JPH07508520A - 組合せポリペプチド抗原 - Google Patents

組合せポリペプチド抗原

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JPH07508520A JP6502497A JP50249794A JPH07508520A JP H07508520 A JPH07508520 A JP H07508520A JP 6502497 A JP6502497 A JP 6502497A JP 50249794 A JP50249794 A JP 50249794A JP H07508520 A JPH07508520 A JP H07508520A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 組合せポリペプチド抗原 発明の背景 宿主防御はを推動物の免疫系の特徴である。この目的のためには病原体に対する 防御作用において抗体は数々の機能を行う。例えば抗体は生物学的に活性な分子 を中和させ、補体経路を誘発させ、食作用を刺激化させ(オプソニン作用)、あ るいは抗体依存的細胞介在性細胞障害作用(ADCC)に関与することができる 。
抗体がある分子の生物学的機能に関して重要な部位に結合する場合には、その分 子の活性が中和されることがある。このようにして特異的抗体はウィルスもしく は原生動物の細胞表面に対する結合を遮断することができる。同様に、細菌性も しくは他の種類の毒素が結合し、そして適切な抗体により中和されることがある 。そのうえ結合抗体がその標的を中和するか否かに関係なく、生じる抗原−抗体 複合体は他の防御機構と相互作用を行うことができ、その結果抗原の破壊および /または除去をもたらす。
寄生生物が免疫反応を回避するための膨大な機構を導き出してきた。
抗原変異は恐らく最も良く研究されている回避方法であると思われるが、その理 由の一部はこのような変異によりワクチンの開発が特に困難になるためである。
一般的には抗原変異が生じるのには2つの経路があり、それらは抗原浮動および 抗原転位である。抗原浮動は比較的簡単なものである。点突然変異が病原体の抗 原をコード化する遺伝子内において生じ、抗原上のエピトープの内の幾つかを、 本来抗原に対する宿主の免疫学的記憶が変異型によっては誘発されないように変 化させる。ある変異型に対する免疫性は必ずしも他のものに対する免疫性を保証 するわけではないため、病原体集団内におけるこのような点突然変異の蓄積が、 同−宿主内における複数の感染をもたらすことがある。抗原転位はほとんどの病 原対内(ウィルス、細菌、および原生動物)において発見されており、この重要 性は個々の種によって異なる。
殆どのウィルスはかなりの抗原変異を生じることができ、そしてこれらのウィル スの血清学的に異なる種の多大な数にのぼるものが同定されている。その結果、 特別な種のウィルスが既往の感染もしくはワクチン接種によりその集団内におい て形成される免疫性に対して非感受性となる。例えば、tllV−1ワクチン開 発の進展は、HI V−1の異なる単離物の間におけるアミノ酸配列の変異性に より妨げられている。この変異性は特に外部包膜蛋白質であるgp120内にお いて特に高く、そしてこの蛋白質はウィルスの感染性を中和する抗体についての 初期標的でヒトおよびマウスにおける研究によりgp120の小領域が明らかに され、これはv3ループもしくは主要中和性決定基(PND)と称され、非変異 性でありジスルフィド交差結合されている2つのシステインの間の約35残基を 含み(Cys−303からCys−338、Takahashi et at  のHIV−1命名法(1992)Sc i enc8、およびGoudsmit  e± l±、(1988)PNAS 旦5:4478)。この同一領域は各種 のクローン性単離物の間では配列が最も可変的なもののうちのひとつである一方 (Takahashiet al (1992)Sc i ence λ55  : 333) 、このドメインのアミノ酸配列の分析によりV3ループの中央部 分内の14の位置の内の9つにおいて80パーセントを上回るまでのアミノ酸の 保存性が明らかにされており、このことによりV3ループの変異性には抑制かめ に、ある単離物からのPNDにより誘導される中和抗体は一般的には異なるアミ ノ酸配列のPNDを有する単離物は中和しない。
同様に、ワクチン接種によりインフルエンザを抑制する試みはこれまでは限られ た場合にのみ成功を収めてきており、そして中和抗体をもともとインフルエンザ ウィルスの主要表面抗原である血球凝集素(HA)およびノイラミニダーゼ(N A)に対して特異的なものとして作製しているにもかかわらず、これらの主要表 面抗体の継続的変化によりそのような試みは妨害されてしまっている(Cato n e± l± (1982)Cell 3↓ 417:Cox e± al、 (1983)旦エンザウイルスは高次の抗原性変異を短い期間内に行う能力を有 している。ヒトおよび動物集団全体にわたるインフルエンザの季節的大発生を抑 制することを困難にしているのはウィルスのこの特性なのである。
血清学的研究および配列研究を通して2つの種類の抗原性変異がインフルエンザ ウィルスにおいて証明されている。抗原転移はHAもしくはNA、あるいはその 両方が、新しい免疫原性を有する新規のHAもしくはNAを有する新しいウィル ス株内において置換される際に初めて生じる。抗原転移により作成される新しい サブタイプの発生により通常は感染の汎流行がもたらされる。
抗原浮動は特定のサブタイプのインフルエンザウィルスにおいて生じる。アミノ 酸および核酸配列分析により、抗原浮動は一連の遂次突然変異の間にわたり生じ 、その結果ポリペプチドにおけるアミノ酸変化およびウィルスの抗原性の差異を もたらす。抗原浮動を介する数々の突然変異の蓄積により最終的には、類似する サブタイプに対して予め露出させられているかなりの数の被検体の免疫反応を回 避させることができるサブタイプを生じる。事実、類似する新しい変異型が、マ ウスもしくはニワトリのヒナの胚内の少量の抗体の存在下におけるウィルスの継 代により実験的に選択されている。抗原浮動が深刻なほどの感染の大発生もしく は流行を引き起こすことは少ない。抗原浮動はまたインフルエンザウィルスにお いても観察されている。
臨床実験において近年B型肝炎ウィルスに特異的な抗原ワクチンが精製されてい るが、これは一般的には単一のウィルスサブタイプの抗原からできている。この ことを決定するための推論は、B型肝炎つィルスを中和する際にいくぶん有効で あることが示されたS領域特異的抗体およびブレー5(2)領域特異的抗体の両 方は元々群特異的であるというものであった。しかしながらこの論理はT−細胞 認識の際のウィルスサブタイプの影響を考慮に入れてはいない。マウスのブレー 5(2)特異的T−細胞反応は高度にサブタイプ特異的であることが証明されて いる引き起こす優勢病原体である。感染は、ハマダラカ(AnopheleS) である蚊の唾液腺内に存在する種虫(sporozoite)が感受性宿主の血 液内に混入した際に開始する。種虫は迅速に肝細胞に侵入し、そしてそこでそれ らは更に発育を遂げて肝分裂体(I 1ver 5chizone)となる。成 熟後、感染性分裂小体(merozoite)は宿主の血液内に放出され、そし て赤血球に侵入し、マラリアの臨床症状に関連する新しい増員生殖周期(sch izogonic cycle)を開始する。世界保険機構により予測されるマ ラリアの症例数は世界的に10億を越えている。
限定された場合における成功例は、寄生生物の生周期の内の少なくとも一つのも のの間に発現される精製表面抗原で免疫化することによる特定の種のプラスモデ ィウム(P ] asmod i um)による感染からサルを保護することに おいて報告されている。例えば、血液段階のワクチン(blood−stage  vaccine)のための興味ある候補物はp190と称される分裂小体蛋白 質もしくは多形性分裂体(polymorphic sInfection a nd Immunity 60:154−158;Merkl i et al 、(1984)Nature 3上↓。
これは分裂小体形成中に合成されそして大規模にブロセッンングされ、この糖蛋 白質の80kDaのプロセシング産物が成熟した分裂小体の主要コート蛋白質で ある。p190に対するモノクローナル抗体プローブおよび一次配列分析により 、この抗原は、プラスモディウムの種および亜種の間の抗原変異を引き起こす多 形性配列を含むことが明らかにされtこ。
発明の要約 本発明は、ある蛋白質もしくはその一部分の変異型の集団のアミノ酸配列から得 られるアミノ酸配列を有するポリペプチド抗原のセット、ならびにそのポリペプ チド抗原のセントを産生させる方法に関する。一般的には、この方法は以下に示 す、 a式 %式% [式中、A、はその蛋白質もしくはその一部分のアミノ酸の位置nに出現するア ミノ酸である] により表され、N変異型の集団を示すある蛋白質もしくはその一部分を選択する 段階、 b、 N変異型における各アミノ酸の位置nに出現する各種類のアミノ酸の回数 0.°を決定する段階、 c、 N変異型における各アミノ酸の位置nにおける各種類のアミノ酸の発生頻 度(0,”/N)、を算出する段階、および[式中、A′6はN変異型中におけ る対応するアミノ酸の位置において選択された頻度を上回って出現するアミノ酸 の種類として定義する]により実質的に表されるアミノ酸配列を有するポリペプ チドのセットを作成する段階、 を含んでなる。
好ましい態様においては、ポリペプチド抗原のセットを各コドンの位置nにおけ る最小数のヌクレオチド組合せ物を有し、そしてその組合せ物には少な(とも各 種類のアミノ酸A゛ 1からA′ 、までをコードするコドンが含まれる縮重オ リゴヌクレオチド配列を決定することにより作製する。縮重オリゴヌクレオチド を発現可能な遺伝子内に取り込ませて遺伝子セットを作製する。この遺伝子セン トを適切な発現系内において発現させて一連のポリペプチド抗原のセットを作製 する。
A’l A’2 A’3 、、、、 A’n−2A’、−1A’n典型的には、 nは8から約150までの範囲にわたるであろう。特定の位置におけるポリペプ チド抗原のセント内のアミノ酸の含有物(inclusion)について選択さ れた閾頻度を、すべてのアミノ酸の位置について同一の値で設定することができ る。別法では、選択された頻度閾値を各アミノ酸の位置について個々に設定する ことができ、そしてその値は位置によって変化することができる。典型的にはこ の閾頻度は5−15%の範囲にわたるであろう。このことは、作製されるポリペ プチド抗原のセット内の特定の位置における具体的なアミノ酸の含有物について は、二のアミノ酸がN変異型の5−15%を上回ってその位置に出現する必要が あることを意味する(すなわち、06゛/Nは5−15%を上回る必要がある) 。
このポリペプチド抗原のセットはある蛋白質のペプチド配列全体に対して、ある いはその一部分のみに対応することがある。そのうえ、変異型配列は蛋白質内に おいて隣接している必要はなく、それは単一の蛋白質もしくは蛋白質サブユニッ トあるいは一つを上回る蛋白質もしくは蛋白質サブユニット内に分散しているこ とができる。
このポリペプチドのセットを人工ワクチンとして使用することができる。これら の抗原は生理学的に許容される賦形剤内において、そしてその抗原の変異型の集 団に対して保護的免疫性を生じさせるに十分な投薬養生法の下において宿主生物 体に投与することができる。例えばこの蛋白質が病原体の構成成分である場合に は、この蛋白質もしくはその一部分はそのポリペプチド抗原のセットのような一 つもしくは複数の中和用エピトープを含む配列を包含することがあり、免疫原と して投与する場合には宿主生物体による病原体に対する中和抗体の産生をもたら す。
別法では、そのポリペプチド抗原のセント投与の形聾ならびに経路を免疫寛容を 生じるように適応させ、そしてそれにより変異型蛋白質抗原もしくはその一部分 に対して宿主生物体内に人工的寛容状態を作成することができる。
