JP2552922Y2 - プッシュスライド兼用スイッチ - Google Patents

プッシュスライド兼用スイッチ

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JP2552922Y2
JP2552922Y2 JP3279192U JP3279192U JP2552922Y2 JP 2552922 Y2 JP2552922 Y2 JP 2552922Y2 JP 3279192 U JP3279192 U JP 3279192U JP 3279192 U JP3279192 U JP 3279192U JP 2552922 Y2 JP2552922 Y2 JP 2552922Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は1個のつまみでプッシュ
とスライドの両方の操作ができるスイッチに係り、例え
ばスライドスイッチによって自動車のワイパーの切換え
を行ない、プッシュスイッチによってウォッシャー液の
噴出を行なわせるようなスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来におけるプッシュスライド兼用スイ
ッチは実開平1ー145033号に示すように1個のつ
まみによりプツシュスイッチとスライドスイッチを操作
するものがある。このスイッチにおけるスライドスイッ
チ部分の構成は、スライドスイッチ用スライドに収納さ
れた摺動子がつまみの水平移動に伴って、基板上に形成
された接点用のパターン上を移動するので、接点の切換
えが行なわれる。またプッシュスイッチ部分の構成は、
プッシュスイッチ用スライドに収納された摺動子が、つ
まみのプッシュ動作に伴ってプッシュスイッチ用スライ
ドと一緒に基板上の接点用のパターン上を水平方向に移
動するので接点の切換えが行なわれる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで前述したプッ
シュスライド兼用スイッチにおいては、接点の切換えを
板厚0.05ミリ程度の摺動子とプリント配線板の表面
に形成された銅箔パターンにより行なうので、数ミリア
ンペア程度の微小な電流の切換えには問題無いが、数ア
ンペア程度の中電流の切換えには、発生するアークのた
めに接点が消耗してしまうと言う問題があった。本考案
は上記のような従来の問題を解決しようとするものであ
り、1個のつまみでプッシュとスライドの両方の操作が
でき、プッシュスイッチには数アンペア程度の中電流の
切換えが可能で、しかも構造が簡単なプッシュスライド
兼用スイツチを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、壁面に長孔を
形成したケース内に長孔と平行に基板を設け、前記長孔
と対向する該基板の表面には、スライドスイッチの固定
接点用パターンを形成するとともに、プッシュスイッチ
の固定接点用金属片を取付け、更に一端部が固定接点用
金属片と対向する可動接点用金属ばね片の他端部を前記
基板表面に取付け、前記ケースには前記可動接点用金属
ばね片を前記基板表面側に押圧するためのプッシュスイ
ッチ用スライドを前記基板に対し垂直な方向に摺動可能
に保持し、該プッシュスイッチ用スライドには前記固定
接点用パターンに摺接する摺動子を備えたスライドスイ
ッチ用スライドを前記長孔の長手方向に摺動可能に保持
し、前記スライド用スライドには一端が前記長孔からケ
ースの外部に突出する操作部材を設け、該操作部材の一
端に摘みを設けてなるプッシュスライド兼用スイッチで
ある。
【0005】
【作用】上記構成を有するプッシュスライド兼用スイッ
チにおいては、摘みを押すと操作部材およびスライドス
イッチ用スライドを介してプッシュスイッチ用スライド
が基板表面側に押され、これにより可動接点用金属ばね
片がプッシュスイッチ用スライドにより押されて撓み、
該可動接点用金属ばね片の一端部が該基板の表面に取付
けられた固定接点用金属片と接触し接点が切り換わる。
一方、摘みを長孔の長手方向に移動させると操作部材と
共にスライドスイッチ用スライドがプッシュスイッチ用
スライドに沿って摺動し、これによりスライドスイッチ
用スライドに設けられた摺動子が基板表面の固定接点用
パターン上を摺動し接点が切り換わる。従って、1つの
摘みを操作することでプッシュスイッチ、スライドスイ
ッチの両機能を行なうことができる。更にプッシュスイ
ッチ用接点として固定接点用金属片と可動接点用金属ば
ね片を用いているので、それらを数アンペア程度の中電
流に耐え得る板厚のもので構成することができる。しか
も、スライドスイッチ用スライドを長孔の長手方向に摺
動可能に保持するプッシュスイッチ用スライドと基板の
間には可動接点用金属ばね片を配置させる長いスペース
を確保できるので、片持ち支持状態の可動接点用金属ば
ね片のばね長を長く取って十分な撓みばね性を確保でき
