JPH0751753A - 管の溝切り装置 - Google Patents
管の溝切り装置Info
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- JPH0751753A JPH0751753A JP6163956A JP16395694A JPH0751753A JP H0751753 A JPH0751753 A JP H0751753A JP 6163956 A JP6163956 A JP 6163956A JP 16395694 A JP16395694 A JP 16395694A JP H0751753 A JPH0751753 A JP H0751753A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21C—MANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES OR PROFILES, OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
- B21C37/00—Manufacture of metal sheets, bars, wire, tubes or like semi-manufactured products, not otherwise provided for; Manufacture of tubes of special shape
- B21C37/06—Manufacture of metal sheets, bars, wire, tubes or like semi-manufactured products, not otherwise provided for; Manufacture of tubes of special shape of tubes or metal hoses; Combined procedures for making tubes, e.g. for making multi-wall tubes
- B21C37/15—Making tubes of special shape; Making tube fittings
- B21C37/20—Making helical or similar guides in or on tubes without removing material, e.g. by drawing same over mandrels, by pushing same through dies ; Making tubes with angled walls, ribbed tubes and tubes with decorated walls
- B21C37/207—Making helical or similar guides in or on tubes without removing material, e.g. by drawing same over mandrels, by pushing same through dies ; Making tubes with angled walls, ribbed tubes and tubes with decorated walls with helical guides
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21C—MANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES OR PROFILES, OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
- B21C3/00—Profiling tools for metal drawing; Combinations of dies and mandrels
- B21C3/16—Mandrels; Mounting or adjusting same
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Metal Extraction Processes (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 有効寿命が長く、安定した品質で管を溝切り
可能な装置を提供する。 【構成】 本発明による管の溝切り装置(1)は、溝切
りされたチャック(6)を備えた遊動チャック(5)を
溝切りされる管(2)の内部の正しい位置に保持するた
めの保持ダイ(4)と、内部溝切りされた管(2R)を
形成するようにボール(9)を囲む回転ケージ(8)を
含む溝切りユニット(7)と、仕上げダイ(10)を含
み、 a)前記のケージ(8)は支持部材(11)と前記ケー
ジの止め金具(12)から成り、この支持部材(11)
の軸方向断面の内部輪郭(26)は円弧(13)を含
み、 b)潤滑手段があること、を特徴とする。
可能な装置を提供する。 【構成】 本発明による管の溝切り装置(1)は、溝切
りされたチャック(6)を備えた遊動チャック(5)を
溝切りされる管(2)の内部の正しい位置に保持するた
めの保持ダイ(4)と、内部溝切りされた管(2R)を
形成するようにボール(9)を囲む回転ケージ(8)を
含む溝切りユニット(7)と、仕上げダイ(10)を含
み、 a)前記のケージ(8)は支持部材(11)と前記ケー
ジの止め金具(12)から成り、この支持部材(11)
の軸方向断面の内部輪郭(26)は円弧(13)を含
み、 b)潤滑手段があること、を特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調節装置における
熱交換エレメントで通常使用される溝つき管の分野に関
する。さらに詳しくは本発明は、管内面を溝切りするた
めの装置に関する。
熱交換エレメントで通常使用される溝つき管の分野に関
する。さらに詳しくは本発明は、管内面を溝切りするた
めの装置に関する。
【0002】
【従来の技術】管を溝切りするための装置は、特願昭5
2−103905(特公昭61−59806)、特願昭
54−10760(特公昭59−12365)、及び特
願昭55−19448(特公昭56−117827)に
よって既に知られており、この内いくつかは米国特許第
4373366号に記載されている。
2−103905(特公昭61−59806)、特願昭
54−10760(特公昭59−12365)、及び特
願昭55−19448(特公昭56−117827)に