発明の詳細な記述 病原体による臨床的に明白なあるいは不題性の感染のいずれかが免疫性を導くこ とがあり、そして同一な抗原構造の病原体に対する免疫性は長期持続性のもので あるらしい。しかしながら、病原体による再感染は重要ではない抗原の違いを有 する変異型により引き起こされることがある。そのうえ免疫性は高度にエピトー プ特異的であるため、病原体に対して人工的に誘導させる免疫性はしばしば病原 体の顕著な抗原変異により制限される。したがって抗原浮動を受ける病原体の能 力のために、しばしば常用のワクチンが無効になるということがもたらされる。
本発明は、ある蛋白質(もしくはその一部分)から得られるポリペプチド抗原の セントであって、その蛋白質の天然のもしくは人工的に誘導させた変異型の間で いくらかの配列異質性をもって発現されるポリペプチド抗原のセントを作成する 方法を提供する。この目的は変異型およびおそらくは生じ得る可能な未知のもし くは新規の変異型に対して免疫化するために使用することができる抗原混合物を 提供することである。
本発明の方法に従って、各アミノ酸の種類についての発生頻度を変異型集団内に おけるその蛋白質(もしくはその蛋白質の一部分)のアミノ酸の各位置について 決定する。変異型集団内において予め決定されている頻度(例えば5%、10% 、15%など)を上回って各位置に出現するアミノ酸をポリペプチド抗原のセン トを作成するために含有物について選択する。
一般的には、ポリペプチドは8から150までのアミノ酸、好ましくは約10か ら50までのアミノ酸の長さの範囲にわたるであろう。
好ましい態様においては、ポリペプチド抗原のセットを縮重オリゴヌクレオチド の方法により産生ずる。縮重オリゴヌクレオチドの配列は、含有物(つまり、変 異型の集団における対応するアミノ酸の位置nにおいて選択された頻度を上回っ て出現するもの)について選択された各アミノ酸の種類を生じるのに必要な各コ ドンについて、最低数のヌクレオチド組合せ物を産生ずるように決定することが できる。
合成オリゴヌクレオチドの混合物を、ポリペプチド抗原のセットが個々のポリペ プチドとして、あるいはポリペプチドのセットを含むより大きな融合蛋白質のセ ットとして発現可能となるように遺伝子配列内に酵素的に連結させることができ る。別法では、ポリペプチド抗原のセットを有機化学的ペプチド合成により作製 することができる。各回のアミノ酸カップリングを実施して所定のアミノ酸の位 置において決定されている異質性を有する種類のアミノ酸の種類を産生させるこ とができる(合成の適切な段階において一つを上回る活性化アミノ酸を組み入れ ることによる)。このアミノ酸混合物はN変異型の頻度分析に基づく。別法では 、このアミノ酸混合物を縮重オリゴヌクレオチドを作製する際に作製されるヌク レオチド(コドン)組合せ物に基づいて決定することができる。
縮重オリゴヌクレオチド配列の利用により生じる組合せ物効果により、典型的に は、変異型の元々の集団内においては出現することがない幾つかの種類のアミノ 酸を生じるであろう。この方法により、天然においては生じることがないと思わ れるポリペプチドが、ポリペプチド抗原のセント全てにおいて作製される。これ らのヌクレオチド組合せ物は元々は既知の変異型に基づいているため、追加的ア ミノ酸について生じるコドンは可能性としては、その蛋白質の構造分析により人 工的に作製されるものと比較してむしろ天然においてより多く存在する可能性の ある突然変異を表す。したがって、ポリペプチド抗原のセントは、その蛋白質の 広範囲にわたる可能な変異型ならびに既知の変異型に対する免疫性をもたらすこ とがある。
ある蛋白質の変異型の集団の配列を分析するためには、目的のアミノ酸配列を配 列の相同性に関して整列させることができる。ある具体的な変異型の配列を整列 させてみてアミノ酸の存在もしくは非存在を読み取るが、このようなアミノ酸の 存在もしくは非存在は、実在のものもしくは人工的なものであることができる選 択された共通の長さを有する対照配列に対応させである。配列のアラインメント において最高の相同性を保持させるために、対照配列に対応させられている変異 型の配列中における欠損を、アミノ酸間隙(*)により表すことができ、一方で 対照配列に対応させられている変異型内における挿入的突然変異は無視し、そし て整列させた際の変異型の配列から省略することができる。例えば、以下に示さ れているものは既知の属性を有するHIV単離物の■3ループの3つの配列の内 の2つの可能なアラインメントである(l(wangat a± (1991) Science 253ニア1 76)。
配列 BaL −CTRP NNNTRJC3IHIGPGPLALY丁TGEIIG DIRQAHC−(配列番号1)J(TLV−JITB −CTRPNNN丁R KK]RJQRGPGP、A丁V丁IGKIGNMRQAHC−(配列番号2) SF]62 −CTRpNNNTRKSITIGPGRA丁Y、ATGDIIG DIRQA)(C−(配列番号3)[配列中、元々のHILV−111B株の残 基15および16がアラインメント中に含まれるコ のように、あるいはまた、 ヨaL −CTP!PNNNTRKS I HI G PGPJ’、、LYTT GE I X GDI P、QAHC−(配列番号1)五TLV−I工より − (7Rp運■TRKKIR工GPG詰F■IGK青XGhl−IRQNに−(配 列番号4)SF162 −CTRPI価TRKS工TIGPG詰FYATGDエ エGDIP、Q層に−(配列番号3)[配列中、元々のHILV−111B株の 残基15および16がこの配列のアラインメントから棄却されである]のように 整列させることができる。
蛋白質の所定の変異型をN、特定のアミノ酸(a a)が特定の位置nにおいて 山川する回数を07°゛として、位置nにおけるアミノ酸についての出現頻度を O,”/Nにより算出する。特定の位置においてアミノ酸欠損が起こる頻度もこ の計算中の因子として組み入れることができる。
別法では、欠損を頻度計算中に考虜しない場合には、特定のアミノ酸の位置口に おける計算の際に使用するNの値は、アミノ酸間隙がその所定位置において存在 する変異型の数を下回る変異型の数であるべきことが望ましいてあろう。したが ってアラインメントの最初の例においては○16°/N=、333 (33%) であり、そしてアミノ酸間隙をアミノ酸の種類として特定する場合には○16* /N=、667 (67%)であり、そしてそのような特定を行わない場合には 016°/N=1. 0 (1009’i)である。
変異型集団内の各位置nにおけるアミノ酸の種類の出現頻度の決定に基づき、ポ リペプチド抗原のセットについて対応する位置nにおけるある具体的なアミノ酸 の種類の含有物についての「閾値」を決定する。その後縮重オリゴヌクレオチド 配列を作製することができる。この縮重オリゴヌクレオチド配列は、選択された 閾値に基づいて選択された各アミノ酸の種類についてのコドンを生じるように、 各コドンの位置において必要なヌクレオチド組合せ物の最低数を有するように設 計する。
したがって、N変異型の集団を一般式 %式% [式中、各可変A、はその蛋白質のn番目のアミノ酸の位置において出現するア ミノ酸を表すコ により表す場合には、縮重オリゴヌクレオチド配列から作製されるポリペプチド 抗原のセットを、一般式 %式% [式中、各可変A゛。は縮重オリゴヌクレオチド配列中に対応するコドンの位置 における可能なヌクレオチド組合せ物によりコードされるアミノ酸の種類を表す コ により表すことができる。
縮重オリゴヌクレオチド配列を決定するために、ポリペプチド抗原のセット内の 含有物についてのアミノ酸の種類を選択するのに使用する閾頻度を一様に各アミ ノ酸の位置に対して適用させることができる。例えIf15パー−’:ントの閾 値を蛋白質配列全体にわたって適用させることができる。Qll法ではこの閾値 を、独立的に各アミノ酸の位inについて設定でることができる。例えば閾値を 、N変異型の少なくとも90%においてその位置に出現するものを例とする最も 一般的に出現するアミノ酸の種類を含むように、各アミノ酸の位inにおいて設 定することができる。
幾つかの事例においては、ポリペプチド抗原のセット内において対応するアミノ 酸の位置において所定数のみのアミノ酸の種類が生じることができるようなコド ンの位置の縮重の制約を含む、縮重オリゴヌクレオチド配列の決定のための更に 別の基準を適用させることが望ましい。例えば、所定のコドンの位置nの縮重配 列を、ポリペプチド抗原のセットの内の少なくとも約11%のポリペプチド内に おいて選択されたアミノ酸が出現するように制限することができる。これは、そ の縮重コドンの内の可能なヌクレオチド組合せ物の全てがその位置において9つ のみのアミノ酸が生じるであろうことを意味する。したがって、ある特定のアミ ノ酸が所定の位置において出現する頻度は対応するコドンの位置の可能な縮重度 に依存するであろう。おそらくこの数は11.1(9つの異なるアミノ酸)、1 2. 5 (8つの異なるアミノ酸)、16.6(6つの異なるアミノ酸)、2 5(4つの異なるアミノ酸)、もしくは50(2つの異なるアミノ酸)になるで あろう。
同様に、頻度分析について変異型の集団を選択するために用いる基準を、ポリペ プチド抗原セットの期待される用途のような因子、およびワクチン接種もしくは 寛容形成に関する因子により決定することができる。
例えば変異型蛋白質配列の分析は、地理学的出現率を初めとする疫学的データの ような因子、あるいは別法として既知の対立遺伝子の一族(DQHLAクラスI I対立遺伝子の変異型のようなもの)に基づいて、その蛋白質の変異型のより大 きな集団の亜集団のみに限定することができる。同様に、病原体の蛋白質構成成 分の場合においては、分析のために選択された変異型の集団を、ある具体的な感 受性宿主生物体についての既知の属性を基にして選択することができる。
ポリペプチド抗原のセットを縮重オリゴヌクレオチド配列から作製することがで きる多くの方法が存在する。縮重オリゴヌクレオチドの化学合成を自動DNA合 成機内において実施することができ、そしてその後に合成オリゴヌクレオチドを 発現のための適切な遺伝子内に連結させることができる・開始コドン(ATG) を所望であらばこの配列内に作製することができる。この縮重オリゴヌクレオチ ド配列をある遺伝子構築物内に取り込ませ、そのため主にポリペプチド抗原のセ ットからなるある蛋白質の発現を可能にさせることができる。別法では、ポリペ プチド抗原のセントを融合蛋白質の一部分として発現させることができる。作製 した遺伝子ライブラリーを、転写調節配列の操作により適切な転写抑制下にもっ てくることができる。適切な細胞性分泌経路に沿う組換え蛋白質の輸送を指令す るリーダー配列を含む融合蛋白質を作製することが望ましいであろう。
ポリデオキシヌクレオチドを化学的に合成する様々な方法が知られており、それ にはペプチド合成のように市販品として入手することができるDNA合成機内に おいて完全に自動化されている固相合成法がある(引用することによって本明細 書中に取り入れられるItakura見杏 リ の米国特許第4.598.04 9号明細書、Caurthers e工 見↓、の米国特許第4.458.06 6号明細書、およびTtakuraの米国特許第4.401.796号明細書お よび第4゜373.071号明細書を参照せよ)。
オリゴヌクレオチドの縮重セットの目的は、一つの混合物においてポリペプチド の所望のセットをコード化する全ての配列を提供することである。一般的にはこ の混合物の各オリゴペプチドを一つずつ合成することは特に可能な変異型の数が 大きい場合には実際的ではないであろう。