ることとなる。従って、可動接点用金属バネ片の板厚を
厚くして中電流に耐え得るものとしても、プッシュ操作
性が損なわれることはない。
【0006】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付の図面に基づ
き説明する。図1〜図3は本考案の一実施例の説明図で
図1は実施例の分解斜視図、図2は実施例の横断面図、
図3は実施例の縦断面図である。これらの図において1
は絶縁物より成る箱型のケースで、その前壁面には後述
する操作部材Aのレバー2が突出する長孔3が設けられ
後部は開放されている。該長孔3の前面には防塵用のゴ
ムカバー4が貼着されている。該ゴムカバー4の中央部
には、前記レバー2が突出してスライドするための切込
み5が形成されている。
【0007】前記操作部材Aは立ち上がり部6とこれと
直交する上面平坦部7と、2つの側面平坦部8、9が形
成され、該平坦部7、8、9、の中央付近には凹部1
0、11、12が形成されている。また、前記操作部材
Aの外周にはスライドスイッチ用のスライドBが遊嵌さ
れ、該スライドBは開口部13aを有する第1の箱型部
分13と開口部13aを持ち、これの延長上に一段下が
って形成された第2の箱型部分14より成っており、第
2の箱型部分14の上面板15は端部の一部を残して取
り去られている。16はスライドBの第1、第2の箱型
部分13、14の底部に添って形成されたカマボコ型の
凸部で、該凸部16には長手方向にバネ挿通孔17が設
けられている。18は前記孔17に挿入されたバネで1
9は該バネ18によって弾圧される後記するディテント
用のボールであり、20は第2の箱型部分14の先端凹
部14a(図2参照)に収納された摺動子である。
【0008】またプッシュスイッチ用のスライドCは箱
型部分21から成り、該箱型部分21の下面板22は端
部の一部を残して取り去られている。23、24、25
はスライドC両端及び上面中央付近に設けられたケース
1との嵌合用突起部分であり、26、27はバネ28、
29のバネ受け用突起である。
【0009】30は接点用ばね材より加工された可動接
点用金属ばね片で、例えば厚さ0.3ミリの板バネが略
段付山形の形状に加工され、一方の先端が直角に曲げら
れて可動接点部30aを形成し他端も曲げられて挿入部
30bとなっており、挿入部30bの近くにはハトメ3
1の固定用の穴30cが形成されている。可動接点用金
属ばね片30はプリント配線板32の挿入孔33に挿入
部30bが挿入され、ハトメ31によりかしめられて固
定された後に配線パターン32aに半田付けされ、片持
ち支持状態のばねとなる。基板32は銅張積層板等から
形成された配線板で、表面の所定の箇所にはスライドス
イッチの固定接点用パターン32a及び配線用パターン
32bが形成され、更に可動接点用金属ばね片30の挿
入穴33及び固定接点用金属片34の取付穴35及びコ
ネクター36の取付孔37が形成されている。34は接
点材より形成された固定接点用金属片で、例えば厚さ
0.8mmの板材を略Z状に加工したものを、基板32
の取付穴35の上に平坦部を露出させて固定接点部34
aとなし、かしめにより固定された後に配線用パターン
32bに半田付けされる。36は基板32の孔37に裏
側より挿入されて半田付けされる配線用のコネクターで
4本の端子を持っている。38は絶縁物によるカバー
で、その後壁部には前記コネクター36のガイド孔38
aが設けられ、前記ケース1の後面にネジ止めで固定さ
れる。
【0010】次に本考案のプッシュスライド兼用スイッ
チの組立方法について説明する。先ず図1において、操
作部材Aの立ち上がり部6の裏側の突起部40、40に
螺旋バネ41、41を挿入する。この状態の操作部材A
をスライドBの第1の箱型部分13の開口部13aに挿
入する。この時に操作部材Aの凹部10、11、12は
スライドBのガイド用の凸部42a、42b、42cに
案内されて、挿入される。挿入が完了すると螺旋バネ4
1、41はスライドBの開口部13aの奥の突起部4
3、43によって係止される(図2参照)。またこの状
態になると前記バネ18により弾圧されたボール19は
図2に示すようにケース1のカム面44に弾接する。こ
の状態の操作部材AとスライドBをケース1に挿入し、
ケース1より突出した操作部材Aのレバー2に摘み49
を装着する。 次にスライドCの突起26、27にバネ
28、29を嵌合せしめ、スライドCをケース1へ挿入
する。この時スライドCの凸部23、24、25がケー
ス1の凹溝46、47、48に案内されて挿入される。
次にケース1の開口部を覆うようにプリント配線板を取
付け、ネジによりケース1の所定位置に固定する。更に
外側よりカバー37をケース1にネジ止めする。
【0011】上記構成を有するプッシュスライド兼用ス
イッチの動作を説明をする。先ず図2に示すように、ス
ライドスイッチの機能は操作部材Aの先端のつまみ49
