JP2515844Y2 - プッシュスイッチ - Google Patents

プッシュスイッチ

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JP2515844Y2
JP2515844Y2 JP1992089634U JP8963492U JP2515844Y2 JP 2515844 Y2 JP2515844 Y2 JP 2515844Y2 JP 1992089634 U JP1992089634 U JP 1992089634U JP 8963492 U JP8963492 U JP 8963492U JP 2515844 Y2 JP2515844 Y2 JP 2515844Y2
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JP
Japan
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guide pin
switch
loop
shaped groove
operating body
Prior art date
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JP1992089634U
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English (en)
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JPH0643972U (ja
Inventor
幸裕 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Denso Co Ltd
Original Assignee
Asahi Denso Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用をはじめその他
各種の装置に用いることのできるプッシュスイッチに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に使用されているプッシュス
イッチは、図4、図5に示すように、スイッチケース
(50)内に平面略ハート形で途中に不可逆的な段差部
(51)を有する溝(52)を設けた作動子(53)を
設け、この作動子(5)と対向させて後方から前方に向
けバネ(54)にて付勢された操作体(55)を前後動
可能に設け、該操作体(55)に前記作動子の溝(5
2)の底面方向にバネ(56)にて付勢して設けた断面
円形のガイドピン(57)の先端部を摺動可能に嵌め込
み、該操作体の前方へのプッシュ操作の繰り返しにより
ガイドピン(57)を略ハート形の溝(52)に沿って
一定方向に循環させる構造のものが一般的であった。こ
の他、ループ状の溝の底面に段差を設けない形態のもの
として実開平2−61031号の第5図に開示されたも
のがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記した段差部(5
1)を有する溝(52)を備えた作動子(53)を利用
したプッッシュスイッチにおいては、段差部を有する溝
の形成は加工上面倒で、熟練を要する作業であり、他
方、スイッチ操作時には、段差部(51)へのガイドピ
ンの落ち込み感が感じられ、操作フィーリングの悪いも
のであった。
【0004】また、実開平2−61031号公報に開示
の形態のものにあっては、溝の斜面には段差が無くフラ
ットではあるが、ガイドピンが円柱状のものであるた
め、溝の内壁に当接した際左右に転がり易く、操作の際
に振動が加わりガイドピンが左右に振られると、正規の
順路通りに循環せず逆戻りすることがある等、確実な動
作が得られない場合がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、作動子の略ハ
ート形の溝の底面を同一平面とし、かつ、ガイドピンの
横断面形状を六角形とすることにより、従来の問題点を
解決したものである。すなわち、本考案は、スイッチケ
ース(1)の内面に、該スイッチケースの中心部に向け
て板バネ(2)にて付勢された横断面六角形のガイドピ
ン(3)を左右方向のみ摺動可能に設け、前記スイッチ
ケース(1)内に、後方から前方に向けてバネ(4)に
て付勢されたスイッチ操作体(5)を前後動可能に設け
ると共に、該スイッチ操作体の前記ガイドピン(3)と
対向する面に、前記ガイドピン(3)がそれ自体回転す
ることなく前後及び斜め方向に摺動する平面略ハート形
で底面が同一平面のループ状の溝(6)を設け、該ルー
プ状の溝(6)に前記ガイドピン(3)を嵌め込んだ状
態にて前記スイッチ操作体(5)の後方へのプッシュ操
作の繰り返しにより前記ガイドピン(3)をループ状の
溝(6)に沿って一定方向に楯環させてスイッチ(7)
を切り換えるようにしたことを特徴とするプッシュスイ
ッチである。
【0006】
【実施例】本考案における横断面六角形のガイドピン
(3)と略ハート形のループ状の溝(6)の関係を図2
に基づき詳細に説明する。ガイドピン(3)は、図2に
示すように、下端の長方形状のベース板(8)を備えて
おり、ケース(1)の内面に設けられた一定幅の左右方
向に細長いガイド溝(9)に、板バネ(2)を介してケ
ースの中心部に向けて付勢した状態にて設けられる。
【0007】ループ状の溝(6)は、図3に示すように
外枠(20)と中央のガイドブロック(21)とから成
