JP2525496B2 - 植生基体及びその保護ネット - Google Patents

植生基体及びその保護ネット

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、植生材料による法面保護工のうち植生マッ
ト工、植生ネット工、植生筋工等に使用する植生基体及
びその保護ネットに関するものである。
[従来の技術] 植生材料による法面保護工にも色々な種類があるが、
マット状の植生基体や保護ネットを使用する工法として
は次のようなものがある。
(1)植生マット工は、種子と肥料とを担持させたマッ
ト状の植生基体で法面を被覆する工法である。この植生
基体には、容易には破れない強度があること、降雨があ
っても種子が流れないこと、種子の発芽が容易であるこ
と、やがては腐敗して溶解すること等の性能が求められ
るため、これまでは木綿等の天然繊維よりなる目の粗い
織布や不織布、わらむしろ、水溶性薄紙等が使用されて
いる。
例えば、特公昭45−25246号公報には、「プラスチッ
ク加工した紙を用い、肥料を含む多数の小袋からなる種
子帯又は種子を挾着したベルト状の種子帯を一定の間隔
をおいて、長辺に平行に連結した緑化帯」が示されてい
る。
また、実公昭57−36693号公報には、「繊維の絡み合
いが縦横に適宜の間隔をおいて疎密をくり返す不織布の
片面に植物種子及び肥料等の植物生育材料を添着してな
る植生基体」が示されている。
(2)植生マット工は、種子と肥料とを担持させたマッ
ト状の植生基体で法面を被覆し、さらにこれを目の粗い
保護ネットで押さえる工法である。この植生基体には上
記植生マット工の場合と同じく天然繊維よりなる織布や
不織布、わらむしろ、水溶性薄紙が使用され、また保護
ネットにはビニール、ポリエチレン、ナイロン等の合成
樹脂により目の粗い網状に形成されたものが使用されて
いる。
例えば、特公昭48−1843号公報には、「種子や根茎の
発芽、発根に支障のない薄い仕切材を複数枚接着せしめ
るに各層間に糊の付いた網を挾有させて接着せしめ、こ
の各層と網の作る袋状空間部に種子や、根茎とこれが発
芽、発根、生育に直接間接に作用する育生材を含有せし
めると共に、その表面には別に覆土止め用網を接着せし
めてなる植生用ネットシーダー」が示されている。
また、実公平1−31620号公報には、「再生綿のウェ
ップと水溶性紙の間に…配合種子を挟持した重合体片
を、適宜巾を有する合成繊維フィルムの編成体に装着し
た適宜長さの張芝と、水溶性紙片を貼った上記合成繊維
フィルムの編成体を筒状にし、この中に…植成基材…種
子を混合挿入した植成袋帯を、交互に縫合等により結合
することにより得られた…植成基体」が示されている。
(3)植成筋工は、種子と肥料とを担持させたマット状
の植生基体を法面に水平に入れる工法である。この植生
基体には上記植生マット工の場合と同じく天然繊維より
なる織布や不織布、わらむしろ、水溶性薄紙等が使用さ
れている。例えば、前出の特公昭45−25246号公報に
は、前記緑化帯を法面に水平に入れる態様が開示されて
いる。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記(1)〜(3)の各工法において、植
生基体として織布や不織布を使用した場合には、これら
に担持させた外来種の種子は直ちに発芽・発根して成長
するものの、現地における在来種(草木本類)の侵入は
遅くなりがちであった。なぜなら、従来の木綿等の天然
繊維よりなる織布や不織布は、腐敗して溶解するまでに
かなり長期間を要し、その間は法面の表面を覆って在来
種の侵入を多少なりとも妨げていたからである。
また、植生基体として水溶性薄紙を使用した場合に
は、その水溶性薄紙が種子の発芽に支障の無いよう非常
に薄いものであったため、強度が不足し施工中・施工後
に破れやすいという問題があった。
さらに、上記(2)のように保護ネットを使用した場
合には、成長した植物を芝刈機等の刈払機で整えるとき
に、保護ネットが刈払機の刃に巻き付いて高価な刈払機
を破損させるという問題があった。なぜなら、従来のほ
とんどの保護ネットは腐敗しない合成樹脂製であり、し
かもこの保護ネットは植物の成長後も除去しないで、法
面に残しておくのが普通だからである。
本発明の目的は、従来におけるこれらの問題を解決
し、十分な強度があって施工中・施工後に破れにくく、
種子が発芽・生育して施工面が安定した後は、土壌中に
存在する雑菌等の微生物(土壌中の雑菌はバクテリアと
いわれるもので、細菌、糸状菌、放線菌等がある)によ
って分解されて消滅し、現地における在来種の侵入を促
進するとともに、芝刈機等の刈払機を破損させる心配も
