JPH07501761A - 書類処理ユニットで書類を案内するための方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 書類処理ユニットで書類を案内するための方法本発明は書類処理装置で記録担体 を確実に案内するための方法に関する。

プリンタで単一のシート用紙を引込むための方法はすでにＤＥ３８３７５６６Ａ １から公知である。この公知のプリンタでは印字ヘッド−マウスピースの両側に 用紙ガイドが延びており、これは印字ヘッドとともにプラテンに平行に往復移動 可能である。引込みには印字すべき単一シートは先ず印字ヘッドが印字位置外に ある状態でプリンタ内へその前縁が印字ステーションをちょうど通過するまで引 込まれる。次いで印字ヘッドが印字領域の中央へ移動せしめられ、したがって用 紙ガイドが用紙を印字ローラへ圧着する。この後に初めて用紙は印字すべき行位 置へ移動せしめられる。

ＤＥ３８３７５６６Ａ１から知られる印字ステーションでは用紙はプラテンの周 囲に案内され、プラテンの所で通常は平らな用紙が用紙ガイドによって強制的に アーチ状に曲げられる。この場合用紙が書込み行の領域内でプラテンに密着保持 されることが重要である。この位置を出た後用紙は再び平らな形状を取る。この ことは、用紙が印字ステーションを出た後前縁でもって用紙通路内へ案内される 場合、もしくは印字後（場合により可能な最も下行の印字後も）用紙が後縁を前 にして再び供給通路内へ戻し搬送される場合不都合である。しかしまさにこの事 情がしばしば平台プリンタとして構成される書類−または預金通帳プリンタの場 合の状況である。

これらのプリンタでは平らではない書類を申し分なく搬送し、かつ放出すること ができないという問題が生じる。この問題は、最も深い位置に引込まれた書類は その放出方向でみた前縁がもはや放出通路内に位置しないこと、かつここに存在 する案内−または押さえ部材が書類の状態にもはや影響を与えないことによって 生じる。上へま（れた書類の前縁は放出通路の部材にぶつかり、したがって放出 運動が書類の折れ（隅の折れ）を生む。折り曲げられた書類が放出通路内で引っ 掛かり、かつ破れることも起こり得る。書類処理部の外部で例えば小さな判型の 書類が鉛直位置で不適切に保管されていたことにより書類の変形が起こる。これ らのプリンタで生じる欠点は利用者にとっては迷惑である。

また利用者は引っ掛かった書類を取り除くためにしばしば装置への介入を余儀な くされる。

書類は印字過程自体においても変形せしめられることがある。これは特にニード ル形プリンタで起こる。

該プリンタは書類を不都合な紙繊維方向で印字し、その結果（小さな硬度の印字 バー（Ｄｒｕｃｋｂａｌｋｅｎ）による支持、印字ニードルによる強い衝撃下に おいて）印字過程による書類の曲げまたは膨れが生じる。

本発明の課題は、上記種類のプリンタまたは記録装置（Ｓｃｈｒｅｉｂｇｅｒａ ｅｔｅ）において平らではない書類も申し分なく案内されるように書類案内過程 を改善することである。

この課題は、主請求項の特徴によって解決される。

有利な構成が引用形式請求項に挙げられている。

以下において図面に示された実施例を基に本発明を詳説する。

図１は本発明による方法を使用可能であるプリンタまたは記録装置の、印字行方 向に対して平行な断面図、図２はプリンタまたは記録装置の、印字行方向に対し て横方向の断面図である。

プリンタまたは記録装置のケーシング内に印字スライド１２が、この前方に配置 された、支持テーブル４８内に組込まれたプラテン（印字バー）１６に平行に直 線上を移動可能に配置されている。平行ガイド上での印字スライド１２の支承は 公知の形式で行われ、したがって詳細には記載されない。印字スライド１２はイ ンクリボンカートリッジ１８、ニードル形印字ヘッド１４、光学検出装置２０． ２２を支持している。検出装置２０．２２の生な構成部材は図示されていない発 光ダイオードであり、これは光を印字バーの方向に発信する。検出装置２０．２ ２内の光電素子が印字バーの方向からの光の反射を測定する。暗色の印字バー１ ６はあまり光を反射せず、それに対して書類５０は光を多く反射するので、検出 装置２０．２２を用いて印字行方向において書類の縁の位置を検出することがで きる。

印字スライド１２はその移動方向でみて両側に各１つの印字バー１６に平行に向 けられた書類案内装置３０．３２を支持している。書類案内装置のための印字ス ライド１２への固定部材３４．３５が点線で示されている。印字バー１６上に書 類５０が見える。書類は印字行の領域内で書類案内装置３０．３２によってま（ れを阻止されている。