り、外枠内壁の形状は、下端中央に六角状のガイドピン
(3)の下端部が嵌まる下部ポケット(22)を備え、
下部ポケットの左上端から左上向斜面(23)が形成さ
れ、その上端から垂直左壁(24)を経て右上向斜面
(25)が形成され、その上端は中心から左寄りの左上
部ポケット(26)となっている。
【0008】左上部ポケット(26)の右下端から右上
向斜面(27)が形成され、この斜面の延長上端に中心
から右寄りの右上部ポケット(28)が設けられ、この
ポケットの右端下部には垂直右壁(29)が前記左上向
斜面(23)のほぼ中程まで形成され、その下部は左下
向斜面(30)が前記下部ポケット(22)の右上端に
つながっている。従って、この外枠(20)の内壁はほ
ぼハート形を呈している。
【0009】一方、中央のガイドブロック(21)は、
ほぼV字状を呈しており、その外面は下端角(31)か
ら左上向斜面(32)、垂直面(33)、右上向斜面
(34)と外枠の内壁と平行な面が形成され、又、上面
には右下向斜面(3)が角状窪み(36)まで形成さ
れ、その右側には右上向斜面(37)、右下向斜面(3
8)、垂直面(39)、左下向斜面(40)が外枠の内
壁と平行に前記下端角(31)に至るまで形成されてい
る。そして、上記ガイドブロック(21)の下端角(3
1)は前記外枠の下部ポケット(22)の中心より少し
右にずらして配置され、上面の角状窪み(36)の中心
は前記外枠の左上部ポケット(26)の右上端より少し
右にずらして配置され、この中央のガイドブロック(2
1)と外枠の内壁とによって形成されるループ状の溝
(6)内を六角形のガイドピン(3)が回転することな
く、上下又は左右の斜め方向に摺動するようになってい
る。
【0010】なお、上記ループ状の溝(6)を備えたス
イッチ操作体(5)を後方へプッシュ操作することによ
り、スイッチケース(1)内に設けたスイッチ(7)の
開閉を行う構成については、従来品と同様である。
【0011】
【作用】上記構造のガイドピン(3)とループ状の溝
(6)とは相対的な移動関係にあり、以下の説明におい
てはループ状の溝(6)内にガイドピン(3)が移動す
る形態として説明する。図3のスイッチ操作体(5)の
ループ状の溝(6)の下部ポケット(2)に六角形のガ
イドピン(3)が位置しているスイッチOFFの状態に
おいて、スイッチ操作体(5)を下方(後方)へ押す
と、ガイドピン(3)の右上面は中央のガイドブロック
(21)の左上向斜面(32)に当接し、その後ガイド
ピン(3)が該斜面(32)、垂直面(33)、右上向
斜面(25)に沿って矢印Aの如く左上、垂直、右上へ
と移動し、左上部ポケット(26)に嵌まると同時にス
イッチ操作体(5)の下進が止まる。この時点で手を離
せばスイッチ操作体(5)はコイルバネ(4)の作用に
より上方(前方)へ戻るため、ガイドピン(3)はガイ
ドブロック(21)の右下向斜面(35)に当接した
後、矢印Bの如く該斜面を右下方に滑り角状の窪み(3
6)に当って止まり、この位置でスイッチONの状態を
維持する。
【0012】次いで、再度スイッチ操作体(5)を下方
へ押すと、ガイドピン(3)の左上面は外枠(20)上
部の右上向斜面(27)に当たり、その後該斜面(2
7)に沿って矢印Cの如く右上へ移動し右上部ポケット
(28)に嵌まると同時にスイッチ操作体(5)の前進
が止まる。この時点で手を離せばスイッチ操作体(5)
はコイルバネ(4)の作用により上方へ上がるため、ガ
イドピン(3)は矢印Dの如く垂直右壁(29)に沿っ
て下降した後左下向斜面(30)に沿って下部ポケット
(22)に嵌まって止まり、この位置でスイッチOFF
の状態を維持する。
【0013】上記の操作を繰り返すことにより、ガイド
ピン(3)はループ状の溝(6)内を循環し、スイッチ
(7)のON、OFFを繰り返すことができる。
【0014】
【考案の効果】本考案においては、ガイドピン(3)の
断面形状が六角形であり、その斜面とループ状の溝
(6)の内壁、あるいはガイドブロック(21)の斜面
によりガイドピン(3)は確実に誘導されるので、、前
記実開平2−61031号の第5図に開示された、フラ
ットな溝と円柱状のピンを組み合わせたものに比較し
て、振動を受け、ガイドピンが左右に振られた時にも逆
戻りする可能性は低く、より確実な動作が得られるもの
である。また、前記実開平2−61031号の第5図に
開示されたものに比較して、ループ状の溝の横幅を小さ
くすることが可能になり、プッシュスイッチのケース自
体の小型化が可能である。更に、ループ状の溝の底面を
同一平面にしたことにより、従来の段差部を有するハー
ト型の溝を利用したプッシュスイッチに比較して、操作
時のフィーリングが改善されると共に、ガイドピンのバ
ネを板バネにすることにより、従来バネの外れを防止し
ていたキャップ(58)が省略でき、この場合構造がシ
ンプルとなりプッシュスイッチ自体もコンパクトにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の縦断側面図
【図2】ガイドピンと板バネ部分を示す部分斜視図
【図3】ループ状の溝とガイドピンとの関係を示す平面
【図4】従来のプッシュスイッチの縦断側面図
【図5】従来のプッシュスイッチのループ状の溝とガイ
ドピンとの関係を示す平面図
【符号の説明】
(1)スイッチケース (2)板バネ (3)
ガイドピン (4)バネ (5)スイッチ操作体 (6)
ループ状の溝 (7)スイッチ (8)ベース板 (9)
ガイド溝 (20)外枠 (21)ガイドブロック