これらの事例においては、最終オリゴヌクレオチド混合物がポリペプチド抗原の 所望のセットをコードする配列を含むように、この配列内の適切な位置にカンプ リング単位(ヌクレオチド単量体)の混合物を添加するという手法によりその混 合物を合成することができる。DNA合成の通常の技術は、増進中のオリゴマー 内への取り込みに際してそのオリゴマーに対する更に進んだカップリングを後続 の脱保護段階が行われるまで阻害するように、反応性デオキシヌクレオチド上の 保護基を利用している。したがって縮重配列を作製するためには、一つを上回る 種類のデオキシヌクレオチドを同時に、または予めヌクレオチドを混合してお( ことか、あるいは合成機をヌクレオチド含有性反応物溶液の適切な容量を送り出 すようにプログラム化させておくことのいずれかにより、−回のカップリングの 間に増進中のオリゴヌクレオチドと反応させることができる。あるアミノ酸の位 置に対応する各コドンの位置には最終的に得られるポリペプチド抗原のセット内 のただ一つのみのアミノ酸の種類があるため、オリゴヌクレオチドの縮重セット の各オリゴヌクレオチドは同一のヌクレオチド配列を有するであろう。最終的に 得られるセット内に一つを上回るアミノ酸の種類が出現するであろうアミノ酸の 位置に対応するコドンの位置においては、オリゴヌクレオチドの縮重セットはそ のセット内のその位置においてこれらのアミノ酸をコードするコドンを生じるヌ クレオチド配列を含むであろう。幾つかの事例においては、縮重ヌクレオチド配 列が有することができる他の組合せ物のために、得られるオリゴヌクレオチドは 変異型における出現頻度の分析に基づいて存在するように設計されたちの以外の 種類のアミノ酸に特異的なコドンを有するであろう。縮重オリゴヌクレオチドの 合成は当業者に良く知られている(例えば、引用することによって本明細書中に 取り入れられる、Walton、Amsterdam:Elsevier pp 27uc!eic Ac1d Res、11:477を参照せよ)。
当業者には良く知られているこの技術を更に詳しく説明するために、蛋白質をコ ードする遺伝子をり、NA中のデオキシリボヌクレオチドの順序によりアミノ酸 配列を具体的に示すが、これはより直接的にはそれらのmRNA転写物中のりボ ヌクレオチドの配列により示される。遺伝子コードの重要な特徴は、2種のアミ ノ酸を除く全てが一つを上回るヌクレオチドトリブレット(コドン)によりコー ト化されていることである。
この遺伝子コード(デオキシリボヌクレオチドによるもの)は以下のように示す ことができる。
表1 PheSer Tyr Cys T Leu Ser Sしprrpc Leu Pro His −Arg TLeu Pro Gln Arg G 工1e Thr Asn Ser T 工1e Thr Asn Ser C A 工1e Thr Lys 、lrg A+4ej Thr Lys Arg  GVal Ala Asp Gly T Val Ala Glu Gly G 先に記載するように、縮重オリゴヌクレオチドを合成するある手法は所定の回の カップリング中に一つを上回る種類のデオキシヌクレオチドを同時に反応させる ことを伴う。例えば、ヒスチノン(His)もしくはスレオニン(Thr)のい ずれかが所定のアミノ酸の位置に出現した場合には、オリゴヌクレオチドのセッ トの合成を以下に示すように実施することができ、それは、(合成が3゛から5 ° へと進行すると仮定して)増進中のオリゴヌクレオチドを最初に5° −保 護を施しであるチミジンデオキシヌクレオチドに対してカンブリングさせ、脱保 護化を行い、その後同時に5′ −保護を施しであるアデニンデオキシヌクレオ チドと5° −保護を施しであるシチジンデオキシヌクレオチドとの混合物と反 応させる。得られるオリゴヌクレオチドの脱保護化に際し、5“ −保護を施し であるアデニンデオキシヌクレオチドと5′ −保護を施しであるシチジンデオ キシヌクレオチドとの別の混合物を同時に反応させる。得られるオリゴヌクレオ チドのセットはACT (Thr) 、AAT (Asn) 、CAT (Hi  s) 、もしくはOCT (Pro)のいずれかをそのコドンの位置に含むで あろう。したがって、あるコドンの内の−っを上回るヌクレオチドが変化した場 合、その合成においてヌクレオチドモノマーを利用すると、可能性としては頻度 分析により存在するように設計されたものを含むがこれらには限定されないコド ンの混合物をもたらすことがある。
表1を利用して、縮重コドンの位置において頻度分析により選択される値を越え るアミノ酸の種類の数を最小限にするように、特定のアミノ酸の種類についてコ ドンに対応する可能な組合せ物を有する縮重ヌクレオチド配列を算出することが できる。縮重オリゴヌクレオチド配列を表示するのに利用するために、以下に示 すIUPACシンボルおよびその意味を提供する。
CC,ソトシン G Gニゲアニン MAもしくはC RAもしくはG WAもしくはT S CもしくはG YCもしくはT KGもしくは1゛ 、V AもしくはCもしくはGであるがTではないHAもしくはGもしくはTで あるがGてはないDAもしくはGもしくはTであるがCてはないBCもしくはG もしくはTであるがΔではないNAもしくはCもしくはGもしくはTもしくは未 知のものである。
特定のアミノ酸の位置においてアミノ酸間隙(欠損)を作製するために、オリゴ ヌクレオチド混合物の一部分を、ある具体的なコドンの位置をまとめて欠mする ように適切な回のヌクレオチド添加の間(すなわち、コドンあたり3回のカップ リング反応)に除外させておき、その後に後続のコドンの位置の合成開始時にそ の混合物に戻してやることができる。
ポリペプチド抗原セットのための全コーディング配列をこの方法により合成する ことができる。幾つかの事例においては、この方法により縮重オリゴヌクレオチ ド断片を合成することが望ましく、そしてその後にこれを別に合成した未変異の DNAに連結させてより長い縮重オリゴヌクレオチドを作製する。
同様に、作製したポリペプチド抗原のセット中に一つを上回るアミノ酸の種類を 含むアミノ酸の位置はポリペプチド配列内に隣接して存在する必要はない。幾つ かの事例においては、多数の縮重オリゴヌクレオチ[・断丹を合成することが望 ましいことがあり、この際各断片は一連のポリペプチド抗原のためのコーディン グ配列の個別の断片に対応する。その後各縮重オリゴヌクレオチ(・断片を酵素 により一続きのアミノ酸をコートする適切な未変異DNA配列に連結させること ができるが、この−続きのアミノ酸についてはただ一つのみのアミノ酸の種類が ポリペプチド抗原のセット内の各位置において出現する。したがって、最終的な 縮重コープインク配列は縮重配列および未変異配列の両方の融合により作製する 。
これt、の〕J/11、は、頻度を1.(にする突然変異を作製するべきポリペ プチド抗原の一部分に濃縮させる場合、および縮重ヌクレオチド配列の合成とは 別に長い未変異のヌクレオチド配列を合成することが望ましい場合に有用である 。
そのうえ、縮重オリゴヌクレオチドを縮重断片として合成し、そしてそれを互い に連結させることができる(すなわち、相補的な張り出し構造を作製することが できるか、あるいは平滑末端連結を使用することができる)。相補的鎖としてオ ーバーラツプ断片を合成し、その後アニーリングを行い、モして各鎖に残存する 一本鎖領域を充填することが共通してし)る。一般的には、相補鎖のアニーリン グを必要とする事例においては、結合点は縮重をほとんど有さプjい領域内にあ ることが望ましいとされるであろう。
縮重オリゴヌクレオチド配夕・jの合成から得られ、そしてポリペプチド抗原の セットをコード化するヌクレオチド配列を使用して、微生物作用を介してポリペ プチド抗原のセントを産生させることができる。発現ベクターのような遺伝子構 築物内へのこの配列の連結、および真核生物(酵母、鳥類、もしくは哺乳類)あ るいは原核生物(細菌細胞)のいずれかの宿主内への形質転換もしくはトランス フェクションは、例えばインシュリン、インターフェロン、ヒトの成長ホルモン 、IL−1、およびIL−2などのような他の良く知られている蛋白質を産生ず る際に用いられる標準的な手法である。類似する手法、あるいはその手法の明白 な変法を利用して、微生物的方法もしくは本発明に従う組織培養技術によりポリ ペプチド抗原のセントを調製することができる。
先に記載するように、遺伝子構築物のライブラリーの形態におけるポリペプチド 抗原のセットをコードするオリゴヌクレオチドの縮重セットを原核生物細胞、真 核生物細胞、あるいはその両方のいずれかの中における発現に適するあるベクタ ー内に連結させることができる。本発明のポリペプチド抗原のセントの産生のた めの発現伝達体にはプラスミドもしくは他のベクターがある。例えば、オリゴヌ クレオチドの縮重セットの発現に適するベクターには次の種類のプラスミドがあ り、それはpBR322、pEMBLプラスミド、pEXプラスミド、pBTa cプラスミド、ならびに大腸菌(E、coli)のような原核生物性細胞内にお ける発現のためのpUCプラスミドである。
数々のベクターが、酵母中の組換え蛋白質の発現のために存在する。
例えば、YEP24、YIP5、YEP51、YEP52、およびYRP17は 、S セレビノアエ(S、cerevisiae)内への遺伝子構築物を導入さ せる際に有用なりローニングおよび発現伝達体である(例えば、本明細書中に引 用文献として取り込まれているExperimental Manipulat ion of Gene Expression、 ed M、 Inouye  Academic Press、 p 83内のBroach e杏 l±、 (1983)を参照せよ)。これらのベクターは、pBR322oriの存在の ために大腸菌内において、そして酵母の2ミクロンブラストの複製決定因子のた めにS、セレビシアエ内において複製することができる。そのうえアンピシリン のような薬剤耐性標識を使用することができる。
好ましい哺乳類発現ベクターは、細菌中のベクターの増殖を容易にさせるための 原核生物性配列と、真核生物細胞中において発現される一つもしくは複数の真核 生物性転写単位の両方を含む。I)SV2gl)t、I)SV2neo、pSV 2−dh f r、pTk2、pR3Vneo、pMSG、pSVT2、pko −neo、およびpHygに由来するベクターは、真核生物細胞のトランスフェ クションに適する哺乳類の発現ベクターの例である。これらのベクターはpBR 322のような細菌性プラスミドからの配列を用いて修飾を行って、原核生物細 胞および真核生物細胞の両方における複製および薬剤耐性選択を容易にさせる。
別法では、ウシのパピローマウィルス(BPV−1) 、エプスタイン−パール ウィルス(pHEBoおよびp205)のようなウィルスの誘導体を、真核生物 細胞内における蛋白質の一過性発現のために使用することができる。
プラスミドの調製および宿主生物体の形質転換において利用する様々な方法は、 当業者に良く知られている。原核生物および真核生物の両方に適する他の発現系 、ならびに一般的な組換え方法については、引用することにより本明細書中に取 り入れられるSambrook、 Fr1tsch and Maniatis によるMo1ecular C1゜ning、2nd Ed、、ed、(Col d Spring Harbor Laboratory Press:198 9)を参照せよ。
オリゴヌクレオチドの縮重セットの遺伝子構築物のライブラリーを発現させるた めには、転写および翻訳調節因子、ならびに発現構築物に対する他の非コーディ ング配列が含まれることが望ましいことがある。例えば、構成性および誘導可能 プロモーターならびにエンハンサ−を含む調節因子を取り込ませることができる 。
幾つかの事例においては、縮重オリゴヌクレオチド配列に対して開始コドン(A TG)を添加する必要があるであろう。当業者には、N−末端位置におけるメチ オニンを、酵素であるメチオニンアミノペプチダーゼ(MAP)の利用により酵 素的に開裂することができることが知られ所望であらばN−末端メチオニンの除 去を、インビボにおいてはMAPを産生ずる宿主内(例えば、大腸菌もしくはC M89もしくはS セレベセノアエ)においてポリペプチド抗原のセットを発現 させることにより、あるいはインビトロにおいては精製したN・i A Pの利 用により(例えば、\1iller at al の手法)達成することができ る。
