JP2000139128A - 乗用田植機のミッションケ―ス配設構造 - Google Patents

乗用田植機のミッションケ―ス配設構造

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JP2000139128A
JP2000139128A JP32003399A JP32003399A JP2000139128A JP 2000139128 A JP2000139128 A JP 2000139128A JP 32003399 A JP32003399 A JP 32003399A JP 32003399 A JP32003399 A JP 32003399A JP 2000139128 A JP2000139128 A JP 2000139128A
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transmission case
engine
frame
rice transplanter
hood
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JP32003399A
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English (en)
Inventor
Toshiki Minaishi
俊樹 南石
Akira Hoshisawa
明 星澤
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗用田植機の前後重心バランスを良好にする
こと。 【解決手段】 エンジンの下方位置にミッションケース
を配設すると共に、同ミッションケースは、 側面視に
て、 前車軸を通る仮想垂直線上に配置すると共に、 同前
車軸よりも上方位置に配置し、エンジンをボンネットに
より被覆すると共に、同ボンネットの前壁は、 側面視に
て前下方へ下り傾斜状でかつ前方へ膨出する略四分の一
円弧状となし、上記エンジンを被覆するボンネットの直
後方位置に操作レバーを配置すると共に、同ボンネット
の側方位置に操作ペダルを配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用田植機のミッ
ションケース配設構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用田植機の一形態として、図9
に示すように、田植機本体90の後方に、植付装置93を昇
降リンク機構92を介して昇降自在に連結したものがあ
り、田植機本体90には、機体フレーム99上に原動機部10
0 を設け、同原動機部100 の後部にミッションケース94
を連動連設し、同ミッションケース94の前部左右側位置
にそれぞれフロントアクスルケース101,101 を連動連設
して、各フロントアクスルケース101,101 に前車輪102,
102 を取付けると共に、ミッションケース94の後部左右
側位置にそれぞれ伝動ケース96,96 を連動連設して、各
伝動ケース96,96 の後端部に後車輪95,95 を取付け、両
伝動ケース96,96 の中途部間に横機枠97を横架し、同横
機枠97に支柱98を立設して、同支柱98に上記昇降リンク
機構92を取付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した乗
用田植機では、ミッションケース94の重心の前後位置が
フロントアクスルケース101,101 よりも後方に位置し、
かつ、重心の上下位置が機体フレーム99よりも上方に位
置しているために、田植機本体90の重心が中央上部寄り
に位置し、後方に植付装置93を連結した乗用田植機全体
の前後重心バランスが悪いという不具合がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、走
行部の後方に植付部を連結すると共に、 同走行部は、機
体フレームの前部にエンジンを搭載し、同エンジンにミ
ッションケースを連動連設し、同ミッションケースの左
右側位置にそれぞれフロントアクスルケースを連動連設
して、各フロントアクスルケースに前車輪を取付けた乗
用田植機において、 上記エンジンの下方位置にミッショ
ンケースを配設すると共に、同ミッションケースは、 側
面視にて、 前車軸を通る仮想垂直線上に配置すると共
に、 同前車軸よりも上方位置に配置し、エンジンをボン
ネットにより被覆すると共に、同ボンネットの前壁は、
