JPH0754518A - 立体駐車場 - Google Patents

立体駐車場

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JPH0754518A
JPH0754518A JP19932893A JP19932893A JPH0754518A JP H0754518 A JPH0754518 A JP H0754518A JP 19932893 A JP19932893 A JP 19932893A JP 19932893 A JP19932893 A JP 19932893A JP H0754518 A JPH0754518 A JP H0754518A
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JP
Japan
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vehicle
stop position
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section
shelves
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JP19932893A
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English (en)
Inventor
Kazufumi Tsujimoto
和史 辻本
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両搬送部に異常な傾きが生じた場合に、移
載装置などにより車両を傷付けるような事態を引き起こ
す虞のない、安全性の面で優れた立体駐車場を提供す
る。 【構成】 車両を収納する複数の棚を上下方向に並べて
備える車両収納部と、前記車両収納部と外部とを連絡す
る外部連通部と、両端部Caが索状体9により吊り下げ
支持された状態で前記複数の棚と前記外部連通部との間
で昇降され、かつ、前記棚に対して前記車両を移載する
移載装置7を備えた車両搬送部Cと、前記車両搬送部C
の作動を制御して前記車両の入庫または出庫を管理する
管理装置とを設け、前記両端部Caの相対高さの変化に
伴う前記車両搬送部Cの異常傾きを検出する傾き検出手
段Sを設け、前記管理装置を、前記傾き検出手段Sにて
異常傾きが検出されるに伴って、前記車両搬送部Cの作
動を停止するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両を収納する複数の
棚を上下方向に並べて備える車両収納部と、前記車両収
納部と外部とを連絡する外部連通部と、両端部が索状体
により吊り下げ支持された状態で前記複数の棚と前記外
部連通部との間で昇降され、かつ、前記棚に対して前記
車両を移載する移載装置を備えた車両搬送部と、前記車
両搬送部の作動を制御して前記車両の入庫または出庫を
管理する管理装置とが設けられた立体駐車場に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような立体駐車場おいては、立体
駐車場の上部と下部の夫々に配設された案内輪と、それ
ら案内輪に渡って張設された索状体とが二連設けられて
おり、車両搬送部の両端部が、それら索状体により吊り
下げ支持されている。そして、管理装置は、案内輪を駆
動させることにより、外部連通部と車両収納部に備えら
れた複数の棚との間で車両搬送部を昇降させ、目的とす
る棚との間で移載を行うための停止位置に車両搬送部が
達すると、車両搬送部を停止させるとともに移載装置に
よる移載を開始するように構成されている。ちなみに、
棚に対する停止位置の検出方法としては、案内輪の回転
数から車両搬送部の昇降移動距離を求めて検出する方法
や、夫々の棚に設けられた停止位置を示す停止位置表示
体と停止位置表示体を検出するように車両搬送部に設け
られたセンサにより検出する方法などがある。従来、管
理装置は、目的とする棚との間で移載を行うための停止
位置に車両搬送部が達したことが検出されただけで、車
両搬送部を停止して移載装置による移載を開始するよう
に構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、両端部
が索状体により吊り下げ支持された車両搬送部を、複数
の棚と外部連通部との間で繰り返し昇降移動させている
と、索状体の伸びや索状体と索状体を案内する案内輪と
の間での滑りなどによる両端部の相対高さの変化に伴
い、車両搬送部に傾きが生じることがある。そのような
場合に、移載装置により車両収納部の棚と車両搬送部と
