JPH0751008B2 - 乗用田植機における動力伝達構造 - Google Patents

乗用田植機における動力伝達構造

Info

Publication number
JPH0751008B2
JPH0751008B2 JP1183175A JP18317589A JPH0751008B2 JP H0751008 B2 JPH0751008 B2 JP H0751008B2 JP 1183175 A JP1183175 A JP 1183175A JP 18317589 A JP18317589 A JP 18317589A JP H0751008 B2 JPH0751008 B2 JP H0751008B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
bevel gear
axle
case
gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1183175A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0349608A (ja
Inventor
俊樹 南石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Original Assignee
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanma Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP1183175A priority Critical patent/JPH0751008B2/ja
Publication of JPH0349608A publication Critical patent/JPH0349608A/ja
Publication of JPH0751008B2 publication Critical patent/JPH0751008B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、乗用田植機における動力伝達構造に関するも
のである。
(ロ) 従来の技術 従来、乗用田植機は実公昭60−33771号に記載されてい
るように、ミッションケースであるギヤボックスの前方
にエンジンを搭載して、伝動ベルトを介してギヤボック
スの入力軸に、動力を導き、同入力軸よりも前方に位置
する前輪駆動軸に動力を伝達しながら、同時に同入力軸
により後部に位置する後輪駆動軸を駆動し、さらに、上
記入力軸上に株間変速部を配設した構造となっている。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 ところが、上記乗用田植機においては、ミッションケー
スであるギヤボックスが、前輪駆動軸及びファイナルケ
ースの位置よりも後方に突設した状態で配設されている
ために、ギヤボックスの重量が機体後方側にかかり機体
全体の前後バランスがアンバランスの状態となってい
た。したがって、機体の走行が円滑化できず、また、機
体のコンパクト化に不利であった。
(ニ) 課題を解決するための手段 本発明では、機体の前部にエンジンを搭載し、機体の前
後左右部に前後車輪を設け、機体後部に植付部を昇降自
在に連設した乗用田植機において、エンジンの下方にミ
ッションケースを配設し、同ミッションケースの側面
で、かつ、前車軸駆動用アクスルシャフトよりも前方に
傘歯車ケースを突設し、ミッションケース中に一側端に
傘歯車を嵌着した左右方向の株間変速軸を軸架すると共
に、前端に傘歯車を嵌着し後方に延出した植付駆動軸を
軸架して、上記傘歯車ケース中において各傘歯車を噛合
させて株間変速軸と植付駆動軸とを連動連結する傘歯車
連動機構を構成することにより、傘歯車連動機構を前車
軸駆動用アクスルシャフト位置よりも前方に配設してな
る乗用田植機における動力伝達構造を提供せんとするも
のである。
(ホ) 作用・効果 この発明では、ミッションケース内に伝達された動力
は、前車軸用デフ装置より前車軸駆動用アクスルシャフ
トへ伝達されて前車輪に伝達されると同時に、後車輪に
伝達されて機体の前後後進走行を行うものである。
これと同時に、ミッションケース内の前部に設ける傘歯
車連動機構により機体後方に設けた植付部を駆動するも
のである。
したがって、この発明によれば、機体に配設したミッシ
ョンケースの株間変更機構を、前車軸駆動用アクスルシ
