JP3035166B2 - 土止用網 - Google Patents
土止用網Info
- Publication number
- JP3035166B2 JP3035166B2 JP6226786A JP22678694A JP3035166B2 JP 3035166 B2 JP3035166 B2 JP 3035166B2 JP 6226786 A JP6226786 A JP 6226786A JP 22678694 A JP22678694 A JP 22678694A JP 3035166 B2 JP3035166 B2 JP 3035166B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- net
- slope
- grass
- polyurethane
- calcium carbonate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はゴルフ場等の盛土斜面又
は法面等に張設し崩壊を防止する土止用網及びその施工
法に関するものである。
は法面等に張設し崩壊を防止する土止用網及びその施工
法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、盛土斜面又は法面等に多孔ゴムシ
ート又は多孔プラスチック材をブロック状に接続したも
のを張設又は被覆し、これを針金又は釘等で相互又は土
面に止めている。その上から土面に芝生や草を植え斜面
の崩壊を防止している。
ート又は多孔プラスチック材をブロック状に接続したも
のを張設又は被覆し、これを針金又は釘等で相互又は土
面に止めている。その上から土面に芝生や草を植え斜面
の崩壊を防止している。
【０００３】しかしゴムやプラスチックは腐蝕し難く、
半永久的な寿命を有する。そして上記ゴムシートやプラ
スチック材は芝生や草の生長や育成繁殖又は地形変更工
事等に支障を生じるという問題があった。
半永久的な寿命を有する。そして上記ゴムシートやプラ
スチック材は芝生や草の生長や育成繁殖又は地形変更工
事等に支障を生じるという問題があった。
【０００４】又ポリウレタンは元々加水分解し易い性質
があるため、その防止として抑制剤を添加して用いられ
ているが土止用には用いられていない。
があるため、その防止として抑制剤を添加して用いられ
ているが土止用には用いられていない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は盛土の斜面や
法面を被覆し、土面に芝生や草を植付ける土止用網が斜
面や法面が安定した時には分解消滅し、かつ土面に芝生
や草の肥料を与え、かつ各種の土面の安定時期に加水分
解による土止用網の寿命を終らせ、安定前には寿命を終
らせずに土面の崩壊等を防止することを目的とする。
法面を被覆し、土面に芝生や草を植付ける土止用網が斜
面や法面が安定した時には分解消滅し、かつ土面に芝生
や草の肥料を与え、かつ各種の土面の安定時期に加水分
解による土止用網の寿命を終らせ、安定前には寿命を終
らせずに土面の崩壊等を防止することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明はポリウレタンを主材とする棒状プラスチック
材を経緯に配置し、交差部を互いに溶着して一体の網を
形成し、該網にポリウレタンを主材とする網止具を備
え、上記棒状プラスチック材及び網止具には炭酸カルシ
ウムを添加し、ポリウレタンの加水分解を促進させるよ
うに形成した土止用網上記炭酸カルシウムに代り、澱
粉、肥料を混合した上記第１発明記載の土止用網上記炭
酸カルシウムと共に澱粉、肥料を混合した上記第１発明
記載の土止用網によって構成される。
め本発明はポリウレタンを主材とする棒状プラスチック
材を経緯に配置し、交差部を互いに溶着して一体の網を
形成し、該網にポリウレタンを主材とする網止具を備
え、上記棒状プラスチック材及び網止具には炭酸カルシ
ウムを添加し、ポリウレタンの加水分解を促進させるよ
うに形成した土止用網上記炭酸カルシウムに代り、澱
粉、肥料を混合した上記第１発明記載の土止用網上記炭
酸カルシウムと共に澱粉、肥料を混合した上記第１発明
記載の土止用網によって構成される。
【０００７】
【作用】本発明では盛土や切取面の斜面又は法面に芝生
や草を植え、これを網で被覆し、又は網を斜面又は法面
に張設した上に芝生又は草をかぶせて植付け、止具で網
相互を接続し、又は止具を斜面又は法面に刺し込んで該
網を地面に固定する。このようにすると網目から芝生や
草が生長し、又は網目から根が地中に進入し網は芝生や
草に被覆される。
や草を植え、これを網で被覆し、又は網を斜面又は法面
に張設した上に芝生又は草をかぶせて植付け、止具で網
相互を接続し、又は止具を斜面又は法面に刺し込んで該
網を地面に固定する。このようにすると網目から芝生や
草が生長し、又は網目から根が地中に進入し網は芝生や
草に被覆される。
【０００８】斜面又は法面が安定して芝生や草が充分活
着し、かつ土面が安定するまでは網及び止具によって斜
