JP2515326Y2 - 記録再生装置等における巻取速度の切換装置 - Google Patents

記録再生装置等における巻取速度の切換装置

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JP2515326Y2 JP8540290U JP8540290U JP2515326Y2 JP 2515326 Y2 JP2515326 Y2 JP 2515326Y2 JP 8540290 U JP8540290 U JP 8540290U JP 8540290 U JP8540290 U JP 8540290U JP 2515326 Y2 JP2515326 Y2 JP 2515326Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は記録再生装置等におけるテープ巻取速度の
切換装置に関する。記録再生装置等には家庭用、業務用
のビデオテープレコーダ、ビデオテーププレーヤ、DA
T、カメラレコーダ、テレビとそれらのコンビネーショ
ンを含む音声及び/または映像のテープ記録またはテー
プ再生の機能をもつ装置をいう。
[従来の技術] テープ巻取方式の記録再生装置では、テープ走行速度
を一定にしようとすれば巻取り量の変化に合わせて巻取
りリールの回転速度を変えなければならないし、さら
に、早送り、巻戻し等の機能も付加させなければならな
い。
したがって、通常はテープ巻取りリールへの駆動系は
次のような構造となっている。
すなわち、巻取りリールと一定速で回転する駆動ディ
スクとの間は、再生時等のテープ速度が一定であること
が必要な時には、それらの間をフェルト等の摩擦接触部
材でもってスリップ可能なように連結し、駆動ディスク
が一定速で回転しても巻取りリールはスリップによって
その速度が変化しうるようになっており、早送り時等の
テープ速度は一定でなくともよいが巻取りリールの高速
回転が必要な時には、巻取りリールと駆動ディスクとを
直接ギヤで連結してそれらの間にスリップが生じないよ
うにしている。
そして、上記直接連結用のギヤは、上述のようにモー
ド切換時に巻取りリールと駆動ディスクに対し係脱しな
ければならないが、この係脱動作は従来、モーター等に
よって駆動される別のレバーによって駆動されている
(例えば、特公昭62-40774)。
[考案が解決しようとする課題] 上記モード切換時に連結ギヤを係脱させるレバーの駆
動源は、それ専用のモータを設けることは機器設計上き
わめて不合理、不経済となるので、一般的に他の装置部
分の駆動用モータと兼用になっているが、この駆動源を
兼用することによっては、モータのトルク容量を大きく
しなければならないとか、他の装置部分の動きに滑らか
さ、軽快さがなくなるといった支障が生じる。
要するに、上記連結ギヤの係脱は、他の装置部分とは
全く切り離した形で行われることが望ましいのである。
そこで、一般的に想起されるのは電磁ソレノイド、エ
アシリンダ等の類を用いて上記連結ギヤを係脱させるこ
とであるが、シリンダ等を用いる場合には構造が大規模
となり具合が悪く、電磁ソレノイドではコンパクトに設
計できる利点はあるものの連結ギヤを、噛合いが入り切
りする程度まで大きく移動させることは困難である。
すなわち、電磁ソレノイドでは、連結ギヤを特定の位
置(例えばギヤが噛合う位置)に保持しておくことは可
能であり、その励磁を断つことによって別に設けたスプ
リング等の付勢力により連結ギヤを他の位置(例えばギ
ヤが外れた位置)にもたらすことも可能であるが、スプ
リング等により噛合い位置から一旦遠くへ離された連結
ギヤを当該ソレノイドで再び引きつけて噛合い位置へも
たらすことは不可能である。
そこで、この考案は電磁ソレノイドを用いて、簡単に
上記連結ギヤを係脱させうる新規な構造を提供しようと
するものである。
[課題を解決するための手段] この考案は上述の装置において、駆動ディスクに摩擦
