JPH0475700A - シャツ折りたたみ機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ワイシャツなどのシャツの折りたたみ機に
関するものである。

〔従来の技術及びその課題〕

第２４図は、従来のワイシャツの折りたたみ機の構造を
示している。

図に示すように、この装置は、シャツＳをセントする受
台５１の上端部に、前後方向に回動する押え板５２と、
左右方向に回動する２個の折り板５３．５３を取付けて
成っており、受台５１上にシャツＳを下向きにセットし
た後、第２５図に示すように両袖を折り返して押え板５
２によって押さえ、ついで第２６図に示すように、折り
板５３．５３を回動させて、シャツの両袖部をさらに折
り返し、その後、作業者がすその部分を長さ方向に真直
ぐに整えたのち、シャツを長さ方向に折り返して折りた
たむようになっている。

ところが、上記の装置においては、折りたたんだシャツ
を次に受台５１から抜き取る場合、シャツの内部から押
え板５２と折り板５３．５３を同時に引き抜く必要があ
るため、その抜き取りの動きによって折りたたんだ袖や
胴部が内部でねしれるという不具合がある。

また、シャツを手で強く押えつけながら抜き取った場合
でも、押え板５２と折り板５３．５３間にはさまれる袖
のカフス部Ｒは、抜き取りと共に簡単に位置ずれし、シ
ャツがくずれた形状で折りたたまれやすい欠点がある。

この発明は、上記の課題を解決し、シャツの折りたたま
れた状態を変化させることなく、シャツから折り板を引
き抜くことができる折りたたみ機を提供することを目的
とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記の課題を解決するため、この発明は、シャツの折り
たたみ幅に形成された受台の両側に、上下方向に交互に
すき間をあけて複数の折り板を設け、その各折り板に、
それぞれ折り板を上記受台の側方からその下方に重なり
合う範囲で移動させる駆動装置を連結し、この各々の折
り板とそれに連結する駆動装置を、それぞれ他の折り板
と駆動装置に対してシャツの長さ方向に移動可能とする
と共に、その移動方向に各折り板と駆動装置を独立して
移動させる移動装置を設けた構造としたものである。

〔作用〕

上記の構造においては、受台の上に、シャツを上向きに
し、その両袖や胴部の両側部を受台の両側から垂れ下げ
た状態でセットし、次に、折り板を受台に近いものから
順に受台の下方に移動させて、シャツの袖や胴部を交互
に折り返す。

この状態で、シャツの袖や胴部は、複数の折り板の間で
折りたたまれ、袖のカフス部は最も下側の折り板の間で
折りたたまれる。

ついで、折り板を、シャツの内部のものから順にシャツ
の長さ方向に移動させてシャツから抜き出し、最後にシ
ャツに接する下側の折り板を移動させて引き抜く。

このようにシャツを下側の折り板により押えた状態で、
全ての折り板を同時に引き抜かずに、袖のカフス部と接
しない内側の折り板から個別に抜き取ることにより、袖
やカフス部に加わる抜き取りの力を小さくでき、袖等の
位置ずれやねじれを防止することができる。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
。

第１図乃至第６図において、１は固定受台、２は可動受
台であり、この両受台１．２は、折りたたみ機の設置ベ
ース３に対して傾斜した状態で前後方向に並べて配置さ
れている。

上記固定受台１は、シャツの定形の折りたたみ幅で形成
され、折りたたみ機の外被フレーム４に固定される。一
方、可動受台２は、幅寸法がシャツの所定の折りたたみ
幅で形成され、長さ寸法がシャツの上半部の折りたたみ
長さで形成されており、後述する折り板やその駆動用シ
リンダと共に前後の案内軸５．５に支持されている。

また、固定受台１の上部には、その受台の幅方向に延び
る一対のガイド棒６．７が取付けられ、その各ガイド棒
６．７に、移動可能なスライダ８．９を介して、それぞ
れ固定受台１の両側縁に向き合う折り板Ｆ、Ｇが取付け
られている。