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチケース(1)の内面に、該スイ
    ッチケースの中心部に向けて板バネ(2)にて付勢され
    た横断面六角形のガイドピン(3)を左右方向のみ摺動
    可能に設け、前記スイッチケース(1)内に、後方から
    前方に向けてバネ(4)にて付勢されたスイッチ操作体
    (5)を前後動可能に設けると共に、該スイッチ操作体
    の前記ガイドピン(3)と対向する面に、前記ガイドピ
    ン(3)がそれ自体回転することなく前後及び斜め方向
    に摺動する平面略ハート形で底面が同一平面のループ状
    の溝(6)を設け、該ループ状の溝(6)に前記ガイド
    ピン(3)を嵌め込んだ状態にて前記スイッチ操作体
    (5)の後方へのプッシュ操作の繰り返しにより前記ガ
    イドピン(3)をループ状の溝(6)に沿って一定方向
    に循環させてスイッチ(7)を切り換えるようにしたプ
    ッシュスイッチ。
JP1992089634U 1992-11-14 1992-11-14 プッシュスイッチ Expired - Lifetime JP2515844Y2 (ja)

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JPH0643972U JPH0643972U (ja) 1994-06-10
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4443040A1 (en) 2023-04-05 2024-10-09 Alps Alpine Co., Ltd. Guide cam device, and on-board device using the guide cam device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0731468Y2 (ja) * 1988-10-26 1995-07-19 株式会社東海理化電機製作所 スイッチ装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4443040A1 (en) 2023-04-05 2024-10-09 Alps Alpine Co., Ltd. Guide cam device, and on-board device using the guide cam device

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JPH0643972U (ja) 1994-06-10

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