JP2529857B2 - 光学繊維束 - Google Patents

光学繊維束

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、多数の光学繊維を束ねた光学繊維束に関
するものである。
[従来の技術] 光学繊維束は、直径が0.01ないし0.02mm程度の細い光
学繊維を多数束ねたものであり、主に内視鏡などに用い
られる。内視鏡は、胃腸や気管支の内部等を観察するた
めに用いられるが、先端部を所望の方向に誘導するため
に、小さな曲率半径で繰り返し屈曲させられる。そのた
めに、光学繊維は非常に折れ易い状態となり、そのよう
な繰り返し曲げに対して折れ難くするのが光学繊維束の
長年変わらぬ課題となっていた。
そして、従来の光学繊維束は、結束された両端部以外
の部分に、2硫化モリブデン粉末又はオイルなどの減摩
剤を塗布して各光学繊維どうしの滑りをよくし、その周
囲を可撓性チューブで被覆していた。
[発明が解決しようとする問題点] 光学繊維は伸縮しないので、光学繊維束が小さな曲率
半径で曲げられると、すべての繊維が中立面上に集まろ
うとして各繊維が可撓性チューブ内で側方に広がり、第
3図に示されるようにコブラの首のような偏平形状に変
形する。光学繊維間のすべりを良くするために減摩剤を
塗布した構造の従来の光学繊維束は、1本1本の繊維が
各々自由に移動するため、小さな曲率半径で繰り返し曲
げられて変形を繰り返すと、繊維がねじれたりからみ合
ったりして配列が乱れ、配列が乱れた部分から光学繊維
が折れていた。
そして、光学繊維が折れると、像伝送用光学繊維束の
場合には観察画面に黒点が発生して観察診断能が著しく
低下し、照明用光学繊維束の場合には照明光量が低下し
て画面が暗くなり、この場合にも観察診断能が低下する
結果となっていた。
そこで、従来の光学繊維束を内視鏡に用いる場合に
は、内視鏡の挿入管(可撓管)内部のスペースに余裕を
とり、光学繊維束が、例えば鉗子チャンネルや送気送水
チューブ等他の内蔵物によってできるだけ圧迫されない
ようにして、繊維折れの防止を図っていた。しかし、そ
のため、挿入管内に多くの(又は太い)内蔵物を通すこ
とができず、機能上著しい制約を受けていた。
この発明は、従来のそのような欠点を解消し、小さな
曲率半径で繰り返し曲げられても繊維が折れ難い、耐久
性の優れた光学繊維束を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上述の問題点を解決するための、本発明による光学繊
維束は、多数の光学繊維を、両端部において結束すると
共に、両端部以外の中間部分は各繊維を互いに自由に解
放してその周囲を可撓性チューブで被覆した光学繊維束
において、ゲル状の流動体を上記光学繊維に塗布して上
記可撓性チューブ内に封入したことを特徴とする。
[作用] ゲル状の流動体が塗布された部分では、光学繊維束が
柔軟な可撓性を持ちながら、流動体により接着剤などよ
りは緩く、2硫化モリブデン粉末やオイルなどよりは強
く結束されている。したがって、この部分を小さな曲率
半径で屈曲させると、数百本又は千本以上の繊維が一ま
とまりとなって動き、一本ずつばらばらに動いて互いに
からみ合ったり、配列が乱れるようなことがない。
[実施例] 第1図は本発明を像伝送用光学繊維束に適用した第1
の実施例を示しており、図中、1は、例えば直径0.01mm
の光学繊維を数万本束にした光学繊維束である。光学繊
維束の両端部1aの繊維は互いに同じ順序に整列されて、
金属パイプ製の口金2内に接合されている。光学繊維束
の両端部1a以外の部分は、各繊維が互いに自由に解放さ
れており、その周囲が、例えばシリコン樹脂チューブよ
りなる可撓性チューブ3で被覆されている。そして、こ
の可撓性チューブ3の両端部は口金2の外周に接合さ
れ、さらに糸4で締め付け固定されている。
光学繊維束の一端側付近(第1図のAで示される範
囲)においては、ゲル状の流動体が各光学繊維に塗布さ
れて、可撓性チューブ3内に封入されている。この流動
体としては、例えば、加熱することによりゲル化する液
状のシリコン、又は常温で放置することによりゲル化す
る液状のシリコンなどが適している。
このように構成された上記実施例の光学繊維束は、ゲ
ル状の流動体が塗布された部分では、繊維束が柔軟な可
撓性を持ちながら流動体により、接着剤などよりは緩
く、2硫化モリブデン粉末やオイルなどよりは強く結束
されている。この部分を小さな曲率半径で屈曲させる
と、数百本又は千本以上の繊維が一まとまりとなって動
く。したがって、繊維が一本ずつばらばらに動いて、互
いにからみ合ったり配列が乱れるようなことがなく、小
さな曲率半径で繰り返し曲げても繊維は損傷しない。光
学繊維束を内視鏡に組み込んだ場合、小さな曲率半径で
屈曲されるのは、一般に挿入部の先端部付近だけなの
で、この実施例のように、光学繊維束の少なくとも一端
側付近に流動体が塗布されていれば耐久性は大幅に向上
する。
第2図は、本発明の第2の実施例を示しており、この
実施例においては、周辺部の光学繊維(図の斜線部Bの
部分)にのみ流動体が塗布されている。光学繊維束を小
さな曲率半径で曲げた場合、周辺部の繊維は大きく移動
するが、中心部付近の繊維は常に中立面にあってほとん
ど移動しない。したがって、中心部付近の繊維に流動体
を塗布していなくても配列の乱れは生じないので、この
ように周辺部の光学繊維にのみ流動体を塗布しても、耐
久性は大幅に向上する。
また、図示は省略するが、両端の結束部を除いて、光
学繊維束に全体的に流動体を塗布してもよいのはもちろ
んである。
尚、光学繊維束としては、像伝送用光学繊維束及び照
明用光学繊維束のいずれに本発明を適用してもよい。
[発明の効果] 本発明の光学繊維束によれば、流動体が塗布された部
分では、光学繊維束を小さな曲率半径で曲げたときに、
数百本又は千本以上の光学繊維が一まとまりとなって動
くので、繊維が一本ずつばらばらに動いて互いにからみ
合ったり、配列が乱れるようなことがなく、したがって
小さな曲率半径で繰り返し曲げても繊維が損傷せず、極
めて優れた耐久性を得ることができる。
また、このような耐久性の向上によって、内視鏡の挿
入部(可撓管)内に無駄な空間を設けなくても光学繊維
が損傷しなくなり、内視鏡の挿入部を細くして患者に与
える苦痛を大幅に減少させたり、あるいは、同じ太さの
挿入部に、より多くの(又は太い)内蔵物を挿通して、
内視鏡の各種性能を大幅に向上させることができる等の
非常に優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の側面断面図、第2図は
本発明の第2の実施例の側面断面図、第3図は光学繊維
束を小さな曲率半径で屈曲させたときの斜視図である。 1……光学繊維束、1a……端部、3……可撓性チュー
ブ、A,B……流動体が塗布された部分。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の光学繊維を、両端部において結束す
    ると共に、両端部以外の中間部分は各繊維を互いに自由
    に解放してその周囲を可撓性チューブで被覆した光学繊
    維束において、ゲル状の流動体を上記光学繊維に塗布し
    て上記可撓性チューブ内に封入したことを特徴とする光
    学繊維束。
  2. 【請求項2】上記光学繊維束が、両端部で繊維を同じ順
    序に整列させて結束した像伝送用光学繊維束である特許
    請求の範囲第1項記載の光学繊維束。
  3. 【請求項3】上記流動体が、加熱されることによりゲル
    化する液状シリコンである特許請求の範囲第1項又は第
    2項記載の光学繊維束。
  4. 【請求項4】上記流動体が、常温下に放置されることに
    よりゲル化する液状シリコンである特許請求の範囲第1
    項又は第2項記載の光学繊維束。
  5. 【請求項5】上記流動体が、光学繊維束の少なくとも一
    端側付近に塗布されている特許請求の範囲第1項ないし
    第4項のいずれかの項に記載の光学繊維束。
  6. 【請求項6】上記流動体が、周辺部の光学繊維にのみ塗
    布されている特許請求の範囲第1項ないし第4項のいず
    れかの項に記載の光学繊維束。
  7. 【請求項7】上記流動体が、両端の結束部以外において
    全体的に光学繊維に塗布されている特許請求の範囲第1
    項ないし第4項のいずれかの項に記載の光学繊維束。
  8. 【請求項8】上記光学繊維束が内視鏡に用いられるもの
    である特許請求の範囲第1項ないし第7項のいずれかの
    項に記載の光学繊維束。
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