別法では、ポリペプチド抗原のためのコーディング配列を、微生物による発現の ための内因性蛋白質を含む融合遺伝子の一部分として取り込ませることができる 。−例では、ロタウィルスのVP6カブシド蛋白質を、単量体形態もしくはウィ ルス性粒子の形態のいずれかにおいて、ポリペプチド抗原のセットのための免疫 学的担体蛋白質として使用することができる。縮重オリゴヌクレオチド配列のセ ットを、後期ワクシニアウィルス構造蛋白質のためのコーディング配列を含む融 合遺伝子構築物内に取り込ませて、ピリオンの一部分としてポリペプチド抗原の セットを含む融合蛋白質を発現する組換えウィルスのセットを産生させることが できる。v−3ル一プ/B型肝炎表面抗原融合蛋白質の利用に関しては、組換え B型肝炎ピリオンもこの役割において利用することができるということが証明さ れている。同様に、ポリペプチド抗原のセットおよびポリオウィルスのカプシド 蛋白質を含む融合蛋白質をコードするキメラ構築物を作製して、ポリペプチド抗 原のセットの免疫原性を亢進させることができる。ポリペプチド抗原のセットを 確立するためのこのような融合蛋白質発現系の利用は、しばしば免疫原に対する 反応の際の両方のB−細胞増殖を誘導するという利点を有している。(例えば、 引用することによって本明細書中に取り入れられる欧州特許出願公開第0259 149号明細書、およびEvans et al、(1989)Nature  339:385;Huang e工 見↓、(1988)J。
ペプチドを基にするワクチンのための多重抗原ペプチド(MAP)系を利用する ことができるが、この系においては、ポリペプチド抗原のセントをオリゴマーで ある分岐鎖状のリノンコアー上に、ペプチドの有機化半合成から直接的に取得す る(例えば、引用することによって本明細書中に取り入れられるPo5nett  且工 且±、(1988)去旦旦263 :1719、およびNardell i et al、(1992)J、 Immunol、 1.48:914、を 参照せよ)。外来性の抗原決定基も、細菌性細胞により発現および提供される。
融合遺伝子を作製するための技術は良く知られている。異なるポリペプチド配列 をコードする様々なりNA断片の接合は主に、連結のための平滑末端もしくはス タッガー末端、適切な末端を提供するための制限酵素消化、適切な場合に応じて の付着末端の充填、所望されない接合を回避させるためのアルカリフォスファタ ーゼ処理、および酵素的連結を利用する通常の技術に従って実施する。別法では 、融合遺伝子を、自動化DNA合成機を初めとする通常の技術により合成するこ とができる。
ポリペプチド抗原のセットを作製するための別の研究方法は、直接的にペプチド 合成を実施することである。縮重オリゴヌクレオチド内における各コドンの位置 nにおいては、可能な各ヌクレオチド組合せ物、ならびにポリペプチド抗原のセ ットの対応するアミノ酸の位置における含有物のために表示される対応するアミ ノ酸を決定することができる。したがって縮重ポリペプチド配列の合成を行うこ とかできるが、その配列においては配列の分岐は、縮重オリゴヌクレオチドの対 応するコドンの位置において一つを上回るアミノ酸がコードされるそれらのアミ ノ酸の位置において出現する。ポリペプチドの有機化学的合成は良く知られてお り、そしてこれを、自動化蛋白質合成機を使用する固相ペプチド合成のような手 法により実施することができる。
ポリペプチドの合成は一般的には、ペプチド結合を形成するためのあるアミノ酸 のカルボキシル基および他のアミノ酸のアミノ基の縮合を介して実施される。一 つの配列は、オリゴヌクレオチドの合成に類似する方法において、段階的伸長反 応における個々のアミノ酸残基の縮合を繰り返すことにより構築することができ る。このような縮合においては、この反応に関与しないアミノおよびカルボキシ ル基は簡便に導入することが可能で、縮合反応に対して安定であり、そして完成 したペプチドから選択的に除去することができる保護基で遮蔽することができる 。したがって全体的な過程は、一般的には保護化、活性化、カップリング、およ び脱保護化を含む。あるペプチドが、縮合の間に反応する可能性のある側鎖を有 するアミノ酸を伴う場合には、この側鎖もやはり可逆的に保護し、合成の最終段 階において除去することができる。
直線的手法による大きなポリペプチドについての成功例としての合成は、各化学 段階に関してほぼ定員的な収率を達成する必要がある。多くの自動化ペプチド合 成スキームは、各反応段階の後にポリペプチドを洗浄して副産物および余剰反応 物がない状況にさせることが可能な不溶性ポリマー樹脂担体に対して増進中のポ リペプチドを結合させることを利用している(引用することによって本明細書中 に取り入れられるMerrifield(1963)J、A、C,S、 85: 2149;Cha、ng et al (1978)Int、J、Peptid e Protein Res、 11:246;BaranyおよびMerri field、The Peptides、 vo12 01979 NY:Ac ademic Press、 ppl−284;Tam、J。
−アミノ酸をそのカルボキシル基に対する開裂可能な連結によりある樹脂に対し て付着させ、そのアミノ酸側鎖を脱保護化させ、そして保護されているa−アミ ノ基を保持する第二アミノ酸とカップリングさせる。
得られる保護化ジペプチドを脱保護化させて遊離アミノ末端を生じ、そして第三 のN−保護化アミノ酸に対してカップリングさせる。これらの段階を数回反復さ せた後、完成したポリペプチドを樹脂担体から開裂させ、そして適切な方法で脱 保護化させる。
ポリペプチド抗原のセットを作製するためには、一つを上回るN−保護化アミノ 酸の種類を各回のカップリング反応において同時に増進中のポリペプチド鎖と反 応させて、各アミノ酸の位置において所望の縮重アミノ酸配列を作製する。ある 態様においては、ポリペプチドのセットは、予め決定されている閾頻度を上回る 変異型集団中のいずれかの位置nに存在するアミノ酸のみを含むであろう。別法 では、まず縮重オリゴヌクレオチドを設計し、組合せ物のコドンによりコード化 されるアミノ酸を決定し、そして化学合成において全てのアミノ酸を含有させる ことができる。例えば、配列MMTを有し、そしてそのためThr (ACT) 1、八sn (AAT) 、Hi s (CAT) 、もしくはPro (CC T)のいずれかをコードするコドンの位置nにおける縮重コドンを、4つのN− 保護化アミノ酸の種類の全てを同時に、増進中であって樹脂に結合させであるペ プチドの遊離アミノ末端と反応させることによりペプチド合成レベルにおいて作 製することができる。したがってペプチドの4つの亜集団が作製されるであろう が、各亜集団は、コドンの位1fnに対応するアミノ酸の位置nにおいて存在す るアミノ酸の種類により特定することが可能である。
樹脂に結合させであるポリペプチドに対して添加されているアミノ酸は保護化さ れているため、ペプチド鎖の増進は、後続の脱保護化段階になるまでは、保護化 されているアミノ酸のみを添加の際に停止させる。
当業者は、様々なアミノ酸アナログの反応性において起こり得る差異のために、 当モル比の亜集団を取得する目的で一つを上回るアミノ酸の種類を同時に反応さ せる場合には、非当モル比のアミノ酸の種類を使用することが望ましいことがあ ることを理解するであろう。別法では、樹脂に結合させであるポリペプチドを幾 つかの分画に分配することが望ましいことがあり、この場合分配された分画の各 々を個別のアミノ酸の種類と反応させ、ポリペプチド産物を次のカップリング反 応の前に組み合わせる。この技術を適用させて、−回のカップリングの間に適切 な分画を単に除外させておき、そしてその後に次の回のカップリングの前に樹脂 に結合させであるポリペプチド全てを組み合わせることにより、亜集団内にアミ ノ酸ギャップを作製することができる。そのうえ、取得することができる多くの 異なる保護基および活性化用の基から、ポリペプチドの化学合成を、N−末端か らC−末端方向へ、あるいはC−末端からN−末端方向へのいずれかにおいて実 施することができることは明白である。
作製されたポリペプチド抗原のセットを共有結合により、あるいは非共有結合に より、脂質もしくは炭化水素のような非タンパク質性物質で修飾して、免疫原性 もしくは溶解度を亢進させることができる。本発明は、修飾させたペプチド抗原 が粗混合物の抗原/免疫原特性の全てを実質的に保持する限り、ポリペプチド抗 原のセントのこのような化学修飾の全てを含むものと理解される。
作製された一連のポリペプチド抗原もやはり、免疫原性を先進させる目的で、ウ ィルス粒子、複製用ウィルス、もしくは他の微生物とカップリングさせるかもし くはその中に取り込ませることができる。ポリペプチド抗原のセットは、ウィル ス粒子、もしくは微生物、もしくはそれらの免疫原性部分に対して化学的に結合 させることができる。
当業者に知られている多大な数の化学的架橋試薬が存在する。本発明のためには 、好ましい架橋試薬は異質二官能性架橋剤であり、これを利用して段階的方法に おいて蛋白質を連結させることができる。異質二官能性架橋剤は蛋白質を接合さ せるためのより特異的なカンプリング方法を設計するための能力を提供し、この ことによりホモ蛋白質ポリマーのようなあってほしくない副反応の発生を低減さ せる。広範囲にわたる様々な異質二官能性架橋剤は当業者に知られている。これ らには、スクシンイミジル4−(N−マレイミドメチル)シクロヘキサン−1− カルボキシル酸エステル(SMCC)、m−マレイミドベンゾイル−N−ヒドロ キシスクシンイミドエステル(MBS) 、N−スクシンイミジル(4−ヨード アセチル)アミノ安息香酸エステル(STAB)、スクシンイミジル4−(p− マレイミドフェニル)ブチル酸エステル(SMPB)、塩酸1−エチル−3−( 3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(EDC) 、4−スクノンイミ ンルオキシカルボニルーa−メチル−a−(2−ピリジルジチオ)−トルエン( SMPT) 、N−スクシンイミジル3−(2−ピリジルジチオ)プロピオン酸 エステル(SPDP)、スクシンイミジル6− [3−(2−ピリジルジチオ) プロピオネ−トコヘキサン酸エステル(LC−3PDP)がある。N−ヒドロキ シスクシンイジド部分を有するこれらの架橋試薬は、N−ヒトロキシスルホスク シンイミドアナログとして取得することができ、このアナログは一般的により大 きな水可溶性を有する。そのうえ結合性鎖内にジスルフィド架橋を有するこれら の架橋試薬は、その代わりにインビボにおけるリンカ−の開裂の量を低減させる ようにアルキル誘導体として合成することができる。
動物内への抗原の導入は、細胞性および体液性免疫の両方において頂点を極める 一連の出来事を開始させる。申し合わせにより、免疫反応を誘導させることがで きる分子の特性を免疫原性と称する。誘導された抗体と反応することが可能であ る特性を抗原性と称する。2つもしくはそれを上回る異なる抗原と交差反応する ことができる抗体は、複数の抗原の抗原決定基(もしくは「エピトープ」)の間 のある程度の構造的および化学的類似性によりそのような反応を行うことができ る。蛋白質免疫原は、通常数々の抗原決定基からなる。そのため、ある蛋白質で の免疫化は異なる特異性を有する抗体分子の形成をもたらし、そして異なる抗体 の数は抗原決定基およびそれら固有の免疫原性の数に依存する。
蛋白質は、それらが普通の(「自己の」)構成成分ではない動物内に注入される 際には高度な免疫原性を示す。それとは逆に、約5000ダルトンを下回る分子 量を有するペプチドおよび他の化合物(「ハプテン」と称する)は、それ自体で は一般的に抗体の形成を誘導しない。しかしながらそれらの小さな分子抗原が最 初にある蛋白質のようなより長い免疫原性抗原と結合する場合には、その小さな 分子上のエピトープに特異的に結合する抗体が生じることがある。ハブテンの担 体蛋白質への結合は先に記載されるように実施することができる。
免疫原を調製するためのそのようなりガントの修飾が必要である場合には、抗体 の構造特異性に及ぼす影響を考虜に入れる必要がある。すなわち、蛋白質のよう な担体に対する結合のためのリガンド上の部位を選択する際に、得られる免疫原 の投与によりもともとのりガントを認識するであろう抗体が提供されるように選 択される部位を選択するということである。そのうえ、抗体がもともとのリガン ドを認識する必要があるのみではなく、免疫原の投与後に産生される抗体が患者 のサンプル中においても存在する可能性があるリガンドに対して密接に関連する 化合物をおそら(識別するであろうように免疫原のリガンド部分の重要な特性が そのまま残されている必要もある。そのうえ、抗体は高い結合係数を有するべき である。