側面視にて前下方へ下り傾斜状でかつ前方へ膨出する略
四分の一円弧状となし、上記エンジンを被覆するボンネ
ットの直後方位置に操作レバーを配置すると共に、同ボ
ンネットの側方位置に操作ペダルを配置したことを特徴
とする乗用田植機のミッションケース配設構造を提供せ
んとするものである。
【0005】
【実施例】本発明の実施例を図面にもとづき詳説すれ
ば、図1において、(A) は乗用田植機であり、自走可能
な走行部(B) の後方に植付部(C) を昇降機構(D) を介し
て連結している。
【0006】走行部(B) は、機体両側に、前後方向に位
置させたアッパーフレーム(1)(1)を前方に突設すると共
に高く位置させて前方上部にエンジン(2) を搭載してい
る。
【0007】そして、エンジン(2) の後方位置にはステ
アリングシャフト(3) を立設しており、 ステアリングシ
ャフト(3) は、図1 に示すように、 エンジン(2) の後方
位置でかつ後述のミッションケース(5) の後部上方位置
でかつエンジン(2) を被覆する後述のボンネット(4) の
直後方位置に配置した操作レバーとして後述する変速レ
バー(33)の前方位置に形成される空間(S) 内に配設し、
同ステアリングシャフト(3) の上部にはステアリングハ
ンドル(3-1) を装着して運転部(60)を構成している。
【0008】また、 ボンネット(4) は、エンジン(2) 及
び燃料タンク(4-1) などの上部を被覆している。
【0009】このように、エンジン(2) の後方位置でか
つミッションケース(5) の後部上方位置でかつエンジン
(2) を被覆するボンネット(4) の直後方位置に配置した
変速レバー(33)の前方位置に形成される空間(S) 内に、
ステアリングシャフト(3) を配設しているため、 同ステ
アリングシャフト(3) をエンジン(2) とミッションケー
ス(5) と変速レバー(33)とに近接させてコンパクトに配
設することができ、 その結果、 同ステアリングシャフト
(3) の上端に取付けるステアリングハンドル(3-1) を具
備する運転部(60)を、 同ボンネット(4) に近接させて配
置することができる。
【0010】従って、 運転部(60)からボンネット(4) の
前端までの距離を短くすることができて、運転部(60)に
着座して操向操作を行なうオペレータにとって、前方の
視界性を良好にすることができ、操向操作性を向上させ
ることができる。また、 この点からも、 走行部(B) の前
後幅を小さくすることができて、 機体のコンパクト化を
図ることができる。
【0011】しかも、 ボンネット(4) の前壁は、 側面視
にて前下方へ下り傾斜状でかつ前方へ膨出する略四分の
一円弧状となしている。
【0012】このようにして、 オペレータの前下方向の
視界性を良好となすことができて、操作性と安全性とを
向上させることができる。
【0013】また、 ボンネット(4) の上方位置には、 前
記したステアリングハンドル(3-1)を配置すると共に、
同ステアリングハンドル(3-1) は、 その後方位置に配置
した座席(61)の背もたれ部(61b) の上端と地上高が略同
一となるように配置している。
【0014】このようにして、 機体の地上高を座席(61)
の背もたれ部(61b) の上端を基準に可及的に低く設定す
ることができて、 機体の走行安定性の向上とコンパクト
化とを図ることができる。
【0015】しかも、 エンジン(2) は、 座席(61)の座部
(61a) の上面よりも低位置に配置している。
【0016】このようにして、 座部(61)に着座したオペ
レータの前方視界性と操作性とを良好となすことができ
ると共に、 比較的重量物であるエンジン(2) の地上高を
低位置に設定することができて、 乗用田植機の前後重心
バランス及び安全性を良好に確保することができる。 そ
の結果、 乗用田植機の操向操作性と植付作業能率を向上
させることができる。
【0017】エンジン(2) の下方位置には、図1に示す
ように、ミッションケース(5) を少なくともその一部が
エンジン(2) と上下方向に重複すべく配置して、 同エン
ジン(2) にミッションケース(5) を連動連設し、同ミッ
ションケース(5) の後部左右両側にそれぞれフロントア
クスルケース(6)(6)を連動連設して、各フロントアクス
ルケース(6)(6)に前車軸(7-1)(7-1)を介して前車輪(7)
(7)を取付けると共に、機体後方にリヤアクスルケース
(8)を位置させて、同リヤアクスルケース(8) の左右両