ャフト位置よりも前方に配設しており、ミッションケー
スの重心が前車軸位置よりも前側に位置するため、機体
全体の前後バランスが向上して機体が安定した状態とな
り、ステアリングハンドルの操作が円滑にできるもので
ある。また、前後車輪の間の空間を利用してミッション
ケースの後方にステアリング連動機構を配設することが
できるため、ミッションケース後方の中間部を有効に利
用できて機体のコンパクト化ができるものである。ま
た、傘歯車連動機構を前車軸駆動用アクスルシャフト位
置よりも前方に配設したから、同傘歯車連動機構の周囲
のスペースが広く歯車変換作業が容易となり、全体とし
て構造簡単でありながら、田植作業を能率的に行うこと
ができるものである。
(ヘ) 実施例 本発明の実施例を図面にもとづき詳説すれば、第1図に
おいて、(A)は乗用田植機であり、自走可能な走行部
(B)の後方に植付部(C)を昇降機構(D)を介して
連結している。
走行部(B)は、機体両側に、前後方向に位置させたア
ッパーフレーム(1)(1)の前方上部にエンジン
(2)を搭載し、エンジン(2)の後部にはステアリン
グシャフト(3)を立設して上部にステアリングハンド
ル(3−1)を装着している。(4)はエンジン(2)
及び燃料タンク(4−1)などの上部をカバーするボン
ンネットである。
エンジン(2)の下部にはミッションケース(5)を位
置させて、同ミッションケース(5)の左右両側にはフ
ロントアクスルケース(6)を固設して、これに前車軸
(7−1)を介して前車輪(7)を装着していると共
に、機体後方にリヤアクスルケース(8)を位置させ
て、同リヤアクスルケース(8)の左右両側には後車輪
(9)を装着している。
(10)はアッパーフレーム(1)の下側に位置するロア
ーフレームで、前端(10−1)は機体中央部に横方向に
設けた前部横フレーム(10−2)に連結されながら、後
端(10−3)は背面視逆U字状の後部横フレーム(11)
に連結している。(10−4)はロアーフレーム(10)の
前方に延設する補強フレーム、(12)は機体横方向に位
置して左右両側の垂直部(12−1)(12−1)にて左右
のアッパーフレーム(1)の後端(1−1)(1−1)
と連結すると共に、ロアーフレーム(10)(10)の前後
方向の中間位置と連結する中間横フレームである。
また、(10−5)はアッパーフレーム(1)の前部位置
に横方向に設けるミッション取付フレーム、(10−6)
はアッパーフレーム(1)の前部に横方向に設けるエン
ジン取付フレームである。そして、同アッパーフレーム
(1)の前部左右両側位置には予備苗載せ台用フレーム
(10−7)を設けている。(10−8)はデフロックレバ
ー用支持フレーム、(10−9)はステップ中央部を支持
するステップ支持フレームである。(13)は前記前部横
フレーム(10−2)の左右両側位置より後方上方に向け
て傾斜状に設ける後部フレームで、後端(13−1)は後
部横フレーム(11)の上部に連結されている。
また、リヤアクスルケース(8)は、ロアーフレーム
(10)の左右の後部と連結されながら、ミッションケー
ス(5)との間にプロペラシャフト(14)を介して連動
連結している。(15)はリヤアクスルケース(8)の両
側に突設する後車軸で、後部横フレーム(11)の下端に
連結支持されている。
(16)は田植機の走行部(B)のミッションケース
(5)と、植付部(C)の植付駆動ケース(17)とを連
動連結する植付駆動軸である。そして、かかる植付駆動
軸は、前部駆動軸(16−1)と後部駆動軸(16−2)と
を自在継手(18)を介して連動連結している。また、後
部駆動軸(16−2)は外管軸(16−3)と内管軸(16−
4)をスプライン嵌合して伸縮自在に構成していると共
に、内管軸(16−4)を植付駆動ケース(17)に連動連
結している。
また、(19)はミッションケース(5)の上方に配設す
ると共に、上部ステアリングシャフト(3)を介してス
テアリングハンドル(3−1)を連動連結したステアリ
ングケースで、内部に減速歯車(19−1)を設けてい
る。(20)はステアリングケース(19)の下方に、下向
きに突設するピットマンアーム軸で、下端には後方に向
けてピットマンアーム(21)を連結している。また、ピ
ットマンアーム(21)の左右両側にはドラッグロッド
(22)(22)の基部を接続して左右のフロントギヤボッ
クス(23)(23)のナックルアーム(24)(24)と各々
連動連結している。
そして、上記ピットマンアーム軸(20)、ピットマンア
ーム(21)、ドラッグロッド(22)(22)及びナックル
