JPH0753523Y2 - ショルダーベルトのバックル - Google Patents

ショルダーベルトのバックル

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JPH0753523Y2
JPH0753523Y2 JP3432990U JP3432990U JPH0753523Y2 JP H0753523 Y2 JPH0753523 Y2 JP H0753523Y2 JP 3432990 U JP3432990 U JP 3432990U JP 3432990 U JP3432990 U JP 3432990U JP H0753523 Y2 JPH0753523 Y2 JP H0753523Y2
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shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ビデオカメラ等の被吊下げ部材の係止突起
に係合するショルダーベルトのバックルに関する。
[考案の概要] この考案は、天井部の開口部に軸と軸受部を介して回動
蓋が回動自在に支持された筐体と、その下面に固着され
被吊下げ部材の係止突起が係合する金属プレートと、筐
体内に収納され回動蓋のロック部にて係止突起をロック
する方向に回動蓋を付勢する弾性部材とからなるバック
ルにおいて、軸と軸受部との間隙を回動蓋の反ロック部
側の端面と筐体との間隙より大きく形成したことによ
り、 被吊下げ部材の荷重により係止突起がロック部を押圧し
て軸及び軸受部の被損を防止するものである。
[従来の技術] 第3図及び第7図において、従来のビデオカメラ等に用
いられるショルダー紐5のバックル1は筐体2と、この
筐体2の下面に固着される金属プレート3とを備えてい
る。前記筐体2には開口部11が形成され、この開口部11
の両側部に設けたU字状の軸受部16には、回動蓋12に設
けられた軸13が回動自在に支持されている。前記回動蓋
12の一端側にはロック部14が突出している。この回動蓋
12の他端側は前記金属プレート3に固着された弾性部材
20にて前記ロック部14が金属プレート3側へ回動する方
向に付勢されている。前記金属プレート3には大径孔8
と小径孔9とが連なる係止孔7が形成されている。
前記ビデオカメラ等の被吊下げ部材21には先端が大径部
となった金属製の係止突起22が形成されている。
この大径の係止部25を前記大径孔8から前記弾性部材20
の復帰力に抗しロック部14を押圧して挿入した後、前記
係止突起22を小径孔9に移動し、前記復帰力にて回動し
たロック部14にて係止突起22が大径孔8側へ移動して脱
落することを防止している。
第3図において、ショルダー紐5を肩等に掛け、バック
ル1が実線で示したように係止突起22に対して上方に位
置している時は、第3図の実線に示すように、被吊下げ
部材21の荷重は係止突起22を介して前記金属プレート3
の小径孔9に作用するので何等問題はない。
[考案が解決しようとする課題] しかし、第3図の仮想線で示すように、ショルダー紐5
が垂れ下がり、前記バックル1が第7図に示すように、
係止突起22に対してぶら下がっている状態で矢印D方向
に急にショルダー紐5を引張り上げると、前記ロック部
14が係止突起22に衝突する。
すると、その衝撃力の反力FOが軸13と軸受部16に集中
し、軸13や軸受部16が破損してしまうという問題点があ
った。
そこで、この考案は前記問題点を解決し、前述の如くバ
ックルが係止突起に対してぶら下がる等の位置に位置
し、ロック部が係止突起に衝突した際の軸や軸受部の破
損を防止することをその目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、被吊下げ部材の係止突起に係合するバック
ルを、天井部に開口部が形成された筐体と、この筐体の
下面に固着され前記係止突起が係合する係止孔を有する
金属プレートと、前記開口部内に配置され前記筐体に軸
と軸受部を介して回動自在に支持される回動蓋と、この
回動蓋に設けられ前記係止突起をロック可能なロック部
と、前記筐体内に収納され前記ロック部にて係止突起の
移動を阻止する方向に回動蓋を付勢する弾性部材とから
構成し、前記軸と前記軸受部との間隙を、前記回動蓋の
反ロック部側の端面と前記筐体との間隙より大きく形成
したことをことをその、構成とする。