ない新規な植生基体及びその保護ネットを提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明では次のような手段
をとった。
請求項1記載の植生基体は、土壌中の微生物により分
解されて消滅するデンプン系化合物、蛋白質系化合物又
はビニールエマルジョン系化合物の少なくとも1種から
なる素材により形成された担持体に、種子と肥料とを担
持させて構成した。
請求項2記載の植生基体は、前記素材を合成糸とし、
前記担持体を織布とした。
請求項3記載の植生基体では、前記素材を合成繊維と
し、前記担持体を不織布又は綿状体とした。
請求項4記載の植生基体の保護ネットは、土壌中の微
生物により分解されて消滅するデンプン系化合物、蛋白
質系化合物又はビニールエマルジョン系化合物の少なく
とも1種からなる合成線状体により目の粗い網状に形成
された構成とした。
[作用] 請求項1乃至3記載の植生基体は、植生マット工又は
植生ネット工においては法面上に展開して施工され、植
生筋工においては法面内に水平に入れられて施工され
る。この施工後、降雨等があると植生基体が一定期間保
水作用を奏し、また植生基体に担持された肥料が法面に
少しずつ溶出して施肥が緩やかに行われるため、同じく
植生基体に担持された種子は、その種類や気温にもよる
が施工後数日〜十数日で発芽・発根する。
種子が発芽・生育して施工面が安定した後は、本発明
の植生基体は土壌中に存在する微生物により分解されて
やがて形状を維持できなくなり法面から消滅する。従っ
て、その後の在来種の侵入を促進する。
次に、請求項4記載の植生基体の保護ネットは、植生
ネット工において植生基体を押さえるのに使用される。
種子が発芽・生育して施工面が安定した後は、この保護
ネットも土壌中に存在する微生物により分解されてやが
て形状を維持できなくなり法面から消滅する。従って、
成長した植物を芝刈機等の刈払機で整える際に、該刈払
機を破損させる心配は全くない。
[実施例] 以下、本発明を色々な態様に具体化した実施例につい
て、図面を参照して説明する。
(第一実施例) 第1図〜第5図に示す第一実施例は、マット状の植生
基体1とその上面に接着された保護ネット2とから構成
され、植生基体1には従来品が使用され、保護ネット2
には本発明(請求項4)の具体化品が使用された態様で
ある。本実施例はもっぱら植生ネット工に使用されるも
のである。
従って、植生基体1は従来のどのような材料及び構造
のものでもよいが、本実施例では、二枚の再生綿よりな
る綿状体3の間に種子4と肥料5とを挾むとともに、こ
れらをポバール等の水溶性接着剤により相互に接着して
なる構造のものを採用した。勿論、この植生基体1は一
枚の綿状体3に種子4と肥料5とを接着して構成するこ
ともできるし、前述した従来の木綿製の織布、不織布、
わらむしろ、水溶性薄紙等を使用して構成してもよい。
ここで、種子4は生育の早い外来種(例えば、野芝、
ケンタッキー31フェスク、クリーピングレッドフェス
ク、レッドトップ等)を主体として構成してもよいし、
現地における在来種(例えばメドハギ、ヤマハギ、イタ
チハギ、エニシダ、ヤシャブシ、カヤ、ヨモギ、イタド
リ等)を主体として構成してもよい。また、肥料5は、
種子4の種類や法面土壌の状態等に応じて公知の各種肥
料から適宜選択して使用することができる。
さらに、前記種子4及び肥料5に土壌改良剤、保水剤
等の添加剤を加えてもよい。特に、保水剤としては保水
及び保肥作用のみならず、太陽熱吸収作用及び微生物担
持作用を有する粒状炭が好ましい。
さて、本実施例の保護ネット2は土壌中の微生物によ
り分解されて消滅する合成線状体により目の粗い網状に
形成されたものであって、前記植生基体1の上面にポバ
ール等の水溶性接着剤により接着されている。なお、植
生基体1と保護ネット2とを紙紐等の水溶性締結材又は
土壌中の微生物により分解されて消滅する材料により結
んで一体化してもよい。
ここで、保護ネット2を形成する「土壌中の微生物に
より分解されて消滅する合成線状体」の材料としては、
デンプン系化合物、蛋白質系化合物、ビニールエマルジ
ョン系化合物等の人工的に合成した材料を例示すること
ができ、該合成線状体の具体的形態としては、中実の細
線のみならず、中空の細管や、合成糸を撚り合わせてな
る紐等を例示することができる。
保護ネット2の目の形状は特に限定されず、例えば四
角形でも六角形でもよい。さらに、その目と目の間は有
結節でも無結節でもよく、要するに全体として網状にな
っていればよい。また、その目の粗さは法面の石や土塊
の落下を防止するとともに、前記種子4の発芽を邪魔し
ない程度のものであればよい。
以上のように構成された第一実施例は巾50〜200cmの
