JP3499521B2 - 乗用田植機 - Google Patents

乗用田植機

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JP3499521B2
JP3499521B2 JP2000283329A JP2000283329A JP3499521B2 JP 3499521 B2 JP3499521 B2 JP 3499521B2 JP 2000283329 A JP2000283329 A JP 2000283329A JP 2000283329 A JP2000283329 A JP 2000283329A JP 3499521 B2 JP3499521 B2 JP 3499521B2
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俊樹 南石
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、乗用田植機に関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来、乗用田植機の一形態として、図9
に示すように、田植機本体90の後方に、植付装置93を昇
降リンク機構92を介して昇降自在に連結したものがあ
り、田植機本体90には、機体フレーム99上に原動機部10
0 を設け、同原動機部100 の後部にミッションケース94
を連動連設し、同ミッションケース94の前部左右側位置
にそれぞれフロントアクスルケース101,101 を連動連設
して、各フロントアクスルケース101,101 に前車輪102,
102 を取付けると共に、ミッションケース94の後部左右
側位置にそれぞれ伝動ケース96,96 を連動連設して、各
伝動ケース96,96 の後端部に後車輪95,95 を取付け、両
伝動ケース96,96 の中途部間に横機枠97を横架し、同横
機枠97に支柱98を立設して、同支柱98に上記昇降リンク
機構92を取付けている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した乗
用田植機では、ミッションケース94の重心の前後位置が
フロントアクスルケース101,101 よりも後方に位置し、
かつ、重心の上下位置が機体フレーム99よりも上方に位
置しているために、田植機本体90の重心が中央上部寄り
に位置し、後方に植付装置93を連結した乗用田植機全体
の前後重心バランスが悪いという不具合がある。また、
側面視にて、同原動機部100とミッションケース94はハ
ンドル操作部を基準として、機体の前後に配置され、配
設構造の点でコンパクト化が望まれていた。 【0004】 【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、機
体前部にエンジンとミッションケースと燃料タンクを搭
載し、機体の前後左右に前後車輪を設け、機体後部に昇
降リンク機構を介して植付部(C)を昇降自在に連設した
乗用田植機において、アッパーフレームの前部両側位置
に、下向きに突設する取付ブラケットでミッションケー
スを固着し、該ミッションケースに左右一対のロアーフ
レームの前部を連結し、両ロアーフレームの上方位置に
アッパーフレームを配設すると共に、前部横フレームを
両ロアーフレームに連結し、かつ、中間フレームにて左
右のアッパーフレームの後端とロアーフレームの前後方
向の中間位置とを連結することにより、アッパーフレー
ムとロアーフレームとの上下二段の一体連結フレームを
構成すると共に、下側のロアーフレームの後端はアッパ
ーフレームよりも後方にずらし、ロアーフレームの後部
と、ロアーフレームの中途部より後方へ伸延した傾斜状
の後部フレームの後部とを背面視門形の後部横フレーム
で一体的に連結し、側面視にて、上記ミッションケース
の前部上方位置にエンジンを上下方向に重複状態に配設
し、同エンジンの上方位置に燃料タンクを配設して、こ
れらミッションケースとエンジンと燃料タンクとを上下
方向に重複状態となしたことを特徴とする乗用田植機を
提供するものである。 【0005】 【実施例】以下に、本発明の実施例を、図面を参照しな