アーム(24)(24)などによりステアリング連動機構
(25)を構成している。また、同ステアリング連動機構
(25)は、第5図に示す如くミッションケース(5)の
後方から迂回するように配設されている。
(26)はアッパーフレーム(1)の前部両側位置に、下
向きに突設する取付ブラケットで、ミッションケース
(5)を吊下げ状に固着している。(27)は固定用ボル
トである。
(28)はエンジンプーリで、ミッションケース(5)の
入力プーリ(29)との間にVベルト(30)を巻掛けて連
動連結している。(31)はアッパーフレーム(1)の上
面に位置させた広幅状のステップ兼用のケーシング体
で、後方はリヤフェンダ(32)と一体的に接続されてい
ると共に、床面、変速ガイド板等を兼用すべく、FRP等
の高剛性を有する合成樹脂により作成されている。
(33)はミッションケース(5)の上部に突設する変速
レバーで、ステアリングコラム(34)の近傍に位置して
いる。(35)は昇降リンク機構であって、ロアーフレー
ム(10)の後部と後部横フレーム(11)とに斜めに掛け
渡したリンク支持ブラケット(35)に、左右一対のリフ
トアーム(37)の基部を軸支している。(37−1)は支
点軸、(38)はロアーフレーム(10)に設ける前部横フ
レーム(10−2)に基部(38−1)を枢着するととも
に、先端をリフトアーム(37)の上部支軸(39)に連結
した昇降油圧シリンダである。(40)は昇降リンク機構
(35)のリフトリンクで、左右一対のリフトリンク(4
0)は前端をリフトアーム(37)の上部支軸(39)に連
結されながら、後端は植付フレーム(41)の前部に設け
る横軸(42)に枢支されている。(43)は走行部(B)
と植付部(C)を連動連結する下部リンクで、同左右一
対の下部リンク(43)は前端をリンク支持ブラケット
(36)に設ける支点軸(37−1)に枢着されながら、後
端は植付フレーム(41)の前部に設ける横軸(42)に枢
支されている。
(44)は後部フレーム(13)の後部と植付フレーム(4
1)に設ける垂直フレーム(45)とに掛け渡し状に設け
るトップリンクで、同トップリンク(44)は第6図に示
す如く、前端は二又状(44−1)に形成されている。
(46)は取付座、(47)は支点ピン、(48)はトップリ
ンクピンである。そして、上記トップリンク(44)及
び、下部リンク(43)、並びリフトアーム(37)と垂直
フレーム(45)により平行リンク機構(49)を構成して
いる。
また、昇降油圧シリンダ(38)は、シリンダロッド(38
−2)を短縮作動させることにより、リフトアーム(3
7)を前方へ回動させてリフトリンク(40)により植付
部を上昇作動させるようにしている。
また、反対に昇降油圧シリンダ(38)のシリンダロッド
(38−2)を伸長作動させることにより植付部(C)を
下降作動させるものである。
また、第1図及び第2図において、(60)は運転部で、
ケーシング体(31)の上部に座席(61)を設けている。
(62)は座席(61)の右側方に設ける植付昇降レバー、
(63)はクラッチペダル、(64)はブレーキペダルで、
左側ペダル(64−1)と右側ペダル(64−2)より構成
されており、(65)は副変速レバーである。
また、第7図はミッションケース(5)内の歯車伝動装
置(66)を示すものであって、(67)は入力プーリ(2
9)を軸支する入力軸で、小径の第1歯車(68)及び大
径の第2歯車(69)を固着している。
(70)は中間軸、(71)は中間軸(70)の左側に摺動可
能に軸架する副変速歯車で、前記入力軸(67)の第1歯
車(68)と噛合う低速歯車(72)と、第2歯車に噛合う
高速歯車(73)を一体的に構成している。
(74)は中間軸(70)の中央に軸架する中間軸小歯車で
広幅状となっている。(75)は中間軸(70)の右側に軸
架する中間軸大歯車である。(76)は主変速軸で、左側
に前車軸用駆動歯車(77)を固着すると共に、中央部に
は主変速歯車(78)を摺動自在に軸架しており、(79)
は前記中間軸小歯車(74)に噛合う1速歯車、(80)は
前記中間軸大歯車(75)と噛合う2速歯車であって、両
者は一体的に形成されている。
(81)は主変速軸(76)の右側に軸架する後車軸駆動用
傘歯車である。
そして、(82)は前車軸用デフ装置で、同デフ装置(8
2)のリングギヤ(83)は前記前車軸用駆動歯車(77)
と噛合っている。(84)及び(85)は前車軸用デフ装置
(82)より左右に突設する前車軸駆動用アクスルシャフ
