JPH0753148Y2 - ビデオテ−プレコ−ダの伝達トルク切換機構 - Google Patents

ビデオテ−プレコ−ダの伝達トルク切換機構

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JPH0753148Y2
JPH0753148Y2 JP1986008231U JP823186U JPH0753148Y2 JP H0753148 Y2 JPH0753148 Y2 JP H0753148Y2 JP 1986008231 U JP1986008231 U JP 1986008231U JP 823186 U JP823186 U JP 823186U JP H0753148 Y2 JPH0753148 Y2 JP H0753148Y2
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JP
Japan
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transmission
drive wheel
transmission ring
driven wheel
plate
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JP1986008231U
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JPS62120439U (ja
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弘明 竹森
憲一 白石
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Sharp Corp
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Sharp Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、ビデオテープレコーダ(VTR=Video Tape Re
corder)におけるリール台への伝達トルク切換装置に関
するものである。
〈従来の技術〉 従来のVTRにおけるトルク切換機構は第3図(a)
(b)に示すように、共に回転するように嵌入結合した
伝動板3と従動輪10とを軸2にて枢支し、該伝動板3と
該伝動板3に摺動自由に嵌合した可動摩擦板8との間で
駆動輪5を介在挟持し、該可動摩擦板8と前記従動輪10
との間に押しばね13を介在させて、該可動摩擦板8と常
時駆動輪5に弾圧せしめると共に、前記従動輪10上には
該従動輪10と共に回動する伝動環14を嵌合し、従動輪10
の軸心と平行に移動するようになし、該伝動環14を移動
させた時該伝動環14が駆動輪5とクラッチ結合するよう
にしてなる。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、上記従来のトルク切換機構は第3図(a)
(b)の状態で動作する場合は特に問題はないとして
も、第4図(a)(b)の状態で使用する時、即ち、記
録・再生動作では駆動輪5と伝動環14との間でクラッチ
面の噛み合いによる伝動を行わない為に、伝動環14を常
時上方へ移動させて、クラッチ面の解除状態を保たなけ
ればならない。
従って、解除状態を保つためには伝動環14を常にシフタ
ーピン23の支持によって上方へ押上げておかなければな
らないので、伝動環14の環状溝17とシフターピン23との
間の接触摩擦による負荷の変動が発生し、トルクむらを
生じ安定回転を図ることができなかった。
本考案は、拘る上記従来のトルク切換機構の欠点を解決
しようとするものである。
〈問題点を解決する為の手段〉 本考案のビデオテープレコーダの伝達トルク切換機構
は、従動輪に嵌合固着した伝動板と該伝動板に摺動自由
に嵌合した可動摩擦板との間で介在挟持され、該可動摩
擦板と従動輪との間に設けられた第1の押しばねによっ
て伝動板に押しつけられることにより従動輪に回転を伝
達する駆動輪と、前記従動輪と共に回動し且つ摺動自由
に嵌合され前記駆動輪と係合離脱するようにした伝動環
と、該伝動環と駆動輪とを離脱状態に弾開保持せしめる
ように可動摩擦板と伝動環との間に設けられた第2の押
しばねとを有しており、第2の押しばねによって伝動環
と駆動輪とを離脱状態に弾開保持した状態で記録或は再
生すると共に、該伝動環を第2の押しばねの弾開力に抗
して摺動させて係合状態とすることにより、早送り或は
巻戻しを行うようにしたことを特徴とするものである。
〈作用〉 早送り或は巻戻し時には伝動環を第2の押しばねの付勢
力に抗して駆動輪の方向へ移動させることにより伝動環
のクラッチ面と駆動輪のクラッチ面とが噛み合って該伝
動環を駆動輪と共に回転し、これに伴って従動輪も駆動
輪と共に回動する。
また、記録および再生時には、伝動環は、第2の押しば
ねの付勢力によって、駆動輪とは離脱状態になるように
弾開保持される。その結果、伝動環は、シフターピンが
強制的に接触保持されることなく、駆動輪との離脱状態
が確保される。このとき、伝動環を駆動輪から離脱状態
に保持する第2の押しばねは、第1の押しばねとともに
可動摩擦板を介して駆動輪を伝動板に押圧しているた
め、駆動輪と伝達板との間の摩擦伝動も確実に且つ安定
して行われる。
〈実施例〉 以下、本考案において図面に示す実施例により詳説とす
ると、第1図、第2図に示すようにフレーム1に貫通立
設した軸2上に、中央ボス部4,11にて互いに一体的に嵌
合した伝動板3と従動輪10とを回動自由に貫通枢支し、
その両側を留具19,20により脱落しないよう保持してい
る。該伝動板3のボス部4の基部上には駆動輪5を該伝
動板3に対し回動自由に嵌合し、該伝動板3と駆動輪5
との間に介在したフエルトなどの摩擦材7を介して該駆
動輪5を伝動板3と共回り可能になし、更に該ボス部4
上には駆動輪5上にあるフェルトなどの摩擦材9と対応
する可動摩擦板8を嵌合して、前記従動輪10の対向面と
の間に弾介した第1の押しばね13にて常時該可動摩擦板
8を該摩擦材9に弾圧せしめている。
そして、上記従動輪10の外周には該従動輪10の軸心方向
に移動可能な伝動環14を嵌合して、前記可動摩擦板8と
該伝動環14との間に第2の押しばね18を弾介して、伝動
環14が従動輪10の鍔状部12と接触するように弾圧する。
これにより、伝動環14は、駆動輪5に対して離脱状態に