がら説明する。 【0006】図1に示す(A)は本発明にかかる乗用田植
機であり、同乗用田植機(A)は、自走可能な走行部(B)
の後方に昇降機構(D) を介して植付部(C) を連結してい
る。 【0007】走行部(B)は、図1に示すように、機体両
側に、前後方向に位置させたアッパーフレーム(1)(1)を
前方に突設すると共に高く位置させ、両アッパーフレー
ム(1)(1)の前部にミッションケース(5)を下方へ突出状
に配設し、側面視にて、同ミッションケース(5)の前部
上方位置にエンジン(2)を配置し、同エンジン(2)とミッ
ションケース(5)との間に後述する伝動ベルト(30)を介
設し、同エンジン(2)の上方位置に燃料タンク(4-1)を配
置して、これらミッションケース(5)とエンジン(2)と燃
料タンク(4-1)とを、側面視にて、上下方向に重複状態
となしている。 【0008】そして、ミッションケース(5)の後部左右
両側にそれぞれフロントアクスルケース(6)(6)を連動連
設して、各フロントアクスルケース(6)(6)に前車軸(7-
1)(7-1)を介して前車輪(7)(7)を取付けると共に、機体
の後部にリヤアクスルケース(8)を前高後低の傾斜状に
設けて、同リヤアクスルケース(8)の後部に後車軸(15)
を介して左右後車輪(9)(9)を取り付けている。 【0009】なお、図8において、(6-1)は、フロント
アクスルケース(6)の外側に連結したフロントギヤケー
ス、(6-2) は、同フロントギヤケース(6-1) の連結フラ
ンジで、上方に延設部(6-3) を設けている。 【0010】そして、フロントアクスルケース(6)は、
アッパーフレーム(1) に下向きに連設する断面逆L形の
取付ブラケット(26)とボルト(27)により固定している。 【0011】これにより、前車輪(7) からの荷重を取付
ブラケット(26)により支持することができ、ミッション
ケース(5) やフロントアクスルケース(6) の剛性を小さ
くすることができて、機体のコンパクト化と軽量化が図
れる。 【0012】しかも、分解整備性においても、連結フラ
ンジ(6-2)が共締めとなっていないので分解が容易で、
また、ボルト孔より油もれなどが発生しない。 【0013】また、側面視にて、前車軸(7-1)を通る仮想
垂直線上に燃料タンク(4-1)とエンジン(2)とミッション
ケース(5)とを配置すると共に、ミッションケース(5)
は、上記前車軸(7-1)よりも上方位置に配置している。 【0014】そして、エンジン(2)の後部とミッション
ケース(5)の後部とエンジン(2)の後方位置に配置した操
作部材としての変速レバー(33)とで形成される空間(S)
内にステアリングシャフト(3)を配設すると共に、同ス
テアリングシャフト(3)は、ミッションケース(5)の後部
と上下方向に重複状態に配置し、同ステアリングシャフ
ト(3)の上部にステアリングハンドル(3-1)を取り付け
て、同ステアリングハンドル(3-1)の前部と上記ミッシ
ョンケース(5)と燃料タンク(4-1)とを上下方向に重複状
態となしている。 【0015】また、エンジン(2)と、同エンジン(2)の上
方に配置した燃料タンク(4-1)は、ボンネット(4)により
被覆しており、同ボンネット(4)の前壁は、側面視にて前
下方へ下り傾斜状でかつ前方へ膨出する略四分の一円弧
状に形成している。 【0016】ここで、燃料タンク(4-1)は、エンジン(2)
の上方位置において、前端部をエンジン(2)の前端部よ
りも後方に位置ずれさせて配置すると共に、前壁を前下
方へ下り傾斜状に形成している。 【0017】このようにして、ボンネット(4)を、燃料
タンク(4-1)の前壁とエンジン(2)の前端部に沿わせて略
四分の一円弧状にコンパクトに形成している。 【0018】しかも、ボンネット(4)の後端直下方近傍
位置にミッションケース(5)の後端を位置させ、同ボン
ネット(4)の直後方位置に操作部材としての変速レバー
(33)を配置すると共に、同ボンネット(4)の左右側方位
置には、それぞれ運転部(60)の一部を形成する操作ペダ
ルとしてのクラッチペダル(63)とブレーキペダル(64)を
配置している。 【0019】そして、エンジン(2)の後部とミッション
