JPH0751972B2 - ねじり振動ダンパ - Google Patents

ねじり振動ダンパ

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JPH0751972B2
JPH0751972B2 JP60037807A JP3780785A JPH0751972B2 JP H0751972 B2 JPH0751972 B2 JP H0751972B2 JP 60037807 A JP60037807 A JP 60037807A JP 3780785 A JP3780785 A JP 3780785A JP H0751972 B2 JPH0751972 B2 JP H0751972B2
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torque
spring characteristic
torsional vibration
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ハラルト・ラープ
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フイヒテル・ウント・ザツクス・アクチエンゲゼルシヤフト
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/12Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
    • F16F15/121Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon using springs as elastic members, e.g. metallic springs
    • F16F15/123Wound springs
    • F16F15/1238Wound springs with pre-damper, i.e. additional set of springs between flange of main damper and hub

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は特に自動車のクラツチデイスクのためのねじり
振動ダンパであつて、互いに異なるばね特性曲線を備え
た直列接続された少なくとも2つのばね機構が設けられ
ており、勾配の緩いばね特性曲線を備えたばね機構か
ら、勾配の急なばね特性曲線を備えたばね機構への遷移
時に、勾配の緩いばね特性曲線を備えたばね機構がスト
ッパによつて架橋され、かつ、勾配の急なばね特性曲線
を備えたばね機構の少なくとも若干のばねが予負荷状態
で取付けられている形式のものに関する。
従来の技術 西独国特許第1,801,969号明細書によれば、2部分から
成る歯付きハブを設け、両方の歯を周方向の遊びを以つ
て互いに噛合わせた形式のねじり振動ダンパが公知であ
る。緩勾配の特性を有するばねが歯の両方の部分間に配
置されている。急勾配の特性曲線を有する別のばねが1
組設けられており、このばねは両歯間の遊びが無くなつ
たときに作用する。この場合、急勾配の特性を有するば
ね機構を配置するのが普通である。このばねは周方向に
並べて予負荷状態で対応部分の窓内に挿入され、チヤタ
リングノイズ及びこのポイントにおける摩耗を回避す
る。急勾配の特性を有するばね機構が作動すると、ばね
の予負荷が特性曲線上において不安定点へ移り、これに
よつてこの領域の遷移中にノイズをも誘発する。
本発明が解決しようとする問題点 本発明の課題は公知ねじり振動ダンパを改良して2組の
ばね間の遷移によつて生じるチヤタリングノイズをでき
るだけ低費用で排除することにある。
問題点を解決した本発明の手段 上記課題を解決した本発明の要旨は勾配の緩いばね特性
曲線を備えたばね機構の当接トルクが、勾配の急なばね
特性曲線を備えたばね機構の予負荷伝達トルクよりも大
きいことにある。
本発明の作用 本発明に基づくねじり振動ダンパ、特に自動車のクラツ
チデイスクのためのねじり振動ダンパは、互いに異なる
ばね特性を備えた少なくとも2つのばね機構を有する。
勾配の緩いばね特性を備えたばね機構から勾配の急なば
ね特性を備えたばね機構へ遷移するときに、勾配の緩い
ばね特性を備えた方のばね機構がストツパによつて架橋
される。勾配の急なばね特性を有するばね機構のうち少
なくとも若干のばねが予負荷の下で取付けられる。勾配
の緩いばね特性を備えたばね機構がストッパに当接する
ことによつて生じるトルク(以下当接トルクという)
は、勾配の急なばね特性を備えたばね機構の予負荷トル
ク(要するに無負荷状態で、予負荷されたばね機構によ
つて生じるトルク)よりも大きく設計される。勾配の緩
いばね特性を備えたばね機構の前述の当接トルクを前述
の予負荷トルクよりも大きくすることによつて、前述し
た不安定を完全に排除することができる。この場合、異
なるばね特性を有する両方のばね機構はその混合域(両
方のばね機構が同時に作用する区域)において直列に作
用し、この混合域内においては、勾配の緩いばね特性曲
線を備えた区域に比して若干勾配の緩いばね特性曲線が
得られる。さらに、勾配の緩いばね特性を備えたばね機
構のばね特性の範囲が著しく拡大される。従つて、付加
的な費用なしに不安定が完全に回避される。
本発明の1実施態様によれば、勾配の急なばね特性曲線
を備えたばね機構が、並列に作動する摩擦装置を備えて
おり、勾配の緩いばね特性曲線を備えたばね機構の当接
トルクが、前記予負荷伝達トルクと、勾配の急なばね特
性曲線を備えたばね機構の摩擦トルクとの和よりも大き
い。この場合、摩擦トルクが、勾配の急なばね特性曲線
にオーバラツプし、同様に、勾配の緩いばね特性を備え
たばね機構について規定した当接トルクの適度な増大が
可能であり、これによつて不安定が回避される。
2部分から成るハブを備え、両ハブ部分間に周方向の噛
合い遊びを有するクラツチデイスクにおいては、両歯間
の遊びによつてアイドリング時の回転角が規定される
が、本発明によれば互いに異なる2組のばねが相次いで
作用するようにアイドリング機構のためのばね機構を形
成し、これによつて、折り曲がつたばね特性をアイドリ
ング範囲で得る方がよい。この場合、アイドリング機構
の第2の範囲でのみ、予負荷トルクと、負荷された機構
の摩擦トルクとの和よりも大きい当接トルクが得られる
ようにする。
本発明の1実施態様では、 (イ)第1のロータ、第2のロータ及び第3のロータが
共通の回転軸線を中心に互いに相対回動可能に配置され
ており、第1のロータが第2のロータに関して零負荷相
対角位置を有しており、第2のロータが第3のロータに
関して零負荷相対角位置を有しており、 (ロ)第1のロータ及び第2のロータに、互いに協働す
る当接部材が設けられており、この当接部材が、第1の
ロータ及び第2のロータの、当接によつて規定される相
対角位置を当接状態で規定し、 (ハ)第1の負荷伝達ばね部材が第1のロータと第2の
ロータとの間に配置されており、 (ニ)第2の負荷伝達ばね部材が第2のロータと第3の
ロータとの間に配置されており、 (ホ)前記第2のロータと第3のロータとの前記零負荷
相対角位置で予負荷伝達トルクを供給するように第2の
負荷伝達ばね部材が予負荷されており、 (ヘ)第1及び第3のロータに加えられる周方向の負荷
によつて、前記当接によつて規定される相対角位置に到
達する第1及び第2のロータに応答して、増大する伝達
トルクを第1の負荷伝達ばね部材が供給し、 (ト)第1のロータ及び第3のロータに加えられる周方
向の負荷によつて、零負荷相対角位置を越えて互いに回
転する第2及び第3のロータに応答して、予負荷伝達ト
ルクを越えて増大する伝達トルクを第2の負荷伝達ばね
部材が供給し、 (チ)各ロータの回転角運動当りの伝達トルクの増大
が、第2の負荷伝達ばね部材のためよりも第1の負荷伝
達ばね部材のために小さく、 (リ)前記当接部材が当接状態に入るとき又は入る前
に、第1の負荷伝達ばね部材によって供給される伝達ト
ルクが前記予負荷伝達トルクに等しくなる。
本発明の別の実施態様では、第2のロータ及び第3のロ
ータに、協働する摩擦緩衝部材が配置されており、この
摩擦緩衝部材が、第2のロータ及び第3のロータの相対
角運動に逆らつて作用する摩擦トルクを供給し、かつ、
前記当接部材が互いに当接状態に入るとき又は入る前
に、第1の負荷伝達ばね部材によつて供給される伝達ト
ルクが前記予負荷伝達トルクと前記摩擦トルクとの和に
等しくなる。
本発明のさらに別の実施態様によれば、第1の負荷伝達
ばね部材が少なくとも2つのばねユニツトを備えてお
り、そのばねユニツトの1つが、第1のロータと第2の
ロータとの相対的な角運動の区分内でだけ負荷され、こ
の区分が、前記零負荷相対角位置から、第1のロータと
第2のロータとの、当接によつて規定された相対位置へ
向かつて角度的に隔たつている。
本発明のさらに別の実施態様によれば、第1のロータが
クラツチデイスクユニツトのプライマリハブから成り、
第2のロータが前記クラツチデイスクユニツトのセコン
ダリハブから成り、第3のロータが前記クラツチデイス
クユニツトの摩擦ライニング支持体から成り、前記当接
部材が前記プライマリハブ及びセコンダリハブの歯によ
つて形成されており、この歯がプライマリハブとセコン
ダリハブとの周方向の遊びを許容する。
実施例 次に図示の実施例につき本発明の構成、効果及びその特
別な目的を詳しく説明する。
第1図は従来公知のねじり振動ダンパのばね特性曲線の
代表例を示し、図中符号αは入力部材(第1のロータ)
と出力部材(第3のロータ)との相対運動の角度、符号
Mdはこの角運動中に伝達されるべき負荷によつて得られ
るトルクを表わす。このようなねじり振動ダンパは第7
図に示すようなクラツチデイスクに取付けられる。符号
C1はアイドリング機構の勾配の緩いばね特性曲線を表わ
し、この特性曲線は通常座標系の零点を通る。この特性
曲線ではアイドリングばね機構の最大回転角はねじり振
動ダンパの適当なストツパによつて予め回転角αに規
定される。次いで勾配の急なばね特性C2を備えたばね機
構が作用する。このばね機構のばねは適当な窓内に周方
向の遊びなしに予負荷状態で保持される。この予負荷に
よつて予負荷伝達トルクMVが生じる。この予負荷伝達ト
ルクMVは、勾配の緩いばね特性曲線C1を備えたばね機構
の当接トルクMAに比して大きい。ここに当接トルクとい
うのは、ストツパが互いに係合したときに、勾配の緩い
ばね特性を備えたばね機構によつて生じる伝達トルクを
いう。第1図から判るように、回転角αの終りでトル
クMVとMAとの間に段差MV−MAが生じ、当接ノイズが生じ
る。
第2図には本発明に基づくばね特性が示されている。ば
ね特性曲線C1が零点を通つている。勾配の急なばね特性
曲線C2が予負荷伝達トルクMVのところから作用する。回
転角αの後に、ばね特性曲線C1を備えたばね機構の伝
達トルクがMVに達し、これによつて、この回転角以降の
トルクでは両方のばね機構が作用する。従つてこの混合
域では、勾配の緩いばね特性曲線C1に比して若干緩い勾
配のばね特性曲線C3が生じる。これによつて、勾配の緩
いばね特性曲線C1を備えたばね機構の無負荷状態である
零点と、当接によつて規定された角位置との間の所定の
回転角αが、ばね特性曲線C2を備えたばね機構の付加
的な角運動量Δαだけ増大する。回転角α+Δαの後
にはじめてストツパが互いに係合し、これ以降は勾配の
急なばね特性曲線C2を備えたばね機構だけが継続して作
用する。
第1図に示すばね特性曲線に比して、本発明に基づくば
ね特性曲線は負荷増大につれてなめらかな遷移を示す。
勾配の急なばね特性曲線が摩擦装置の効果とオーバラツ
プするときは条件が複雑となる。しかし、このようなこ
とは実際にしばしば生じる。その1例を第3図に示す。
ばね特性曲線上の3つの点、すなわち,,は、第
4図、第5図、第6図に示す作用状態をばね特性曲線上
にプロツトしたものである。第4図、第5図、第6図に
示すばね14は第3図に示す勾配の緩いばね特性曲線C1
備え、ばね6は勾配の急なばね特性曲線C2を備える。ハ
ブ7(プライマリハブ−第7図参照)はハブデイスク8
(セコンダリハブ)と協働する形状を備えている。ハブ
7とハブデイスク8との回転角の遊びはαである。ば
ね機構のばね6がハブデイスク8とカバープレート4,5
(ライナ支持体−第7図参照)との間に配置されてい
る。ばね6はブラケツト17によつて予負荷伝達トルクMV
のところで保持されている。ハブ7及びカバープレート
4,5のところの2つの矢印はクラツチデイスク内のトル
クの負荷及び伝達トルクを表わす。ハブデイスク8とカ
バープレート4,5との間に摩擦装置10が配置されてい
る。
ばね特性曲線C1上のばね14によつて伝達される伝達トル
クが、摩擦装置10の摩擦トルクMRによつて増加したばね
6の予負荷伝達トルクMVを越えないうちは、ばね14だけ
が作用する。ちなみに、ばね6は圧縮コイルばねから成
るのがよい。MV+MRの和の増大につれて、ばね特性はば
ね特性曲線C3を備えた混合域へ遷移する。このばね特性
曲線C3はばね特性曲線C1に比して緩い勾配を有し、この
範囲内ではハブデイスク8がブラケツト17から離れる。
第3図に示す点は第5図に示す状態を表わす。この状
態では、ばね特性曲線C1を備えたばね機構はストツパの
当接によるロツク状態になく、他面において、ばね6で
すでに負荷を受けており、摩擦装置10はすでに作動して
いる。ばね特性曲線C3の領域で、ハブ7とハブデイスク
8との間の遊びの分だけ回転角αが進む。第6図に示す
ようなハブ7とハブデイスク8との実際の当接は、当接
トルクMAが到達されたときにだけ生じる。この当接トル
クMA以降は、要するに回転角α+Δαを越えてから
は、勾配の急なばね特性曲線C2を備えたばね機構だけが
作用する。この範囲では摩擦装置10も作動するが、その
場合の特性曲線が第3図においてばね特性曲線の上方及
び下方に描かれた平行線として書かれている。上方の線
はトルク及び回転角の増大で生じ、下方の線はトルク及
び回転角の減少で生じる。第6図に対応する点はこの
2本の線上に位置する。トルク増大中には、特性曲線は
原理的には第2図に示す特性曲線と同様である。トルク
減少時にはこの特性曲線は生じない。トルクの減少時の
特性曲線はC2範囲の下方の線によつて表わされる。この
場合には回転角αVR1とαVR2との間に大きな混合域が生
じる。なぜならば、大きな回転角αから小さな回転角α
への戻りにおいては摩擦トルクMRがばね6の予負荷伝達
トルクに抗つて作用するからである。このように、回転
角αの増大中は混合域が回転角αVV′で始まり、回転角
αの減少時には混合域は回転角αVR2で終る。
第3図に示すような緩やかなトルクの増大並びに緩やか
なトルクの減少によつて、トルク−回転角の特性曲線が
著しくなめらかとなる。これによつて当接ノイズが回避
されると共に、ねじり振動の誘因が抑制される。
次に、第7図及び第8図について完全な特性曲線を有す
る1実施例を説明する。第7図はクラツチデイスク1を
示し、これはねじり振動ダンパ2を備える。摩擦ライニ
ングから成るクラツチフエーシング3はカバープレート
4として形成された摩擦ライニング支持体に固定的に結
合されている。摩擦パツド支持体として形成された別の
カバープレート5はリベツト15によつてカバープレート
4に相対回動不能に結合されている。両カバープレート
4,5間にハブデイスク8が位置しており、これはその歯
9でハブ7と噛合つており、この噛合いには回転角α
に相当する遊びがある。ハブデイスク8とカバープレー
ト4,5との間にばね6が配置されている。同様に、摩擦
装置10がばね6と協働している。ねじり振動ダンパ2は
さらにアイドリング範囲のためのばね機構14,16を有し
ている。このばね機構のばねは2つのカバープレート1
1,12間に収容されており、カバープレート11,12はハブ
7に対して回動不能に固定されている。ハブデイスク13
はハブデイスク8に対して回動不能に固定されている。
要するに、アイドリング機構は相次いで作用する異なる
ばね14,16から成る。この結果、第8図に示すばね特性
曲線が生じる。第8図はトラクシヨン側とスラスト側と
を示し、トラクシヨン側では摩擦トルクの効果も加味さ
れており、スラスト側ではばね特性曲線だけが示されて
いる。アイドリング機構が2段階的に形成されているこ
とによつて、回転角範囲α1′内にばね特性曲線
1′′が生じる。この回転角範囲α1′に続いて、ア
イドリング機構のすべてのばねが作用し、これによつて
勾配の急なばね特性曲線C1が生じる。勾配の急なこのば
ね特性曲線C1は、ばね機構14,16によつて生じる伝達ト
ルクがMV+MRの和に等しくなるまで有効である。伝達ト
ルクMV+MRの和を越えると、勾配の急なばね特性曲線C2
を備えたばね機構が作動する。その結果、混合域におい
てばね特性曲線C3が生じる。回転角α+Δα又はα
1′+α1″の後に、ハブ7及びハブデイスク8は歯9
によつて互いにロツクされる。負荷トルクが減少する
と、第8図の左側に示した下方の線で示す特性曲線が生
じ、これは第3図に示す2MRだけ上方の特性曲線に対し
てずれている。スラスト側でも同じふるまいが可能であ
るが、しかし不要である。
本発明の効果 本発明によれば、歯間の遊びを増大させることなく、回
転角の有効な進みがΔαだけ増大する。このことはハブ
デイスク内の狭い構造にかんがみて極めて大きな利点で
ある。
本発明は図示の実施例に限定されない。
特許請求の範囲中の符号は理解の助けのための目的での
み記載されている。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来公知のばね特性曲線を示す図、第2図は本
発明に基づいて得られるばね特性曲線を示す図、第3図
は摩擦装置を考慮したときの、本発明に基づくばね特性
曲線を示す図、第4図、第5図及び第6図は第3図に示
すばね特性曲線を得るためのばね機構の3つの作動状態
を示す図、第7図は本発明の1実施例に基づくねじり振
動ダンパの縦断面図及び第8図は第7図に示すねじり振
動ダンパのばね特性曲線を示す図である。 1…クラツチ、2…ねじり振動ダンパ、3…クラツチフ
エーシング、4,5…カバープレート、6…ばね、7…ハ
ブ、8…ハブデイスク、9…歯、10…摩擦装置、11,12
…カバープレート、13…ハブデイスク、14,16…ばね機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特に自動車のクラッチディスクのためのね
    じり振動ダンパであって、互いに異なるばね特性曲線
    (C1,C2)を備えた直列接続された少なくとも2つのば
    ね機構(6,14,16)が設けられており、勾配の緩いばね
    特性曲線(C1)を備えたばね機構(14)から、勾配の急
    なばね特性曲線(C2)を備えたばね機構(6)への遷移
    時に、勾配の緩いばね特性曲線(C1)を備えたばね機構
    (14)がストッパによって架橋され、かつ、勾配の急な
    ばね特性曲線(C2)を備えたばね機構(6)の少なくと
    も若干のばねが予負荷状態で取付けられている形式のも
    のにおいて、勾配の緩いばね特性曲線(C1)を備えたば
    ね機構(14)の当接トルク(MA)が、勾配の急なばね特
    性曲線(C2)を備えたばね機構(6)の予負荷伝達トル
    ク(MV,MVR)よりも大きいことを特徴とする、ねじり振
    動ダンパ。
  2. 【請求項2】勾配の急なばね特性曲線(C2)を備えたば
    ね機構(6)が、並列に作動する摩擦装置(10)を備え
    ており、勾配の緩いばね特性曲線(C1)を備えたばね機
    構(14)の当接トルク(MA)が、勾配の急なばね特性曲
    線(C2)を備えたばね機構(6)の摩擦トルク(MR)と
    予負荷伝達トルク(MV)との和(MVR)よりも大きい、
    特許請求の範囲第1項記載のねじり振動ダンパ。
  3. 【請求項3】2部分(7,8)から成るハブが設けられて
    おり、この2つの部分が歯(9)によって周方向の遊び
    を以って互いに噛合っており、勾配の緩いばね特性曲線
    (C1)を備えたアイドリング機構のばね機構(14,16)
    が前記両部分(7,8)の間に作用しており、歯(9)の
    噛合いの遊びが架橋された後に、勾配の急なばね特性曲
    線を備えた負荷された機構(6)が作用し、かつ、前記
    アイドリング機構が複数のばね(14,16)から成り、ア
    イドリング機構のばね(14,16)の少なくとも1つが第
    1の回転角(α)の後に付加的に作動する、特許請求
    の範囲第1項又は第2項記載のねじり振動ダンパ。
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