JPH0751200B2 - シャツ折りたたみ機 - Google Patents

シャツ折りたたみ機

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JPH0751200B2
JPH0751200B2 JP23321491A JP23321491A JPH0751200B2 JP H0751200 B2 JPH0751200 B2 JP H0751200B2 JP 23321491 A JP23321491 A JP 23321491A JP 23321491 A JP23321491 A JP 23321491A JP H0751200 B2 JPH0751200 B2 JP H0751200B2
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JP
Japan
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shirt
pedestal
folding
fixed
cradle
Prior art date
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JP23321491A
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JPH0568799A (ja
Inventor
尚弘 速見
Original Assignee
富士車輌株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シャツ折りたたみ機
に関し、特に、シャツの受台へのセットを機械的に行な
えるようにした構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ワイシャツ等のシャツの折りたた
み機として、図15に示すように、シャツの折りたたみ
幅で形成された受台41の上面に、衿部やボタンを上向
きにしてシャツSを拡げ、そのシャツの両袖や胴部の両
側部を受台41とその両側のテーブル42、43との間
のすき間44に垂れ下げ、各テーブル42、43の下側
に配置した折り板45を受台41の下方にスライドさせ
て、上記垂れ下げたシャツの部分を交互に折り返すよう
にしたものがある。
【0003】上記構造の折りたたみ機において、シャツ
のセットは、作業者が手作業により受台41と各折り板
45、46の間のすき間44にシャツの両袖を挿入し、
その両袖を受台41の側辺から垂れ下げるようにして行
なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、アイロン仕
上げされたシャツの袖は、立体的な筒形状に仕上げられ
ており、両袖を下方に垂らした状態で肩部を持ちながら
すき間44に通す作業は困難を伴ない、しばしばすき間
44の入口部分で引掛けて挿入作業が中断される問題が
ある。
【0005】これに対し、上記のすき間44を大きくす
ると、袖は挿入しやすくなるが、機械全体の寸法が大き
くなると共に、折り板45、46のスライド量が大きく
なるために、作業時間を増大させる不具合がある。
【0006】また、シャツは、ボタン掛けをした状態で
受台41上にセットされるが、袖部をすき間44の中に
一旦挿入した後は、型崩れを防ぐために何度も袖にさわ
ることができない状態になる。このため、立体的にアイ
ロン仕上げされたシャツを平面的に折りたたむ際に生じ
る布地のたるみ分を、受台のセット時に充分に取除くこ
とができず、折りたたみによってシャツに多くのシワを
生じさせる不具合があった。
【0007】しかし、受台にセットする前に、シャツを
平面的に修正し、その後、修正状態を保ったままでシャ
ツの袖をすき間44に通してセットする方法では、作業
に著しい手間がかかり、生産性を低下させる問題があ
る。
【0008】この発明は、上記の問題に鑑みてなされた
もので、シャツを受台上に拡げてセットした状態で受台
と折り板の間に袖を機械的に挿入でき、シャツのセット
を自動的かつ正確に行なえるシャツ折りたたみ機を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、受台の上方に、受台の両側辺と折り板
間のすき間の間隔で保持した一対の袖挿入棒を設け、そ
の一対の袖挿入棒を昇降機構に連結し、受台に、シャツ
を受台上面に圧着するシャツ押え具を設けた構成とした
ものである。
【0010】
【作用】上記の構造においては、受台と袖挿入棒の間
に、袖を拡げた状態でシャツをセットし、そのシャツを
シャツ押え具により受台に固定する。次に、袖挿入棒を
下降させ、シャツの袖を受台と折り板の間に挿入する。
【0011】この構造では、シャツ押え具がシャツを固
定するため、袖の強制挿入によるシャツの位置ずれや変
形を防止することができる。
【0012】また、シャツを拡げた状態で受台上にセッ
トできるため、セット時に布地のたるみ除去等の修正作
業を正確に行なうことができる。
【0013】
【実施例】図1乃至図5は実施例のシャツ折りたたみ機
を示している。図に示すように、シャツをセットするた
めの受台は、外被フレーム1に固定される固定受台2
と、可動受台3とから成り、可動受台2は、基台4に対
して昇降自在に設けた昇降フレーム5の案内棒6に連結
されている。
【0014】この固定受台2と可動受台3は、幅寸法が
シャツの定形の折りたたみ幅で形成され、両台2、3