の間で車両の移載を行うようにすると、良好な移載を行
うことができず、車両搬送部の傾き加減によっては、移
載装置などにより車両を傷付けるような事態を引き起こ
す虞があり、安全性の面で改善の余地があった。
【0004】本発明の目的は、車両搬送部に異常な傾き
が生じた場合に、移載装置などにより車両を傷付けるよ
うな事態を引き起こす虞のない、安全性の面で優れた立
体駐車場を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による立体駐車場
は、車両を収納する複数の棚を上下方向に並べて備える
車両収納部と、前記車両収納部と外部とを連絡する外部
連通部と、両端部が索状体により吊り下げ支持された状
態で前記複数の棚と前記外部連通部との間で昇降され、
かつ、前記棚に対して前記車両を移載する移載装置を備
えた車両搬送部と、前記車両搬送部の作動を制御して前
記車両の入庫または出庫を管理する管理装置とが設けら
れたものであって、
【0006】第1の特徴構成は、前記両端部の相対高さ
の変化に伴う前記車両搬送部の異常傾きを検出する傾き
検出手段が設けられ、前記管理装置が、前記傾き検出手
段にて異常傾きが検出されるに伴って、前記車両搬送部
の作動を停止するように構成されていることにある。
【0007】第2の特徴構成は、前記移載装置が、出退
操作される車両支持部を備えて構成され、前記車両搬送
部における前記両端部のうちの一端側に、前記複数の棚
のいずれかとの間で前記移載装置により前記車両の移載
を行うための停止位置を検出する停止位置検出手段が設
けられ、前記複数の棚の夫々に対応して、前記停止位置
検出手段に検出されることにより、前記車両搬送部が前
記複数の棚の夫々との間で移載を行うための上側停止位
置であることを指示する上側停止位置標示体と下側停止
位置であることを指示する下側停止位置標示体が設けら
れ、前記管理装置が、前記車両の入庫のときには、前記
停止位置検出手段が前記車両を入庫する棚の前記上側停
止位置標示体を検出すると前記移載装置を棚側に突出作
動させ、前記下側停止位置標示体を検出すると前記移載
装置を引退作動させるように構成され、かつ、前記車両
の出庫のときには、前記停止位置検出手段が前記車両を
出庫する棚の前記下側停止位置標示体を検出すると前記
移載装置を突出作動させ、前記上側停止位置標示体を検
出すると前記移載装置を引退作動させるように構成さ
れ、前記車両搬送部における前記両端部の他端側に、位
置検出手段が設けられ、前記複数の棚の夫々に対応し
て、前記下側停止位置標示体を前記停止位置検出手段が
検出する状態において前記位置検出手段により検出され
る位置標示体が設けられ、前記傾き検出手段が、前記停
止位置検出手段が検出作動しているときに前記位置検出
手段が非検出状態であると異常傾きであると検出するよ
うに構成されていることにある。
【0008】
【作用】本発明の第1の特徴構成によると、索状体の伸
びや索状体と索状体を案内する案内輪との間での滑りな
どによる両端部の相対高さが変化に伴い車両搬送部に異
常傾きが生じると、その異常傾きが傾き検出手段にて検
出され、その検出に伴って管理装置が車両搬送部の作動
を停止するようになるので、車両搬送部に異常傾きが生
じた状態で移載装置により車両の移載を行うことがな
い。
【0009】本発明の第2の特徴構成によると、車両搬
送部といずれかの棚との間で移載を行うために立体駐車
場に設けられている車両搬送部の両端部のうちの一端側
の停止位置検出手段と下側停止位置であることを指示す
る下側停止位置表示体とが傾き検出手段に兼用されるよ
うになるので、新たには、位置検出手段を車両搬送部の
両端部のうちの他端側に、停止位置検出手段が下側停止
位置表示体を検出する状態において位置検出手段に検出
される位置表示体を夫々の棚に設けることにより、傾き
検出手段を構成することができる。
【0010】また、車両搬送部がいずれかの棚との間で
移載を行うための下側停止位置で、車両搬送部の傾きを
検出することができ、その上、車両搬送部の両端部の相
対高さの変化に伴う車両搬送部の傾きを、その両端部の
うちの一端側に設けられた停止位置検出手段と他端側に
設けられた位置検出手段とにより検出することができ
る。
【0011】
【発明の効果】本発明の第1の特徴構成よれば、車両搬
送部に異常傾きが生じた状態で移載装置による車両の移
載を行うことがなくなるので、搬送部に異常傾きが生じ
た状態で移載を行うことによって、移載装置などにより
車両を傷付けるような事態を引き起こす虞がない。よっ
て、安全性の面で優れた立体駐車場を提供できるに至っ
た。
【0012】本発明の第2の特徴構成によると、傾き検
出手段を構成する部品の全てを新たに設ける場合に比較