作製されたポリペプチド抗原のセットを含むワクチン、および抗原特性を有する その変異型を、当業者に良く知られている手法により調製することができる。例 えば、そのようなワクチンを、液体溶液もしくは懸濁液を一例とする注射剤とし て調製することができる。注射の前に液体中の溶液もしくはV濁液にさせるため の固体形態も調製することができる。場合によっては調製物を乳化させることも できる。活性抗原成分もしくは複数の成分を、薬剤学的に許容されそして活性成 分と適合する賦形剤と混合させることができる。適切な賦形剤の例は、水、食塩 水、デキストローズ、グリセロール、およびエタノールなどのようなもの、なら びにそれらの組合せ物である。そのうえ所望であらばこのワクチンは、湿潤剤も しくは乳化剤のような少量の補助的物質、pH緩衝化試薬、あるいは水酸化アル ミニウムもしくはムラミルンペプチドもしくはその変異型のようなアンユハント を含むことができる。ペプチドの場合においては、キーホールリンペノトヘモン アニン(KLH)のようなより太きな分子へのカップリングは時として免疫原性 を先進させる。ワクチンは常法では例えば皮下的もしくは筋肉内的のいずれかに よる注射により非経口的に投与される。他の様式の投与に適する追加的製剤には 坐薬および幾つかの事例においては経口製剤がある。坐薬については、通常の結 合剤および担体には例えばポリアルカレンゲリコールもしくはトリグリセリドが ある。坐薬は約05%から約10%まで、好ましくは約1%から約2%までの範 囲内の活性成分を含む混合物から形成することができる。経口調剤は、例えばマ ニトール、乳糖、澱粉、ステアリン酸マグネシウム、サッカリンナトリウム、セ ルロース、および炭酸マグネシウムなどの薬剤学的等級のような通常に利用され る賦形剤を含むことができる。これらの組成物は、溶液、腎濁液、錠剤、ビル、 カプセル、除放性調剤、もしくは粉末のような形態を取り、そして約10%から 約95%まで、好ましくは約25%から約70%までの活性成分を含むことがで きる。
活性化合物を、中性形態もしくは塩形態としてワクチンに調剤することができる 。薬剤学的に許容される塩には、酸付加塩(ポリペプチドの遊離アミノ基を使用 して形成される)があり、そしてこれは例えば塩酸もしくはリン酸のような無機 酸、あるいは酢酸、シュウ酸、酒石酸、およびマンデル酸などのような有機酸を 使用して形成される。遊離のカルボキシル基を使用して形成される塩も、例えば 水酸化ナトリウム、カリウム、アンモニウム、カルシウム、もしくは鉄のような 無機塩基、およびイソプロピルアミン、トリメチルアミン、2−エチルアミノエ タノール、ヒスチノン、およびプロカインなどのような有機塩基がら得ることが できる。ワクチン組成物は、主要中和ドメインを含む蛋白質断片との組合せ物中 においてTヘルパー細胞エピトープを含むペプチドを含むことができる。例えば 、これらのエピトープの内の幾つかのものはHIV包膜内における地図上の位置 が決定されており、そしてこれらの領域は増殖および白血球からのリンホカイン 放出を刺激化することが示されている。HIV−1単離物の分析に由来して作成 されたポリペプチド抗原のセットを含むワクチン中にこれらのエピトープの両方 を提供することにより、体液性および細胞性免疫反応の両方の刺激化をもたらす ことができる。そのうえ、市販の担体およびアジュバントを、ある免疫原につい てB−細胞集団およびT−細胞集団の両方の免疫調節を亢進させるのに利用する (例えば、Imject 5upercarrier(商標)SystemSP ierce Chemica1社、カタログ番号第77151G番)。
別法では、ワクチン組成物は、一般的な免疫反応を増大させるために機能する化 合物を含むことができる。このような化合物の一つはインターロイキン−2(I L−2)であり、これは一般的免疫刺激により免疫cl Spring Har bor Laboratory、ColdSpring Harbor、NY) 。IL−2は作成されたポリペプチド抗原のセットのポリペプチドと結合させて 、ワクチン接種の効力を亢進させることが可能である。
ワクチンは、投薬調剤に適合する様式において、そして治療学的に有効でありそ して免疫原性を示すであろう量において投与する。投与されるべき量は、治療さ れるべき被検体、抗体を合成するための被検体の免疫系の能力、および所望され る保護の度合に依存する。投与するのに必要な活性成分の厳密な量は開業医の判 断によって決まり、そして各固体について固有のものとなる。最初の投与および ブースター注射に適する養生法も変化させることができるものの、典型的には最 初の投与の後に1週間もしくは2週間の間隔を置き、その後に後続の注射もしく は他の投与を行う。
寛容を誘導する抗原は寛容原と称され、免疫性を生じる免疫原から識別される。
免疫原性抗原に対する個体の露出により特異的な免疫性が刺激化され、そして大 半の免疫原性蛋白質に関しては後続の露出により二次反応の亢進が起こる。それ とは対照的に、寛容原性抗原に対する露出は特異的免疫性を誘導しないばかりか 、同一抗原の免疫原形態の後続の投与による白血球の活性化を阻害する。多くの 外来性抗原は免疫原もしくは寛容原であることがあり、それは物理化学的形態、 容量、および投与の経路に依存する。抗原に対する反応を操作するこの能力を臨 床学的に活用して、特異的免疫性を増大もしくは抑制させることができる。例え ば、臓器移植技術の情況においては、拒絶を最低限に押さえる目的で、移植され る組織上に存在するクラスIIペプチド(すなわち、DQもしくはDR対立遺伝 子産物のようなもの)の既知のサブ−ハブロタイブの頻度分析から得られるポリ ペプチド抗原セットで移植片受容体を寛容化させることが所望されることがある 。ポリペプチド抗原のセットを、例えばC−myc発現の脱抑制化を引き起こす 試薬もしくは双翅目の毒素のような細胞毒素を一例とする枯死化試薬を使用して 融合蛋白質の一部分として化学的に結合させ、あるいは取り込ませ、それにより プログラム化される細胞死を抗原特異的な様式において引き起こすことができる 。
したがって、本発明のポリペプチド抗原のセットに対する寛容を誘導させるのに 必要な適切な投与養生法を決定することは、当業者にとっての日常的な作業にな るであろう。
以下に示す実施例は更に詳しく本発明を説明するのに役立つ。
後天性免疫不全症候群(AIDS)の作因物質であるヒトの免疫不全ウィルスタ イプI(HIV−1)は、異なる単離物間で非常に顕著な配列多様性を示す。ピ リオンのCD4への結合を容易にさせるHIV−1の外部包膜糖蛋白質gp12 0は、中和抗体の主要標的であることが示されている。ヒトおよびマウスにおけ る研究により、この蛋白質の小領域が明らかにされたが、それはV3ループと称 され、ンステイン残基303と338との間に存在し、そしてウィルスに対する 主要中和抗体を誘導するものである。HTV−1単離物の■3ループエピトープ を含む組換えもしくは合成ポリペプチドは、比較的高い力価の接待異的中和抗体 を誘導することが示されている。しかしながら■3ループ内におけるたった一つ のアミノ酸置換でさえも、幾つかの事例においては抗体結合性をかなり低減させ るのに十分てあり、このことは■3ループに対する中和抗体の厳密な特異性に矛 盾していない。
表3は、化アメリカにおける/MDS患者から生に取得したHIV−1単離物の 集団の\r3ループ配列の頻度分析により得られる結果を示す(引用することに よって本明細書に取り入れられる〜Volinskyおよび)−1o11ey  旦 l± (1991)PNAS 足旦 6800、を参照せよ)。各変異型配 列のアラインメントを対照配列のものに対応させである II I I+ CTP、P跡”TRKSrH工”GPGfiFy”TTGEI工GD工RQMC (配合番号5)[配列中、対照配列のcys−1は本明細書中において用いられ る命名法に従うとgp120のays−303に対応する]。
2 T=86.3;I= 1.1.3;A=<l;L=<l;M=<l;P=< I;S=<1 R=99.4;I=<];に=<] 4 P=97.3;)l=]、5;L=<I;S=<15 N=86.3;5= 70.Yズ3.o; G = 1.8;D=<I;H=<1 6 N=90.9;S=3.4;D= 1.5; ’1’= 1.2;G=<l ;]=(1,に=<];T=<17 N=92.4;T=3.0;Y= 1.2 ;D=<I;H’−<l; I = <I’、 K =(1; R= <110  T=920;l=1.s、\’−り、S;A= 1.5;に=<];R=<1 1] R=88.9;に=6.3;l= 1.s:E=<l;G = <l;  M = <l; P = <l; Q = <l; T = <112 K=  76.5;K= 17.4;Q=2.8;N=2.1;H=<2;E=<l;G =<1 13 S = 64.8; G = 21.7; R= 10.6;幸=〈1゜ A=<1;;H=<1;に=<1 14 1=96.1;L= 1.2;E=<l;F=<1;M=<l;T=<I ;V=<] 15 H= 49.2; N −9,6; P = 9.0; R= 9.0; T = 8.4; Y = 6.2; S = 5.6; F = 1.5;A =<I;G=<l;に=(1;V=<116 l7724;M=18.7;L= 2.O;T=1.7;F= 1.2;V= 1.2;に=<l;S=<1;K= <1;Y=<1 17 吟= 97.3; Q = 2.5; R= <118 ”= 97.3 ; R= 2.5; G = <]+1 G=90.6;M=7.4;A=<l ;E=<l;1=<I;;K=<l;T=<] 20 P=88.9.G=7.9;L=1.2;A=<l;Q=<l;S=<1 2] G=99.0;E=<l;K=<122 K=80.];に= 11.9 ;S=3.7;Q=2.5;◆=<l;G=<l;M=<+ 23A=86.0;V=4.4;T=4.2;に= 1.5;K= 1.5;N =1.2;P=<I;S=<l;W=<124 F=75.9;W=S、I;I =7.];V=3.4;L=2.5;Y= 1.7;S=<1;T=<125  Y = 84.0; H= 6.4;\/ = 4.2.L = 2.0;F= 1.2;]=<l;ムイー<];N=<l;K=<126 申=99.4;H= <l;T=<136 K=96.9;”=<I;E=<l;G=<l;に=<l ; S=<l;C=<1 37 Q=82.6;に= 11.9;K=3.53S A=100 39 H=90.6;Y=4.5;K=3.3;Q= 1.640 C=99. 2;Y=<] (*は、アミノ酸ギヤツブを表す) 表3において算出された出現頻度のデータから、我々は分析を行った変異型の少 なくとも90%に集合的に表される各位置において最も一般的に出現するアミノ 酸の種類を決定した。対応する縮重コドンを各アミノ酸の位置について選択し、 そしてこれを用いて縮重オリゴヌクレオチド配列を決定したが、この縮重オリゴ ヌクレオチド配列は、いずれかの側にv3ループ配列を挟み込む10のアミノ酸 残基のためのコドンを含み、これは一般的な配列 AACAACACT−3’ (配列番号6) により表される。
この縮重ヌクレオチドコードは一般的な配列\’at Gin Leu Asn  Gk+ Ser\’al Glu Ile Asn Cys XaaIArg  Pro Xaa2 A唐■ 、Asn Thr Xaa3 Xaa4 Xaa511e Xaa6 Xaa7  Gly Pro Gly Xaa8Xaa9Xaa10Xaall Xaa】 2 XaaB Xaa14 Xaa15 Xaa16 Xaa17 Gly X aalB Ile ArgXaa +9 Aha His Cys Asn I le Ser Arg Ala Lys Trp Asn Asn Thr(配 列番号7) ε配列中、 Xaa、は、ThrおよびIleからなる群より選択され、Xaa2は、Asn およびSerからなる群より選択され、Xaa3は1、へrgおよびLysから なる群より選択され、Xaa4は、ArgおよびLysからなる群より選択され 、Xaa、は、Arg、Gly、およびSetからなる群より選択され、Xaa 6は、Asn%Pro、Ser、Arg、Thr、およびHisからなる群より 選択され、 X a a 7は、MetおよびIleからなる群より選択され、Xaasは、 LysおよびArgからなる群より選択され、Xaa、は、ValおよびAla からなる群より選択され、Xaa、。は、IleおよびPheからなる群より選 択され、Xaallは、HisおよびTyrからなる群より選択され、Xaa1 2は、AlaおよびThrからなる群より選択され、XaaI3は、lieおよ びThrからなる群より選択され、Xaa+4は、ArgSAsnSGlu、お よびGlyからなる群より選択され、 Xaa+sは、GlySArglHis、Gin、Asp、およびGluからな る群より選択され、 Xaa+sは、PheおよびIleからなる群より選択され、Xaa+vは、A laSThr、Va I、およびlieからなる群より選択され、 Xaalgは、AsnおよびAspからなる群より選択され、Xaa、、は、L ysおよびGlnからなる群より選択される。]により表されるポリペプチド抗 原のためのものである。
