JPH0754311A - 吊橋を建設する方法及び装置 - Google Patents

吊橋を建設する方法及び装置

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JPH0754311A
JPH0754311A JP6056389A JP5638994A JPH0754311A JP H0754311 A JPH0754311 A JP H0754311A JP 6056389 A JP6056389 A JP 6056389A JP 5638994 A JP5638994 A JP 5638994A JP H0754311 A JPH0754311 A JP H0754311A
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JP
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deck
platform
hangers
hanger
lifting device
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JP6056389A
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English (en)
Inventor
Cecil Witherow
ウィザロー セシル
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PG BROWN Ltd
Original Assignee
PG BROWN Ltd
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Publication date
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01DCONSTRUCTION OF BRIDGES, ELEVATED ROADWAYS OR VIADUCTS; ASSEMBLY OF BRIDGES
    • E01D11/00Suspension or cable-stayed bridges

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吊橋を建設するに際し、吊橋のデッキ部を迅
速かつ低コストで取り付ける方法を提供する。 【構成】 昇降装置プラットフォーム4を、各引き上げ
工程の間、引き上げられるデッキ部5a,5b,5cに
固定されるハンガ3,3a,3bによって一時的に支持
する。二つの連続した引き上げ工程の間に、このプラッ
トフォームは、丁度取り付けられたデッキ部の上の位置
から、次に取り付けられるデッキ部の上の位置へと前進
する。このプラットフォームは、引き上げ工程の間、引
き上げられるデッキ部に直接取り付けられる。ハンガ
は、デッキ部がその最終引き上げ位置にまで引き上げら
れた後に、デッキ部に取り付けられ、そしてその後、プ
ラットフォームが、ハンガから引き離され、次の位置ま
で前進して、そこで再びハンガに取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、予め製造された吊橋の
デッキ部を取り付ける方法に関し、さらに詳細には、デ
ッキ部が、基本的には、平面レベルすなわち地面或いは
海面レベルにおいて、吊橋のサスペンションケーブルの
下に位置し、個々の最終引き上げ位置まで連続的に引き
上げられ、この位置で、サスペンションケーブルから懸
垂したハンガは、引き上げられたデッキ部に固定され、
このデッキ部は、予め取り付けられた隣接するデッキ部
に少なくとも一時的に取り付けられる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】このタイプの方法は一般に知られてい
る。フランス国特許A−2580687号公報には、こ
のような方法の一つが開示されており、デッキ部は、吊
橋のサスペンションケーブル上を移動するクレーンによ
り引き上げられる。さらに、サスペンションケーブル上
を移動する高架移動滑車で、撓んだ引き上げ用ワイヤを
巻き上げる地上に配置されたウインチによりデッキ部を
引き上げることが知られている(WO91/08344
号公報図1参照)。さらにデッキ部を、自由に移動可能
なクレーンによつて引き上げることも可能である(WO
91/08344号公報図1参照)。さらに最後に、前
記WO 91/08344号公報には、デッキ部を引き
上げる方法として、昇降装置ヨークをデッキ部に取り付
け、一方、対応する引き上げワイヤヨークを、サスペン
ションケーブルから懸垂したハンガに取り付け、各昇降
装置ヨークを二つの昇降装置から構成し、引き上げワイ
ヤを引き上げワイヤヨークに取り付けることが開示され
ている(図16参照)。しかし、如何にして引き上げワ
イヤヨークをハンガに取り付けるかについては、何も開
示されておらず、明らかに、引き上げワイヤヨークがハ
ンガで固定された後、ハンガはサスペンションケーブル
に取り付けられる。
【0003】自由に移動可能なクレーンを使用した方法
は、予め製造された大変重いデッキ部を取り付けるた
め、好適な自由に移動可能なクレーンの莫大なコストが
かかり、たいへん不経済である。地上に設置されたウイ
ンチを使用する方法は、大変長い引上げ用ワイヤを必要
とするため費用がかかる。引き上げクレーンを使用する
方法は、対応する長いワイヤでクレーンを定位置に固定
する必要がある。ハンガで引き上げケーブルヨークを使
用し、デッキ部で引き上げワイヤヨークを使用する最後
に記載した方法は、各ハンガごとに適切な引き上げワイ
ヤヨークが必要となるため、同様に非常に不経済であ
る。従来技術に共通の欠点は、膨大な時間がかかる点に
あり、このことは、デッキ部を大変ゆっくりと引き上げ
なければならず、そうでないと、引き上げられたデッキ
部は隣接するデッキ部と衝突する恐れがあることに起因
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、予め
製造された吊り橋用のデッキ部を取り付ける方法を提供
することにあり、大変重いデッキ部を迅速かつ低コスト
で取り付け可能にする取り付け方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この目
的は、昇降装置プラットフォームを使用することにより
達成される。このプラットフォームは、各引上げ工程の
間、引き上げられるデッキ部に固定されるハンガによっ
て一時的に支持され、二つの連続した引上げ工程の間
に、丁度取り付けられたデッキ部の上の位置から、次に
取り付けられる隣接するデッキ部の上の位置へ前進す
る。昇降装置は、昇降装置プラットフォームに設けられ
る。昇降装置プラットフォームは、各引上げ工程の間、
引き上げられるデッキ部に関連するハンガに直接取り付
けられる。ハンガは、デッキ部がその最終引き上げ位置
にまで引き上げられた後に、デッキ部に取り付けられ、
そしてその後、昇降装置プラットフォームが、ハンガか
ら引き離され、そして昇降装置プラットフォームは、次
の位置まで前進し、そこで再びハンガに取り付けられ
る。
【0006】本発明にかかる方法は、各デッキ部が二つ
のハンガ、四つのハンガ、二対のハンガ、四対のハンガ
或いはそれに類似するものにより支持されるか否かにか
かわらず、既知の全てのタイプの吊橋に適応できる。
【0007】好適には、前記昇降装置プラットフォーム
は、各引上げ工程の間、先の工程において取り付けられ
たデッキ部に接続される。昇降装置部分と共に、その上
に取り付けられた昇降装置は、この場合大変正確に位置
決めされ得る。このことは、大変単純な方法により予め
取り付けられた隣接するデッキ部に対し、これから引き
上げられるデッキ部の完全な位置決めを可能にする。従
って、二つの隣接するデッキ部の一方が引き上げられて
いるにもかかわらず、二つのデッキ部が互いに衝突しダ
メージを与える危険性が無いために、デッキ部の引き上
げ作業は促進される。本発明の方法において、従来技術
と比較して比較的短い引き上げワイヤを使用できること
は、引き上げられるデッキ部が揺れ動く傾向を抑制す
る。
【0008】本発明の方法において使用される好適な昇
降装置プラットフォームは、少なくとも一つの長手方向
ビームと、この長手方向ビームに移動可能に取り付けら
れた少なくとも一つの横方向ビームとからなり、この横
方向ビームは二つの相対するハンガ、すなわちハンガの
複数の組みの間に延在するように配置され、少なくとも
一つの昇降装置並びに前記端部を個々のハンガに取り付
けるための取り付け手段が、各端部に設けられる。この
少なくとも一つの長手方向ビームと横方向ビームとの間
の移動可能な取り付けは、それらビームが、互いに独立
して前進することを可能にする。少なくとも一つの長手
方向ビームは、横方向ビームがハンガに取り付けられて
個々にデッキ部上に位置するにもかかわらず、前進する
ことができる。そして、前記横方向ビームは、前記長手
方向ビームが例えば補助ビームにより取り付けられたば
かりのデッキ部に固定されているにもかかわらず、少な
くとも一つの長手方向ビームに沿って次のハンガへと移
