JPH0754237Y2 - 作業車の旋回位置検出装置 - Google Patents

作業車の旋回位置検出装置

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JPH0754237Y2
JPH0754237Y2 JP6306689U JP6306689U JPH0754237Y2 JP H0754237 Y2 JPH0754237 Y2 JP H0754237Y2 JP 6306689 U JP6306689 U JP 6306689U JP 6306689 U JP6306689 U JP 6306689U JP H0754237 Y2 JPH0754237 Y2 JP H0754237Y2
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JP
Japan
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boom
turning
turning position
detectors
detector
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JP6306689U
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JPH034186U (ja
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光一 安斉
富士夫 落合
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Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、少なくともアウトリガ張幅検出器及びブーム
旋回位置検出器を備え、ブームの旋回規制が行える様に
構成された作業車の旋回位置検出装置に係り、特に3個
のブーム旋回位置検出器を使用することにより各ブーム
旋回位置検出器の脱落等の異常を判断すると共に、エラ
ー表示器にて所定のエラー表示を行うことのできる作業
車の旋回位置検出装置に関するものである。
〔考案の背景〕
第1図に示す如く、複数のアウトリガ1を装備した車台
2上にターンテーブル3を介して起伏、伸縮及び旋回自
在なブーム4を装備したクレーン車5等に於ける作業範
囲は、通常ブームの起伏角度、伸縮長、旋回角度、吊上
げ荷重をはじめアウトリガの張り出し量等が複合するこ
とにより決定されるのであるが、その中にあっても、特
にブームの旋回位置及びアウトリガの張り出し量は、ク
レーン車5等の安定作業範囲を決定するに当たって重要
な要素と言うことができる。
〔従来技術〕
第5図にその検出概要を示す如く、クレーン車5等の作
業車の旋回範囲を4つの領域F・S1・R及びS2に分割
し、ブームの旋回位置がどの領域に位置しているかを検
出する2個の検出器R1及びR2を設け、検出器R1はブーム
がS1及びRの領域に位置するときに1あるいは0の信号
を出力し、検出器R2はブームがR及びS2の領域に位置す
るときに1あるいは0の信号を出力し、検出器R1及びR2
の検出信号を旋回位置判別器6に入力し、該旋回位置判
別器6でもって第6図に示すように、検出器R1及びR2
検出信号の組み合わせによりブームの位置する旋回領域
の判別を行っているのが実情である。
〔考案が解決しようとする課題〕
然るに、上記の様な構成を採用する従来のクレーン車等
5に於ける作業車の旋回位置検出装置は、前述の如く、
2個の検出器R1及びR2の検出信号(0・1)の組み合わ
せ、第6図及び第7図参照により旋回位置判別器6でも
ってブームの位置する旋回領域の判別を行っているので
あるが、検出器R1及びR2の内の何れか片方でも脱落ある
いは故障してしまうと、脱落した検出器R1かR2より出力
される検出信号は常に0となって旋回位置判別器6に入
力されるために、旋回の始めの位置が車両の前方の領域
Fあるいは後方の領域R(検出器R1及びR2の検出信号が
(0・0)の領域)に在ったと仮定してそれよりブーム
が左右何れかの領域S1かS2に旋回したとすると、この場
合の検出器R1及びR2で検出される検出信号は(1・0)
あるいは(0・1)にならなくてはならないにも関わら
ず上記の如く(0・0)となってしまう。即ちブームが
左右の何れかの領域S1かS2に位置するにも関わらず旋回
位置判別器6がブームが前方の領域Fあるいは後方の領
域Rに位置すると判別してしまうという問題を有してい
た。
〔考案の目的及び課題を解決するための手段〕
本考案は、前述した問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、少なくともアウトリガ張
幅検出器及びブーム旋回位置検出器を備え、ブームの旋
回規制が行える様に構成された作業車の旋回位置検出装
置に係り、特に3個のブーム旋回位置検出器を使用する
ことにより各ブーム旋回位置検出器の脱落等の異常を判
断すると共に、エラー表示器にて所定のエラー表示を行
い、かつ同時にブームの旋回範囲を最小のアウトリガ張
幅時の旋回範囲に規制し得る作業車の旋回位置検出装置
を提供することにあり、そのために、少なくともアウト
リガ張幅検出器及びブーム旋回位置検出器を備えてブー
ムの旋回規制を行えるように構成した作業車の旋回位置
検出装置に於いて、ブームの前、後方旋回領域と左、右
側方旋回領域における旋回位置を検出する3個の検出器
を設け、該3個の検出器からの信号の組み合わせの半分
によりブームの位置する旋回領域を判別すると共に、該
3個の検出器からの信号の組み合わせの他の半分により
該検出器の異常を判別する旋回位置判別器を設けるべく
構成する。
〔作用〕
上記のような構成を採用したので、ブームの旋回位置の
検出の信頼性は非常に高いものとなり、仮にブーム旋回
位置検出器が脱落するような事態が発生することが有っ
ても、係る事態は直ちにエラー表示器にてそのエラーの
表示がなされ、かつ同時にブームの旋回範囲は常にアウ
トリガの最小張幅内にセットされるため、車両を転倒さ
せることなくブームを継続して操作することが出来、従
って作業性は著しく向上し、安全性も十分に確保出来
