JPH0751700Y2 - スイッチ構造 - Google Patents

スイッチ構造

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JPH0751700Y2
JPH0751700Y2 JP1989138012U JP13801289U JPH0751700Y2 JP H0751700 Y2 JPH0751700 Y2 JP H0751700Y2 JP 1989138012 U JP1989138012 U JP 1989138012U JP 13801289 U JP13801289 U JP 13801289U JP H0751700 Y2 JPH0751700 Y2 JP H0751700Y2
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JP
Japan
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switch
holder
push button
spring
button
Prior art date
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JP1989138012U
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JPH0377336U (ja
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裕幸 森山
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Omron Corp
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【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、例えばVTR用カセット・フロッピーデイスク
等の検出用スイッチとして使用されるような小型のスイ
ッチ構造に関し、さらに詳しくは小型でありながら十分
な押し下げストロークを得ることができるスイッチ構造
に関するものである。
《従来の技術》 通常、この種のスイッチ構造は、第7図に示すように、
押しボタン71と、この押しボタン71の押し下げ操作に連
動してスイッチング操作されるメカニカルキースイッチ
であるスイッチ本体72と、これらを一体に保持するスイ
ッチベース73とから構成されている。
押しボタン71は、下面を開口した箱形状であって、その
両側面には係合孔74が設けてある。また、スイッチベー
ス73は、その両側面に形成した段付きの係合爪75と、四
隅の切欠部76とを備えている。
そして、スイッチベース73内に、これの切欠部76より四
本の端子77を垂設した状態でスイッチ本体72を嵌合固定
し、押しボタン71を被せて、スイッチベース73の係合爪
75を係合孔74に内側より係合してスイッチ構造が構成さ
れている。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、従来例においては、スイッチ構造の小型
化に伴い押しボタンの押し下げストロークが制限され、
特に、押し下げ操作時の操作感触に必要な動作後の動き
が十分に得られないため、このスイッチング操作時の判
別が明確に取れず、スイッチの操作性能が低くなるとい
う問題点があった。
本考案は上記の問題点に着目して成されたものであっ
て、その目的とするところは、スイッチを小形化して
も、十分に長い押し下げストロークによる明確なスイッ
チング操作が得られるし、しかも、可動ばねが押しボタ
ンの全面を支えて、均等に力を分散させて、押しボタン
の端押し操作を行った場合に生じ易い動作不良を防止す
ることができるスイッチ構造を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本考案は、押しボタン
(1)と、この押しボタン(1)の押し下げ操作に連動
してスイッチング操作されるスイッチ本体(3)と、こ
れらを一体に保持するホルダー(4)とを備え、該ホル
ダー(4)は、上面が開口した箱形状のホルダー本体
(10)を備えて、該ホルダー本体(10)の側面部(11)
に係止孔(12)を形成すると共に、ホルダー本体(10)
の底面部(13)に端子孔(14)が形成され、且つ前記側
面部(11)の内側にはそれぞれ一対のスイッチ本体固定
部材(15)が設けられており、又、前記スイッチ本体
(3)は、前記ホルダー本体(10)の上面開口より挿入
して前記スイッチ本体固定部材(15)を介して前記ホル
ダー本体(4)内に挿入固定され、且つスイッチ本体
(3)の上面に、プランジャ8を押下可能に付勢突出さ
せると共に、スイッチ本体(3)の下部に、前記端子孔
(14)に挿入して前記ホルダー本体(10)の外方に垂下
する端子(9)を垂設してあり、又、前記押しボタン
(1)は、下面が開口した箱形状のボタン本体(5)を
備えており、該ボタン本体(5)の下面開口より前記ホ
ルダー本体内に挿入して、前記ボタン本体(5)の辺面
に係止脚(6)を前記係止孔(12)に挿入して前記ホル
ダー本体(10)に被せ、更に、前記スイッチ本体(3)
の上面と前記ボタン本体(5)の下面との間に板ばねよ
りなるばね本体(20)の周部に複数のばね片部(21)を
押しボタン(1)側に立ち上げて形成し、これらばね片
部(21)で押しボタン本体(5)の全面を保持すると共
に、ばね本体(2)を前記スイッチ本体(3)のプラン
ジャ(8)に当接させる可動ばね(2)を介在させ、且