側に後車輪(9)(9)を取付けている。
【0018】そして、 ミッションケース(5) はアッパー
フレーム(1) よりも下方へ突出状に配置し、しかも、ボ
ンネット(4) の後端直下方近傍位置にミッションケース
(5)の後端を位置させ、さらに、 側面視にて、 前車軸(7-
1) を通る仮想垂直線(V) 上に配置すると共に、 同前車
軸(7-1) よりも上方位置に配置している。
【0019】このようにして、ミッションケース(5) の
重心の前後位置が前車軸(7-1) の略軸線上に位置し、か
つ、重心の上下位置が機体フレーム(F) よりも下方で、
かつ、 前車軸(7-1) よりも上方に位置して、走行部(B)
の重心位置を前方かつ下方寄りに移動させることができ
る。
【0020】その結果、 走行部(B) の後方に重量物であ
る植付部(C) を連結している乗用田植機(A) の前後重心
バランス及び安全性を良好に確保することができて、同
乗用田植機(A) の操向操作性と植付作業能率を向上させ
ることができる。
【0021】しかも、エンジン(2) の直方位置にミッシ
ョンケース(5) の前端を位置させているため、側面視に
おいてエンジン(2) とミッションケース(5) とがオーバ
ーラップした配置となり、機体の全長を可及的に短縮す
ることができて、乗用田植機(A) の小型軽量化を図るこ
とができる。
【0022】さらに、ボンネット(4) の後端直下方近傍
位置にミッションケース(5) の後端を位置させているた
め、重量物であるミッションケース(5) が機体の前部に
配設される一方、同じく重量物である植付部(C) が機体
の後部に配設されることとなり、機体の重量の前後バラ
ンスを良好にすることができ、これによっても、操向操
作性を向上させることができる。
【0023】また、ボンネット(4) の後端直下方近傍位
置にミッションケース(5) の後端を位置させると共に、
同ミッションケース(5) に連動連結した操作レバーとし
て後述する変速レバー (33) をボンネット(4) の直後方
位置に配置して、 同変速レバー(33)の操作性を良好とな
している。
【0024】(10)はアッパーフレーム(1) の下側に位置
するロアーフレームで、前記アッパーフレーム(1) とロ
アーフレーム(10)により機体フレーム(F) を構成してい
る。ロアーフレーム(10)の前端(10-1)は機体内側へ湾曲
せしめて幅狭状に接近させながら、機体中央部に横方向
に設けた前部横フレーム(10-2)に連結されている。
【0025】そして、ロアーフレーム(10)の後端(10-3)
は背面視門形状の後部横フレーム(11)に連結している。
(10-4)はロアーフレーム(10)の前方に延設する前部ロア
ーフレームである。(12)は機体横方向に位置して左右両
側の垂直部(12-1)(12-1)にて左右のアッパーフレーム
(1) の後端(1-1)(1-1)と連結すると共に、ロアーフレー
ム(10)(10)の前後方向の中間位置と連結する中間横フレ
ームである。
【0026】また、(10-5)はアッパーフレーム(1) の前
部位置に横方向に設けるミッション取付フレーム、(10-
6)はアッパーフレーム(1) の前部に横方向に設けるエン
ジン取付フレームである。そして、同アッパーフレーム
(1) の前部左右両側位置には予備苗載せ台用フレーム(1
0-7)を設けている。(10-8)はデフロックレバー用支持フ
レーム、(10-9)はステップ中央部を支持するステップ支
持フレームである。(13)は前記前部横フレーム(10-2)の
左右両側位置より後方上方に向けて傾斜状に設ける後部
フレームで、後端(13-1)は後部横フレーム(11)の上部に
連結されている。
【0027】また、リヤアクスルケース(8) は、ロアー
フレーム(10)の左右の後部と連結されながら、ミッショ
ンケース(5) との間にプロペラシャフト(14)を介して連
動連結している。(15)はリヤアクスルケース(8) の両側
に突設する後車軸で、後部横フレーム(11)の下端に連結
支持されている。
【0028】(16)は田植機の走行部(B) のミッションケ
ース(5) と、植付部(C) の植付駆動ケース(17)とを連動
連結する植付駆動軸である。そして、かかる植付駆動軸
(16)は、前部駆動軸(16-1)と後部駆動軸(16-2)とを自在
継手(18)を介して連動連結している。また、後部駆動軸
(16-2)は外管軸(16-3)と内管軸(16-4)をスプライン嵌合
して伸縮自在に構成していると共に、内管軸(16-4)を植
