JPH0753360Y2 - ステレオ装置 - Google Patents

ステレオ装置

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JPH0753360Y2
JPH0753360Y2 JP1990031084U JP3108490U JPH0753360Y2 JP H0753360 Y2 JPH0753360 Y2 JP H0753360Y2 JP 1990031084 U JP1990031084 U JP 1990031084U JP 3108490 U JP3108490 U JP 3108490U JP H0753360 Y2 JPH0753360 Y2 JP H0753360Y2
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JP
Japan
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memory
volume
equalizer
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curve
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JP1990031084U
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JPH03123399U (ja
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高幸 松永
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Kenwood KK
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はステレオ装置に関し、特に音場再生特性を改
善したステレオ装置に関する。
(従来の技術) ステレオ装置においては、再生音質をユーザの好みに合
致させるために入力信号を複数個の周波数帯域に分割
し、各分割帯域毎にレベルを調整することによってイコ
ライザ特性(周波数特性)を設定するグラフィックイコ
ライザが内蔵されていることが多い。
上記グラフィックイコライザにおいては、ユーザのキー
操作により各分割帯域毎のレベルをボリューム調整して
イコライザ特性を設定し、設定されたイコライザ特性デ
ータをメモリに記憶する。そして、ステレオ装置動作時
にメモリから読み出したイコライザ特性データに基づい
て希望の音質の再生音を得ている。
また、イコライザ特性設定の煩わしさを感じるユーザに
対して、装置内部のメモリに予め標準的なイコライザカ
ーブ特性をリファレンスカーブ(特性)として格納して
おき、ユーザは、これらのリファレンスカーブの中から
適当なリファレンスカーブをキー操作により選択するグ
ラフィックイコライザがある。
(考案が解決しようとする課題) 上述のように従来のステレオ装置のグラフィックイコラ
イザにおけるイコライザ特性の設定は、キー操作によっ
て周波数とレベルデータを設定しているが、イコライザ
特性設定時のボリューム位置は記憶されていないので以
下に述べるような問題が生ずる。
即ち、イコライザ特性は、周波数とレベルで相対的に定
まるカーブ特性であるため、設定時のボリューム位置と
実際の再生時のボリューム位置とが異なると聴覚上の印
象がかなり異なってしまう。ことになる。
例えば、ボリュームを絞った状態では、聴感上、低、高
域の量感が少ないためボリュームを絞った状態でイコラ
イザ特性を設定した時には、低域と高域成分を増幅して
設定することが多い。このため再生時、ボリュームが上
げられた状態にあると低域と高域が増幅された再生音と
なり、聴感上の違和感が生ずる。
また、複数のイコライザ特性をメモリに格納しておき、
メモリから所望のイコライザ特性を読み出して音を再生
するグラフィックイコライザでは、再生音の音量はイコ
ライザ特性によって異なるという問題もある。
更に、リファレンスカーブをメモリにあらかじめ格納し
てあるグラフィックイコライザでも、同様に、リファレ
ンスカーブ設定時のボリューム位置が記憶されていない
ため、設定時と異なるボリューム位置でステレオ装置再
生すると再生音の音質、ニュアンスが違ってしまう。
例えば、リファレンスカーブとしては、通常、高域と低
域レベルを若干下げ、中域を相対的に強調するソフトカ
ーブ、低域レベルを上げて低域を強調するヘビーカー
ブ、高域レベルを若干上げ、低域レベルを下げて軽い音
質再生を可能とするライトカーブ等があるが、これらの
各カーブ毎に設定時のボリューム位置は異なることが多
いため、異なるボリューム位置で当該リファレンスカー
ブを用いて再生すると、再生音に違いが生ずる。具体的
には、ユーザがソフトカーブを選択したときであって
も、ボリューム位置が大きかった場合には、再生音はソ
フトには聞こえない。
そこで、この考案の目的は、イコライザ特性設定時の最
適な音質を得ることができるステレオ装置を提供するこ
とにある。
この考案の他の目的は、操作性を著しく改善し、最適な
イコライジング特性で再生音を得ることができるステレ
オ装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 前述の課題を解決するため、この考案によるステレオ装
置は、 周波数特性を調整するイコライザと音量調整手段とを備
え、入力されるソース再生音信号の周波数特性と音量と
を調整して出力するステレオ装置において、 上記ソース再生音信号に与える所定の周波数特性が記憶
されている第1のメモリと、 上記第1のメモリに記憶された周波数特性のそれぞれに
対応して予め設定された上記ソース再生音信号の音量デ
ータが記憶されている第2のメモリと、 上記第1のメモリから所望の周波数特性を読み出すメモ
リ読み出し手段と、 上記ステレオ装置の動作時に、上記メモリ読み出し手段
の操作により、上記第1のメモリから周波数特性を読み
出し、読み出された周波数に基づいて上記イコライザに
より上記ソース再生音信号の周波数特性を調整するとと
もに、上記読み出された周波数特性に対応して予め設定
された上記ソース再生音信号の音量データを上記第2の
メモリから読み出し、読み出された音量データに基づい
て上記音量調整手段により上記ソース再生音信号の音量
を調整する制御手段と、 を備えて構成される。
(作用) この考案によるステレオ装置は、イコライザ特性メモリ
に所定のイコライザ特性を記憶するとともに、ボリュー
ム位置メモリに上記所定のイコライザ特性に対するボリ
ューム位置情報を記憶しておき、装置特性設定は、各メ
モリから読み出されたイコライザ特性とボリューム位置
に基づいて行われる。
したがって、ユーザにより設定されたイコライザ特性や
リファレンスカーブのそれぞれに最適なボリューム位置
を設定するので、音場再生の顕著な改善が可能となる。
(実施例) 次に、この考案について図面を参照しながら説明する。
第1図は、この考案によるステレオ装置の一実施例を示
すブロック図である。
イコライザ特性は、イコライザカーブ作成キー7の操作
により設定される。この設定は、キー7の左右方向矢印
キーで周波数帯域を指定し、上下方向矢印キーで、この
周波数帯域のレベルを指定することにより為される。
キー7によって、設定されるイコライザカーブ(特性)
はCPU(中央処理部)6を介してイコライザ表示部1上
に表示されるとともに、イコライザ特性メモリ4に記憶
される。この書き込み動作は、メモリ書き込みキー3の
操作により行われる。また、メモリ読み出しキー2を操
作することによってCPU6を介してイコライザ特性メモリ
4から所望のイコライザ特性が読み出される。
マスターボリューム9は、再生音の音量を設定するもの
で、イコライザ特性設定時に所定のボリューム位置に設
定される。設定されたボリューム位置は、ボリューム位
置認識回路8によって認識され、CPU6を介してボリュー
ム位置メモリ5に記憶される。
ボリュユームドライブ回路10は、ステレオ装置による音
声再生時、CPU6を介してボリューム位置メモリ5から読
み出されたボリューム位置情報に基づいてマスターボリ
ューム9を駆動して所定のボリューム位置を設定する。
さて、ステレオ装置動作時、ユーザはメモリ呼び出しキ
ー2を操作して、イコライザ特性メモリ4からCPU6を介
して希望のイコライザ特性を読み出す。読み出されたイ
コライザ特性は表示部1上に表示される。
また、CPU6の動作を介して、ボリューム位置メモリ5か
らは、当該イコライザ特性設定時のボリューム位置が読
み出され、ボリュームドライブ回路10に送出される。ボ
リュームドライブ回路10は、読み出されたボリューム位
置にマスターボリューム9の位置を設定する。
第2図には、この考案によるステレオ装置の他の実施例
が示されている。第2図において第1図と同一符号を付
与されている構成部は同様機能をもつ構成部である。
第1図の実施例がマスターボリューム9のボリューム位
置をボリューム位置認識回路8を用いて認識しているの
に対して、この実施例では、ボリューム位置をキー(ロ
ックスイッチ)操作により設定している。
即ち、イコライザカーブ作成キー7の操作によるイコラ
イザ特性設定が行われると、このイコライザ特性はイコ
ライザ表示部1上に表示されるとともに、イコライザ特
性メモリ4に記憶される。また、イコライザ特性設定時
のボリューム位置情報はボリューム位置キー(本例では
4つのスイッチをもつロックスイッチ)の1つを押下す
ることで、CPU6を介してボリューム位置メモリ5に記憶
される。
ステレオ再生時には、メモリ呼び出しキー2を操作する
ことによって、希望のイコライザ特性をイコライザ特性
メモリ4から読み出し、装置特性として設定する。
また、CPU6の動作を介して、ボリューム位置メモリ5か
ら読み出したボリューム位置情報は、ボリュームドライ
ブ回路10に送出される。ボリュームドライブ回路10は、
上記ボリューム位置にマスターボリューム9を回転して
設定する。
第3図は、この考案によるステレオ装置の他の実施例を
示すブロック図である。
この実施例では、イコライザ特性メモリに記憶されてい
るイコライザ特性毎に異なる音量をそれぞれに最適設定
するために、トータルゲインコントローラ13を用い、ゲ
インを制御するように構成されている。
イコライザ特性設定時の音量レベルは、レベル設定器12
のキー(本例では、3つのレベルキー)の動作に対応す
るレベルとしてCPU6を介して、レベルメモリ14内に記憶
され、再生時には、レベルメモリ14から読み出されたレ
ベル情報がCPU6を介してトータルゲインコントローラ13
に送出され、再生音量レベルを制御する。
第4図は、イコライザ特性をあらかじめリファレンスカ
ーブとしてメモリに格納しているステレオ装置について
の実施例である。
イコライザ表示部21上にはイコライザ特性が表示され
る。この実施例では、リファレンスカーブとして、前述
したソフトカーブ、ヘビーカーブおよびライトカーブ、
更には各カーブ(特性)毎のボリューム位置情報がそれ
ぞれソフトカーブメモリ23、ヘビーカーブメモリ24およ
びライトカーブメモリ25に格納されている。
呼び出しキー26,27および28は、ソフトカーブメモリ2
3、ヘビーカーブメモリ24およびライトカーブメモリ25
に格納されているそれぞれのリファレンスカーブを読み
出すためのキーである。
ステレオ装置動作時には、例えば、呼び出しキー26を操
作してソフトカーブメモリ23からソフトカーブリファレ
ンスを読み出してCPU22を介して装置特性として設定す
るとともに、当該ソフトカーブに対応するボリューム位
置情報を読み出してボリュームコントロール回路29に送
出する。
ボリュームコントロール回路29は、受信したボリューム
位置情報に基づいて、アンプメインボリューム30のボリ
ューム位置を対応するボリューム位置に設定する。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案では、設定されたイコラ
イザ特性対応ボリューム位置情報を記憶しておき、再生
動作時には所望のイコライザ特性を設定するとともに、
設定されたイコライザ特性のボリューム位置にボリュー
ムを設定しているので、イコライザ特性設定時点での音
場の再現性が著しく向上する。
また、上記ボリューム位置の格納はボリューム位置認識
回路やボリューム位置設定器によって簡単にイコライザ
特性対応の最適なボリューム位置設定が可能である。
更に、上記の利点はユーザによるイコライザ特性だけで
なく、リファレンスカーブについても同様に適用できる
ので、音場再現性のより一層の改善が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案によるステレオ装置の一実施例の構
成を示すブロック図、第2図〜第4図は、この考案によ
るステレオ装置の他の実施例を示すブロック図である。 1,21……イコライザ特性表示部、2……メモリ呼び出し
キー、3……メモリ書き込みキー、4……イコライザ特
性メモリ、5……ボリューム位置メモリ、6,22……CPU
(中央処理部)、7……イコライザ特性作成キー、8…
…ボリューム位置認識回路、9……マスターボリュー
ム、10……ボリュームドライブ回路、11……ボリューム
位置設定器、12……レベル設定器、13……トータルゲイ
ンコントローラ、14……レベルメモリ、23……ソフトカ
ーブメモリ、24……ヘビーカーブメモリ、25……ライト
カーブメモリ、26〜28……呼び出しキー、29……ボリュ
ームコントロール回路、30……アンプメインボリュー
ム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】周波数特性を調整するイコライザと音量調
    整手段とを備え、入力されるソース再生音信号の周波数
    特性と音量とを調整して出力するステレオ装置におい
    て、 上記ソース再生音信号に与える所定の周波数特性が記憶
    されている第1のメモリと、 上記第1のメモリに記憶された周波数特性のそれぞれに
    対応して予め設定された上記ソース再生音信号の音量デ
    ータが記憶されている第2のメモリと、 上記第1のメモリから所望の周波数特性を読み出すメモ
    リ読み出し手段と、 上記ステレオ装置の動作時に、上記メモリ読み出し手段
    の操作により、上記第1のメモリから周波数特性を読み
    出し、読み出された周波数に基づいて上記イコライザに
    より上記ソース再生音信号の周波数特性を調整するとと
    もに、上記読み出された周波数特性に対応して予め設定
    された上記ソース再生音信号の音量データを上記第2の
    メモリから読み出し、読み出された音量データに基づい
    て上記音量調整手段により上記ソース再生音信号の音量
    を調整する制御手段と、 を備えて成ることを特徴とするステレオ装置。
JP1990031084U 1990-03-28 1990-03-28 ステレオ装置 Expired - Lifetime JPH0753360Y2 (ja)

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JP1990031084U JPH0753360Y2 (ja) 1990-03-28 1990-03-28 ステレオ装置

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JP1990031084U JPH0753360Y2 (ja) 1990-03-28 1990-03-28 ステレオ装置

Publications (2)

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JPH03123399U JPH03123399U (ja) 1991-12-16
JPH0753360Y2 true JPH0753360Y2 (ja) 1995-12-06

Family

ID=31533815

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07118840B2 (ja) * 1986-09-30 1995-12-18 ヤマハ株式会社 再生特性制御回路
JPH0269008A (ja) * 1988-09-05 1990-03-08 Sony Corp グラフィックイコライザ装置

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JPH03123399U (ja) 1991-12-16

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