JPH0753041Y2 - 内視鏡の光学繊維束 - Google Patents

内視鏡の光学繊維束

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JPH0753041Y2
JPH0753041Y2 JP1988010189U JP1018988U JPH0753041Y2 JP H0753041 Y2 JPH0753041 Y2 JP H0753041Y2 JP 1988010189 U JP1988010189 U JP 1988010189U JP 1018988 U JP1018988 U JP 1018988U JP H0753041 Y2 JPH0753041 Y2 JP H0753041Y2
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JP
Japan
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optical fiber
fiber bundle
endoscope
flexible tube
fibers
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JP1988010189U
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静春 三浦
滝介 安達
真一 松野
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旭光学工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は内視鏡の光学繊維束に関し、特に、その外装
をする可撓性チューブ部分の改良に関する。
[従来の技術] 内視鏡に用いられる像伝送用又は照明用の光学繊維束
は、従来は一般に、シリコンゴム製の可撓性チューブに
よって外装されて内視鏡の挿入部内に挿通されていた。
しかし、光学繊維束が湾曲部などにおいて繰り返し屈曲
されると、鉗子チャンネルなど他の内蔵物によって圧迫
されて、内部の光学繊維が損傷してしまう。そこで光学
繊維の耐久性を増すためには、シリコンゴム製の可撓性
チューブの外側をさらに別のチューブ類で被覆して補強
していた(例えば実開昭60-74110号公報)。
[考案が解決しようとする課題] しかし、光学繊維束を2重に外装することは、製造コス
トの上昇をもたらすのみならず、光学繊維束が太くなっ
た分だけ、鉗子チャンネル等の他の内蔵物を細くしなけ
ればならなくなり、内視鏡の諸性能の低下を伴う欠点が
あった。
この考案は、従来のそのような欠点を解消し、一重の外
装チューブでも内部の光学繊維が折れ難く、耐久性の優
れた内視鏡の光学繊維束を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本考案の内視鏡の光学繊
維束は、多数の光学繊維を両端部において結束すると共
に、両端部以外の中間部分は各繊維を互いに自由に解放
し、その周囲をポリウレタン樹脂製の可撓性チューブで
被覆して光学繊維束を形成して内視鏡の挿入部内に挿通
した内視鏡の光学繊維束において、上記光学繊維に、加
熱又は常温放置によりゲル化する液状シリコンを塗布し
て、上記ポリウレタン樹脂製の可撓性チューブ内に封入
したことを特徴とする。
[作用] ポリウレタン樹脂チューブは機械的強度に優れているの
で、光学繊維束が他の内蔵物で圧迫されても、内部の光
学繊維は容易に損傷を受けない。また、耐薬性に優れ、
内部に液体シリコン等を封入してもそれによって侵され
ない。
[実施例] 図面を参照して実施例を説明する。
第1図は本考案を像伝送用光学繊維束に適用した場合を
示しており、図中、1は、例えば直径0.01mmの光学繊維
2を数万本束にした光学繊維束である。光学繊維束の両
端部1aの繊維は互いに同じ順序に整列されて、金属パイ
プ製の口金3内に接合されている。光学繊維束の両端部
1a以外の部分は、各繊維が互いに自由に解放されてお
り、その周囲が、ポリウレタン樹脂製チューブよりなる
可撓性チューブ4で被覆されている。そして、この可撓
性チューブ4の両端部は口金3の外周に接合され、さら
に糸で締め付け固定されている。
光学繊維束の先端側付近(第1図のAで示される範囲)
においては、ゲル状の流動体が各光学繊維に塗布され
て、可撓性チューブ4内に封入されている。この流動体
としては、例えば、加熱することによりゲル化する液状
のシリコン、又は常温で放置することによりゲル化する
液状のシリコンなどが用いられる。
このように構成された光学繊維束1は、液状シリコンが
塗布された部分では、繊維束が柔軟な可撓性を持ちなが
ら、接着剤などよりは緩く、2硫化モリブデン粉末やオ
イルなどよりは強く結束されている。この部分を小さな
曲率半径で屈曲させると、数百本又は千本以上の繊維が
一まとまりとなって動く。したがって、繊維が一本ずつ
ばらばらに動いて、互いにからみ合ったり配列が乱れる
ようなことがなく、小さな曲率半径で繰り返し曲げても
繊維が損傷しない。
可撓性チューブ4として用いられるポリウレタン樹脂チ
ューブは、強靱性、耐磨耗性及び耐薬性等に優れてい
る。シリコンゴムチューブと比較すると、特に機械的強
度において優れている。また、上記実施例のように液状
のシリコン等を封入すると、従来のようなシリコンゴム
チューブは侵されて膨潤してしまうが、本考案のポリウ
レタン樹脂チューブは退化しない。
第2図は、上記の光学繊維束1を内視鏡に組み込んだ状
態を示している。
10は内視鏡の挿入部であり、公知の可撓管部11、遠隔操
作ににより屈曲自在な湾曲部12、その先端に連結された
先端部本体13よりなり、可撓管部11の基端は操作部14に
連結されている。そして、光学繊維束1は、挿入部10内
の全長にわたって挿通され、その先端は先端部本体13に
取着され、他端は、操作部14端部に取り付けられた接眼
部15に接続されている。
第3図は、光学繊維束1の先端が取着された先端部本体
13付近を示しており、13aは強度を確保する金属部分、1
3bは外部との電気絶縁性を確保する合成樹脂部分であ
る。16は、レンズ枠17及びスペーサ18を介して先端部本
体13に内蔵された対物レンズであり、その結像位置に光
学繊維束の入射端面1bが配置されている。19は、観察窓
20の表面に向って開口するノズルであり、21は、そのノ
ズル19に接続された送気送水チューブである。22は、例
えば四フッ化エチレン樹脂チューブよりなる鉗子チャン
ネルである。
このように構成された上記実施例においては、湾曲部12
や可撓管部11を曲げると、光学繊維束1が鉗子チャンネ
ル22など他の内蔵物によって圧迫される。しかし、光学
繊維束1を外装する可撓性チューブ4はポリウレタン樹
脂製なので強靱で機械的強度が強く、内部の光学繊維は
破損に至らない。また、すでに説明したように、ポリウ
レタン樹脂製の可撓性チューブ4は内部の液状シリコン
等によって侵されず膨潤しないので、チューブ4の太さ
や強度も長期にわたって変化せず、内部の光学繊維を確
実に保護する。
尚、上記実施例の説明では照明用光学繊維束が省略され
ているが、本考案を照明用光学繊維束に適用してもよ
く、本考案の範中に含まれるものである。
[考案の効果] 本考案の内視鏡の光学繊維束によれば、外装にポリウレ
タン樹脂製の可撓性チューブを用いたことにより、光学
繊維束が他の内蔵物によって圧迫されても内部の光学繊
維は容易に損傷を受けないので、外装のチューブを2重
にしなくても充分な耐久力を得ることができる。また、
外装チューブか1重で済めば、他の諸性能を低下させる
こともなく、製造コストも下がる等の効果がある。
また、ゲル化する液状シリコンを光学繊維束内に封入す
ることにより、光学繊維束が柔軟な可撓性を持ちなが
ら、接着剤などよりは緩く、二硫化モリブデン粉末やオ
イルなどよりは強く結束されて、光学繊維が一まとまり
になって動く。その結果、光学繊維が一本ずつばらばら
に動いて互いにからみ合ったり配列が乱れることがなく
なって、光学繊維が小さな曲率半径で曲げられても損傷
せず、光学繊維の耐久性がさらに向上し、その場合に
も、ポリウレタン樹脂製の可撓性チューブは退化するこ
となく、優れた耐久性が長期間にわたって維持される。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例の光学繊維束の断面図、第2
図は光学繊維束を組み込んだ内視鏡の全体側面図、第3
図はその先端部分の拡大断面図である。 1……光学繊維束、2……光学繊維、4……可撓性チュ
ーブ、10……挿入部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松野 真一 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−87409(JP,A) 特開 昭62−180320(JP,A) 特開 昭59−86022(JP,A) 実開 昭56−75710(JP,U) 実公 昭54−2108(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の光学繊維を両端部において結束する
    と共に、両端部以外の中間部分は各繊維を互いに自由に
    開放し、その周囲を可撓性チューブで被覆して内視鏡の
    挿入部内に挿通した内視鏡の光学繊維束において、 加熱又は常温放置によりゲル化する液状シリコンを上記
    光学繊維に塗布すると共に、上記可撓性チューブとして
    ポリウレタン樹脂製のチューブを用いて、そのポリウレ
    タン樹脂製の可撓性チューブ内に上記液状シリコンをゲ
    ル化させて封入したことを特徴とする内視鏡の光学繊維
    束。
JP1988010189U 1987-07-06 1988-01-28 内視鏡の光学繊維束 Expired - Lifetime JPH0753041Y2 (ja)

Priority Applications (3)

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JP1988010189U JPH0753041Y2 (ja) 1988-01-28 1988-01-28 内視鏡の光学繊維束
US07/215,665 US5073048A (en) 1987-07-06 1988-07-06 Optical fiber bundle
DE3822885A DE3822885C2 (de) 1987-07-06 1988-07-06 Optisches Kabel und Verfahren zu dessen Herstellung

Applications Claiming Priority (1)

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JPH01115704U JPH01115704U (ja) 1989-08-03
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JPH0785129B2 (ja) * 1986-02-04 1995-09-13 旭光学工業株式会社 内視鏡用光学繊維束

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