動することができる。この様な接続の利点は、添付図面
の説明により更に明らかになるであろう。
【0009】デッキ部が四つのハンガ或いはハンガの複
数の対の個々により支持される場合、前記昇降装置プラ
ットフォームは、少なくとも二つの横方向ビームからな
る。
【0010】好適には、横方向ビームを個々のハンガに
取り付ける固定手段は、横方向ビームの中心部に対し移
動可能なそのビームの端部に設けられる。特に、横方向
ビームの端部を、個々のそれらの中心部に対しヒンジ状
に取り付けることができる。このことは、横方向ビーム
の端部が移動し、これにより横方向ビームが前記引き上
げられたデッキ部に固定された後に、横方向ビームが、
二つの相対するハンガすなわちハンガの複数の対の間を
ハンガと衝突しないように前進することを可能にする。
他の実施例において、前記端部は、横方向ビームの中心
部にたいし、入れ子状に固定される。
【0011】本発明に係る前記昇降装置プラットフォー
ムの好適な一実施例において、固定手段を、互いに締付
けられている二つの半殻部から構成することで、個々の
ハンガを取り囲み、かつハンガヘッド上に横置される。
このようなチューブは、特にハンガヘッドが、穴を介し
てデッキ部の内部に挿入され、デッキ部に固定される。
【0012】対をなすハンガを有する吊橋が建設される
際、昇降装置は、好適には前記ハンガの対に固定された
一対のチューブの中間に配置される。各対のチューブ
は、互いに接続され、最終的に、昇降装置が取り付けら
れる位置で、強固な接続部材により横方向ビームに取り
付けられる。このような構成は、前記装置がデッキ部の
荷重により転倒する危険を回避する。
【0013】建設される吊橋が、複数対のハンガに代え
て一対のハンガにより構成される場合、好適には、二つ
の昇降装置が幾何学的に対称に各ハンガに隣接して設け
られる。
【0014】本発明の概要並びにそれらの様々な利益
は、本発明の一つの好適な実施例を示す図面を参照した
以下の説明によりさらに明らかに成るであろう。
【0015】
【実施例】図1にかかる吊り橋は、2本の塔から成り、
その上部において2本のサスペンションケーブルが張ら
れている。ハンガ3はサスペンションケーブル2から吊
り下げられている。取り付けられたデッキ部5bおよび
5cの各々は、4つのハンガ3によって支持されてい
る。
【0016】プラットフォーム4は、ハンガ3a、3b
によって支持されて、引き上げるデッキ部5aを懸吊す
る。プラットフォーム4は、引き上げられるデッキ部5
aに隣接するデッキ部5bに取り付けられる。
【0017】プラットフォーム4は、2つの長手方向の
ビーム6と2つの横方向のビーム7a、7bから成る。
2つの横方向ビーム7a、7bは、移動可能に長手方向
ビーム6に取り付けられ、これにより、横方向ビーム
は、長手方向ビームに対し、それらの長手方向に移動可
能である。
【0018】横方向ビーム7a、7bの各先端に昇降装
置が設けられ、引き上げられるデッキ部5aに取り付け
られた引上げ用ワイヤ8を引き上げる。
【0019】昇降装置プラットフォームおよびその機能
を図2から6において詳細に説明する。図2は予め取り
付けられたデッキ部5bを示し、予め引き上げ工程を終
了させてから、ハンガ3c、3dの各対の下端部をデッ
キ部5bに取り付る。図3において、長手方向ビーム6
は、横方向ビーム7a、7b上を移動することによって
前進し、この場合、横方向ビーム7a、7bは、原位置
にとどまる。長手方向ビーム6と共に後部補助安定化ビ
ーム10も前進する。その後、横方向ビーム7a、7b
は予め固定されたデッキ部5bの自由端に向かって前進
し、補助支持部材9が設置される。そこで、長手方向ビ
ーム6が再び後部補助ビームと共に自己前進し(図4参
照)、一方、横方向ビーム7a、7bと補助支持部材9
はそれらの位置にとどまる。図5において、横方向ビー
ム7a、7bは、長手方向ビーム6に沿って前進移動
し、横方向ビームは長手方向ビームから吊り下げられ、
一方、長手方向ビーム6は、補助支持部材9および補助
ビーム10上に横置され、横方向ビーム7a、7bへの
荷重を補償するため、補助ビーム10には釣り合い錘り
が設けられる。横方向ビーム7bが次の組のハンガ3b
に届いた時、横方向ビーム7bは以下に詳細に述べるよ
うにハンガ3bに固着される。横方向ビーム7bは、予
め取り付けられているデッキ部5bにワイヤ25により
固定される。図6において、補助支持部材9は予め取り
付けられたデッキ部5bの端部まで前進し、そしてこの
位置に固定される。それによって、長手方向ビーム6は