を矢印X−X方向へ動作すると、操作部材Aはスライド
Bを伴って同方向に移動し、摺動子20は基板32の固
定接点用のパターン32aと接離して接点が切換わり、
スイッチのオン・オフが行なわれる。またこの操作部材
Aの移動に伴ってバネ18によって付勢されたボール1
9は、ケース1のカム面44上を移動するので、ボール
19がケース1のカム面44に形成されたカム山間の凹
部50を乗り越える時にクリック感が発生する。
【0012】またプッシュスイッチ機能は操作部材Aの
摘み49をバネ41、41の弾性に抗してY−Y方向に
プッシュすると、スライドBの裏面の突起51がスライ
ドCの前面を押す、更にバネ27、28の弾性に抗して
Y方向に押すと、スライドCにより可動接点30が押さ
れてY方向に動くので、可動接点部30aは固定接点用
金属片34の固定接点部34aと接触しオン状態とな
る。ところが摘み49はこの位置では未だストッパーに
当たらないので更に押し込まれる。そのため可動接点3
0も押されるので、先端の可動接点部30aは固定接点
部34aの上を移動して止まる。この止まった位置が通
電ポイントとなる。またプッシュを解除すると、可動接
点の弾性とバネ28、29の復帰力によりスライドCは
もとの位置に戻り、更にスライドBもバネ41、41の
復帰力によりもとの位置に戻る。
【0013】本考案の実施例は上述の如き構造を有して
いるので、プッシュスイッチ用の可動接点用金属ばね片
30は厚みのある接点部材を使用することができ、アー
クが発生しても簡単に消耗せず長寿命のスイッチを得る
ことが出来る。しかも可動接点用金属バネ片30は1枚
の板バネより形成されているので、可動機構が簡単にな
りスイッチ全体を小型化できる。また実施例では、操作
部材Aの先端つまみ49の水平方向の移動により、摺動
子20はプリント配線板32の固定接点用パターン32
a上を、セルフクリーニングをしながら、接点の切換を
行なうので、例えばパターン上に埃などの付着物があっ
ても、除去されるので接触不良を起こすことなく、長寿
命のスイッチを作ることが出来る。また操作部材Aの先
端摘み49のプッシュ動作により、可動接点部30aは
固定接点部34aに接触してからも更に固定接点部34
aの上を移動するので、例えば接触ポイントで発生する
アークにより接点上に接触に悪影響を及ぼす酸化膜が発
生しても可動、接点部30aが移動することで、酸化膜
が除去されるので、良好な接触が保たれる。なお上述の
実施例においては、操作部材Aとスライドスイッチ用ス
ライドを別体のもので説明したが、これらを一体に形成
しても同様の効果を得られることは勿論である。
【0014】
【考案の効果】本考案によれば、1個のつまみでプッシ
ュ、スライドの両方の操作が可能であり、プッシュ操作
性を損なうことなくプッシュスイッチの可動接点、固定
接点には厚い板材を使用できるので、アークが発生して
も接点が簡単に消耗せず、数アンペア程度の中電流にも
使用できる操作性の優れたプッシュスライド兼用スイッ
チを提供することができる。更にプッシュスイッチの可
動接点は、リーフ状の板バネから形成されているのでプ
ッシュスイッチ機構が簡単になり、スイッチを小型化で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の構成を示す分解斜視図であ
る。
【図2】本考案の実施例の横断面図である。
【図3】本考案の実施例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 レバー 3 長 孔 20 摺動子 30 可動接点用金属バネ片 32 基板 32a固定接点用パターン 34 固定接点用金属片 49 摘み A 操作部材 B スライド C スライド

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面に長孔を形成したケース内に長孔と
    平行に基板を設け、前記長孔と対向する該基板の表面に
    は、スライドスイッチの固定接点用パターンを形成する
    とともに、プッシュスイッチの固定接点用金属片を取付
    け、更に一端部が固定接点用金属片と対向する可動接点
    用金属ばね片の他端部を前記基板表面に取付け、前記ケ
    ースには前記可動接点用金属ばね片を前記基板表面側に
    押圧するためのプッシュスイッチ用スライドを前記基板
    に対し垂直な方向に摺動可能に保持し、該プッシュスイ
    ッチ用スライドには前記固定接点用パターンに摺接する
    摺動子を備えたスライドスイッチ用スライドを前記長孔
    の長手方向に摺動可能に保持し、前記スライドスイッチ
    用スライドには一端が前記長孔からケースの外部に突出
    する操作部材を設け、該操作部材の一端に摘みを設けて
    なるプッシュスライド兼用スイッチ。
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