よって既に知られており、この内いくつかは米国特許第
4373366号に記載されている。
【0003】一般に、これらの管の溝切り装置は、溝切
りされる管の軸に沿って整列された下記の3つのエレメ
ントから成る。すなわち、 − 軸線の先頭にある、溝切りされたチャックを支持す
る自由端を有するロッドを備えた遊動チャックを、溝切
りされる管の内部の正しい位置に保持するための保持ダ
イ、 − (溝切りされる管の方向に関して)前記の保持ダイ
の下流にある、内部の溝切りされた管を形成するように
前記の溝切りされたチャックに対して管壁を圧し付ける
ためのボール(または等価の機能を有するエレメント)
を囲む回転ケージを含む溝切りユニット、 − 及び、前記の溝切りユニットの下流にある仕上げダ
イである。
りされる管の軸に沿って整列された下記の3つのエレメ
ントから成る。すなわち、 − 軸線の先頭にある、溝切りされたチャックを支持す
る自由端を有するロッドを備えた遊動チャックを、溝切
りされる管の内部の正しい位置に保持するための保持ダ
イ、 − (溝切りされる管の方向に関して)前記の保持ダイ
の下流にある、内部の溝切りされた管を形成するように
前記の溝切りされたチャックに対して管壁を圧し付ける
ためのボール(または等価の機能を有するエレメント)
を囲む回転ケージを含む溝切りユニット、 − 及び、前記の溝切りユニットの下流にある仕上げダ
イである。
【0004】本特許出願では、「ケージ」という用語は
溝切りユニットの一部分であり、ボールを管壁に圧し付
けることによって溝切りされる管の周りにボールを回す
ものである。
溝切りユニットの一部分であり、ボールを管壁に圧し付
けることによって溝切りされる管の周りにボールを回す
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】管内部の溝切り作業に
おいて、出願人は、公知の手段、特に日本国特許出願昭
55−103215の図2(または米国特許第4373
366号の図2)に記載されている手段について実験
し、下記の観察を行った。すなわち、一方では、ボール
・ケージ(米国特許第4373366号の図2における
参照番号17)は、溝切りされる管がない場合にはボー
ルの導入またはボールの保持を行うのは容易でない。実
際に、この形式のケージでは、ボールをケージ内に導入
するのに要するクリアランスの点から、ボールを正しい
位置に保持するものはない。
おいて、出願人は、公知の手段、特に日本国特許出願昭
55−103215の図2(または米国特許第4373
366号の図2)に記載されている手段について実験
し、下記の観察を行った。すなわち、一方では、ボール
・ケージ(米国特許第4373366号の図2における
参照番号17)は、溝切りされる管がない場合にはボー
ルの導入またはボールの保持を行うのは容易でない。実
際に、この形式のケージでは、ボールをケージ内に導入
するのに要するクリアランスの点から、ボールを正しい
位置に保持するものはない。
【0006】また一方、ボールの圧力によってケージの
マーキングが観察されており、これは寸法の変動をもた
らしとので、正常な品質のバッチ生産を考えることが困
難であった。
マーキングが観察されており、これは寸法の変動をもた
らしとので、正常な品質のバッチ生産を考えることが困
難であった。
【0007】さらに、ボールの急速な磨耗とケージの劣
化が注目され、これは多分前記の点に関連があろう。
化が注目され、これは多分前記の点に関連があろう。
【0008】最後に、ケージとボールを変える必要から
みると、この種の交換を迅速に行うのは困難であること
が注目された。
みると、この種の交換を迅速に行うのは困難であること
が注目された。
【0009】本発明の目的は、上記の問題を解決する管
の溝切り装置を提供し、さらに有効寿命の長い経済的な
装置(投資)を使用して高い生産性をもたらすことであ
る。
の溝切り装置を提供し、さらに有効寿命の長い経済的な
装置(投資)を使用して高い生産性をもたらすことであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、管の溝
切り装置は、溝切りされる管の軸に沿って整列された次
の3つのエレメント、すなわち、 − 軸線の先頭にある、溝切りされたチャックを支持す
る自由端を有するロッドを備えた遊動チャックを溝切り
される管の内部の正しい位置に保持するための保持ダイ
と、(溝切りされる管の方向に関して)前記の保持ダイ
の下流にある、内部の溝切りされた管を形成するように
前記の溝切りされたチャックに対して管壁を圧し付ける
ためのボールを囲む回転ケージを含む溝切りユニット
と、前記の溝切りユニットの下流にある仕上げダイを含
み、(a)前記ケージは支持部材から成り、この支持部
材の軸断面の内部輪郭は前記のボールを転がすためのト
ラックを形成する円弧を含み、この支持部材の曲率半径
は少なくとも前記ボールの曲率半径及び前記ケージの止
め金具の曲率半径と同じであること、(b)前記ボール
と前記支持部材との間、前記ボールと溝切りされる管の
外表面との間、及び前記ボール自体の間の各接触面を潤
滑する手段があること、を特徴とする。
切り装置は、溝切りされる管の軸に沿って整列された次
の3つのエレメント、すなわち、 − 軸線の先頭にある、溝切りされたチャックを支持す
る自由端を有するロッドを備えた遊動チャックを溝切り
される管の内部の正しい位置に保持するための保持ダイ
と、(溝切りされる管の方向に関して)前記の保持ダイ
の下流にある、内部の溝切りされた管を形成するように
前記の溝切りされたチャックに対して管壁を圧し付ける
ためのボールを囲む回転ケージを含む溝切りユニット
と、前記の溝切りユニットの下流にある仕上げダイを含
み、(a)前記ケージは支持部材から成り、この支持部
材の軸断面の内部輪郭は前記のボールを転がすためのト
ラックを形成する円弧を含み、この支持部材の曲率半径
は少なくとも前記ボールの曲率半径及び前記ケージの止
め金具の曲率半径と同じであること、(b)前記ボール
と前記支持部材との間、前記ボールと溝切りされる管の
外表面との間、及び前記ボール自体の間の各接触面を潤
滑する手段があること、を特徴とする。
【0011】実施例で説明するように、出願人は、本発
明による2つの本質的な特徴、すなわち一方は本発明に
特有の特殊な内部輪郭を持つ(溝切り中に)活動部材の
付いたケージ、他方はケージ内部のあらゆる部分の潤
滑、という特徴を同時に採用して以来、従来の技術が直
面した問題点として述べたあらゆる点の根本的な変化に
ついて注目した。