先に記載されるように、縮重オリゴヌクレオチドを適切なりNAと酵素的に連結 させて、ポリペプチド抗原セットを含む蛋白質をコードする遺伝子ライブラリー を作製することができる。
同様に、変異型の少なくとも80%において集合的に表される各位置における最 も一般的に出現するアミノ酸の種類を分析した。この事例においては、決定され た縮重オリゴヌクレオチド配列は、一般的な配列5 ’ −GTT CAG C TG AACGAATCT GTT GACATCAACTGC厘工CGTCC G AACAACMCACCCGT ARA RGCATCKVCATS GG CCCGGCCCGT GCTGTTc TACRCT ACCGRG SPJ づATCRTT GGT GACACCCGT CAG GCT CACTGC AACATCTCT CGT GCT AAA TGGMCMCACT −3’ (配列番号8) によって表され、 そして以下に示す一般的な配列 Vat Gin Leu Asn Glu Ser Val Glu Ilc  Asn Cys丁hr Arg Pro Asn Asn `sn 丁hr Asg Xaat Xaa2 Jlc Xaa3 Xaa4 Gly  Pro Gly Ahg Ala Xaa5 Tyr Xa≠U Thr Xaa7 Xaa311e Xaag Gay Asp lie Ar g Gln Ala His Cys Asn Ilc S■秩@Arg AlaLysTrpAsnAsnTlv(配列番号9) [配列中、 Xaa、は、LysおよびArgからなる群より選択され、Xaa2は、Ser およびGlyからなる群より選択され、Xaa3は、Hi s、Arg、Pro 、Thr、およびAsnからなる群より選択され、 Xaa、は、IleおよびMetからなる群より選択され、Xaa5は、Phe およびlleからなる群より選択され、Xaa6は、ThrおよびAlaからな る群より選択され、Xaatは、GlyおよびGluからなる群より選択され、 Xaa、は、Glu、Asp、Arg、LysおよびGinからなる群より選択 され、 Xaa9は、IleおよびValからなる群より選択される。]により表される ポリペプチド抗原セントに対応する。
分析を行ったH+V−I V3ループ変異型の集団を、ウガンダ起源のHIV− 1単離物(引用することによって本明細書中に取り入れられよ)からの配列を含 むように選択した場合、以下に示す縮重オリゴヌクレオチド配列を決定した。
5 ’ −AGCTGAACGAATCTGTTGACATCAACTGCWC CCTCCGWACAAMASAYσ■に仏GRGMMTSMVCMTGGCC CGGGCMRAGYTDTSYWCACACCRIIADAAYCGGCKA CATCSGTCAGGCTYACTGCAACATCTCCGTGCTAAA TGGAACAACACT −3’(配列番号10) このセットは、一般式 %式% [ Xaa、は、ThrおよびSerからなる群より選択され、Xa a2は、As nおよびTyrからなる群より選択され、Xaa3は、AsnおよびLysから なる群より選択され、Xaa、は、AsnおよびLysからなる群より選択され 、Xaa、は、ThrおよびIleからなる群より選択され、Xaa、は、Ar gおよびIleからなる群より選択され、Xaa、は、LysおよびGinから なる群より選択され、Xaa8は、Ser、Gly、およびArgからなる群よ り選択され、Xaa、は、lie、Met、およびLeuからなる群より選択さ れ、Xaa、、は、His、AsnSArg、5erSPro、およびThrか らなる群より選択され、 Xaa、、は、IleSMet、およびLeuからなる群より選択され、Xaa 、□は、Arg、Lys、およびGinからなる群より選択され、Xaa、3は 、AhaおよびVatからなる群より選択され、Xaa、4は、Phe、Leu S I ] e、Me t、およびValからなる群より選択され、 Xaa、sは、Tyr、Phe、His、およびLeuからなる群より選択され 、 Xaa16は、cry、Lys、Arg、およびGluからなる群より選択され 、 Xaa、7は、I ] eSLys、およびArgからなる群より選択され、X aa、、は、IleおよびThrからなる群より選択され、Xaa、、は、As pおよびTyrからなる群より選択され、X a a 2oは、ArgおよびG lyからなる群より選択され、Xaa21は、I−1i sおよびTyrからな る群より選択される。]により与えられる以下に示すポリペプチド抗原セ・ソト をコードしている。
縮重オリゴヌクレオチド配列を合成するために、以下に示す合成オリゴヌクレオ チドを作製した。
#CR115’−CGCGAATI″CTCCATGGTTCAGCTGAAC GAATCTGTrGAC3゜(配列番号12) 翌CR225’−CGGACGGGWGCAGTTGA 丁GTCAACAGA TrCGTTCA(配列番号13) 芹920465 5’−ATCAACTGCWCCCG丁CCGWACAAMA ASAYCAXメc4AGRGMM丁SMVCMTSqGCCCGG (配列番号14) と9204665’−ATGTTGCAGTRAGCCTGAC3GATGTM GCCGRTTHTT’A’GGTAG丁GWR5A)LARCTYKACCC GGGCC3A)CG(配列番号15) #CP23 5’−CAGGC丁YACTGCAACATCTCTCGTGC丁 AAA丁GGAACA(配列番号16) =cg]25ニ−caca丁CGACAGTGTTG丁丁CCATTTAGCA CGAGAG3゜(配列番号17) これらのオリゴヌクレオチドは以下に示すように組み立てた。
C只1192046 S CR23 先のオリゴヌクレオチド各々の保存溶液を、そのオリゴヌクレオチドを滅菌水に 溶解させることにより作成した。保存溶液の分画をキナーゼ処理し、その後フレ ノウ緩衝液と滅菌水中にアニーリングのために一緒に混ぜ合わせた。この反応混 合物を94℃に加熱し、そして15秒毎に1℃づつの割合でゆっ(りと冷却させ た。その後この反応混合物に対してdGTPSdCTP、dTTP、dATP、 フレノウ、ATP、およびリガーゼを添加した。この混合物を室温において一晩 インキユベートさせた。その後この混合物を95%エタノールで沈殿させ、そし てDNAペレットを70%エタノールで洗浄し、乾燥させ、そして20マイクロ リツトルの滅菌水中に溶解させた。
単離されたDNA配列を、その後5′および3°アンブリマー(amplime rs)として各々CRIIおよびCR12を使用してPCR増幅を行った。5° アンブリマーはEcoRI、Ncol、およびPvu11部位を有し、そして3 ゛アンブリマーは幾つかの発現系内へのクローニングを可能にさせる5alI部 位を有する。
このPCR産物をゲル電気泳動上で単離し、rGene cleanJ(B i  o 101)を使用して清浄な状態にさせ、そしてEcoRIおよび5ail 制限酵素で切断した。その後制限消化を行ったDNAライブラリーを、EcoR Iおよび5altならびにウシの腸のフォスファターゼで処理したpFLAGプ ラスミド(IBI FLAG Biosystem社、カタログ番号 IB 1 3000)内にクローン化させた。
そのように作製されたベクターのライブラリーは、FLAGペプチド遺伝子とV 3遺伝子変異型との読み枠内融合物(in−f rame fusion)をコ ードしている。I PTGでの誘導化の際に、FLAGペプチド(アミノ−末端 )と■3ループ変異型(カルボキシ−末端)からなる融合ポリペプチドのライブ ラリーが産生される。
このPCR産物(■3ループ遺伝子ライブラリー)もPvullおよび5alI で切断し、そしてpEZZmp18もしくはpEBBmp18発現系(引用する ことによって本明細書中に取り入れられる5tah配列とを含む融合蛋白質のラ イブラリーを作製することができる。3つのプラスミド全ては、適切な宿主生物 体中における複製を稼働させるためのpBR322ori、および部位特異的突 然変異誘発を容易にさせるためのFl oriを含んでいる。
例えば、先に作製したPCR産物をNcolおよび5ailで切断し、モして■ 3ループのコーディング配列を有する読み枠内のエンテロキナーゼ開裂認m ( EKCR)配列をコード化する二本鎖のオリゴヌクレオチド 5’−AATTCCGACGACGATGACAAATC−3’ (配列番号1 8)3“−GGCTGCTGCTACTGTTTAGGTAC−5“ (配列番 号19)に連結させた。
その後得られるEKCR/■3ループ融合遺伝子を、EKCR/V3融合蛋白質 を対応する制限エンドヌクレアーゼで処理することにより作製したEcoRIお よび5alI張り出し構造を使用して、pEZZ−18(Pharmacia社 、カタログ番号27−480−01)のEcoRIおよび5alI部位内に連結 させた。このpEZZ−18ベクターは、プロティンへのシグナル配列、および プロティンAのrBJ IgG結合ドメインを基にした2つの合成rZJ ドメ インを含む。この構築物はrZZJ融合蛋白質を大腸菌から選択すること、およ び水性環境における溶解度を増大させ、そしてIgGカラム上における融合蛋白 質の親和性精製を容易にさせることを可能にする。したがって、得られる融合遺 伝子は、ZZ/EKCR/V3ループ融合蛋白質をコード化している。プロティ ンAの配列を、エンテロキナーゼでの得られる融合蛋白質の処理によりV3から 除去することができる。引用することによって本明細書中に取り入れられるSu  e± l±、(1992)Biotechniques 13ニア56;およ びForsberg e±a1. (1992)J、 Protein Che m、 11:201を参照せよ。
pEZZ−18構築物を作製し、そしてこれを使用して感応細胞を形質転換させ た。その後、得られた融合蛋白質を精製した。簡潔に述べると、ZZ/EKCR /V3構築物を保持する細胞を2xYT培地中で育成させた。この細胞を生育の 後期定常期に収集し、そして超音波処理用緩衝液(20mMの酢酸ナトリウム、 pH5,5,1mMのPMSF。
5mMのCHAPS、10%のグリセロール、2 tt g/mLのアプロチニ ン)中に再懸濁させた。超音波処理後、溶菌液をBeckman JA−170 −ター中において10.00Orpmで15分間遠心処理を施した。その後上清 を、製造元の実験計画書に従って、IgGを含む親和性精製カラムに供した。親 和性精製を行ったv3ループを、PAGEおよび電気溶出による更に進んだ精製 に供した。
ポリペプチド抗原のセットを使用して櫟準的な免疫化手法により、ウサギにおけ るポリクローナル血清を作製し、そしてポリクローナル抗体混合物を精製するこ とができる。HIVの感染性アッセイおよびgp120/CD4結合アッセイを 試用してHIVの変異型に対する免疫反応(すなわち抗体反応)を誘導させる際 にポリペプチド抗原のセットの有効性をテストすることができる。
進化的タイムテーブルを圧縮させる目的でポリクローナル血清を試用して、ウィ ルスに関する選択的突然変異の圧力を人工的に適用させることができる。例えば 、新規の変異型にポリクローナル血清による認識を回避させることを可能にさせ るという様式において突然変異を生じることが可能なHIV−感染細胞の評価値 を決定することができる。これらの変異型は配列が決定され、そして後続のポリ ペプチド抗原のセット内に含まれるように荷重をかけた様式における集団分析に 組み入れられる当業者は、本明細書において記載される具体的な手法に対する数 々の等価物に気がつくであろうし、あるいはそのような等価物が日常的な実験の みを試用することを察知することができるであろう。このような等価物は本発明 の範囲内に含まれるものとみなされ、そして以下に示す請求の範囲に含まれる。