トである。(86)はプロペラシャフト(14)に連結する
伝動軸で、機体後方向に位置しながら前端に後車軸駆動
用傘歯車(81)と噛合う伝動傘歯車(87)を固着してい
る。(86−1)は伝動軸(86)とプロペラシャフト(1
4)を接続する軸継手である。
また、(88)は株間変速軸で、右端に一対の傘歯車(8
9)(90)で構成する傘歯車連動機構(91)を設けてい
る。(92)は株間変速軸(88)の左側に固着する従動歯
車で、前記中間軸小歯車(74)と噛合っている。(93)
は株間変速軸(88)上に固着するバックギヤで、前記主
変速歯車(78)の1速歯車(79)と噛合自在となってい
る。そして、株間主変速軸(88)の右側位置には機体後
方向に前記植付駆動軸(16)を位置させている。
特に、傘歯車連動機構(91)の互いに噛合した傘歯車
(89)(90)を収容した傘歯車ケース(94)を、ミッシ
ョンケース(5)の前上部右側壁外側に締付ボルト(9
5)により着脱自在に取付けることによって、傘歯車連
動機構(91)を前車軸駆動用アクスルシャフト(84)
(85)よりも前方に位置させている。
また、第8図はミッションケース(5)の背面図、第9
図は同平面図であって、同ミッションケース(5)の左
右両側にはフロントアクスルケース(6)(6)を固着
している。そして、同ミッションケース(5)の右側面
位置でフロントアクスルケース(6)の下側には前記傘
歯車ケース(94)が固着されており、これに植付駆動軸
(16)が連設されている。また、ミッションケース
(5)の後側にはプロペラシャフト(14)が連設されて
いる。
そして、第1図及び第7図に示すように、ミッションケ
ース(5)は、前車軸用デフ装置(82)及び前車軸駆動
用アクスルシャフト(84)(85)を後側に配設して、こ
れよりも前側位置に入力軸(67)、中間軸(70)、主変
速軸(76)、株間変速軸(88)を配設しているものであ
る。
また、ミッションケース(5)にける傘歯車連動機構
(91)を前車軸用デフ装置(82)及び前車軸駆動用アク
スルシャフト(84)(85)位置よりも前方に配設してい
ると共に、機体後方に向けて設ける植付駆動軸(16)を
前車軸用アクスルシャフト(85)の下方に配設してい
る。そして、同植付駆動軸(16)は後方位置が高くなる
ように位置しているものである。
本発明の実施例は上記のように構成されており、機体前
部位置に搭載するエンジン(2)の動力は、下側に位置
するミッションケース(5)の入力軸(67)に伝達され
る。そして、同入力軸(67)より中間軸(70)上の副変
速歯車(71)、及び、中間軸小歯車(74)、並びに、中
間軸大歯車(75)を介して主変速軸(76)に伝達される
ものである。この場合に、主変速軸(76)上の主変速歯
車(78)の1速歯車(79)と中間軸小歯車(744)が噛
合うことにより前進1速で機体は走行する。そして、2
速歯車(80)と中間軸大歯車(75)とが噛合うと前進2
速で走行するものである。また1速歯車(79)とバック
ギヤ(93)とが噛合うことにより機体は後進を行うもの
である。
また、主変速軸(76)の動力は前車軸用駆動歯車(77)
を介して前車軸用デフ装置(82)に伝達されて、さら
に、前車軸駆動用アクスルシャフト(84)(85)へ伝達
されて前車軸(7−1)を回転駆動させる。これと同時
に、後車軸駆動用傘歯車(81)を介して伝動軸(86)の
伝動傘歯車(87)が回動してプロペラシャフト(14)を
駆動する。そして、後車輪(9)(9)へ動力を伝達す
るものである。
また、中間軸(70)の中間軸小歯車(74)と従動歯車
(92)の噛合いにより株間変速軸(88)が回動し、一対
の傘歯車(89)、(90)が同時に回動するものである。
そして、傘歯車(90)の回動により植付駆動軸(16)が
回動して植付部(C)の駆動ケース(17)へ動力を伝達
する。
また、一対の傘歯車(89)(90)にて構成する傘歯車連
動機構(91)においては、一対の傘歯車を取替えること
により株間変速を適宜行うことができ、この場合は、傘
歯車ケース(94)の締付ボルト(95)を取り外して、同
傘歯車ケース(94)内部の傘歯車を簡単に交換すること
かできるものである。
また、第10図は植付駆動軸(96)の取付構造の他の実施
例を示すものであって、傘歯車ケース(100)をミッシ
ョンケース(101)の前上部側面に突設して、植付駆動
軸(96)を前車軸駆動用アクスルシャフト(97)よりも
上方に配設したものである。したがって、この場合は、
地面より植付駆動軸(96)までの距離が大きくなり、同