弾開保持される。また、伝動環14が駆動輪5に対して離
脱状態として伝動環14の側面上に立設したピン16を上記
鍔状部12に貫通掛合することにより該伝動環14と従動輪
10とを共に回動するようにしている。そして、該伝動環
14の外周に形成した環状溝17に切換機構のシフターピン
23を嵌入させ、該シフターピン23を下方へ移動させるこ
とにより、該伝動環114が第2押しばね18の付勢力に抗
して下降して、該伝動環14の他側面端縁に形成したクラ
ッチ面15を前記駆動輪5の外周寄りに形成したクラッチ
面6と係合状態にするようにしている。
そこで、早送り・巻戻し操作をするには、フレーム1に
軸22によって枢設した切換レバー21を、第1図(a)
(b)のように操作することにより、シフターピン23
は、第2の押しばね18の弾力に抗して伝動環14を下方へ
押し下げるので、伝動環14のクラッチ面15が駆動輪5の
クラッチ面6に噛み合って駆動輪5から伝動環14と、ピ
ン16を介して従動輪10に回転が伝達され、この時は伝動
板3、可動摩擦板8も共に駆動輪5と同期速度で回転が
行なわれる。
又、記録・再生状態にするには第2図(a)(b)のよ
うに切換レバー2を押動すると、これに伴ってシフター
ピン23は上方へ移動し、伝動環14は第2の押しばね18の
弾力によって押し上げられるから、該伝動環14のクラッ
チ面15と駆動輪5のクラッチ面6との噛み合いが解除さ
れ、駆動輪5の回転は第1の押しばね13および第2の押
しばね18とによって可動摩擦板8が駆動輪5に押圧され
ることにより、摩擦材7を介して伝動板3に伝えられ、
ボス部4,11の嵌合部を経て従動輪10へ伝達する。従っ
て、この場合は摩擦伝動となる。
そして、負荷側即ち従動輪10に一定の回転負荷が作用し
た時、駆動輪5と伝動板3及び可動摩擦板8との間に介
在する摩擦材7,9の部分でスリップを発生させ、常に一
定した回転が従動輪14へ伝えられるようにトルクリミッ
タとして作用するものである。
〈考案の効果〉 本考案は上述のように構成され、磁気テープを早送りし
たり或は巻戻したりする場合の動作に必要な回転速度
と、記録或は再生の動作に必要な回転速度とを切換レバ
ーの動作によって行うとき、記録・再生動作時には伝動
環がシフターピンの動作を受けることなく押しばねの弾
力によって両クラッチ面が解除状態にあるように保持す
るので、シフターピンと伝動環の環状溝との間において
強制的な接触が行なわれない為に伝達トルクに損失がな
く安定した状態で回転を伝えることができる。
又、伝動環と可動摩擦板との間に押しばねが介在してい
るので可動摩擦板と駆動輪との間でフエルトの摩擦結合
を一層平均的に保つことができるので伝動トルクが一定
するなど優れた効果を有する実用価値の高い考案であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は、本考案トルク切換機構の外観側面図、 第1図(b)は、同上A−A線断面図、 第2図(a)は、同上の動作状態を示す外観側面図、 第2図(b)は、第2図(a)のB−B線断面図、 第3図(a)は、従来例を示す外観側面図、 第3図(b)は、同上C−C線断面図、 第4図(a)は、同上の動作状態を示す外観側面図、 第4図(b)は、第4図(a)のD−D線断面図であ
る。 3……伝動板、5……駆動輪 8……可動摩擦板、10……従動輪 14……伝動環、18……押しばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】従動輪に嵌合固着した伝動板と該伝動板に
    摺動自由に嵌合した可動摩擦板との間で介在挟持され、
    該可動摩擦板と従動輪との間に設けられた第1の押しば
    ねによって伝動板に押しつけられることにより従動輪に
    回転を伝達する駆動輪と、前記従動輪と共に回動し且つ
    摺動自由に嵌合され前記駆動輪と係合離脱するようにし
    た伝動環と、該伝動環と駆動輪とを離脱状態に弾開保持
    せしめるように可動摩擦板と伝動環との間に設けられた
    第2の押しばねとを有しており、第2の押しばねによっ
    て伝動環と駆動輪とを離脱状態に弾開保持した状態で記
    録或は再生すると共に、該伝動環を第2の押しばねの弾
    開力に抗して摺動させて係合状態とすることにより、早
    送り或は巻戻しを行うようにしたことを特徴とするビデ
    オテープレコーダの伝達トルク切換機構。
JP1986008231U 1986-01-22 1986-01-22 ビデオテ−プレコ−ダの伝達トルク切換機構 Expired - Lifetime JPH0753148Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986008231U JPH0753148Y2 (ja) 1986-01-22 1986-01-22 ビデオテ−プレコ−ダの伝達トルク切換機構

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JP1986008231U JPH0753148Y2 (ja) 1986-01-22 1986-01-22 ビデオテ−プレコ−ダの伝達トルク切換機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62120439U JPS62120439U (ja) 1987-07-30
JPH0753148Y2 true JPH0753148Y2 (ja) 1995-12-06

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986008231U Expired - Lifetime JPH0753148Y2 (ja) 1986-01-22 1986-01-22 ビデオテ−プレコ−ダの伝達トルク切換機構

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61145351U (ja) * 1985-02-01 1986-09-08

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Publication number Publication date
JPS62120439U (ja) 1987-07-30

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