部材を介して、該ディスクの回転モーメントを受けるア
ームを設け、このアーム端に連結ギヤを当接させると共
に、この当接面を傾斜面とすることにより連結ギヤを噛
合いが外れる方向へ付勢することを提案するものであ
る。
[実施例] 第1図はこの考案に係るビデオデッキのテープ巻取装
置の要部を表した平面図、第2図は同側面図である。
(1)は左側の巻取りリールであり、図示を省略した
右側の巻取りリールとの間で、テープを回転走行させ
る。
左右の巻取りリール(1)の中心にはテープリールの
保持シャフト(2)が突出し、外周にはギヤ(3)が形
成してあって、このギヤ(3)に、左右の巻取りリール
(1)の中間に位置した振子ギヤ(4)が、選択的に噛
合うことにより、左右いずれかの巻取りリール(1)が
回転駆動されるようになっている。
第1図の2点鎖線で示したギヤ(4)位置は左側リー
ル(1)への噛合い位置である。
振子ギヤ(4)はシャーシ上の支軸(5)まわりで旋
回自在な図示しないアームの自由端に回転自在に支持し
てあり、同じく支軸(5)に回転自在に支持した太陽ギ
ヤ(6)のまわりを公転すると共に、該太陽ギヤ(6)
に噛合って回転を伝達されるようになっている。
そして、この太陽ギヤ(6)には、同軸上で支持され
て太陽ギヤと一体回転する従動ギヤ(7)が固定連結さ
れており、この従動ギヤ(7)、太陽ギヤ(6)とは同
軸(5)ではあるが、独立して回転自在な駆動ギヤ
(8)と該ギヤ(8)に固定された駆動プーリ(9)と
が設けてある。
駆動プーリ(9)に図示しないモータからの駆動を伝
えるベルト(10)がかけてある。
また、駆動プーリ(9)と駆動ギヤ(8)は、軸
(5)に沿って従動ギヤ(7)に対して接近離反可能に
なっていると共に、常時接近方向へ付勢されており、そ
れらの間に挿入した摩擦部材としてのフェルト板(11)
が常時適当な摩擦力で駆動ギヤ(8)と従動ギヤ(7)
とをゆるく連結するようになっている。
従って、駆動プーリ(8)が一定速で回転しても、従
動プーリ(7)は巻取りリール(1)にかかる負荷に応
じて異なった速度で回転しうる。
上記駆動ギヤ(8)と従動ギヤ(7)とは直結されて
いない場合、上述の動作に行うが、両ギヤ(7)(8)
の側方には次のようにして両ギヤ(7)(8)に係脱す
る連結ギヤ(12)が設けてある。
すなわち、駆動ギヤ(8)と従動ギヤ(7)の側方の
シャーシに設けた支軸(13)にL字レバー(14)が旋回
自在に支持してあって、このL字レバー(14)の一端に
はスプリング(15)と電磁ソレノイド(16)に吸着させ
るための鉄片(17)が固定してあり、他の一端に連結ギ
ヤ(12)が回転自在に支持してある。電磁ソレノイド
(16)はもちろんレバー(14)とは全く独立して図示し
ないシャーシ上に固定されている。
スプリング(15)は引張りバネであるので、連結ギヤ
(12)は常時両ギヤ(7)(8)との噛合い方向へ付勢
されて、噛合いが入った位置において(第1図)、ソレ
ノイド(16)と鉄片(17)が当接する位置とされている
が、連結ギヤ(12)にはそれをギヤ(7)(8)から離
反する方向へ付勢する次のようなアームが係合させてあ
る。
すなわち、前記駆動プーリ(9)の下面においてそれ
と同軸(5)上に支持させて図示のような、形状のアー
ム(18)が設けてあり、このアーム(18)の先端には連
結ギヤ(12)の下部の軸受部(19)と当接する傾斜面
(20)が形成してあると共に、アーム(18)の基端には
駆動プーリ(9)との間で駆動を伝えるフェルト板(2
1)が挿入してある。
また、このアーム(18)は図示しないコイルバネ等の
弾性部材によって常時駆動プーリ(9)側へと押圧され
ており、駆動プーリ(9)の回転モーメントをフェルト
板(21)を介して受け、駆動プーリ(9)の回転方向に
応じて前記傾斜面(20)のいずれかが連結ギヤ(12)を
ギヤ(7)(8)から離反する方向へ付勢するようにな
っている。
なお、上記傾斜面(20)の角度は、スプリング(15)
の引張り力との関係および、フェルト板(21)による回
転モーメントの伝達率の大小との関係などにより任意に
設定できるが、ソレノイド(16)が通電により励磁して
レバー(14)を第1図の位置に保持している状態では、
駆動プーリ(9)が回転してアーム(18)に相当量の回
転モーメントが働いても、連結ギヤ(12)を両ギヤ
(7)(8)との噛合いが外れる位置へ移動させるほど
の力は作用しない傾斜とする必要がある。
(22)はレバー(14)の反時計方向への回転を規制す
るストッパである。
次に、上記実施例の動作を説明する。
すなわち、まずソレノイド(16)が励磁されていない
状態で、駆動プーリ(9)を回転させるとアーム(18)
に回転モーメントが伝わり傾斜面(20)によって連結ギ
ヤ(12)が両ギヤ(7)(8)への噛合いを外される。
したがって、従動ギヤ(7)へはフェルト板(11)の
みを介して、駆動が伝達され、いずれかの巻取りリール
(1)が速度可変な状態で回転される。
この状態が再生あるいは録画モードである。
そして、このモードを早送りへ切換るには、一旦駆動
プーリ(9)の回転を停止すると共に、ソレノイド(1
6)を励磁すると、スプリング(15)の力によってL字
レバー(14)が時計回転して連結ギヤ(12)が両ギヤ
(7)(8)に噛合い、その状態がソレノイド(16)が
鉄片(17)を吸着することにより保持される。
駆動プーリ(9)が回転開始しても、ソレノイド(1
6)の吸着力によって噛合いは外れない。
この際のアーム(18)の回転モーメントによっても、
連結ギヤ(12)の噛合いが外れない程度の傾斜面(20)
角度としてあることは前述の通りである。
なお、摩擦部材としてフェルト板(11)(21)に代え
て適当なコイルスプリングを用いてもよいし、レバー
(14)の形状も直線型など種々変形可能である。
[考案の効果] 以上のように、この考案に係る巻取速度の切換装置で
はモード切換時に作動するレバーを兼用して駆動するの
ではないので、そのレバーの駆動源を大トルクにする必
要がないし、そのレバーによって動作される他の装置部
分の円滑な動きを阻害しないで済み、しかもコンパクト
に設計できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る巻取速度の切換装置の要部の平
面図、第2図は同側面図である。 (7)……従動ギヤ(従動ディスク)、(8)……駆動
ギヤ(駆動ディスク)、(11)……フェルト板(摩擦部
材)、(12)……連結ギヤ、(18)……アーム、(20)
……傾斜面、(21)……フェルト板(摩擦部材)。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動側のディスクと従動側のディスクとを
    摩擦部材によって連結し、従動側のディスクが駆動側の
    ディスクよりも遅れて回転することを許容すると共に、
    上記駆動側ディスクと従動側ディスクとを直結して両デ
    ィスクをスリップすることなく連回転させる連結ギヤを
    係脱自在に設けた巻取速度の切換装置であって、上記駆
    動側のディスクに摩擦部材を介して該ディスクの回転モ
    ーメントを受けるアームを設け、このアーム端に上記連
    結ギヤを当接させると共に、この当接面を傾斜面とする
    ことにより連結ギヤを噛合いが外れる方向へ付勢してあ
    ることを特徴とする記録再生装置等における巻取速度の
    切換装置。
JP8540290U 1990-08-11 1990-08-11 記録再生装置等における巻取速度の切換装置 Expired - Lifetime JP2515326Y2 (ja)

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