ケース(5)の後部と燃料タンク(4-1)の後部とエンジン
(2)の後方位置に配置した操作部材としての変速レバー
(33)とで形成される空間(S)内にステアリングシャフト
(3)の下部を配設すると共に、同ステアリングシャフト
(3)は、ミッションケース(5)の後部と上下方向に重複状
態に配置し、同ステアリングシャフト(3)の上部にステ
アリングハンドル(3-1)を取り付けて、同ステアリング
ハンドル(3-1)の前部と上記ミッションケース(5)と燃料
タンク(4-1)とを上下方向に重複状態となしている。 【0020】また、ステアリングシャフト(3)は、直線
上に形成してステアリングハンドル(3-1)の前後幅内に
配置しており、側面視にて、ステアリングハンドル(3-
1)の前部と上記ミッションケース(5)の後部と燃料タン
ク(4-1)の後部とを上下方向に重複状態となし、かつ、
前車輪(7)(7)の略前後端部間に、前記伝動ベルト(30)と
ミッションケース(5)とステアリングシャフト(3)とを配
置している。 【0021】ここで、エンジン(2)の左側方に設けたエ
ンジンプーリ(28)と、ミッションケース(5)の左側方に
設けたミッションプーリ(29)との間には、伝動ベルト(3
0)を巻掛けて連動連結しており、上記エンジンプーリ(2
8)は後述するステップ兼用のケーシング体(31)の上方に
配置すると共に、ミッションプーリ(29)はケーシング体
(5)の下方に配置して、伝動ベルト(30)を、前記した前車
軸(7-1)を通る仮想垂直線に近接する略同一垂直線上に
配置すると共に、側面視において、エンジン(2)とミッシ
ョンケース(5)とが上下方向に重複する位置に配置して
いる。 【0022】また、ステアリングハンドル(3-1)の後方
位置には座席(61)を配設して運転部(60)を構成してい
る。 【0023】すなわち、運転部(60)は、図1及び図2に
示すように、後述するケーシング体(31)の上部に座席(6
1)を設け、同座席(61)の右側方に植付昇降レバー(62)
を設ける一方、前記ボンネット(4)の左右側方位置に
は、それぞれ操作ペダルとしてのクラッチペダル(63)と
ブレーキペダル(64)を配置しており、ブレーキペダル(6
4)は左側ペダル(64-1)と右側ペダル(64-2)とから形成し
ている。(65)は副変速レバーである。 【0024】そして、座席(61)は、ステアリングハンド
ル(3-1)の後方位置でかつ後述する後部フレーム(13)の
上方位置に配設すると共に、同座席(61)の前部を前車輪
(7)(7)と後車輪(9)(9)との間に配置している。 【0025】また、かかる座席(61)の後部の下方近傍位
置で、かつ、後述するロアーフレーム(10)(10)の後端(1
0-3)(10-3)よりも前方位置に、昇降機構(D)の一部を形
成する昇降リンク機構(35)の昇降回動支点を配置してい
る。 【0026】前記ミッションケース(5)には、前後方向
に伸延する左右一対のロアーフレーム(10)(10)の前部を
連結し、両ロアーフレーム(10)(10)の上方位置に前後方
向に伸延する左右一対のアッパーフレーム(1)(1)を配設
して連結することにより、アッパーフレーム(1)(1)とロ
アーフレーム(10)(10)との上下二段の一体連結フレー
ム、すなわち、機体フレーム(F)を構成している。 【0027】しかも、下側のロアーフレーム(10)(10)の
後端(10-3)(10-3)は、アッパーフレーム(1)(1)よりも後
方にずらし、両ロアーフレーム(10)(10)の後端(10-3)(1
0-3)と、ロアーフレーム(10)(10)の中途部より後方へ伸
延した傾斜状の後部フレーム(13)(13)の後部とを背面視
門形の後部横フレーム(11)で一体的に連結している。 【0028】そして、後部横フレーム(11)の下方位置に
おいて、前高後低のリヤアクスルケース(8)(8)をロアー
フレーム(10)(10)の後部と一体的に連結し、同リヤアク
スルケース(8)(8)の後部に後車軸(15)(15)を支持させ、
同後車軸(15)(15)に左右後車輪(9)(9)を取り付けてい
る。 【0029】ここで、ロアーフレーム(10)の前端(10-1)
は機体内側へ湾曲せしめて幅狭状に接近させながら、機
