JPH0432082Y2 - - Google Patents

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JPH0432082Y2
JPH0432082Y2 JP1987183435U JP18343587U JPH0432082Y2 JP H0432082 Y2 JPH0432082 Y2 JP H0432082Y2 JP 1987183435 U JP1987183435 U JP 1987183435U JP 18343587 U JP18343587 U JP 18343587U JP H0432082 Y2 JPH0432082 Y2 JP H0432082Y2
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optical fiber
curved portion
fiber bundle
forceps channel
tip
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、内視鏡に関するもので、特に、遠
隔操作により屈曲自在な湾曲部内において、光学
繊維束と鉗子チヤンネルの配列が乱れないように
保持する構造の改良に関するものである。
[従来の技術] 内視鏡の湾曲部は、遠隔操作により小さな曲率
半径で屈曲される。この湾曲部内には光学繊維束
及び鉗子チヤンネル等のいわゆる内蔵物が整列さ
れた状態で挿通されているが、湾曲部がくり返し
屈曲されると内蔵物の配列が乱れ、光学繊維束が
鉗子チヤンネルと交差して局部的に圧迫され、光
学繊維が折れてしまう事態が生ずる。
そこで従来は、湾曲部を構成する節輪の内面に
金属製のリングを固着して、その中に鉗子チヤン
ネルを挿通し、鉗子チヤンネルの配列が乱れない
ようにしたものがあつた。
また、全ての内蔵物が分離独立して配列される
ように、軟質部材により形成された蓮根状の多孔
筒体を湾曲部内に充填し、その各孔内に内蔵物を
別々に挿通したものなどもあつた。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、鉗子チヤンネルを金属リングで節輪に
係止する構造のものにおいては、柔軟で配列の乱
れ易い光学繊維束の動きは自由なので、光学繊維
束の配列が乱れて鉗子チヤンネルと交差し、結局
光学繊維が折れてしまう欠点があつた。
また、蓮根状の多孔筒体を湾曲部内に充填した
構造のものは、湾曲部を屈曲操作する際に、多孔
筒体の存在によつて大きな抵抗が生じ、操作力量
が著しく増大して操作性が悪く、また操作ワイヤ
も破損し易い等の欠点があり、実用化することは
できなかつた。
この考案は、そのような従来の欠点を解消し、
光学繊維束と鉗子チヤンネルの配列が乱れず、し
かも湾曲部の屈曲操作に負荷が加わらない内視鏡
を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上述の問題点を解決するための、本考案による
内視鏡は、挿入部の先端部分に、遠隔操作により
屈曲自在な湾曲部を形成してその先端に先端部本
体を連結すると共に、少なくとも1本の光学繊維
束と鉗子チヤンネルとを含む内蔵物を上記湾曲部
内に挿通して、それら各内蔵物の端部を上記先端
部本体に固着した内視鏡において、上記光学繊維
束と上記鉗子チヤンネルとを伸縮性のある伸縮チ
ユーブにより一体に締め付けて湾曲部内に挿通し
たことを特徴とする。
[作用] 光学繊維束と鉗子チヤンネルとが、湾曲部内で
伸縮チユーブにより一体に締め付けられて挿通さ
れているので、湾曲部をくり返し屈曲させた場合
にも、光学繊維束と鉗子チヤンネルの位置関係が
変化せず、配列が乱れない。
また、光学繊維束と鉗子チヤンネルとが伸縮性
のチユーブで締め付けられているにすぎないの
で、湾曲部の屈曲操作に余分な負荷が加わるよう
なこともない。
[実施例] 本考案の一実施例を第1図〜第3図にもとづい
て説明する。
第2図は、実施例の内視鏡の挿入部の先端付近
を示しており、挿入部の先端部分には、遠隔操作
により屈曲自在な湾曲部1が設けられ、その先端
に先端部本体2が連結されている。湾曲部1の構
造は公知のものであり、11……は、互いに一定
の角度内で回動し得るように連結された複数の節
輪、12,13は、その外周に順次被覆された網
状管及び弾性チユーブである。14は、遠隔操作
によつて牽引されて湾曲部1を屈曲させる一対の
操作ワイヤであり、その端部が最先端の節輪11
aの内面に180度対称の位置に固着され、後方に
向かつて引き通されている。尚、操作ワイヤ14
の端部は、先端部本体2に固着してもよい。
第3図は先端部本体2の正面図であり、上述の
一対の操作ワイヤ14を結ぶ線(仮想線)Aの上
側に鉗子突出口3aと第1の照明窓4aが配置さ
れ、線Aの下側に第2の照明窓5aと観察窓6a
が配置されている。そして、先端部本体2内にお
いて、鉗子突出口3aには鉗子チヤンネル3bが
接続され、第1と第2の照明窓4a,5aには第
1又は第2のライトガイド光学繊維束4b,5b
が接続されている。また、観察窓6a内には対物
レンズ(図示せず)が配置され、その後方にイメ
ージガイド光学繊維束6bが接続されている。こ
のイメージガイド光学繊維束6bと上述のライト
ガイド光学繊維束4b,5b及び鉗子チヤンネル
3b等のいわゆる内蔵物は湾曲部1内を通つて、
挿入部内を操作部(図示せず)に至るまで引き通
されている。尚、ライトガイド光学繊維束4b,
5b及びイメージガイド光学繊維束6bは各々独
立して薄肉の可撓性チユーブにより外装されてい
る。
これらの内蔵物は、先端部本体2からおおよそ
真直ぐに後方に引き出されている。例外的に、第
1のライトガイド光学繊維束4bは湾曲部1内の
先端部本体2近傍において方向を変えて、第2図
に示されるように、操作ワイヤ14の上側から下
側の位置に移動して後方に引き通されている。そ
して、その方向変換部を含むように、湾曲部1の
最前端から中間部分までの長さLを有する伸縮チ
ユーブ7が、全内蔵物を包んで締め付けるように
装着されている。この伸縮チユーブ7は例えば薄
肉のシリコンチユーブ等のように伸縮性を有する
材質で形成され、その全長Lは例えば15〜20ミリ
メートルである。尚、この伸縮チユーブ7の全長
をさらに伸ばして、湾曲部1の後端部あるいはそ
の後方にまで至るように設けてもよい。
第1図は、第2図における−線切断面を示
しており、第1のライトガイド光学繊維束4bが
下方に位置を変えた後、真直ぐに後方に至る部分
が示されている。ここでは、一対の操作ワイヤ1
4を結ぶ線Aの上側の中央付近に鉗子チヤンネル
3bが配置され、線Aの下側では、中央のイメー
ジガイド光学繊維束6bを挟むようにして第1及
び第2のライトガイド光学繊維束4b,5bが配
置され、これら内蔵物が伸縮チユーブ7によつて
外側から締め付けられて互いに密着した状態にな
つている。第1図においては、各内蔵物が互いに
重なり合う円で略示されているが、実際には、各
光学繊維束4b,5b,6bは伸縮チユーブ7の
締め付けにより変形して、互いに密着した状態に
なつている。
このように構成された本実施例の内視鏡は、湾
曲部1内において内蔵物が伸縮チユーブ7によつ
て一体に締め付けられているので、湾曲部1がく
り返し屈曲されても各内蔵物の位置関係が変化せ
ず配列が乱れない。したがつて、光学繊維束が鉗
子チヤンネル3bと交差したり、或いは光学繊維
束どうしがもつれ合つたりすることがない。ま
た、本実施例においては、第1のライトガイド光
学繊維束4bを操作ワイヤ14の上側から下側へ
移動させ、全ての光学繊維束を鉗子チヤンネル3
bと逆の下側に挿通している。したがつて、光学
繊維束が鉗子チヤンネル3bと操作ワイヤ14と
の間に挟まれることもなく、光学繊維が損傷を受
けないようになつている。
尚、上記実施例においては、ライトガイド光学
繊維束を2本設けたが、これは1本又は3本以上
であつてもよく、又、イメージガイド光学繊維束
に代えて固体撮像素子を用いたものであつてもよ
い。
[考案の効果] 本考案の内視鏡によれば、光学繊維束と鉗子チ
ヤンネルとが、湾曲部内において、伸縮チユーブ
により一体に締め付けられているので、湾曲部が
くり返し屈曲されてもそれらの配列が乱れず、光
学繊維束が鉗子チヤンネルと交差したりしない。
したがつて、光学繊維が損傷を受けず、内視鏡の
寿命を大幅に伸ばすことができる優れた効果を有
する。
しかも、光学繊維束と鉗子チヤンネルとが伸縮
性のチユーブで締め付けられているにすぎないの
で、湾曲部の屈曲操作に余分な負荷が加わらず、
湾曲操作の操作性等には全く悪影響が生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の湾曲部の正面断面
図(第2図における−線切断面図)、第2図
は同実施例の挿入部先端付近の側面断面略示図、
第3図は同実施例の挿入部先端の正面図である。 1……湾曲部、2……先端部本体、3b……鉗
子チヤンネル、4b,5b……ライトガイド光学
繊維束、6b……イメージガイド光学繊維束、7
……伸縮チユーブ、11……節輪、14……操作
ワイヤ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 挿入部の先端部分に、遠隔操作により屈曲自
    在な湾曲部を形成してその先端に先端部本体を
    連結すると共に、少なくとも1本の光学繊維束
    を連結すると共に、少なくとも1本の光学繊維
    束と鉗子チヤンネルとを含む内蔵物を上記湾曲
    部内に挿通して、それら各内蔵物の端部を上記
    先端部本体に固着した内視鏡において、上記光
    学繊維束と上記鉗子チヤンネルとを伸縮性のあ
    る伸縮チユーブにより一体に締め付けて湾曲部
    内に挿通したことを特徴とする内視鏡。 (2) 上記伸縮チユーブが、上記湾曲部の前端部付
    近から上記湾曲部の途中まで設けられている実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の内視鏡。 (3) 上記伸縮チユーブが、上記湾曲部内の全長に
    わたつて設けられている実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の内視鏡。 (4) 上記光学繊維束が複数本設けられている実用
    新案登録請求の範囲第1項ないし第3項のいず
    れかの項に記載の内視鏡。 (5) 上記光学繊維束のうちの少なくとも1本が上
    記伸縮チユーブ内において方向を変えて配列さ
    れ、上記湾曲部内において上記鉗子チヤンネル
    の逆側に挿通されている実用新案登録請求の範
    囲第1項ないし第4項のいずれかの項に記載の
    内視鏡。
JP1987183435U 1987-12-01 1987-12-01 Expired JPH0432082Y2 (ja)

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JPH0187702U JPH0187702U (ja) 1989-06-09
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JPS5320954U (ja) * 1976-07-30 1978-02-22

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