植付駆動軸(96)への泥の飛散が少なくなるものであ
る。また、フロントアクスルケース(98)により保護さ
れるので、植付駆動軸(96)の変形が防止できるもので
ある。また、ステアリングを切ったときに前車輪(99)
と植付駆動軸(96)との干渉が少なくなるものである。
以上の如く、本発明によれば、機体前部にエンジン
(2)を搭載し、機体の前後左右部に前後車輪(7)
(7)(9)(9)を設け、機体後部に植付部(C)を
昇降自在に連結した乗用田植機において、エンジン
(2)の下方に配設したミッションケース(5)の傘歯
車連動機構(91)を前車軸駆動用アクスルシャフト(8
4)(85)位置よりも前方に配設してなる乗用田植機に
おける動力伝達構造であるから、ミッションケース
(5)が前車軸駆動用アクスルシャフト(84)(85)位
置よりも前方に突設した状態で位置しており、したがっ
て、同ミッションケース(5)の重心が前車軸位置より
も前側に位置するために機体全体の前後バランスが向上
してステアリングハンドルの操作が円滑にできると共
に、前後車輪の間の空間を利用してミッションケース
(5)の後方にステアリング連動機構(25)を配設する
ことにより、ミッションケース(5)後方の中間部を有
効に利用でき、これにより機体のコンパクト化ができる
ものである。
また、本発明は傘歯車連動機構(91)を前車軸駆動用ア
クスルシャフト(84)(85)位置よりも前方に配設した
ものであるから、同傘歯車連動機構(91)の周囲のスペ
ースが広く歯車変換作業が容易となり、全体として構造
簡単でありながら、田植作業を能率的に行うことができ
るものである。
また、植付駆動軸(16)を前車軸用アクスルシャフト
(85)の下方に配設して、同植付駆動軸(16)を後方位
置が高くなるように位置させたものであるから機体重心
を低くすることができると共に、植付駆動軸(16)がブ
レーキペダル(64)やクラッチペダル(63)に干渉する
ことがなく、したがって、ステップ位置を低くすること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであって、第1図は
本発明を装備する乗用田植機の全体側面図、第2図は同
概略平面図、第3図は機体フレームの要部側面図、第4
図は同平面図、第5図はステアリング連動機構の平面
図、第6図は昇降リンク機構を示す背面図、第7図は本
発明要部の平面断面図、第8図はミッションケースの概
略背面図、第9図は同平面図、第10図は植付駆動軸の取
付構造の他の実施例を示す側面図である。 (2):エンジン (5):ミッションケース (7)(7):前車輪 (9)(9):後車輪 (84)(85):前車軸駆動用アクスルシャフト (91):傘歯車連動機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体の前部にエンジン(2)を搭載し、機
    体の前後左右部に前後車輪(7)(7)(9)(9)を
    設け、機体後部に植付部(C)を昇降自在に連設した乗
    用田植機において、 エンジン(2)の下方にミッションケース(5)を配設
    し、同ミッションケース(5)の側面で、かつ、前車軸
    駆動用アクスルシャフト(84)(85)よりも前方に傘歯
    車ケース(94)を突設し、ミッションケース(5)中に
    一側端に傘歯車(89)を嵌着した左右方向の株間変速軸
    (88)を軸架すると共に、前端に傘歯車(90)を嵌着し
    後方に延出した植付駆動軸(16)を軸架して、上記傘歯
    車ケース(94)中において各傘歯車(89)(90)を噛合
    させて株間変速軸(88)と植付駆動軸(16)とを連動連
    結する傘歯車連動機構(91)を構成することにより、傘
    歯車連動機構(91)を前車軸駆動用アクスルシャフト
    (84)(85)位置よりも前方に配設してなる乗用田植機
    における動力伝達構造。
JP1183175A 1989-07-15 1989-07-15 乗用田植機における動力伝達構造 Expired - Fee Related JPH0751008B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1183175A JPH0751008B2 (ja) 1989-07-15 1989-07-15 乗用田植機における動力伝達構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1183175A JPH0751008B2 (ja) 1989-07-15 1989-07-15 乗用田植機における動力伝達構造

