JP2597360Y2 - スライドスイッチ - Google Patents

スライドスイッチ

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JP2597360Y2
JP2597360Y2 JP1993075548U JP7554893U JP2597360Y2 JP 2597360 Y2 JP2597360 Y2 JP 2597360Y2 JP 1993075548 U JP1993075548 U JP 1993075548U JP 7554893 U JP7554893 U JP 7554893U JP 2597360 Y2 JP2597360 Y2 JP 2597360Y2
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JP1993075548U
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JPH0741914U (ja
Inventor
昌弘 加藤
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日本開閉器工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はスライドスイッチに関
し、特に把手の下方に突出部を設けるとともにその突出
部より小さい凹所をケースの側壁の上面に設け、左右の
把手の位置から中央に作動させる際に、この把手を確実
に中央に保持させることができるスライドスイッチに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスライドスイッチは、図
6に示すようなシーソー構造にあっては、凹所7を設け
た受4に略V字状に形成した可動接片6を載置し、その
上面を滑動棒8が摺動してケース1の内底面に設けた固
定接片2と接離して電路の開閉を行うものであり、可動
接片6の形状で把手10の保持位置が定まるものであっ
た。また、他の従来技術としては、ケースの内底面にV
字状の凹所を設けるとともに、このV字状の凹所に連な
る傾斜面からなるカムを形成し、このカムの上面を把手
に穴を設けてコイルバネを介して配設した滑動棒が摺動
して、その把手の位置を保持するものであった。従っ
て、滑動棒の先端が上記のカムのV字状の凹所に位置し
て把手が中央に保持されるものであった。そして、把手
の作動範囲を規制するストッパーが設けられ、この状態
から把手を左右に作動させると、滑動棒の先端が凹所か
ら山形部を乗り越えて左右に摺動する構成であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たスイッチは、可動接片6やカムの形状で把手10を中
央位置で保持させるための凹所を設け、この凹所に連な
る傾斜を形成しているが、この傾斜により、本体の高さ
が大きくなってしまう欠点があった。特に傾斜について
は、把手10を操作する際の操作力や操作感に大きく影
響するものであり、操作力が軽いと把手10が中央部で
保持しずらくなり、例えば左から右へ操作する場合に把
手10が中央で保持されず、右側に切換わってしまう欠
点があった。特に機器の軽薄短小化に伴い、スイッチ等
の機構部品も小形化の傾向にあり、操作力や操作感と把
手の保持力との関係から、可動接片やカムの形状設定が
非常に難しい問題となっていた。本考案は、スイッチの
軽薄短小化に貢献し、把手の左右方向からの操作に際
し、確実に中央に保持することのできるスライドスイッ
チを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記問題点を解
決するために、スイッチ本体をケースとケースカバーで
形成するとともに前記ケースカバーの上面に把手を突出
させ、該把手を左右に操作させることにより、スイッチ
本体内に配備した接触機構部を作動させて電路の開閉を
行うスイッチにおいて、前記把手の下方に平面部と突出
部を一体的に設け、しかも前記平面部を前記ケースの側
壁の上面と前記ケースカバーの内面間に配置して前記把
手の左右動を案内するとともに前記ケースの側壁の上面
の略中央部に前記突出部より小さい凹所を設けたもので
ある。
【0005】
【作用】本考案によれば、把手26が中央に位置してい
る時は、把手26の下方の突出部30がケース12側壁
の上面に案内されて左右方向に操作可能となる。そし
て、左右方向から中央に把手26を操作すると、把手2
6は若干傾いて操作されるため、把手26の突出部30
の一端がケース12側壁の上面に設けた凹所15内側面
に当接するため、それ以上の動きを阻止する。そして、
把手26から手を離すと把手26は可動接片20の凹所
22により垂直に位置されるので、把手26の突出部3
0は、ケース12に設けた凹所15の上方に位置されて
左右への操作が可能となる。また、ケースカバー34内
側面に凸起39を設けることにより、左右方向に把手2
6がある場合は、凸起39により把手26が傾き易くな
るため、中央への操作時の保持が確実になる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。図1は本考案の分解斜視図、図2は本
考案の要部正面断面図、図3は本考案の操作状態を説明
する要部正面断面図、図4は本考案の接触機構を示す正
面断面図である。
【0007】これらの図において、11はスイッチ本体
であり、上面が開口した箱形状のケース12と略コの字
状に折り曲げたケースカバー34からなり、上方に把手
26が突出される。ケース12の内底面の略中央部に
は、略コの字状に折曲し、その対向側面の上方に凹所1
7を形成した受16を、その左右に固定接片20を配設
し、ケースの12内底面を貫通して共通端子18及び接
触端子19を突出している。そして、ケース12の前後
側面は左右側面より一段下がって形成され、その上面の
略中央部には、凹所15が形成される。また、ケース1
2の外側面には複数の段部37が設けられ、更にケース
12の前後の外側面には、矩形状の凸起14が設けられ
ており後述するケースカバー34の側面に設けた矩形孔
36が凹凸関係により嵌合される。
【0008】ケース12内に配設された受16の凹所1
7には、板状で前後に耳片22を突出した可動接片21
が載置される。この可動接片21の左右方向の略中央に
は、凹所23を形成し、更にその左右に段部を形成して