して、部品点数の削減や制御構成の簡素化を図ることが
できるので、製品コストや製造効率の面で有利にするこ
とができた。
【0013】また、車両搬送部がいずれかの棚との間で
移載を行うための下側停止位置で、車両搬送部の傾きを
検出することにより、移載作業を行う直前の車両搬送部
の傾きを検出でき、その上、車両搬送部の両端部の相対
高さの変化に伴う車両搬送部の傾きを、その両端部のう
ちの一端側に設けられた停止位置検出手段と他端側に設
けられた位置検出手段とにより検出するようにしている
ので、車両搬送部の傾きを例えば外部連通部で停止して
いる状態で検出する場合や、停止位置検出手段と位置検
出手段とが車両搬送部の内方側に設けられる場合に比較
して、精度良く車両搬送部の傾きを検出することができ
るようになって、より安全性の面で優れた立体駐車場を
提供できるに至った。
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には、立体駐車場の一部切り欠き正面図が、
また、図2には、立体駐車場の縦断側面図が示されてお
り、立体駐車場は、車両Zを収納する複数の棚1を上下
方向に並べて備える車両収納部A、車両収納部Aと外部
とを連絡する外部連通部B、車両収納部Aの夫々の棚1
と外部連通部Bとに渡って車両Zを昇降搬送する車両搬
送部C、外部に向かって車両Zが走行するのを許容する
走行姿勢と車両搬送部Cが車両Zを搬送する搬送姿勢と
に車両Zを外部連通部B内において旋回操作する旋回装
置D、などにより構成されている。尚、車両Zの棚1へ
の収納、車両搬送部Cによる昇降搬送、及び旋回装置D
による旋回操作は、車両ZがパレットPに載置された状
態で行われるようになっている。
【0014】車両収納部Aは、外部連通部Bの上部にお
いて、立体駐車場の正面側と背面側とに設けられてい
る。車両収納部Aの複数の棚1の夫々は、一対の受け枠
1aで構成されている。そして、複数の棚1の夫々は、
それら一対の受け枠1aによりパレットPの長手方向の
端部を載架支持して、パレットPまたはパレットPに載
置された車両Zを収納するようになっている。パレット
Pは、その長手方向の端部が一対の受け枠1aにより載
架支持された状態で、車両Zを載置できるだけの強度を
有するように構成されている。また、立体駐車場の正面
側の車両収納部Aと背面側の車両収納部Aとの間には、
車両搬送部Cが昇降移動する昇降搬送経路Hが形成され
ている。
【0015】図4にも示すように、外部連通部Bの一側
面には、上下二枚の板状体などにより構成される入出庫
扉2aを備えた入出庫口2が設けられている。入出庫扉
2aは、上下二枚の板状体が駆動装置(図示せず)によ
り上方向にスライド操作されることによって入出庫口2
を開き、下方向にスライド操作されることによって入出
庫口2を閉じるようになっている。
【0016】図3及び図5〜図10に示すように、車両
搬送部Cは、車両搬送部Cの骨組みを形成するフレーム
3、車両搬送部Cの長手方向の両端部Caに位置するフ
レーム3の夫々に立設されたポスト部材4、車両搬送部
Cの長手方向の両端部Ca側の側面と車両搬送部Cの上
面を塞ぐ遮蔽体5、車両搬送部Cの底面を塞ぐ底板体
6、及び棚1との間でパレットPまたはパレットPに載
置された車両Zを移載する移載装置7、などにより構成
されている。底板体6の中央箇所には開口6aが形成さ
れている。移載装置7は、棚1を構成する一対の受け枠
1aの間に出退する車両支持部としての二本のフォーク
機構7a、及びフォーク機構7aを出退操作するフォー
ク駆動機構7bにより構成されている。ポスト部材4の
上下両端部には、車両搬送部Cを案内するように昇降搬
送経路Hと外部連通部Bとに渡って設けられたガイドレ
ール8を挾持する二個一対のローラ4aが備えられてい
る。そして、それらローラ4aがガイドレール8を挾持
することにより、フォーク機構7aを突出させた場合に
生じる車両搬送部Cの棚1方向への傾きを抑制するよう
になっている。
【0017】車両搬送部Cは、昇降駆動機構Eにより昇
降操作されるようになっている。図3に示すように、昇
降駆動機構Eは、車両搬送部Cの両端部Caを吊り下げ
支持する二系統の索状体9、立体駐車場の上部にて索状
体9を案内する案内輪としての案内プーリ10、車両搬
送部Cとの釣り合いを取るためのバランスウェイト1
1、立体駐車場の下部にて索状体9を駆動案内する駆動
プーリ12、及び駆動プーリ12を回動操作する電動モ
ータ13により構成されている。つまり、電動モータ1
3により駆動プーリ12を回動操作することによって、
索状体9を介して車両搬送部Cとバランスウェイト11
とが釣り合いながら昇降移動するようになっている。
【0018】図2に示すように、旋回装置Dは、外部連
