のあるテープ状の糸、具体的には、
ビスコースレーヨンのフラットヤーン(1000〜30
00デニール)を使用している。経糸2としては、綿1
0〜50番手を用いている。袋体3の材料については、
充填する植生材料aによって、違いがあるので、後述す
る。
【0014】次に、上記植生用ネットAの製造方法につ
いて説明する。上記した経糸2及び緯糸1を織機(機
種:スルーザー)にかけ、緯糸間隔3〜10本/インチ
とし、横方向10〜100mmごとに2本以上の多数の経
糸2で一重のネットを平織又は絡み織(図示の実施例で
は絡み織)で編織する。この場合、テープ状緯糸1の幅
が大きければ、インチあたりの打ち込み数を減らし、小
さければ増やせばよい。そして、編織するときのネット
の遮光率(換言すれば、ネットの空間率)を約50%程
度にすれば、袋体収容部4に収容された袋体4の水分状
態を安定させることができる。
【0015】このようにして縦方向適宜長さ(例えば、
20〜80cm程度)に一重のネット組織部7を編織した
後、ネット組織部7を形成する経糸2の約半数を緯糸1
から遊離させ、この遊離させた経糸2’に前記ネット組
織部7と同数(3〜10本/インチ)を打ち込んで編織
する。この表裏二重に分離する部分を、例えば、3〜1
0cm程度設けた後、再び一重のネット組織部7に復帰す
る。これを繰り返すことにより、部分二重ネットが編織
され、前記二重部分が前記袋体収容部3に形成されるこ
とになる。
【0016】ネットAの左右両端部においては、袋体収
容部3の両端部が経糸2で閉じられているので、前記各
緯糸1の両端部は、前記織機により、ネットの左右両端
部で折り返して両端の列の経糸1群に編み込み、タック
インすることができる。また両端から一列目(両端の列
を勘定に入れると二列目)の経糸群は、全ての経糸2を
袋体収容部3の裏面側の緯糸1と編織して、袋体収容部
3の表面側に、前記袋体挿入口5を形成する。
【0017】袋体4の材料としては、充填する植生材料
aが、種子以外の肥料、保水材等の植生基材だけである
場合には、降雨などにより肥料成分が徐々に滲み出すよ
うな厚みと通気性を有する比較的分解し難い繊維の不織
布等が好適であるが、植生材料aに種子も入れる場合
は、その発芽、成長を阻害しないように水溶性材料によ
って構成することが望ましい。
【0018】図5は、水溶性材料によって構成した袋体
4の一例を示す。この袋体4は、水分により溶解し難
く、目合いが3〜5mmの網状保護体4aと、後述する水
溶性フィルム4bとをラミネートし、このラミネートし
たものを、網状保護体4aが外側になるようにして形成
したものである。
【0019】前記水溶性フィルム4bは、例えば、パル
プ繊維30〜50%と、ポリプロピレン繊維35〜45
%と、パウダー状又は繊維状ポリビニルアルコール10
〜30%とから形成される。好ましくは、前記パルプ繊
維として針葉樹のものを使用し、このパルプ繊維40%
と、前記ポリプロピレン繊維として太さ2デニール、長
さ5mmのものを使用し、このポリプロピレン繊維40%
と、前記繊維状ポリビニルアルコールとして太さ1デニ
ール、長さ3mmの繊維を使用し、この繊維状ポリビニル
アルコール20〜30%との配合割合で前記水溶性フィ
ルム4bが形成される。また、前記水溶性フィルム4b
の外表面側に接合一体化させる前記網状保護体4aとし
ては、例えば、経糸ビニロン30番手10本×緯糸スフ
6本/インチのものを使用する。そして、スキアゲ製造
するとき、この網状保護体4aと前記水溶性フィルム4
bとを張り合わせる。
【0020】以上の構成よりなる植生用ネットAは、図
6に示すように、法面Bに展張し、アンカー8、止め釘
9等で固定して用いられるものであるが、図2、図4に
示すように、袋体収容部3の両端が閉じられているの
で、袋体4の抜け出し方向への移動が、袋体収容部3端
部の閉じた部分(経糸群)によって阻止されることにな
り、現地への運搬途中や法面への敷設作業中に、不測に
抜け落ちる虞れがなく、しかも、各緯糸1,1’の両端
部がタックインされているので、ネット端部がほつれる
ことがない。
【0021】袋体4に入れる植生材料aとして、植生基
材(遅効性,緩効性,即効性肥料の一種以上、又は、そ
れを無機質系あるいは有機質系保水材やその他の土壌改
良材と混合したもの)だけでなく、種子も入れる場合に
は、牧草の種子のみを入れ、ネットA裏面には、牧草以
外の種子、例えば、花,樹木,野草の種子のうち少なく
とも一種以上を貼着することが望ましい。
【0022】但し、この場合には、図7に示すように、
種子bとしては牧草の種子のみが入れられている第1の
袋体(植生袋)4Aと当該袋体4Aよりも分解し難い材
料よりなり且つ肥料、保水材、土壌改良材等の植生基材
のみが入れられている第2の袋体(肥料袋)4Bとを、
植生用ネットAにおける同一の袋体収容部4に、当該ネ
ットを法面に張設したとき、第1の袋体4Aが第2の袋
体4Bの傾斜上方に位置するように収容する必要があ
る。第1の袋体4Aとしては、図5で説明したような水
溶性材料によって構成したものが好適に使用される。第
2の袋体4Bとしては、比較的分解し難い繊維の不織布
等で構成したものが好適に使用される。
【0023】このようにして実施すれば、牧草種子の入
