JPH0741062Y2 - 押ボタン装置 - Google Patents

押ボタン装置

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JPH0741062Y2
JPH0741062Y2 JP5543990U JP5543990U JPH0741062Y2 JP H0741062 Y2 JPH0741062 Y2 JP H0741062Y2 JP 5543990 U JP5543990 U JP 5543990U JP 5543990 U JP5543990 U JP 5543990U JP H0741062 Y2 JPH0741062 Y2 JP H0741062Y2
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JP
Japan
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push button
frame
elastic piece
side elastic
frame body
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JP5543990U
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JPH0414322U (ja
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知余 神保
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Yamaha Corp
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Yamaha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は押ボタン装置に係わり、詳しくは、押圧操作に
よりON/OFF作動させるスイッチを実質的に押圧するため
の押ボタン装置に関するものである。
【従来の技術】
第7図は従来の押ボタン装置の一例を示すものである。 この押ボタン装置11において符号1は枠体、2は枠体1
内に挿入され該枠体1内で摺動する押ボタン、3はこれ
ら枠体1と押ボタン2との間に介在されたスプリングで
ある。 この場合、前記枠体1は全体的に矩形断面状に形成され
たものとなっている。この枠体1において符号4で示す
ものは底板である。該底板4の中央部には前記押ボタン
2を構成するガイド部材5(後述)が貫通する貫通孔6
が形成されている。また、該底板4における相対向する
両端部には前記押ボタン2を構成する弾性脚7(後述)
が貫通する挿通孔8,8(一方のみ図示)が形成されてい
る。 前記押ボタン2は、ちょうど前記枠体1の内部に入る寸
法の形成された矩形板状の押圧板9と、該押圧板9の裏
面9aの中央部から押圧板9に対して垂設されたガイド部
材5と、前記押圧板9の裏面9aにおける相対向する両端
部から前記ガイド部材5と同一方向に垂設された弾性脚
7とから構成されている。また、前記弾性脚7の先端部
には、外側に段部10aを形成した係止鉤10が構成されて
いる。 そして、この押ボタン装置11は、前記スプリング3を前
記ガイド部材5に差し込み、さらにこのスプリング3が
装着された押ボタン2を、ガイド部材5が前記貫通孔6
を貫通するようにかつ弾性脚7が前記挿通孔8を貫通す
るするように取り付けることにより組み立てられる。 上記構造となる従来の押ボタン装置11では、押ボタン2
がスプリング3により常時上方(第7図における上方、
すなわち押圧板9側)に付勢される。また、このスプリ
ング3により付勢される押ボタン2は、前記弾性脚7の
係止鉤10の段部10aが枠体1下端部に係止されることに
より上方への移動が規制される。 しかして、上記押ボタン装置11では、前記押ボタン2の
押圧板9をスプリング3の付勢力に抗して下方に押圧す
ると、前記ガイド部材5が底板4の下方に大きく突出し
て、この押ボタン装置10の下方に設けられた図示しない
スイッチを押す。また、押ボタン2への押圧力を解除す
れば、押ボタン2はスプリング3の付勢力により上方に
移動し、前記弾性脚7の段部10aが枠体1の下端部に係
止されたところで上方移動が規制され、復帰する。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の押ボタン10にあっては、部品
点数が多くコスト高となる上、弾発部材であるスプリン
グ3が別体に構成されており、このスプリング3を、押
ボタン2と枠体1との間に介在させて組み込まなければ
ならないため組立作業性が悪いといった不都合があっ
た。さらに、押ボタン2の移動を案内する前記ガイド部
材5が押ボタン2の中央部のみに存在するものであるた
め、特に押ボタン2の中央部から外れた部位を押圧した
場合等には、押ボタン2が傾いて枠体1内面に引っ掛か
り、押圧動作あるいは復帰動作がスムーズになされない
ことがある、等の不都合があった。 本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、部品点数
を減らし、かつ組立作業性に優れ、以てコストの低減化
を図れるとともに、確実な操作性を発揮することのでき
る押ボタン装置を提供することを目的とするものであ
る。
【問題点を解決するための手段】
本考案に係る押ボタン装置は、押圧操作によりON/OFF作
動させるスイッチを実質的に押圧するための押ボタン装
置であって、筒状を成す枠体と、該枠体内に挿入され該
枠体内で摺動する押ボタンとから構成され、前記押ボタ
ンの側面には下部を基端部として上方先端部を自由端と
された押ボタン側弾性片が形成される一方、前記枠体の
側面には上部を基端部として下方先端部を自由端とされ
た枠体側弾性片が形成され、該枠体側弾性片の内面には
前記押ボタンの一部と当接すべく下方に向かうに従って
枠体の内方に向かう斜面が形成されているとともに、該
斜面の下端部には枠体の内側に向けてほぼ水平に延出さ
れ前記押ボタンの下方移動を規制する第1のストッパが
形成され、さらに、該枠体の内面における前記押ボタン
側弾性片と対応する位置には該押ボタン側弾性片の上端
と係止して押ボタンの上方移動を規制する第2のストッ
パが形成されていることを特徴としている。
【作用】
通常状態では、押ボタンの下端部が前記枠体側弾性片の
前記斜面に当接することにより、該押ボタンは上方への
付勢力を受けるが、押ボタン側弾性片が第2のストッパ
にそれぞれ係止されることにより該押ボタンの上方への
移動は規制される。 上記状態より押ボタンの上面を押圧すると、押ボタンの
下端部が枠体側弾性片を外方に押し拡げながら斜面を下
り、やがてその押ボタンの下端部は、枠体側弾性片に形
成された前記第1のストッパに係止されて止まる。押ボ
タンは、この下方移動の際に例えばタクトスイッチ等を
押圧する。 上記状態の後、押ボタンの押圧力を解除すると、外方に
押し拡げられた枠体側弾性片の復帰力により前記斜面を
介して押ボタンは上方に付勢される。これにより押ボタ
ンは上方に移行し、やがて押ボタン側弾性片が第2のス
トッパにそれぞれ係止した位置で止まり、復帰動作が完
了する。
【実施例】
以下、本考案の一実施例について第1図ないし第6図を
参照しながら説明する。 第1図は本考案に係る押ボタン装置を分解して示す斜視
図である。 この押ボタン装置15は、筒状を成す枠体1と、該枠体1
内に挿入され該枠体内で摺動する押ボタン2とから構成
されている。 前記枠体1はこの場合、全体的に矩形筒状に形成された
ものとなっている。この枠体1を構成する一側壁1Aには
下端から2本の切込み16,16が形成され、これら切込み1
6,16の間に、弾性片(枠体側弾性片)17が形成されてい
る。すなわち、この枠体側弾性片17は、上部を基端部と
して下方先端部を自由端とされたものである。この枠体
側弾性片17の内面下方には、下方に向かうに従って枠体
1の内方に向かう斜面18が形成されている。また、該斜
面18を下り切った下端部は、枠体1の内側に向けてほぼ
水平に延出しており、第1のストッパ19を形成してい
る。さらに、前記枠体側弾性片17が形成されている一側
面1Aの内面1aには、側面1Aの下端から上端近傍まで延び
た幅広の溝20が形成されている。そして、この溝20を構
成する上端面20aが、押ボタン2のための第2のストッ
パ21を構成している。 また、前記枠体1における前記側壁1Aと対向した側壁1C
にも、上記同様に枠体側弾性片17および溝20が、前記枠
体側弾性片17および溝20とちょうど点対象となる位置に
形成されている。 前記押ボタン2は、全体的には前記枠体1の内部にぴっ
たりと入る大きさで、かつ前記枠体1よりも若干短寸に
形成されている。この押ボタン2の一側面2Aには、水平
方向に延びた幅広の凹部22が形成されている。さらに、
この凹部22内の一部には、下部を基端部として上方端部
を自由端とされた弾性片(押ボタン側弾性片)23が形成
されている。この押ボタン側弾性片23は、前記枠体1に
形成された前記溝20に対応する位置に構成されており、
かつ前記溝20より僅かに幅狭に形成されている。そし
て、この押ボタン2における前記側面2Aと反対側となる
側面2Cにも上記同様に凹部22および押ボタン側弾性片23
が形成されている。 そして、本実施例に係る押ボタン装置15は、前記押ボタ
ン2を枠体1内に上部より挿入して構成される。第2図
は該押ボタン装置15を実際の装置に組み込んだ状態を示
したものである。このように、該押ボタン装置15は、例
えばケーシング30に固定されて、回路基板31上に設けら
れたタクトスイッチ32上に設けられる。第3図および第
4図は共にこの押ボタン装置15が適用される実際の装置
の例を示したもので、第3図のものは例えば卓上タイプ
のミキサー、第4図のものは例えばサウンドエフェクタ
ーである。 次に、上記構成となる押ボタン装置15の作用について第
5図および第6図を参照して説明する。 第5図に示す通常状態では、押ボタン2の下端部が前記
枠体側弾性片17の前記斜面18に当接することにより、該
押ボタン2は上方への付勢力を受けている。ただし、前