を、図1に示すように配置した状態で、可動受台3上面
にシャツSの上半部が、固定受台2の上面にシャツの下
半部がセットされるようになっている。
【0015】上記固定受台2の両側には、図3に示すよ
うに、それぞれ幅方向に所定のすき間7、7をあけて同
じ高さのテーブル8、9が設けられており、その各テー
ブル8、9の下側に、2個の折り板F、Gが配置されて
いる。一方、可動受台3の両側には、受台3の下方に位
置させて5個の折り板A、B、C、D、Eが配置されて
いる。
【0016】この各折り板A〜EとF、Gは、各受台
2、3の上方に設けたガイド軸10、11と駆動シリン
ダ12、13に連結され、そのガイド軸10、11の案
内と駆動シリンダ12、13の作動により、各受台2、
3より離れた位置から受台2、3の下方位置までスライ
ドするように設定されている。
【0017】上記のガイド軸と駆動シリンダのうち、折
り板F、Gのガイド軸11と駆動シリンダ13は、外被
フレーム1に固定され、折り板A〜Eのガイド軸10と
駆動シリンダ12は、可動受台3と共に、昇降フレーム
5の案内軸6に取り付けた摺動部材14に連結されてお
り、折り板A〜Eと可動受台3が、固定受台2に対して
一体で昇降するようになっている。
【0018】また、上記折り板A〜E及び折り板F、G
は、各折り板相互間、及び各受台2、3の下面に対し
て、折りたたまれるシャツの布地が挿通可能なすき間を
あけて上下方向に交互に配列され、各駆動シリンダ1
2、13の作動量は、各折り板A〜Gの側辺が各受台
2、3の反対側の側辺に一致するまでスライドするよう
に設定されている。
【0019】一方、図6乃至図8に示すように、固定受
台2の上方には、連結板17によって固定受台2の両側
辺とテーブル8、9間のすき間7、7の寸法に間隔が保
持された一対の袖挿入棒15、16が設けられており、
上記連結板17には、一対の袖挿入棒15、16を上下
動させる昇降機構18が連結されている。
【0020】この昇降機構18は、連結板17をリニア
ガイドブッシュ19を介して案内する上下方向のガイド
軸20、20と、連結板17に連結する第一シリンダ2
1と、外被フレーム1に固定される第二シリンダ22と
から構成され、この第二シリンダ22のピストン杆が第
一シリンダ21に連結されている。この機構では、第二
シリンダ22が伸縮すると、第一シリンダ21と袖挿入
棒15、16が一体で昇降し、同時に第一シリンダ21
が伸縮することにより、袖挿入棒15、16が大きいス
トロークで移動し、すき間7、7を上下動する。
【0021】また、固定受台2の先端部には、回動式の
シャツ押え具23が設けられている。このシャツ押え具
23は、スポンジ等の緩衝材25を表面に備えた押え板
24と、その押え板24を外被フレーム1に回動可能に
支持する支持棒26と、その支持棒26に連結する回動
用シリンダ27とから成り、シリンダ27が作動する
と、押え板24が受台2の上面に圧着してシャツの前身
頃部分を受台に固定する。
【0022】また、上記各受台2、3と基台4の間に
は、シャツの背面に挿入する型紙を固定受台2に供給す
る型紙供給装置28と、固定受台3上にセットしたシャ
ツを可動受台2の先端まで移動させるシャツ搬送装置2
9とが設けられている。
【0023】型紙供給装置28は、図8に示すように、
型紙Rの貯留箱30と、その貯留箱30から取り出した
型紙Rを反転して固定受台2の下面向き合せる反転機構
31と、その反転された型紙Rを把持する型紙把持具3
2とから成り、この型紙把持具32は、シャツ搬送装置
29の台座34に取り付けられている。
【0024】一方、シャツ搬送装置29は、図9に示す
ように、両受台2、3の配列方向に沿って敷設したレー
ル33に台座34を移動可能に取付け、その台座34
に、固定受台2上にセットしたシャツの肩部を把持する
シャツ把持具35を設けて構成され、台座34がレール
33上に移動すると、固定受台2のシャツと型紙を可動
受台3の先端まで搬送する。
【0025】また、昇降フレーム5には、可動受台3と
折り板A〜Eが連結する摺動部材14を案内棒6に沿っ
て移動させる前後進用シリンダ36が設けられ、案内棒
6の端部近傍に、案内棒を移動してくる可動受台3から
垂れ下がったシャツの下半部を長さ方向に折り返す縦折
り台37が設けられている。
【0026】この実施例の折りたたみ機は、上記のよう
な構造であり、次にその作用を説明する。
【0027】先ず、作業開始前に、袖挿入棒15、16
が下降している状態で、型紙供給装置28により貯留箱
30から型紙Rを取出して固定受台2の下側に向き合わ
せ、その型紙Rの衿部を受台2の溝から突出させた状態
でセットする。
【0028】その後、型紙供給装置28の反転機構31
が貯留箱30の上方へ復帰した後、袖挿入棒15、16
を、図3及び図6に示すように上昇させ、固定受台2の
上面との間にすき間をあける。また、昇降フレーム5を
若干下降させ、可動受台3が固定受台2よりわずかに低
くなるように設定する。
【0029】次に、図3に示すように、シャツを拡げた
状態のまま肩部を袖挿入棒15、16と受台2の間に入
れ、シャツの衿を型紙Rの衿部に挿入すると共に、両袖
を左右のテーブル8、9の上面に拡げてセットする。
【0030】このセットの状態では、シャツが受台2上
に平面的に拡げた状態におかれるため、シャツを何度も
動かして位置ずれの修正や布地のたるみ分を取除くこと
ができ、シャツをシワなく折りたたむための修正作業を
正確に行なうことができる。