った第1の袋体4Aが不測に破れても、あるいは早期に
溶失しても、牧草種子が第2の袋体4Bで受け止めら
れ、それ以上の流下が防止されるので、早期緑化が牧草
により等高線状に果たされ、花,樹木,野草は牧草によ
り被圧されることなく順調に生育し、緑化の最終目的で
ある山に復元されることになる。即ち、生命力が強くて
成長は早いが、法面の長期的な保護を期待できない牧草
と、成長が緩やかである反面、根が深く伸びて法面の長
期的な保護が可能な花,樹木,野草等とを分離して生育
させることになるので、早期においては、牧草により法
面が等高線状に緑化され、花,樹木,野草等も、生命力
の強い牧草に被圧されることなく、バランス良く成長し
て、法面の永続的な緑化が達成されるのである。
【0024】また、上記の各実施例では、植生用ネット
Aの裏面に、薄綿5を介して種子bや肥料cを貼着して
いるが、ポリビニルアルコール等の水溶性糊剤で種子b
や肥料cをネットAの裏面に直接貼着してもよく、ある
いは、図8に示すように、2枚の水溶性シート(例え
ば、紙、パルプ繊維30〜50%と、ポリプロピレン繊
維35〜45%と、パウダー状又は繊維状のポリビニル
アルコール10〜30%とからなるシート等である。)
10a,10b間に種子bや肥料cを挟着してなる張芝11を
ポリビニルアルコール等の水溶性糊剤で植生用ネットA
の裏面に貼着してもよい。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、袋体収
容部の両端が閉じられているので、袋体の抜け出し方向
への移動が、袋体収容部の端部の閉じた部分(経糸群)
によって阻止されることになり、現地への運搬途中や法
面への敷設作業中に、不測に抜け落ちる虞れがなく、し
かも、各緯糸の両端部がタックインされているので、ネ
ット端部がほつれることがない。また、袋体の端部を袋
体収容部の端部にボステッチ止めした場合、経糸がボス
テッチの外れ止めとして機能することになり、袋体の抜
止めをより一層確実に行えることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る植生用ネットの一部を拡大した斜
視図である。
【図2】上記植生用ネットの要部斜視図である。
【図3】上記植生用ネットの要部断面図である。
【図4】上記植生用ネットの要部断面図である。
【図5】植生袋の一例を示す斜視図である。
【図6】上記植生用ネットの使用状況を示す概略断面図
である。
【図7】上記植生用ネットの他の使用状況を示す概略断
面図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す植生用ネットの要部
断面図である。
【図9】従来の植生用ネットの説明図である。
【符号の説明】 1,1’…緯糸、2,2’…経糸、3…袋体収容部、4
…袋体、5…袋体挿入口。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緯糸と緯糸間隔よりも広い間隔ごとに設
    けた多数の経糸とによる平織又は絡み織とされ、経糸の
    約半数を縦方向適当間隔毎に緯糸から遊離させると共
    に、遊離させた経糸に別の緯糸を前記緯糸間隔と同間隔
    に編み込むことにより、経糸を遊離させた二重部分が袋
    体収容部に形成され、当該袋体収容部に植生材料の入っ
    た袋体が収容された植生用ネットであって、前記各緯糸
    の両端部を折り返して両端の経糸群に編み込んで固定す
    る一方、両端の経糸群を除く少なくとも一箇所の経糸
    は、全ての経糸を袋体収容部の裏面側の緯糸と編織し
    て、袋体収容部の表面側に当該袋体収容部への袋体挿入
    口を形成してあることを特徴とする植生用ネット。
  2. 【請求項2】 前記緯糸、経糸および袋体として、腐食
    性の材料が使用されている請求項1に記載の植生用ネッ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記ネットの裏面に、種子を水溶性糊剤
    で直接貼着してなる請求項1又は請求項2に記載の植生
    用ネット。
  4. 【請求項4】 前記ネットの裏面に、2枚の水溶性シー
    ト間に種子を挟着してなる張芝を水溶性糊剤で貼着して
    なる請求項1又は請求項2に記載の植生用ネット。
  5. 【請求項5】 前記ネットの裏面に、薄綿を貼着し、そ
    の上に種子を水溶性糊剤で貼着してなる請求項1又は請
    求項2に記載の植生用ネット。
  6. 【請求項6】 種子としては牧草の種子のみが入れられ
    ている第1の袋体と当該袋体よりも分解し難い材料より
    なり且つ肥料、保水材等の植生基材のみが入れられてい
    る第2の袋体とが、前記ネットにおける同一の袋体収容
    部に、当該ネットを法面に張設したとき、第1の袋体が
    第2の袋体の傾斜上方に位置するように収容され、前記
    ネットの裏面には、花,樹木,野草の種子のうち少なく
    とも一種以上が貼着されていることを特徴とする請求項
    1乃至請求項5のいずれかに記載の植生用ネット。
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