明による2つの本質的な特徴、すなわち一方は本発明に
特有の特殊な内部輪郭を持つ(溝切り中に)活動部材の
付いたケージ、他方はケージ内部のあらゆる部分の潤
滑、という特徴を同時に採用して以来、従来の技術が直
面した問題点として述べたあらゆる点の根本的な変化に
ついて注目した。
【0012】本発明によれば、従来の技術とは全く異な
る内部輪郭はボールの曲率と部分的に部分的に合致し、
この場合、ボール/面形の点接触形式が本質上見られ
る。さらにこの概念は熟練者の意見には比較的遠いもの
であり、このため高速回転という観点から、ボールとケ
ージの間に追加の接合(摩擦)が生じないように最大の
移動自由度を持つことが、ボールにとっては好ましい。
したがって、ボール/面形の点接触は好ましいと思われ
る。
る内部輪郭はボールの曲率と部分的に部分的に合致し、
この場合、ボール/面形の点接触形式が本質上見られ
る。さらにこの概念は熟練者の意見には比較的遠いもの
であり、このため高速回転という観点から、ボールとケ
ージの間に追加の接合(摩擦)が生じないように最大の
移動自由度を持つことが、ボールにとっては好ましい。
したがって、ボール/面形の点接触は好ましいと思われ
る。
【0013】以前の確信(ボールとケージ壁との間の接
触部の減少)とは反対に、出願人は、ボールが良く潤滑
された場合には、ボール/ケージ間の点接触ではない円
弧接触は、従来技術におけるボール/ケージの間の点接
触で得られる結果よりはるかに良好な、完全に異なった
結果をもたらすことを発見した。
触部の減少)とは反対に、出願人は、ボールが良く潤滑
された場合には、ボール/ケージ間の点接触ではない円
弧接触は、従来技術におけるボール/ケージの間の点接
触で得られる結果よりはるかに良好な、完全に異なった
結果をもたらすことを発見した。
【0014】
【実施例】図1は、従来の技術(米国特許第43733
66号の図2、参照番号は本発明の参照番号と同じとな
るよう修正した)による管2の溝切り装置1である。こ
の管の溝切り装置は、上流から下流に(軸3上の矢印方
向を参照)、管の軸3に沿って、 * 遊動チャック5を保持する保持ダイ4、 * 溝切りされる管をロッド24によって遊動チャック
5から一定の距離に保持された溝切りチャック6に対し
て圧し付けるボール9を有する回転ケージ8を含み、ロ
ッド24はボールベアリング(参照番号なし)によって
正しい位置に保持され、溝切りユニット7の下流部分に
プーリー(参照番号なし)によって回転可能に取り付け
られたシャフト20と一体化されている溝切りユニット
7、 * 及び、溝切りユニットの下流にある仕上げダイ10
を含む。
66号の図2、参照番号は本発明の参照番号と同じとな
るよう修正した)による管2の溝切り装置1である。こ
の管の溝切り装置は、上流から下流に(軸3上の矢印方
向を参照)、管の軸3に沿って、 * 遊動チャック5を保持する保持ダイ4、 * 溝切りされる管をロッド24によって遊動チャック
5から一定の距離に保持された溝切りチャック6に対し
て圧し付けるボール9を有する回転ケージ8を含み、ロ
ッド24はボールベアリング(参照番号なし)によって
正しい位置に保持され、溝切りユニット7の下流部分に
プーリー(参照番号なし)によって回転可能に取り付け
られたシャフト20と一体化されている溝切りユニット
7、 * 及び、溝切りユニットの下流にある仕上げダイ10
を含む。
【0015】図2aと図2bに、本発明による回転ケー
ジ8を軸方向の断面で示す。図2aに、ケージ8を保持
ダイ4及び溝切りチャック6と共に示す。図2bは、図
2aのケージとボールの拡大図である。これらの図に
は、ケージ8を回転させるシャフト20、下流仕上げダ
イ10、または回転ケージ8の内部の潤滑を可能にする
手段は示されていない。
ジ8を軸方向の断面で示す。図2aに、ケージ8を保持
ダイ4及び溝切りチャック6と共に示す。図2bは、図
2aのケージとボールの拡大図である。これらの図に
は、ケージ8を回転させるシャフト20、下流仕上げダ
イ10、または回転ケージ8の内部の潤滑を可能にする
手段は示されていない。
【0016】図3は、本発明による完全な溝切りユニッ
ト7と、保持ダイの前後に潤滑剤25を導くための手段
23を備えた前記の保持ダイ4を通る軸方向の断面であ
る。溝切りユニット7の固定部材は太線で示され、回転
部材は細線で示されている。
ト7と、保持ダイの前後に潤滑剤25を導くための手段
23を備えた前記の保持ダイ4を通る軸方向の断面であ
る。溝切りユニット7の固定部材は太線で示され、回転
部材は細線で示されている。
【0017】固定部材とは、電磁スピンドル19、前記
ボール9の下流ベース18に潤滑剤25を同軸に供給す
る管21を含むケージ8の内部を潤滑する装置22、並
びに、排出または循環使用されるべき潤滑剤25Rの回
収を可能にするケーシング27である。
ボール9の下流ベース18に潤滑剤25を同軸に供給す
る管21を含むケージ8の内部を潤滑する装置22、並
びに、排出または循環使用されるべき潤滑剤25Rの回
収を可能にするケーシング27である。
【0018】回転部材とは、前端で回転ケージ8を支持
するシャフト20、及び支持部材11に軸方向に取り付
けられた止め金具12を備えた前記の回転ケージ8であ
る。止め金具12は所々に孔が開けられて、遠心力でケ
ージ8内を循環する潤滑剤25を放射状に排出するよう
になっている。
するシャフト20、及び支持部材11に軸方向に取り付
けられた止め金具12を備えた前記の回転ケージ8であ
る。止め金具12は所々に孔が開けられて、遠心力でケ
ージ8内を循環する潤滑剤25を放射状に排出するよう
になっている。
【0019】図4aから図4cまでは、支持部材11の
内部輪郭26の本発明による3つの実施例を軸方向の半
分断面で示す。図4aでは、「高い」点15hで直線セ
グメント14hに接線状に連結された円弧13から成
る。この場合、角αは90°であり、角β(角αの二等
分線と配向された軸3との成す角)は135°である。
内部輪郭26の本発明による3つの実施例を軸方向の半
分断面で示す。図4aでは、「高い」点15hで直線セ
グメント14hに接線状に連結された円弧13から成
る。この場合、角αは90°であり、角β(角αの二等
分線と配向された軸3との成す角)は135°である。
【0020】図4bでは、輪郭26は、「高い」点15
hで直線セグメント14hに接線状に連結され、「低
い」点15bで直線セグメント14bに接線状に連結さ
れた円弧13から成る。この場合、角αは70°であ
り、角βは125°である。角γ(前記円弧の一端の角
