JPH0620958B2 - 情報出力装置の媒体用紙送り込み方法 - Google Patents

情報出力装置の媒体用紙送り込み方法

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JPH0620958B2
JPH0620958B2 JP24175288A JP24175288A JPH0620958B2 JP H0620958 B2 JPH0620958 B2 JP H0620958B2 JP 24175288 A JP24175288 A JP 24175288A JP 24175288 A JP24175288 A JP 24175288A JP H0620958 B2 JPH0620958 B2 JP H0620958B2
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paper
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guide
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雅彦 二塚
禎 西川
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、紙を媒体とする情報の出力装置、特に機械
的になし流体的手段によって媒体用紙上に可視情報を形
成するプリンタやXYプロッタ等の情報出力装置に媒体
用紙を挿入する際の該用紙の送り込み方法に関するもの
ある。
《従来の技術》 例えば第4及び5図に示すワイヤドット型のプリンタ装
置では、印刷ヘッド1とプラテン2の間の狭い間隙に用
紙3を挿入するために、印刷ヘッド1又はプラテ2を離
隔させた状態でプランテと印刷ヘッドとの間に用紙3の
前縁31に導入し、印刷ヘッドとプラテンの間の間隙を
正規の間隙にして印刷動作を開始し、その後の改行送り
によって送り出される用紙は、用紙前縁31がガイド領
域に進入してから用紙の表裏面を挟むように閉じて用紙
を案内する第4図の可動用紙ガイド11aか、クサビ状
に開いた導入部15を有する第5図の固定用紙ガイド1
1で用紙排出路16に案内される。
《発明が解決しようとする課題》 上記のようにワイヤドット型プリンタでは、印刷ヘッド
1の先端にガイドシュー6が設けられ、このガイドシュ
ーによって用紙3はプラテン2に添設された状態で送り
出される。しかしガイドシュー6は、印刷ヘッド1に共
に用紙幅方向に走行するものであるから、印刷可能な最
大用紙幅よりかなり短く、幅広の用紙では用紙幅より短
に幅でしか用紙を押さえてない。そのため、用紙前縁の
カール等による浮き上がり性向が大きいと、ガイドシュ
ーを押さえ込まれていない部(第5図の32部分)が大
きく浮き上り、この浮き上がり量の可動ガイド11aの
開き量や固定ガイドの導入部15の開口部を越えると用
紙ジャムや用紙析れが発生するという問題が生ずる。
この発明は、上記のような用紙の浮き上がり性向によっ
て印刷ヘッドの用紙送り出し側にある用紙ガイド11、
特にその上面ガイド板12に用紙3が衝突して用紙ジイ
ムや用紙析れが発生するのを防止する用紙送り込み方法
を提唱するものである。
《課題を解決するための手段》 この発明の方法では、プリンタ等の出力装置に媒体用紙
3が挿入されたとき、まず該用紙の幅Wを検出ないしキ
ーインによって記憶し、この用紙の幅Wと予め登録値と
して記憶されているガイドシュー6の幅Rとを比較し、
用紙幅Wとガイシュー幅Rの大小関係によって操作手順
を分岐している。そして用紙幅Wがガイドシュー幅Rよ
り小さいときには、用紙の頭出しを行った後の改行送り
を従来方法と同様に印刷ヘッド1を停止させた状態で行
うが、用紙幅Wがガイドシュー幅Rより大きいときに
は、改行送りの途中で用紙前縁31が用紙ガイド11の
先端部を通過するときに、用紙前縁31が上面ガイド板
の先端縁121を僅かに越える位置に用紙3を移送して
一時停止させ、その停止時にガイドシュー6が用紙の左
側を押さえる位置Aと右側を押さえる位置Bとの間で出
力要素1を走行させ、その後残余の印刷及び改行動作を
行わせるようにしている。
上記出力要素1の走行は、印刷動作が行われるかどうか
とは無関係に行われる。用紙前縁31が用紙ガイド11
の先端を僅かに越えた位置とは、浮き上がっている用紙
の部分32を上から押さえて撓ませることによってその
前縁31を上面ガイド板12の下に押し込むことが可能
で、且つ一旦押し込まれた用紙前縁31が浮き上がろう