測置類案内装置３０．３２間にはニードル形印字ヘッド１４のマウスピースの通 過用に狭い隙間１９が設けられている。

図２にはプリンタまたは記録装置の主要部材が行方向に対して横方向の、すなわ ち印字すべき書類５０の搬送方向（矢印Ａ、Ｂ）に沿った断面図で示されている 。

上述のように印字バー１６は印字ヘッド１４の下方で支持テーブル４８内へ挿入 されている。供給方向（矢印Ａ）でみて印字ヘッド１４の前方に支持テーブル４ ８に対して僅かな距離を置いてこれに平行に案内板５２が配置されており、案内 板は印字ヘッドに近い方の端部で上方へ曲げられており、かつエツジ５４で終わ っている。すなわち案内板５２は印字ヘッド近（でロート状に拡開した供給通路 ５６を形成している。

供給方向（矢印Ａ）でみて印字ヘッド１４の後方に支持テーブル４８に対して僅 かな距離を置いてこれに平行に配置された案内板５８が支持テーブル４８との間 で搬送通路６０を形成している。案内板５８は同様に印字ヘッド１４に近い端部 で上方へ曲げられており、かつエツジ６２で終わっている。供給通路５６内には 光バリヤ−６４が、かつ搬送通路６０内には光バリヤ−６６が組込まれている。

光バリヤー６４．６６は書類５０の前縁および後縁の検出に使用される。

書類の最後の行は、書類がプリンタ内張も奥深くに引込まれた位置で印字される 。書類の排出は搬送装置の搬送方向の反転によって供給方向とは逆の、矢印Ｂに よって示された方向に行われる。図２で点線で示された書類５０ａに関して示さ れているように最深の引込み位置では書類は案内板５２によってはもはや押さえ られていない。書類の後縁は供給通路５６外にある書類が矢印Ｂて示された方向 に戻し搬送される際に本発明による方法では、平らではない、上へまくれた書類 がその前縁の全長にわたっての、印字スライド１２に取付けられた書類案内装置 １Ｆ３０．３２による掃過運動（ＩＪｅｂｅｒｓｔｒｅｉｃｈｂｅｗｅｇｕｎｇ ｅｎ）によって供給通路５６内へ挿入されるという結果をもたらす運動が経過す る。

本発明による第１の方法工程では書類は排出方向Ｂに、これが僅かな量ｄだけ供 給通路のロート状の開始部内へ入れられるまで移動せしめられる。侵入深さとし て距離ｄ約２ｍｍが有利であると示された。

図２に変形度の異なる書類が示されている。平らな書類５０ｂはぶつからずに供 給通路５６内へ挿入される。太き（、まくれた書類は、プリンタ制御装置がこの 相違を認識しないために平らな書類と全く同様に移動せしめられ、かつ停止され 、かつまくれているために案内板５２の上方へ曲げられたエツジ５４に支持され るかまたはさらにこのエツジから印字ヘッドの方向へ曲がりさえする。すると印 字ヘッド１４が行方向に移動せしめられる。この際に書類案内装置３０．３２が 書類の縁を、この縁が反発して案内板５２のエツジ５４の下へ移動し、かつ書類 案内装置３０．３２が通過した後もせいぜい５０ｄで示された位置にまくれ上が るしかできないよう程度に下方に曲げる。この位置では書類は依然として確実に 案内板５２によって供給通路５６内へ変向せしめられる。掃過運動の後搬送装置 が改めて接続され、かつ書類を確実に矢印Ｂの方向に供給通路５６内へさらに搬 送する。

２番目の方法工程では印字スライドの運動が、印字スライドが最後の印字位置か ら出発して第１の掃過運動で書類の１側縁の方向に移動せしめられるように制御 される。印字スライドの書類案内装置３０．３２は書類を印字バー１６の方向に 押圧する。印字スライドの構造形式に応じて、印字スライドとインキリボンガイ ドが書類案内装置の機能を受持つ場合には特別な書類案内装置を省略することが できる。

別の方法工程では印字スライド１２は順次書類の両側縁の方向に移動せしめられ る。この両掃過運動によって、変形のために放出方向で持上がった書類縁はその 全長で供給通路内へ押圧され、かつ引続く放出運動で接縁の全長で確実に供給通 路５６の案内板５２によって把握される。書類は最終的な放出運動で折れなしに 搬送可能である。