[作用] 前記ロック部が係止突起に衝突しロック部に大きな衝撃
力が作用した際、前記軸と軸受部との間隙が前記回動蓋
の反ロック部側の端面と筐体の開口部との間隙より大き
いので、前記軸と軸受部は接触せず、前記回動蓋の反ロ
ック部側の端面が筐体の開口部の壁面に衝突する。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を第1図〜第6図に基づいて
説明する。
第4図及び第5図において、バックル1は偏平なプラス
チック製の筐体2と、この筐体2の周壁の下面に突き合
わされた金属プレート3とを備えている。この筐体2及
び金属プレート3の角部にはそれぞれリベット挿入孔2
a,3aが形成され、これらのリベット挿入孔2a,3aを挿通
するリベット4にて固着されている。
前記金属プレート3の一端側にはショルダー紐5を通す
紐取付け部6が形成されている。また、前記金属プレー
ト3の略中央には係止孔7が形成されている。この係止
孔7は、大径孔8とこれに連なる小径孔9とからなって
いる。
前記筐体2の天井部10には矩形状の開口部11が形成され
ている。この開口部11には回動蓋12が配置され、この回
動蓋12が前記筐体2に対し回動自在に支持されている。
前記回動蓋12は硬質のプラスチックから略矩形状に形成
され、その両側部には一対の軸13が一体成形されてい
る。前記回動蓋12の一端側の下面にはロック部14が突出
している。このロック部14は側面形状レ字状をなし、前
記回動蓋12に垂直なロック面14aとテーパー面14bとから
なっている。このテーパー面14bには複数の樹脂成形時
のひけ防止溝14cが形成され、このひけ防止溝14c間の部
分が前記ロック面14aの補強リブの機能を果たしてい
る。前記回動蓋12の紐取付部6側の上下面は僅かに突出
し、肉厚部15となっている。
前記開口部11の両側には一対の軸受部16が形成され、前
記回動蓋12の一対の軸13が回動自在に支持されている。
前記軸受部16は前記天井部10に形成された垂直壁16aと
湾曲した傾斜面16bとから略レ字状に構成され、この軸
受部16と前記軸13との間には所定の間隙lを有してい
る。
前記開口部11の紐取付け部6側には支持壁17が垂直に形
成されており、この支持壁17と前記回動蓋12の肉厚部15
との間には間隙mを有している。そして、前記軸13と軸
受部16との間隙lは、前記筐体2の支持壁17と回動蓋12
の肉厚部15との間隙mより大きく形成されている。
前記開口部11の支持壁17の対向面には、前記回動蓋12の
ロック部14側が下方に回動するのを阻止するストッパ18
が一体成形されている。
第4図において、 前記回動蓋12は筐体2の下面から斜めに開口部11に挿入
され、ロック部14側の端部を前記ストッパ上面18に載置
すると共に、前記一対の軸13を軸受部16に挿入すること
より組み付けられる。前記回動蓋12の下面には平面形状
略H型の軸押さえ部材19が配置され、前記軸13が軸受部
16から落下することを防止している。
また、前記回動蓋12の肉厚部15の下面には弾性部材20が
設けられ、前記ロック部14がロック位置にある方向に前
記回動蓋12を付勢している。この弾性部材20としてはV
字状に形成された板バネが用いられている。この板バネ
(弾性部材)20の上片20aは前記回動蓋12に当接し、下
片20bは前記金属プレート3上面に当接している。この
下片20bの端部はその両側部20cが切り起こされるととも
に、その中央部20dも前記両側部20cと所定の間隔をもっ
て折り曲げられ、これら折曲げられた両側部20cと中央
部20dにて前記筐体2の支持壁17を挾持している。
一方、第3図及び第5図に示すように、ビデオカメラ等
の被吊下げ部材21には金属からなる係止突起22が形成さ
れている。この係止突起22は前記被吊下げ部材21に固着
されるフランジ部23と、このフランジ部23に立設された
軸部24と、その先端に形成された大径の係止部25とから
構成されている。
次に、前記バックルの着脱方法について説明する。
まず、第3図及び第5図に示すように、バックル1を被
吊下げ部材21の係止突起22に装着する際は、金属プレー
ト3の係止孔7の大径孔8に、前記係止突起22の大径の
係止部25を挿入する。そして、第6図に示すように、こ
の係止部25にて前記ロック部14のテーパー面14bを押圧
し、前記弾性部材(板バネ)20の復帰力に抗して回動蓋
12を回動しロック部14をアンロック部Bまで移動させ
る。次に、バックル1を矢印のC方向に移動させ、第1
図に示すように、係止突起22の軸部24を前記係止孔7の
小径孔9内に位置させると、回動蓋12は前記弾性部材20
の復帰力により回動し、前記ロック部14は再びロック位
置Aに位置して前記係止部25の移動を阻止し、係止突起
22をロックする。
前記バックル1を係止突起22から外す時は、前記回動蓋
12の肉厚部16を押圧すると、第6図に示すように、前記
回動蓋12は弾性部材20の復帰力に抗して回動しロック部
14をアンロック位置Bへ位置させ、再び、係止突起22の
係止部25を係止孔7の大径部8から引き抜く。
以下、前記実施例の作用を第1図〜第3図に基づいて説
明する。
第1図及び第3図に示すように、前記ショルダー紐5を
肩等に掛けると、前記係止突起22の軸部24は金属プレー
ト3の小径孔9に支持される。その際、第3図の仮想線
に示すように、バックル1が係止突起22にぶら下がった
位置で急激にショルダー紐を持ち上げると、第2図に示
すように、バックル1が前記係止突起22に対して矢印D
方向へ移動し、前記ロック部14が係止部25に衝突する。
この衝撃力の反力FOが前記弾性部材20の水平分力FXより
大きいときは、前記反力により前記回動蓋12は矢印E方
向へ移動し、これに伴い前記軸13も軸受部16の湾曲した
傾斜面16bに沿って移動する。この際、前記軸13と軸受
部16との間隙lは前記回動蓋12の肉厚部15の端面15aと
筐体2の開口部11との間隙mより大きいので、前記軸13
と軸受部16の端部16cとは接触せず、前記筐体20の開口
部11の支持壁17の壁面で前記肉厚部15の端面15aを支持
する。この際、回動蓋12は軸受部16の傾斜面16bに沿っ
て僅かにG方向に回動し、肉厚部15の端面15aが支持壁1
7の全面に確実に当接する。従って、前記軸13及び軸受
部16は破損することがなく、また、前記反力FOは前記肉
厚部15の端面15aと支持壁17との接触面に分散されるの
で、支持壁17及び回動蓋12の肉厚部15も損傷を受けるこ
とがない。
[考案の効果] 以上のようにこの考案によれば、天井部の開口部に軸と
軸受部を介して回動蓋が回動自在に支持された筐体と、
その下面に固着され被吊下げ部材の係止突起が係合する
金属プレートと、筐体内に収納され回動蓋のロック部に
て係止突起をロックする方向に回動蓋を付勢する弾性部
材とからなるバックルにおいて、軸と軸受部との間隙を
回動蓋の反ロック部側の端面と筐体との間隙より大きく
形成したので、 係止突起がロック部に衝突することによる軸及び軸受部
の破損を防止するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図はこの考案の一実施例を示すもので、第
1図はバックルを係止突起に係合させた状態の断面図、
第2図はロック部に係止突起が衝突したさいのバックル
の断面図、第3図は被吊下げ部材にバックルを取り付け
る状態を示す斜視図、第4図はバックルの分解斜視図、
第5図はバックルに係止突起を係合させる前の状態を示
す断面図、第6図はバックルに係止突起を挿入する状態
を示す断面図、第7図は従来例を示すものでロック部が
係止突起に衝突した状態におけるバックルの断面図であ
る。 1……バックル、2……筐体、3……金属プレート、7
……係止孔、10……天井部、11……開口部、12……回動
蓋、13……軸、14……ロック部、20……弾性部材、21…
…被吊下げ部材、22……係止突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被吊下げ部材に設けた係止突起が係合する
    バックルを、 天井部に開口部が形成された筐体と、この筐体の下面に
    固着され前記係止突起が係合する係止孔を有する金属プ
    レートと、前記開口部内に配置され前記筐体に軸と軸受
    部を介して回動自在に支持される回動蓋と、この回動蓋
    に設けられ前記係止突起をロック可能なロック部と、前
    記筐体内に収納され前記ロック部にて係止突起の移動を
    阻止する方向に回動蓋を付勢する弾性部材とから構成
    し、 前記軸と前記軸受部との間隙を、前記回動蓋の反ロック
    部側の端面と前記筐体との間隙より大きく形成したこと
    をことを特徴とするショルダーベルトのバックル。
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