としても上面ガイド板12の先端内側に衝突して撓みが
押し伸ばされる方向に押さえられるために、用紙ガイド
11から外れない程度に、用紙前縁31が用紙ガイド1
1内に入り込んだときである。
《作用》 前述した用紙ジャムや用紙折れの問題は、最大印刷幅が
大きい大型のプリンタに幅広の用紙を送り込むときに発
生し易いが、大型のプリンタでは、ガイドシュー6も比
較的大きいのもを用いている。上記本発明の方法によれ
ば、用紙3がガイドシュー6からはみ出す幅を有するも
のであってそのはみ出し部分が浮き上がって用紙ガイド
の上面ガイド板12の上に位置していたとしても、出力
要素1走行時にこれと共に走行するガイドシュー6によ
り用紙のはみ出し部分32もプラテン2に沿うように押
さえ込まれ、上面ガイド板12の上に位置していた用紙
前縁31が用紙ガイド11の内側に押し込まれるから、
次に用紙に送りが与えられたときに該用紙前縁31が用
紙ガイド11に正しく案内されて用紙排出路16に導か
れる。
一方、送りこまれた用紙の幅Wがガイドシュー幅Rによ
り狭い場合には、上述のような出力要素1の走行動作は
行われない。これは、用紙3がその全幅に渡ってガイド
シュー6で押さえられるから走行させる必要がない上、
用紙幅を越えて走行するガイドシュー6が用紙側縁を引
っ掛けて用紙ジャムや用紙折れを発生させるのを避ける
為であり、出力要素が印刷動作と無関係に走行すること
によりスループットの低下を避ける為である。
《実施例》 第1図はこの発明方法の一実施例を示したフローチャー
トであり、第2図及び第3図は当該実施例に係るプリン
タの構造を模式的に示したものである。第2、3図中、
1は印刷ヘッド、2はプランテン3(3a,3b)は用紙、4
は印刷ヘッドを搭載しているキャリア、5、5はキャリ
アを案内するガイドロッド、6はインクリボンと用紙と
の摺擦を避けるために印刷ヘッドの先端に設けられたガ
イドシュー、7はガイドシューに搭載された用紙側縁検
出用の光電センサ、8は用紙の基準縁ガイド、第3図の
9は用紙送り込みローラ、10は用紙送り出しローラ、
12は用紙送り出し側の用紙ガイド11(第5図参照)
の上面ガイド板、14は用紙の頭出し位置検出用のセン
サである。
第2図に実線で示す印刷ヘッドの位置Aはガイドシュー
6の左端が基準縁ガイド8のガイド面と一致する位置
(以下「基準位置」という。)、想像線で示すBの位置
はガイシュー6の右端が幅広用紙3aの右端縁と一致す
る位置(以下「右動位置」という。)、想像線で示すも
うひとつの位置Cは印刷ヘッドのホームポジションであ
り、W(Wa,Wb)は用紙幅、Rはガイドシューの幅であ
る。なお第2図では、説明の都合上、印刷ヘッド1とプ
ラテン2との間隙を実際より大きく表示しており、該間
隙に幅広用紙3aと幅狭用紙3bとを同時に表示してい
る。
第3図のHは用紙頭出位置、Sは用紙前縁31が上面ガ
イド板の先端縁121を僅かに越える位置として設定し
た位置、Lは用紙頭出し位置Hから設定位置Sまでの距
離(以下「設定距離」という。)、δは設定位置Sと上
面ガイド板の先端121との間隔である。
第1図を参照して、印刷処理の開始が指令されると、送
り込みローラ9が1枚目の用紙を頭出し位置Hまで送り
込み、キャリア4を走行させて側縁検出センサ7が用紙
3の右側縁を検出したときの走行距離から用紙幅Wを検
出し(ステップ21)、これを記憶する。次いで第1行
目を印刷して改行指令を受けるが、この改行指令を実行
したときの頭出し位置Hからの用紙送り量(全送り量)
が設定距離Lを越えるかどうかかが検定される(ステッ
プ22)。全送り量が設定距離を越えなければ、指令さ
れた改行動作を実行し、次行の印刷動作を行う。そして
ある改行指令の後の検定ステップ22で、当該改行指令
を実行すると用紙の全送り量が設定距離Lを越えると判
定されたときには、全送り量が設定距離Lとなるまで用
紙送りを行って、用紙前縁31を設定位置Sに位置決め
する(ステップ23)。そして用紙幅Wガイドシュー幅
Rとの大小を比較し(ステップ24)、若し用紙幅のほ
うが小さければ、直前の印刷動作における印刷終了位置
で停止している印刷ヘッド1を第2図の基準位置Aに移
動させ、(ステップ25)、印刷ヘッドを基準位置Aで
停止させた状態で、ステップ23で送り残した分(改行
指令で指令された送り量−ステップ23で実行した送り
量)の改行送りを行い(ステップ26)、その後の印刷
処理を続行する。
ステップ24で用紙幅Wがガイドシュー幅Rより大きい
と判定されたときには、直前の印刷動作における印刷終