【0031】次に、シャツ押え具23を回動させて、シ
ャツを固定受台2の上面に圧着し、ついで、昇降機構1
8の第二シリンダ22を縮ませると共に、第一シリンダ
21を伸長させる。これにより、図10に示すように、
一対の袖挿入棒15、16が大きく下方まで下降し、シ
ャツの両袖は、その袖挿入棒15、16の移動によって
すき間7、7に挿入され、下方に垂れた状態となる。
【0032】この場合、シャツ押え具23がシャツの前
身頃を固定しているため、袖の挿入によってシャツのボ
タン部が左右に引張られてわん曲したり、位置ずれする
ことが防止され、シャツは正しい状態でセットされる。
【0033】ついで、上記のようにセットしたシャツS
を、把持具35で把持し、シャツ搬送装置29により可
動受台3の先端部まで移動させる。この移動の際、可動
受台3が固定受台2より低くなっているため、図11に
示すように、型紙Rが移動と共に可動受台3の上面に乗
り上り、シャツの背面に向き合される。
【0034】次に、昇降フレーム5を上昇して可動受台
3と固定受台2の高さを一致させ、その状態で、可動受
台3と固定受台2の両側の折り板A〜EとF、Gを、上
側のものから順にスライドさせ、図12及び図13に示
すように、シャツの垂れ下がった両袖や胴部の両側を、
各受台2、3の下側に折りたたむ。
【0035】その後、昇降フレーム5を上昇させ、図1
4に示すように可動受台3を引き上げると、固定受台2
と折り板F、Gの間で折りたたまれたシャツの下半身
が、受台2の長手方向に引抜かれる。
【0036】このようにシャツの下半身を完全に引き上
げた後、次に可動受台3を縦折り台37に向かって移動
させることにより、シャツは縦折りされて定形形状に折
りたたまれる。
【0037】なお、上記の実施例において、昇降機構1
8の第一シリンダ21と第二シリンダ22は、1つのシ
リンダで置き換えることもできる。また、昇降機構18
の駆動部には、シリンダを用いずに、機械的又は電気的
に作動する他の駆動機構を利用することができる。
【0038】
【効果】以上のように、この発明は、シャツの両袖を一
対の袖挿入棒によって機械的に受台と折り板の間に挿入
するので、シャツは拡げた状態のままで受台上にセット
することができ、シャツのセット作業を効率良く行なう
ことができる。
【0039】また、シャツの両袖を平面的に拡げた状態
で受台にセットできるので、布地のたるみ除去等の修正
作業を確実に行なうことができ、シワのない安定した折
りたたみ作業が行なえる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャツのシャツ折りたたみ機を示す縦断正面図
【図2】図1のII−II線に沿った断面図
【図3】同上の固定受台部分を示す斜視図
【図4】図1のIV−IV線に沿った断面図
【図5】図2のV−V線に沿った断面図
【図6】図5のVI−VI線に沿った断面図
【図7】図5のVII - VII に沿った断面図
【図8】型紙供給装置とシャツ搬送装置を示す縦断正面
【図9】シャツ搬送装置を示す一部縦断正面図
【図10】実施例の作用状態図
【図11】同上の作用状態図
【図12】同上の作用状態図
【図13】同上の作用状態図
【図14】同上の作用状態図
【図15】従来例を示す斜視図
【符号の説明】
2 固定受台 3 可動受台 5 昇降フレーム 7 すき間 8、9 テーブル 15、16 袖挿入棒 17 連結板 18 昇降機構 23 シャツ押え具 27 回動用シリンダ A、B、C、D、E、F、G 折り板 S シャツ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャツの折りたたみ幅で形成された受台
    の両側に、それぞれ幅方向にすき間をあけて複数の折り
    板を設け、その各折り板を受台の下方にスライド可能と
    したシャツ折りたたみ機において、上記受台の上方に、
    受台の両側辺と折り板間のすき間の間隔で保持した一対
    の袖挿入棒を設け、その一対の袖挿入棒を昇降機構に連
    結し、上記受台には、シャツを受台上面に圧着するシャ
    ツ押え具を設けたことを特徴とするシャツ折りたたみ
    機。
JP23321491A 1991-09-12 1991-09-12 シャツ折りたたみ機 Expired - Lifetime JPH0751200B2 (ja)

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JP23321491A JPH0751200B2 (ja) 1991-09-12 1991-09-12 シャツ折りたたみ機

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JPH0568799A JPH0568799A (ja) 1993-03-23
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JP5022674B2 (ja) * 2006-11-14 2012-09-12 株式会社プレックス 衣類整形供給装置
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CN108517674A (zh) * 2018-06-15 2018-09-11 湖州多啦美啦服饰有限公司 一种制衣加工用的服装折叠结构

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