方法の有利な構成によれば供給通路５６の方向に書類を搬送する前に印字スライ ドの付加的な掃過運動を行う。

次いで初めて搬送装置が書類を放出方向矢印Ｂへこの書類の縁が僅かに供給通路 ５６のロート状の部分内へ入り込むまで移動させる。上記の掃過運動がこれに続 く。

上記の方法経過の更なる構成によれば第１の掃過運動において印字スライドの運 動が、印字スライドが最後の印字位置から出発して書類の第１の側縁を越えてそ の印字行の終端位置まで移動せしめられるように制御される。第２の掃過運動に おいて印字スライドは書類の第２の側縁を越えてやはり終端位置まで移動せしめ られる。上述のようにこの両掃過運動によって、変形のために放出方向矢印Ｂで 持上がった書類縁はその全長で供給通路５６内へ押圧され、かつ引続（放出運動 で接縁の全長で確実に案内板５２によって把握される。

この方法経過の別の構成では印字スライド１２の光学検出部材２０．２２の信号 が利用され、書類の側縁を認識する。書類側縁検出部材２０．２２の信号は掃過 運動の制御に利用される。この場合には両掃過運動が側縁の検出時点までしか行 われない。印字スライドはこの位置で止まり、かつ反転する。この本発明による 方法経過によって距離が短縮されるために掃過運動の時間は最小にされる。

書類搬送のための駆動装置は通常ステップモータを備えている。このステップモ ータは本発明による、引込み−および放出方向の搬送工程のためにできる限り小 さなステップで制御される。例えば通常の増分６分の１ツオル（Ｚｏｌｌ）に対 して増分１８０分の１ツオルが操作可能である。

印字スライドの第１の掃過運動は有利には実際の印字ヘッド位置から遠い方の書 類側縁の方向に行われる。書類の側縁の位置は搬送装置内に組込まれた、図示さ れていない別の検出装置によって検出される。最後の印字位置の位置は印字過程 の電子制御から取出される。これから各書類側縁までの２つの距離が電子的に計 算され、かつ長い方の距離が最初のものとして操作される。

狭い書類の場合には印字ヘッドは最後の掃過運動の終端位置にとどまる。少なく とも広幅の書類では印字スライドは付加的な運動でもって書類の中央へ移動せし められる。

もちろん本発明による方法は書類の放出に際してしか利用できないのではない。

ま（れた前縁をもった書類を印字ステーション内へ引込む際に同様にして確実に 案内板５８の下方へ、ひいては搬送通路６０内へ案内することができる。

Ｆｉｇ、２ フロントページの続き （７２）発明者　ヴエントラント、　ブルーノドイツ連邦共和国　Ｄ　−４７９ ０パーダーポルン　ローランツヴエーク　４７アー

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．印字行に沿って移動可能な印字スライド（１２）が備えられており、印字ス ライドに印字ヘッド（１４）および書類案内装置（３０．３２）が配置されてお り、印字ヘッド（１４）に対向してプラテン（１６）が備えられており、支持テ ーブル（４８）が備えられており、かつ支持テーブルに平行にしかも距離を置い て配置された少なくとも１つの案内板（５２，５８）が備えられており、案内板 が支持テーブル（４８）とともにプラテン（１６）のところでロート状に開いた 搬送通路（５６、６０）を形成しており、かつ書類搬送装置が備えられた書類処 理ユニット、特に平台プリンタの搬送通路（５６、６０）内へ書類を案内するた めの方法において、搬送すべき書類（５０）をその搬送方向（Ｂ）でみて前縁で もって搬送通路（５６，６０）の方向に、平らな書類（５０ｂ）が僅かな量（ｄ ），有利には２ｍｍだけ搬送通路（５６，６０）内に入り、かつまくれた、また は折れ曲がった書類（５０ｃ）が前縁でもって案内板（５２，５８）のエッジ（ ５４，６２）に支持される程度に搬送し、次いで印字スライド（１２）を少なく とも１度の掃過運動で書類搬送方向に対して横方向に移動させることを特徴とす る、書類処理ユニットで書類を案内するための方法。
2. ２．書類（５０）を搬送通路（５６）の方向に搬送する前に印字スライド（１２ ）が付加的な掃過運動を行う、請求項１記載の方法。
3. ３．印字スライド（１２）の掃過運動が行の終端位置まで行なわれる、請求項１ または２記載の方法。
4. ４．書類処理ユニットが書類の側線のための検出装置（２０，２２）を備えてお り、印字スライド（１２）の掃過運動が書類の側縁まで実施される、請求項１ま たは２記載の方法。
5. ５．印字ヘッドが掃過運動の後引続く搬送工程の前に書類のほぼ中央へ移動せし められる、請求項１から４までのいずれか１項記載の方法。