配列表 (1)一般情報 (i)出願者:CREA、ROBER,TO(西)発明の名称 組合せポリペプ チド抗原(1夏1)配列の数、19 (iv)連絡用住所: (A) 住所: LAHIVE & C0CKFI ELD(B)街路名 60  5TATE 5TREET、5UITE 5(C)市BO3TON (D)州・MA (E)国USA (F)ZIP:02109 (V)コンピューター解読可能形態 (A)メディウムの種類 フロッピーディスク(B):lンビューター IBM  PCcompatible(C)1m作システム: PC−DO8/MS D O8(D)ソフトウェアー:ASCII TEXT(vl)現行の出願データ (A)出願番号 (B)提出日 1993年6月18日 (C)分類 (vii)これまでの出願データ (A)出願番号 US 07/900.123(B)提出日 1992年6月1 8日 (viii)弁護士/代理店の情報 (A)氏名 DeConti、Guilio A(B)登録番号 31.503 (C)参照/処理番号 CTE−003PC(]X)テレコミユニケーンモレ情 報 (A)電話 (617)227−7400(B)テレファックス (617)2 27−5941(2)配列番号1についての情報 (i)配列の特徴 (A)配列の長さ 35 (B)配列の型 アミノ酸 (D)トポロジー 直鎖状 (11)分子の種類 ペプチド (V)フラグメン1へ型 中間部フラグメント(Xl)配列 (2)配列番号2についての情報 (1)配列の特徴 (A)配列の長さ 36 (B)配列の型・アミノ酸 (D)トポロジー 直鎖状 (11)分子の種類 ペプチド (V)フラグメント型 中間部フラグメント(Xl)配列 (2)配列番号3についての情報 (1)配列の特徴 (A)配列の長さ 35 (B)配列の型 アミノ酸 (D)トポロジー 直鎖状 (11)分子の種類 ペプチド (V)フラグメント型 中間部フラグメント(2)配列番号4についての情報・ (i)配列の特徴 (A)配列の長さ 34 (B)配列の型 アミノ酸 (D)トポロン−直鎖状 (1])分子の種類 ペプチド (V)フラグメン)−型 中間部フラグメント(Xl)配列 (2)配列番号5についての情報 (1)配列の特徴 (A)配列の長さ 35 (B)配列の型 アミノ酸 (D)トポロン−直鎖状 (11)分子の種類 ペプチド (1)フラグメント型 中間部フラグメントCX1)配列 二!’S Th’: i−:q ?rD 入5nAS−,,λSn τ9r ; t;9 Lys S= xie ’this mle Gl凵@Pr。
口:yA=gAlaP=、=7)、=Thr”、’r、rGlyGluI縁iA aG1yAspZfArgGin(2)配列番号6についての情報 (i)配列の特徴 (A)配列の長さ・165 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数 −末鎖 (D)トポロン−0直鎮状 (11)分子の種Q:cDNA (xi)配列 (2)配列番号7についての情報 (j)配列の特徴 (A)配列の長さ 55 (B)配列の型 アミノ酸 (D)トポロジー 直鎮状 (i i)分子の種類 ペプチド (V)フラグメント型 中間部フラグメント(ix)配列の特徴 (A)特徴を表す記号 修飾部位 (B)存在位置 12 (D)他の情報 /注記−”XaaはThrもしくはIce”(1x)配列の特 徴 (A)特徴を表す記号:修飾部位 (B)存在位置 15 (D)他の情報、/注記=”XaaはASnもしくはSet”(ix)配列の特 徴・ (A)特徴を表す記号:修飾部位 (B)存在位置・19 (D)他の情報:/注記=”XaaはArgもしくはLys”(ix)配列の特 徴: (A)特徴を表す記号:修飾部位 (B)存在位置、20 (D)他の情報・/注記=“XaaはArgもしくはLys”(1x)配列の特 徴・ (Δ)特徴を表す記号、修飾部位 (B)存在位置:21 (D)他の情報 /注記=”XaaはArgSGly、もしくはSer” (ix)配列の特徴・ (A)特徴を表す記号:修飾部位 (B)存在位置=23 (D)他の情報 /注記=”XaaはAsn、Pro、SerSArg、Thr 、もしくはHis” (1x)配列の特徴・ (A)特徴を表す記号・修飾部位 (B)存在位置:24 (D)他の情報、/注記=”XaaはMetもしくはIle”(ix)配列の特 徴: (A)特徴を表す記号 修飾部位 (B)存在位置:28 (D)他の情報 /注記=”XaaはLysもしくはArg”(ix)配列の特 徴・ (A)特徴を表す記号:修飾部位 (B)存在位置・29 (D)他の情報:/注記=”XaaはValもしくはAha”(ix)配列の特 徴・ (A)特徴を表す記号・修飾部位 (B)存在位置・30 (D)他の情報:/注記=”XaaはTleもしくはPhe−(ix)配列の特 徴。
(、八)特徴を表す記号 修飾部位 (B)存在位置、31 (D)他の情報 /注記=”XaaはHisもしくはTyr”(ix)配列の特 徴: (A)特徴を表す記号 修飾部位 (B)存在位置・32 (D)他の情報・/注記=”XaaはAlaもしくはThr”(ix)配列の特 徴。
(A)特徴を表す記号 修飾部位 (B)存在位置 33 (D)他の情報:/注記=”XaaはlieもしくはThr”(1x)配列の特 徴: (A)特徴を表す記号:修飾部位 (B)存在位置:34 (D)他の情報:/注記=”XaaはArg、Asn、GlusもしくはGly ” (ix)配列の特徴: (A)特徴を表す記号:修飾部位 (B)存在位W:35 (D)他の情報:/注記=”XaaはG l y、Arg、Hi 5SGinS Asp、もしくはGlu” (ix)配列の特徴。
(A)特徴を表す記号・修飾部位 (B)存在位置:36 (D)池の情報:/注記=”XaaはPheもしくはl1e−(ix)配列の特 徴・ (A)特徴を表す記号:修飾部位 (B)存在位置:37 (D)他の情報 /注記=−XaaはAla、Thr、Val、もしくはIle ” Nx)配列の特徴 (A)特徴を表す記号・修飾部位 (B)存在位置・39 (D)他の情報 /注記=−XaaはAsnもしくはAsp”(ix)配列の特 徴 (A)特徴を表す記号 修飾部位 (B)存在位置 42 (D)他の情報 /注記=−XaaはLysもしくはGln−(Xl)配列 (2)配列番号8についての情報 (])配列の特徴 (A)配列の長さ 】65 (B)配列の型 核酸 (C)鎖の数 一本鎮 (D)トポロジー 直鎖状 (i i)分子の種類 c DNA (Xl)配列 C; TrCQSこτGA ACG入A丁CTGT TGAC八Tcへ、c T GCλCCCG丁CCG八ACλAC;へ CACCCGT`RA 60 :’:GCA7′CMVCA TSGGCCCGGCCCG丁GC丁に:TCT hCRC丁ACCG RGSPJ込TCP、T TGGTG`CATC120 CGTCAGGCTCACTGCλλC六TC丁C丁CCTGσT λAAτG GλACA ACλCT ユ65(2)配列番号9についての情報 (i)配列の特徴 (A)配列の長さ 55 (B)配列の型 アミノ酸 (D)トポロジー:直鎖状 (]1)分子の種類、ペプチド (V)フラグメント型 中間部フラグメント(IX)配列の特徴: (A)特徴を表す記号・修飾部位 (B)存在位置 20 (D)他の情報 /注記;”XaaはLysもしくはArg”(ix)配列の特 徴・ (A)特徴を表す2司・修飾部位 (B)存在位置・21 (D)他の情報−/注記;”XaaはSerもしくはcry”(ix)配列の特 徴・ (A)特徴を表す記号:修飾部位 (B)存在位置 23 (D)他の情報、/注記;”XaaはHi s、Arg、Pro、Thr、もし くはAsn” (ix)配列の特徴 (A)特徴を表す記号 修飾部位 (B)存在位置 24 (D)他のfn報、/注記=−XaaはIIeもしくはMet”(IX)配列の 特徴 (A)特徴を表す記号 修飾部位 (B)存在位置・30 (D)他の情報 /注記;”XaaはPheもしくはIce”(1x)配列の特 徴 (A)特徴を表す記号・修飾部位 (B)存在位置 32 (D)他の情報 /注記;”XaaはTreもしくはAla”(ix)配列の特 徴・ (A)特徴を表す記号 修飾部位 (B)存在位置 34 (D)他の情報 /注記;”XaaはcryもしくはGlu”(ix)配列の特 徴 (Δ)特徴を表す記号 修飾部位 (B)存在位置 35 (D)他の情報 /注記=−X a aはGlu、Asp、Arg、Lys、も しくはGin” (1x)配列の特徴 (、へ)特徴を表す記号 修飾部位 (B)存在位置・37 (D)flhの情報 /注記=−XaaはlieもしくはVal”(Xl)配列 ’−’aL Gin Leu AS:’l Glu S:r Val GLu  ff1e ASn C’;’S τF、’: Arg Pr潤@Asn Asn (2)配列番号10についての情報 (1)配列の特徴・ (A)配列の長さ 162 (B)配列の型 核酸 (C)鎖の数 −末鎖 (D)トポロジー 直鎖状 (11)分子の種M: cDNA (xl)配列 GτTC:AGCTGA 入CGλAτC丁GT τGλCATCAACTGC WCCCG丁CCGWACAAMAA SAYCAKAMAf 60 P、Gl’!4τ5rNC14TSGGCCCGGG CV&、AG’I’TD TS YHCACTj−CCFZ P、、AAj)λAYCfG CKACAT C5GT ユ2D C六GG二l +’ACT GこλACATCTCTCGTGCTλ八A τG GλへCAACA CT 162(2)配列番号11についての情報 (1)配列の特徴 (A)配列の長さ 54 (B)配列の型 アミノ酸 (D)トボロ/−直鎖状 (11)分子の種類 ペブチト (V)フラグメント型 中間部フラグメント(ix)配列の特徴。
(A)特徴を表す記号:修飾部位 (B)存在位置・12 (D)他の情報:/注記=”XaaはThrもしくはSer”(ix)配列の特 徴・ (A)特徴を表す記号・修飾部位 CB)存在位置 15 (D)他の情報、/注記=”XaaはAsnもしくはTy r”(ix)配列の 特徴・ (Δ)特徴を表す記号 修飾部位 (B)存在位置:16 (D)他の情報・/注記=”XaaはAsnもしくはLys”(IX)配列の特 徴: (A)特徴を表す記号、修飾部位 (B)存在位置・17 (D)他の情報:/注記=”XaaはAsnもしくはLys”(IX)配列の特 徴 (A)特徴を表す記号:修飾部位 (B)存在位置・18 (D)他の情報、/注記=”XaaはThrもしくはIle”(ix)配列の特 徴 (A)特徴を表す記号:修飾部位 (B)存在位置・19 (D)他の情報:/注記=”XaaはArgもしくはIle”(ix)配列の特 徴・ (A)特徴を表す記号、修飾部位 (B)存在位置・20 (D)他の情報:/注記=”XaaはLysもしくはGin”(ix)配列の特 徴: (A)特徴を表す記号:修飾部位 (B)存在位置:21 (D)他の情報 /注記=”Xaaは5erSGly、もしくはArg+ (ix)配列の特徴・ (A)特徴を表す記号・修飾部位 (B)存在位置622 (D)他の情報 /注記=”XaaはI l e、 Me t、もしくはLeu ” (ix)配列の特徴: (A)特徴を表す記号:修飾部位 (B)存在位置 23 (D)他の情報・/注記=”XaaはHi s、AsnSArg、Ser、Pr o、もしくはThr” (ix)配列の特徴。
(A)特徴を表す記号:修飾部位 (B)存在位置 24 (D)他の情報・/注記=”XaaはI l e、 Me t、もしくはLyS + (ix)配列の特徴・ (A)特徴を表す記号:修飾部位 (B)存在位1F+28 (D)他の情報 /注記=”XaaはΔrgSLYssもしくはGln” (ix)配列の特徴: (A)特徴を表す記号:修飾部位 (B)存在位置・29 (D)他の情報・/注記=”XaaはAlaもしくはVal“(IX)配列の特 徴 (Δ)特徴を表す記号・修飾部位 (B)存在位置 30 (D)他の情報:/注記−”XaaはPro、Leu、lieSMet、もしく はVal” (ix)配列の特徴 (A)特徴を表す記号:修飾部位 (B)存在位ffff: 31 (D)他(7)情報・/注記−−XaaはTyr、Phe、His、もしくはL eu” (ix)配列の特徴 (A)特徴を表す記号・修飾部位 (B)存在位置・34 (D)他の情報 /注記=−XaaはGly、Lys、Arg、もしくはGlu ” (ix)配列の特徴。