面及び法面の崩壊を防止する役目を果し、その後は網及
び止具は加水分解し網中の肥料分が芝生や草等の生長を
促進する。
着し、かつ土面が安定するまでは網及び止具によって斜
面及び法面の崩壊を防止する役目を果し、その後は網及
び止具は加水分解し網中の肥料分が芝生や草等の生長を
促進する。
【０００９】
【実施例】外径８〜１０ｍｍの棒状プラスチック材２、
２’を経緯に配置し、交差部２”を互に溶着して一体の
網１を形成する。網目１’は１５〜２０ｍｍとする。
２’を経緯に配置し、交差部２”を互に溶着して一体の
網１を形成する。網目１’は１５〜２０ｍｍとする。
【００１０】上記プラスチック材２、２’はポリウレタ
ンを主材とし、炭酸カルシウムが添加され、ポリウレタ
ンの加水分解を促進させる。又炭酸カルシウムに代り、
澱粉、肥料を混合してポリウレタンの加水分解を促進さ
せるものである。
ンを主材とし、炭酸カルシウムが添加され、ポリウレタ
ンの加水分解を促進させる。又炭酸カルシウムに代り、
澱粉、肥料を混合してポリウレタンの加水分解を促進さ
せるものである。
【００１１】上記の網１を接続するため図４に示す網止
具１ａを用いて広範囲に複数の網１、１を土面４に張設
することができる。
具１ａを用いて広範囲に複数の網１、１を土面４に張設
することができる。
【００１２】ポリウレタン単独では２００℃に４時間加
熱保持することによってぼろぼろに崩壊するのに対し、
炭酸カルシウムを１０重量％加えたものでは約３時間、
２０％加えたものでは約２時間で崩壊し土中で分解して
酸素、水素及び窒素になる。
熱保持することによってぼろぼろに崩壊するのに対し、
炭酸カルシウムを１０重量％加えたものでは約３時間、
２０％加えたものでは約２時間で崩壊し土中で分解して
酸素、水素及び窒素になる。
【００１３】常温で比較すると、ポリウレタンのみで４
００日で分解するに対し、１０重量％添加で３００日、
２０重量％添加で２００日で分解する。
００日で分解するに対し、１０重量％添加で３００日、
２０重量％添加で２００日で分解する。
【００１４】これを土止用網１に使用した場合、芝又は
草５の根付きを見計らい自由に網１の寿命をコントロー
ルすることができる。分解するとスポンジ状になり土に
帰る（図７）。
草５の根付きを見計らい自由に網１の寿命をコントロー
ルすることができる。分解するとスポンジ状になり土に
帰る（図７）。
【００１５】上記分解は炭酸カルシウムと共に澱粉、肥
料を混合しても促進させることが可能であり、その量は
適宜芝又は草５の性状により決めることができるし、加
水分解中又は分解後芝又は草５の肥料として作用する。
料を混合しても促進させることが可能であり、その量は
適宜芝又は草５の性状により決めることができるし、加
水分解中又は分解後芝又は草５の肥料として作用する。
【００１６】勿論図４に示す網止具１ａも上述同様経時
分解して残留することはない。尚２ａはプラスチック材
１又は１’のスポンジ状分解片である。
分解して残留することはない。尚２ａはプラスチック材
１又は１’のスポンジ状分解片である。
【００１７】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、土
止用網及び網止具が法面、斜面等を強化し土止めを行い
得るばかりでなく芝又は草の生長後は加水分解し、法面
や隆起部における芝や草の定着を促進強化し、芝や草の
基部に硬い異物網を残留させるおそれがなくゴルフ場そ
の他の斜面又は法面を自然状態に強化し得る効果があ
る。
止用網及び網止具が法面、斜面等を強化し土止めを行い
得るばかりでなく芝又は草の生長後は加水分解し、法面
や隆起部における芝や草の定着を促進強化し、芝や草の
基部に硬い異物網を残留させるおそれがなくゴルフ場そ
の他の斜面又は法面を自然状態に強化し得る効果があ
る。
【図１】本発明の土止用網を用いた斜面又は法面の側面
図である。
図である。
【図２】図１の正面図である。
【図３】図１の平面図である。
【図４】網止具の正面図である。
【図５】斜面に敷いた状態の斜視図である。
【図６】分解寸前の状態の斜視図である。
【図７】スポンジ状分解状態の図である。
１ 網 １ａ 網止具
Claims (3)
- 【請求項１】 ポリウレタンを主材とする棒状プラスチ
ック材を経緯に配置し、交差部を互いに溶着して一体の
網を形成し、該網にポリウレタンを主材とする網止具を
備え、上記棒状プラスチック材及び網止具には炭酸カル
シウムを添加し、ポリウレタンの加水分解を促進させる
ように形成した土止用網。 - 【請求項２】 上記炭酸カルシウムに代り、澱粉、肥料
を混合した請求項(1) 記載の土止用網。 - 【請求項３】 上記炭酸カルシウムと共に澱粉、肥料を
