JPH0341297Y2 - - Google Patents

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JPH0341297Y2
JPH0341297Y2 JP1983150098U JP15009883U JPH0341297Y2 JP H0341297 Y2 JPH0341297 Y2 JP H0341297Y2 JP 1983150098 U JP1983150098 U JP 1983150098U JP 15009883 U JP15009883 U JP 15009883U JP H0341297 Y2 JPH0341297 Y2 JP H0341297Y2
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JP
Japan
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idler
gear
reel
torque
gears
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JP1983150098U
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JPS6056936U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はVTRのリール駆動装置に関する。
〈従来技術〉 従来のリール駆動装置は、巻取側リール台と、
供給側リール台に、夫々の駆動ドラムに噛み合う
リールギヤと前記各リール台との間にリミツタフ
エルトを介在させてトルクリミツタ機構を構成し
たもの例えば特開昭58−128044号公報がある。
又、この他アイドラギヤに噛み合う入力ギヤと
これに相対する出力ギヤとの間にリミツタフエル
トを介在させてトルクリミツタ機構を構成すると
共に、該出力ギヤと噛み合う他の駆動車の軸上
に、各リール駆動ドラムと噛み合うアイドラを先
端に枢着した回動アームを揺動自由に枢設して揺
動機構を構成したもの例えば特開昭57−147152号
がある。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし前者は各リール台軸に夫々個別にトルク
リミツタを構成しているので部品点数が多く、し
かも構成が複雑化する。又、後者は揺動アームを
トルクリミツタ機構の軸とは別の駆動車上に設け
ているので、やはり部品数(ギヤ数)が多くな
り、コンパクトな構成が望めないばかりでなく、
上記両装置にはトルク切り替え機構が設けられて
いないから別個に早送り機構を設けなればなら
ず、機構を簡素化することができなかつた。
そこで本考案は、上記従来例の欠点の解決を図
り、簡単な構造で確実且つ安定した動作ができる
装置を提供しようとするものである。
〈考案の目的〉 本考案は再生、録画、アンローデング時と、早
送り、巻戻し時とでトルクリミツタ機能の制御可
能なトルク切換機構による切替えにより特にリー
ル駆動モータの性能の影響を受けにくいリール駆
動装置を提供するものである。
〈考案の構成〉 本考案は、二つのリール台を交番的に駆動させ
るアイドラ揺動機構をトルクリミツタを介して作
動するようにし、且つ該トルクリミツタの機構に
トルク切替機構を関連させたことを特徴とする。
〈実施例〉 基盤18上に所定間隔をおいて立設した二本の
取付軸20,21に夫々リール台1,2を嵌着保
持し、該両リール台1,2の中間における該基盤
18の切欠部にアイドラ取付軸15を段付の支持
金具19にて上記基盤18上に定設して該アイド
ラ取付軸15にアイドラ3を枢支した揺動アーム
6と、中継ギヤ8及び軸スリーブを介して駆動ギ
ヤ9を夫々アイドラ取付軸15に対し自由な状態
で順次嵌着支持している。
前記揺動アーム6の先端に枢設したアイドラ3
は該揺動アーム6とアイドラ3との対向間にフエ
ルトその他摩擦板4を介在させて、該アイドラ取
付軸上に弾装したばね5によつて常時アイドラ3
を揺動アーム6に圧接させ、該揺動アーム6を揺
動させるのに必要な摩擦を付与する。
前記中継ギヤ8は軸心寄りの小径部23をアイ
ドラ3と常時外接するようにし、更に該中継ギヤ
8とその下面に隣接する駆動ギヤ9との間にも前
記同様のフエルトその他適宜摩擦板10,17を
介在させ、且つ、該アイドラ取付軸15上に被嵌
し駆動ギヤ9を枢支する軸スリーブ端のばね止め
12との間に弾装したばね11によつて上記両ギ
ヤ8,9に常時一定圧力を付与し、ギヤ8に伝わ
るトルクが過剰の場合、両ギヤ8,9間の摩擦伝
導は崩れるように作用させる。
次に基盤18の下面には、切替操作ノブ(図示