(A)特徴を表す記号・修飾部位 (B)存在位W:35 (D)他の情報 /注記=”XaaはI ] e、Lys、もしくはArg” (ix)配列の特徴・ (A)特徴を表す記号:修飾部位 (B)存在位置:36 (D)他の情報、/注記=”XaaはIleもしくはThr”(ix)配列の特 徴: (A)特徴を表す記号・修飾部位 (B)存在位置・38 (D)他の情報 /注記=”XaaはAspもしくはTyr”(ix)配列の特 徴・ (A)特徴を表す記号 修飾部位 (B)存在位置 40 (D)他の情報 /注記=−XaaはArgもしくはcly”(ix)配列の特 徴・ (A)特徴を表す記号 修飾部位 (B)存在位置 43 (D)他の情報 /注記=”XaaはHisもしくはTyr”(xi)配列 val GL=、Leu Asn Glu S== Val Glu 工Le  A、S:’I CyS xaa Ar1 i’ro Xaa@Xaa Xaa Xaa Xaa スaa ):aa Xaa Xaa :Y、aa G ly Pro Gly >:aa Xaa >:aa Xa=@Th= (2)配列番号12についての情報 (1)配列の特徴 (A)配列の長さ 39 (B)配列の型 核酸 (C)鎖の数 −末鎖 (D)トポロン−直鎖状 輸1)分子の種類 cDNA (xi)配列 CGCGλA丁丁CT CCATGGT丁CA GC丁G入ACGλATC丁G TτGAC39(2)配列番号13についての情報 (1)配列の特徴 (A)配列の長さ 35 (B)配列の型 核酸 (C)粕の数 −末鎖 (D)トボロノー 直鎖状 (11)分子の種類 c DNA (2)配列番号14につしAての1青報(1)配列の特徴 (A)配列の長さ 55 CB)配列の型・核酸 (C)鎖の数 −末鎖 (D)トポロジー、直鎖状 (11)分子の種類 cDNA (xi)配列 AT(j−”=CTGC’t: CCCGTCCGWA CAA門Aλ5AYC A4’−AMAGP、Gt”4 TSKJCMTSGG CbCGG 55 (2)配列番号15についての情報・ (1)配列の特徴 (A)配列の長さ69 (B)配列の型 核酸 (C)鎖の数 −末鎖 (D)トポロン−直鎖状 (i i)分子の種類 c DNA (Xl)配列 (2)配列番号16についての情報 (1)配列の特徴 (A)配列の長さ、37 (B)配列の型 核酸 (C)鎖の数 −末鎖 (D)トボロノー 直鎖状 (l])分子の種類 c DNA (xi)配列 C^GGC,1ACT Gこ入AO人τCTCTCGτccτλAA 丁GGλ ACA(2)配列番号17についての情報 (])配列の特徴 (A)配列の長さ 34 (B)配列の型 核酸 (C)鎖の数 −末鎖 (D)トポロン−直鎖状 (11)分子の種類 cDNA (Xl)配列 CG:GTCGAC) GTG’:TGTTCCATτT入GCACG入GAG  14(2)配列番号18についての情報 (1)配列の特徴 (、八)配列の長さ 23 (B)配列の型 核酸 (C)鎖の数 −末鎖 (D))−ポ0ノー 直鎖状 (i i)分子の種類 c DNA (Xl)配列 λ−ττ二?3入こ3 ;、こC;、τS;、〇二、−人τC23(2)配列番 号19についての情報 11、・配列の特徴 1:X)配列の長さ 23 (B)配列の型 核酸 (C)鎖の数、−末鎖 (D)トポロジー、直鎖状 (11)分子の種類 cDNA (Xl)配列 GGCTGCTGCT ACTGT丁τ;lGG TAC23フロントページの 続き (51) Int、 C1,6識別記号 庁内整理番号C12N 15109  ZNA C12P 21102 C9282−4B//(C12P 21102 C12R1:19) I

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.以下に示す、 a.式 A1A2A3‥‥An−2An−1An3[式中、Anはその蛋白質もしくはそ の一部分のアミノ酸の位置nに存在するアミノ酸である] により表され、N変異型の集団を示すある蛋白質もしくはその一部分を選択する 段階、 b.N変異型における各アミノ酸の位置nに出現する各種類のアミノ酸の回数O n■■を決定する段階、 c.N変異型における各アミノ酸の位置nにおける各種類のアミノ酸の出現頻度 (On■■/N)nを算出する段階、およびd,式 A′1A′2A′3‥‥A′n−2A′n−1A′n[式中、A′nはN変異型 中において対応するアミノ酸の位置において選択された頻度を上回って出現する アミノ酸の種類として定義する]により実質的に表されるアミノ酸配列を有する ポリペプチド抗原のセットを作成する段階、 を含んでなる、ある蛋白質もしくはその一部分の変異型の集団から得られるアミ ノ酸配列を有するポリペプチド抗原のセットを産生させる方法。
  2. 2.ポリペプチド抗原のセットが8から150までのアミノ酸の範囲にわたる、 請求の範囲1に記載の方法。
  3. 3.選択された頻度が5%である、請求の範囲1に記載の方法。
  4. 4.選択された頻度が10%である、請求の範囲1に記載の方法。
  5. 5.蛋白質がある病原体の免疫原性構成成分である、請求の範囲1に記載の方法 。
  6. 6.病原体の免疫原性構成成分が一つもしくは複数の中和抗原エピトープを含む 、請求の範囲5に記載の方法。
  7. 7.蛋白質がウイルスの構成成分である、請求の範囲5に記載の方法。
  8. 8.蛋白質がHIV−1の構成成分である、請求の範囲7に記載の方法。
  9. 9.蛋白質が9P120もしくはその一部分である、請求の範囲8に記載の方法 。
  10. 10.ある蛋白質の一部分がgP120のV3ループである、請求の範囲9に記 載の方法。
  11. 11.ポリペプチド抗原のセットが、 i)各コドンの位置nにおいて最低数のヌクレオチド組合せ物を有し、そしてそ の組合せ物が少なくとも各種類のアミノ酸A′1からA′nまてをコードするコ ドンを含む、縮重オリゴヌクレオチド配列を合成し、そして ii)ある発現系内においてその縮重オリゴヌクレオチドを発現させてポリペプ チド抗原のセット A′1A′2A′3‥‥A′n−2A′n−1A′nを産生させることによりポ リペプチド抗原のセットを作製する、請求の範囲1に記載の方法。
  12. 12.請求の範囲1の方法により作製されるポリペプチド抗原のセット。
  13. 13.請求の範囲12のポリペプチド抗原のセットおよび薬剤学的に許容される 賦形剤を含んでなるワクチン組成物。
  14. 14.HIV−1変異型の集団のV3ループから得られるポリペプチド抗原のセ ットであって、そのポリペプチド抗原のセットはアミノ酸配列【配列があります 】 (配列番号11) [配列中、 Xaa1は、ThrおよびSerからなる群からより選択され、Xaa2は、A snおよびTyrからなる群より選択され、Xaa3は、AsnおよびLysか らなる群より選択され、Xaa4は、AsnおよびLysからなる群より選択さ れ、Xaa5は、ThrおよびIleからなる群より選択され、Xaa6は、A rgおよびIleからなる群より選択され、Xaa7は、LysおよびGlnか らなる群より選択され、Xaa8は、Ser、Gly、およびArgからなる群 より選択され、Xaa9は、Ile、Met、およびLeuからなる群より選択 され、Xaa10は、His、Asn、Arg、Ser、Pro、およびThr からなる群より選択され、 Xaa11は、Ile、Met、およびLeuからなる群より選択され、Xaa 12は、Arg、Lys、およびGlnからなる群より選択され、Xaa13は 、AlaおよびValからなる群より選択され、Xaa14は、Phe、Leu 、Ile、Met、およびValからなる群より選択され、 Xaa15は、Tyr、Phe、His、およびIeuからなる群より選択され 、 Xaa16は、Gly、Lys、Arg、およびGluからなる群より選択され 、 Xaa17は、Ile、Lys、およびArgからなる群より選択され、Xaa 18は、IleおよびThrからなる群より選択され、Xaa19は、Aspお よびTyrからなる群より選択され、Xaa20は、ArgおよびGlyからな る群より選択され、Xaa21は、HisおよびTyrからなる群より選択され る。]により表される、上記ポリペプチド抗原のセット。
  15. 15.請求の範囲14のポリペプチド抗原のセット、および生理学的賦形剤を含 んでなるワクチン組成物。
  16. 16.配列 【配列があります】 (配列番号10)により実質的に表される縮重オリゴヌクレオチドのセット。
  17. 17.請求の範囲16のオリゴヌクレオチドを含む発現ベクターのライブラリー 。
  18. 18.HIV−1変異型の集団のV3ループから得られるポリペプチド抗原のセ ットであって、そのポリペプチド抗原のセットが、一般的配列【配列があります 】 (配列番号7)[配列中、 Xaa1は、ThrおよびIleからなる群より選択され、Xaa2は、Asn およびSerからなる群より選択され、Xaa3は、ArgおよびLysからな る群より選択され、Xaa4は、ArgおよびLysからなる群より選択され、 Xaa5は、Arg、Gly、およびSerからなる群より選択され、Xaa6 は、Asn、Pro、Ser、Arg、Thr、およびHisからなる群より選 択され、 Xaa7は、MetおよびIleからなる群より選択され、Xaa8は、Lys およびArgからなる群より選択され、Xaa9は、ValおよびAlaからな る群より選択され、Xaa10は、IleおよびPheからなる群より選択され 、Xaa11は、HisおよびTyrからなる群より選択され、Xaa12は、 AlaおよびThrからなる群より選択され、Xaa13は、IleおよびTh rからなる群より選択され、Xaa14は、Arg、Asn、His、Gln、 Asp、およびGluからなる群より選択され、 Xaa15は、Gly、Arg、His、Gln、Asp、およびGluからな る群より選択され、  Xaa16は、PheおよびIleからなる群より選択され、Xaa17は、A la、Thr、Val、およびIleからなる群より選択され、 Xaa18は、AsnおよびAspからなる群より選択され、Xaa19は、L ysおよびGlnからなる群より選択される。]により表される、上記ポリペプ チド抗原のセット。
  19. 19.請求の範囲18のポリペプチド抗原のセット、および生理学的賦形剤を含 むワクチン組成物。
  20. 20.配列 【配列があります】 (配列番号6)により実質的に表される縮重オリゴヌクレオチド。
  21. 21.請求の範囲20のオリゴヌクレオチドを含む発現ベクターのライブラリー 。
  22. 22.HIV−1変異型の集団のV3ループから得られるポリペプチド抗原のセ ットであって、そのポリペプチド抗原のセットが一般的な配列【配列があります 】 (配列番号9) [配列中、 Xaa1は、LysおよびArgからなる群より選択され、Xaa2は、Ser およびGlyからなる群より選択され、Xaa3は、His、Arg、Pro、 Thr、およびAsnからなる群より選択され、 Xaa4は、IleおよびMetからなる群より選択され、Xaa5は、Phe およびIleからなる群より選択され、Xaa6は、ThrおよびAlaからな る群より選択され、Xaa7は、GlyおよびG]uからなる群より選択され、 Xaa8は、Glu、ASp、Arg、LysおよびGlnからなる群より選択 され、 Xaa9は、IleおよびValからなる群より選択される。]により表される 上記ポリペプチド抗原のセット。
  23. 23.請求の範囲22のポリペプチド抗原のセット、および生理学的賦形剤を含 むワクチン組成物。
  24. 24.配列 【配列があります】 (配列番号8) により実質的に表される縮重オリゴヌクレオチドのセット。
  25. 25.請求の範囲24のオリゴヌクレオチドを含む発現ベクターのライブラリー 。
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