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3329085A Division JP2520531B2 (ja) 1991-12-12 1991-12-12 乗用田植機における動力伝達構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0349608A JPH0349608A (ja) 1991-03-04
JPH0751008B2 true JPH0751008B2 (ja) 1995-06-05

Family

ID=16131091

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1183175A Expired - Fee Related JPH0751008B2 (ja) 1989-07-15 1989-07-15 乗用田植機における動力伝達構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0751008B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004024295A1 (ja) 2002-09-13 2004-03-25 Ibiden Co., Ltd. ハニカム構造体
EP1502640B1 (en) 2002-09-13 2013-03-20 Ibiden Co., Ltd. Honeycomb structure
CN1717271A (zh) 2003-06-23 2006-01-04 揖斐电株式会社 蜂窝结构体
EP1676621A4 (en) 2003-10-20 2006-07-05 Ibiden Co Ltd hONEYCOMB STRUCTURE
WO2005079165A2 (ja) 2004-02-23 2005-09-01 Ibiden Co Ltd ハニカム構造体及び排気ガス浄化装置
WO2006126278A1 (ja) 2005-05-27 2006-11-30 Ibiden Co., Ltd. ハニカム構造体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0349608A (ja) 1991-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0751008B2 (ja) 乗用田植機における動力伝達構造
JP2520531B2 (ja) 乗用田植機における動力伝達構造
JP2702700B2 (ja) 乗用田植機の機体フレーム構造
JP2740551B2 (ja) 乗用田植機におけるステアリングケース配設構造
JP2530552Y2 (ja) 乗用田植機
JP3320391B2 (ja) 乗用田植機
JP4456252B2 (ja) トラクタ
JP2517355Y2 (ja) 乗用田植機の植付伝動軸の配設構造
JP2796081B2 (ja) 乗用田植機のフレーム構造
JPH119031A (ja) 乗用田植機
JP3310219B2 (ja) 乗用田植機
JP3499521B2 (ja) 乗用田植機
JPH08336315A (ja) 乗用田植機のミッションケース配設構造
JPH10290608A (ja) 乗用田植機
JP2000106720A (ja) 乗用田植機のミッションケ―ス配設構造
JP2000106718A (ja) 乗用田植機のミッションケ―ス配設構造
JPH0349606A (ja) 乗用田植機におけるステアリングケース配設構造
JP2000135926A (ja) 乗用田植機のミッションケ―ス配設構造
JP2000139128A (ja) 乗用田植機のミッションケ―ス配設構造
JP2000125621A (ja) 乗用田植機のミッションケ―ス配設構造
JP2000094974A (ja) 乗用田植機のミッションケ―ス配設構造
JPH0767335B2 (ja) 乗用田植機の後輪駆動軸構造
JP2000166323A (ja) 乗用田植機のミッションケ―ス配設構造
JP2000166335A (ja) 乗用田植機のミッションケ―ス配設構造
JP2000139127A (ja) 乗用田植機のミッションケ―ス配設構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees