JP3301460B2 - 聴き比べ装置を備えたオーディオミキサー装置 - Google Patents
聴き比べ装置を備えたオーディオミキサー装置Info
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- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
- Amplifiers (AREA)
- Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
Description
置に関し、特にリコール式のオーディオミキサー装置に
関する。
コール式のオーディオミキサー装置がある。これは、例
えば演奏会等のリハーサルにおいて、演目、例えば演奏
に沿って操作者がオーディオミキサー装置の音量ボリュ
ームや、イコライザー等の操作子の摘みを操作すると、
各操作子の操作の履歴が全て記憶された、いわゆるファ
イルが形成され、本公演の際には、そのファイルに従っ
て自動的に各操作子が操作され、所望の音響特性が得ら
れるものである。
よって1つの演目に対して何種類かのものが作成され、
これら複数のファイルのうち最も適したものを選択し、
実際の公演には使用する。
ルによって再現される音響特性の状態を聴き比べたいこ
とがある。このような場合、従来、次のように行われて
いた。即ち、例えば図3(a)、(b)に示すような2
つのファイルa、bが作成されたとする。なお、図3
(a)、(b)において、縦軸はファイルの内容を表
し、横軸は時間の経過を表す。一般にファイルは、内容
が全く異なることは少なく、例えばファイルa、bのよ
うに、前半部分a1、b1は全く同一内容であって、後
半部a2、b2が異なることが多い。
に、まずファイルaの後半部a2に従って演奏を再現し
て聴き、次にファイルbの後半部b2を従って演奏を再
現して聴き、どちらのファイルを使用するか決定する。
法では、ファイルbの後半部b2の再現状態を聴いてい
る際には、先に聴いたファイルaの後半部a2の再現状
態を忘れてしまっているような場合があり、聴き比べの
意味をなさなくなることがある。
ァイルaの後半部a2を構成している最初のブロックa
21の部分のみを再現し、続いてファイルbの後半部b
2を構成している最初のブロックb21の部分のみを再
現し、聴き比べるということを各ブロックごとに行うと
いう方法もあるが、これでは余りにも小さな単位ごとに
聴き比べているので、演奏全体の流れが把握できないと
いう新たな問題点が生じる。
生じることなく、複数の音響特性の再現状態を聴き比べ
ることができる聴き比べ装置を備えたオーディオミキサ
ー装置を提供することを目的とする。
めに、本発明は、入力されたオーディオ信号の音響特性
を音響特性制御情報に応じて調整するオーディオミキサ
ー手段を有している。複数の制御情報群が記憶手段に記
憶されている。これら制御情報群は、或るオーディオ信
号に対し時間の経過に従って順次与える様々な音響特性
に対応した複数の音響特性制御情報からなる。複数の制
御情報群は、非同一である。この記憶手段から、いずれ
かの上記制御情報群の上記音響特性制御情報を時間の経
過に従って順次読み出し手段が読み出し、オーディオミ
キサー手段に供給する。この読み出し手段による読み出
し中に、変更指令手段が、操作者の操作によって変更指
令を読み出し手段に供給して、以後に読み出し手段によ
って読み出される音響特性制御情報を、現在読み出して
いる制御情報群とは別の制御情報群の音響特性制御情報
に変更する。
の音響特性制御情報が順次読み出されて、オーディオミ
キサー手段に供給されている最中に、操作者の操作によ
って変更指令手段が変更指令を読み出し手段に供給する
と、読み出し手段は、今まで読み出していた制御情報群
の音響特性制御情報から、別の制御情報群の音響特性制
御情報に読み出しを切り換え、以後、別の制御情報群の
音響特性制御情報が時間の経過と共に読み出される。従
って、操作者の好みに応じて任意の位置で、読み出す音
響特性制御情報が属する制御情報群を切り換えることが
できる。
(ディジタル信号処理装置)10を有している。このD
SP10は、オーディオミキサーとして機能するもの
で、等価的には、DSP10には複数のチャンネルが設
けられ、これらチャンネルにそれぞれディジタルオーデ
ィオ信号が供給される。各チャンネルには、それぞれ音
量レベル調整用のフェーダや、周波数特性を調整するた
めのイコライザーやフィルタ等の音響特性調整手段が設
けられている。これら音響特性調整手段の制御用の情
報、即ち音響特性制御情報は、CPU12から供給され
る。各チャンネルにおいて音響特性が調整されたディジ
タルオーディオ信号は、適宜合成されて、左右のディジ
タル出力信号として出力される。
れ設けられた操作子(図示せず)の操作に応じて、音響
特性制御情報を発生し、DSP10に供給する。或い
は、CPU12は、メモリ14に記憶されている複数の
制御情報群、例えば2つのファイルx、yいずれかから
の音響制御情報を順次読みだして、DSP10に供給す
る。
至xNE、y1 乃至yNEからなり、各データは、所定の期
間、例えば10m秒の間にDSP10に供給する音響特
性制御情報と、そのデータが再現開始時からどれだけの
時間の経過したときのものであるかを表すカウント値
(このカウント値は10m秒の倍数を表している。)と
からなっている。なお、各カウント値は、x1 乃至
xNE、y1 乃至yNEの添字に相当している。これらファ
イルx、yは、CPU12を履歴記録モードとして、各
操作子を操作することによって自動的に作成される。
らファイルxまたはyを読みだす際に、読みだすファイ
ルを切り換えるためのスイッチ16も設けられている。
が図1(b)に示すようなものであり、ファイルyの内
容が同図(c)に示すようなものであり、ファイル
x10、y10以前までは、両者の内容が同一であるとする
と、同図(d)に示すように、ファイルyに基づいて再
現を開始し、仮にファイルy13まで再現したとき、スイ
ッチ16を操作して、ファイルxに切り換えると、ファ
イルx14、x15と再現される。そして、ここで再びスイ