記押ボタン側弾性片23,23が枠体1の溝20,20にそれぞれ
係合し、それら押ボタン側弾性片23,23の上端部が溝20,
20を形成する上端面20aが構成する第2のストッパ21に
それぞれ係止されることにより該押ボタン2の上方への
移動は規制される。 上記状態により押ボタン2の上面2aを押圧すると、押ボ
タン2の下端部が枠体側弾性片17,17を外方に押し拡げ
ながら斜面18を下り、やがてその押ボタン2の下端部
は、枠体側弾性片17に形成された前記第1のストッパ19
に係止されて止まる。また、押ボタン2は、この下方移
動の際に、前記タクトスイッチ32(第2図)を押圧す
る。 上記状態の際、押ボタン2の押圧力を解除すれば、外方
に押し拡げられた枠体側弾性片17,17の復帰力により前
記斜面18を介して押ボタン2は上方に付勢される。これ
により押ボタン2は上方に移行し、やがて押ボタン側弾
性片23,23が第2のストッパ21にそれぞれ係止した位置
で止まり、復帰動作が完了する。 上記押ボタン装置15枠体1および押ボタン2のみで構成
したものであり、この押ボタン装置15を組み立てる際に
は、単に押ボタン2を枠体1の上方より挿入するだけで
よい。したがって、従来の押ボタン装置の如く別体のス
プリングを必要としない構成であるため、部品点数の減
少が図られているのは勿論、組立も極めて簡単である。
そして、これらにより、低コストにて構成できるものと
なっている。 しかも、押ボタン2の押圧時および復帰時における枠体
1に対する摺動動作は、押ボタン2の外壁面全体がガイ
ドとして作用するため、この摺動動作中において押ボタ
ン2が傾きを生ずるようなことがない。したがって、第
7図に示したもののようにガイドが中央部にしか存在し
ない従来のものに比してスムーズで確実な操作性が約束
される。 なお、上記押ボタン装置15において、例えば何等かの不
具合が生じて、組立てられた該押ボタン装置15を分解す
る際には、押ボタン2を第6図の状態からさらに強く下
方に押し込めばよい。枠体側弾性片17,17がさらに大き
く外方に変形して押ボタン2の下端部が第1のストッパ
19より外れるから、これにより比較的容易に押ボタン2
を枠体1から取り外すことができる。
【考案の効果】
以上説明したとおり、本考案に係る押ボタン装置によれ
ば、枠体および押ボタンのみで構成され、単に押ボタン
を枠体の上方より挿入するだけで組み立てることができ
るから、部品点数を削減できるとともに極めて簡単に組
み立てることができ、低コストにて構成することができ
る。さらに、押ボタンの押圧時および復帰時において、
押ボタンはその外壁面のほぼ全体が摺動動作のガイドと
して作用するため、押ボタンが傾きを生ずるようなこと
がなく、スムーズかつ確実な操作性を得られる、等の優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本考案の一実施例を示したもので
第1図は押ボタン装置を分解して示す斜視図、第2図は
押ボタン装置を該押ボタン装置によって操作されるタク
トスイッチと共に示す側断面図、第3図は本実施例によ
る押ボタン装置が組み込まれた装置を示す斜視図、第4
図は本実施例により押ボタン装置が組み込まれた装置の
他の例を示す正面図、第5図および第6図は共に押ボタ
ン装置の作用示す側断面図、第7図は従来の押ボタン装
置を分解して示す斜視図である。 1……枠体、1A,1C……側壁、1a……内面、2……押ボ
タン、2A,2C……側面、17……枠体側弾性片、18……斜
面、19……第1のストッパ、21……第2のストッパ、23
……押ボタン側弾性片、32……タクトスイッチ(スイッ
チ)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】押圧操作によりON/OFF作動させるスイッチ
    を実質的に押圧するための押ボタン装置であって、 筒状を成す枠体と、該枠体内に挿入され該枠体内で摺動
    する押ボタンとから構成され、 前記押ボタンの側面には下部を基端部として上方先端部
    を自由端とされた押ボタン側弾性片が形成される一方、
    前記枠体の側面には上部を基端部として下方先端部を自
    由端とされた枠体側弾性片が形成され、該枠体側弾性片
    の内面には前記押ボタンの一部と当接すべく下方に向か
    うに従って枠体の内方に向かう斜面が形成されていると
    ともに、該斜面の下端部には枠体の内側に向けてほぼ水
    平に延出され前記押ボタンの下方移動を規制する第1の
    ストッパが形成され、さらに、該枠体の内面における前
    記押ボタン側弾性片と対応する位置には該押ボタン側弾
    性片の上端と係止して押ボタンの上方移動を規制する第
    2のストッパが形成されていることを特徴とする押ボタ
    ン装置。
JP5543990U 1990-05-28 1990-05-28 押ボタン装置 Expired - Lifetime JPH0741062Y2 (ja)

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