JPH119031A - 乗用田植機 - Google Patents

乗用田植機

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JPH119031A
JPH119031A JP2755398A JP2755398A JPH119031A JP H119031 A JPH119031 A JP H119031A JP 2755398 A JP2755398 A JP 2755398A JP 2755398 A JP2755398 A JP 2755398A JP H119031 A JPH119031 A JP H119031A
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JP
Japan
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transmission case
engine
steering
rice transplanter
case
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Application number
JP2755398A
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English (en)
Inventor
Yoshinari Yamashita
佳成 山下
Toshiki Minaishi
俊樹 南石
Akira Hoshisawa
明 星澤
Yasuhiko Tanaka
保彦 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機体のコンパクト化を図るとともに、走行安
定性を向上させた乗用田植機を提供すること。 【解決手段】 機体前部にエンジン(2) を搭載し、機体
の前後左右部に前後車輪(7)(7),(9)(9) を設け、機体後
部に植付部(C) を昇降自在に連設した乗用田植機におい
て、エンジン(2) の下方位置にミッションケース(5) を
配設すると共に、同ミッションケース(5) の下方位置に
前車輪(7)(7)の前車軸(7-1) を配設し、しかも、ミッシ
ョンケース(5) の内部に配設した、エンジン(2) に連動
連結する入力プーリ軸(29-1)を前車軸(7-1) よりも前方
位置に配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用田植機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用田植機は、前部にエンジンを
搭載し、機体の前後左右部に前後車輪を設け、後方に植
付部を連設すると共に、エンジン部の後方に、動力を前
後車輪及び植付部に伝達するためのミッションケース部
を配設するものであった。そして、同ミッションケース
部の内部に配設した、エンジンに連動連結する入力プー
リ軸を前車輪の前車軸よりも後方位置に配設していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
乗用田植機にあっては、エンジンの後方にミッションケ
ースを配設するとともに、同ミッションケースの内部に
配設して、エンジンに連動連結する入力プーリ軸を前車
輪の前車軸よりも後方位置に配設していたため、機体の
重心位置が後方側に偏り、機体の後方に連設した植付部
の重量の作用によって、乗用田植機全体としての重心位
置も後方側に偏ることとなり、機体の重量バランスが悪
く、走行時の機体の安定性が良好なものではなかった。
【0004】また、エンジンとミッションケースとを前
後配設することとなり、機体のコンパクト化を図ること
が困難であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、機体前部に
エンジンを搭載し、機体の前後左右部に前後車輪を設
け、機体後部に植付部を昇降自在に連設した乗用田植機
において、エンジンの下方位置にミッションケースを配
設すると共に、同ミッションケースの下方位置に前車輪
の前車軸を配設し、しかも、ミッションケースの内部に
配設した、エンジンに連動連結する入力プーリ軸を前車
軸よりも前方位置に配設したことを特徴とする乗用田植
機を提供せんとするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明では、機体の走行に際し
ては、エンジンよりミッションケースに伝達された動力
を前後輪に伝達しながら、ステアリング連動機構にて左
右操向を行うとともに、機体後方に設けた植付部により
植付を行うものである。