せず)と連動してモード切替用モータドライブ又
はソレノイドによつて移動する可動アーム22上
に一個のトルク切替ギヤ14を枢設し、該トルク
切替ギヤ14をその使用態様に応じて前記両ギヤ
8,9に跨つて噛み合わせ或は離隔するように作
用させるものである。
又、電動機からの動力はベルト13を介して前
記駆動ギヤ9へ伝達するものである。
〈作用〉 本考案は以上のように構成されるがその一連の
作用について述べると、先づ軸20上のリール台
1には未録画磁気テープのリールを挿入し、軸2
1上のリール台2には空のテープリールを挿入保
持させてあるものと仮定し録画再生をする場合に
ついて説明する。この場合再生ノブを押すことに
よりトルク切替ギヤ14は反矢印方向に移動し、
駆動ギヤ9、中継ギヤ8の何れに対しても離隔状
態におかれ、しかも電動機16の回転方向は右回
り即ち矢印B方向を取るとする時、駆動ギヤ9も
同じく右回りとなり摩擦板10,17を介して中
継ギヤ8に回転は伝わり、更に該中継ギヤー8の
小径部23を径てアイドラ3に伝達しようとす
る。
ここで該アイドラ3は、ばね受け7との間に弾
装したばね5によつて常時摩擦板4を介して揺動
アーム6に圧接しているため、その回転力は揺動
アーム6にそのまま伝わり、中継ギヤ8、アイド
ラ3、揺動アーム6は一体となつてアイドラ取付
軸15を中心に旋回し、アイドラ3がリール台2
の受動面2′に接するまで移動して、両者が接し
た段階で初めてアイドラ3は回転出来る状態とな
り、リール台2上の空リールを電動機16と同じ
く右回りに所定の速さで回転させる。
一方、リール台1はアイドラ3から離隔するた
めに駆動部からの拘束は全く受けることなく、た
だ磁気テープの巻取りに応じた回転が与えられる
だけとなる。
次に逆転再生又はアンローデイングを行う場合
には操作パネル上において逆転再生ノブ(図示せ
ず)を押動することにより、トルク切替ギヤ14
は両ギヤ8,9から離れた状態を維持したまま、
電動機16のみを反時計方向(反矢印方向)へ回
動する。
従つて前回同様に駆動ギヤー9、中継ギヤ8は
摩擦によつて電動機16からの回転をアイドラ3
に伝えようとする。そこでアイドラ3と揺動アー
ム6との間に存在する摩擦力のために該アイドラ
3は単独回転ができないため、揺動アーム6へ旋
回力として作用し、該アーム6はアイドラ3がリ
ール台1の受動面1′に接するまで旋回し、両者
が接した時点で旋回は阻止され、回転はリール台
1に伝達し、逆転再生を行いつつ、所望の画面を
選び出すことができるよう作用する。この場合、
一方のリール台2はアイドラ3との接触が解除さ
れている為に駆動部からの直接の拘束は受けなく
なる。
又、早送りを行うには、操作パネルにおいて早
送り用操作ノブを押動すると、トルク切替ギヤ1
4は矢印A方向に移動し中継ギヤ8、駆動ギヤ9
に同時に噛み合い、しかも電動機16は高速回転
回路に切替えられると共に矢印B方向(時計回
り)に回転を開始し、電動機16からの駆動力は
ベルト13を介して駆動ギヤ9よりトルク切替ギ
ヤ14を経て中継ギヤ8に伝えられ、前記録画
(再生)時と全く同様にして、アイドラ3はリー
ル台2の受動面に接するように旋回し、アイドラ
3が該受動面2′に接した時初めてリール台2を
駆動する。
更に磁気テープを巻取るには、巻取りノブを操
作することによりトルク切替ギヤ14は前記中継
ギヤ8、駆動ギヤ9に噛み合つたまま電動機16
は所要回転速度に切替えられ、しかも反時計方向
に回転し、動力の伝達径路はベルト13、駆動ギ
ヤ9、トルク切替ギヤ14、中継ギヤ8を径てア
イドラ3に伝えられ、アイドラ3と揺動アーム6
との関係はこれまでと全く同様となり、その結果
アイドラ3はリール台1の受動面1′と接するよ
うに動作し、リール台1を駆動して巻取りを行
う。尚、以上の動作においてアイドラ3は二つの
リール台1,2と交互に接触させた場合について
説明したが必らずしも交替動作のみに限らず、操
作手順は自由であること勿論である。
〈効果〉 二つのリール台1,2に選択的に接触させるア
イドラ3に摩擦によつて回転を伝達するようにし
た駆動ギヤ9と中継ギヤ8からなるトルクリミツ
タを接続させ且つ該両ギヤ8,9に跨がる一個の
トルク切替ギヤ14を設けたことにより、リール
台を駆動する際に生じる捲取り抵抗の変動に対し
てもばね11の圧力が一定している以上、電動機
の性能に変動があつても、常に回転出力を一定に
保持出来ると共に早送りなど特に画面を忠実に再
現させる必要がない場合には、両ギヤ8,9間を
トルク切替ギヤ14にて接続して過剰トルクの逃
がしをなくし、操作の迅速を主とするようにした
もので、これにより電動機の性能によるVTRへ