補助ビーム10と共に、長手方向ビーム6の前端部に位
置する横方向ビーム7aがハンガ3aの組に届くまで前
進する。
【0020】補助ビーム10は予め取り付けられたデッ
キ部に固定され、横方向ビーム7aはハンガ3aの組に
取り付けられる。昇降装置に懸吊される引上げ用ワイヤ
8は、引き上げられるデッキ部に固定され得る。各横方
向ビーム7a、7bの両端部に設けられた昇降装置は、
引上げ用ワイヤ8によりデッキ部5aを引き上げること
ができる。引上げ工程の間、昇降装置のプラットフォー
ムは、補助支持部材9および補助ビーム10によって予
め取り付けられたデッキ部5bに連結された状態にあ
る。図7から図10において、長手方向ビーム6および
横方向ビーム7a、7bは軽量骨組構造に設計される。
各横方向ビーム7は、中心部12および中心部の両端に
ヒンジ状に接続された2つの端部13から構成される。
端部13は、以下に記載する理由により、横軸14の周
りを旋回することができる。箱型桁22は各横方向ビー
ムの各端部13に設けられる。一対のチューブ16は、
止金部材15によって互いに固定され、この止金部材1
5は対応する箱型桁22に接合される。チューブ16
は、各々のハンガを囲み、そしてハンガヘッド17の上
に位置する。昇降装置18は各箱型桁22の上に設けら
れ、対を成す2つのハンガの中間に配置される。デッキ
部5aに取り付けられた引上げワイヤは、前記昇降装置
18によって上方向に引き上げられる。
【0021】図8は横方向ビームの両端部の構造を詳細
に示し、更にローラーガイド装置19を示す。このロー
ラーガイド装置19は、長手方向ビーム6および横方向
ビーム7が、長手方向ビーム6の長手方向において相対
的に動くことを可能にする。更に、ローラー装置20が
横方向ビーム7の底部に設けられることにより、横方向
ビーム7が予め取り付けられたデッキ部の表面上を前進
することができる(図2から図6参照)。
【0022】図8は、更に前記チューブ16がハンガ3
の頭部17よりも小さな直径を有することを示す。そう
することにより、チューブ16が無理なくハンガの下端
部のデッキ部中の対応する穴の中に挿入される。ハンガ
の頭部17には、ねじ山が設けられており、これにより
ハンガはナットによって各々のデッキ部に取り付けられ
得る。
【0023】ハンガが引き上げられたデッキ部に固定さ
れると、横方向ビームをハンガに取り付けるための固定
手段が取り除かれる。この目的のため、引上げワイヤは
デッキ部から取り外される。したがって、昇降装置18
は箱型桁22から取り除かれる。これにより前記止金部
材とそれらに取り付けられた箱型桁とは、図11および
図12に示すように解放されて、チューブ16が半分の
外殻に分解される。固定手段が前記端部13から取り除
かれた後、前記端部13は、軸14の周りを旋回して垂
直位置に位置する(図9および図10参照)。両端部が
垂直位置で旋回する際、横方向ビーム7の長さの合計は
ハンガ3の2つの相対する組の間の距離よりも小さい。
従って、横方向ビームはハンガの間を前進することがで
きる。
【0024】横方向ビーム7a、7bが次の位置に進む
とき、横方向ビームは正確に取り付けられたデッキ部の
表面上のローラー装置22により最初に支持される。従
って、横方向ビームは、長手方向ビームから吊り下げら
れると共に、ローラーガイド装置19によって長手方向
ビームと連結される(図2から図6参照)。
【0025】図11および12は、横方向ビーム7を一
対のハンガ3に固定するための固定手段を示す。2つの
半殻から成るチューブ16の一対は、ハンガ3の低端部
を囲み、かつハンガヘッド17の上に位置する。各チュ
ーブの半殻は、複数のボルトにより互いに固定される。
止金部材15は2つの類似した部分から成り、チューブ
6の上端部に設けられる。止金部材15の両方の部分
は、互いにボルト21によって止められている。前記箱
型桁22は、止金部材15の2つの部分に接合された2
つの類似した部分から成り、横方向ビームの端部13に
ボルト23によって取り付けられる。そうすることによ
り、ボルト21および23が締められたときチューブ1
6と横方向ビームそれ自身との間の大変堅い連結が達成
され得る。前記箱型桁22および止金部材15は一つの
中心穴を有し、この穴により引上げワイヤはハンガの中
間に位置する箱型桁22および止金部材15を貫通する
ことができる。箱型桁22は、その上部表面に、前記昇
降装置18の取り付けのための台座24が設けられてい
る。
【0026】図13によれば、昇降装置プラットフォー
ム4はハンガ3の4つの組により支持されたデッキ部5
を取り付けるため設けられ、それらは2つの横方向ビー