【0007】しかも、エンジンの下方位置にミッション
ケースを配設すると共に、同ミッションケースの下方位
置に前車輪の前車軸を配設することにより、前車輪の上
方位置にエンジンとミッションケースとが配設されるこ
ととなり、機体前端から前車輪までの長さを可及的に短
くすることができ、機体のコンパクト化を図ることがで
きるものである。
【0008】また、ミッションケースの内部に配設し
た、エンジンに連動連結する入力プーリ軸を前車軸より
も前方位置に配設することにより、エンジンとミッショ
ンケースの重量が前車輪に集中的に掛り、その一方で、
植付部の重量が後車輪に掛かることとなるため、重量の
前後バランスが良好なものとなり、走行時の機体の安定
性を向上させることができるものである。
【0009】しかも、入力プーリ軸の周辺に配設される
こととなるミッションケースの内部のギヤ群も前車軸よ
りも前方位置に配設されることとなり、これにより一層
ミッションケースの重量が前車輪に集中的に掛り、重量
の前後バランスが良好となり、走行時の機体の安定性を
向上させることができるものである。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面にもとづき詳説すれ
ば、図1において、(A) は乗用田植機であり、自走可能
な走行部(B) の後方に植付部(C) を昇降機構(D) を介し
て連結している。
【0011】走行部(B) は、機体両側に、前後方向に位
置させたメインフレーム(1)(1)の前方上部にエンジン
(2) を搭載し、エンジン(2) の後部にはステアリングシ
ャフト(3) を立設して上部にステアリングハンドル(3-
1) を装着している。(4) はエンジン(2) 及び燃料タン
ク(4-1) などの上部をカバーするボンネットである。
【0012】エンジン(2) の下部にはミッションケース
(5) を位置させて、同ミッションケース(5) の左右両側
にはフロントアクスルケース(6) を固設して、これに前
車軸(7-1) を介して前車輪(7) を装着していると共に、
機体後方にリヤアクスルケース(8) を位置させて、同リ
ヤアクスルケース(8) の左右両側には後車輪(9) を装着
している。
【0013】(10)はメインフレーム(1) の下側に位置す
るロアーフレームで、前端(10-1)は機体中央部に横方向
に設けた前部横フレーム(10-2)に連結されながら、後端
(10-3)は背面視逆U字状の後部横フレーム(11)に連結し
ている。(10-4)はロアーフレーム(10)の前方に延設する
補強フレーム、(12)は機体横方向に位置して左右両側の
垂直部(12-1)(12-1)にて左右のメインフレーム(1) の後
端(1-1) (1-1) と連結すると共に、ロアーフレーム(10)
(10)の前後方向の中間位置と連結する中間横フレームで
ある。
【0014】また、(10-5)はメインフレーム(1) の前部
位置に横方向に設けるミッション取付フレーム、(10-6)
はメインフレーム(1) の前部に横方向に設けるエンジン
取付フレームである。そして、同メインフレーム(1) の
前部左右両側位置には予備苗載せ台用フレーム(10-7)を
設けている。(10-8)はデフロックレバー用支持フレー
ム、(10-9)はステップ中央部を支持するステップ支持フ
レームである。(13)は前記前部横フレーム(10-2)の左右
両側位置より後方上方に向けて傾斜状に設ける後部フレ
ームで、後端(13-1)は後部横フレーム(11)の上部に連結
されている。
【0015】また、リヤアクスルケース(8) は、ロアー
フレーム(10)の左右の後部と連結されながら、ミッショ
ンケース(5) との間にプロペラシャフト(14)を介して連
動連結している。(15)はリヤアクスルケース(8) の両側
に突設する後車軸で、後部横フレーム(11)の下端に連結
支持されている。
【0016】(16)は田植機の走行部(B) のミッションケ
ース(5) と、植付部(C) の植付駆動ケース(17)とを連動
連結する植付駆動軸である。そして、かかる植付駆動軸
(16)は、前部駆動軸(16-1)と後部駆動軸(16-2)とを自在
継手(18)を介して連動連結している。また、後部駆動軸
(16-2)は外管軸(16-3)と内管軸(16-4)をスプライン嵌合
して伸縮自在に構成していると共に、内管軸(16-4)を植
付駆動ケース(17)に連動連結している。
【0017】また、(19)はミッションケース(5) の上方
に配設すると共に、上部ステアリングシャフト(3) を介
してステアリングハンドル(3-1) を連動連結したステア
リングケースで、内部に減速歯車(19-1)を設けている。
(20)はステアリングケース(19)の下方に、下向きに突設