つ、該可動ばね(2)およびプランジャー(8)のばね
力により前記押しボタン(1)を押し上げて、前記係止
脚(6)の係止突起(7)を係止孔(12)の上縁部に係
止して、前記押しボタン(1)を前記ホルダー(4)に
取付けて構成したものである。
《作用》 可動ばね(2)の弾性変位量だけ長く押し下げストロー
クが取れ、押しボタン(1)の押し下げ初期からオン動
作した押し下げ後まで可能ばね(2)の付勢力が働い
て、始終押しボタン(1)を介して良好な操作感触が得
られる。しかも、ばね片部(21)が押しボタン(1)の
全面を支えて、均等に力を分散させ、押しボタン(1)
の端押し操作を行った場合に生じ易い動作不良を防止す
る。
《実施例》 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。第1
図は本考案に係わるスイッチ装置の分解状態の斜視図、
第2図は同組立状態の斜視図である。本考案に係わるス
イッチ構造は、押しボタン1と可動ばね2とメカニカル
キースイッチであるスイッチ本体3とを、スイッチベー
スであるホルダー4に組み込んで構成されている。
押しボタン1は、下面が開口した箱形状のボタン本体5
を備えており、このボタン本体5の四つの辺面の中央部
には第1図において下方に延びる係止脚6が形成してあ
り、これらの係止脚6の先部には外側に向けて係止突起
7が設けてある。
前記可動ばね2は第3図および第4図に示すように四角
形状の板ばね材よりなるばね本体20を備えており、この
ばね本体20には、その四辺において、短冊状のばね片部
21が、例えば、卍のように形成してあり、これらばね片
部21は、その基部で第4図において上方に所定の角度屈
曲され、さらに、ばね片部21の先部はばね本体20と平行
に折り曲げられて当接部22に成されている。
また、前記スイッチ本体3は、上面にプランジャ8を押
下可能に付勢突出し、これと連動するスイッチ機構(図
示せず)を内蔵し、下部四隅に端子9をそれぞれ垂設し
ている。
さらに、前記ホルダー4は、上面が開口した箱形状のホ
ルダー本体10を備えており、このホルダー本体10の四っ
の側面部11には、その中央に位置させて中間部から下縁
部にかけて係止孔12が形成してあり、また、ホルダー本
体10の底面部13の四隅には端子孔14が形成してある。ホ
ルダー本体10の各側面部11の内側には、それぞれ一対の
スイッチ本体固定部材15が設けてある。これらスイッチ
本体固定部材15は、ホルダー本体10と一体にして、これ
の内方に向けて突出形成されたリブ状体16の上部に固定
用爪部17を形成してなり、この固定用爪部17は、ホルダ
ー本体10内方で下方に向かう爪体18を備え、固定用爪部
17の背面17aとホルダー本体10の側面部11の内面との間
に隙間19が形成してある。
そして、前記ホルダー4内にスイッチ本体3を挿入固定
し、スイッチ本体3の各端子9をホルダー4の各端子孔
14に挿入して外方に垂下する。このスイッチ本体3の挿
入固定は、このスイッチ本体3を前記リブ状体16間に嵌
合して成される。この場合、スイッチ本体3は各固定用
爪部17を外方に拡開してリブ状体16間に入り、嵌合後
は、固定用爪部17の爪体18がスイッチ本体3の上縁部3a
に係合して、スイッチ本体3を固定する。このように、
ホルダー4にスイッチ本体3を嵌合した状態で、ホルダ
ー4内に可動ばね2を挿入して、この可動ばね2のばね
本体20をスイッチ本体3のプランジャ8に当接し、ま
た、可動ばね2の各ばね片部21の当接部22を押しボタン
1のボタン本体5の下面に当接し、ホルダー4に押しボ
タン1を被せて、この押しボタン1の辺縁部を前記隙間
19に挿入し、押しボタン1に設けた係止脚6をホルダー
の4係止孔12に挿入し、可動ばね2およびプランジャ8
のばね力で押しボタン1を押し上げて係止脚6の係止突
起7を係止孔12の上縁部に係止して押しボタン1をホル
ダー4に取り付けてスイッチ構造が構成されている。
このように、スイッチ構造に可動ばね2を加えることに
より、ロングストローク化している。すなわち、スイッ
チ本体2のプランジャ8のストロークは0.3mmである
が、押し下げストロークを1.0mmにするために、0.7mmの
弾性変位量(ストローク)を有する可動ばね2を介在さ
せている。
このように構成されたスイッチ構造は、押しボタン1を
押し下げ操作すると、この押下力を受けて可動ばね2の
ばね片部21が圧縮変位し、この圧縮変位時にばね片部21
が押下力を吸収しつつスイッチ本体3のプランジャ8を
下方に付勢し、これに基づいて内方のスイッチ機構がオ
ン操作される。これにより、押しボタン1を介した押し
下げ操作力が可動ばね2により吸収されて、この弾性変
位量だけ長く押し下げストロークが取れる。
そして、押しボタン1の押し下げ力を解除すると、プラ
ンジャ8の復帰力に基づいて、押しボタン1および内部
のスイッチ機構は元の位置に復帰してオフ操作される。
上記のように、可動ばね2は、その四辺にばね片部21を
備えており、これらのばね片部21が押しボタン1の全面
を支えているために均等に力を分散させることができ
て、押しボタン1の端押し操作を行った場合に生じ易い
動作不良を防止することができる。
なお、可動ばね2に形成したばね片部21の数は四つに限
定されるものではなく、押しボタン1の全面を支えるよ
うにすれば、幾つでも良い。
《考案の効果》 以上説明したように、本考案は、前記押しボタンとスイ
ッチ本体との間に、板ばね材よりなるばね本体の周部に
複数のばね片部を押しボタン側に立ち上げて形成しこれ
らのばね片部で押しボタンの全面を保持すると共に、ば
ね本体をスイッチ本体のプランジャに当接させる可動ば