体中央部に横方向に設けた前部横フレーム(10-2)に連結
されている。(10-4)はロアーフレーム(10)の前方に延設
する前部ロアーフレームである。(12)は機体横方向に位
置して左右両側の垂直部(12-1)(12-1)にて左右のアッパ
ーフレーム(1)の後端(1-1)(1-1)と連結すると共に、ロ
アーフレーム(10)(10)の前後方向の中間位置と連結する
中間横フレームである。 【0030】また、(10-5)は、アッパーフレーム(1)の
前部位置に横方向に設けるミッション取付フレーム、(1
0-6)は、アッパーフレーム(1) の前部に横方向に設ける
エンジン取付フレームである。 【0031】そして、同アッパーフレーム(1)の前部左
右両側位置には予備苗載せ台用フレーム(10-7)を設けて
いる。(10-8)はデフロックレバー用支持フレーム、(10-
9)はステップ中央部を支持するステップ支持フレームで
ある。(13)は、前記前部横フレーム(10-2)の左右両側位
置より後方上方に向けて傾斜状に設ける後部フレーム
で、後端(13-1)は後部横フレーム(11)の上部に連結され
ている。 【0032】また、リヤアクスルケース(8)は、ロアー
フレーム(10)の左右の後部と連結されながら、ミッショ
ンケース(5)との間にプロペラシャフト(14)を介して連
動連結している。(15)は、リヤアクスルケース(8)の両
側に突設する後車軸で、後部横フレーム(11)の下端に連
結支持されている。 【0033】(16)は、田植機の走行部(B)のミッション
ケース(5)と、植付部(C)の植付駆動ケース(17)とを連動
連結する植付駆動軸である。 【0034】そして、かかる植付駆動軸(16)は、前部駆
動軸(16-1)と後部駆動軸(16-2)とを自在継手(18)を介し
て連動連結している。また、後部駆動軸(16-2)は外管軸
(16-3)と内管軸(16-4)をスプライン嵌合して伸縮自在に
構成していると共に、内管軸(16-4)を植付駆動ケース(1
7)に連動連結している。 【0035】また、(19)は、ミッションケース(5) の上
方に配設すると共に、上部にステアリングシャフト(3)
を介してステアリングハンドル(3-1) を連動連結したス
テアリングケースで、内部に減速歯車(19-1)を設けてい
る。(20)は、ステアリングケース(19)の下方に、下向き
に突設するピットマンアーム軸で、同ピットマンアーム
軸(20)の下端には後方に向けてピットマンアーム(21)を
連結している。また、ピットマンアーム(21)の左右両側
にはドラッグロッド(22)(22)の基部を接続して、左右の
フロントギヤボックス(23)(23)のナックルアーム(24)(2
4)と各々連動連結している。 【0036】そして、上記ピットマンアーム軸(20)、ピ
ットマンアーム(21)、ドラッグロッド(22)(22)及びナッ
クルアーム(24)(24)等によりステアリング連動機構(25)
を構成しており、同ステアリング連動機構(25)は、図5
に示すように、ミッションケース(5)の後方から迂回す
るように配設している。 【0037】(26)は、アッパーフレーム(1) の前部両側
位置に、下向きに突設する取付ブラケットで、ミッショ
ンケース(5) を固着している。(27)は固定用ボルトであ
る。 【0038】そして、ステップ兼用のケーシング体(31)
は、アッパーフレーム(1) の上面に位置させて広幅状に
形成されており、同ケーシング体(31)は後部がリヤフェ
ンダ(32)と一体的に接続されていると共に、床面、変速
ガイド板等を兼用すべく、FRP等の高剛性を有する合
成樹脂により作成されている。 【0039】変速レバー(33)は、ミッションケース(5)
の上部に突設すると共に、ステアリングコラム(34)の近
傍に位置している。 【0040】昇降機構(D)は、昇降リンク機構(35)と昇
降油圧シリンダ(38)とを具備しており、同昇降リンク機
構(35)は、ロアーフレーム(10)の後部と後部横フレーム
(11)とに斜めに掛け渡したリンク支持ブラケット(36)
に、左右一対のリフトアーム(37)の基部を軸支し、同リ
フトアーム(37)の上部支軸(39)にリフトリンク(40)の前