の使用上における影響を低減することができる。
又、極めて簡単な構成によりアイドラ揺動機構
と、トルクリミツタ機構、更には、伝達トルク切
り替え機構を兼ね揃えた磁気記録再生装置を提供
すると共に、部品点数の大幅削減、早送り・巻戻
しの高速化、確実な伝達トルクの選択が可能とな
る。部品点数削減効果としては、トルクリミツタ
機構を構成する二個の歯車がそのままトルク切り
替え機構の切り替え機能も兼ねており、トルク切
り替え機構自体も実施例のように一個の歯車を係
脱するだけの極めて簡単な構成で良いため、トル
クリミツタ機構とトルク切り替え機構を個々に独
立して有する場合と比較して大幅に部品点数を削
減できる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案のリール駆動装置を有する磁気
録画再生装置の要部縦断面図。 1,2……リール台、6……揺動アーム、8…
…中継ギヤ、9……駆動ギヤ、14……トルク切
替ギヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁気録画再生装置において、磁気テープリール
    を保持する二つのリール台に交番的に接続し、駆
    動用となるリール台の選択を行なうためのアイド
    ラを有する揺動アームを、摩擦板を介して互に摩
    擦伝動するようにした二個のギヤからなるトルク
    リミツタの軸上に、揺動自由に枢設すると共に、
    前記二個のギヤに該両ギヤと同時に係脱動作する
    トルク切替えギヤを連動させたことを特徴とする
    VTRのリール駆動装置。
JP15009883U 1983-09-27 1983-09-27 Vtrのリ−ル駆動装置 Granted JPS6056936U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15009883U JPS6056936U (ja) 1983-09-27 1983-09-27 Vtrのリ−ル駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15009883U JPS6056936U (ja) 1983-09-27 1983-09-27 Vtrのリ−ル駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6056936U JPS6056936U (ja) 1985-04-20
JPH0341297Y2 true JPH0341297Y2 (ja) 1991-08-30

Family

ID=30332998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15009883U Granted JPS6056936U (ja) 1983-09-27 1983-09-27 Vtrのリ−ル駆動装置

Country Status (1)

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JP (1) JPS6056936U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57147152A (en) * 1981-03-04 1982-09-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd Magnetic recorder and reproducer
JPS58128044A (ja) * 1982-01-25 1983-07-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気記録再生装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57147152A (en) * 1981-03-04 1982-09-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd Magnetic recorder and reproducer
JPS58128044A (ja) * 1982-01-25 1983-07-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気記録再生装置

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JPS6056936U (ja) 1985-04-20

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