ム7および2つの長手方向ビーム6から成る。昇降装置
は、個々の横方向ビームの両端部に配置され、これによ
り引上げワイヤ8はハンガヘッド17の各々の組の中間
位置に延在する。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の吊橋を建
設する方法によれば、大変重い吊橋用デッキ部を迅速か
つ低コストで取り付けることが可能になる。
【0028】すなわち、昇降装置プラットフォームが、
各引上げ工程の間、先の工程において取り付けられたデ
ッキ部に接続され、昇降装置部分と共にその上に取り付
けられた昇降装置は、この場合大変正確に位置決めされ
得る。このため、大変単純な方法により予め取り付けら
れた隣接するデッキ部に対し、これから引き上げられる
デッキ部の完全な位置決めが可能となる。従って、二つ
の隣接するデッキ部の一方が引き上げられているにもか
かわらず、二つのデッキ部が互いに衝突しダメージを与
える危険性が無いために、デッキ部の引き上げ作業は促
進される。
【0029】さらに、本発明の方法によれば、従来技術
と比較して短い引き上げワイヤを使用できるので、引き
上げられるデッキ部の揺動きを抑制することができる。
【0030】さらに、対をなすハンガを有する吊橋が建
設される際、昇降装置は、前記ハンガの対に固定された
一対のチューブの中間に配置され、各対のチューブは、
互いに接続され、最終的に昇降装置が取り付けられる位
置で強固な接続部材により横方向ビームに取り付けられ
る。このような構成は、前記装置がデッキ部の荷重によ
り転倒する危険を回避することができる。
【0031】本発明にかかる方法は、各デッキ部が二つ
のハンガ、四つのハンガ、二対のハンガ、四対のハンガ
或いはそれに類似するものにより支持されるか否かにか
かわらず、既知の全てのタイプの吊橋に広く適応でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】2つのデッキ部が丁度引き上げられる状態にあ
る建設中の吊り橋を示す側面図である。
【図2】昇降装置プラットフォームが、本発明の方法に
おける2つの連続した引上げの間の引上げ装置プラット
フォームの一連の前進工程中の一工程を示す側面図であ
る。
【図3】昇降装置プラットフォームが、本発明の方法に
おける2つの連続した引上げの間の引上げ装置プラット
フォームの一連の前進工程中の一工程を示す側面図であ
る。
【図4】昇降装置プラットフォームが、本発明の方法に
おける2つの連続した引上げの間の引上げ装置プラット
フォームの一連の前進工程中の一工程を示す側面図であ
る。
【図5】昇降装置プラットフォームが、本発明の方法に
おける2つの連続した引上げの間の引上げ装置プラット
フォームの一連の前進工程中の一工程を示す側面図であ
る。
【図6】昇降装置プラットフォームが、本発明の方法に
おける2つの連続した引上げの間の引上げ装置プラット
フォームの一連の前進工程中の一工程を示す側面図であ
る。
【図7】好適な昇降装置プラットフォームおよび引き上
げられようとするデッキ部の断面側面図である。
【図8】図7に係る昇降装置プラットフォームの詳細を
示す要部拡大側面図である。
【図9】図7に類似する図であって、ハンガが既にデッ
キ部に取り付けられ、さらに横方向ビームは前進するた
めに準備が完了した後に、完全に引き上げられた位置で
のデッキ部を示す側面図である。
【図10】図9の詳細を示す要部拡大側面図である。
【図11】横方向ビームをハンガに取り付けるための取
付け手段の一つの好適な実施例を示す要部拡大側面図で
ある。
【図12】横方向ビームをハンガに取り付けるための取
付け手段の一つの好適な実施例を示す図11のXII−
XII線断面図である。
【図13】発明の昇降装置プラットフォームの好適およ
び一般的構造を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
2 サスペンションケーブル 3、3a、3b ハンガ 4 昇降装置プラットフォーム 5a、5b、5c デッキ部 6 長手方向ビーム 7a、7b 横方向ビーム 8 引き上げワイヤ 10 補助ビーム 11 釣り合い錘り 16 チューブ 17 ハンガヘッド 18 昇降装置 19 ローラガイド装置 20 ローラ装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め製造された吊り橋のデッキ部(5
    a、5b、5c)を取り付ける方法であって、デッキ部
    は、基本的に平面レベルにおいて吊り橋のサスペンショ
    ンケーブル(2)の下に位置すると共に、最終的にそれ