座標)は160°であり、角γ′(前記円弧の他端の角
座標)は90°である。
hで直線セグメント14hに接線状に連結され、「低
い」点15bで直線セグメント14bに接線状に連結さ
れた円弧13から成る。この場合、角αは70°であ
り、角βは125°である。角γ(前記円弧の一端の角
座標)は160°であり、角γ′(前記円弧の他端の角
座標)は90°である。
【0021】図4cでは、輪郭26は、90°の角αを
有する円弧13のみから成る。この場合、支持部材11
は、止め金具12を逆に固定することのできるボルトを
備えている。
有する円弧13のみから成る。この場合、支持部材11
は、止め金具12を逆に固定することのできるボルトを
備えている。
【0022】図5は、ボールが6個の場合における溝切
りケージの内部を、軸3に垂直な断面で示す(ボールは
作図上の便宜のために互いに接して示されている)。
りケージの内部を、軸3に垂直な断面で示す(ボールは
作図上の便宜のために互いに接して示されている)。
【0023】従来の技術のように点においてではなく、
円弧に対して圧力を加えることによって回転運動と圧縮
応力を前記のボール9に伝えるために、前記の円弧13
と前記のボール9は接近した曲率半径を有す。「接近し
た」という語は、ボールの曲率半径が円弧の曲率半径よ
り最大でも5%だけ小さいことを意味する。
円弧に対して圧力を加えることによって回転運動と圧縮
応力を前記のボール9に伝えるために、前記の円弧13
と前記のボール9は接近した曲率半径を有す。「接近し
た」という語は、ボールの曲率半径が円弧の曲率半径よ
り最大でも5%だけ小さいことを意味する。
【0024】図4cに示すように、本発明によって直線
セグメントのない内部輪郭26を持つことは可能である
が、前記円弧13の一端と1つの直線セグメント(14
hまたは14bもしくはその両方)の間に少なくとも1
つの接線連結部を含むことが、前記の内部輪郭26にと
っては好ましい。
セグメントのない内部輪郭26を持つことは可能である
が、前記円弧13の一端と1つの直線セグメント(14
hまたは14bもしくはその両方)の間に少なくとも1
つの接線連結部を含むことが、前記の内部輪郭26にと
っては好ましい。
【0025】前記の内部輪郭26は、図4aと図4bに
示すように、前記の円弧13と前記の軸3に平行な直線
セグメント14hとの間にいわゆる「高い」接線連結部
15hを含むことが好ましく、これによって前記のボー
ル9に所定の軸方向空間を設け、またケージの取付けと
取外しに便利ないわゆる円筒状壁付きのケージを形成
し、非常に早い回転速度においても支持部材の安定性を
保証し、安定した幾何学的特性を有する溝切りされた管
の製造に貢献することになる。
示すように、前記の円弧13と前記の軸3に平行な直線
セグメント14hとの間にいわゆる「高い」接線連結部
15hを含むことが好ましく、これによって前記のボー
ル9に所定の軸方向空間を設け、またケージの取付けと
取外しに便利ないわゆる円筒状壁付きのケージを形成
し、非常に早い回転速度においても支持部材の安定性を
保証し、安定した幾何学的特性を有する溝切りされた管
の製造に貢献することになる。
【0026】前記の内部輪郭26は、前記の円弧13
と、前記の軸3と45°〜90°の角、好ましくは70
°〜90°の角を形成する直線セグメント14bとの間
にいわゆる「低い」接線連結部15bを含むことができ
る。この種類の連結部は、ボールの下流ベースにくさび
形空間を作り、これはボール9と前記支持部材11の内
面との間で管21によってボールの下流ベース18に送
られる潤滑剤25の流れを容易にすることができる。
と、前記の軸3と45°〜90°の角、好ましくは70
°〜90°の角を形成する直線セグメント14bとの間
にいわゆる「低い」接線連結部15bを含むことができ
る。この種類の連結部は、ボールの下流ベースにくさび
形空間を作り、これはボール9と前記支持部材11の内
面との間で管21によってボールの下流ベース18に送
られる潤滑剤25の流れを容易にすることができる。
【0027】本発明では、前記の円弧13は40°〜9
0°のスパン(角α)を有し、その二等分線と前記の軸
との成す角(角β)は、前記の管2の所定速度と前記の
回転ケージ8の所定回転速度のための前記支持部材11
に対する前記ボールの応力の合力に実質的に対応するよ
うに、選択される。実際に、実質的にもボールと前記支
持部材11の内面との間の接触曲線である円弧13にと
っては、小さすぎないことが重要であり、小さすぎる
と、従来の技術における問題(ケージのマーキング、急
速な摩耗など)が生じ、また大きすぎないことも重要で
あり、大きすぎると、ボールの過度の誘導を引き起こす
(180°以上の角γでは、放射方向の自由度がなくな
り、90°以下の角γでは、軸方向の自由度がなくな
る)。
0°のスパン(角α)を有し、その二等分線と前記の軸
との成す角(角β)は、前記の管2の所定速度と前記の
回転ケージ8の所定回転速度のための前記支持部材11
に対する前記ボールの応力の合力に実質的に対応するよ
うに、選択される。実際に、実質的にもボールと前記支
持部材11の内面との間の接触曲線である円弧13にと
っては、小さすぎないことが重要であり、小さすぎる
と、従来の技術における問題(ケージのマーキング、急
速な摩耗など)が生じ、また大きすぎないことも重要で
あり、大きすぎると、ボールの過度の誘導を引き起こす
(180°以上の角γでは、放射方向の自由度がなくな
り、90°以下の角γでは、軸方向の自由度がなくな
る)。
【0028】ボールにとって軸方向の自由度を得るため
には本発明によるのが実際に望ましく、これによって、
前記支持部材11に連結された前記の止め金具12がボ
ール9に軸方向に一般的には数mmの遊びを持たせること
ができる。
には本発明によるのが実際に望ましく、これによって、
前記支持部材11に連結された前記の止め金具12がボ
ール9に軸方向に一般的には数mmの遊びを持たせること
ができる。
【0029】同様に、前記のボールについて、放射方向
の機械的連結がないという点で全自由度を有することが
好ましいことがわかった。しかし、角γ>180°では
この場合ではない(角γとγ′=前記円弧の角座標−図
4bを参照)。実際には、ボールベアリング・ケージの
場合のように、ケージ内部の輪郭がボールの自由度を機
械的に制限する場合には、結果は良くない(摩耗が速く
なる)。
の機械的連結がないという点で全自由度を有することが
好ましいことがわかった。しかし、角γ>180°では
この場合ではない(角γとγ′=前記円弧の角座標−図
4bを参照)。実際には、ボールベアリング・ケージの
場合のように、ケージ内部の輪郭がボールの自由度を機
械的に制限する場合には、結果は良くない(摩耗が速く
なる)。
【0030】本発明の第2の本質的な特徴は、ボールと
前記支持部材11内部の潤滑に関するものである。特
に、本発明においては、接触表面を潤滑するための前記
の手段はボールの下流ベース18を連続的に潤滑するこ
とができ、これによって潤滑剤がボールと前記支持部材
11内面との間、ボールと溝切りされる管との間、及び
ボール自体の間に一様に介在すること、が重要である。
前記支持部材11内部の潤滑に関するものである。特
に、本発明においては、接触表面を潤滑するための前記
の手段はボールの下流ベース18を連続的に潤滑するこ
とができ、これによって潤滑剤がボールと前記支持部材
11内面との間、ボールと溝切りされる管との間、及び
ボール自体の間に一様に介在すること、が重要である。
【0031】前記の溝切りユニットは、シャフト20を
回転させる電磁式または機械式の固定スピンドル19を
含み、シャフト20はその上流の端に(前記の管の移動
方向に見て)位置する前記ケージ8に連結されている。
前記ボールの下流ベースへの潤滑剤供給は前記ケージ8
を潤滑するための装置22によって行われ、この装置2
2は、溝切り後の前記の管2Rの外径と前記シャフト2
0の内径との間の直径を有する同軸固定管21を含み、
この管にはその下流端で潤滑剤が供給され、その上流端
は前記ボール9の下流ベース18からわずかな距離(一
般的に数mm)に位置する。図3を参照のこと。
回転させる電磁式または機械式の固定スピンドル19を
含み、シャフト20はその上流の端に(前記の管の移動
方向に見て)位置する前記ケージ8に連結されている。
前記ボールの下流ベースへの潤滑剤供給は前記ケージ8
を潤滑するための装置22によって行われ、この装置2
2は、溝切り後の前記の管2Rの外径と前記シャフト2
0の内径との間の直径を有する同軸固定管21を含み、
この管にはその下流端で潤滑剤が供給され、その上流端
は前記ボール9の下流ベース18からわずかな距離(一
般的に数mm)に位置する。図3を参照のこと。
【0032】管には、周囲温度(しかし冷却することを
選択することもできる)で溝切り条件(ケージの回転速
度とチューブの移動速度)に応じて変化できる流量で、
しかし潤滑剤がボールとケージのための冷却剤として作
用するような流量で、潤滑剤が供給されることが好まし
い。
選択することもできる)で溝切り条件(ケージの回転速
度とチューブの移動速度)に応じて変化できる流量で、
しかし潤滑剤がボールとケージのための冷却剤として作
用するような流量で、潤滑剤が供給されることが好まし
い。
【0033】前記の潤滑手段については、前記ボール9
の上流ベース17への潤滑剤供給を含むこともまた好ま
しい。
の上流ベース17への潤滑剤供給を含むこともまた好ま
しい。
【0034】この目的のために、管2が潤滑された外表
面によって溝切りユニットを貫通するように、前記ボー
ルの上流ベース17への潤滑剤供給が上流と下流で前記
保持ダイ4を潤滑するための装置23によってなされる
ことが好ましい。
面によって溝切りユニットを貫通するように、前記ボー
ルの上流ベース17への潤滑剤供給が上流と下流で前記
保持ダイ4を潤滑するための装置23によってなされる
ことが好ましい。
【0035】本発明によれば、溝切りされた管2Rの所
定の外径De、前記ケージ8内部の円筒状部分の内径D
i(前記支持部材の活動部分、図4aを参照のこと)に
ついて、ボールの数n及び直径Dbを、ボールの数はわ
ずか(従来の管では5〜8個程度)であり、ボールは互
いにわずかな隙間(1mmを超えない程度)をもって転
がり、(前記の止め金具12を除去した後に)前記のケ
ージを放射方向ではなく軸方向にのみ残しておくことが
できるようにすることが望ましい。ボール間の隙間がゼ
ロという限界的な場合には、Db、De、Di、nの間
では、式 arc sine Db/Di=180/n ただし、Di=De+2Dbが成り立つ。図5を参照の
こと。
定の外径De、前記ケージ8内部の円筒状部分の内径D
i(前記支持部材の活動部分、図4aを参照のこと)に
ついて、ボールの数n及び直径Dbを、ボールの数はわ
ずか(従来の管では5〜8個程度)であり、ボールは互
いにわずかな隙間(1mmを超えない程度)をもって転
がり、(前記の止め金具12を除去した後に)前記のケ
ージを放射方向ではなく軸方向にのみ残しておくことが
できるようにすることが望ましい。ボール間の隙間がゼ
ロという限界的な場合には、Db、De、Di、nの間
では、式 arc sine Db/Di=180/n ただし、Di=De+2Dbが成り立つ。図5を参照の
こと。
【0036】本発明によれば、前記のケージ8の止め金
具12は、前記のボールが前記の支持部材11を軸方向
上流に離れず、これによって前記の止め金具12を前記
の支持部材に連結したり、またはそこから分離すること
が容易になり、前記ケージ内の潤滑剤の循環を容易にす
るように、選択される。このため図3で解るように、前
記の止め金具には孔が開けられた部分または溝切りされ
た部分がある。
具12は、前記のボールが前記の支持部材11を軸方向
上流に離れず、これによって前記の止め金具12を前記
の支持部材に連結したり、またはそこから分離すること
が容易になり、前記ケージ内の潤滑剤の循環を容易にす
るように、選択される。このため図3で解るように、前
記の止め金具には孔が開けられた部分または溝切りされ
た部分がある。
【0037】前述のように、止め金具12はボールにい
くらかの軸方向の遊びを与えている。しかし、前記の幾
何学的条件(適切な直径の少数のボールを選択するこ
と)によって、ボールは管がなくても、止め金具がなく
ても前記のケージ8の中に残留する。このことは、ボー
ルの検査または変更や前記の回転ケージの変更が非常に
簡単で数分間しか要しないので、実際的には非常に便利
である。
くらかの軸方向の遊びを与えている。しかし、前記の幾
何学的条件(適切な直径の少数のボールを選択するこ
と)によって、ボールは管がなくても、止め金具がなく
ても前記のケージ8の中に残留する。このことは、ボー
ルの検査または変更や前記の回転ケージの変更が非常に
簡単で数分間しか要しないので、実際的には非常に便利
である。
【0038】ボールとケージの材料、特に支持部材11
の材料は本発明では特定されない。これらの材料は一般
に鋼ベースの硬質材料であるが、応力の下で変形が少
く、鋼合金以外の合金またはセラミック材で作られた材