いる。略コの字状に折曲したケースカバー34は、上面
に角孔35と対向側面に矩形孔36を設けるとともに、
端面にケース12の段部13と対応した段部37を形成
している。26は把手であり、上面に凹凸部27を形成
した略角形部28と板状の平面部29とその下方に突出
部30を形成しており、更に突出部30の下面の略中央
部に穴31を設け、コイルバネ25を介して滑動棒24
が挿入され、この先端が上記した可動接片21の上面を
摺動する。そして、把手26の平面部29には、角形で
枠状に形成した防塵カバー32が配設され、ケースカバ
ー34の上面に設けた角孔35より把手26の略角形部
28が突出されて、この把手26の左右動作が可能とな
る。また、把手26に設けた突出部30は、ケース12
側面の上面に設けた凹所15より大きく形成されてお
り、把手26を中央から左右に操作する場合に引っ掛か
らず、スムーズに操作できるものである。
【0009】また、ケース12の側面の上面に設けた凹
所15と対向してケースカバー34の内面に凸起39を
設けることにより、把手26が左右方向に位置している
場合は、把手26が傾いた状態となり、中央へ操作する
際に把手26の突出部30がケース12に設けた凹所1
5に引っ掛かり易くなり、中央での保持が確実となる。
このような構成から、本考案の動作について述べると、
把手26が中央に位置している時は、把手26の下方の
突出部30がケース12側壁の上面に案内されて左右方
向に操作可能となる。そして、左右方向から中央に把手
26を操作する場合は、把手26は若干傾いて操作され
るため、把手26の突出部30の一端がケース12側壁
の上面に設けた凹所15の内側面に当接するため、それ
以上の動きを阻止する。そして、把手26から手を離す
と把手26は可動接片21の凹所23により垂直に位置
されるので、把手26の突出部30は凹所15の上方に
位置されて左右への操作が可能となる。
【0010】図5は本考案の他の実施例であり、可動接
片50が固定接片45をクリップして摺動接触する構造
であり、切換節度機構として、スイッチ本体41の内底
面に凹所42を設けたカム43を形成した構成に、本考
案を適用したものである。従って、把手とケース及びケ
ースカバーの構成は、上記図1乃至図4と同様である。
なお、本考案は上記の実施例に限定されるものではな
く、把手が中央と左右どちらか一方に作動することが可
能な2ポジションや把手が傾斜を利用して自動復帰する
もの等、本考案の趣旨に基づいて種々の変形が可能であ
り、それらを本考案の範囲から排除するものではない。
【0011】
【考案の効果】以上、詳細に説明したように、本考案に
よれば、以下のような効果を奏することができる。 (1)把手の下方に平面部と突出部を一体的に設けてケ
ースの側壁の上面とケースカバーの内面間に配設して把
手の左右動を案内するとともにケースの側壁の上面の略
中央部に上記突出部より小さい凹所を設けたので、把手
を中央から左右に動作させる時はスムーズに操作できる
が、把手を左右位置から中央に操作させる場合は、把手
が若干傾斜して把手の下方に設けた突出部とケース側面
の上面に設けた凹所に引っ掛かるため、確実に中央で一
旦止まることになり、惰性で反対側に操作してしまうこ
とがない。このようなことより、誤操作による事故を未
然に防ぐことができる効果がある。 (2)把手の下方に平面部と突出部を一体的に設けてケ
ースの側壁の上面とケースカバーの内面間に配設して把
手の左右動を案内するとともにケースの側壁の上面の略
中央部に上記突出部より小さい凹所を設けたので、左右
方向から中央への把手の操作の際に、確実に中央で保持
することができるため、カムや可動接片の形状を急傾斜
に形成する必要がなく、従って軽薄短小化に貢献したス
ライドスイッチが得られる。特に高さ方向を低くするこ
とができる効果がある。 (3)把手の下方に平面部と突出部を一体的に設けてケ
ースの側壁の上面とケースカバーの内面間に配設して把
手の左右動を案内するとともにケースの側壁の上面の略
中央部に上記突出部より小さい凹所を設けたので、左右
方向から中央への把手の操作の際に、確実に中央で保持
することができるため、特に複雑な切換節度機構を設け
る必要がないことから、極めて構造が簡単な小形のスラ
イドスイッチを提供できる。 (4)中央へ把手を操作する際の保持を確実にするため
に、特に部品を増やすことなく、従来の構成部品で可能
としたので、部品コストがアップせず、組立の容易なス
ライドスイッチを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスライドスイッチの分解斜視図であ
る。
【図2】本考案のスライドスイッチの要部正面断面図で
ある。
【図3】本考案のスライドスイッチの操作状態を説明す
るための要部正面断面図である。
【図4】本考案のスライドスイッチの接触機構を示す正
面断面図である。
【図5】本考案のスライドスイッチの他の実施例を示す
正面断面図である。
【図6】従来のスライドスイッチの要部断面図である。
【符号の説明】
11,41 スイッチ本体 12 ケース 13 段部 14 凸起 15 凹所 16 受 20,45 固定接片 21,50 可動接片 24,44 滑動棒 25 コイルバネ 26,48 把手 28 角形部 29 平面部 30 突出部 31 穴 32 防塵カバー 34,49 ケースカバー 35 角孔 36 矩形孔 39 凸起

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ本体をケースとケースカバーで
    形成するとともに前記ケースカバーの上面に把手を突出
    させ、該把手を左右に操作させることによりスイッチ本
    体内に配備した接触機構部を作動させて電路の開閉を行
    うスイッチにおいて、前記把手の下方に平面部と突出部
    を一体的に設け、しかも前記平面部を前記ケースの側壁
    の上面と前記ケースカバーの内面間に配置して前記把手
    の左右動を案内するとともに前記ケースの側壁の上面の
    略中央部に前記突出部より小さい凹所を設けたことを特
    徴とするスライドスイッチ。
  2. 【請求項2】 前記ケースの側壁の上面に設けた凹所に
    対応したケースカバーの内面の略中央部に突起を設けた
    請求項1記載のスライドスイッチ。
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