JPH0752765Y2 - 車両用ドア開口部のシール構造 - Google Patents

車両用ドア開口部のシール構造

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JPH0752765Y2
JPH0752765Y2 JP14470289U JP14470289U JPH0752765Y2 JP H0752765 Y2 JPH0752765 Y2 JP H0752765Y2 JP 14470289 U JP14470289 U JP 14470289U JP 14470289 U JP14470289 U JP 14470289U JP H0752765 Y2 JPH0752765 Y2 JP H0752765Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両用ドア開口部のシール構造に関する。
〔従来の技術〕
第7図に示すように従来、キャブ1のドア開口部3に
は、同一の押出し断面のゴムで成形されたウェザースト
リップ5がその全周に亘って装着されている。
第8図はドア開口部3の下辺部に於けるウェザーストリ
ップ5の取付構造を示し、図中、符号7はウェルトで、
当該ウェルト7は、その内壁面に設けた内部リップ7aが
フロアパネル9の外側に配設されたフランジ11に圧接し
て、当該フランジ11に被覆装着されている。そして、上
記ウェザーストリップ5は当該ウェルト7に貼り合わせ
て取り付けられており、第9図の如くドア13が閉じられ
ると、ウェザーストリップ5の断面略円形形状の中空部
5aが変形し乍らドア13に圧接して、ドア開口部3のシー
ル性を確保するようになっている。
又、第8図中、符号5bはウェザーストリップ5に形成さ
れたリップで、当該リップ5bがフランジ11に当接して、
ウェルト7への塵芥や水の浸入を防止するようになって
いる。又、符号15はフロアパネル9のコーナ部に装着さ
れたキッキングプレートである。
〔考案が解決しようとする課題〕
然し乍ら、上記ウェザーストリップ5は、フランジ11に
装着されたウェルト7に取り付いて、通常、その中空部
5aがキッキングプレート15よりも外方に突出した形状で
あるため、第10図に示すように乗降時に足17が当該中空
部5aに引っ掛かるといった不具合があった。そして、斯
様に中空部5aに足17が引っ掛かる結果、長期に亘る使用
によって当該中空部5aが損傷したり、ウェザーストリッ
プ5自体がウェルト7から剥離してしまう等の虞があっ
た。
又、第11図に示すように、フロアパネル9とフランジ11
との間には若干の隙間19があるため、この隙間19に水や
泥21が溜まって錆が発生したり、又、ウェルト7とウェ
ザーストリップ5の中空部5aとの間に水や泥21が溜まっ
てウェザーストリップ5が劣化してしまうといった不具
合も指摘されている。
尚、実開平1-142342号公報には、上記ウェルト7に関す
る考案が開示されているが、斯かる技術は何等上記不具
合を解消し得るものではなかった。
本考案は斯かる実情に鑑み案出されたもので、車両への
乗降時に足が触れることによるウェザーストリップの損
傷を防止すると共に、泥や水が溜まり難い車両用ドア開
口部のシール構造を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
斯かる目的を達成するため、本考案は、運転室のドア開
口部にウェザーストリップを装着してなる車両用ドア開
口部のシール構造に於て、ドア開口部の下辺部に位置す
る上記ウェザーストリップを、当該下辺部に装着される
キッキングプレートに係合する板状部と、当該板状部か
ら下方に延びる下向きリップ部とで構成したものであ
る。
〔作用〕
本考案によれば、乗降時に足が下向きリップ部に触れて
も、当該下向きリップ部は剛性が少ないので容易に撓
み、ウェザーストリップに足の力が伝わることがない。
又、板状部や下向きリップ部に掛かった雨水等は、下向
きリップ部によって下方に案内されることとなる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
第1図に於て、符号23は車両のドア開口部25の全周に亘
って装着された一つのウェザーストリップで、ドア開口
部25の上辺部及び側辺部に装着される部位と、ドア開口
部25の下辺部に装着される部位は、夫々、押出し成形法
により別途製造され、そして、当該側片部と下辺部との
中間部に取り付く部位は金型成形法によって製造されて
いる。
即ち、先ず、ドア開口部25の上辺部及び側辺部に於ける
ウェザーストリップ片231は、押出し形成された断面略
円形状の中空部231aがインナパネルとアウタパネルとの
連結部、又は第2図に示すようにフロアパネル27とアウ
タパネル29との連結部に装着されたウェルト31に貼り合
わされている。又、中空部231aの外周に設けたリップ23
1bがアウタパネル29に当接して、ウェルト31側への泥や
水の浸入を防止するようになっている。
一方、ドア開口部25の下辺部に於けるウェザーストリッ
プ片232は、上記ウェザーストリップ231辺とは別に押出
し成形されたもので、第3図に示すようにフロアパネル
27の側面に両面テープ33で貼着される板状部232aと、当
該板状部232aの略中央から下方に延びる下向きリップ部
232bとで構成されており、下向きリップ部232b内には、
上記ウェザーストリップ231片の中空部231aの空洞35と
連通する空洞35が設けられている。そして、キャブのド
ア37が閉まると、下向きリップ部232bが変形し乍らドア
37に圧接して、ドア37回りのシール性を確保するように
なっている。尚、図示しないが、ドア37が閉まると、ド
ア開口部25の上辺部及び側辺部では、ウェザーストリッ
プ片231の中空部231aが変形し乍らドア37に圧接して、
ドア開口部25のシール性を確保することとなる。
又、上記板状部232aの上部は、フロアパネル27のコーナ
部に装着されたキッキングプレート39によりフロアパネ
ル27に圧接されて、当該部位に於ける板状部232aの剥離
防止が図られている。
そして、ドア開口部25の側辺部と下辺部との間の中間部
に於けるウェザーストリップ233片は、上述したように
各ウェザーストリップ片231,232と異なり金型成形法に
よって製造されるもので、図示しないが、押出し成形し
た上記ウェザーストリップ片231,232の両端部間に配置
した金型にゴムを流し込むことによって、ウェザースト
リップ片233が各ウェザーストリップ231,232片と連結し
て成形され、第1図の如き一つのウェザーストリップ23
が製造されるのである。
このウェザーストリップ片233は、第1図に示すように
上記ウェザーストリップ片231の中空部231aの一部がウ
ェザーストリップ片232の下向きリップ部232bに順次変
形するよう、ウェザーストリップ片232に向かうに従い
その中空部233aが順次偏平化し、そして、ウェザースト
リップ片232側の当該中空部233a端部は、上記下向きリ
ップ部232bと同一形状に成形されている。又、ウェザー
ストリップ233には、ウェザーストリップ片231の中空部
231aの一部を、ウェザーストリップ片232の板状部232a
の形に順次変形させる板状部233bがウェザーストリップ
片233に形成されている。そして、当該板状部233bは、
第4図の如くフロアパネル27に両面テープ33で貼着さ
れ、その上部がキッキングプレート39でフロアパネル27
に圧接されている。そして又、各ウェザーストリップ片
231,232,233の空洞35は連通した構造である。
本実施例はこのように構成されているから、ドア37が閉
まると、各ウェザーストリップ片231,233の中空部231a,
233a、そして、ウェザーストリップ片232の下向きリッ
プ部232bが夫々変形し乍らドア37に圧接して、ドア開口
部25のシール性を確保することとなる。
そして、第5図の如く乗降時に足17が上記下向きリップ
部232bに触れても、当該下向きリップ部232bは剛性が少
ないので容易に撓み、ウェザーストリップ23に足17の力
が伝わることがない。又、板状部232aがキッキングプレ
ート39でフロアパネル27に圧接されているため、斯様に
足17がウェザーストリップ23に触れても、当該キッキン
グプレート39が板状部232aのフロアパネル27からの剥離
を防止すると共に、フロアパネル27とキッキングプレー
ト39の間への水の浸入を防止することとなる。
又、板状部232aや下向きリップ部232bに掛かった雨水等
は、下向きリップ部232bによって下方に案内されること
となる。
このように、本実施例によれば、乗降時に足17が上記下
向きリップ部232bに触れても、当該下向きリップ部232b
が容易に撓んでウェザーストリップ23に足17の力が伝わ
ることがないので、長期に亘る使用によっても、当該下
向きリップ部232bを初めとしてウェザーストリップ23が
損傷することがなくなった。然も、フロアパネル29に貼
着された板状部232aをキッキングプレート39がフロアパ
ネル29に圧接しているので、足17がウェザーストリップ
23に触れても、板状部232aがフロアパネル27から剥離す
ることがない。
加えて、本実施例は、従来のフランジ11に代えて上記板
状部232aをフロアパネル27に直接貼着すると共に、下向
きリップ部232bと板状部232aに泥や水が溜まることがな
いため、従来の如く溜まった泥水等による錆の発生とい
った不具合も解消されることとなった。
尚、上記第一実施例に代えて、第6図に示すようにドア
開口部の下辺部に於けるウェザーストリップ41の形状
を、キッキングプレート43の先端に係合する板状部41a
に下向きリップ部41bを一体に成形したものでもよく、
斯かる構造によっても上記実施例と同様、所期の目的を
達成することが可能である。尚、斯かる構造にあって
は、フロアパネル45に圧接するリップ41cを上記板状部4
1aに設けて水等の浸入を図る必要がある。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案は、運転室のドア開口部にウ
ェザーストリップを装着してなる車両用ドア開口部のシ
ール構造に於て、ドア開口部の下辺部に位置する上記ウ
ェザーストリップを、当該下辺部に装着されるキッキン
グプレートに係合する板状部と、当該板状部から下方に
延びる下向きリップ部とで構成したものであるから、乗
降時に足が上記下向きリップ部に触れても、当該下向き
リップ部が容易に撓んでウェザーストリップに足の力が
伝わることがないので、長期に亘る使用によっても、ウ
ェザーストリップ23が損傷することがなくなった。
又、本考案によれば、従来の如く溜まった泥水等による
錆の発生といった不具合も解消されることとなった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に於けるウェザーストリップ
の部分斜視図、第2図は第1図のII-II線端面図、第3
図は第1図のIII-III端面図、第4図は第1図のIV-IV線
端面図、第5図は足が下向きリップ部に触れた状態を示
す上記実施例に於けるウェザーストリップの断面図、第
6図は本考案の変形例の断面図、第7図はドア開口部を
開いた状態のキャブの斜視図、第8図は第7図のVIII-V
III線断面図、第9図はドアを閉じた状態に於ける従来
のウェザーストリップの断面図、第10図は足がウェザー
ストリップに触れた状態を示す従来のウェザーストリッ
プの断面図、第11図は泥等が溜まった状態を示す従来の
ウェザーストリップの断面図である。 23……ウェザーストリップ 232a……板状部 232b……下向きリップ部 25……ドア開口部 39……キッキングプレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】運転室のドア開口部にウェザーストリップ
    を装着してなる車両用ドア開口部のシール構造に於て、
    ドア開口部の下辺部に位置する上記ウェザーストリップ
    を、当該下辺部に装着されるキッキングプレートに係合
    する板状部と、当該板状部から下方に延びる下向きリッ
    プ部とで構成したことを特徴とする車両用ドア開口部の
    シール構造。
JP14470289U 1989-12-15 1989-12-15 車両用ドア開口部のシール構造 Expired - Fee Related JPH0752765Y2 (ja)

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JP2007224462A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Ranka:Kk 照明装置付き手袋
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