料でも使用できる。
の材料は本発明では特定されない。これらの材料は一般
に鋼ベースの硬質材料であるが、応力の下で変形が少
く、鋼合金以外の合金またはセラミック材で作られた材
料でも使用できる。
【0039】本発明による装置の寸法は、図5の一考察
による説明で示すように、一般的に溝切りされる管の直
径に関連する。図5では、ボール6個のケージの場合で
あり、溝切りされた管の外径Deは実質的にボールの直
径Dbと同じであり、したがって前記のケージの円筒状
部分の内径Diは3De=3Dbに等しい。
による説明で示すように、一般的に溝切りされる管の直
径に関連する。図5では、ボール6個のケージの場合で
あり、溝切りされた管の外径Deは実質的にボールの直
径Dbと同じであり、したがって前記のケージの円筒状
部分の内径Diは3De=3Dbに等しい。
【0040】本発明による装置は、一般的に3mmから3
0mmまでの範囲またはそれ以上の直径Deを有する管の
溝切りに適用される。
0mmまでの範囲またはそれ以上の直径Deを有する管の
溝切りに適用される。
【0041】装置の実施例 図2から図5までは、本発明による装置の実施例を説明
する。出願人は調査中に、多くの溝切りの比較テストを
実施したが、他のすべてを等しくした(銅管(Cub1
級)の最終外径9.52mm、溝切りされた管の管厚とm
当たり重量に応じて直径9.50mmから9.60mmまで
の鋼製ボール6個を有するケージ、回転速度=30,0
00rpm、管の移動速度=30m/分)。一般的に、
管の外径は溝切りユニットのすぐ上流の箇所で10.6
0mm、溝切りユニットのすぐ下流の箇所で9.60mmで
あった。
する。出願人は調査中に、多くの溝切りの比較テストを
実施したが、他のすべてを等しくした(銅管(Cub1
級)の最終外径9.52mm、溝切りされた管の管厚とm
当たり重量に応じて直径9.50mmから9.60mmまで
の鋼製ボール6個を有するケージ、回転速度=30,0
00rpm、管の移動速度=30m/分)。一般的に、
管の外径は溝切りユニットのすぐ上流の箇所で10.6
0mm、溝切りユニットのすぐ下流の箇所で9.60mmで
あった。
【0042】これらのテストは特に下記の2点に関して
行われた。
行われた。
【0043】ファクターA=2つの実施例によるケージ
の形状: A1=本発明によるもの(図2aと図2b) A2=変更された従来技術によるもの(図1によるケー
ジ、ただしボール導入の便宜上、及びボール6個で働く
ようにするため、止め金具を付けた) ファクターB=3つの実施例によるボールとケージ内部
の潤滑: B1=本発明による上流と下流の潤滑 B2=ボールの上流潤滑 B3=無潤滑 下記のテストを実施した(ファクターAとファクターB
の組合せ):
の形状: A1=本発明によるもの(図2aと図2b) A2=変更された従来技術によるもの(図1によるケー
ジ、ただしボール導入の便宜上、及びボール6個で働く
ようにするため、止め金具を付けた) ファクターB=3つの実施例によるボールとケージ内部
の潤滑: B1=本発明による上流と下流の潤滑 B2=ボールの上流潤滑 B3=無潤滑 下記のテストを実施した(ファクターAとファクターB
の組合せ):
【0044】
【表1】
【0045】各テストについて装置のなりゆき(ボール
とケージの摩耗)を検査し、装置の有効寿命を評価する
一方、テスト中に得られた成果とその特性の進展を考察
した。結果を質的に評価した。
とケージの摩耗)を検査し、装置の有効寿命を評価する
一方、テスト中に得られた成果とその特性の進展を考察
した。結果を質的に評価した。
【0046】得られた結果:
【0047】
【表2】
【0048】補足テストと補足調査によって、「ボール
とケージ」の組立品が寸法を規格寸法許容量以内に保ち
ながら製造できる管の品質を,下記のように評価するこ
とができた。
とケージ」の組立品が寸法を規格寸法許容量以内に保ち
ながら製造できる管の品質を,下記のように評価するこ
とができた。
【0049】 テスト11:約10t、すなわち長さ約100kmの管 テスト21:約1t テスト23:約200kg 追加テスト:色々な装置による移動速度も比較した結
果、テスト11の場合には非常に高い移動速度が達成さ
れ、一般的に70m/分以上で、テスト22やテスト2
1の装置で可能な速度より少なくとも30%高いことが
わかった。
果、テスト11の場合には非常に高い移動速度が達成さ
れ、一般的に70m/分以上で、テスト22やテスト2
1の装置で可能な速度より少なくとも30%高いことが
わかった。
【0050】したがって、本発明の重要な特徴の組合せ
は従来技術の装置で得られる結果よりはるかに優れた結
果をもたらすことは明らかである。
は従来技術の装置で得られる結果よりはるかに優れた結
果をもたらすことは明らかである。
【0051】
【発明の効果】本発明は、従来技術を凌駕する多くの利
点を有し、その多くはすでに述べられたが、次に列挙す
る。
点を有し、その多くはすでに述べられたが、次に列挙す
る。
【0052】* 本発明による装置、特に回転ケージの
簡略性により投資額と維持費は妥当なものとなる。(ケ
ージの調整が要らない) * ケージとボールの取付け、取外しの容易性:取付け
作業(ボール/ケージ/シャフトの組立て)または取外
し作業は約5分でよい(ケージの検査が容易)。図1
(従来の技術)による装置の取付けの困難性と比較する
こと。
簡略性により投資額と維持費は妥当なものとなる。(ケ
ージの調整が要らない) * ケージとボールの取付け、取外しの容易性:取付け
作業(ボール/ケージ/シャフトの組立て)または取外
し作業は約5分でよい(ケージの検査が容易)。図1
(従来の技術)による装置の取付けの困難性と比較する
こと。
【0053】* ケージとボールの長い有効寿命:支持
部材11とボールの交換時期は、従来技術の装置では1
tを製造した後であるのに比べ、本発明による装置では
10tを製造した後である。
部材11とボールの交換時期は、従来技術の装置では1
tを製造した後であるのに比べ、本発明による装置では
10tを製造した後である。
【0054】* 溝切りされた管の特性(m当たり重
量、壁厚)を異なった管を使用して維持しなければなら
ないときも、逆に溝切りされた管の特性(m当たり重
量、壁厚)を同じ管を使用して変更しなければならない
ときも、ボールの迅速な変更(直径の変更)を可能にす
る、取付け・取外しの容易性。
量、壁厚)を異なった管を使用して維持しなければなら
ないときも、逆に溝切りされた管の特性(m当たり重