帯状をなし、運搬時の利便を考慮してロール状に巻き付
けられる。この第一実施例を法面に施工するには、第2
図及び第3図に示すように植生基体1及び保護ネット2
を後者が上側になった状態で法面6上に展開し、目串7
やアンカー等によって固定すればよい。このとき、法面
6は完全な平面ではないことがほとんどであるから、植
生基体1には第3図に示すように法面6から浮いた部分
が存在している。
上記施工の後、降雨等により植生基体1及び保護ネッ
ト2が濡れると、まずこれらを一体化していた水溶性接
着剤が溶解するため、第4図に示すように、植生基体1
のうち前記法面6から浮いた部分は保護ネット2から剥
がれて法面6に密着する。これにより、法面6及び植生
基体1が保護ネット2により保護された状態となって、
植生基体1が保水作用を奏し、また植生基体1に担持さ
れた肥料5が法面6に少しずつ溶出して施肥が緩やかに
行われるため、同じく植生基体1に担持された種子4
は、その種類や気温にもよるが施工後数日〜十数日で発
芽・発根する。ここで、植生基体1に前記土壌改良剤、
保水剤等を加えてあった場合には、土壌改良、保水、保
肥、太陽熱吸収、微生物担持等の諸作用が同時に行われ
ることになる。
続いて、種子4が発芽・生育して施工面が安定した後
は、前記合成線状体で形成された保護ネット2は、土壌
中に存在する微生物により分解されてやがて形状を維持
できなくなり法面6から消滅する。従って、第5図に示
すように成長した植物を芝刈機等の刈払機で整えなけれ
ばならない頃には、既に保護ネット2が完全消滅してい
るため、刈払機を破損させる心配は全くない。
(第二実施例) 第6図に示す第二実施例は、植生基体1に本発明(請
求項1乃至2)の具体化品が使用され、保護ネット2に
第一実施例と同様の本発明(請求項4)の具体化品が使
用された態様である。本実施例も植生ネット工に使用さ
れるものであるが、保護ネット2を除いた植生基体1だ
けを植生マット工又は植生筋工に使用することも可能で
ある。
さて、本実施例の植生基体1は、土壌中の微生物によ
り分解されて消滅する合成糸により形成された二枚の織
布8の間に種子4と肥料5とを挾むとともに、これらを
ポバール等の水溶性接着剤により相互に接着してなる構
造のものを採用した。勿論、この植生基体1は一枚の織
布8に種子4と肥料5とを接着して構成することもでき
るし、該織布8と前述した従来の天然繊維製の織布や不
織布、わらむしろ、水溶性薄紙等とを重ねて構成しても
よい。ただし、従来の織布等を重ねる場合には外来種の
侵入を妨げないよう目の粗いものであることが好まし
い。
ここで、織布8を形成する「土壌中の微生物により分
解されて消滅する合成糸」の材料としては第一実施例と
同様のものを例示することができ、該糸はモノフィラメ
ントでも撚糸でもよい。また、織布8の織り方は特に限
定されず、例えば平織でも綾織でもよい。さらに、その
織り目の粗さは前記種子4の発芽・発根を邪魔しない程
度のものであればよい。
以上のように構成された第二実施例によれば、法面へ
の施工後において第一実施例と同様の作用効果を奏する
のに加え、土壌中の微生物により保護ネット2のみなら
ず植生基体1までもが分解されて消滅するため、その後
における外来種の侵入が大きく促進される。また、この
織布8を用いた植生基体1は従来の水溶性薄紙に比べて
強度が高いため、施工中又は施工後い破れにくいという
利点もある。
ところで、本実施例と同様の作用効果を奏することが
できる変形例として、前記織布8を土壌中の微生物によ
り分解されて消滅する合成繊維により形成された不織布
9に置き換えたものを挙げることができる。ここで、不
織布9を形成する「土壌中の微生物により分解されて消
滅する合成繊維」の材料としては第一実施例のものと同
様のものを例示することができる。また、不織布9の厚
さや目の粗さは前記種子4の発芽・発根を邪魔しない程
度のものであればよい。
(第三実施例) 第7図に示す第三実施例は、植生基体1に本発明(請
求項3)の具体化品が使用され、保護ネット2に第一実
施例と同様の本発明(請求項4)の具体化品が使用され
た態様である。本実施例はもっぱら植生ネット工に使用
されるものであるが、保護ネット2を除いた植生基体1
を補強すれば植生マット工又は植生筋工に使用すること
も可能である。
さて、本実施例の植生基体1は、土壌中に微生物によ
り分解されて消滅する合成繊維により形成された二枚の
綿状体10の間に種子4と肥料5とを挾むとともに、これ
らをポバール等の水溶性接着剤により相互に接着してな
る構造のものを採用した。勿論、この植生基体1は一枚
の綿状体10に種子4と肥料5とを接着して構成すること