通部Bの下部に設けられており、旋回装置Dには、車両
搬送部Cの底板体6の中央箇所に形成された開口6aを
挿通して、車両搬送部Cに搭載されたパレットPまたは
パレットPに載置された車両Zを担持するターンテーブ
ル14が備えられている。また、旋回装置Dは、ターン
テーブル14の昇降操作及び旋回操作を可能に構成され
ている。つまり、旋回装置Dは、外部連通部B内に位置
するパレットPまたはパレットPに載置された車両Zを
ターンテーブル14に担持して、車両Zの走行姿勢とそ
れに直交する搬送姿勢とに外部連通部B内において旋回
操作するようになっている。
【0019】図1、図2、図4及び図14に示すよう
に、外部連通部Bの入出庫扉2aの近傍には、入出庫扉
2a、旋回装置D、昇降駆動機構E、及び移載装置7、
などの作動を制御して、車両Zの入庫または出庫を管理
するマイクロコンピュータを主要部として構成される管
理装置Fが設けられている。そして、管理装置Fには、
入出庫扉2a、旋回装置D、昇降駆動機構E、及び移載
装置7、などの作動を、車両Zの入庫または出庫を指示
するカード15の指示情報に基づいて制御する自動運転
制御部16と、手動による操作に基づいて制御する手動
運転制御部17とが内装されている。管理装置Fの操作
部18には、カード15を挿入するカード挿入口18
A、管理装置Fの制御状態を自動運転制御と手動運転制
御とに切り替える切替スイッチ18B、及びタッチパネ
ル式の表示画面18C、などが備えられている。切替ス
イッチ18Bはインタロック式に構成されており、キー
(図示せず)を用いた切り替え操作により自動運転制御
と手動運転制御との切り替えを行えるようになってい
る。
【0020】図11〜図13に示すように、表示画面1
8Cには、立体駐車場の利用者に対する管理装置Fから
の指示情報18a、その指示情報に基づいて利用者が管
理装置Fに対して応答するためのタッチスイッチ18
b、及び管理装置Fから立体駐車場の利用者や管理者に
対して立体駐車場の異常を報知する異常情報18c、な
どが表示されるようになっている。表示画面18Cに表
示されるタッチスイッチ18bとしては、外部連通部B
内に設置された各種センサ(図示せず)により安全の確
認を行うための安全確認スイッチや、車両Zの搬送収納
の開始を指示する開始スイッチなどがある。
【0021】次に、管理装置Fの制御に基づいて行われ
る車両搬送部Cと棚1との間でのパレットPまたはパレ
ットPに載置された車両Zの移載について説明する。図
6〜図10に示すように、車両搬送部Cの長手方向の両
端部Caのうちの一端側には、複数の棚1のいずれかと
の間で車両Zの移載を行うための停止位置を検出する停
止位置検出手段としての停止位置検出センサS1が備え
られている。一方、複数の棚1の夫々には、停止位置検
出センサS1に検出されることにより、車両搬送部Cが
複数の棚1の夫々との間で移載を行うための上側停止位
置であることを指示する上側停止位置標示体19Aと、
下側停止位置であることを指示する下側停止位置標示体
19Bとが設けられている。そして、パレットPまたは
パレットPに載置された車両Zを棚1へ入庫する場合に
おける車両搬送部Cの上昇移動に伴って、入庫する棚1
の上側停止位置標示体19Aが停止位置検出センサS1
により検出されると、管理装置Fは、車両搬送部Cを停
止させるとともに、移載装置7のフォーク駆動機構7b
を駆動して二本のフォーク機構7aを棚側に突出作動さ
せることにより、パレットPまたはパレットPに載置さ
れた車両Zを、車両搬送部Cの下降移動により棚1に載
架支持させることのできる載架位置へ位置させる。載架
位置へ位置させると、その状態のままで停止位置検出セ
ンサS1により下側停止位置標示体19Bが検出される
まで車両搬送部Cを低速で下降させて、パレットPまた
はパレットPに載置された車両Zを棚1に載架支持させ
る。停止位置検出センサS1により下側停止位置標示体
19Bが検出されると、車両搬送部Cを停止させるとと
もに、移載装置7のフォーク駆動機構7bを駆動して二
本のフォーク機構7aを引退作動させた後に、車両搬送
部Cを待機位置へ昇降移動させるようになっている。ま
た、パレットPまたはパレットPに載置された車両Zを
棚1からへ出庫する場合における車両搬送部Cの昇降移
動に伴って、出庫する棚1の下側停止位置標示体19B
が停止位置検出センサS1により検出されると、管理装
置Fは、車両搬送部Cを停止させるとともに、移載装置
7のフォーク駆動機構7bを駆動して二本のフォーク機
構7aを棚側に突出作動させることにより、パレットP
またはパレットPに載置された車両Zを、車両搬送部C
の上昇移動により棚1から取り上げることのできる取上