ッチ16を操作すると、ファイルy16、y17と再現され
るものである。即ち、再現は継続されているが、その途
中でスイッチ16の操作によって、ファイルが切り換え
られるものである。
に、CPU12は図2のフローチャートで示すような動
作を行う。この動作のためにCPU12は、ファイル
x、yのデータの時間と同じ時間である10m秒経過す
るごとに、カウント値を1増加させるカウンタNを使用
する。このカウンタNの初期値は、再現を開始するデー
タのカウント値、図1(d)でいえば10にセットされ
ている。そして、まずどちらのファイルから再現を開始
するかをスイッチ16を操作して定めておく。
を開始させる(ステップS2)。そして、カウンタNの
カウント値が、ファイルx、yの最終データのカウント
値NEに等しいか判断する(ステップS4)。NEに等
しければ、この動作を終了する。
に等しくなければ、スイッチ16がファイルx、yのい
ずれを選択しているかを判断する(ステップS6)。フ
ァイルxを選択している場合には、データxN の音響制
御情報をDSP10に供給し(ステップS8)、ステッ
プS4に戻る。また、ステップS6においてスイッチ1
6がファイルyを選択していると判断された場合、デー
タyN の音響制御情報をDSP10に供給し(ステップ
S10)、ステップS4に戻る。以下、このような動作
をカウンタNのカウント値がNEになるまで繰り返す。
が行われている最中に、スイッチ16を操作することに
よって、いままで読み出されていたファイルから別のフ
ァイルに読み出されるファイルが切り換えられ、スイッ
チ16の操作後には、その別のファイルからそのときの
カウンタNのカウント値に対応する音響制御情報が読み
出される。
るファイルをx、yの2種類としたが、その数は任意に
増加させることができ、その場合、スイッチ16は、各
ファイルのいずれをも選択可能なものとする。
から上記制御情報群のいずれかの上記音響制御情報を読
みだしている最中に、読みだす制御情報群を変更指令手
段からの変更指令によって変更することができる。従っ
て、或る制御情報群による音響特性の再現の途中に、別
の制御情報群による音響特性の再現を行うことができ、
或る制御情報群による音響特性の再現状態を忘れること
なく、別の音響特性の再現を聴くことができる。従っ
て、聴き比べを正確に行うことができる。しかも、この
ような制御情報群の切換は、制御情報群内の小さなブロ
ック単位だけで行われるのではなく、変更指令手段の操
作によって操作者の好みに応じた長さだけ制御情報群に
よる再現が行われた後、別の制御情報群による再現に切
り換えられる。従って、再現されている音響特性の全体
の流れを理解することも容易である。
例のブロック図、同実施例で使用するファイルの内容及
びファイルの読み出し状態を示す図である。
けるファイルの内容及び読み出し状態を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 入力されたオーディオ信号の音響特性を
音響特性制御情報に応じて調整するオーディオミキサー
手段と、 複数の制御情報群を記憶し、これら制御情報群は、或る
オーディオ信号に対し時間の経過に従って順次与える様
々な音響特性に対応した複数の上記音響特性制御情報か
らなり、上記複数の制御情報群が非同一である記憶手段
と、 この記憶手段からいずれかの上記制御情報群の上記音響
制御情報を時間の経過に従って順次読み出し、上記オー
ディオミキサー手段に供給する読み出し手段と、 この読み出し手段による読み出し中に、操作者の操作に
よって変更指令を上記読み出し手段に供給して、以後に
上記読み出し手段によって読み出される音響特性制御情
報を、現在読み出している制御情報群とは別の制御情報
群の音響特性制御情報に変更する変更指令手段とを、 具備する聴き比べ装置を備えたオーディオミキサー装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35259093A JP3301460B2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 聴き比べ装置を備えたオーディオミキサー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35259093A JP3301460B2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 聴き比べ装置を備えたオーディオミキサー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07199914A JPH07199914A (ja) | 1995-08-04 |
JP3301460B2 true JP3301460B2 (ja) | 2002-07-15 |
Family
ID=18425089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35259093A Expired - Fee Related JP3301460B2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 聴き比べ装置を備えたオーディオミキサー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3301460B2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-29 JP JP35259093A patent/JP3301460B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
サウンド&レコーディング・マガジン,日本,株式会社リットーミュージック,1987年9月1日,9月号,151 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07199914A (ja) | 1995-08-04 |
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