もできるし、該綿状体10と前述した従来の天然繊維製の
織布や不織布、わらむしろ、水溶性薄紙等とを重ねて構
成してもよい。ただし、従来の織布等を重ねる場合には
外来種の侵入を妨げないよう目の粗いものであることが
好ましい。ここで、綿状体10を形成する「土壌中の微生
物により分解されて消滅する合成繊維」の材料としては
第一実施例と同様のものを例示することができる。
以上のように構成された第三実施例によれば、植生基
体1の強度が第二実施例より多少劣ること以外は、第二
実施例と同様の作用効果を奏する。
(第四実施例) 第8図に示す第四実施例は、植生基体1に本発明(請
求項1乃至3)の具体化品が使用され、保護ネット2に
第一実施例と同様の本発明(請求項4)の具体化品が使
用された態様である。本実施例も植生ネット工に使用さ
れるものであるが、保護ネット2を除いた植生基体1だ
けを植生マット工又は植生筋工に使用することも可能で
ある。
さて、本実施例の植生基体1は、土壌中の微生物によ
り分解されて消滅する合成繊維により形成された上側の
綿状体10と、同様にして消滅する合成糸により形成され
た下側の織布8との間に種子4と肥料5とを挾むととも
に、これらをポバール等の水溶性接着剤により相互に接
着してなる構造のものを採用した。綿状体10及び織布8
の詳細は第二実施例及び第三実施例で示した通りであ
る。
以上のように構成された第四実施例も、第二実施例と
略同様の作用効果を奏する。
ところで、本実施例と略同様の作用効果を奏すること
ができる変形例として、前記織布8を、土壌中の微生物
により分解されて消滅する合成繊維により形成された不
織布9に置き換えたものを挙げることができる。
(第五実施例) 第9図に示す第五実施例は、第四実施例における植生
基体1の最上層に織布8又は不織布9を追加接着したも
のであり、本明細書で挙げた実施例の中で最も保水、保
肥、保温等の効果が高いものである。基本的には、本実
施例も第二実施例と略同様の作用効果を奏する。
なお、本発明は前記実施例の構成に限定されるもので
はなく、発明の趣旨から逸脱しない範囲で任意に変更し
て具体化することもできる。
[発明の効果] 本発明は上記の通り構成されているので、次のような
優れた効果を奏する。
請求項1乃至3記載の植生基体は、法面施工後、種子
が発芽するまでは、降雨があっても溶解することなく種
子を担持し続け、種子が発芽して施工面が安定した後
は、土壌中の微生物により分解されて消滅するため、外
来種の侵入を促進する。
請求項4記載の保護ネットは、法面施工後、種子が発
芽するまでは、降雨があっても溶解することなく保護ネ
ットとして機能を果たし、種子が発芽して施工面が安定
した後は、土壌中の微生物により分解されて消滅するた
め、芝刈機等の刈払機を破損させる心配がない。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本発明を具体化した第一実施例の植生基体
及びその保護ネットを示し、第1図は同実施例の断面
図、第2図は同実施例を法面に施工した状態の正面図、
第3図は該施工直後の断面図、第4図は該施工後に降雨
があったときの断面図、第5図は該施工後に保護ネット
が微生物により分解されて消滅したときの断面図であ
る。 第6図は第二実施例の植生基体及びその保護ネットを示
す断面図、第7図は第三実施例の植生基体及びその保護
ネットを示す断面図、第8図は第四実施例の植生基体及
びその保護ネットを示す断面図、第9図は第五実施例の
植生基体及びその保護ネットを示す断面図である。 1……植生基体、2……保護ネット、 4……種子、5……肥料、 6……法面、8……織布、 9……不織布布、10……綿状体。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】土壌中の微生物により分解されて消滅する
    デンプン系化合物、蛋白質系化合物又はビニールエマル
    ジョン系化合物の少なくとも1種からなる素材により形
    成された担持体に、種子と肥料とを担持させてなる植生
    基体。
  2. 【請求項2】前記素材は合成糸であり、前記担持体は織
    布である請求項1記載の植生基体。
  3. 【請求項3】前記素材は合成繊維であり、前記担持体は
    不織布又は綿状体である請求項1記載の植生基体。
  4. 【請求項4】土壌中の微生物により分解されて消滅する
    デンプン系化合物、蛋白質系化合物又はビニールエマル
    ジョン系化合物の少なくとも1種からなる合成線状体に
    より目の粗い網状に形成された植生基体の保護ネット。
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