る。
〔実施例〕
以下、第1図乃至第4図に基づいて本考案に係る作業車
の旋回位置検出装置の一実施例を詳細に説明する。
クレーン車5の旋回範囲を4つの領域F、S1、R及びS2
に分割し、ブームの旋回位置がどの領域に位置している
のかを検出する3個の検出器R1、R2、及びR3を設ける。
ところで、前記検出器R1はブームがS1及びRの領域に位
置するときに1あるいは0の信号を出力し、検出器R2
ブームがR及びS2の領域に位置するときに1あるいは0
の信号を出力し、検出器R3はブームがS1及びS2の領域に
位置するときに1あるいは0の信号を出力する。これら
3個の検出器R1、R2及びR3は旋回位置判別器12に接続さ
れ、旋回位置判別器12は第3図の表に示すように、3個
の検出器R1R2及びR3からの信号の組合せの半分によりブ
ームが位置する旋回領域を判別すると共に、前記3個の
検出器からの信号の組み合わせの他の半分により、前記
検出器R1R2及びR3の故障あるいは脱落等の異常であるこ
とを判断する。
旋回位置判別器12はエラー表示器14に接続され、エラー
表示器14は旋回位置判別器12からの信号により検出器R1
R2びR3の異常を判断したときに所定のエラー表示を、例
えばブザーやランプの点滅等により行う。
以下、上記の構成に基づいて本考案に係る作業車の旋回
位置検出装置の作用を説明する。
即ち、本考案に係る作業車の旋回位置検出装置は、クレ
ーン車等5に於ける作業車の旋回位置検出装置は、前述
の如く、3個の検出器R1R2びR3の検出信号(0・1)の
組み合わせ、第3図及び第4図参照により旋回位置判別
器12でもってブームの位置する旋回領域の判別を行って
いるのであるが、検出器R1及びR2の内の何れか片方でも
脱落あるいは故障してしまうと、脱落した検出器R1かR2
より出力される検出信号は常に0となって旋回位置判別
器12に入力されるために、旋回の始めの位置が車両の前
方の領域Fあるいは後方の領域R(検出器R1及びR2の検
出信号が(0・0)の領域)に在ったと仮定してそれよ
りブームが左右何れかの領域S1かS2に旋回したとする
と、この場合の検出器R1及びR2で検出される検出信号は
(1・0)あるいは(0・1)にならなくてはならない
にも関わらず上記の如く(0・0)となってしまが、本
考案に係る作業車の旋回位置検出装置では前述の如く、
上記の検出器R1及びR2の他のもう一個の検出器R3を装備
してブームがS1及びS2の領域に位置するときに1あるい
は0の信号を出力するように構成しているので、2個の
検出器R1、R2の何れかが脱落または故障して所定の出力
が得られない場合であっても検出器R3が当該領域の検出
を同時に行っているから、この検出器R3による1の信号
が旋回位置判別器12に入力され、該旋回位置判別器12で
もって第3図の表で示した信号通りの組み合わせによる
判断が行われその結果ブームの旋回位置の正確な判断が
なされる。
又、上記の旋回位置判別器12による(1・0)の判別信
号は、同時にエラー表示器14に送られ、エラー表示器14
でもって当該検出器R1及びR2が異常であることを、例え
ばブザーやランプの点滅等により報知するので作業者は
検出器R1R2びR3の何れかが脱落あるいは故障をしてこと
をしることが出来る。
〔考案の効果〕
本考案は、以上詳細に説明した如く、少なくともアウト
リガ張幅検出器及びブーム旋回位置検出器を備えてブー
ムの旋回規制を行えるように構成した作業車の旋回位置
検出装置に於いて、ブームの前、後方旋回領域と左、右
側方旋回領域における旋回位置を検出する3個の検出器
を設け、該3個の検出器からの信号の組み合わせの半分
によりブームの位置する旋回領域を判別すると共に、該
3個の検出器からの信号の組み合わせの他の半分により
該検出器の異常を判別する旋回位置判別器を設けるべく
構成したので、ブームの旋回位置の検出の信頼性は非常
に高いものとなり、仮にブーム旋回位置検出器が脱落す
るような事態が発生することが有っても、係る事態は直
ちにエラー表示器にて知ることができ、しかもブームの
旋回範囲は常にアウトリガの最小張幅内にセットされる
ため車両を転倒させることなくブーム操作を行うことが
出来、従って作業性は著しく向上し、安全性も十分に確
保される等種々の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案に係る作業車の旋回位置検出
装置の一実施例を示す図であり、第1図は概略説明図、
第2図はデータの表、第3図は装置のブロック図、第4
図は本考案の作動を説明するためのフローチャト、第5
図乃至第7図は従来の作業車の旋回位置検出装置の一例
を示す図であり、第5図は概略説明図、第6図はデータ
の表、第7図は装置のブロック図である。 1……アウトリガ、2……車台、3……ターンテーブ
ル、4……ブーム、5……クレーン車、12……旋回位置
判別器、13……アウトリガ張幅検出器、14……エラー表
示器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともアウトリガ張幅検出器及びブー
    ム旋回位置検出器を備えてブームの旋回規制を行えるよ
    うに構成した作業車の旋回位置検出装置に於いて、ブー
    ムの前、後方旋回領域と左、右側方旋回領域における旋
    回位置を検出する3個の検出器を設け、該3個の検出器
    からの信号の組み合わせの半分によりブームの位置する
    旋回領域を判別すると共に、該3個の検出器からの信号
    の組み合わせの他の半分により該検出器の異常を判別す
    る旋回位置判別器を設けたことを特徴とする作業車の旋
    回位置検出装置。
JP6306689U 1989-05-31 1989-05-31 作業車の旋回位置検出装置 Expired - Lifetime JPH0754237Y2 (ja)

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JPH034186U JPH034186U (ja) 1991-01-16
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