JP2509066Y2 - 縫製装置の布保持装置 - Google Patents
縫製装置の布保持装置Info
- Publication number
- JP2509066Y2 JP2509066Y2 JP8488290U JP8488290U JP2509066Y2 JP 2509066 Y2 JP2509066 Y2 JP 2509066Y2 JP 8488290 U JP8488290 U JP 8488290U JP 8488290 U JP8488290 U JP 8488290U JP 2509066 Y2 JP2509066 Y2 JP 2509066Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cloth
- moving
- sewing
- movable
- placing table
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は縫製装置の布保持装置に関する。
(従来の縫製装置) 従来縫製装置として以下の如きものは知られている。
即ち、機枠に設けられた左右方向に長い布載置テーブル
と、この布載置テーブルの後方において機枠に左右動自
在に設けられた左右動台と、この左右動台に前後動自在
に設けられた前後動台と、この前後動台に布送り方向を
左右に向けるようにして、且つ針が前方に位置するよう
にして設けられたミシンとを有しており、前記布載置テ
ーブルの後方に、それと並ぶようにして布支承ベルトが
配され、この布支承ベルトの一端が、その上面が布載置
テーブルの上面と面一となるようにして機枠に取付けら
れ、同他端が布載置テーブルの上面より下方位置となる
ようにして機枠に取付けられ、前記左右動台に布支承ベ
ルト用の上下一対のガイドローラーが軸心を前後に向け
るようにして回転自在に設けられ、これらガイドローラ
ーに布支承ベルトが掛けられて、布支承ベルトが、上側
水平部、垂下部及び下側水平部を構成するようになされ
たものは知られている(特開平2-159,295号公開公報参
照)。
即ち、機枠に設けられた左右方向に長い布載置テーブル
と、この布載置テーブルの後方において機枠に左右動自
在に設けられた左右動台と、この左右動台に前後動自在
に設けられた前後動台と、この前後動台に布送り方向を
左右に向けるようにして、且つ針が前方に位置するよう
にして設けられたミシンとを有しており、前記布載置テ
ーブルの後方に、それと並ぶようにして布支承ベルトが
配され、この布支承ベルトの一端が、その上面が布載置
テーブルの上面と面一となるようにして機枠に取付けら
れ、同他端が布載置テーブルの上面より下方位置となる
ようにして機枠に取付けられ、前記左右動台に布支承ベ
ルト用の上下一対のガイドローラーが軸心を前後に向け
るようにして回転自在に設けられ、これらガイドローラ
ーに布支承ベルトが掛けられて、布支承ベルトが、上側
水平部、垂下部及び下側水平部を構成するようになされ
たものは知られている(特開平2-159,295号公開公報参
照)。
(考案の目的) この考案は、上記装置において、布を左右に引っ張っ
た状態で布を縫製するようにするための、布保持装置を
提供することを目的とするものである。
た状態で布を縫製するようにするための、布保持装置を
提供することを目的とするものである。
(実施例) 以下にこの考案を図面に示す実施例に基づいて説明す
る。
る。
機枠1に左右方向に長い布載置テーブル2が設けら
れ、この布載置テーブル2の後方において機枠1に左右
動台3が左右動自在に設けられ、この左右動台3に前後
動台4が前後動自在に設けられ、この前後動台4に布送
り方向を左右に向けるようにして、且つ針6及び布押え
8が前方に位置するようにして、ミシン5が設けられて
いる。このミシン5のベッド7の上面は布載置テーブル
2の下面に重なるようになされている。なお、縫製物に
よっては前後動台4を除いて左右動台3に直接にミシン
5を載置するようにしてもよい。
れ、この布載置テーブル2の後方において機枠1に左右
動台3が左右動自在に設けられ、この左右動台3に前後
動台4が前後動自在に設けられ、この前後動台4に布送
り方向を左右に向けるようにして、且つ針6及び布押え
8が前方に位置するようにして、ミシン5が設けられて
いる。このミシン5のベッド7の上面は布載置テーブル
2の下面に重なるようになされている。なお、縫製物に
よっては前後動台4を除いて左右動台3に直接にミシン
5を載置するようにしてもよい。
前記布載置テーブル2の後方に、それと並ぶようにし
て布支承ベルト9が配され、この布支承ベルト9の右端
が、その上面が布載置テーブル2の上面と面一となるよ
うにして機枠1に取付けられ、同左端が布載置テーブル
2の上面より下方位置であって、左右動台3、前後動台
4及びミシン5の左右動を妨げない高さ位置となるよう
にして、機枠1に取付けられている。左右動台3に布支
承ベルト9用の上下一対のガイドローラー10が軸心を前
後に向けるようにして回転自在に設けられ、上側のガイ
ドローラー10は、その上縁が布載置テーブル2の上面よ
り布支承ベルト9の厚さだけ低い高さ位置となされると
共に、布支承ベルト9の右端がわに対向するようになさ
れている。他方下側のガイドローラー10は、その下縁が
布支承ベルト9の左端がわの上面と等しい高さ位置とな
され、且つ上側のガイドローラー10と上下に重ならない
ように左にずれている。そして、これらガイドローラー
10に布支承ベルト9が、右から上側水平部、垂下部及び
下側水平部となるように掛けられて、布支承ベルト9が
張った状態となされている。このような構成によって、
ミシン5の位置に拘らず、ベッド7の前端部右側には常
時布載置テーブル2と面一の布支承ベルト9が存在する
ことになる。そして、この布支承ベルト9の上側水平部
によって縫製中の布Cの縫製が完了していない部分を支
承することが出来る。
て布支承ベルト9が配され、この布支承ベルト9の右端
が、その上面が布載置テーブル2の上面と面一となるよ
うにして機枠1に取付けられ、同左端が布載置テーブル
2の上面より下方位置であって、左右動台3、前後動台
4及びミシン5の左右動を妨げない高さ位置となるよう
にして、機枠1に取付けられている。左右動台3に布支
承ベルト9用の上下一対のガイドローラー10が軸心を前
後に向けるようにして回転自在に設けられ、上側のガイ
ドローラー10は、その上縁が布載置テーブル2の上面よ
り布支承ベルト9の厚さだけ低い高さ位置となされると
共に、布支承ベルト9の右端がわに対向するようになさ
れている。他方下側のガイドローラー10は、その下縁が
布支承ベルト9の左端がわの上面と等しい高さ位置とな
され、且つ上側のガイドローラー10と上下に重ならない
ように左にずれている。そして、これらガイドローラー
10に布支承ベルト9が、右から上側水平部、垂下部及び
下側水平部となるように掛けられて、布支承ベルト9が
張った状態となされている。このような構成によって、
ミシン5の位置に拘らず、ベッド7の前端部右側には常
時布載置テーブル2と面一の布支承ベルト9が存在する
ことになる。そして、この布支承ベルト9の上側水平部
によって縫製中の布Cの縫製が完了していない部分を支
承することが出来る。
前記機枠1の前面上部にガイドレール13が左右方向に
渡るようにして設けられ、このガイドレール13に、少な
くとも一対の左右動体15が、上下で一対の左右2組の溝
付き挟持ローラー14によって、左右位置変更可能に設け
られている。これら左右動体15は、溝付き挟持ローラー
14が設けられた垂下部16と、布載置テーブル2に、支持
ローラー18を介して乗る水平部17とを有している。これ
ら左右動台15の水平部17各々に移動体20が左右動自在に
設けられ、これら移動体20はばね21によって他方の移動
体20から離れる方向に付勢されている。なお、移動体20
は、流体圧シリンダ22によって左右動させられるプッシ
ャー23によって、必要時にばね21の力に抗して押される
ようになされている。前記移動体20各々に、先端を相互
に対向させるようにして布挟持具26が、縫製位置にある
ミシン5の針6より前方に位置するようにして、設けら
れ、これら布挟持具26は、下側の固定挟持片27と、ばね
30によって開く方向に付勢され、且つそのばね30の力に
抗して流体圧シリンダ29によって閉じられる上側の可動
挟持片28とを有している。
渡るようにして設けられ、このガイドレール13に、少な
くとも一対の左右動体15が、上下で一対の左右2組の溝
付き挟持ローラー14によって、左右位置変更可能に設け
られている。これら左右動体15は、溝付き挟持ローラー
14が設けられた垂下部16と、布載置テーブル2に、支持
ローラー18を介して乗る水平部17とを有している。これ
ら左右動台15の水平部17各々に移動体20が左右動自在に
設けられ、これら移動体20はばね21によって他方の移動
体20から離れる方向に付勢されている。なお、移動体20
は、流体圧シリンダ22によって左右動させられるプッシ
ャー23によって、必要時にばね21の力に抗して押される
ようになされている。前記移動体20各々に、先端を相互
に対向させるようにして布挟持具26が、縫製位置にある
ミシン5の針6より前方に位置するようにして、設けら
れ、これら布挟持具26は、下側の固定挟持片27と、ばね
30によって開く方向に付勢され、且つそのばね30の力に
抗して流体圧シリンダ29によって閉じられる上側の可動
挟持片28とを有している。
(実施例の作用) 次に実施例装置の作用を説明する。
縫製開始前には、ミシン5は後退した状態で、一番左
側の縫製開始位置に停止している。そして、針6及び布
押え8は上昇した位置にある。この状態において、布載
置テーブル2上に置いた布Cを一対の布挟持具26によっ
て挟持し、その後、左右動体15を相互に離して、ばね21
の力を利用して布Cを張った状態とする。そして、この
状態となると、左右動体15に、それを水平な方向にねじ
る力が作用するので、各左右動体15の左右の溝付き挟持
ローラー14がガイドレール13を水平にねじる状態となっ
て、左右動体15は自動的に固定される。
側の縫製開始位置に停止している。そして、針6及び布
押え8は上昇した位置にある。この状態において、布載
置テーブル2上に置いた布Cを一対の布挟持具26によっ
て挟持し、その後、左右動体15を相互に離して、ばね21
の力を利用して布Cを張った状態とする。そして、この
状態となると、左右動体15に、それを水平な方向にねじ
る力が作用するので、各左右動体15の左右の溝付き挟持
ローラー14がガイドレール13を水平にねじる状態となっ
て、左右動体15は自動的に固定される。
その後、装置のスイッチを入れれば以下の作動が自動
的に行なわれる。ミシン5が前進した後、布押え8が下
降して布Cに当る。そうすると、布Cの左縁から縫製が
開始され、ミシン5は縫製を行ないつつ左側から右側に
移動し、布Cの右縁までの縫製が完了すると、自動糸カ
ッター(図示略)よって糸が切断される。そして、布押
え8が上昇すると(なお、針6は上昇した位置で停止し
ている)、ミシン5は後退して高速の戻り移動を行なっ
て縫製開始位置に戻る。
的に行なわれる。ミシン5が前進した後、布押え8が下
降して布Cに当る。そうすると、布Cの左縁から縫製が
開始され、ミシン5は縫製を行ないつつ左側から右側に
移動し、布Cの右縁までの縫製が完了すると、自動糸カ
ッター(図示略)よって糸が切断される。そして、布押
え8が上昇すると(なお、針6は上昇した位置で停止し
ている)、ミシン5は後退して高速の戻り移動を行なっ
て縫製開始位置に戻る。
縫製が完了すると縫製完了後の布Cを布挟持具26から
外すため、プッシャー23によって移動体20をばね21に抗
して相互に接近させた後、布挟持具26から外す。
外すため、プッシャー23によって移動体20をばね21に抗
して相互に接近させた後、布挟持具26から外す。
(考案の効果) この考案は、前記した如き構成によって、以下の如き
効果を奏するものである。
効果を奏するものである。
一対の布挟持具によって挟持された布をばねの力を利
用して簡単に張った状態として、縫製することが出来
る。
用して簡単に張った状態として、縫製することが出来
る。
図面はこの考案の実施例を示すものであって、第1図は
中間省略平面図、第2図は中間省略の一部破砕正面図、
第3図は第1図III-III線断面図、第4図は第1図A部
分拡大図、第5図は第4図V−V線断面図、第6図は第
4図VI-VI線断面図である。 1……機枠、2……布載置テーブル、3……左右動台、
4……前後動台、5……ミシン、6……針、7……ベッ
ド、8……布押え、15……左右動体、20……移動体、21
……ばね、26……布挟持具、27……固定挟持片、28……
可動挟持片
中間省略平面図、第2図は中間省略の一部破砕正面図、
第3図は第1図III-III線断面図、第4図は第1図A部
分拡大図、第5図は第4図V−V線断面図、第6図は第
4図VI-VI線断面図である。 1……機枠、2……布載置テーブル、3……左右動台、
4……前後動台、5……ミシン、6……針、7……ベッ
ド、8……布押え、15……左右動体、20……移動体、21
……ばね、26……布挟持具、27……固定挟持片、28……
可動挟持片
Claims (1)
- 【請求項1】機枠に設けられた左右方向に長い布載置テ
ーブルと、この布載置テーブルの後方において機枠に左
右動自在に設けられた左右動台と、この左右動台に、前
後動自在な前後動台を介して又は介することなく、布送
り方向を左右に向けるようにして、且つ針が前方に位置
するようにして設けられたミシンとを有する縫製装置に
おいて、前記機枠に少なくとも一対の左右動体が左右位
置変更可能に設けられ、これら左右動体に移動体が左右
動自在に設けられ、これら移動体が、ばねによって他方
の移動体から離れる方向に付勢され、前記移動体各々
に、先端を相互に対向させるようにして布挟持具が設け
られ、これら布挟持具は、下側の固定挟持片と上側の可
動挟持片とを有している縫製装置の布保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8488290U JP2509066Y2 (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 | 縫製装置の布保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8488290U JP2509066Y2 (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 | 縫製装置の布保持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0444881U JPH0444881U (ja) | 1992-04-16 |
JP2509066Y2 true JP2509066Y2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=31816044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8488290U Expired - Lifetime JP2509066Y2 (ja) | 1990-08-09 | 1990-08-09 | 縫製装置の布保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2509066Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-08-09 JP JP8488290U patent/JP2509066Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0444881U (ja) | 1992-04-16 |
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