了位置で停止している印刷ヘッド1を第2図の基準位置
A又は右動位置Bの近い方に移動させ(ステップ2
7)、該位置から反対の位置、即ちA→B又はB→Aへ
とキャリア4を走行させる(ステップ28)。その後ス
テップ26で前記ステツプ23において送り残した分の
改行送りを行い、その後の印刷処理を続行する。
以上の手順中、用紙前縁31を設定位置Sの位置に位置
決めするステップ23及び印刷ヘッド1を基準位置Aに
固定して幅狭用紙3bの全幅を押さえて用紙前縁を用紙
ガイド11内に送り込むステップ25と26又は印刷ヘ
ッド1を基準位置Aと右動位置Bとの間で走行させて幅
広用紙3aの前縁を用紙ガイド11内に押し込んだ後用
紙送りをかけて用紙3aを用紙ガイド11内に送り込む
ステップ28と26により、幅狭用紙3bは勿論のこ
と、幅広用紙3aにおいても用紙の浮き上がり性向によ
る用紙ジャムや用紙折れを生じることがなく、用紙の安
定な送り込みが保証される。
なお上記実施例では、用紙幅を光電センサ7で検出して
いるが、この検出は、同時処理される一群の用紙の最初
の一枚だけ行ってやれば良く、また用紙幅をキーイン等
により指定する方法も可能である。また上記実施例で
は、幅狭用紙に対して印刷ヘッドを基準位置Aに移動さ
せるというステップ25を含ませているが、用紙幅Wが
ガイドシュー幅Rより遥かに狭ければ、印刷ヘッド1が
当該用紙の印刷可能領域の何処に停止してもガイドシュ
ー6が実質上用紙3の全幅を押さえ込むこととなるの
で、このようなステップ25を設ける必要もない。
《発明の効果》 以上説明したこの発明の方法によれば、特に最大用紙幅
の大きな大型プンリタで幅広用紙を印刷処理する場合に
おいて、用紙が部分的にプリンタ面から浮き上がって用
紙ガイに干渉することに起因する用紙ジャムや用紙折れ
の発生を回避することが可能となり、更に幅狭の用紙の
送り込みもより安定に行うことができるという効果があ
る。特に14″幅程度の用紙まで印刷可能な大型プリン
タであって、キャリッジ上に幅広な(例えばA4サイズ
幅の)ガイドシューを備えており、該ガイドシュー上に
用紙の側縁を検出可能な光学センサを有するプリンタ装
置における媒体用紙の送り込み方法として非常に有効で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明方法の一実施例を示すフローチャー
ト、第2図は該実施例に係るプリンタ構造を模式的に示
す正面図、第3図はプリンタ構造の側面図であり、第4
図及び第5図はこの発明方法を採用し得るプリンタ装置
を示す側面図である。 図中、 1:印刷ヘッド、2:プラテン 3(3a,3b):用紙、4:キャリア 6:ガイドシュー、7:側縁検出センサ 11:用紙ガイド、12:上面ガイド板 31:用紙前縁、121:ガイドの先端縁 A:ヘッド基準位置、B:ヘッド右動位置 W(Wa,Wb):用紙幅、R:ガイドシュー幅 H:用紙頭出し位置、S:設定位置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙(3) の送り直角方向に走行する印刷ヘ
    ッドその他の出力要素(1) を備え、該出力要素の先端に
    用紙をプラテンに添設させるためのガイドシュー(6) が
    出力要素と共に走行するように装着されており、出力要
    素の用紙送り出し側に用紙の表裏面を挟み込むようにし
    て用紙前縁(31)を用紙排出路(16)の導く用紙ガイド(11)
    が設けられている情報出力装置における媒体用紙送り込
    み方法において、送り込まれる用紙の幅(W) の検出ない
    し設定ステップ(21)と、該用紙の幅(W) と上記ガイドシ
    ューの幅(R) とを比較してその結果に基いて手順を分岐
    させるステップ(24)と、用紙の幅がガイドシューの幅よ
    り広いときに用紙前縁(31)が上記ガイド(11)の先端(12
    1) を僅かに越えた位置で用紙を一時停止させるステッ
    プ(23)と、該停止時にガイドシュー(6) が用紙の左側を
    押さえる位置(A) と右側を押さえる位置(B) との間で出
    力要素(1) を走行させるステップ(28)と、用紙の幅がガ
    イドシューの幅より狭いときにガイドシュー(6) で用紙
    全幅を押さるステップ(25)とを含んでなる、情報出力装
    置における媒体用紙送り込み方法。
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