量、壁厚)を同じ管を使用して変更しなければならない
ときも、ボールの迅速な変更(直径の変更)を可能にす
る、取付け・取外しの容易性。
【0055】* 製造10tにわたって一定の品質が得
られる(幾何学的特性の安定性)。従来技術の装置では
非常に速く品質の変化が現れる。
られる(幾何学的特性の安定性)。従来技術の装置では
非常に速く品質の変化が現れる。
【0056】* 本発明による装置では、ケージの寸法
が小さいので慣性が低く、現在の技術と外径9.52mm
の管によって、回転速度は45、000rpmに達する
ことが可能であり(管径が小さいほど回転速度は高い)
高い生産性に好ましい。
が小さいので慣性が低く、現在の技術と外径9.52mm
の管によって、回転速度は45、000rpmに達する
ことが可能であり(管径が小さいほど回転速度は高い)
高い生産性に好ましい。
【0057】* 生産性:従来技術の装置による生産性
より少なくとも30%高い。
より少なくとも30%高い。
【0058】結局、本発明による装置は、従来技術の装
置を使用して管の溝切りを行っている熟練者が遭遇する
あらゆる問題に対して、理想的な解決法を提供する。
置を使用して管の溝切りを行っている熟練者が遭遇する
あらゆる問題に対して、理想的な解決法を提供する。
【図1】従来の技術による管の溝切り装置を示す図であ
る。
る。
【図2a】本発明による回転ケージ8を保持ダイ4及び
溝切りチャック6と共に示す軸方向断面図である。
溝切りチャック6と共に示す軸方向断面図である。
【図2b】図2aのケージとボールの拡大図である。
【図3】本発明による管の溝切り装置の全体図である。
【図4a】本発明による支持部材11の内部輪郭26の
実施例の軸方向の半分断面図である。
実施例の軸方向の半分断面図である。
【図4b】本発明による支持部材11の内部輪郭26の
他の実施例の軸方向の半分断面図である。
他の実施例の軸方向の半分断面図である。
【図4c】本発明による支持部材11の内部輪郭26の
さらに別の実施例の軸方向の半分断面図である。
さらに別の実施例の軸方向の半分断面図である。
【図5】ボールが6個の場合の回転ケージ8の内部の軸
3に垂直な断面図である。
3に垂直な断面図である。
1 管の溝切り装置 2 管 2R 内部溝切りされた管 3 管の軸 4 保持ダイ 5 遊動チャック 6 溝切りチャック 7 溝切りユニット 8 回転ケージ 9 ボール 10 仕上げダイ 11 支持部材 12 止め金具 13 円弧 14h 直線セグメント 15b 「低い」接線連結部 15h 「高い」接線連結部 17 上流ベース 18 下流ベース 19 電磁スピンドル 20 シャフト 21 同軸固定管 22 ケージ内部を潤滑する装置 23 保持ダイの前後に潤滑剤を導く手段 24 ロッド 25 潤滑剤 26 内部輪郭 27 ケーシング
Claims (13)
- 【請求項1】 溝切りされる管(2)の軸(3)に沿っ
て整列された次の3つのエレメント、すなわち、溝切り
されたチャック(6)を支持する自由端を有するロッド
(24)を備えた遊動チャック(5)を、溝切りされる
管(2)の内部の正しい位置にに保持するための保持ダ
イ(4)と、(溝切りされる管の移動方向に関して)前
記保持ダイ(4)の下流にある、内部溝切りされた管
(2R)を形成するように前記の溝切りされたチャック
(6)に対して前記管(2)の壁を圧し付けるためのボ
ール(9)を囲む回転ケージ(8)を含む溝切りユニッ
ト(7)と、前記溝切りユニットの下流にある仕上げダ
イ(10)を含む、管(2)を溝切りする装置(1)に
おいて、(a)前記ケージ(8)は支持部材(11)か
ら成り、この支持部材の軸方向断面の内部輪郭(26)
は前記ボールを転がすためのトラックを形成する円弧
(13)を含み、この支持部材の曲率半径は少なくとも
前記ボールの曲率半径及び前記ケージの止め金具(1
2)の曲率半径と同じであること、及び(b)前記ボー
ル(9)と前記支持部材(11)との間、前記ボール
(9)と溝切りされる管(2)の外表面との間、及び前
記ボール自体の間の接触面を潤滑する手段があることを
特徴とする管の溝切り装置(1)。 - 【請求項2】 円弧全体に前記ボール(9)を当てて回
転運動と圧縮応力を前記ボール(9)に伝えるために、
前記円弧(13)と前記ボールは接近した曲率半径を有
する(ボールの曲率半径が円弧の曲率半径より多くても
5%だけ小さい)ことを特徴とする、請求項1に記載の
管の溝切り装置。 - 【請求項3】 前記内部輪郭(26)が、前記円弧(1
3)の一端と直線セグメントとの間に少なくとも1つの
接線連結部を含むことを特徴とする、請求項2に記載の
管の溝切り装置。 - 【請求項4】 前記内部輪郭(26)が、前記ボール
(9)の上に所定の軸方向間隔を設けるように、前記円
弧(13)と前記軸(3)の平行な直線セグメント(1
4h)との間にいわゆる「高い」接線連結部(15h)
を含むことを特徴とする、請求項3に記載の管の溝切り
装置。 - 【請求項5】 前記内部輪郭(26)が、前記円弧(1
3)と前記軸(3)によって45°〜90°の角、好ま
しくは70°〜90°の角を形成する直線セグメント
(14b)との間にいわゆる「低い」接線連結部(15
b)を含むことを特徴とする、請求項3と4のいずれか
一項に記載の管の溝切り装置。 - 【請求項6】 前記円弧(13)が40°〜90°のス
パン(角α)を有し、その二等分線と前記の軸との成す
角(角β)は、前記管(2)の所定移動速度と前記回転
ケージ(8)の所定回転速度のための前記支持部材(1
1)に対する前記ボールの応力の合力に実質的に対応す
るように選択されることを特徴とする、請求項1から5
のいずれか一項に記載の管の溝切り装置。 - 【請求項7】 前記潤滑手段が前記ボール(9)の下流
ベース(18)への潤滑剤供給部を含むことを特徴とす
る、請求項1から6のいずれか一項に記載の管の溝切り
装置。 - 【請求項8】 前記潤滑手段が前記ボール(9)の上流
ベース(17)への潤滑剤供給部を含むことを特徴とす
る、請求項7に記載の管の溝切り装置。 - 【請求項9】 前記溝切りユニットが、シャフト(2
0)を回転させる電磁式または機械式の固定スピンドル
(19)を含み、シャフト(20)はその両端の1つに
おいて前記ケージ(8)に連結されていることを特徴と
する、請求項1から8のいずれか一項に記載の管の溝切
り装置。 - 【請求項10】 前記ケージ(8)は(前記の管の移動
方向に見て)前記シャフト(20)の上流端に位置し、
前記ボールの下流ベースへの潤滑剤供給は前記ケージ
(8)を潤滑するための装置(22)によって行われ、