また、各スライダ８．９には、ガイド棒に沿って伸縮す
る駆動用シリンダ１０．１１連結され、この両シリンダ
１０．１１の作動により各折り板Ｆ、Ｇは、第９図のよ
うに固定受台１の側縁に対して間隔すをあけた位置がら
、その受台の下方に重なり合う範囲で移動するようにな
っている。

なお、ガイド軸の一端を支持する支持部材１２は、各折
り板Ｆ、Ｇの側辺が固定受台１の側縁に一致した位置で
折り板を停めるストッパも兼ねている。

上記折り板Ｆ、Ｇは、上下方向に高さをずらして配置さ
れ、上側の折り板Ｆと固定受台１下面の間、及び両折り
板Ｆ、Ｇの間には、それらの間で折りたたんだシャツの
布地が挿通できるわずがなすき間が設けられている。ま
た、折り板Ｇの先端には、シャツの引き抜きを案内する
ためのローラ４９が取付けられている。

一方、可動受台２の上部には、昇降フレーム１３にかけ
渡した２本の案内軸５．５が前後方向に延びており、そ
の案内軸５．５に、リニヤブツシュ１４を介して３つの
支持枠１６．１７．１８が移動可能に取付けられている
と共に、その各支持枠の前側に、支持枠１５が昇降フレ
ーム１３に対して固定されている。

この４つの支持枠において、前端例の支持枠１５と隣接
する支持枠１６の間には、その両支持枠を案内軸５に沿
って接近離反させる接触用シリンダ１９が連結され、同
様に、支持枠１６と支持枠１７間、及び支持枠１７と支
持枠１８の間に、それぞれ接触用シリンダ２０．２１が
連結されている。この各接触用シリンダ１９．２０．２
１は、各々独立して作動するようになっており、その作
動により、各支持枠１６〜１８が互いに独立してシャツ
の長さ方向に接近離反するようになっている。

また、上記支持枠１５〜１８のうち、前端例の支持枠１
５には、一対のガイド棒２２と、そのガイド棒の各棒２
２ａ、２２ｂに沿って伸縮する２個の駆動用シリンダ２
６．２７が取付けられ、他の３つの支持枠１６．１７．
１８には、それぞれ一対のガイド棒２３．２４．２５と
１個の駆動用シリンダ２８．２９．３０が取付けられて
いる。

また、支持枠２４には、連結材３１を介して可動受台２
が連結されている。

さらに、各駆動用シリンダ２６〜３０には、各ガイド棒
２２〜２５上に移動可能に取付けられたスライダ３２．
３３．３４．３５．３６がそれぞれ連結しており、その
各スライダ３２〜３６に、それぞれ可動受台２の両側に
向き合う５個の折り板Ａ、Ｂ、Ｃ，Ｄ、Ｅが取付けられ
ている。

上記折り板Ａ−Ｅは、固定受台１の折り板Ｆ、Ｇと同様
に、各相互の折り板間、及び可動受台２の下面との間に
、シャツの布地が挿通可能なすき間ａをあけて上下方向
に交互に位置をずらして設けられており、第９図のよう
に開いた状態で、可動受台２の両側縁との間でシャツの
袖や胴部を挿通できる間隔ｂ′を形成する。

また、上記の各折り板Ａ−Ｅは、可動受台２より大きな
幅寸法で形成され、各駆動用シリンダ２６〜３０の作動
により、第９図の状態から、第１２図に示すように可動
受台２の下方に重なり合う位置まで移動するようになっ
ている。

上記案内軸５がかけ渡される昇降フレーム１３は、側辺
に沿って上下方向のガイド棒３７が取付けられ、そのガ
イド棒３７が、折りたたみ機の外被フレーム４に取付け
たりニヤブツシュ３８．３８に移動可能に嵌合しており
、上端部に昇降用シリンダ３９が連結されている。

また、上記案内軸５の後端部の下方には、設置ベース３
に対して平行に配置された折りたたみ台４０が取付けら
れている。

この折りたたみ台４０は、設置ベース３に傾斜した案内
軸５を移動している可動受台２に対して、その移動方向
前側の端部が接近する傾斜面を形成しており、最上部ま
で上昇した位置で可動受台２が折りたたみ台４０に向か
って移動した際に、第１３図に示すように可動受台２か
ら垂れ下がるシャツＳの下半部が折りたたみ台４０の上
面に摺接して、シャツが長さ方向に折り返されるように
なっている。

一方、固定受台１の下方には、その受台１の後端部にセ
ットしたシャツＳを可動受台２まで搬送するシャツ搬送
装置４１が設けられている。

このシャツ搬送装置４１は、両受台１．２の配列方向に
平行に設けたガイドレール４２．４２に基台４３を移動
可能に取付け、その基台４３に上下動可能に取付けた断
面コ字形の支持板４４の先端に、固定受台１の両側から
垂れ下がるシャツの両袖を把持する把持板４５．４５を
取付けたもので、両把持板４５．４５の間にはそれらを
回動させる回動用シリンダ４６が連結されている。

また、基台４３には、基台をガイドレール４２．４２に
沿って前後方向に移動させる前後進用シリンダ４７が連
結され、支持板４４には、その動きを案内するガイド棒
５ｏと昇降用シリンダ４８が取付けられている。

この実施例の折りたたみ機は、上記のような構成であり
、次にその作用を説明する。

第１図、第６図及び第９図に示すように、固定受台１の
受入端部の上面に、シャツＳをボタンの面を上側に向け
、袖や胴部の両側縁を受台１の両側かられ下げた状態で
セットする０次に、シャツ搬送装置４１を作動させて、
上記シャツＳの両袖を把持し、可動受台２の先端まで移
動させる。

この移動状態で、シャツＳの上半部が可動受台２の上部
に、シャツＳの下半部が固定受台１の上部に移動する。

ついで、第１０図に示すように可動受台２と固定受台１
に向き合う折り板Ａ、Ｆを移動させ、その折り板Ａ、Ｆ
と各受台１．２の間でシャツの袖と胴部を折りたたむ。

その後、第１１図乃至第１３図に示すように、上側の折
り板から順に受台１．２の下方に移動させて、受台から
垂れ下がるシャツＳの両袖と胴部を各折り板Ｂ、Ｃ，Ｄ
、Ｅ、Ｇの間で折りたたむ。

このように袖等の折りたたみが終了すると、第１４図に
示すように、昇降用シリンダ３９を作動させて可動受台
２を上昇させ、その受台２の端部からシャツＳの下半部
を垂れ下げた状態で引き上げる。

次に、第１５図及び第１６図に示すごとく、接離用シリ
ンダ２０．２１を縮めた状態で、前端側の接離用シリン
ダ１９だけを伸長させ、支持枠１５に対して他の支持枠
１６．１７．１８を一体で案内軸５．５に沿って移動さ
せる。これにより、支持枠１５に連結した折り板Ａ、Ｂ
が他の折り板Ｃ１Ｄ、Ｅから引き離され、シャツＳの内
部から引き抜かれることになる。

また、これと同時に、可動受台２が折りたたみ台４０に
向かって移動することにより、その受台２から垂れ下っ
たシ・ヤツの下半部が折りたたみ台４０の上面に摺接し
、シャツＳが受台２と折りたたみ台４０の間で長さ方向
に折りたたまれる。

次に、第１７図と第１８図に示すように、接離用シリン
ダ１９を縮めると共に、隣接する接離用シリンダ２０を
伸長させる。これにより、支持枠１６が他の支持枠１７
．１８から離反し、折り板Ｃがシャツ内部から引き抜か
れる。

ついで、第１９図及び第２０図に示すように、接離用シ
リンダ２０を縮めると共に、隣の接離用シリンダ２１を
伸長させ、支持枠１７を支持枠１８に対して離反させる
。これにより、シャツＳの内部から折り板りと可動受台
２が抜き取られる。

このように、袖のカフス部を折りたたむ折り板Ｅを残し
て、シャツの内部から折り板Ａ−Ｄと可動受台を順次抜
き取ることにより、各々の抜き取りの際にシャツに加わ
るずれ力が小さくなると共に、折り板已によってシャツ
の折りたたまれた状態が維持されるため、袖のねじれや
カフス部の位置ずれが防止される。

そして、最後に接離用シリンダ２１を縮めて支持枠１８
を移動させ、折り板Ｅを引き抜く。これにより、シャツ
定形の幅で折りたたまれた状態で折りたたみ台４０上に
残される。

その後、折りたたみ台４０に残ったシャツの長さ方向に
余った部分Ｓ′を折りたたんだ布地の間に折り込んで、
第２３図に示すような定形の形状にして折りたたみを完
了する。

なお、上記の例では、最初に折り板Ａ、Ｂを引き抜き、
その後折り板Ｃ，Ｄと可動受台２を引き抜いたが、外側
の折り板Ｅの抜き取りを最後にすれば、折り板Ａ、Ｂ、
Ｃ，Ｄや可動受台２の抜き取り順序を変化させてもよい
。

また、折り板Ａと折り板Ｂ、及び折り板Ｃと可動受台２
を、それぞれ同じ支持枠１５．１６に連結して一体で抜
き取るようにしたが、これは、最小の動作で抜き取り作
業を終えるためであり、各々の折り板や可動受台をそれ
ぞれ単独に移動できるようにしても、同し効果を得るこ
とができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明は、受台に垂れ下がるシ
ャツの袖等を交互に折りたたむ複数の折り板を設け、そ
の各折り板をそれぞれ独立してシャツの長さ方向に移動
でるきょうにしたので、カフス部を折りたたむ下側の折
り板を残して、シャツ内部の折り板から順次引き抜くこ
とにより、シャツの加わる抜き取り力を小さくでき、か
つ折りたたんだシャツの押えを有効に行なうことができ
る。

このため、抜き取りにより袖やカフス部のねしれや位置
ずれを防止することができ、シャツを折りたたんだ状態
を変化させずにとり出すことができる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例の折りたたみ機の全体構造を示す正面図
、第２図は第１図はＩｔ−ｎ線からみた断面図、第３図
は第１図の■−■線からみた断面図、第４図は同上の要
部を示す正面図、第５図は第１図のＶ−■線からみた断
面図、第６図はシャツ搬送装置を示す側面図、第７図は
同上の要部を示す平面図、第８図は第１図の■−■線か
らみた断面図、第９図乃至第２２図は同上の折りたたみ
機の作用を示す図、第２３図はシャツの折りたたんだ状
態を示す斜視図、第２４図は従来例を示す斜視図、第２
５図及び第２６図は従来例を示す図である。 １・・・・・・固定受台、　　２・・・・・・可動受台
、５・・・・・・案内軸、 ６．７．２２．２３．２４．２５・・・・・・ガイド棒
、１０．１１．１９．２０．２１・・・・・・駆動用シ
リンダ、 ３・・・・・・昇降フレーム、 １５．１６．１７．１８・・・・・・支持枠、３９・・
・・・・昇降用シリンダ、 ４０・−・・・・折りたたみ台、 ４１・・・・・・シャツ搬送装置、 Ａ、Ｂ、Ｃ，Ｄ、Ｅ、Ｆ・・・・・・折り板、Ｓ・・・
・・・シャツ、　　　　Ｒ・・・・・・カフス部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）シャツの折りたたみ幅に形成された受台の両側に
   、上下方向に交互にすき間をあけて複数の折り板を設け
   、その各折り板に、それぞれ折り板を上記受台の側方か
   らその下方に重なり合う範囲で移動させる駆動装置を連
   結し、この各々の折り板とそれに連結する駆動装置を、
   それぞれ他の折り板と駆動装置に対してシャツの長さ方
   向に移動可能とすると共に、その移動方向に各折り板と
   駆動装置を独立して移動させる移動装置を設けたシャツ
   折りたたみ機。