混合した請求項(1)記載の土止用網。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6226786A JP3035166B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 土止用網 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6226786A JP3035166B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 土止用網 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0892962A JPH0892962A (ja) | 1996-04-09 |
| JP3035166B2 true JP3035166B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=16850598
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6226786A Expired - Fee Related JP3035166B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 土止用網 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3035166B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50101442A (ja) * | 1974-01-14 | 1975-08-12 | ||
| JP2525496B2 (ja) * | 1990-02-10 | 1996-08-21 | 天龍工業株式会社 | 植生基体及びその保護ネット |
-
1994
- 1994-09-21 JP JP6226786A patent/JP3035166B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0892962A (ja) | 1996-04-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3035166B2 (ja) | 土止用網 | |
| CN109496749A (zh) | 一种山慈菇的种植方法 | |
| JP2003116382A (ja) | パパイヤの栽培方法 | |
| JP2002330622A (ja) | 緑化工法 | |
| JP3103289U (ja) | ヒメイワダレソウ（学名ＬｉｐｐｉａＣａｎｅｓｃｅｎｃｅ）の苗カーペット | |
| JP3589551B2 (ja) | イチゴの育苗容器、イチゴの育苗装置及びイチゴの育苗方法 | |
| JP3421735B2 (ja) | 緑化工法 | |
| JPH07236350A (ja) | 苗木の植生方法 | |
| JP2002285558A (ja) | 法面の緑化工法 | |
| JPH1146581A (ja) | 芝生育成資材、該資材を利用した芝生構造体およびその製造方法 | |
| Cockroft et al. | Soil management of irrigated young peach trees in the Goulburn Valley, Victoria | |
| JPH1156017A (ja) | 野芝の植生工 | |
| Dunn | How Do I Put Splendor Back In My Grass? | |
| Plucknett | Planting and Establishing Pastures Under Coconuts | |
| Folkner | Construction, Renovation and Management of Athletic Fields | |
| JP2003321840A (ja) | 植栽基体と法面の緑化工法 | |
| JP2516179B2 (ja) | 天然芝 | |
| JP3340411B2 (ja) | 高畝栽培方法 | |
| Dunn | How Do I Keep My Lawn Green During The Hot Summer Months? | |
| Goodspeed | What Can I Do Now To Care For My Lawn? | |
| Longley | Making the home lawn (revised June 1939) | |
| JP2002330626A (ja) | 育苗採取方法とその貯蔵方法 | |
| JPS63277320A (ja) | 永続的緑化の可能な法面緑化工法 | |
| Taylor | Soil culture and modern farm methods | |
| Longley et al. | Making the home lawn (reprinted April 1951) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970708 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |