JP3685840B2 - ねじり振動ダンパ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、ねじり振動ダンパ、特に自動車のクラッチディスク用のねじり振動ダンパであって、入力部分と出力部分とを備えていて、該入力部分と出力部分との間に、直列に接続された2つのダンパ、すなわち小さな剛性をもつ蓄力器を有する第1のダンパと高い剛性をもつ蓄力器を有する第2のダンパとが設けられている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】
このような形式のねじり振動ダンパは、例えばドイツ連邦共和国特許出願公開第4141643号明細書及びドイツ連邦共和国特許出願公開第4031762号明細書によって提案されている。これらの公知のねじり振動ダンパは、いわゆるアイドリングダンパもしくはアイドリングシステム及びいわゆる主ダンパもしくは負荷システムを有している。アイドリングダンパはこの場合規定のトルク超過時にストッパを用いてロックアップされることができ、これによって、ねじり振動ダンパの入力部分と出力部分との間において引き続き相対回動が生じた場合には、単に主ダンパだけが有効である。これらの公知の構造では、前ダンパのロックアップトルクもしくは当接トルクは、アイドリング運転において生じるトルクにほぼ合わせて設計されている。「アイドリング運転」というのは次のような運転状態、すなわち機関と伝動装置との間におけるクラッチが接続されているが、しかしながら伝動装置がニュートラル位置を占めていて、つまりギヤが接続されておらず、ひいては例えば自動車の駆動輪にトルクが伝達され得ないような運転状態のことである。このような形式の構造は、多くの使用例にとって有利であることが判明している。しかしながらこのような公知のねじり振動ダンパが不都合なノイズもしくは振動励起を完全に抑制することができないような使用例も存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ゆえに本発明の課題は、冒頭に述べた形式のねじり振動ダンパを最適化して、上に述べた従来構造における欠点を排除することである。本発明ではまた、ねじり振動ダンパの規定の設計の使用幅を、公知のねじり振動ダンパに対して拡大することが望まれている。すなわち、同じねじり振動ダンパもしくは若干変えられたねじり振動ダンパを、複数の使用例のために使用可能であるようにすることが望まれている。本発明によるねじり振動ダンパは、さらにまた、簡単かつ安価に製造できることが望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の構成では、冒頭に述べた形式の振動ダンパにおいて、第1のダンパの蓄力器が、入力部分と出力部分との間において少なくとも20゜の全回動角を可能にし、かつ4〜20Nmの値、有利には6〜16Nmの値の最大トルクを生ぜしめるようになっており、第2のダンパが、入力部分と出力部分との間において少なくとも15゜の全回動角を可能にし、かつ5〜40Nm/゜の値、有利には10〜25Nm/゜の値のねじり強さを有するようになっている。この場合「全回動角」というのは、個々のダンパが引張り方向及び押し方向においてねじり振動ダンパの入力部分と出力部分との間で可能にする両回動角の和のことである。引張り運転は、機関が駆動ストランドもしくは自動車を駆動する場合に生じる。押し運転は、自動車もしくは駆動ストランドが機関を駆動する場合に生じる。
【0005】
【発明の効果】
有利には第1のダンパは、20〜45゜の値の全回動角を有しており、この場合この全回動角が25〜35゜の値であると特に有利である。第2のダンパは有利には、20〜30゜の値の全回動角を有することができる。しかしながら幾つかの使用例のためには、それよりも小さな又は大きな回動角が有利なこともある。
【0006】
第1のダンパの蓄力器によってもたらされ得る上に述べた最大トルクは、乗用車及び小型トラックとの関連における使用に関係付けられる。大型トラックとの関連において本発明によるねじり振動ダンパを使用する場合には、この最大トルクは場合によってはさらに大きくする必要がある。
【0007】
本発明の有利な構成では、第1のダンパが0.3〜1.5Nm/゜の値のねじり強さを有しており、この場合幾つかの使用例では、前記値よりも大きな値又は小さな値が有利なこともある。
【0008】
本発明の特に有利な構成では、第1のダンパが、全回動角にわたってもしくは少なくともほぼ全回動角にわたって、単段に構成されている。また別の有利な構成では、第2のダンパもまた、全回動角にわたってもしくは少なくともほぼ全回動角にわたって、単段に構成されている。
【0009】
アイドリングダンパ及び主ダンパを備えた公知のねじり振動ダンパでは、自動車のクリーピング運転において、既に述べたようにノイズもしくは不都合な振動の励起の発生することがある。クリーピング運転では自動車は、閉鎖されたクラッチによって第1のギヤ段又は第2のギヤ段で移動し、この場合駆動モータは、実質的にアイドリング回転数もしくは低い駆動回転数で、つまりアクセルペダルが実質的にまったく操作されていない状態でもしくはアクセルペダルが少しだけ操作されている状態で作動する。このような運転状態において生じるノイズは多分次のこと、すなわちこの運転状態においてアイドリングダンパがロックアップされて主ダンパが負荷され、この際にそこにおける比較的大きなねじり強さに基づいて、共鳴が発生することに起因するものである。
【0010】
ねじり振動ダンパを本発明のように構成することによって、次のことが保証される。すなわち本発明によるねじり振動ダンパでは、クリーピング運転時に生じるトルク、つまり小さな回転数での又は全く操作されないアクセルペダルによるもしくはわずかに操作されたアクセルペダルによる自動車の駆動時に生じるトルクは、第1のダンパによって、つまり相応な部材の間における比較的大きな相対回動角を可能にしかつフラットなばね特性を有する第1のダンパによって、受け止められる。第1のダンパのフラットな特性もしくは小さな剛性及び大きな回動角は、共鳴ポイントもしくは共鳴範囲がより低い回転数の方向にシフトすることを可能にする。この場合第1のダンパは有利には、共鳴範囲もしくは共鳴回転数が機関のアイドリング回転数の下に位置するように、設計されている。
【0011】
本発明による構成はさらに次の利点を、すなわち第1のダンパ及び第2のダンパが、汎用のクラッチディスクに比べて小さな上昇もしくはばね特性を備えた比較的高い当接トルク(Anschlagmoment)を有している、という利点を備えている。
【0012】
本発明によるねじり振動ダンパの有利な構成では、中心位置を起点として、つまりねじり振動ダンパの休止位置を起点として、出力部分と入力部分との間における可能な相対回動角が、一方の相対回動方向において、他方の相対回動方向におけるよりも大きく設計されている。この場合本発明の別の有利な構成では、入力部分と出力部分との間における可能な回動角が、両部分の負荷時に引張り方向において、押し方向における可能な相対回動角よりも大きい。ねじり振動ダンパの入力部分と出力部分との間における全体として可能な回動角は、35〜70゜の値、有利には40〜60゜の値である。そしてねじり振動ダンパの入力部分と出力部分との間における、両ダンパによって可能な、引張り方向における最大回動角と、両ダンパによって可能な押し方向における最大回動角との比は、有利には1.2〜2の値である。
【0013】
本発明の別の構成では、第1のダンパによってねじり振動ダンパの入力部分と出力部分との間において可能な最大回動角が、引張り方向におけるねじり振動ダンパの負荷時に、押し方向におけるねじり振動ダンパの負荷時における可能な最大回動角よりも大きい。この場合、引張り方向における第1のダンパの可能な最大回動角と、押し方向における第1のダンパ可能な最大回動角との比が、1.5〜3の値である。しかしながら幾つかの使用例においては、この比は前記値より小さくても又は大きくてもよい。
【0014】
ねじり振動ダンパの構造及び機能のために、本発明の有利な構成では、ねじり振動ダンパの出力部分が、伝動軸に装着するための内側成形部を備えたボス体であり、該ボス体に、前ダンパの出力部分が回動不能に受容され、かつ主ダンパの出力部分を形成していて内側成形部を備えたフランジ部分が受容されており、該フランジ部分の内側成形部とボス体の外側成形部とが係合しており、該内側成形部及び外側成形部を介して、第2のダンパのフランジ部分がねじり振動ダンパの出力部分に対して、制限された相対回動を可能にしており、さらにねじり振動ダンパの入力部分が、軸方向に互いに間隔をおいて配置されていて間に主ダンパのフランジ部分を受容する2つのサイドプレートによって形成されている。
【0015】
ねじり振動ダンパの特にコンパクトな構造形式を得るために、本発明の別の有利な構成では、第1のダンパが軸方向において、第2のダンパのフランジ部分と、ねじり振動ダンパの入力部分を形成する両サイドプレートの一方との間に配置されている。この場合第1のダンパの入力部分が、第2のダンパのフランジ部分と回動不能な少なくとも1つの円板状の部材によって形成されており、該円板状の部材が、小さな剛性をもつ蓄力器のための受容部を有していると、有利である。この円板状の部材は有利にはプラスチックから製造することができる。
【0016】
本発明の別の有利な構成では、第1のダンパの出力部分が、軸方向において第1のダンパの入力部分を形成する円板状の部材と第2のダンパのフランジ部分との間に配置されていてねじり振動ダンパの出力部分と回動不能である少なくとも1つのリング状の部材によって形成されており、該リング状の部材が、小さな剛性をもつ蓄力器のための受容部を有している。この場合さらに、小さな剛性をもつ蓄力器が、高い剛性をもつ蓄力器よりも小さな直径上に配置されていると、有利である。
【0017】
本発明の別の有利な構成では、第1のダンパの入力部分もまた、2つのリング状の部材によって形成されており、両リング状の部材が、第2のダンパのフランジ部分と回転結合されていて、しかもリング状もしくは円板状の出力部分をその間に受容している。このような構造形式はドイツ連邦共和国特許出願公開第3442705号明細書に基づいて公知である。さらに第1のダンパは、有利にはプラスチックから製造された2つのリング状の部材を有しており、両リング状の部材が少なくともほぼ半径方向において上下に配置されていて、入力部分と出力部分とを形成している。この場合リング状の部材は、周方向において延びていて半径方向に取り付けられた縦長のポケットを、蓄力器の受容のために有していてもよい。
【0018】
小さな剛性をもつ蓄力器の機能、耐用寿命及び取付けのために有利な本発明の別の構成では、小さな剛性をもつ蓄力器が、負荷されていない状態において、周方向において曲げられた形状を有している。つまりこれらの蓄力器もしくはばねは、ねじり振動ダンパへの取付けの前に、その長手方向で見て曲げられている。この場合第1のダンパの弛緩された個別ばねは次のような湾曲、すなわち該ばねの長手方向軸線が、該ばねの配置される平均的な取付け半径と少なくともほぼ合致するような湾曲を有している。しかしながらまた長手方向軸線は、平均的な取付け半径よりも小さな曲率を有していても又は大きな曲率を有していてもよい。
【0019】
幾つかの使用例において有利な構成では、小さな剛性をもつ蓄力器は弛緩された状態において、その長手方向軸線の方向で見て、少なくともほぼ直線的である。このような直線的なばねは、取付けのために相応に曲げられ、これによって、第1のダンパの入力部分及び出力部分における円弧状に構成された受容部内に取り付けることができる。
【0020】
幾つかの使用例のためには、少なくとも、第1のダンパにおいてまず初めに有効になる蓄力器が、ねじり振動ダンパの負荷されていない状態において既にある程度のプレロードを有していると有利であるが、しかしながらに多くの使用例のためには、少なくとも、第1のダンパのまず初めに作用する蓄力器が、極めて小さなプレロードしかもしくはまったくプレロードを有しておらず、取り付けられた状態において、少なくともほぼその完全に弛緩された長さを有していると、有利である。本発明の有利な構成では、入力部分及び/又は出力部分に設けられていて第1のダンパの相応な蓄力器を受容する窓もしくは凹設部の周方向長さが、該蓄力器の周方向長さよりも大きい。第1のダンパの入力部分及び出力部分の受容部が、その中に設けられる蓄力器よりも大きな周方向長さを有している場合には、少なくとも小さな回動遊びが、ねじり振動ダンパの入力部分と出力部分との間において生ぜしめられ、これによって、周方向において有効な蓄力器が圧縮されることはない。
【0021】
第1のダンパは有利には少なくとも2つの蓄力器を有しており、これらの蓄力器は有利には、周方向で見て、均一に分配されて配置されている。しかしながらまた、3つ、4つ又はそれ以上の蓄力器が設けられていてもよい。
【0022】
ねじり振動ダンパの機能のためには、少なくとも第1のダンパが、少なくとも1つの負荷摩擦円板を有している。第2のダンパもまた公知の形式で、単数又は複数の負荷摩擦円板を有していることができる。
【0023】
幾つかの使用例のためには、少なくとも第1のダンパが、少なくとも1つのドラッグされる摩擦緩衝装置を有している。この摩擦緩衝装置は、少なくとも1つの摩擦リングによって生ぜしめられることができ、この摩擦リングは、回動遊びをもって対応制御輪郭を共働する制御輪郭を有している。このドラッグされる摩擦装置は、主ダンパの回動角範囲において有効であってもよい。
【0024】
本発明の特に有利な構成では、第1のダンパの可能な全回動角とドラッグされる摩擦リングのドラッグ角もしくは自由角との間の差によって生ぜしめられる角度が、10〜35゜の値である。このように設定されていると、第1のダンパがロックアップされる前に、ドラッグされる摩擦装置を常に使用することが可能である。これによってさらに、ねじり振動ダンパの入力部分と出力部分との間における小さな振動及び平均的な振動のためには、ドラッグされる摩擦装置もしくは相応な摩擦リングを、不作用にしておくことができる。
【0025】
本発明の別の有利な構成では、第1のダンパは、該ダンパが回動角に関連した摩擦緩衝作用を生ぜしめるように、配置されかつ支持されている。このために、有利には湾曲されたばねが、その全長にわたって、個々の螺条を用いて少なくとも1つの対応する部材に半径方向で支持される。この部材は、有利には第1のダンパの入力部分によって形成される。ばねの緊縮が高まるに連れて、該ばねによって生ぜしめられる、対応する支持面に対する半径方向力が増大し、これによって摩擦緩衝作用も高められる。第1のダンパの蓄力器がこのように配置されていると、この蓄力器はさらに回転数に関連した摩擦緩衝作用を生ぜしめる。それというのはこの場合、回転数の増大に連れて、個々の螺条に作用する遠心力が大きくなるからである。
【0026】
ねじり振動ダンパの入力部分と出力部分との間において有効なドラッグされる摩擦装置は、有利にはドラッグされる摩擦リングによって形成することができ、この摩擦リングは、ねじり振動ダンパのボス体の外側成形部と入力部分の少なくとも一方のサイドプレートとの間の軸方向範囲に配置されることが可能である。このドラッグされる摩擦リングは、有利にはサイドプレートと摩擦係合している。摩擦リングを制御するために摩擦リングは、遊びをもって制御範囲と共働する一体成形部を有していると有利である。本発明の有利な構成では、摩擦リングが軸方向の付加部を有しており、該付加部が、ボス体の外側成形部又は切欠きに遊びをもって係合している。外側成形部は、主ダンパのボス円板の内側輪郭と共働するのと同じ成形部又は同様な成形部であってよい。ドラッグされる摩擦リングの回動遊びは、ボス体に対する主ダンパのボス体の回動遊びよりも小さい。
【0027】
ドラッグする摩擦リングは、有利には円錐台形状の外側面を有しており、該外側面を介して、隣接したサイドプレートがボス体に対してセンタリングされる。このために対応するサイドプレートにも同様に円錐台形状の範囲が、一体成形されていると有利である。本発明のさらに別の有利な構成では、ねじり振動ダンパの入力部分がボス体に対して、制限された半径方向のシフト可能性つまり蓄力器の作用に抗したシフト可能性を有している。この蓄力器は有利には摩擦リングを、隣接したサイドプレートに対して負荷している。本発明の別の有利な構成では、この蓄力器が皿ばね状の部材によって形成されており、該皿ばね状の部材が軸方向において、摩擦リングと第1のダンパの入力部分との間で緊張されている。
【0028】
【実施例】
次に図面につき本発明の実施例を説明する。
【0029】
図面に示されているクラッチディスク1は、第1のダンパ2と第2のダンパ3とを有している。同時に第2のダンパつまり主ダンパ3の入力部分でもある、クラッチディスク1の入力部分は、摩擦ライニング4を有する連行プレート5と、該連行プレート5にスペーサピン6を介して回動不能に結合された対応プレート7とによって形成されている。第2のダンパ3の出力部分はフランジ8によって形成されて、このフランジ8は特に図3から分かるように、内歯9を有しており、この内歯9は、クラッチディスク1の出力部分を形成するボス体11の外歯10に噛合する。ボス体11の外歯10とフランジ8の内歯9との間には、周方向において、歯面遊びが設けられており、この歯面遊びは第1のダンパ2の作用範囲に相当する。伝動装置入力軸への受容のために、ボス体11はさらに内歯12を有している。
【0030】
第2のダンパ3はばね13を有しており、このばね13は、一方では連行プレート5及び対応プレート7の窓状の切欠き14,15に配置されており、かつ他方ではフランジ8の窓状の切欠き16に配置されている。互いに回動不能に結合されたプレート5及び7とフランジ8との間においては、ばね13の作用に抗した相対回動が可能である。この回動は次のことによって、すなわち、両方の円板5及び7を互いに結合しているスペーサピン6が、該スペーサピン6によって軸方向で貫通されているフランジ8の切欠き17の終端輪郭に当接することによって、制限される。
【0031】
第1のダンパ2は、軸方向においてフランジ8と連行プレート5との間に配置されている。第1のダンパ2の入力部分は、フランジ8と回動不能に結合されたリング状の部材18によって形成されている。軸方向において部材18とフランジ8との間には、ディスク状のフランジ20が受容されており、このフランジ20は、第1のダンパ2の出力部分を形成しており、かつボス体11と回動不能に結合されている。リング状のもしくはディスク状の部材18とフランジ20との間においては、ボス体1の外歯10とフランジ8の内歯9との間における歯面遊びに相当する、制限された相対回動が可能であり、この相対回動は、図3に示されているように、部材18のトラフ状の受容部もしくは窓状の切欠き21及びフランジ20の窓状の切欠き22に設けられた、圧縮コイルばね24の形の蓄力器の作用に抗して、行われる。
【0032】
第1のダンパ2のフランジ20は、その内縁に歯20aを有しており、この歯20aは、回動防止のために、外歯10の減じられた高さの範囲に係合している。
【0033】
前ダンパとも呼ばれる第1のダンパ2のリング状の部材18は、形状接続的な差込み結合部を介してフランジ8と回動不能に結合されている。このために、図2及び図4から分かるように、リング状の部材18はその外周部に、軸方向で第2のダンパ3のフランジ8に向かって方向付けられた付加部もしくは舌片25を有しており、この付加部もしくは舌片25は、フランジ8の切欠き26に軸方向で突入している。図示の実施例ではこれらの切欠き26は、第2のダンパのばね13を受容するためのフランジ8における切欠き16と接続されている。図4から分かるように、受容ポケット21は周方向において円弧状に延びており、かつばね24を周方向において取り囲んでいる。受容ポケット21は、図3から分かるように、フランジ8に向けられた側を起点として、軸方向でプラスチック製のリング状の部材18内に延びている。この場合受容ポケット21の深さは、ばね24が少なくともほぼ完全にプラスチック部品である部材18内に受容されるように、寸法設定されている。周方向で見て受容ポケット21の端部は、当接範囲を形成しており、この場合該当接範囲には、ばね24がその端部で支持されることができる。第1のダンパ2の出力部分を形成する金属薄板成形品20は、半径方向に延びるリング状の範囲20bを有しており、この範囲20bはボス体11を取り囲んでいる。このリング状の範囲20bの外周部には、軸方向に屈曲されたアーム23が設けられている。これらの軸方向のアーム23は、全周にわたって次のように分配配置されている。すなわちこの場合軸方向のアーム23は、少なくともプラスチック製の部材18と金属薄板成形品20との間において相対回動が生じた場合に、蓄力器24の端部と共働することができ、これによって蓄力器24が圧縮されるようになっている。蓄力器24に対する申し分ない負荷を保証するために、軸方向のアーム23は実質的に蓄力器24の直径全体にわたって延びている。
【0034】
リング状の部材18を軸方向において固定するために、軸方向で見てフランジ8とサイドプレート7との間には皿ばね29が配置されており、この皿ばね29は、半径方向外側においてプレート7に支持されていて、半径方向内側において、プレッシャプレート30と、該プレッシャプレートとフランジ8との間に配置された摩擦リング31とを、フランジ8に向かって負荷しており、この結果サイドプレート5,7の間における部材8,18,30,31は軸方向において緊定される。皿ばね29のプレロードによってさらに、フランジ8の他方の側に配置されているライニング保持プレート5は、軸方向でフランジ8に向かって引っ張られる。
【0035】
第1のダンパ2の入力部分を形成するリング状のもしくはディスク状の部材18は、繊維強化されていてもよいプラスチックから製造されている。リング状の部材18はライニング保持プレート5と直接摩擦接触しており、かつ第2のダンパ3のための摩擦緩衝を生ぜしめるために働く。フランジ8に対してプレート5及び7が相対回動する場合には、摩擦リング31によって同様に、第2のダンパ3に所属の摩擦緩衝が生ぜしめられる。
【0036】
第2のダンパ3は、いわゆる出力摩擦プレートを有することも可能であり、この出力摩擦プレートはばね13と共働することができ、この場合出力摩擦プレートは、少なくとも主としてばね13の戻し力によって、部材8,5及び7に対して、出発角度位置に押し戻される。
【0037】
特に図3から分かるように、連行プレートもしくはライニング保持プレート5は、軸方向で該ライニング保持プレート5と外歯10との間に設けられている摩擦リング32と共働する。摩擦リング32は、ボス体11の半径方向の肩部33に支承されており、かつ同時に、出力部分11に対してクラッチディスクの入力部分5,7をセンタリングするために働く。このために摩擦リング32は横断面で見てくさび形に構成されており、つまりこの場合摩擦リング32は、外側の円錐台形状の周面34を形成しており、この周面34は、プレート5の相応に合わせられた対応面35と共働する。同様に円錐台形状に構成された対応面35を形成するために、ライニング保持プレート5はその半径方向内側の範囲に、軸方向においてリング状に起立された区分36を有している。摩擦リング32は、皿ばね37の形の蓄力器によって軸方向でプレート5に向かって負荷される。皿ばね37は半径方向外側において、リング状の部材18に支持されており、かつ半径方向内側において摩擦リング32を負荷している。蓄力器37は蓄力器29に対して次のように調和させられている。すなわちこの場合、蓄力器37は蓄力器29よりも小さな軸方向力をもたらすようになっており、これによってリング状の部材18はプレート5との摩擦係合状態を維持される。
【0038】
摩擦リング32は、軸方向の突起もしくはアームの形の一体成形部38を有しており、これらの一体成形部38は、ボス体11の外側成形部に係合している。摩擦リング32の一体成形部38はこの場合、図4から分かるように、周方向において次のように、すなわち該一体成形部38がボス体11の外側成形部10に対して規定された回動遊び39+40を有するように、寸法設定されている。この遊び39+40によって、摩擦リング32には、ボス体11に対する制限された回動が可能になる。つまり摩擦リング32の一体成形部38は、周方向で見て、第1のダンパ2の出力部分20の成形部20aよりも小さな角度範囲にわたって延びている。成形部20aは実質的に遊びなしにボス体11の外歯10に係合する。
【0039】
外歯10の、摩擦リング32とは反対の側には、皿ばね41の形の別の蓄力器が設けられており(図3参照)、この皿ばね41は軸方向においてサイドプレート7とボス体11との間において緊張させられている。皿ばね41はサイドプレート7と回動不能に結合されており、かつ場合によっては、摩擦リング41aを介して、ボス体11の軸方向の肩部に支持されている。皿ばね41によって、クラッチディスクの入力部分5+7がボス体11に対して軸方向で位置決めされて保持されることが、保証される。ばね41の緊張によって、プレート5は軸方向で外側成形部10に向かって引っ張られ、これによってまた摩擦リング32は軸方向でプレート5とボス体11の軸方向の肩部との間において緊定される。
【0040】
図4から分かるように、第1のダンパ2のコイルばね24は比較的長く、かつクラッチディスク1の周方向においてもしくはばね24の長手方向軸線の方向で見て、湾曲されている。有利には、ばね24は受容部21への組込み前に既に、長手方向において円弧状の形状を有していることができる。このようになっていると、組立てが著しく簡単化される。このような湾曲はばね24の製造時に与えられることができる。この場合、これらのばね24の長手方向軸線が少なくともほぼ、平均的な取付け半径42、つまりばね24が配置されるもしくは取り付けられる平均的な取付け半径に合致するような湾曲を、ばね24が有していると有利である。また有利にはばね24は、クラッチディスク1の無負荷状態において、プレロードなしに又は極めて小さなプレロードをもって、受容部21,22に受容されている。このような極めて小さなプレロードは、例えば製造誤差によっても生じることがある。しかしながらまた、例えば0〜2゜の間の値の小さな周方向遊びが与えられていてもよい。
【0041】
特に図2から明らかなように、より小さな剛性をもつコイルばね24は、大きな剛性をもつコイルばね13よりも小さな直径上に配置されている。
【0042】
コイルばね24はその巻条にわたって、部材18の受容部21を制限する面に支持されている。これによって、コイルばね24の緊縮時には、コイルばね24の個々の巻条と、コイルばね24が支持されている部材18の面との間において摩擦が生じる。この摩擦緩衝作用は、コイルばね24の緊縮が増大するに連れて高まる。なぜならば、コイルばね24によって部材18の支持面に作用する半径方向力は、緊縮度が高まるに連れて大きくなるからであり、つまりコイルばね24は、その全長にわたって半径方向外側に向かって曲がる傾向を有しているからである。コイルばね24がその全長にわたって、部材18の対応する支持面に支持されていることに基づいて、該コイルばねによって生ぜしめられる摩擦緩衝作用は、さらに回転数とも関係することになる。コイルばね24の個々の巻条に作用する遠心力は、回転数の増大に連れて、摩擦緩衝作用を少なくとも幾分高めることになる。
【0043】
幾つかの使用例のためにはまた、第1のダンパ2がいわゆる負荷摩擦プレート(Lastreibscheibe)を有していると有利である。このような負荷摩擦プレートは、規定の回転角以上で、付加的な摩擦緩衝作用を生ぜしめ、例えばコイルばね24のような少なくとも1つの蓄力器とストッパ輪郭を介して作用結合されており、この結果負荷摩擦プレートは、クラッチディスク1がトルク負荷されていない場合には、前記蓄力器を介して少なくとも部分的に再びその出発位置に押し戻されることができる。
【0044】
プレート5及び7によって形成された入力部分と、第2のダンパ3のフランジ8によって形成された出力部分との間における相対回動の開始時に有効になるばね13は、周方向において少なくともほぼ等しい大きさつまり長さを有する相応な受容部14,15,16内に、実質的にプレロードなしにか又は所望のプレロードをもって取り付けられていることができる。通常、まず初めに作用するコイルばね13は次のように、すなわち該コイルばね13が実質的に回動遊び0をもって受容部14,15,16に受容されているように又は小さなプレロードを有するように、設計されている。これによって、ばね13がルーズに受容部14,15,16内に位置していることが回避され、これによって不都合ながたつきノイズを回避することができる。プレート5及び7とフランジ8との間における相対回動時にまず初めに作用するコイルばね13が、プレロードをもって受容部14,15,16に取り付けられている場合には、このプレロードは次のように、すなわちこれによって部材5,7と部材9との間において生じる抵抗トルクが、第1のダンパ2もしくはコイルばね24によって発生可能な最大トルクよりも大であるように、寸法設定されることができる。この最大トルクは、ボス体11の外歯10にフランジ8の内歯9が接触している場合に、生じる。しかしながらまた、まず初めに作用するコイルばね13によって発生可能な最初の抵抗トルクが、第1のダンパ2もしくはコイルばね24によって発生可能な最大トルク(最終トルク)よりも小さいと、有利なことがある。このように設計されていると、プレート5,7とボス体11との間において可能な全回動角の少なくとも部分範囲にわたって、蓄力器24と第2のダンパ3の少なくとも第1段の蓄力器13とは、同時に緊縮されることになる。両蓄力器もしくはばね24,13はつまりこの場合直列的に接続されており、かつ同時に緊縮される。そしてこの緊縮は、ボス体11に対するフランジ8の相対回動が共働する歯9,10によって制限されるまで続く。
【0045】
第1のダンパ2は有利には次のように、すなわち第1のダンパ2が、出力部分もしくは第2のダンパ3のフランジ8とボス体11との間において、少なくとも20゜の全回動角を可能にするように、設計されている。この全回動角は、図示の実施例では、歯9,10の間における周方向遊びによって規定される。蓄力器24によって発生可能である最終トルクもしくは最大トルクは、有利には、4〜20Nmの間の値である。第1のダンパ2の最大トルクは、成形部10に成形部9が当接した場合に生ぜしめられる。第1のダンパ2の蓄力器24によって発生可能なこの最大トルクは、有利には6〜16Nmの間の値である。第2のダンパ3は、サイドプレート5,7とフランジ8との間における少なくとも15゜の回動角を可能にすることが望ましい。第1のダンパ3の蓄力器13によって発生可能なねじれ強さは、5〜40Nm/゜の値、有利には10〜25Nm/゜の間の値であることが望ましい。また第1のダンパ2のねじれ強さは有利には、0.3〜1.5Nm/゜の値である。
【0046】
クラッチディスク1のばね特性線を示す図5から明らかなように、図示の実施例では、第1のダンパ2及び第2のダンパ3は共に単段に(einstufig)構成されている。しかしながらまた多段の(mehrstufig)特性線も可能である。クラッチディスク1の中立位置もしくは休止ポジションを起点として、第1のダンパ2はフランジ8とボス体11との間で、押し方向(Schubrichtung)において10゜の回動角を可能にし、かつ引張り方向(Zugrichtung)において20゜の回動角を可能にする。さらに図5から分かるように、第2のダンパ3はサイドプレート5,7とフランジ8との間で、押し方向において10゜の回動角を可能にし、かつ引張り方向において16゜の回動角を可能にする。
【0047】
図5の特性線から分かるように、第1のダンパ2の蓄力器24によって生ぜしめることができる最大トルク43もしくは44は、引張り側において11Nmの値であり、かつ押し側において6Nmの値である。したがって第1のダンパ2の回動角範囲においては、ばね24によって生ぜしめられる0.57Nm/゜の値のねじれ強さC1が、生ぜしめられることになる。ばね13はある程度のプレロードをもって取り付けられており、この場合図5の線図のように設計されている場合には、このプレロードによって生ぜしめられる開始トルクは、ばね24によって発生可能な最大トルクよりもいくぶん高く位置している。これによって、ねじれ強さC2をもつ特性線範囲への移行時に、小さな鉛直方向の跳躍が発生し、この跳躍はばね13に相当する。ばね13のプレロードを減じることによって、第1のダンパ2から第2のダンパ3への移行時におけるトルクのこのような鉛直方向の上昇は、減じられる又は回避されることができる。第2のダンパ3の当接トルク45,46は、引張り側では約330Nmであり、かつ押し側では約190Nmである。このようなトルクの到達時に、ピン6はフランジ8に対する相応な相対回動方向において、切欠き17の相応な側縁に当接する。第2のダンパ3の、ばね13によって生ぜしめられるねじれ強さC2は、約19.5Nm/゜の値である。
【0048】
図5からさらに分かるように、プレート5及び7によって形成された入力部分と、ボス体11によって形成されたダンパ1の出力部分との間における可能な全回動角は、このようなダンパのためには極めて大きく、56゜である。つまりダンパの本発明による構成によって、極めて大きな回動角及び高い最終トルクと得ることができ、この場合同時に比較的小さなねじれ強さを使用することが可能である。
【0049】
個々の摩擦手段もしくは摩擦装置によって生ぜしめられる緩衝作用は、図5に示された線図においては考慮されていない。個々の摩擦装置によって生ぜしめられる摩擦緩衝もしくは摩擦ヒステリシスは、図5に示された特性線に重畳される。
【0050】
図6には、第1のダンパ2の回動角範囲のためのドラッグ(verschleppen)される摩擦プレートもしくは摩擦リング32の作用形式が拡大して示されている。さらに図6には、皿ばね41の軸方向のプレロードに基づいて生ぜしめられる基本ヒステリシスH1が示されている。この基本ヒステリシスH1は、主として、ボス体11における摩擦リング32及び摩擦プレート41aの摩擦に基づいて生ぜしめられる。そしてこの基本摩擦ヒステリシスH1には、摩擦緩衝作用HRもしくは摩擦ヒステリシス2×HRが重畳され、この摩擦緩衝作用HRもしくは摩擦ヒステリシス2×HRは、摩擦リング32とプレート5との間において生じる摩擦によって生ぜしめられる。図6から明らかなように、摩擦リング32によって生ぜしめられる摩擦緩衝作用は、回動角にわたって見て角度αだけ、つまり図6において7゜の値を有する角度αだけドラッグされる。この角度αは、摩擦リング32の突起38と、周方向において該突起38と共働する外歯10の成形部範囲との間における回動遊び39+40に相当する(図4参照)。このドラッグ作用は次のことに起因する。すなわちこの場合、まず初めに外歯10を介して駆動されかつプレート5に対して回動させられる摩擦リング32は、ボス体11に対するプレート5の回転方向の逆転時に、プレート5に対する回動遊び39+40に相応して残留し、この結果、摩擦リング32によって生ぜしめられる摩擦緩衝作用がなくなる。摩擦リング32の突起38が、他方の回転方向において有効な外歯10のストッパ範囲に当接した後で初めて、摩擦リング32は再びプレート5に対して回動させられ、これによって再び相応な摩擦緩衝作用が生ぜしめられる。
【0051】
第1のダンパ2の全回動角47とドラッグされる摩擦装置もしくは摩擦リング32の自由角αとの間における差によって生ぜしめられる角度は、有利には10〜35゜の間の値である。図示の実施例ではこの角度48は約23゜である。
【0052】
プレート5及び7によって形成された入力部分とボス体11との間における回動角範囲、つまり単に主ダンパ3だけが有効である回動角範囲においては、摩擦リング32によって生ぜしめられる摩擦緩衝作用が得られる。基本摩擦もしくは基本ヒステリシスH1は、しかしながらこれらの回動角範囲においては問題にならない。これらの回動角範囲は、図5においてC2で示された部分特性線に相当している。単に主ダンパ3だけが有効であるこれらの回動角範囲においては、皿ばね29のプレロードによって規定される摩擦緩衝作用もしくは摩擦ヒステリシスが、付加的に生ぜしめられる。これらの摩擦緩衝作用は一方では、プレート5におけるリング状の部分18の摩擦によって、かつ他方ではフランジ8又はプレート30における摩擦リング31の摩擦によって生ぜしめられる。
【0053】
本発明は図示及び記載の実施例に制限されるものではなく、極めて一般的なねじり振動ダンパに該当するものであり、記載された個々の特徴もしくはエレメント又は作用形式の組合わせによって形成されることができる変化実施例をも含んでいる。さらに、図面に示された特徴もしくは作用形式との関連において記載された個々の特徴及び作用形式は、それ自体独立した発明をなすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クラッチディスク全体を示す図である。
【図2】図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】図2の“A”の範囲を拡大して示す図である。
【図4】図2の矢印VIの方向から見た第1のダンパを拡大して示す図である。
【図5】図1〜図3に示されたクラッチディスクにおいて可能なねじり特性線を示す図である。
【図6】図5に示されたねじり特性線の部分範囲を、図5に対して拡大して示す図である。
【符号の説明】
1 クラッチディスク、 2 第1のダンパ、 3 第2のダンパ、 4 摩擦ライニング、 5 連行プレート(ライニング保持プレート)、 6 スペーサピン、 7 対応プレート、 8 フランジ、 9 内歯、 10 外歯、 11 ボス体、 12 内歯、 13 ばね、 14,15,16 切欠き、 17 切欠き、 18 リング状の部材、 20 ディスク状のフランジ、 21,22 切欠き、 23 アーム、 24 圧縮コイルばね(蓄力器)、 25 舌片、 26 切欠き、 29 皿ばね、 30 プレッシャプレート、 31 摩擦リング、 32 摩擦リング、 33 肩部、 34 周面、 35対応面、 36 区分、 37 皿ばね、 38 一体成形部(突起)、 41 皿ばね
Claims (23)
- ねじり振動ダンパであって、入力部分と出力部分とを備えていて、該入力部分と出力部分との間に、直列に接続された2つのダンパ、すなわち小さな剛性をもつ圧縮コイルばねを有する第1のダンパと高い剛性をもつ圧縮コイルばねを有する第2のダンパとが設けられている形式のものにおいて、第1のダンパの圧縮コイルばねが、第2のダンパの圧縮コイルばねよりも小さな直径上に配置されており、さらに第1のダンパの圧縮コイルばねが、入力部分と出力部分との間において少なくとも20゜の全回動角を可能にし、かつ4〜20Nmの値の最大トルクを生ぜしめるようになっており、第2のダンパの圧縮コイルばねが、入力部分と出力部分との間において少なくとも15゜の回動角を可能にし、かつ5〜40Nm/゜の値のねじり強さを有するようになっており、第1のダンパの小さな剛性をもつ圧縮コイルばねが、少なくとも負荷されていない状態において、次のような湾曲、すなわち該圧縮コイルばねの長手方向軸線が、第1のダンパの内部において圧縮コイルばねの配置される平均的な取付け半径と少なくともほぼ合致するような湾曲を有しており、第1のダンパの湾曲された圧縮コイルばねを受容する部材が、周方向において円弧状に延びる受容ポケットを形成していて、該受容ポケット内において、湾曲された圧縮コイルばねが圧縮可能であり、かつその全長にわたって半径方向において支持可能であることを特徴とするねじり振動ダンパ。
- 第1のダンパが0.3〜1.5Nm/゜の値のねじり強さを有している、請求項1記載のねじり振動ダンパ。
- 中心位置を起点として、出力部分と入力部分との間における可能な相対回動角が、一方の相対回動方向において、他方の相対回動方向におけるよりも大きい、請求項1又は2記載のねじり振動ダンパ。
- 入力部分と出力部分との間における可能な回動角が、両部分の負荷時に引張り方向において、押し方向における可能な相対回動角よりも大きい、請求項1から3までのいずれか1項記載のねじり振動ダンパ。
- 第1のダンパによって入力部分と出力部分との間において可能な最大回動角が、引張りに対するねじり振動ダンパの負荷時に、押しに対する負荷時における可能な回動角よりも大きい、請求項1から4までのいずれか1項記載のねじり振動ダンパ。
- 引張り方向における第1のダンパの可能な最大回動角と、押し方向における第1のダンパ可能な最大回動角との比が、1.5〜3の値である、請求項1から5までのいずれか1項記載のねじり振動ダンパ。
- 第1のダンパが単段の特性線を有している、請求項1から6までのいずれか1項記載のねじり振動ダンパ。
- 第2のダンパが単段の特性線を有している、請求項1から7までのいずれか1項記載のねじり振動ダンパ。
- ねじり振動ダンパの出力部分が、伝動軸に装着するための内側成形部を備えたボス体であり、該ボス体に、第1のダンパの出力部分が回動不能に受容され、かつ第2のダンパの出力部分を形成していて内側成形部を備えたフランジ部分が受容されており、該フランジ部分の内側成形部とボス体の外側成形部とが係合しており、該内側成形部及び外側成形部を介して、第2のダンパのフランジ部分がねじり振動ダンパの出力部分に対して、制限された相対回動を可能にしており、さらにねじり振動ダンパの入力部分が、軸方向に互いに間隔をおいて配置されていて間に第2のダンパのフランジ部分を受容する2つのサイドプレートによって形成されている、請求項1から8までのいずれか1項記載のねじり振動ダンパ。
- 第1のダンパが軸方向において、第2のダンパのフランジ部分と、ねじり振動ダンパの入力部分を形成する両サイドプレートの一方との間に配置されている、請求項9記載のねじり振動ダンパ。
- 第1のダンパの入力部分が、第2のダンパのフランジ部分と回動不能な少なくとも1つの円板状の部材によって形成されており、該円板状の部材が、小さな剛性をもつ圧縮コイルばねのための受容部を有している、請求項9又は10記載のねじり振動ダンパ。
- 第1のダンパの出力部分が、軸方向において第1のダンパの入力部分を形成する円板状の部材と第2のダンパのフランジ部分との間に配置されていてねじり振動ダンパの出力部分と回動不能である少なくとも1つのリング状の部材によって形成されており、該リング状の部材が、小さな剛性をもつ圧縮コイルばねのための受容部を有している、請求項1から11までのいずれか1項記載のねじり振動ダンパ。
- 少なくとも第1のダンパが、負荷摩擦円板を有している、請求項1から12までのいずれか1項記載のねじり振動ダンパ。
- 少なくとも第1のダンパが、ドラッグされる摩擦リングを有している、請求項1から13までのいずれか1項記載のねじり振動ダンパ。
- 第1のダンパの可能な全回動角とドラッグされる摩擦リングの自由角との間の差によって生ぜしめられる角度が、10〜35゜の値である、請求項14記載のねじり振動ダンパ。
- 第1のダンパの圧縮コイルばねが、回動角に関連した摩擦緩衝作用を生ぜしめる、請求項1から15までのいずれか1項記載のねじり振動ダンパ。
- 第1のダンパの圧縮コイルばねが、回転数に関連した摩擦緩衝作用を生ぜしめる、請求項1から16までのいずれか1項記載のねじり振動ダンパ。
- 軸方向範囲においてボス体の外側成形部とねじり振動ダンパの入力部分の少なくとも一方のサイドプレートとの間に、ドラッグされる摩擦リングが設けられている、請求項9から17までのいずれか1項記載のねじり振動ダンパ。
- ドラッグされる摩擦リングが、サイドプレートと摩擦係合している、請求項18記載のねじり振動ダンパ。
- 摩擦リングが軸方向の付加部を有しており、該付加部が、ボス体の外側成形部に遊びをもって係合する、請求項18又は19記載のねじり振動ダンパ。
- 摩擦リングが円錐台形状の外側面を有しており、該外側面を介して、隣接したサイドプレートがボス体に対してセンタリングされる、請求項18から20までのいずれか1項記載のねじり振動ダンパ。
- 摩擦リングが蓄力器によって、隣接したサイドプレートに対して負荷されている、請求項18から21までのいずれか1項記載のねじり振動ダンパ。
- 蓄力器が皿ばね状の部材によって形成されており、該皿ばね状の部材が軸方向において、摩擦リングと第1のダンパの入力部分との間で軸方向において緊張されている、請求項22記載のねじり振動ダンパ。
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