この装置(22)は、溝切り後の前記管の外径と前記シ
ャフトの内径との間の直径を有する同軸固定管(21)
を含み、この管にはその下流端で潤滑剤が供給され、そ
の上流端は前記ボール(9)の下流ベース(18)から
わずかな距離(一般的に数mm)に位置することを特徴と
する、請求項9に記載の管の溝切り装置。 - 【請求項11】 前記ボールの上流ベース(17)への
潤滑剤供給が、保持ダイ(4)をその上流と下流で潤滑
するための装置(23)によって得られることを特徴と
する、請求項8から10のいずれか一項に記載の管の溝
切り装置。 - 【請求項12】 直径Dbの前記ボール(9)が、前記
ケージ(8)内部で互いにわずかな隙間(せいぜい1m
m)をもって転がり、前記支持部材(11)の活動部分
の内径Di、溝切りされた管(2R)の外径De、及び
ボールの数nに関して、式 arc sine Db/Di=180/n (ただし、ボール間の隙間がゼロの場合にはDi=De
+2Db)を満足することを特徴とする、請求項1から
11のいずれか一項に記載の管の溝切り装置。 - 【請求項13】 前記ケージ(8)の止め金具(12)
が、前記ボールが上流軸方向に前記支持部材(11)か
ら離れないように選択され、これによって前記止め金具
(12)の前記ベアリング部材への連結またはそこから
の分離が容易になり、前記ケージ内の潤滑剤の循環を容
易にすることを特徴とする、請求項1から12のいずれ
か一項に記載の管の溝切り装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9308985A FR2707534B1 (fr) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | Dispositifs de rainurage de tubes. |
FR9308985 | 1993-07-16 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0751753A true JPH0751753A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=9449479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6163956A Pending JPH0751753A (ja) | 1993-07-16 | 1994-07-15 | 管の溝切り装置 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5526663A (ja) |
EP (1) | EP0634234B1 (ja) |
JP (1) | JPH0751753A (ja) |
KR (1) | KR100290054B1 (ja) |
CN (1) | CN1053401C (ja) |
DE (1) | DE69402260T2 (ja) |
ES (1) | ES2098889T3 (ja) |
FI (1) | FI113751B (ja) |
FR (1) | FR2707534B1 (ja) |
MY (1) | MY110648A (ja) |
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JP3302244B2 (ja) * | 1996-01-19 | 2002-07-15 | 株式会社神戸製鋼所 | 内面溝付管の加工装置 |
FI101458B1 (fi) * | 1996-03-15 | 1998-06-30 | Outokumpu Copper Products Oy | Putken seinämän muokkaustyökalu |
US5881592A (en) * | 1998-04-22 | 1999-03-16 | Cerro Copper Products Co. | Floating plug for drawing of tubes |
JP4550226B2 (ja) * | 2000-06-06 | 2010-09-22 | 古河電気工業株式会社 | 内面溝付管の製造装置 |
US6883597B2 (en) | 2001-04-17 | 2005-04-26 | Wolverine Tube, Inc. | Heat transfer tube with grooved inner surface |
US7861571B1 (en) | 2008-11-10 | 2011-01-04 | Vincent Giaimo | Trapped ball draw process for reducing the diameter of tubing |
CN102172724A (zh) * | 2011-01-30 | 2011-09-07 | 赵英培 | 夹套筒体缩口机 |
CN104107840A (zh) * | 2014-07-10 | 2014-10-22 | 苏州鸿大金属制品有限公司 | 带有导槽的伞柄铜管拉模 |
JP6169538B2 (ja) | 2014-07-18 | 2017-07-26 | 三菱アルミニウム株式会社 | 内面螺旋溝付管の製造方法および製造装置 |
CN108515096B (zh) * | 2018-03-25 | 2019-06-07 | 海安县盛泰冷拉型钢有限公司 | 一种圆钢管冷拔工装 |
RU2759144C1 (ru) * | 2020-12-10 | 2021-11-09 | Акционерное общество "Научно-производственное объединение "СПЛАВ" им. А.Н. Ганичева | Способ изготовления осесимметричных оболочек с внутренними рифлями |
CN113245097B (zh) * | 2021-05-07 | 2024-05-10 | 广东旭业光电科技股份有限公司 | 一种光学镜头生产用高效镀膜装置及其方法 |
CN114130845A (zh) * | 2021-11-11 | 2022-03-04 | 江苏萃隆精密铜管股份有限公司 | 一种翅片管连续加工装置 |
CN115318857A (zh) * | 2022-10-12 | 2022-11-11 | 南通炜冠机械模具有限公司 | 一种异形金属高精度冷拔设备 |
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