付駆動ケース(17)に連動連結している。
【0029】また、(19)はミッションケース(5) の上方
に配設すると共に、上部ステアリングシャフト(3) を介
してステアリングハンドル(3-1) を連動連結したステア
リングケースで、内部に減速歯車(19-1)を設けている。
(20)はステアリングケース(19)の下方に、下向きに突設
するピットマンアーム軸で、下端には後方に向けてピッ
トマンアーム(21)を連結している。また、ピットマンア
ーム(21)の左右両側にはドラッグロッド(22)(22)の基部
を接続して左右のフロントギヤボックス(23)(23)のナッ
クルアーム(24)(24)と各々連動連結している。
【0030】そして、上記ピットマンアーム軸(20)、ピ
ットマンアーム(21)、ドラッグロッド(22)(22)及びナッ
クルアーム(24)(24)などによりステアリング連動機構(2
5)を構成している。また、同ステアリング連動機構(25)
は、図5に示す如くミッションケース(5) の後方から迂
回するように配設されている。
【0031】(26)はアッパーフレーム(1) の前部両側位
置に、下向きに突設する取付ブラケットで、ミッション
ケース(5) を固着している。(27)は固定用ボルトであ
る。
【0032】(28)は、 エンジン(2) の左側方に設けたエ
ンジンプーリであり、また、(29) は、ミッションケース
(5)の左側方に設けたミッションプーリであり、 エンジ
ンプーリ(28)は、 後述するステップ兼用のケーシング体
(31)の上方に配置すると共に、 ミッションプーリ(29)は
ケーシング体(5) の下方に配置しており、 両プーリ(28)
(29)は、 側面視において、 エンジン(2) とミッションケ
ース(5) とがラップする位置にて略同一垂直線上に配置
して、 両プーリ(28)(29)間に伝動ベルト(30)を巻掛けて
連動連結している。
【0033】このようにして、 ミッションケース(5) の
最低地上高( 路上突起物等との干渉を回避できる地上
高) を確保したまま、 エンジン(2) とミッションケース
(5) とを上下方向に、 かつ、 低位置に配置することがで
きて、 前記した乗用田植機(A)の前後重心バランス及び
安全性を良好に確保することができると共に、 機体の前
後長をコンパクト化することができる。
【0034】しかも、 側面視にてエンジン(2) とミッシ
ョンケース(5) とがラップする位置に伝動ベルト(30)を
配置しているため、エンジン(2) からミッションケース
(5)への動力伝達経路を短くすることができて、 動力伝
達効率を向上させることができる。
【0035】そして、 伝動ベルト(30)を短くすることが
できて、 同伝動ベルト(30)の組付性の向上とコストの低
減が図れる。
【0036】さらには、 上記したエンジン(2) とミッシ
ョンケース(5) と伝動ベルト(30)を配置している機体の
前部の前後長さを短くすることができることから、機体
の全長を可及的に短くして収納性を良好となすことがで
きると共に、狭隘な場所等においても機体をスムーズに
回向させることができる。
【0037】そして、 上記したように機体の前部の前後
長さを短くすることができることから、後述する運転部
(60)に着座して操向操作を行なうオペレータにとって前
方の視界性を良好にすることができて、操向操作性を向
上させることができる。
【0038】また、 ステップ兼用のケーシング体(31)
は、アッパーフレーム(1) の上面に位置させて広幅状に
形成されており、同ケーシング体(31)は後部がリヤフェ
ンダ(32)と一体的に接続されていると共に、床面、変速
ガイド板等を兼用すべく、FRP等の高剛性を有する合
成樹脂により作成されている。
【0039】(33)はミッションケース(5) の上部に突設
する変速レバーで、ステアリングコラム(34)の近傍に位
置している。(35)は昇降リンク機構であって、ロアーフ
レーム(10)の後部と後部横フレーム(11)とに斜めに掛け
渡したリンク支持ブラケット(36)に、左右一対のリフト
アーム(37)の基部を軸支している。(37-1)は支点軸、(3
8)はロアーフレーム(10)に設ける前部横フレーム(10-2)
に基部(38-1)を枢着するとともに、先端をリフトアーム
(37)の上部支軸(39)に連結した昇降油圧シリンダであ
る。
【0040】(40)は昇降リンク機構(35)を構成する左右
一対のリフトリンクで、同リフトリンク(40)は前端をリ
フトアーム(37)の上部支軸(39)に連結されながら、後端
は植付フレーム(41)の前部に設ける横軸(42)に枢支され
ている。(43)は走行部(B) と植付部(C) を連動連結する
下部リンクで、同左右一対の下部リンク(43)は前端をリ
ンク支持ブラケット(36)に設ける支点軸(37-1)に枢着さ
れながら、後端は植付フレーム(41)の前部に設ける横軸
(42)に枢支されている。
【0041】(44)は後部フレーム(13)の後部と植付フレ
ーム(41)に設ける垂直フレーム(45)とに掛け渡し状に設
けるトップリンクで、同トップリンク(44)は、図7に示
す如く、前端は二又状(44-1)に形成されている。
【0042】(46)は取付座、(47)は支点ピン、(48)はト
ップリンクピンである。そして、上記トップリンク(44)
及び、下部リンク(43)、並びリフトアーム(37)と垂直フ
レーム(45)により平行リンク機構(49)を構成している。
【0043】また、昇降油圧シリンダ(38)は、シリンダ
ロッド(38-2)を短縮作動させることにより、リフトアー
ム(37)を前方へ回動させてリフトリンク(40)により植付
部を上昇作動させるようにしている。
【0044】また、反対に昇降油圧シリンダ(38)のシリ
ンダロッド(38-2)を伸長作動させることにより植付部
(C) を下降作動させるものである。
【0045】また、図6において、(50)はステアリング
コラム(34)の基部に設ける固定板でステアリングケース
(19)にボルト(51)により固定されている。
【0046】(52)はステアリングケース(19)の下側を支
持する支持板で、取付金具(53)を介して前記前部横フレ
ーム(10-2)に連結されている。(54)は固定ボルトであ
る。(55)は前部横フレーム(10-2)に一体連結する縦枠
で、下部に昇降油圧シリンダ(38)の取付座(56)を設けて
いると共に、上部にはペダル軸支持部(57)を設けてい
る。
【0047】また、図1及び図2において、(60)は運転
部であり、同運転部(60)は、ケーシング体(31)の上部に
座席(61)を設け、同座席(61)の右側方に植付昇降レバー
(62)を設ける一方、前記ボンネット(4) の左右側方位置
には、それぞれ操作ペダルとしてのクラッチペダル(63)
とブレーキペダル(64)を配置しており、ブレーキペダル
(64)は左側ペダル(64-1)と右側ペダル(64-2)とより構成
している。(65) は副変速レバーである。
【0048】なお、図8において、(6) はミッションケ
ース(5) の左右両側に連結するフロントアクスルケース
で外側に各々フロントギヤケース(6-1) を連結してい
る。(6-2) はフロントギヤケース(6-1) の連結フランジ
で、上方に延設部(6-3) を設けている。
【0049】そして、アッパーフレーム(1) に下向きに
連設する断面逆L形の取付ブラケット(26)とボルト(27)
により固定されている。
【0050】これにより、前車輪(7) からの荷重を取付
ブラケット(26)により支持することができ、ミッション
ケース(5) やフロントアクスルケース(6) の剛性を小さ
くすることができて機体を軽量でコンパクトにできるも
のである。
【0051】そして、 分解整備性においても連結フラン
ジ(6-2) が共締めとなっていないので分解が容易で、ま
た、ボルト孔より油もれなどが発生しないものである。
【0052】以上の如く、機体フレーム(F) を、上側に
位置するアッパーフレーム(1) と下側に位置するロアー
フレーム(10)の上下二段に構成して各々左右一対に突設
せしめてエンジンを搭載し、下側のロアーフレーム(10)
はアッパーフレーム(1) よりも後方にずらせて位置させ
てミッションケース(5) を連結し、さらに前記アッパー
フレーム(1) とロアーフレーム(10)とを横フレーム(12)
にて一体連結したものであるから、機体フレーム(F) の
形状が箱形構造となっており、剛性が大幅に増してエン
ジン(2) 及びミッションケース(5) を確実に保持するこ
とができるものである。
【0053】また、機体フレーム(F) を上下二段のアッ
パーフレーム(1) とロアーフレーム(10)により構成する
と共に、ロアーフレーム(10)より後方上方に向けて傾斜
状に左右の後部フレーム(13)を突設して、同左右の後部
フレーム(13)の後端を背面視門形に形成された後部横フ
レーム(11)に連結して、同門形に形成された後部横フレ
ーム(11)の内側位置に昇降リンク機構(35)を位置させた
ものであるから、機体フレーム(F) の剛性が増すと共
に、門形の後部横フレーム(35)により車軸部の荷重を広
いスパンで支持することができて機体フレーム(F)の軽
量化ができ、さらに、門形の後部横フレーム(11)の内側
空間に昇降リンク機構(35)を配設できるので機体フレー
ム(F) 及び昇降リンク機構(35)をコンパクトに構成でき
るものである。
【0054】また、上記門形の後部横フレーム(11)によ
り昇降リンク機構(35)の各部品を保護することができ、
その昇降作動が確実にできるものである。
【0055】
【効果】本発明によれば、次のような効果が得られる。
【0056】すなわち、本発明では、エンジンの下方位
置にミッションケースを配設すると共に、同ミッション
ケースは、 側面視にて、 前車軸を通る仮想垂直線上に配
置すると共に、 同前車軸よりも上方位置に配置している
ため、 ミッションケースの重心の前後位置が前車軸の略
軸線上に位置し、 かつ、 前車軸よりも上方に位置して、
走行部の重心位置を前方かつ下方寄りに移動させること
ができる。
【0057】その結果、 走行部の後方に重量物である植
付部を連結している乗用田植機の前後重心バランス及び
安全性を良好に確保することができて、同乗用田植機の
操向操作性と植付作業能率を向上させることができる。
【0058】しかも、 エンジンをボンネットにより被覆
すると共に、同ボンネットの前壁は、 側面視にて前下方
へ下り傾斜状でかつ前方へ膨出する略四分の一円弧状と
なしているため、オペレータの前下方向の視界性を良好
となすことができて、 操作性と安全性とを向上させるこ
とができる。
【0059】さらには、上記エンジンを被覆するボンネ
ットの直後方位置に操作レバーを配置しているため、同
操作レバーとミッションケースとの間に介設する連動機
構をコンパクトに構成することができると共に、 同連動
機構の連動機能を良好に確保することができる。
【0060】そして、 ボンネットの側方位置に操作ペダ
ルを配置しているため、 同ボンネットの後方位置にオペ
レータが着座する座席を、 同ボンネットに近接させて配
置することができ、 操作ペダルの操作性を良好に確保し
たまま走行部の前後幅を小さくして、 機体のコンパクト
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を装備する乗用田植機の全体側面図。
【図2】同概略平面図。
【図3】機体フレームの側面図。
【図4】同平面図。
【図5】ステアリング連動機構の平面説明図。
【図6】同側面図。
【図7】昇降リンク機構を示す背面図。
【図8】フロントアクスルケース部の取付状態を示す背
面図。
【図9】従来形を示す側面図。
【符号の説明】 (1) アッパーフレーム (2) エンジン (5) ミッションケース (7)(7) 前車輪 (9)(9) 後車輪 (10) ロアーフレーム (11) 後部横フレーム (12) 横フレーム (13) 後部フレーム (35) 昇降リンク機構 (C) 植付部 (F) 機体フレーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行部(B) の後方に植付部(C) を連結す
    ると共に、 同走行部(B) は、 機体フレーム(F) の前部に
    エンジン(2) を搭載し、同エンジン(2) にミッションケ
    ース(5) を連動連設し、同ミッションケース(5) の左右
    側位置にそれぞれフロントアクスルケース(6)(6)を連動
    連設して、各フロントアクスルケース(6)(6)に前車輪
    (7)(7)を取付けた乗用田植機において、上記エンジン(2)
    の下方位置にミッションケース(5) を配設すると共
    に、同ミッションケース(5) は、 側面視にて、 前車軸(7
    -1) を通る仮想垂直線(V) 上に配置すると共に、 同前車
    軸(7-1) よりも上方位置に配置し、 エンジン(2) をボンネット(4) により被覆すると共に、
    同ボンネット(4) の前壁は、 側面視にて前下方へ下り傾
    斜状でかつ前方へ膨出する略四分の一円弧状となし、 上記エンジン(2) を被覆するボンネット(4) の直後方位
    置に操作レバーを配置すると共に、同ボンネット(4) の
    側方位置に操作ペダルを配置したことを特徴とする乗用
    田植機のミッションケース配設構造。
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