位置へ位置させる。取上位置へ位置させると、その状態
のままで停止位置検出センサS1により上側停止位置標
示体19Aが検出されるまで車両搬送部Cを低速で上昇
させて、パレットPまたはパレットPに載置された車両
Zを棚1より取り上げる。停止位置検出センサS1によ
り上側停止位置標示体19Aが検出されると、車両搬送
部Cを停止させるとともに、移載装置7のフォーク駆動
機構7bを駆動して二本のフォーク機構7aを引退作動
させることによりパレットPまたはパレットPに載置さ
れた車両Zを取り込み、車両搬送部Cを外部連通部Bへ
下降移動させるようになっている。図5〜図7に示すよ
うに、車両搬送部Cにおける長手方向の両端部Caのう
ちの他端側には、位置検出手段としての位置検出センサ
S2が設けられている。一方、複数の棚1の夫々には、
下側停止位置標示体19Bを停止位置検出センサS1が
検出する状態において位置検出センサS2により検出さ
れる位置標示体20が設けられている。また、図7に示
すように、位置標示体20は、索状体9の伸びや索状体
9と索状体9を案内する案内プーリ10との間での滑り
などの原因により生じる車両搬送部Cの長手方向におけ
る傾きが、移載装置7による移載に支障を来す異常傾き
(例えば、フォーク機構7aを突出させると車両Zまた
はパレットPに追突するような状態)になると、下側停
止位置標示体19Bを停止位置検出センサS1が検出す
る状態において、位置検出センサS2により検出されな
いように形成されている。つまり、停止位置検出センサ
S1と位置検出センサS2とにより、車両搬送部Cの長
手方向の異常傾きを検出する傾き検出手段としての傾き
検出センサSが構成されている。そして、管理装置F
は、傾き検出センサSにより車両搬送部Cの長手方向に
おける異常傾きが検出されるに伴って、車両搬送部Cの
作動を停止するとともに、図13に示すように、表示画
面18Cにより異常情報18cを表示するようになって
いる。車両搬送部Cの異常傾きにより管理装置Fが車両
搬送部Cの作動を停止した場合には、管理装置Fの制御
状態の切替スイッチ18Bをキー(図示せず)を用いて
自動運転制御から手動運転制御に切り替える。また、そ
の切り替えに伴って、管理装置Fの表示画面18Cに
は、手動による運転操作を行うために必要な複数のタッ
チスイッチ(図示せず)が表示される。そして、それら
のタッチスイッチを用いた手動による細かな操作を行う
ことによって、異常傾き状態の車両搬送部Cによる車両
Zの入庫及び出庫が行えるようになっている。
【0022】〔別実施例〕本発明は、上記の実施例に限
定されるものではなく、種々の形態に適用できるもので
ある。以下、別の実施例を列記する。傾き検出センサS
としては、水準器などを利用することができる。車両搬
送部Cの異常傾きを検出する場所としては、車両搬送部
Cの待機位置や外部連通部Bなどであってもよい。これ
を上記の実施例に対応させる場合は、下側停止位置標示
体19Bに相当する標示体と位置標示体20を車両搬送
部Cの異常傾きを検出する場所に設けるようにすればよ
い。傾き検出センサSを構成するセンサの一つとして、
棚1に対する車両搬送部Cの停止位置を検出するための
停止位置検出センサS1を流用するようにしているが、
停止位置検出センサS1に相当するセンサをも新たに設
けて傾き検出センサSを構成するようにしてもよい。複
数の棚1の夫々に、上側停止位置標示体19Aを停止位
置検出センサS1が検出する状態において位置検出セン
サS2により検出される位置標示体20を設けて、上側
停止位置において車両搬送部Cの異常傾きを検出するよ
うにしてもよい。また、上側停止位置標示体19Aに対
応する位置標示体20と下側停止位置標示体19Bに対
応する位置標示体20とを設けて、上側停止位置と下側
停止位置において車両搬送部Cの異常傾きを検出するよ
うにしてもよい。
【0023】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】立体駐車場の一部切り欠き正面図
【図2】立体駐車場の縦断側面図
【図3】昇降駆動機構の全体構成を示す斜視図
【図4】入出庫扉及び操作部を示す立体駐車場の拡大正
面図
【図5】車両搬送部の側面図
【図6】傾き検出センサの作動状態を示す車両搬送部の
正面図
【図7】傾き検出センサの作動状態を示す車両搬送部の
正面図
【図8】車両搬送部の下側停止位置における停止状態を
示す図
【図9】車両搬送部の移載状態を示す図
【図10】車両搬送部の上側停止位置における停止状態
を示す図
【図11】管理装置の表示画面を示す図
【図12】管理装置の表示画面を示す図
【図13】管理装置の表示画面を示す図
【図14】立体駐車場の制御構成を示すブロック図
【符号の説明】
A 車両収納部 B 外部連通部 C 車両搬送部 Ca 両端部 F 管理装置 S 傾き検出手段 S1 停止位置検出手段 S2 位置検出手段 Z 車両 1 棚 7 移載装置 7a 車両支持部 9 索状体 19A 上側停止位置標示体 19B 下側停止位置標示体 20 位置標示体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両(Z)を収納する複数の棚(1)を
    上下方向に並べて備える車両収納部(A)と、前記車両
    収納部(A)と外部とを連絡する外部連通部(B)と、
    両端部(Ca)が索状体(9)により吊り下げ支持され
    た状態で前記複数の棚(1)と前記外部連通部(B)と
    の間で昇降され、かつ、前記棚(1)に対して前記車両
    (Z)を移載する移載装置(7)を備えた車両搬送部
    (C)と、前記車両搬送部(C)の作動を制御して前記
    車両(Z)の入庫または出庫を管理する管理装置(F)
    とが設けられた立体駐車場であって、 前記両端部(Ca)の相対高さの変化に伴う前記車両搬
    送部(C)の異常傾きを検出する傾き検出手段(S)が
    設けられ、 前記管理装置(F)が、前記傾き検出手段(S)にて異
    常傾きが検出されるに伴って、前記車両搬送部(C)の
    作動を停止するように構成されている立体駐車場。
  2. 【請求項2】 前記移載装置(7)が、出退操作される
    車両支持部(7a)を備えて構成され、 前記車両搬送部(C)における前記両端部(Ca)のう
    ちの一端側に、前記複数の棚(1)のいずれかとの間で
    前記移載装置(7)により前記車両(Z)の移載を行う
    ための停止位置を検出する停止位置検出手段(S1)が
    設けられ、 前記複数の棚(1)の夫々に対応して、前記停止位置検
    出手段(S1)に検出されることにより、前記車両搬送
    部(C)が前記複数の棚(1)の夫々との間で移載を行
    うための上側停止位置であることを指示する上側停止位
    置標示体(19A)と下側停止位置であることを指示す
    る下側停止位置標示体(19B)が設けられ、 前記管理装置(F)が、前記車両(Z)の入庫のときに
    は、前記停止位置検出手段(S1)が前記車両(Z)を
    入庫する棚(1)の前記上側停止位置標示体(19A)
    を検出すると前記移載装置(7)を棚側に突出作動さ
    せ、前記下側停止位置標示体(19B)を検出すると前
    記移載装置(7)を引退作動させるように構成され、か
    つ、前記車両(Z)の出庫のときには、前記停止位置検
    出手段(S1)が前記車両(Z)を出庫する棚(1)の
    前記下側停止位置標示体(19B)を検出すると前記移
    載装置(7)を突出作動させ、前記上側停止位置標示体
    (19A)を検出すると前記移載装置(7)を引退作動
    させるように構成され、 前記車両搬送部(C)における前記両端部(Ca)のう
    ちの他端側に、位置検出手段(S2)が設けられ、 前記複数の棚(1)の夫々に対応して、前記下側停止位
    置標示体(19B)を前記停止位置検出手段(S1)が
    検出する状態において前記位置検出手段(S2)により
    検出される位置標示体(20)が設けられ、 前記傾き検出手段(S)が、前記停止位置検出手段(S
    1)が検出作動しているときに前記位置検出手段(S
    2)が非検出状態であると異常傾きであると検出するよ
    うに構成されている請求項1記載の立体駐車場。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01263864A (ja) * 1988-04-15 1989-10-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 日本語処理装置
KR970070382A (ko) * 1996-04-30 1997-11-07 유상부 대규모 주차설비용 수평이동 대차의 주행제어 방법
JP2003106000A (ja) * 2001-10-01 2003-04-09 Fujitec Co Ltd エレベータ方式等駐車装置の制御装置及び制御方法
JP2007204959A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Shinmaywa Engineerings Ltd エレベータ式駐車装置及びエレベータ式駐車装置における昇降台傾き度合診断方法
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