JPH0723859Y2 - 時計用スイッチの操作子取付け構造 - Google Patents

時計用スイッチの操作子取付け構造

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JPH0723859Y2
JPH0723859Y2 JP10203390U JP10203390U JPH0723859Y2 JP H0723859 Y2 JPH0723859 Y2 JP H0723859Y2 JP 10203390 U JP10203390 U JP 10203390U JP 10203390 U JP10203390 U JP 10203390U JP H0723859 Y2 JPH0723859 Y2 JP H0723859Y2
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case
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slide
plate
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JP10203390U
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JPH0459030U (ja
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正夫 長谷部
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Rhythm Watch Co Ltd
Original Assignee
Rhythm Watch Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、時計用スイッチの操作子取付け構造に関す
る。
(従来の技術) スライドスイッチの操作子をケースの外部から取付ける
技術として、例えば実開昭58−104528号公報記載の時計
のスイッチ機構が提案されている。このスイッチ機構
は、操作子の下面に弾性爪を備えて、該弾性爪を変形さ
せながら操作子をスライド孔に押し込み、弾性爪をスラ
イド孔端縁の内側にスライド可能に係合させ、以て操作
子が上方に外れない取付け状態となすものである。
また、この種の鳴止めボタン(スイッチ)の取付け構造
としては、実開昭63−14183号、同63−19288号公報に記
載されたものが知られている。
(考案が解決しようとする課題) 前記従来技術においては、操作子がスライド孔の上方か
ら挿入されているが、操作子をスライド方向から取付け
ることができれば、組付け方の自由度が大きくなり、商
品展開も楽になる。
本考案は、前記実情下において、操作子を上方から挿入
することは勿論、スライド方向から取付け得る時計用ス
イッチの操作子取付け構造を提供する目的でなされた。
(課題を解決するための手段) すなわち本考案は、実施例で用いた符号を付して記す
と、ケース1の一側端部に形成したスライド孔3と、該
スライド孔3に前記ケース1の外部より挿入して取付け
る操作子2とから構成され、 前記ケース1は、前記スライド孔3の前側においてケー
ス上側面を構成する前端縁面5を備え、 前記スライド孔3は、前記ケース1の後端側壁面を切除
して形成した操作子取付け用の差込み口4と、該差込み
口4の下部に位置する支持板12と、前記差込み口4の入
口下部に設けられ且つ前記支持板12よりも上方へ突出す
る突片13とを備え、 前記操作子2は、上部に設けたつまみ8と、該つまみ8
の基部に設けた平板状のスライド板6と、該スライド板
6の下部で且つ前側に設けた前部ブロック9と、該前部
ブロック9と前記スライド板6との間に設けられて、前
記ケース1の前記前端縁面5を呑み込み可能な位置関係
を有する前方開口の溝7と、前記スライド板6の下部で
且つ後側に設けられるとともに、前記支持板12上に載置
される弾性変形可能な後部ブロック10とを備える構成の
時計用スイッチの操作子取付け構造である。
前記操作子2を前後方向に移動させる操作時において、
前記前方開口の溝7が前記スライド孔前方のケースの前
端縁面5と係合するとともに、前記後部ブロック10が前
記支持板12上に載置され、且つ前記差込み口4の前記突
片13によって、前記操作子2の抜止めがなされる構成の
時計用スイッチの操作子取付け構造である。
(作用) 前記本考案の取付け構造では、スライド孔前方のケース
端縁(スライド孔の前端縁面5)と、操作子2の前記溝
7との係合によって、操作子前部の上下方向への移動が
阻止されるとともに、支持板12によって、操作子後部の
ケース内への落下が阻止される。
そして、前記操作子のスライド範囲は、前進について
は、前記溝7の奥端部がスライド孔前端部に当接する迄
であり、後退については、操作子の後部がストッパたる
前記突片13に当接する迄である。すなわち、前記操作子
2を前後方向に移動させる操作時において、前記前方開
口の溝7が前記スライド孔前方のケースの前端縁面5と
係合するとともに、前記後部ブロック10が前記支持板12
上に載置され、且つ前記差込み口4の前記突片13によっ
て、前記操作子2の抜止めがなされる。
このようにして、操作子は、ケース外への抜け出し、ケ
ース内への落下、及びスライド方向への外れを生じない
状態で取付けられる。
(実施例) 以下、本考案を添付図面に基づいて説明する。図面は本
考案の一実施例を示し、第1図は分解斜視図、第2図は
取付け状態を示す平面図、第3図は同縦断面図、第4図
は取付け方を説明する断面図である。
図において、1はムーブメントケース(以下、ケース1
と略称する。)、2はスライドスイッチの操作子であ
る。前記操作子2は、ケース1に形成されたスライド孔
3に挿入し横滑りさせて取付けられている。
まず、前記スライド孔3及びその周辺の形状・構成につ
いて説明する。
前記ケース1は、前記スライド孔3の前側においてケー
ス上側面を構成する前端縁面5を備え、前端スライド孔
3は、ケース1の一側端部に形成されている。具体的に
は、一側端部から内側に細長く穿ち形成され、一側端部
(スライド孔3の後端となる部分)に存する側壁面を切
除し、以て前記操作子2の取付け用の差込み口4を設け
た形状とされている。
また、スライド孔3の前端縁面5は、ケース1の表面に
対し、少しケース1内部へ沈ませた状態としてある。そ
の理由は、操作子2を後述のように取付けた際、該操作
子2のスライド板6がケース1表面から突出しないよう
に配慮したためである。そして、前記スライド孔3の前
端縁面5は、操作子2の後述する溝7をスライド可能に
呑み込ませる部位として供される。
ここで、操作子2について説明する。
操作子2は、合成樹脂材により形成されている。
まず、8は前記操作子2のつまみであり、該つまみ8の
基部には、平板状のスライド板6が一体的に形成されて
いる。
そして前記スライド板6の下部には、前部ブロック9が
設けられている。この前部ブロック9は、実施例の場
合、前方に向って屈曲したL字状に一体形成されてい
る。したがって、スライド板6とL字状の前部ブロック
9との間に、前方に向って開口した溝7が設けられてい
る。この溝7は、上述したように、スライド孔3の前端
縁部5を呑み込む部位となっている。
また、操作子2の後部側では、スライド板6下に少し間
隔をあけて、弾性変形可能な後部ブロック10を後方に突
設している。11は、後部ブロック10とスライド板6との
間に形成された空間である。
本考案に係る操作子2は、上述したように、スライド孔
3の前端縁面5に溝7を呑み込ました状態に取付けられ
る。したがって、取付けに際しては、操作子2の溝7を
前端縁面5に対峙させておいて、操作子2をスライド方
向に押し込む。そして、前記対峙状態において、操作子
2は、ケース1内に落下しないように規制されるもので
ある。すなわち、差込み口4の下部に、ケース1に一体
として、操作子保持用の支持板12を形成している。つま
り、操作子2の取付け時における挿入横滑り時に、セッ
トされた操作子2を支持する部位として支持板12が形成
されている。
ところで、一旦スライド孔3に取付けられた操作子2
は、差込み口4から抜けては不都合を生じる。そこで、
この実施例では、抜止め用のストッパとして、前記支持
板12の後端に上方へ突出した突片13を形成するととも
に、前記後部ブロック10の下面に突子14を形成してい
る。そして、前記突子14の前面には、操作子2の取付け
時に突片13を乗り越えやすいようにテーパ15を形成する
とともに、後面には、スライド操作時に突片13で確実に
止められるように、垂直壁16が形成されている。
したがって、取付け時、操作子2は支持板12に載った状
態で挿入されて横滑りし、溝7がスライド孔3の前端縁
面5を深く呑み込んでいく。そして、前記突子14が突片
13を越える際、操作子2には第4図に符号イで示す抗力
が生じ、溝7及び上端縁面5に負荷がかかる。場合によ
っては、これらの部位に破損の生じるおそれがある。
そこで、実施例では、操作子2の前方寄り位置の側壁の
両側に突部17を形成するとともに、ケース1に前記突部
17の上面を押えつける押え壁18を形成している。つま
り、突子14が突片13上を通過する際に発生する抗力イ
は、突部17が押え壁18で押えらえているため、後部にの
み及ぶことになり、この結果、後部ブロック10が第4図
仮想線で示すように湾曲されて、突子14が突片13を乗り
越え、その後、後部ブロック10の復元弾性力で同図に示
す実線状態を採るように構成されている。
なお、19,20は、クリック感を得るため、操作子2及び
ケース1それぞれに形成された膨出部である。
ところで、前記突部17及び押え壁18は必ずしも設けなく
てもよい。
また、突片13は操作子2の外れを防止するものであれば
よく、後部ブロック10との関係において(幅方向に変形
するものとして)スライド孔3の幅方向に突出させる構
成も採ることができる。
なお、本考案の操作子2によって作動制御されるスイッ
チとしては、数多くの公知のものが適用される。もっと
も、第3図に示すように、前部ブロック9にスイッチ杆
21を予め設けておくこともできる。この例の場合は、ス
イッチ杆21で下方にあるスイッチ可動接点22の舌片22a
を押圧することにより、該可動接点22を固定接点23との
間で接離させるようにしたものである。また、前記スイ
ッチ杆21を設けずに、前部ブロック9の先端部でスイッ
チ体を押接することによりスイッチ作動を行うようにし
てもよい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、取付け状態のし
っかりした操作子の取付け構造を提供することができ、
何よりも本考案の構造は、操作子をスライド方向に横滑
りさせて取付けるという、従来の上下取付け方向に比し
取付け自由度を拡張したものであるため、これに伴い、
組付け方の自由度が大きくなり、この結果、商品展開も
楽になるという利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は分解斜視図、
第2図は取付け状態を示す平面図、第3図は同縦断面
図、第4図は取付け方を説明する断面図である。 1……ケース、2……操作子、3……スライド孔 4……差込み口、7……溝、9……前部ブロック 10……後部ブロック、12……支持板、13……突片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケースの一側端部に形成したスライド孔
    と、該スライド孔に前記ケースの外部より挿入して取付
    ける操作子とから構成され、 前記ケースは、前記スライド孔の前側においてケース上
    側面を構成する前端縁面を備え、 前記スライド孔は、前記ケースの後端側壁面を切除して
    形成した操作子取付け用の差込み口と、該差込み口の下
    部に位置する支持板と、前記差込み口の入口下部に設け
    られ且つ前記支持板よりも上方へ突出する突片とを備
    え、 前記操作子は、上部に設けたつまみと、該つまみの基部
    に設けた平板状のスライド板と、該スライド板の下部で
    且つ前側に設けた前部ブロックと、該前部ブロックと前
    記スライド板との間に設けられて、前記ケースの前記前
    端縁面を呑み込み可能な位置関係を有する前方開口の溝
    と、前記スライド板の下部で且つ後側に設けられるとと
    もに、前記支持板上に載置される弾性変形可能な後部ブ
    ロックとを備えたことを特徴とする時計用スイッチの操
    作子取付け構造。
JP10203390U 1990-09-28 1990-09-28 時計用スイッチの操作子取付け構造 Expired - Lifetime JPH0723859Y2 (ja)

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JPH0459030U JPH0459030U (ja) 1992-05-20
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