    らの個々の引上げ完了位置に連続して引き上げられ、こ
    の引上げ完了位置においてサスペンションケーブル
    (2)から吊り下げられたハンガ(3)は丁度引き上げ
    られたデッキ部に固定され、この引き上げられたデッキ
    部は、予め取り付けられた隣接するデッキ部に少なくと
    も一時的に接続される方法において、 a)昇降装置プラットフォーム(4)を、引き上げられ
    るべくデッキ部(5a)に連結するハンガ(3a、3
    b)に固定する工程と、 b)引き上げられるデッキ部(5a)を、前記昇降装置
    プラットフォーム(4)上に取り付けられた昇降装置に
    より引き上げる工程と、 c)前記ハンガ(3a、3b)を、全体的に上昇した位
    置にまで引き上げた後前記デッキ部(5a)に固定する
    工程と、 d)昇降装置プラットフォーム(4)を、丁度取り付け
    たばかりの前記デッキ部の前記ハンガ(3a、3b)か
    ら引き離す工程と、 e)昇降装置プラットフォーム(4)を、丁度取り付け
    られたデッキ部に隣接し次ぎに引き上げられるデッキの
    上部位置に前進させる工程、および f)昇降装置プラットフォーム(4)を、次ぎに引き上
    げられるべくデッキ部に連結したハンガに固定する工程
    とから成る吊り橋のデッキ部を固定する方法。
  2. 【請求項2】 各引上げ工程の間、前記昇降装置プラッ
    トフォーム(4)は、現在引き上げられようとするデッ
    キ部に隣接する予め取り付けられたデッキ部に固定され
    ることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法において使用される
    昇降装置プラットフォーム(4)であって、少なくとも
    1つの長手方向ビーム(6)と、前記少なくとも1つの
    長手方向ビーム6に移動可能に取り付けられた少なくと
    も1つの横方向ビーム(7a、7b)とから成り、横方
    向ビームは2つの相対するハンガあるいはハンガの複数
    組の間を延在するように設けられ、横方向ビームには、
    その各端部において少なくとも1つの昇降装置18との
    前記端部を個々のハンガ(3)あるいはハンガ(3)の
    対に固定するための固定手段(6、15)とが設けられ
    た昇降装置プラットフォーム。
  4. 【請求項4】 前記固定手段は、前記横方向ビーム
    (7)の中心部分(12)に対し移動可能な横方向ビー
    ムの端部(13)に設けられることを特徴とする請求項
    3記載の昇降装置プラットフォーム。
  5. 【請求項5】 各横方向ビーム(7)は中心部分(1
    2)に対しヒンジ状に接続される2つの端部(13)か
    ら成ることを特徴とする請求項4記載の昇降装置プラッ
    トフォーム。
  6. 【請求項6】 固定手段は、共に結合された2つの半殼
    から構成されるチューブ(16)から成り、これにより
    個々のハンガ(3)の低端部を取り囲みかつ個々のハン
    ガヘッド(17)によって支持されることを特徴とする
    請求項5記載の昇降装置プラットフォーム。
  7. 【請求項7】 個々の昇降装置(18)は、対応する引
    上げワイヤ(8)が一組のハンガ(3)に対し固定され
    るよう設けられた一対のチューブ(16)の中間位置に
    延在するよう位置決めされることを特徴とする請求項6
    記載の昇降装置プラットフォーム。
  8. 【請求項8】 横方向ビーム(7)は、取り付けられた
    デッキ部(5b)の表面上を回転するローラー装置(2
    0)から成ることを特徴とする請求項3記載の昇降装置
    プラットフォーム。
  9. 【請求項9】 補助ビーム(10)は、長手方向ビーム
    (6)の後端部に取り付けられ、補助ビームには1つの
    釣り合い錘り(11)が設けられていることを特徴とす
    る請求項3記載の昇降装置プラットフォーム。
  10. 【請求項10】 横方向ビーム(7)は、1つのローラ
    ーガイド装置(19)によって少なくとも1つの長手方
    向ビーム(6)に接続されることを特徴とする請求項3
    記載の昇降装置プラットフォーム。
JP6056389A 1993-03-26 1994-03-25 吊橋を建設する方法及び装置 Pending JPH0754311A (ja)

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