ねを介在させたから、可動ばねの弾性変位量だけ長く押
し下げストロークが取れ、押しボタンの押し下げ初期か
らオン動作した押し下げ後まで可動ばねの付勢力が働い
て、始終押しボタンを介して良好な操作感触が得られ
る。この結果、スイッチを小形化しても、十分に長く押
し下げストロークによる明確なスイッチング操作が得ら
れる。しかも、ばね片部が押しボタンの全面を支えて、
均等に力を分散させることができて、押しボタンの端押
し操作を行った場合に生じ易い動作不良を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わるスイッチ装置の分解状態の斜視
図、第2図は同組立状態の斜視図、第3図は可動ばねの
斜視図、第4図は同側面図、第5図はホルダーの斜視
図、第6図は同断面図、第7図は従来のスイッチ装置の
分解状態の斜視図、第8図は同組立状態の斜視図であ
る。 1……押しボタン、2……可動ばね、3……スイッチ本
体、4……ホルダー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】押しボタン(1)と、この押しボタン
    (1)の押し下げ操作に連動してスイッチング操作され
    るスイッチ本体(3)と、これらを一体に保持するホル
    ダー(4)とを備え、 該ホルダー(4)は、上面が開口した箱形状のホルダー
    本体(10)を備えて、該ホルダー本体(10)の側面部
    (11)に係止孔(12)を形成すると共に、ホルダー本体
    (10)の底面部(13)に端子孔(14)が形成され、且つ
    前記側面部(11)の内側にはそれぞれ一対のスイッチ本
    体固定部材(15)が設けられており、 又、前記スイッチ本体(3)は、前記ホルダー本体(1
    0)の上面開口より挿入して前記スイッチ本体固定部材
    (15)を介して前記ホルダー本体(4)内に挿入固定さ
    れ、且つスイッチ本体(3)の上面に、プランジャ8を
    押下可能に付勢突出させると共に、スイッチ本体(3)
    の下部に、前記端子孔(14)に挿入して前記ホルダー本
    体(10)の外方に垂下する端子(9)を垂設してあり、 又、前記押しボタン(1)は、下面が開口した箱形状の
    ボタン本体(5)を備えており、該ボタン本体(5)の
    下面開口より前記ホルダー本体内に挿入して、前記ボタ
    ン本体(5)の辺面に係止脚(6)を前記係止孔(12)
    に挿入して前記ホルダー本体(10)に被せ、 更に、前記スイッチ本体(3)の上面と前記ボタン本体
    (5)の下面との間に板ばねよりなるばね本体(20)の
    周部に複数のばね片部(21)を押しボタン(1)側に立
    ち上げて形成し、これらばね片部(21)で押しボタン本
    体(5)の全面を保持すると共に、ばね本体(2)を前
    記スイッチ本体(3)のプランジャ(8)に当接させる
    可動ばね(2)を介在させ、 且つ、該可動ばね(2)およびプランジャー(8)のば
    ね力により前記押しボタン(1)を押し上げて、前記係
    止脚(6)の係止突起(7)を係止孔(12)の上縁部に
    係止して、前記押しボタン(1)を前記ホルダー(4)
    に取付けて構成されたスイッチ構造。
JP1989138012U 1989-02-15 1989-11-30 スイッチ構造 Expired - Lifetime JPH0751700Y2 (ja)

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JP1989138012U JPH0751700Y2 (ja) 1989-11-30 1989-11-30 スイッチ構造
US07/479,430 US5059754A (en) 1989-02-15 1990-02-14 Compact switch device having a push button with long stroke

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989138012U JPH0751700Y2 (ja) 1989-11-30 1989-11-30 スイッチ構造

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JPH0377336U JPH0377336U (ja) 1991-08-02
JPH0751700Y2 true JPH0751700Y2 (ja) 1995-11-22

Family

ID=31685142

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JP1989138012U Expired - Lifetime JPH0751700Y2 (ja) 1989-02-15 1989-11-30 スイッチ構造

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JP (1) JPH0751700Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0722819Y2 (ja) * 1988-10-20 1995-05-24 富士電機株式会社 押しボタンスイッチ

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JPH0377336U (ja) 1991-08-02

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