するピットマンアーム軸で、下端には後方に向けてピッ
トマンアーム(21)を連結している。また、ピットマンア
ーム(21)の左右両側にはドラッグロッド(22)(22)の基部
を接続して左右のフロントギヤボックス(23)(23)のナッ
クルアーム(24)(24)と各々連動連結している。
【0018】そして、上記ピットマンアーム軸(20)、ピ
ットマンアーム(21)、ドラッグロッド(22)(22)及びナッ
クルアーム(24)(24)などによりステアリングシャフト
(3) と前車輪(7)(7)とを連動連結するステアリング連動
機構(25)を構成している。同ステアリング連動機構(25)
は、図2に示すように、ミッションケース(5) の後方位
置に配設している。
【0019】(26)はメインフレーム(1) の前部両側位置
に、下向きに突設する取付ブラケットで、ミッションケ
ース(5) を固着している。(27)は固定用ボルトである。
【0020】(28)はエンジン(2) の出力をミッションケ
ース(5) へ伝えるためのエンジンプーリであり、エンジ
ン(2) の左側方位置に配設している。また、(29)はミッ
ションケース(5) の入力プーリであり、同入力プーリ(2
9)は、ミッションケース(5)の内部に軸線を左右幅方向
に向けて配設した入力プーリ軸(29-1)の左端部に取付け
られて、ミッションケース(5) の左側方位置に配設して
いる。同入力プーリ軸(29-1)は、図1に示すように、前
車輪(7) の前車軸(7-1) よりも前方位置に配設してい
る。そして、エンジンプーリ(28)と入力プーリ(29)との
間には、Vベルト(30)を機体の前方上部から後方下部へ
向けて巻き掛けて、エンジン(2) とミッションケース
(5) とを機体の左側方で連動連結している。
【0021】(31)はメインフレーム(1) の上面に位置さ
せた広幅状のステップ兼用のケーシング体で、後方はリ
ヤフェンダ(32)と一体的に接続されていると共に、床
面、変速ガイド板等を兼用すべく、FRP等の高剛性を
有する合成樹脂により作成されている。
【0022】(33)はミッションケース(5) の上部に突設
する変速レバーで、ステアリングコラム(34)の近傍に位
置している。(35)は昇降リンク機構であって、ロアーフ
レーム(10)の後部と後部横フレーム(11)とに斜めに掛け
渡したリンク支持ブラケット(36)に、左右一対のリフト
アーム(37)の基部を軸支している。(37-1)は支点軸、(3
8)はロアーフレーム(10)に設ける前部横フレーム(10-2)
に基部(38-1)を枢着するとともに、先端をリフトアーム
(37)の上部支軸(39)に連結した昇降油圧シリンダであ
る。
【0023】(40)は昇降リンク機構(35)のリフトリンク
で、左右一対のリフトリンク(40)は前端をリフトアーム
(37)の上部支軸(39)に連結されながら、後端は植付フレ
ーム(41)の前部に設ける横軸(42)に枢支されている。(4
3)は走行部(B) と植付部(C)を連動連結する下部リンク
で、同左右一対の下部リンク(43)は前端をリンク支持ブ
ラケット(36)に設ける支点軸(37-1)に枢着されながら、
後端は植付フレーム(41)の前部に設ける横軸(42)に枢支
されている。
【0024】(44)は後部フレーム(13)の後部と植付フレ
ーム(41)に設ける垂直フレーム(45)とに掛け渡し状に設
けるトップリンクで、同トップリンク(44)は図7に示す
如く、前端は二又状(44-1)に形成されている。
【0025】(46)は取付座、(47)は支点ピン、(48)はト
ップリンクピンである。そして、上記トップリンク(44)
及び、下部リンク(43)、並びリフトアーム(37)と垂直フ
レーム(45)により平行リンク機構(49)を構成している。
【0026】また、昇降油圧シリンダ(38)は、シリンダ
ロッド(38-2)を短縮作動させることにより、リフトアー
ム(37)を前方へ回動させてリフトリンク(40)により植付
部を上昇作動させるようにしている。
【0027】また、反対に昇降油圧シリンダ(38)のシリ
ンダロッド(38-2)を伸長作動させることにより植付部
(C) を下降作動させるものである。
【0028】また、図6において、(50)はステアリング
コラム(34)の基部に設ける固定板でステアリングケース
(19)にボルト(51)により固定されている。
【0029】(52)はステアリングケース(19)の下側を支
持する支持板で、取付金具(53)を介して前記前部横フレ
ーム(10-2)に連結されている。(54)は固定ボルトであ
る。(55)は前部横フレーム(10-2)に一体連結する縦枠
で、下部に昇降油圧シリンダ(38)の取付座(56)を設けて
いると共に、上部にはペダル軸支持部(57)を設けてい
る。
【0030】また、図1及び図2において、(60)は運転
部で、ケーシング体(31)の上部に座席(61)を設けてい
る。(62)は座席(61)の右側方に設ける植付昇降レバー、
(63)はクラッチペダル、(64)はブレーキペダルで、左側
ペダル(64-1)と右側ペダル(64-2)より構成されており、
(65)は副変速レバーである。
【0031】本発明の実施例は上記のように構成されて
おり、したがって、機体前部位置に搭載するエンジン
(2) の動力は、下側に位置するミッションケース(5) に
伝達されると同時に同ミッションケース(5) の両側に設
けるフロントアクスルケース(6) に伝達される。そし
て、左右の前車軸(7-1)(7-1)及び前車輪(7)(7)を駆動す
るものである。また、プロペラシャフト(14)を介してリ
ヤアクスルケース(8) に動力を導いて後車輪(9)(9)を駆
動して機体を走行させるものである。
【0032】そして、ステアリングハンドル(3-1) を左
右に回動させるとステアリングシャフト(3) が回動し、
ステアリングケース(19)内の減速歯車(19-1)が作動して
ピットマンアーム軸(20)を左右方向に回動させる。
【0033】そして、ピットマンアーム(21)が作動する
と、ドラッグロッド(22)(22)を介してナックルアーム(2
4)(24)及びフロントギヤボックス(23)(23)を回動させ、
同時に、前車輪(7)(7)を左右に操向させるものである。
【0034】以上の如く、機体前部にエンジン(2) を搭
載し、機体の前後左右部に前後車輪(7)(7),(9)(9) を設
け、機体後部に植付部(C) を昇降自在に連設した乗用田
植機において、エンジン(2) の下方にミッションケース
(5) を配設すると共に、同ミッションケース(5) の後部
上方位置には、ステアリングシャフト(3) を介してステ
アリングハンドル(3-1) と連動連結したステアリングケ
ース(19)を別体として配設した乗用田植機におけるステ
アリングケース配設構造であるから、機体の走行に際し
ては、エンジン(2) よりミッションケース(5) に伝達さ
れた動力を前後輪(7)(7)(9)(9)に伝達しながら、ステア
リング連動機構(25)にて左右操向を行うとともに、機体
後方に設けた植付部(C) により植付を行うものである。
【0035】そして、エンジン(2) の下方にミッション
ケース(5) を配設すると共に、同ミッションケース(5)
の後部上方位置には、ステアリングシャフト(3) を介し
てステアリングハンドル(3-1) と連動連結したステアリ
ングケース(19)を別体として配設しているから、同ステ
アリングケース(19)を分解して内部の点検修理を行う場
合は、ステアリングケース(19)のみをフレームより取り
外して分解することができるものである。
【0036】したがって、ミッションケース(15)を取外
したり分解するようなことがないから、ステアリングケ
ース(19)の分解点検が容易であり、かつ、作業を能率的
に行うことができるものである。
【0037】しかも、ミッションケース(5) の後部上方
位置にステアリングケース(19)を配設し、ミッションケ
ース(5) の後方にステアリング連動機構(25)を配設して
いるため、ステアリング連動機構(25)は、機体の前方に
突設することなく、ミッションケース(5) によって前方
が保護されることとなり、ステアリング連動機構(25)の
損傷を防止することができるものである。
【0038】また、ステアリング連動機構(25)は、前後
車輪(7)(7),(9)(9) 間に形成される空間内に配設される
こととなり、同空間を有効に利用することができ、機体
のコンパクト化を図ることができるものである。
【0039】また、左右メインフレーム(1)(1)間にミッ
ションケース(5) とステアリングケース(19)とを配設し
ているため、左右メインフレーム(1)(1)間に形成される
空間を有効に利用することができ、機体の全長を短く、
かつ、機体の高さを低くできるので、これによっても機
体のコンパクト化を図ることができるものである。
【0040】しかも、左右メインフレーム(1)(1)間にス
テアリングケース(19)が配設されているため、ステアリ
ングケース(19)と前車輪(7)(7)とを連動連結するための
ステアリング連動機構(25)が左右メインフレーム(1)(1)
に干渉することがなく、ステアリング連動機構(25)の構
造を簡単なものとすることができ、機体の組立性・メイ
ンテナンス性を向上させることができるものである。
【0041】さらに、ミッションケース(5) の後部上方
位置にステアリングケース(19)を配設するとともに、ミ
ッションケース(5) の下方位置に前車輪(7)(7)の前車軸
(7-1) を配設し、更には、ミッションケース(5) の後方
位置にステアリング連動機構(25)を配設しているため、
ステアリング関連の機構を、ミッションケース(5) とは
別個に、かつ、ミッションケース(5) の近傍に集中的に
配設でき、これによっても機体の組立性・メインテナン
ス性を向上させることができるものである。
【0042】しかも、本発明では、エンジン(2) の下方
位置にミッションケース(5) を配設すると共に、同ミッ
ションケース(5) の下方位置に前車輪(7)(7)の前車軸(7
-1)を配設しているため、前車輪(7)(7)の上方位置にエ
ンジン(2) とミッションケース(5) とが配設されること
となり、機体前端から前車輪(7) までの長さを可及的に
短くすることができ、機体のコンパクト化を図ることが
できる。
【0043】また、ミッションケース(5) の内部に配設
した、エンジン(2) に連動連結する入力プーリ軸(29-1)
を前車軸(7-1) よりも前方位置に配設しているため、エ
ンジン(2) とミッションケース(5) の重量が前車輪に集
中的に掛り、その一方で、植付部(c) の重量が後車輪
(9)(9)に掛かることとなるため、重量の前後バランスが
良好なものとなり、走行時の機体の安定性を向上させる
ことができる。
【0044】しかも、入力プーリ軸(29-1)の周辺に配設
されることとなるミッションケース(5) の内部のギヤ群
も前車軸(7-1) よりも前方位置に配設されることとな
り、これにより一層ミッションケース(5) の重量が前車
輪に集中的に掛り、重量の前後バランスが良好となり、
走行時の機体の安定性を向上させることができる。
【0045】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0046】すなわち、本発明では、エンジンの下方位
置にミッションケースを配設すると共に、同ミッション
ケースの下方位置に前車輪の前車軸を配設しているた
め、前車輪の上方位置にエンジンとミッションケースと
が配設されることとなり、機体前端から前車輪までの長
さを可及的に短くすることができ、機体のコンパクト化
を図ることができる。
【0047】また、ミッションケースの内部に配設し
た、エンジンに連動連結する入力プーリ軸を前車軸より
も前方位置に配設しているため、エンジンとミッション
ケースの重量が前車輪に集中的に掛り、その一方で、植
付部の重量が後車輪に掛かることとなるため、重量の前
後バランスが良好なものとなり、走行時の機体の安定性
を向上させることができる。
【0048】しかも、入力プーリ軸の周辺に配設される
こととなるミッションケースの内部のギヤ群も前車軸よ
りも前方位置に配設されることとなり、これにより一層
ミッションケースの重量が前車輪に集中的に掛り、重量
の前後バランスが良好となり、走行時の機体の安定性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を装備する乗用田植機を示す全体側面
図。
【図2】同概略平面図。
【図3】機体フレームの要部を示す側面図。
【図4】同平面図。
【図5】本発明要部を示す平面図。
【図6】同側面図。
【図7】昇降リンク機構を示す背面図。
【符号の説明】
2 エンジン 3 ステアリングシャフト 3-1 ステアリングハンドル 5 ミッションケース 7 前車輪 9 後車輪 19 ステアリングケース 25 ステアリング連動機構 C 植付部
フロントページの続き (72)発明者 田中 保彦 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体前部にエンジン(2) を搭載し、機体
    の前後左右部に前後車輪(7)(7),(9)(9) を設け、機体後
    部に植付部(C) を昇降自在に連設した乗用田植機におい
    て、 エンジン(2) の下方位置にミッションケース(5) を配設
    すると共に、同ミッションケース(5) の下方位置に前車
    輪(7)(7)の前車軸(7-1) を配設し、しかも、ミッション
    ケース(5) の内部に配設した、エンジン(2) に連動連結
    する入力プーリ軸(29-1)を前車軸(7-1) よりも前方位置
    に配設したことを特徴とする乗用田植機。
JP2755398A 1998-02-09 1998-02-09 乗用田植機 Pending JPH119031A (ja)

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