端を連結する一方、後端を植付フレーム(41)の前部に設
ける横軸(42)に枢支している。(43)は走行部(B) と植付
部(C) を連動連結する下部リンクで、同左右一対の下部
リンク(43)は前端をリンク支持ブラケット(36)に設ける
支点軸(37-1)に枢着する一方、後端を植付フレーム(41)
の前部に設ける横軸(42)に枢支している。 【0041】そして、昇降リンク機構(35)は、後部フレ
ーム(13)の後部と植付フレーム(41)に設ける垂直フレー
ム(45)とに掛け渡し状にトップリンク(44) を設けてお
り、同トップリンク(44)は、図7に示す如く、前端は二
又状(44-1)に形成している。(46)は取付座、(47)は支点
ピン、(48)はトップリンクピンである。 【0042】また、上記トップリンク(44)と下部リンク
(43)とリフトアーム(37)と垂直フレーム(45)とにより平
行リンク機構(49)を構成している。 【0043】昇降油圧シリンダ(38)は、ロアーフレーム
(10)に設ける前部横フレーム(10-2)に基部(38-1)を枢着
するとともに、先端をリフトアーム(37)の上部支軸(39)
に連結している。(37-1)は支点軸である。 【0044】そして、昇降油圧シリンダ(38)は、シリン
ダロッド(38-2)を短縮作動させることにより、リフトア
ーム(37)を前方へ回動させてリフトリンク(40)により植
付部(C)を上昇作動させるようにしている。 【0045】また、反対に昇降油圧シリンダ(38)のシリ
ンダロッド(38-2)を伸長作動させることにより植付部
(C)を下降作動させるようにしている。 【0046】また、図6において、(50)はステアリング
コラム(34)の基部に設ける固定板でステアリングケース
(19)にボルト(51)により固定されている。 【0047】(52)は、ステアリングケース(19)の下側を
支持する支持板で、取付金具(53)を介して前記前部横フ
レーム(10-2)に連結されている。(54)は固定ボルトであ
る。(55)は、前部横フレーム(10-2)に一体連結する縦枠
で、下部に昇降油圧シリンダ(38)の取付座(56)を設けて
いると共に、上部にはペダル軸支持部(57)を設けてい
る。 【0048】以上のように、機体フレーム(F)は、上側
に位置するアッパーフレーム(1)と下側に位置するロア
ーフレーム(10)の上下二段に構成して、各々左右一対に
突設せしめてエンジン(2)を搭載し、下側のロアーフレ
ーム(10)は、アッパーフレーム(1) よりも後方にずらせ
て位置させてミッションケース(5) を連結し、さらに前
記アッパーフレーム(1)とロアーフレーム(10)とを横フ
レーム(12)にて一体連結したものであるから、機体フレ
ーム(F)の形状が箱形構造となっており、剛性が大幅に
増してエンジン(2)及びミッションケース(5)を確実に保
持することができる。 【0049】また、機体フレーム(F)は、上下二段のア
ッパーフレーム(1)とロアーフレーム(10)により構成す
ると共に、ロアーフレーム(10)より後方上方に向けて傾
斜状に左右の後部フレーム(13)を突設して、同左右の後
部フレーム(13)の後端を背面視門形に形成された後部横
フレーム(11)に連結して、同門形に形成された後部横フ
レーム(11)の内側位置に昇降リンク機構(35)を位置させ
ているため、機体フレーム(F)の剛性が増すと共に、門
形の後部横フレーム(11)により車軸部の荷重を広いスパ
ンで支持することができて機体フレーム(F)の軽量化が
図れ、さらに、門形の後部横フレーム(11)の内側空間に
昇降リンク機構(35)を配設しているため、機体フレーム
(F)及び昇降リンク機構(35)をコンパクトに構成するこ
とができる。 【0050】また、上記門形の後部横フレーム(11)によ
り昇降リンク機構(35)の各部品を保護することができ、
その昇降作動が確実にできる。 【0051】 【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。 【0052】すなわち、本発明では、アッパーフレーム
の前部両側位置に、下向きに突設する取付ブラケットで
ミッションケースを固着し、該ミッションケースに左右
一対のロアーフレームの前部を連結し、両ロアーフレー
ムの上方位置にアッパーフレームを配設すると共に、前
部横フレームを両ロアーフレームに連結し、かつ、中間
フレームにて左右のアッパーフレームの後端とロアーフ
レームの前後方向の中間位置とを連結することにより、
アッパーフレームとロアーフレームとの上下二段の一体
連結フレームを構成すると共に、下側のロアーフレーム
の後端はアッパーフレームよりも後方にずらし、ロアー
フレームの後部と、ロアーフレームの中途部より後方へ
伸延した傾斜状の後部フレームの後部とを背面視門形の
後部横フレームで一体的に連結しているため、機体フレ
ームの形状が枠状の構造となって、剛性を大幅に増大さ
せることができる。 【0053】しかも、本発明では、側面視にて、ミッシ
ョンケースの前部上方位置にエンジンを上下方向に重複
状態に配設し、同エンジンの上方位置に燃料タンクを配
置して、これらミッションケースとエンジンと燃料タン
クとを上下方向に重複状態となしているため、機体の前
部に配設される燃料タンクとエンジンとミッションケー
スの配設構造をコンパクト化して、機体全体のコンパク
ト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を装備する乗用田植機の全体側面図。 【図2】同概略平面図。 【図3】機体フレームの側面図。 【図4】同平面図。 【図5】ステアリング連動機構の平面説明図。 【図6】同側面図。 【図7】昇降リンク機構を示す背面図。 【図8】フロントアクスルケース部の取付状態を示す背
面図。 【図9】従来形を示す側面図。 【符号の説明】 (1) アッパーフレーム (2) エンジン (5) ミッションケース (7)(7) 前車輪 (9)(9) 後車輪 (10) ロアーフレーム (11) 後部横フレーム (12) 横フレーム (13) 後部フレーム (35) 昇降リンク機構 (C) 植付部 (F) 機体フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02 311 Z

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 機体前部にエンジン(2)とミッションケ
    ース(5)と燃料タンク(4-1)を搭載し、機体の前後左右に
    前後車輪(7)(7)(9)(9)を設け、機体後部に昇降リンク機
    構(35)を介して植付部(C)を昇降自在に連設した乗用田
    植機において、アッパーフレーム(1)の前部両側位置
    に、下向きに突設する取付ブラケット(26)でミッション
    ケース(5)を固着し、該ミッションケース(5)に左右一対
    のロアーフレーム(10)(10)の前部を連結し、両ロアーフ
    レーム(10)(10)の上方位置にアッパーフレーム(1)(1)を
    配設すると共に、前部横フレーム(10-2)を両ロアーフレ
    ーム(10)(10)に連結し、かつ、中間フレーム(12)にて左
    右のアッパーフレーム(1)(1)の後端(1-1)(1-1)とロアー
    フレーム(10)(10)の前後方向の中間位置とを連結するこ
    とにより、アッパーフレーム(1)(1)とロアーフレーム(1
    0)(10)との上下二段の一体連結フレームを構成すると共
    に、下側のロアーフレーム(10)(10)の後端はアッパーフ
    レーム(1)(1)よりも後方にずらし、ロアーフレーム(10)
    (10)の後部と、ロアーフレーム(10)(10)の中途部より後
    方へ伸延した傾斜状の後部フレーム(13)(13)の後部とを
    背面視門形の後部横フレーム(11)で一体的に連結し、側
    面視にて、上記ミッションケース(5)の前部上方位置に
    エンジン(2)を上下方向に重複状態に配設し、同エンジ
    ン(2)の上方位置に燃料タンク(4-1)を配設して、これら
    ミッションケース(5)とエンジン(2)と燃料タンク(4-1)
    とを上下方向に重複状態となしたことを特徴とする乗用
    田植機。
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