JP3284812B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP3284812B2
JP3284812B2 JP4243495A JP4243495A JP3284812B2 JP 3284812 B2 JP3284812 B2 JP 3284812B2 JP 4243495 A JP4243495 A JP 4243495A JP 4243495 A JP4243495 A JP 4243495A JP 3284812 B2 JP3284812 B2 JP 3284812B2
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JP
Japan
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paper
support
sheet
edge guide
roller
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洋一 小林
孝志 赤羽
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Seiko Epson Corp
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  • Ink Jet (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェットプリンタ
に関する。特に、その給紙部分および排紙部分の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタには、その給紙装置にセ
ットされた用紙の側辺を案内するエッジガイドを、用紙
の幅に合わせてスライド可能に取り付けたものが知られ
ている。
【0003】
【従来の技術】従来のインクジェットプリンタとしては
図1〜図1に示すようなものが知られている(US
P5299875号)。
【0004】このインクジェットプリンタは、本体1の
後部に、印字に供される用紙Pがセットされる給紙トレ
イ2を備えており、本体1の前部に、一対の支持部3,
4と、エッジセパレータ5とを備えている。
【0005】用紙Pは、給紙トレイ2から本体1に供給
され、本体1内に設けられたインクジェットヘッドによ
って上面に印字された後、図1に示すように、その両
側部分が支持部3,4によって下方から支持されるよう
にして案内され、また、その中央部分は、エッジセパレ
ータ5によって下方から支持されるようにして案内され
た状態で排出される。
【0006】一方の支持部4は、印字に供される用紙P
の幅に合わせてその位置を調整することができるよう
に、図1矢印b方向(用紙幅方向)にスライド可能に
構成されている。また、不使用時における収納性を向上
させるために、凹所6に向けて矢印a方向(用紙幅方向
右方)に回動可能に構成されている。なお、他方の支持
部3も、不使用時における収納性を向上させるために、
凹所7に向けて回動可能に構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなエッジ
ガイドを有するプリンタにおいては、ユーザーは、サイ
ズの異なる用紙を給紙装置にセットするたびに、用紙の
幅に合わせてエッジガイドをスライド操作しなければな
らない。
【0008】また、上述したような支持部4を有する従
来のインクジェットプリンタにおいては、ユーザーは、
サイズの異なる用紙を給紙トレイ2にセットするたび
に、用紙の幅に合わせて支持部4を図1矢印b方向に
スライド操作しなければならない。
【0009】したがって、上述したような支持部を有す
るインクジェットプリンタにおいて、上述したようなエ
ッジガイドを設けようとすると、ユーザーは、サイズの
異なる用紙を給紙装置にセットするたびに、用紙の幅に
合わせてエッジガイドと支持部とをスライド操作しなけ
ればならず、これらの操作が煩わしくなってしまうとい
う問題が生じる。
【0010】また、特に、プリンタの本体に対して給紙
装置と排出部とを異なる面に設けた場合には、給紙装置
のエッジガイドと、排出部の支持部とが大きく離れて位
置することとなるため、ユーザーは、サイズの異なる用
紙を給紙装置にセットした際に、用紙の幅に合わせてエ
ッジガイドをスライド操作することは忘れなくても、用
紙セット位置から大きく離れた位置にある支持部をスラ
イド操作することは忘れがちになると考えられる。支持
部が適切な位置にスライド操作されなければ、用紙の適
切な排出動作は得られなくなる。
【0011】本発明の目的は、以上のような課題を解決
し、エッジガイドと支持部を備えていながら、そのスラ
イド操作が簡単なインクジェットプリンタを提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載のインクジェットプリンタは、印字部を
有する本体と、この本体に給送される用紙の幅に合わせ
てスライド可能に構成され、用紙の側辺を案内するエッ
ジガイドを有する給紙装置と、この給紙装置が設けられ
ている面とは異なる面において前記本体に設けられ、前
記印字部により上面に印字されて排出される用紙の両側
部分を下方から支持する一対の支持部を有し、かつ、こ
の一対の支持部のうち少なくとも一方の支持部が用紙幅
方向にスライド可能に構成された排出部と、前記エッジ
ガイドのスライドと前記支持部のスライドとを連動させ
る連動手段と、を備え、前記一方の支持部が、用紙幅方
向の左右両方向に回動可能に構成されているとともに、
前記一方の支持部は、用紙の側部を下方から支持する支
持位置と、この支持位置から用紙幅方向の左右いずれか
の方向に回動させられることにより用紙の側部を支持し
なくなる不支持位置とをとり得、かつ、前記排出部は、
用紙の中央部を下方に向けて押し下げる押し下げ部を有
しており、前記一方の支持部を他方の支持部に向けて押
し下げ部を通過するようにスライドさせた際、一方の支
持部が、押し下げ部に当接して回動することにより、用
紙の側部を支持しない不支持位置に保持されることを特
徴とする。
【0013】請求項2記載のインクジェットプリンタ
は、請求項1記載のインクジェットプリンタにおいて、
前記連動手段は、前記支持部および前記エッジガイドに
対してそれぞれ回転可能に連結され、支持部側に設けら
れた第1ピニオンとエッジガイド側に設けられた第2ピ
ニオンとを有する連動棒と、前記第1ピニオンと噛み合
う第1ラックと、前記第2ピニオンと噛み合う第2ラッ
クとを備えていることを特徴とする。
【0014】
【0015】
【0016】
【作用】請求項1記載のインクジェットプリンタによれ
ば、給紙装置から本体に給送された用紙は、印字部にて
印字された後、排出部において、その両側部分が一対の
支持部によって下方から支持されるつつ排出される。
【0017】そして、給紙装置におけるエッジガイドの
スライドと排出部における少なくとも一方の支持部のス
ライドとが連動手段によって連動しているので、用紙を
給紙装置にセットする際に、エッジガイドをスライドさ
せると、自動的に支持部もスライドすることとなる。
【0018】したがって、エッジガイドの操作と別に支
持部をスライド操作する手間が省けると同時に、常に適
切な排紙動作が得られることとなる。さらに、この請求
項1記載のインクジェットプリンタによれば、次のよう
な作用が得られる。支持部がスライド可能な構成であ
り、前述した従来技術(図18参照)のように支持部4
が用紙幅方向(スライド方向)において一方(図18の
矢印a方向すなわち右方向)のみにしか回動し得ない構
成であると、ユーザーの不注意、例えばスライド方向に
何らかの障害物があるにも拘らずその方向へ支持部4を
スライドさせてしまったような場合には、支持部4が回
動し得ない方向(矢印a方向と逆方向)への力が加わっ
て支持部4が破損してしまうおそれがあるという不具合
がある。さらに、この請求項1記載のインクジェットプ
リンタにおいては、プリンタの本体に対して給紙装置と
排出部とが異なる面に設けられていて、給紙装置のエッ
ジガイドと、排出部の支持部とが大きく離れて位置して
いるので、給紙装置に用紙をセットするに際して、主と
してエッジガイドを見ながらこれをスライド操作するユ
ーザーは、支持部が障害物にぶつかるのに気付かず、支
持部が破損してしまうということが少なからず有り得
る。これに対し、この請求項1記載のインクジェットプ
リンタによれば、前記一方の支持部が、用紙幅方向の左
右両方向に回動可能に構成されているので、支持部がス
ライドした際、例えばスライド方向に何らかの障害物が
あって支持部に外力が作用したとしても、支持部が破損
してしまうおそれがない。特に、この請求項1記載のイ
ンクジェットプリンタのように、用紙の中央部を下方に
向けて押し下げる押し下げ部が設けられていると、支持
部がスライドした際に、支持部が押し下げ部にぶつかっ
てしまうことがあるが、このような場合でも支持部ある
いは押し下げ部が破損してしまうということがない。さ
らに、この請求項1記載のインクジェットプリンタによ
れば、前記一方の支持部は、用紙の側部を下方から支持
する支持位置と、この支持位置から用紙幅方向の左右い
ずれかの方向に回動させられることにより用紙の側部を
支持しなくなる不支持位置とをとり得、かつ、前記排出
部は、用紙の中央部を下方に向けて押 し下げる押し下げ
部を有しており、前記一方の支持部を他方の支持部に向
けて押し下げ部を通過するようにスライドさせた際、一
方の支持部が、押し下げ部に当接して回動することによ
り、用紙の側部を支持しない不支持位置に保持されるの
で、次のような作用が得られる。印字に供される用紙の
中には、例えば小型封筒やハガキ等の、幅が小さな用紙
がある。このような幅が小さな用紙に印字する場合にお
いても、一対の支持部で用紙の両側部分を支持して排出
することとすると、押し下げ部による用紙中央部の押し
下げ作用が十分に得られず、所望の排紙動作が得られな
くなってしまうおそれがある。このような場合には、一
方の支持部を、用紙の側部を支持しない不支持位置とす
ることにより、他方の支持片でのみ用紙を支持して、用
紙を片持ち状態とすることにより良好な排紙動作を得る
ことが可能である。一方、ハガキ等の幅が小さな用紙に
印字する場合において、用紙の幅に合わせてエッジガイ
ドをスライドさせると、これと連動する支持部は、当該
用紙の幅が小さいことにより、通常、押し下げ部を通過
することとなる。この請求項1記載のインクジェットプ
リンタによれば、支持部が押し下げ部を通過すると、こ
の支持部が用紙の側部を支持しない不支持位置に保持さ
れるので、上述した用紙の片持ち状態が自動的に得られ
ることとなる。特に、エッジガイドと支持部とが連動し
ているので、例えば、ハガキに合わせてエッジガイドを
スライド操作するだけで、自動的にハガキ等に適した排
紙状態が得られることとなる。
【0019】請求項2記載のインクジェットプリンタに
よれば、請求項1記載のインクジェットプリンタにおい
て、前記連動手段が、前記支持部および前記エッジガイ
ドに対してそれぞれ回転可能に連結され、支持部側に設
けられた第1ピニオンとエッジガイド側に設けられた第
2ピニオンとを有する連動棒と、前記第1ピニオンと噛
み合う第1ラックと、前記第2ピニオンと噛み合う第2
ラックとを備えているので、エッジガイドをスライドさ
せると、第2ラックと連動棒の第2ピニオンとが噛み合
って連動棒が転動すると同時に、第1ピニオンと第1ラ
ックとが噛み合うことにより、連動棒に連結されている
支持部が、連動棒の撓みの影響を受けることなく、エッ
ジガイドと同一距離だけ確実に移動することとなる。
【0020】したがって、より確実なエッジガイドと支
持部との連動動作が得られる。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0031】図1は本発明に係るインクジェットプリン
タの一実施例の内部構造を示す側断面図、図2は同じく
内部構造を示す部分省略平面図、図3は図1の部分拡大
図である。
【0032】先ず、このプリンタの概要について説明す
る。
【0033】図1において、10はプリンタの本体、1
1は本体のケース、20は本体10に組み込まれている
自動給紙装置である。自動給紙装置20は本体10の上
面に設けられている。
【0034】本体10は、自動給紙装置20により給送
された用紙P(図3参照)が通過する紙経路PPに沿っ
て、紙送りローラ30と、この紙送りローラ30に圧接
して従動するピンチローラ40と、用紙Pの裏面を案内
する規定部材50と、用紙に向けてインク滴を吐出して
印字するインクジェットヘッド60等が搭載されたキャ
リッジ61と、ガイドローラ75と、排紙ローラ対7
1,72と、排出部80とを備えている。排出部80
は、本体の前面に設けられている。また、本体10の前
面には、排出された用紙を積層するための排紙トレイ9
0が設けられている。
【0035】自動給紙装置20により給送された用紙P
(図3参照)は、図1において全体として凹状に湾曲し
た紙経路PPを経て紙送りローラ30に達し、ピンチロ
ーラ40によってその送り角が規定されて紙送りローラ
30から送り出される。送り出された用紙Pは、先ずそ
の先端が、ガイド部材としての役割も果たす規定部材5
0によって案内され、次いで図3に示すように、裏面P
bが、規定部材50の上面に形成されているリブ51の
最上面51aと当接しつつ案内されることにより、イン
クジェットヘッド60との間隔が規定され、その表面
(上面)Paにヘッド60からインクが吐出されて印字
される。Aが印字領域であり、印字部を形成している。
印字された用紙Pは、排紙ローラ対71,72、および
排出部80を経て排紙トレイ90上に排出される。
【0036】次に各部の詳細について説明する。
【0037】図1、図2に示すように、本体10は、そ
のケース11内に、シールドプレートを兼ねる金属板製
の底部フレーム12と、この底部フレーム12に立設さ
れたプラスチック製の左右のサイドフレーム13,14
と、これらサイドフレーム13,14に架設された金属
板製の中間フレーム15と、上記各フレームの適所に固
定されたプラスチック製のサブフレーム16とを備えて
いる。
【0038】サブフレーム16は、紙経路PPの下部を
形成している底板16aと、背板16bと、これら底板
16aと背板16bとの左右に一体的に形成された側板
16c,16c’とを備えている。すなわち、これら底
板16a、背板16b、および側板16c,16c’は
一体的に形成されている。底板16aの上面には、リブ
状の紙ガイド16eが形成されている。
【0039】自動給紙装置20は、2つの給紙ローラ2
1と、ホッパ22と、エッジガイド23と、給紙トレイ
24とを備えている。
【0040】給紙ローラ21は、表面にゴム層を有する
D型のローラで構成されており、溝付きの給紙ローラ軸
21aに固定されている。給紙ローラ軸21aはサブフ
レーム16の側板16c,16c’に回転可能に支持さ
れており、駆動機構100と連動する図示しない伝達機
構によって給紙時に回転駆動される。
【0041】ホッパ22は、用紙の下面を支持する底板
22aと、この底部22aの左右上方に一体的に形成さ
れた側板22b,22b(図1において一方のみ図示)
と、同じく底部22aの左右下方に一体的に形成された
三角状の側板22c,22c(図1において一方のみ図
示)と、これら側板22b,22cのそれぞれに一体的
に側方に突設されたピン22d,22dとを備えてい
る。そして、これらピン22d,22dが、サブフレー
ム16の側板16cに形成された長穴16d,16dと
係合していることにより、ホッパ22は、サブフレーム
16に対して斜め方向への上下動が可能に取り付けられ
ている。ホッパ22と、サブフレーム16の底板16a
との間には、ホッパバネ25が設けられており、このホ
ッパバネ25によってホッパ22は斜め上方に向けて付
勢されている。なお、ホッパバネ25は、給紙ローラ2
1と対応する位置に2つ設けられている。サブフレーム
16の側板16c,16c’には、ホッパ22をホッパ
バネ25のバネ力に抗して押し下げるための、駆動機構
100と連動する図示しないカム機構が設けられいる。
そして、ホッパ22は、給紙時にはカム機構による押し
下げが解除され、ホッパバネ25によって用紙を給紙ロ
ーラ21に向けてこれに押圧するように押し上げ、給紙
終了後にはカム機構により押し下げられて給紙ローラ2
1への用紙の当接を解除するようになっている。
【0042】エッジガイド23は、底板23aと、この
底板23aの先端部に設けられた屈曲部23bと、底面
後端部に設けられたクリップ部23cと、側板23d
と、後述する連結板26を有しており、前記屈曲部23
bがホッパ22の溝22eと係合し、クリップ部23c
がホッパ22の後部(上端部)を包み込むようにして弾
性的に挟持していることによって、ホッパ22に対して
スライド可能に取り付けられている。
【0043】エッジガイド23は、図2において、ホッ
パ22上にセットされた用紙(図示せず)の左辺を側板
23dで案内するためのものである。用紙の右辺は、サ
ブフレーム16の右方の側板16c’の上部内側面によ
って案内される。
【0044】図1に示すように、給紙トレイ24は、そ
の下部に形成された差し込み片24aを本体10のケー
ス11に設けられた差し込み穴11aに差し込むことに
より、本体10に対して着脱可能に取り付けられ、取り
付けられた状態で、前記ホッパ22と協力して用紙の下
面を支持するようになっている。
【0045】以上のような自動給紙装置20に用紙をセ
ットする作業は、自動給紙装置の非作動時には、前述し
たカム機構によってホッパ22が押し下げられた状態と
なっているので、複数枚の用紙を上方から入れるだけで
たりる。
【0046】用紙がセットされた状態で自動給紙装置2
0が作動すると、カム機構による押圧解除によってホッ
パ22が押し上げられ、ホッパ上にある用紙のうち最上
位のもののみが給紙ローラ21と当接して給紙経路PP
へと給送される。
【0047】紙送りローラ30は、図2に示すように、
紙送りローラ軸31に固定された比較的長手の2本の丸
棒状のゴムローラにより構成されている。紙送りローラ
軸31は、サイドフレーム13,14によって支持され
ており、駆動機構100によって回転駆動され、ヘッド
60による印字時には、ヘッド60により1行分の印字
がなされる毎に、用紙Pを行間分搬送する。
【0048】ピンチローラ40は金属製の丸棒状ローラ
で構成されており、紙送りローラ30に対して4本設け
られている。図3に示すように、ピンチローラ40は、
その両端部の軸40aが、ホルダー41のアーム部42
に形成された矩形状の穴42aによって回転可能に、か
つ矢印X方向に移動可能に支持されている。ホルダー4
1は、紙ガイドを兼ねており、紙経路PPの上部を形成
している。図1、図2に示すように、ホルダー41の上
部には一対のフック44が設けられており、このフック
44によってホルダー41は中間フレーム15に対して
揺動可能に懸架されている。ホルダー41と中間フレー
ム15との間にはスプリング45が設けられており、こ
のスプリング45の付勢力によって、ピンチローラ40
は、図3に示すように、紙送りローラ30の頂部30a
よりも紙搬送方向下流側に多少偏位した位置aにおいて
紙送りローラ30と当接している。
【0049】したがって、ピンチローラ40は、その両
端部の軸40aがアーム部42に形成された矩形状の穴
42aによって矢印X方向に移動可能に支持されている
こと、および紙送りローラ30の頂部30aよりも紙搬
送方向下流側に多少偏位した位置aにおいて紙送りロー
ラ30と当接していること、とによって自動調心機能を
もって紙送りローラ30に当接し、これに従動して回転
する。
【0050】規定部材50は、紙送りローラ30によっ
て搬送される用紙P(図3参照)の裏面側に配置されて
おり、図2にも示すように、ヘッド60との対向部分に
おいて、平面部を形成している水平部51fと、この水
平部51fから上方に向かって一体的に突設されたリブ
51とを有している。リブ51は用紙Pの搬送方向と直
交する方向に複数本形成されている。
【0051】図3に示すように、リブ51は、傾斜面5
1bと、この傾斜面51bに連なる最上面51aと、こ
の最上面51aに連なる下り傾斜面51dとを有する側
面視ほぼ台形状をなして用紙の搬送方向に伸びている。
傾斜面51bは、紙送りローラ30により送られる用紙
Pの先端を案内し、最上面51aは用紙の裏面Pbと当
接してインクジェットヘッド60と用紙Pとの間隔を規
定する。
【0052】また、排紙ローラ対71,72の用紙搬送
方向上流側には、用紙搬送方向においてリブ51より下
流側に位置し、用紙Pの先端を排紙ローラ対71,72
に向けて案内するガイド部51eが設けられている。こ
のガイド部51eは、排紙ローラ対71,72の上流側
近傍にのみ設けられており、他の部位には設けられてい
ない。
【0053】規定部材50は、底部フレーム12に固定
されている。
【0054】インクジェットヘッド60は、複数色のイ
ンクを吐出することによりカラー印字を行なうことので
きるヘッドであり、図1に示すようにキャリッジ61に
取り付けられている。キャリッジ61は、ガイド軸62
と中間フレームの上縁15aとで支持されており、これ
らガイド軸62および中間フレームの上縁15aに案内
され、図示しないキャリッジモータの駆動によって図1
の紙面と直交する方向に往復動する。キャリッジ61上
には、モノクロ用のインクタンク63と、カラー用のイ
ンクタンク64とが、図1の紙面と直交する方向に並べ
られた状態で同時に搭載されている。
【0055】排紙ローラ対71,72は、図2に示すよ
うに、用紙幅方向に複数(図示のものは7対)配置され
ている。排紙ローラ対71,72の一方のローラ71は
駆動機構100により図示しない伝達機構を介して回転
駆動されるゴムローラで構成され、他方のローラ72は
ローラ71に圧接して従動回転するギザローラで構成さ
れている。ゴムローラ71は、その軸71aが規制部材
50の側板52に回転可能に支持されている。ギザロー
ラ72は、規定部材と一体に形成された支持板53に、
丸棒状のコイルスプリング73を軸として回転可能に支
持されている。図13に示すように、ギザローラ72
は、このコイルスプリング73のバネ力によってゴムロ
ーラ71に圧接されている。したがって、ギザローラ7
2は、用紙Pが封筒などの厚紙である場合には、用紙を
極端に押さえることなく図13(b)に示すように上方
に逃げて紙送り精度を低下させないようになっている。
排紙ローラ対71,72の周速すなわち用紙の搬送速度
は、紙送りローラ30による送り速度に比べて僅かに増
速されている。このため、用紙Pは、その先端が排紙ロ
ーラ対に達した後は紙送りローラ30と搬送ローラ対7
1,72との間で張られるような状態で搬送される。
【0056】そして、前述した規定部材50のリブ51
の最上面51aは、仮にリブ51がないとした場合に用
紙が通過する位置よりもインクジェットヘッド60側に
僅かに変位しており、結果として、用紙Pをヘッド60
側に付勢するようにして用紙の裏面と当接する。別言す
れば、用紙Pは、規定部材50を介してその前後が、紙
送りローラ30およびピンチローラ40と、排紙ローラ
対71,72にとにより、規定部材51に対して押し下
げられるようにして搬送され、これによってその裏面P
bが確実にリブ51の最上面51aに対して当接される
ようになっている。
【0057】ガイドローラ75は、図2、図3に示すよ
うに、支持板53の後部斜め下方に一体的に形成された
アーム部54の先端に回転可能に取り付けられている。
ガイドローラ75は、印字部Aと排紙ローラ対71,7
2との間に位置しており、図4に示すように、用紙Pが
反った場合にこれに接触して用紙を排紙ローラ対71,
72へ向けて導くようになっている。
【0058】排出部80は、図1,図2に示すように、
排紙ローラ対71,72によって排出されてきた用紙の
両側部分を下方から支持する支持部を構成する支持片8
1,82と、用紙の中程を下方に向けて押し下げる押し
下げ部83と、スライダ84とを備えている。
【0059】一方の支持片82は、後述するようにして
用紙幅方向(図2において左右方向)にスライド可能に
構成されているとともに、用紙幅方向の左右両方向に回
動可能に構成されている。他方の支持片81は規定部材
50と一体的に形成された固定リブで構成されている。
【0060】支持片82は、図5〜図7に示すように、
その基部に軸82aが一体的に形成されており、この軸
82aがスライダ84に対して回動可能かつ進退可能
(図5の矢印X1,X2方向に移動可能)に取り付けら
れている。なお、スライダ84については、後に詳しく
説明する。
【0061】軸82aの下部には、フック82bが一体
的に設けられており、このフック82bと、スライダ8
4に設けられたフック84bとの間に付勢手段を構成す
る引っ張りバネ84aが設けられている。引っ張りバネ
84aは、支持片82を常時矢印X1方向に付勢してい
るとともに、支持片82を常時起立させる方向にも付勢
している。
【0062】スライダ84の前部には係止部84cが形
成されており、この係止部84cに対して支持片82の
下部82cがクリック動作をともなって係脱するように
なっている。
【0063】係止部84cは、図6に示すように、2つ
の山部84c1,84c2と、1つの谷部84c3とを
有している。
【0064】支持片82は、その下部82cが係止部8
4cの谷部84c3と係合しているときには、他方の支
持片81と同様に起立し、その上部にある一定以上の力
が左方または右方から加わると、下部82cが係止部8
4cの谷部84c3から外れるようにして、同時に、軸
82aが矢印X2方向に移動しながら、左方または右方
に回動して倒れるようになっている。支持片82が左方
に倒れた状態を図6および図2に仮想線で示してある
が、支持片82は右方にも倒れ得る(図7参照)。
【0065】支持片82が一定角度以上倒れると、その
下部82cが係止部84cの下面84c4(図5参照)
と当接することにより、倒れた状態が軽く保持されるよ
うになっている。すなわち、係止部84cは、支持片8
2の保持部も構成している。支持片82が左方に倒れた
場合には、一方の山部84c1の下面によって保持さ
れ、右方に倒れた場合には、他方の山部84c2の下面
によって保持される。
【0066】また、倒れた状態の支持片82を軽く指等
でつまんで起こしてやれば、引っ張りバネ84aのバネ
力によって支持片82は起立し、その下部82cが係止
部84cの谷部84c3と係合して起立した状態が保持
される。
【0067】本実施例においては、支持片82が起立し
た状態が、用紙の側部を下方から支持する支持位置であ
り、倒れた状態が用紙の側部を支持しなくなる不支持位
置である。
【0068】スライダ84は、底部フレーム12に対し
てスライド可能に取り付けられており、そのスライド動
作すなわち支持片82のスライド動作は、前述した自動
給紙装置20のエッジガイド23と、連動手段である連
動機構(後述する)によって連動するようになってい
る。
【0069】主として図5に明示されるように、スライ
ダ84は、その後部にベース部84dを有しており、こ
のベース部84dに、底部フレーム12の前部の屈曲部
12aに対してスライド可能に嵌まり合っている嵌合部
84eと、底部フレーム12の上面12bによって案内
される脚部84fとが形成されている。スライダ84
は、これら嵌合部84eと、脚部84fとによって底部
フレーム12に対してスライド可能に支持されている。
また、ベース部84dの上面84gは、規定部材50の
前板55の下面でスライド可能に支持されている。
【0070】連動機構は、図1に示す連動棒110と、
この連動棒110の前部(支持部側)に一体的に形成さ
れた第1ピニオン111と、連動棒110の後部(エッ
ジガイド側)に一体的に形成された第2ピニオンと11
2と、前記第1ピニオン111と噛み合う第1ラック5
6と、前記第2ピニオン112と噛み合う第2ラック1
6fとを有している。第1ラック56は、規定部材50
の垂下片57の下面に形成されており、第2ラック16
fは、サブフレーム16の底板16aの後部下面に形成
されている。
【0071】図5および図8に示すように、第1ピニオ
ン111の前部すなわち連動棒の先端113は、スライ
ダ84のベース部84dに形成された軸受け穴84hに
回転可能に支持されている。すなわち、連結棒110の
前部はスライダ84を介して支持片82に回転可能に連
結されている。連結棒110の第1ピニオン111の後
部近傍114は、スライダ84のベース部84dの後部
上面84iと、規定部材50の垂下片58の下面58a
とで回転可能に支持されている。第1ピニオン111の
後部近傍114は、規定部材50の垂下片58の下面5
8aに対しては図5の紙面と直交する方向にスライド可
能でもある。
【0072】一方、図1に示すように、連動棒110の
後端115は、サブフレーム16の背板16bの下部屈
曲部16gによって転動可能に、かつ、第2ピニオン1
12と第2ラック16fとの噛み合い力が得られるよう
に支持されている。そして、第2ピニオン112の後部
近傍116は、図9にも示すように、連結板26の下部
に形成された凹部26aに対して、回転可能に係合して
いる。これによって、連結棒110の後部はエッジガイ
ド23に回転可能に連結されている。
【0073】連結板26は、その上部26bがエッジガ
イド23に固定されており、エッジガイド23と共に移
動する。
【0074】したがって、用紙を自動給紙装置20にセ
ットする際に、エッジガイド23をホッパ22上でスラ
イドさせると、第2ラック16fと連動棒110の第2
ピニオン112とが噛み合って図1の紙面と直交する方
向に連動棒110が転動すると同時に、第1ピニオン1
11と第1ラック56とが噛み合うことにより、連動棒
110の先端113が、連動棒110の撓みの影響を受
けることなく、後端115と同一距離だけ確実に移動
し、スライダ84すなわち支持片82がエッジガイド2
3と同一距離だけ移動することとなる。
【0075】このように、支持片82はエッジガイド2
3と連動してエッジガイド23と同一距離だけ確実に移
動する(図2の仮想線参照)。
【0076】支持片82は、ほぼ三角形状に形成されて
おり、図1および図5に示すように起立した状態で、排
紙方向にしたがって上向きに傾斜しているガイド面82
dを有している。なお、支持片81もほぼ三角形状に形
成されており、排紙方向にしたがって上向きに傾斜して
いるガイド面81d(図2参照)を有している。
【0077】押し下げ部83はギザローラで構成されて
おり、図5に示すように、支持板53に対して回動可能
に取り付けられたホルダ83aに回転可能に支持されて
いる。ホルダ83aは、排紙ローラ対71,72によっ
て排出されてきた用紙Pの先端が当接するガイド辺83
bを有している。このガイド辺83bに用紙の先端が当
接すると、ホルダ83aは用紙によって持ち上げられる
ようにして図5において矢印Y方向に回動しつつ、その
ガイド辺83bで用紙の先端を押し下げるようにしてギ
ザローラ83に案内するようになっている。
【0078】以上のようなインクジェットプリンタによ
れば、次のような作用効果が得られる。
【0079】(i)用紙をセットする際には、ホッパ2
2および給紙トレイ24に沿わせて用紙を入れるだけで
セットすることができる。
【0080】この際、セットする用紙のサイズを変更し
(例えばA4サイズからB5サイズに変更し)、エッジ
ガイド23の側板23dを変更した用紙の左側縁に当接
させるべくエッジガイド23をスライド操作すると、連
動機構の上述した作動によって、排出部80の支持片8
2もスライドし、自動的に後述するような適切な排紙動
作が得られる状態となる。
【0081】(ii)プリンタの稼働により、自動給紙
装置20が作動して用紙が給紙経路PPへと給送され、
紙送りローラ30に達すると、ピンチローラ40によっ
てその送り角が規定されて紙送りローラ30から送り出
される。
【0082】この際、前述したようにピンチローラ40
は自動調心機能をもって紙送りローラ30に圧接されて
いるから、用紙の斜行が防止される。
【0083】(iii)図3に示すように、紙送りロー
ラ30により送られる用紙Pは、その先端が規定部材5
0の傾斜面51bによってすくわれるようにして案内さ
れ、その裏面Pbがリブ51の最上面51aと当接する
ことによりインクジェットヘッド60との間隔が規定さ
れて、ヘッド60によりその表面Paにインクが吐出さ
れて印字された後、用紙の先端部分は排紙ローラ対7
1,72に向かうこととなる。
【0084】ここで、図4に示すように、用紙Pが比較
的大きく反っていたとしても、ヘッド60と排紙ローラ
対71,72との間には、ガイドローラ75が設けられ
ているので、このガイドローラ75によって、用紙Pは
確実に排紙ローラ対71,72に導かれることとなる。
【0085】すなわち、用紙Pが反った場合でも、用紙
の先端Pfがヘッド60と排紙ローラ対71,72との
間にある空間Sに向かって進入することが防止され、用
紙Pがヘッド60と接触したり、詰まったりすることが
なくなる。
【0086】なお、図4において仮想線は、ハガキや封
筒等の厚手の用紙に印字する場合に、上方に位置させた
ヘッド60の位置を示しており、このような場合にはヘ
ッド60の下面(ノズル開口面すなわちインク吐出面)
60aと規定部材50との間隔が大きくなることから、
用紙の先端Pfがヘッド60と排紙ローラ対71,72
との間にある空間Sに向かって進入しやすくなる傾向が
生じることとなるが、このような場合でも、用紙の先端
Pfがヘッド60と排紙ローラ対71,72との間にあ
る空間Sに向かって進入することが確実に防止される。
【0087】また、本実施例のプリンタにおいては、用
紙Pが、湾曲した紙経路PPを経て印字部Aに供給され
る構成となっているので、紙経路が直線である場合に比
べて、プリンタの小型化を図ることができる。
【0088】紙経路PPが湾曲していることにより、用
紙の先端Pfはヘッド60と排紙ローラ対71,72と
の間の空間Sに進入し易い傾向が助長されることにはな
るが、前述したように、用紙Pはガイドローラによって
確実に排紙ローラ対71,72に導かれる。
【0089】(iv)搬送される用紙Pは、その裏面P
bが規定部材50のリブ51と当接することによりヘッ
ド60との間隔が規定されて印字される。
【0090】リブ51は、用紙Pの搬送方向に伸びてい
るので、このリブ51が用紙の搬送を妨げるということ
がない。
【0091】そして、リブ51は、用紙の搬送方向と直
交する方向に複数本形成されているので、用紙Pにイン
クドットが高密度に形成され、インクの水分で用紙Pが
波打った場合でも、用紙の膨らみはリブ51同士の間の
空間51s(図10(c)参照)に入り込むように作用
する。
【0092】このため、用紙Pが波打ったとしても、用
紙Pがヘッド60に当接して擦れてしまうということが
なくなる。
【0093】この点について図10(a)(b)(c)
を参照して詳しく説明する。図10(a)(b)(c)
はいずれも作用を分かりやすく説明するための概略正面
図である。
【0094】図(a)において、Lは、用紙Pが波打た
ないとした場合のヘッド60と用紙との理想的な間隔で
ある。図10(a)に示すように、仮に規定部材にリブ
が形成されておらず、平面部51fによって用紙Pとヘ
ッド60との間隔を理想的な間隔Lに規定した場合、イ
ンクの水分で用紙Pが波打つと、波打った用紙Pの山部
Pcとヘッド60のインク吐出面60aとが擦れてしま
うことがある。
【0095】このような問題を解決するためには、図1
0(b)に示すように、ヘッド60と平面部51fとの
間隔を大きな間隔L1とすることが考えられる。
【0096】しかしながら、間隔を大きくすると、用紙
が波打たず平面状である場合には、平面部51fによっ
て案内される用紙とヘッドとの距離(すなわちL1と略
同距離)が大きくなりすぎ、理想的な印字状態が得られ
なくなるという別の問題が生じる。ヘッド60から吐出
されたインク滴が用紙上に着弾するまでの距離が大きく
なるために、理想的な着弾地点と実際の着弾地点との間
の誤差が大きくなるからである。
【0097】これに対し、本実施例によれば、図10
(c)に示すように、用紙をリブ51で案内するように
したので、印字密度が比較的小さい通常の場合、すなわ
ち用紙が波打たない場合には、平面状の用紙P’をリブ
51の上面で案内して、用紙とヘッド60との距離を理
想的な距離Lに設定することができ、用紙Pにインクド
ットが高密度に形成され、インクの水分で用紙Pが波打
った場合には、用紙の膨らみ(谷部Pd)は自重でリブ
51同士の間の空間51sに入り込むように作用するか
ら、用紙Pが波打ったとしても、その山部Pcがヘッド
60に当接して擦れてしまうということがなくなる。
【0098】さらに、搬送ローラを構成するローラ対単
体71,72のうち用紙の下方に配置されているゴムロ
ーラ71は、一本の長い丸棒状のローラによってではな
く、用紙幅方向に複数配置された短いローラによって構
成されている。このため、インクの水分を含んで波打っ
た用紙の膨らみ(谷部Pd)がより効果的に垂れ下がる
こととなる。ゴムローラ71の幅は、用紙搬送力が著し
く低下しない範囲でできるだけ小さく設定することが望
ましい。図11(a)に示すように、仮にゴムローラが
長いローラ71’であるとすると、波打った用紙Pの谷
部Pdがローラ71’上に乗ってしまい、ギザローラ7
2で用紙を押さえたとしても、山部Pcが浮いた状態と
なってしまうからである。
【0099】そこで、図11(b)に示すように、本実
施例におけるゴムローラ71は、その幅Wを、波打った
用紙の波型のピッチP1よりも小さく設定してある。こ
れによって、波打った用紙の谷部Pdが一層効果的に垂
れ下がることとなる。
【0100】(v)用紙Pが排紙ローラ対71,72に
達すると、用紙Pは紙送りローラ30と排紙ローラ対7
1,72との間で張られたような状態となっているの
で、用紙Pにインクドットが高密度に形成され、インク
の水分で用紙Pが波打った場合でも、用紙Pの膨らみ
は、用紙Pに作用している張力により低減される。さら
にまた、規定部材50は、用紙Pをインクジェットヘッ
ド側に付勢するようにして用紙Pの裏面Pbと当接して
いるので、用紙Pの膨らみは、相対的にヘッド60から
遠ざかる方向に位置せしめられることとなる。
【0101】このため、用紙が波打ったとしても、用紙
がヘッドに当接して擦れてしまうということがなくな
る。
【0102】しかも、上述したように、用紙の膨らみは
リブ51同士の間の空間51sに入り込むように作用す
るので、波打った用紙Pがヘッド60に当接して擦れて
しまうことが一層確実に防止される。
【0103】(vi)リブ51が側面視ほぼ台形状とな
っているので、さらに次のような作用効果(a)(b)
が得られる。
【0104】(a) プリンタの種類、例えば1行単位
の印字データをホストコンピュータから順次受け取って
1行分毎に印字を行なうシリアルプリンタにおいては、
用紙を逆方向に搬送する(すなわち逆送する)必要が生
じることがある。
【0105】例えば、ある標準文字を印字した後、次の
行に拡大文字を印字する場合で、この拡大文字の頂部が
前行で印字した標準文字の頂部より上に位置するような
場合、用紙を逆方向に搬送してから、ヘッドの走査によ
る印字と図3に示す印字領域Aの長さ分の紙送りとを複
数回にわたって繰り返す分割印字を行なって拡大文字と
する。このような場合には、用紙を逆送する必要があ
る。
【0106】仮に、リブが側面視台形状ではなく、例え
ば側面視矩形状(図12(a)の51’’参照)であっ
たとすると、用紙の裏面に逆送を阻害する部分(例えば
封筒のフラップ等)がある場合には、その部分が逆送時
にリブに引っかかってしまい、ピッチ不良すなわち逆送
すべき行間距離およびその直後の正方向への送り量に狂
いが生じるというおそれがある。
【0107】これに対し、本実施例のインクジェットプ
リンタによれば、リブ51が側面視ほぼ台形状をしてい
るので、封筒等を逆送したとしてもそのフラップ等が引
っかかるということがなく、したがってピッチ不良を生
じるということもなくなる。
【0108】(b)図12(a)に示すように、用紙P
の先端近傍に印字を行なった場合、用紙によっては、そ
の先端近傍が同図に示すように湾曲することがある。
【0109】このような場合、仮にリブ51’’が、図
12(a)に示すような形状のものであるとすると、用
紙の先端Pfが排紙ローラ対71,72に達するまで
は、用紙Pの先端Pfがリブ51’’の上面で支持され
る状態となるため、用紙が浮いてヘッド擦れを生じ易
い。
【0110】これに対し、本実施例のリブ51は、側面
視ほぼ台形状となっているので、図12(b)に示すよ
うに、用紙の先端Pfがリブの最上面51aからすぐに
外れることとなり、したがって用紙Pの浮きが低減され
てヘッド擦れが生じ難くなる。
【0111】(vii)排紙ローラ対71,72の用紙
搬送方向上流側には、用紙搬送方向においてリブ51よ
り下流側に位置し、用紙Pの先端を排紙ローラ対71,
72に向けて案内するガイド部51eが設けられている
ので、リブ51が側面視ほぼ台形状に形成されているに
も拘らず、用紙Pの先端が確実に排紙ローラ対71,7
2に向けて案内されることとなる。
【0112】そして、ガイド部51eは、排紙ローラ対
71,72の上流側近傍にのみ設けられており他の部位
には設けられていないので、用紙Pの先端が確実に排紙
ローラ対71,72に向けて案内されると同時に、用紙
Pがヘッド60に当接して擦れてしまうということが確
実に防止される。
【0113】(iix)ヘッド60から複数色のインク
を吐出させてカラー印字を行なう場合には、インクドッ
トの上にさらにインクドットが形成されるため、用紙の
波打ち状態が特に大きくなるが、上述した(iv)〜
(vii)の作用により、波打った用紙Pがヘッド60
に当接して擦れてしまうことが確実に防止される。
【0114】(ix)図5に示すように、排紙ローラ対
71,72によって排出されてきた用紙Pの先端Pfが
ホルダ83aのガイド辺83bに当接すると、用紙先端
Pfの幅方向における中程は、ホルダ83aを持ち上げ
るようにして図5において矢印Y方向に回動させつつ、
逆にガイド辺83bで押し下げられるようにしてギザロ
ーラ83に案内される。
【0115】同時に、用紙先端Pfの両側部分は支持片
81,82の傾斜面81d,82dによって下方から支
持され徐々に上方に向けて案内されることとなる。
【0116】したがって、用紙Pは、その先端部から徐
々に、排出方向から見て印字面が窪む凹形状に強制的に
付勢されつつ排出されてゆく。
【0117】用紙Pが排出されつつある状態の模式図を
図14に示す。
【0118】この図に示すように、用紙Pが排出方向か
ら見て凹形状に強制的に付勢されると、用紙Pの腰が強
くなり、浮いた状態で搬送されることとなる。このた
め、図1に示すように、排出される用紙Pが、先に印
字され排出されて積層されている用紙P1の印字面P1
aと摺接するまでの時間が遅延されて、印字済用紙P1
のインクが乾く時間が確保される。
【0119】用紙Pがさらに搬送され、用紙の後端が排
紙ローラ対71,72を通過すると搬送力が失われ、用
紙の後端部が排出部80により上記凹形状のまま保持さ
れる。
【0120】そして、図1に示すように後続する用紙
P2が印字され、その先端P2fが排紙ローラ対71,
72を通過して、先行する用紙Pの後端縁Prに当たる
ことにより、先行する用紙Pの排出部80による保持が
解除されることとなる。先行する用紙Pは、後続する用
紙P2に押されたときにその保持が解除されて先の印字
済用紙(図1のP1)上に積層されることとなるの
で、印字済用紙と摺接するまでの時間が一層遅延され
る。
【0121】なお、後続する用紙P2の先端縁P2fを
先行する用紙Pの後端縁Prに当てて先行する用紙Pの
保持を解除した後、後続する用紙P2の搬送を一旦停止
させる。この停止動作は、排紙ローラ対71,72を駆
動するモータのパルス数をカウントしておき、パルス数
が所定数に達したときにモータの駆動を停止させること
により行なうことができる。上述したように、後続する
用紙P2の先端縁P2fを先行する用紙Pの後端縁Pr
に当てることにより先行する用紙Pを押し出す方法を採
用すると、後続する用紙P2の先端縁P2fと先行する
用紙Pの後端縁Prとが係合して、先行する用紙Pの先
の印字済用紙P1(図14参照)上への積層動作(落と
し込み動作)が不確実になってしまうことがあるが、後
続する用紙P2の搬送を一旦停止することにより、先行
する用紙Pの慣性を利用して、後続する用紙の先端P2
fと先行する用紙の後端縁Prとの係合を確実に解除す
ることができる。
【0122】(x)支持片82が用紙幅方向の左右両方
向に回動可能に構成されているので、この支持片をスラ
イドさせた際、例えばスライド方向に何らかの障害物が
あって支持片に外力が作用したとしても、支持片が破損
してしまうおそれがない。
【0123】特に、この実施例のように、用紙の中央部
を下方に向けて押し下げる押し下げ部83が設けられて
いると、支持片82をスライドさせた際に、支持片82
が押し下げ部83にぶつかってしまうことがあるが、こ
のような場合でも支持片82あるいは押し下げ部83が
破損してしまうということがない。
【0124】しかも、例えばプリンタを使用しないよう
な場合には、ユーザーの好みにより支持片82をいずれ
の方向にも倒した状態とすることができる。
【0125】また、支持片82は、引っ張りバネ84a
によって常時起立させられる方向に付勢されているの
で、支持片82に外力が作用して支持片82が回動して
も、一定角度以上回動して保持部84cによって保持さ
れない限りは、その後外力の作用が解除されると支持片
82が自動的に起立状態に復帰することとなる。
【0126】したがって、支持片82の破損が防止され
ると同時に、外力が作用しないときには自動的に起立状
態が得られ、上述した排紙動作が確実に得られる。
【0127】(xi)排出部80における作動は前述し
たとおりであるから、印字する用紙のサイズを変更した
際には(例えばA4サイズからB5サイズに変更した際
には)、用紙の両サイドが確実に支持片81,82で案
内されるようにするために、一方の支持片82を用紙の
サイズに対応させて移動させる必要がある。
【0128】この点、本実施例によれば、印字すべき用
紙を自動給紙装置20にセットする際、セットする用紙
のサイズを変更し(例えばA4サイズからB5サイズに
変更し)、エッジガイド23の側板23dを変更した用
紙の左側縁に当接させるべくエッジガイド23をスライ
ド操作すると、連動機構の上述した作動によって、排出
部80の支持片82もスライドすることとなる。
【0129】したがって、エッジガイド23の操作と別
に支持片82をスライド操作する手間が省けると同時
に、常に適切な排紙動作が得られることとなる。
【0130】(xii)例えば小型の封筒やハガキ等
の、幅が小さな用紙に印字する場合には、エッジガイド
23は、図2の仮想線で示すように、他方のエッジガイ
ドを形成しているサブフレームの側板16c’に近づい
た状態となる。エッジガイド23を図2に示す実線の位
置から仮想線の位置へスライドさせると、支持片82は
押し下げ部83を通過することとなるが、支持片82
は、前述したように回動可能な構成となっているので、
支持片82が押し下げ部83を通過する際、図7の実線
で示すように押し下げ部83に当接して倒れることとな
る。
【0131】したがって、支持片82が破損してしまう
ということがない。
【0132】特に、この実施例のプリンタにおいては、
給紙装置20が本体10の上面しかも後方に設けられ、
排出部80が前面しかも下方に設けられていて、給紙装
置20のエッジガイド23と、排出部80の支持部82
とが大きく離れて位置している。給紙装置20に用紙を
セットするに際して、ユーザーは主としてエッジガイド
23を見ながらこれをスライド操作することとなるか
ら、支持片82が押し下げ部にぶつかるのに気付かない
ということが大いに有り得る。
【0133】しかしながら、この実施例によれば、上述
したように、支持片82が押し下げ部83にぶつかって
も、支持片82が回動することによって、支持片82あ
るいは押し下げ部83の破損が防止される。
【0134】(xiii)本実施例のフリンタは、ハガ
キ等の、幅が小さな用紙Phに印字する場合には支持片
82を倒した状態とする。これによって、排紙動作は、
図1に示すように、他方の芝持片81でのみ用紙Ph
が支持されて排紙されるようになっている。幅の小さな
用紙、特に小型の封筒やハガキ等のように比較的厚手の
用紙は、仮に図1に示したように、その両側を支持片
81,82で支持して排紙するようにしたすると、同図
に示す用紙の湾曲状態が得られ難く、後続する用紙によ
る、先行する用紙の押し出し作用が確実には得られなく
なるからである。
【0135】このため、本実施例では、図1に示すよ
うに、ハガキ等の用紙については、他方の支持片81で
のみ多持して、用紙Phを片持ち状態とし、先行する用
紙の後端縁Phrと、後続する用紙の先端Ph2fとが
確実に当接するようにしてある。
【0136】本実施例によれば、エッジガイド23を図
2に示す実線の位置から仮想線の位置へスライドさせる
と、支持片82が、押し下げ部83を通過する際に、図
7の実線で示すように自動的に倒れるので、上述した片
持ち状態が自動的に得られることとなる。
【0137】すなわち、支持片82の破損が防止される
だけでなく、自動的にハガキ等に適した排紙状態が得ら
れることとなる。
【0138】また、支持片82が倒れた状態は、保持部
84cによって保持されるので、支持片82が不用意に
支持位置に復帰することが防止される。
【0139】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
【0140】
【発明の効果】本発明によれば、エッジガイドと支持部
を備えていながら、そのスライド操作を簡単に行なうこ
とができる。
【0141】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジュットプリンタの一実施
例の内部構造を示す側断面図。
【図2】同じく内部構造を示す部分省略平面図。
【図3】図1の部分拡大図。
【図4】図1の部分拡大図。
【図5】図1の部分拡大図。
【図6】主として支持片を示す平面図で、図5の部分省
略平面図。
【図7】主として支持片を示す拡大正面図。
【図8】図5におけるVIII矢視図。
【図9】連結板の背面図。
【図10】(a)(b)(c)はいずれも作用を分かり
やすく説明するための概略正面図。
【図11】(a)(b)はいずれも排紙ローラ部分の作
用を分かりやすく説明するための概略正面図。
【図12】(a)(b)はいずれもリブの作用を分かり
やすく説明するための概略側面図。
【図13】(a)(b)はいずれもギザローラの説明斜
視図。
【図14】排紙動作の説明斜視図。
【図15】排紙動作の説明斜視図。
【図16】排紙動作の説明斜視図。
【図17】従来技術の説明図。
【図18】従来技術の説明図。
【図19】従来技術の説明図。
【符号の説明】
A 印字部 P 用紙 10 本体 16f 第2ラック 20 給紙装置 23 エッジガイド 51 第1ラック 80 排出部 81 他方の支持部 82 一方の支持部 83 押し下げ部 110 連動棒 111 第1ピニオン 112 第2ピニオン
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 1/00 - 3/68 B65H 31/00 - 31/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字部を有する本体と、 この本体に給送される用紙の幅に合わせてスライド可能
    に構成され、用紙の側辺を案内するエッジガイドを有す
    る給紙装置と、 この給紙装置が設けられている面とは異なる面において
    前記本体に設けられ、前記印字部により上面に印字され
    て排出される用紙の両側部分を下方から支持する一対の
    支持部を有し、かつ、この一対の支持部のうち少なくと
    も一方の支持部が用紙幅方向にスライド可能に構成され
    た排出部と、 前記エッジガイドのスライドと前記支持部のスライドと
    を連動させる連動手段と、を備え 前記一方の支持部が、用紙幅方向の左右両方向に回動可
    能に構成されているとともに、前記一方の支持部は、用
    紙の側部を下方から支持する支持位置と、この支持位置
    から用紙幅方向の左右いずれかの方向に回動させられる
    ことにより用紙の側部を支持しなくなる不支持位置とを
    とり得、かつ、前記排出部は、用紙の中央部を下方に向
    けて押し下げる押し下げ部を有しており、前記一方の支
    持部を他方の支持部に向けて押し下げ部を通過するよう
    にスライドさせた際、一方の支持部が、押し下げ部に当
    接して回動することにより、用紙の側部を支持しない不
    支持位置に保持される ことを特徴とするインクジェット
    プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記連動手段は、前記支持部および前記
    エッジガイドに対してそれぞれ回転可能に連結され、支
    持部側に設けられた第1ピニオンとエッジガイド側に設
    けられた第2ピニオンとを有する連動棒と、前記第1ピ
    ニオンと噛み合う第1ラックと、前記第2ピニオンと噛
    み合う第2ラックとを備えていることを特徴とする請求
    項1記載のインクジェットプリンタ。
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