JPH01274725A - 細径用内視鏡 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は体腔内に挿入される内視鏡の挿入部のうち弯曲
部における光学繊維束の改良した細径用内視鏡に関する
。

〔従来の技術〕

一般に内視鏡は手元側の操作部と、体腔内に挿入される
細長状の可撓性の挿入部とで構成されているが、この挿
入部の先端側部分には、操作部に設けられた弯曲操作ノ
ブの回動により所望の方向に弯曲操作可能な弯曲部が設
けられている。

また上記挿入部の内部にはライトガイドやイメージガイ
ドとして使用される光学繊維束が押通されている。この
光学繊維束の先端部分は繊維相互が接着剤によって固め
られ硬質部となり挿入部の先端構成部に固定されている
。従って弯曲操作ノブによって弯曲部が曲げられた場合
、光学繊維束の上記硬質部を除く可撓部が同じように弯
曲される。このように弯曲部が曲げられるとその内部に
ある光学繊維束が他の送気送水チューブや処置用チュー
ブ等と接触しさらに光学繊維同志の摩擦抵抗による応力
の繰返しによって光学繊維が疲労し、折損することがあ
った。

このため従来は、例えば特開昭５９−８７４０９号のよ
うに光学繊維束の外周を被覆する外装チューブを、弯曲
時においても偏平に潰れにくくなる硬さにすることで光
学繊維同志の摩擦抵抗を減じて折れに＜クシたものが提
案されていたり、また同じ目的のものとして実開昭５８
−１１７６０２号のようにチューブを二重にしたり、特
開昭５９−８７４１０号のように合成樹脂の螺旋管で補
強したもの等がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら以上のような手段を講じても光学繊維束の
折損を生じることがある。特に比較的体腔内の細い管腔
に挿入する必要がある例えば気管支、胆道、尿道、鼻腔
内用の細径用内視鏡のように挿入部の外径が６１ｆｉＩ
１１以下のものにおいては光学繊維束の先端部において
光学繊維の一部が折れることがあると一旦光学繊維が折
れるとその部分に応力が集中し、繰り返しの弯曲操作が
行なわれるたびに同じ部分で光学繊維の折れが増加して
やがて光学繊維を被覆したチューブ内においてもほとん
ど折れてしまうことがある。その結果、例えばライトガ
イド用の光学繊維束の場合では明るい照明光が得られず
、先端構成部に形成された複数の照明光出射窓を有する
内視鏡では一方からの照明光がなくなるため視野内の配
光が悪くなる等の欠点が起きていた。

本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的
とするところは内視鏡の挿入部の弯曲部を繰返し弯曲さ
せても光学繊維が全部折れてしまうことなく視野内の配
光の良い細径用内視鏡を提供する。

〔問題点を解決するための手段および作用〕光学繊維束
の先端部は一体の硬質部に形成されて先端構成部に配置
されるとともに少なくとも内視鏡の弯曲部に相当する部
分においては複数の光学繊維束に分割してそれぞれを外
装チューブで被覆するようにした細径用内視鏡。

このような構成によって弯曲部を曲げた場合弯曲部に相
当する部分の一方の光学繊維束が折れたとしても他の光
学繊維束の配光により照明できるようにしたものである
。

〔実施例〕

本発明の第１実施例について第１図ないし第２図に基づ
いて説明する。第２図は内視鏡の全体を示す図であり、
内視鏡１は手元側の操作部２と、体腔内に挿入される細
長状の挿入部３、および光源装置に接続されるユニバー
サルコード４とから構成されている。上記操作部には弯
曲操作ノブ５の他に体腔内の患部を観察するための接眼
部６等が設けられている。上記挿入部３は可撓管部７の
先端に弯曲部８を介して、先端構成部９が連結しており
、上記弯曲部８は操作部２の弯曲操作ノブ５に一端が固
定され、他端が先端構成部９に固定された弯曲操作ワイ
ヤ１０によって弯曲操作ノブ５を回動させることでワイ
ヤ１０が牽引されて所望の方向に曲がるようになってい
る。

さらに弯曲部８には第１図に示すようにその長さ方向に
順次枢着された短管状の複数の節輪１１　ａ　、　１１
　ｂ　、　１１　ｃが設けられ、各節輪１１ａ、１１ｂ
、１１ｃはリベット１２によって接続されている。

このリベット１２を中心として各節輪１１ａ、ｌｌｂ。

１１Ｃは回動自在に弯曲できるようになっている。

又節輪１１　ａ　、　１１　ｂ　、　１１　ｃの外周に
は柔軟性の筒状の外皮１３によって被覆されている。先
端側の節輪１１ｃの端部は先端構成部９に固定されてお
り、後端側に位置する端部の節輪１１ａは接続管１４を
介して可撓管部７に連結されている。この可撓管部７は
金属板を螺旋状に巻いたフレックス１５と繊維等を網状
に謳んだブレード１６とからなる芯材の外周に柔軟性の
ある外皮１７で被覆されて自由に可撓性を有するように
なっている。

そして、この挿入部３内には内視鏡ｌとして必要な各種
の内装部材が挿通されている。すなわちライトガイド用
光学繊維束１８やイメージガイド用光学繊維束１９ある
いは鉗子チャンネル用可撓性チューブ（図示しない）等
が挿通されている。上記の各光学繊維束１８．１９は多
数の細長い光学繊維を束ねてなるがこの各光学繊維束１
８゜１９の両端部はそれぞれ接着剤で繊維相互が固めら
れて硬質部２０．２１を形成し、先端構成部９に先端側
は固定されている。上記ライトガイド用光学繊維束１８
は操作部２側から可撓管部７にかけては１本の光学繊維
束１８で形成されているが弯曲部８を構成している節輪
１１ａから節輪１１ｃまでの区間においては２本の光学
繊維束１８ａ。

１８ｂに分割されて先端構成部９の部分で１本の光学繊
維束１８に形成されている。それぞれの光学繊維束１８
．１８ａ、　１８ｂの外周にはシリコンゴム等の表面滑
性の良好な合成ゴムからなる可撓性の保護用チューブ２
２．２２ａ　、　２２ｂで被覆されている。さらに硬質
部２０の先端面は平滑に研磨され、照明光学系のレンズ
２３に接続されている。

一方、上記イメージガイド用光学繊維束１９は基端側は
操作部２における接眼部６に接続され、先端側は観察光
学系の対物レンズ２４とで光学的に接続され、硬質部２
１を除いた光学繊維束１９の外周には保護用チューブ２
５で被覆されている。

上記構成による内視ａＸの挿入部３の弯曲部８を所望の
方向に弯曲させるためには操作部２の弯曲操作ノブ５を
回動させることによって行なわれるが弯曲部８内に挿通
されていた分割されたライトガイド用光学繊維束１８ａ
、１’８ｂもそれぞれ同一方向に弯曲するこのライトガ
イド用光学繊維束１日は弯曲部８内では２本に分割され
ているので弯曲が繰返し行なわれたとしても一方の繊維
に折れが発生し、その部分にストレスが集中してほとん
どの繊維が折れたとしても２本のライトガイド用光学繊
維束より出射される照明光の片方がなくなってしまうこ
とがないので視野の配光が悪（なることがない。

次に第３図は第２実施例で、ライトガイド用光学繊維束
２６．２７を示したものである。このライトガイド用光
学繊維束２６．２７の構成が異なるだけで第１実施例と
同様に内視鏡１の挿入部３の弯曲部８及び先端構成部９
内に配置されているものであるので詳細は省略する。上
記ライトガイド用光学繊維束２６．２７の先端部２８．
２９は第１実施例と同様に先端構成部９の２本の照明光
を出射するための照明光学系のレンズの後端にそれぞれ
独立して設けられている。そして先端部分では接着剤で
固められた硬質部の先端部２８゜２９となっ°ている。

上記ライトガイド用光学繊維束のそれぞれの光学繊維束
２６と２７とは弯曲部８の内部の節輪１１ａ、１１ｂ間
においては２本に分　・かれて長平方向に配置されてお
り、先端の節輪１１ｃの部分で上記２本の光学繊維束２
６と２７がそれぞれ適当な割合で分割されて分割部３０
を形成し、さらに交差し先端でそれぞれの光学繊維束２
６と２７が混合された先端部２８および２９とに分割さ
れ硬質部として配置されている。さらに分割部３０以後
の弯曲部８内のライトガイド光学繊維束２６．２７の外
周には可撓性の外装チューブ３１゜３２が被覆されてい
る。　　　　　　　　　　　　　４このようにすること
でライトガイド用光学繊維束２６．２７のどちらか一方
の外装チューブ３１゜３２内の繊維がほとんど折れてし
まったとしても２つの照明光学系のレンズから出射され
る照明光の片方からの照明光が先端面の両方から出射さ
れるので視野の配光が悪くなることがない。

また第１．第２実施例ではライトガイド用光学繊維束に
関して示したが弯曲部内に配置された他の光学繊維束で
あれば他の用途のものでも良い。

〔発明の効果〕

上記のように弯曲部において複数の光学繊維束に分割し
た構成にした細径用内視鏡においては一旦１本の外装チ
ューブ内の光学繊維束の一部が折れ始めてそのチューブ
内の繊維が全部折れてしまったとしても他からの光学繊
維との配光があるので照明光がまったく消えてしまうこ
とがないので安全に観察を行なうことが出来るものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第１実施例を示す挿入部の弯曲部附
近の側断面図、第２図は同じく内視鏡の全体を示す正面
図、第３図は本発明の第２実施例を示すライトガイド用
光学繊維束の側断面図である。 ３　・−・−・−・−・・・−挿入部 ８−・・・−・−・−・−・弯曲部 ９　・−・−一一−−−−−−−先端構成部１Ｂ、１８
ａ　、１８ｂ　、２６．２７−−−−−−−−−・ライ
トガイド用光学繊維東２２、２２　ａ　、　２２　ｂ　
、　３１．３２−　　外装チューブ手続補正書 昭和６３年６月１３日 １、事件の表示 昭和６３年特許願第１０４９３８号 ２、発明の名称 細径川内視鏡 ３、補正をする者 （自　発） （１）明細書第８頁第６行目ないし第１１行目迄の「弯
曲が繰り返し行なわれたとしても〜悪くなることがない
。」を次の様に補正する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 可撓性の挿入部の先端側部分に所望の方向に弯曲可能な
   弯曲部と、この弯曲部の先端側に位置する先端構成部と
   を備え、更に上記挿入部の内側に多数の光学繊維からな
   る光学繊維束を挿通させるとともにこの光学繊維束の先
   端部分を先端構成部に固定してなる細径用内視鏡におい
   て、上記光学繊維束の先端部は一体の硬質部を形成し少
   なくとも弯曲部に相当する部分は、複数の光学繊維束に
   分割されそれぞれ独立した可撓性の外装チューブに被覆
   されていることを特徴とする細径用内視鏡。